JP3427943B2 - 水洗式大便器における給水構造 - Google Patents

水洗式大便器における給水構造

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    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D2201/00Details and methods of use for water closets and urinals not otherwise provided for
    • E03D2201/30Water injection in siphon for enhancing flushing

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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水洗式の大便器に係
り、特にボール洗浄と汚物の排出の両方が良好に行われ
るようにした給水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】水洗式の大便器は、そのボール洗浄及び
汚物の排出の方式によって、ウォシュダウン式やサイホ
ン式及びサイホンジェット式等に分類される。これらに
おいては、サイホン式の中でもジェット孔を備えたサイ
ホン式サイホンジェット式は、ボール洗浄と汚物排出
のジェット水の供給のための2系統の流路を設けた構成
である。
【0003】図9はジェット孔を備えたサイホン式の水
洗便器の概略を示す縦断面図である。
【0004】この例では、便器本体50とは別体とした
洗浄水タンク51をこの便器本体50の上面に載せ、便
器本体50のボール部50aの周りのリム通水路50b
及びトラップ部50c部分までのジェット水流路50d
をそれぞれ形成している。
【0005】洗浄水タンク51には手動等による操作で
開く排水弁51aを備え、便器本体50にはこれに連通
する給水室50eを形成して、ここからリム通水路50
bとジェット水流路50dに流路が分岐する。そして、
洗浄水はリム通水路50bに開けた射水孔50fからボ
ール部50aに排出されると共にジェット水流路50d
の終端に開けたジェット孔50gからジェット水がトラ
ップ部50cへ放出される。
【0006】また、図10及び図11は洗浄水タンクを
便器本体と一体としてその高さ寸法を小さくした例であ
り、便器本体60のボール部60a周りにリム通水路6
0bを形成すると共にトラップ部60cに向けてジェッ
ト水流路60dを形成する点では、図9の洗浄水タンク
51別体式のものと同様である。
【0007】便器本体60に一体とした洗浄水タンク6
1には、ジェット水流路60dへの流路を開閉する排水
弁61aとボールタップ(図示せず)に直結されてリム
通水路60bへ流路を接続したリム給水管61bとが組
み込まれる。これらの排水弁61a及びボールタップに
よる洗浄水の供給をリム通水路60bに向けて行なうリ
ム給水管61bの構成は、たとえば実開昭60−457
75号公報に記載のものがそのまま利用できる。
【0008】この例では、洗浄水タンク61の操作ハン
ドル(図示せず)によって排水弁61aが開きこれと同
時にボールタップからリム給水管61bを経由して洗浄
水が供給され、射水孔60f及びジェット孔60gから
ボール部60a及びトラップ部60cに排出される。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図9の例の
給水室50eからリム通水路50b及びジェット水流路
50dに流路を分岐させるものでは、その流路の複雑さ
から洗浄水への流路抵抗が大きくなる。このため、洗浄
水タンク51の高さ寸法を十分にしてヘッドを確保して
いないと、流路抵抗による圧力損失によって、ジェット
孔50gからのジェット水の勢いが弱められてしまう。
したがって、たとえば洗浄水タンク51内の洗浄水の量
を少なくしたり、洗浄水のヘッドを低くすると、汚物の
排出不良を招くことがあるため、そうした設計が行えな
い。
【0010】また、図10及び図11の洗浄水タンク6
1を一体物としたものでは、排水弁61aの下流にはジ
ェット水流路60dがあるだけなので、ジェット孔60
gまでの流路抵抗は洗浄水タンク51を別体としたもの
に較べて小さい。このため、ジェット孔60gからのジ
ェット水の勢いも強く維持され、汚物の排出も良好に行
われる。
【0011】しかしながら、リム給水管61bはボール
タップを介して水道配管に直結されているので、給水圧
が低いときには、ボールタップ等を含む配管による流路
抵抗によって洗浄水が不足しやすくその勢いも弱められ
る。このため、射水孔60fからの洗浄水ではボール部
60aの洗浄不良を生じやすく、据付け条件によっては
洗浄水タンク61の一体型の製品の供給ができない。
【0012】このように、洗浄水タンクの別体型又は一
体型のいずれにおいても、ボール洗浄やジェット水の放
出について不十分さが残っている。
【0013】本発明において解決すべき課題は、ボール
洗浄もジェット水の放出も強力であって十分な洗浄と汚
物の排出が可能な給水構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗浄水タンク
からの洗浄水を便器本体のボール部及び該ボール部の下
流に連なるトラップ部の下流に向けて開口するジェット
孔へ供給する水洗式大便器において、前記洗浄水タンク
の底部に前記ボール部側及びジェット孔側への洗浄
供給のための弁体と弁座と前記弁体の開閉動作を行うフ
ロートを有する排水弁をそれぞれ備え、前記弁座の高さ
位置が前記水洗式大便器のリム上面の高さより下方に位
置し、前記フロートの下降限の高さ位置が前記リム上面
よりも上方に位置するように配設され、前記排水弁と前
記ボール部側及びジェット孔側をそれぞれ独立した流路
によって連通させてなることを特徴とする。
【0015】ボール部側の排水弁を、ジェット孔側の排
水弁よりも先行して開弁動作できるように構成すること
もできる。
【0016】
【作用】ボール部側及びジェット孔側へはそれぞれの排
水弁に連通する流路によって洗浄水タンクからの洗浄水
が供給される。このとき、ボール部側とジェット孔側と
に流路が分岐されない簡単な流路構造となるので、洗浄
水の圧力損失が低減される。
【0017】また、ボール部側へもジェット孔側へも洗
浄水タンク内の水のヘッドによる供給が行われるので、
ヘッドを適度にさえしておけば、洗浄水の勢いも保持さ
れ、洗浄力の維持が可能となる。
【0018】更に、ボール部側の排水弁を先行して開き
これに続いてジェット孔側の排水弁が開くようにすれ
ば、トラップに向かう洗浄水をボール部へ供給された洗
浄水が押す作用力が先に発生し、ジェット孔からの噴出
洗浄水によるサイホン現象の発生を促進させることが可
能となる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の給水構造を備えた水洗式大便
器の概略縦断面図、図2はその概略平面図である。
【0020】図において、便器本体1にはその後端部の
上面に背丈の低い洗浄水タンク2を一体に備え、この洗
浄水タンク2の底部には正面から見て左右に振り分けた
位置に2個の排水弁2a,2bを設ける。
【0021】ボール部3及びトラップ部4は、従来例で
示したものと同様の構造であり、ボール部3の上端周り
の全周に巡らせたリム通水路3aに開けた多数の射水孔
3bから洗浄水をボール部3へ向けて流し落とし可能と
する。また、ボール部3の底部であってトラップ部4を
臨む部分にはジェット孔5aを開け、これからジェット
水を放出できるようにする。
【0022】このジェット孔5aへの洗浄水の供給のた
め、一方の排水弁2aとジェット孔5aとの間にジェッ
ト水流路5を設ける。このジェット水流路5は便器本体
1をその正面から見て左側部に沿って形成され、下向き
の傾斜を持つ。また、他方の排水弁2bとリム通水路3
aとの間にはリム給水路6を設ける。
【0023】洗浄水タンク2は、その上端に着脱自在な
蓋2cを備え、図5で示したものと同様に高さを小さく
した形状を持つ。そして、従来の洗浄水タンクと同様
に、建屋側の給水配管からの水の供給及び停止のための
ボールタップ(図示せず)を備え、洗浄水の放出後には
このボールタップの作動によって一定の水位になるまで
給水される。
【0024】図3は洗浄水タンク2を正面側から見た概
略縦断面図であり、排水弁2a,2bはそれぞれジェッ
ト水流路5及びリム給水路6に連通する弁座筒2d,2
eに対して開閉可能に配置されている。これらの排水弁
2a,2bはオーバーフロー管2f,2gに連接され、
それぞれ洗浄水タンク2の外部に設けた操作ハンドル7
によって同時に開くように動作する。
【0025】操作ハンドル7には先端部をL字状に曲げ
たスピンドル7aを連結し、このスピンドル7aの先端
にバー7bを一体に設け、このバー7bに2本の玉鎖7
c,7dによってそれぞれ排水弁2a,2bを連接す
る。これにより、操作ハンドル7を回すと、従来の洗浄
水タンクと同様に、2個の排水弁2a,2bが同時に開
き、ジェット水流路5及びリム給水路6にそれぞれ洗浄
水が放出される。
【0026】なお、このような操作ハンドル7に機械的
に連接した排水弁2a,2bに代えて、ジェット水流路
5及びリム給水路6への流路を開閉する電磁弁をそれぞ
れ設けてこれらの電磁弁を同時に開閉動作させるように
したり、玉鎖7c,7dをモータ等により引き上げて排
水弁2a,2bを開閉させるようにしたりする等任意で
ある。
【0027】以上の構成において、操作ハンドル7を回
すと、排水弁2a,2bが同時に同じ開度だけ開弁しジ
ェット水流路5とリム給水路6とに同時に洗浄水が送り
出される。リム給水路6からの洗浄水はリム通水路3a
の射水孔3bからボール部3に放出され、ジェット水流
路5からの洗浄水はジェット孔5aからトラップ部4に
放出されて溜水と共に汚物を一気に排出する。
【0028】このような洗浄水の流れでは、ボール部3
及びジェット孔5aのいずれに向かう洗浄水について
も、洗浄水タンク2内に溜まっていた洗浄水のヘッドを
利用して水勢の強い洗浄水の流れを造り出すことができ
る。
【0029】すなわち、ボール部3側及びジェット孔5
a側はそれぞれの専用のリム給水路6及びジェット水流
路5によって洗浄水タンク2に直結されているので、た
とえば、図9で示した従来例の場合の流路構造に較べる
と圧力損失が大幅に低減される。このため、ジェット孔
5aからの洗浄水の勢いを強く保つことができ、汚物の
排出が速やかに行われる。同様に、リム通水路3への洗
浄水もその圧力損失が小さいことから、ボール部3へ一
気に洗浄水が放出され、良好な洗浄が可能となる。
【0030】このように、ボール部3及びジェット孔5
aへの洗浄水の供給が、洗浄水タンク2内の溜水ヘッド
を利用して行われ、しかも圧力損失は小さい。したがっ
て、従来の洗浄水タンク一体型のものでは、水道水の給
水圧が低いときには特にボール部3の洗浄に障害を招き
やすかったのに対し、据付け条件に関係なく強力な洗浄
が可能となる。
【0031】また、ボール洗浄及びジェット水による洗
浄に際しての流路抵抗による圧力損失が小さいことか
ら、洗浄水の供給力となるヘッドが低くなっても、ボー
ル洗浄及び汚物の排出に必要な洗浄水の勢いが得られ
る。このため、洗浄水タンク2の高さ方向の嵩を抑える
ことができると共に、洗浄に必要な水量も低減でき節水
も図れる。
【0032】図4はリム給水路6側の排水弁2bをジェ
ット水流路5側の排水弁2aよりも先行して開くように
し、トラップ部4での洗浄水のサイホン現象の促進を可
能とした例である。
【0033】図において、リム給水路6側の排水弁2b
をバー7bに連結している玉鎖7dはバー7bの上側へ
の移動開始と同時に緊張して排水弁2bを引き上げる程
度の長さとする。一方、ジェット水流路5側の排水弁2
aをバー7bに連結している玉鎖7cは、或る適切な量
だけ撓みを持たせるようにし、バー7bが一定量上昇し
たときに緊張して排水弁2aを引き上げる長さとする。
【0034】このような玉鎖7c,7dの長さの関係に
よって、操作ハンドル7を回転させるときにバー7bが
上昇すると、排水弁2bが先行して開いた後に一定時間
経過して排水弁2aが開く。このため、洗浄水タンク2
からはリム給水路6側に先に給水され、ジェット孔5a
からの洗浄水の噴出はボール部3の洗浄から遅れる。し
たがって、ボール部3からトラップ部4に向かう流れに
よって、トラップ部4内の洗浄水及び汚水が下流側へ押
し出され、トラップ部4のほぼ逆U字状の流路によるサ
イホン現象の誘起が開始される。そして、これに引き続
いてジェット孔5aから洗浄水がトラップ部4から下流
に向けて噴出されるので、サイホン作用を促進させるこ
とができ、汚水及び汚物の速やかな排出が可能となる。
【0035】なお、操作ハンドル7のように機械的に操
作するものに代えて、排水弁としてたとえば電磁弁やモ
ータ駆動による弁機構とし、これらの電磁弁や弁機構を
電気的に制御するようにすれば、ジェット孔5aからの
洗浄水の放出を遅延させる時間差を持たせた開弁動作が
確実に行える。そして、このような制御による開弁方式
では、ボール部3の洗浄とジェット孔5aからの洗浄水
の放出のタイミングが適正化されるため、汚物や汚水の
排出がより一層確実に行われる。
【0036】図5から図8は排水弁の別の構造のものを
組み込んだ例を示すものであり、図5はリム給水路6側
及び図6はジェット水流路5側の排水弁をそれぞれ示
す。
【0037】図5において、洗浄水タンク2の底部には
リム通水路3aに連通する排水口10を開け、これと同
軸上に排水弁11を組み込んでいる。排水弁11は、排
水口10から立ち上げた排水筒12及びこの排水筒12
の内部で昇降動作する弁体13を備えたものである。
【0038】排水筒12はその下端内周に弁体13が着
座する弁座12aを備え、便器本体1のリムよりも上の
レベルに仕切り壁12bを形成すると共に、この仕切り
壁12bから同軸上にスリーブ12cを立ち上げたもの
である。そして仕切り壁12bよりも下の周壁には開口
面積を大きくした通水口12dを開け、仕切り壁12b
自身には開口面積が小さい連通孔12eを設ける。
【0039】弁体13はスリーブ12cの中に差し込ん
だ中空のロッド13aを備え、このロッド13aの上端
をたとえば図3で示したような操作ハンドル77に玉鎖
等によって連接する。ロッド13aの軸線方向の中途に
は開弁時に仕切り壁12bに突き当たるストッパ13b
を設けると共に、上端にはスリーブ12cの中に入り込
む複数本のアーム13cの基端を連結し、これらのアー
ム13cの下端にはフロート14を取り付ける。このフ
ロート14は、スリーブ12cの中で昇降可能な環状体
である。
【0040】一方、図6において、洗浄水タンク2の底
部にはジェット水流路5に連通する排水口15を開け、
この排水口15と同軸上に排水弁16を組み込んでい
る。この排水弁16もリム通水路3a側の排水弁11と
全く同様であり、各部材については排水弁11に付した
共通の符号で指示する。
【0041】これらの排水弁11、16は、図3で示し
たように洗浄水タンク2の内部に配置され、共通の操作
ハンドル(図示せず)によって同時に開弁動作させるも
のとする。
【0042】図7はリム給水路6側の排水弁11を開い
たときの縦断面図である。
【0043】この開弁時では、弁体13が上昇して排水
口10を開き、洗浄水タンク2内の洗浄水は排水筒12
の通水口12dから排水口10を経由してリム通水路3
a側へ供給される。そして、排水筒12内であって仕切
り壁12bより上に溜まっている洗浄水も連通孔12e
から流出するが、その開口面積が通水口12dに比べて
格段に小さいので、仕切り壁12bより上の排水筒12
内の水の降下は洗浄水タンク2内の水位の降下よりも遅
く、弁体13は開弁後から緩やかに下がりながらも開弁
状態に維持され、所定量の洗浄水が供給される。
【0044】一方、図8に示すように、ジェット水流路
5側の排水弁16も同様に動作し、ボール部3の洗浄と
ジェット孔5a(図1参照)からのジェット水噴出によ
って汚水と汚物の排出が行われる。
【0045】ここで、洗浄過程が終盤に近づいて排水筒
12内の水位が降下していくとき、仕切り壁12bより
も水位が下がるとフロート14が受ける浮力はなくな
る。このため、弁体13を上に上げて開弁させる作用力
は、操作ハンドルを操作しない限り発生しない。そして
仕切り壁12bは便器本体1のリムよりも高いレベルに
あることから、洗浄水がリム通水路3a内に満水状態と
なっても、弁体13の開弁はない。
【0046】このように、リム通水路3aが満水のとき
も含めて弁体13の開弁は阻止されるので、洗浄水タン
ク1の高さ方向の嵩を小さくするだけでなく排水弁1
2,16のレベルを便器本体1のリムよりも低くしてい
ても、洗浄水が便器本体1側で溢れ出ることが防止され
る。
【0047】
【発明の効果】本発明は、洗浄水タンクから2系統の流
路によってボール洗浄とジェット孔からのジェット水の
噴出を行なうので、次のような効果を奏する。
【0048】1)流路構造が簡単になり洗浄水の圧力損
失を低減して強力な洗浄及び汚物の排出が可能となる。
【0049】2)圧力損失の低減により、洗浄水タンク
内の洗浄水のヘッドも従来構造に較べて小さくして対応
でき、洗浄水タンクの高さ寸法を短くした設計が行え
る。
【0050】3)洗浄水のヘッドを適度に保って洗浄能
力が落ちない程度に水量を持てばよいので、使用水量も
少なくなり、節水が図られる。
【0051】4)水道水直結式等では給水圧の条件によ
って据付けに規制を受けやすいのに対し、洗浄水タンク
内のヘッドだけを確保すればよいので、据付け条件への
対応も拡大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給水構造を備えた水洗式大便器の縦断
面図である。
【図2】図1の水洗式大便器の一部切欠平面図である。
【図3】洗浄水タンクの内部構造の概略を示す正面縦断
面図である。
【図4】リム給水路側の排水弁をジェット水流路側の排
水弁より先行して開弁動作させるための玉鎖の関係を示
す要部の正面図である。
【図5】別の構造の排水弁をリム給水路側に設けた例を
示す要部の縦断面図である。
【図6】図5で示した排水弁と同じものをジェット水流
路側に設けた例を示す要部の縦断面図である。
【図7】図5の排水弁の開弁時を示す要部の縦断面図で
ある。
【図8】図6の排水弁の開弁時を示す要部の縦断面図で
ある。
【図9】洗浄水タンクを便器本体と別体とした従来例を
示す縦断面図である。
【図10】洗浄水タンク一体型の便器の従来例を示す切
欠側面図である。
【図11】図10の便器の切欠平面図である。
【符号の説明】 1 便器本体 2 洗浄水タンク 2a 排水弁 2b 排水弁 3 ボール部 3a リム通水路 3b 射水孔 4 トラップ部 5 ジェット水流路 5a ジェット孔 6 リム給水路 7 操作ハンドル 10 排水口 11 排水弁 12 排水筒 13 弁体 14 フロート 15 排水口 16 排水弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 1/35 E03D 11/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水タンクからの洗浄水を便器本体の
    ボール部及び該ボール部の下流に連なるトラップ部の下
    流に向けて開口するジェット孔へ供給する水洗式大便器
    において、前記洗浄水タンクの底部に前記ボール部側及
    びジェット孔側への洗浄の供給のための弁体と弁座と
    前記弁体の開閉動作を行うフロートを有する排水弁をそ
    れぞれ備え、前記弁座の高さ位置が前記水洗式大便器の
    リム上面の高さより下方に位置し、前記フロートの下降
    限の高さ位置が前記リム上面よりも上方に位置するよう
    に配設され、前記排水弁と前記ボール部側及びジェット
    孔側をそれぞれ独立した流路によって連通させてなる水
    洗式大便器における給水構造。
  2. 【請求項2】 前記ボール部側の排水弁を、前記ジェッ
    ト孔側の排水弁よりも先行して開弁動作可能としてなる
    請求項1記載の水洗式大便器における給水構造。
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