JP3427810B2 - 同期化回路 - Google Patents

同期化回路

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JP3427810B2
JP3427810B2 JP2000069108A JP2000069108A JP3427810B2 JP 3427810 B2 JP3427810 B2 JP 3427810B2 JP 2000069108 A JP2000069108 A JP 2000069108A JP 2000069108 A JP2000069108 A JP 2000069108A JP 3427810 B2 JP3427810 B2 JP 3427810B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に直列に接続さ
れたフリップフロップを備える同期化回路に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平10−135938号公報
に示すように、非同期信号を同期化する場合、フリップ
フロップを2段直列に接続し、それぞれのフリップフロ
ップのクロックを共通に接続している。しかしこの場
合、前段のフリップフロップのクロック信号と後段のフ
リップフロップのクロック信号との間の1クロックで、
メタステーブル状態が回復することを前提として、フリ
ップフロップの直列2段接続の構成としていた。その
為、メタステーブル状態が1クロック以上続く場合、周
期を長くする必要がある為、クロックの周波数を下げな
ければならない。ここで、メタステーブル状態とは、フ
リップフロップのデータに対するセットアップ時間およ
びホールド時間が経過する前にクロックが立上がった、
または立下がった場合に起きるもので、フリップフロッ
プの出力が、ハイレベルまたはロウレベル、またはハイ
レベルでもロウレベルでもない不安定な状態になること
である。
【0003】メタステーブル状態の回復時間tmet
が、1クロック≦tmet<2クロックの場合の、従来
の同期化回路の回路図を図12に示す。図12おいて、
従来の同期化回路は、基準クロック信号CLKを1/2
分周し、クロック信号0.5CLK1を出力する分周回
路5xと、非同期信号S0を、クロック信号0.5CL
K1の立上がりで、取込む前段のフリップフロップ11
xと、前段のフリップフロップ11xの出力S11x
を、クロック信号0.5CLK1の立上がりで取込む後
段のフリップフロップ12xとを具備する。後段のフリ
ップフロップ12xの出力S12xが、同期化した信号
である。
【0004】図12に示した従来の回路のタイムチャー
トを、図13に示す。論理は正論理とする。非同期信号
S0が、クロック信号0.5CLK1の立上がりと同時
にHに変化すると、クロック信号0.5CLK1の立上
がりで、変化時の非同期信号S0を取込む前段のフリッ
プフロップ11xの出力S11xに、メタステーブル状
態が発生する。
【0005】このとき次のクロック信号0.5CLK1
の立上がりで、前段のフリップフロップ11xの出力S
11xを、取込む後段のフリップフロップ12xの出力
S12xは、メタステーブル状態の回復時間tmet以
上の2クロック後であるので、前段のフリップフロップ
11xの出力S11xは安定しており、出力S11xが
Hに安定しているならば、フリップフロップ12xの出
力S12xはHとなる。このように、従来の同期化回路
は非同期信号S0のクロック信号0.5CLK1に対す
る時間的変動の2クロックを加え、(2+2)クロック
で非同期信号S0の前縁を同期化して、同期信号S12
xの前縁を作成する。
【0006】メタステーブル状態回復後のフリップフロ
ップの出力にはH(アクティブ状態)とL(ノンアクテ
ィブ状態)の場合がある。前段のフリップフロップ11
xの出力S11xがLならば、後段のフリップフロップ
12xの出力S12xは、Lとなり、この場合、更に、
2クロック後(合計4クロック後)のクロック信号0.
5CLK1の立上がりで、後段のフリップフロップ12
xの出力S12xは、Hとなる。つまり、このようなフ
リップフロップは、非同期信号S0のクロック信号0.
5CLK1に対する、時間的変動の2クロックを加え、
(2+4)クロックで、非同期信号S0の前縁を同期化
して、同期信号S12xの前縁を作成するものであり、
非同期信号の同期化に、(2+n)クロック〜(2+2
n)クロックを必要とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術には以下に掲
げる問題点があった。非同期信号の同期化に、(2+
n)クロック〜(2+2n)クロックを必要とする。こ
こで、nは分周回路の分周比率であり、nクロック>
tmetである。
【0008】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、メタステーブルの
状態をフリップフロップに取込むのを回避し、かつ非同
期信号を高速に同期化する同期化回路を提供する点にあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく、以下に掲げる構成とした。請求項1記載の発明
の要旨は、基準クロックを1/nの割合で分周する分周
回路と、少なくとも2n以上のフリップフロップにより
構成される、複数の組み合わせ回路を備えた同期化回路
であって、前記分周回路は、互いに360/n度だけ位
相ずれしたn通りのクロック信号を出力するものであ
り、前記組み合わせ回路は、nだけ備わり、それぞれが
前記分周回路が出力する互いに位相ずれしたn通りの前
記クロック信号を別々に受信し、受信した該クロック信
号に応じて非同期信号を同期化するものであり、前記複
数の組み合わせ回路がそれぞれ出力する同期化された信
号の論理和を算出する演算回路を備えることを特徴とす
る同期化回路に存する。請求項2記載の発明の要旨は、
前記複数の組み合わせ回路は、そのそれぞれが、受信し
た前記クロック信号に応じて非同期信号を取込む最前段
フリップフロップと、前記最前段フリップフロップに直
列に接続され、前記クロック信号に応じて、前段のフリ
ップフロップが出力する出力信号を取込む後続フリップ
フロップとを備えることを特徴とする請求項1記載の同
期化回路に存する。請求項3記載の発明の要旨は、前記
分周回路は、基準クロックを1/2の割合で分周し、1
80度位相の異なる第1クロック信号および、第2クロ
ック信号を出力するものであり、前記複数の組み合わせ
回路は、前記分周回路が出力する前記第1クロック信号
に応じて非同期信号を取込む前記最前段フリップフロッ
プと、該最前段フリップフロップに直列に接続され、前
記分周回路が出力する前記第1クロック信号に応じて、
前段のフリップフロップが出力する出力信号を取込む後
続フリップフロップを備える第1組み合わせ回路およ
び、前記分周回路が出力する前記第2クロック信号に応
じて非同期信号を取込む前記最前段フリップフロップ
と、該最前段フリップフロップに直列に接続され、前記
分周回路が出力する前記第2クロック信号に応じて、前
段のフリップフロップが出力する出力信号を取込む後続
フリップフロップを備える第2組み合わせ回路を備える
ものであることを特徴とする請求項1または2に記載の
同期化回路に存する。請求項4記載の発明の要旨は、前
記分周回路は、基準クロックを1/2の割合で分周し、
180度位相の異なる第1クロック信号および、第2ク
ロック信号を出力するものであり、前記複数の組み合わ
せ回路は、前記分周回路が出力する前記第1クロック信
号に応じて、基準クロックの取込みを制御するゲート手
段を備え、非同期信号を取込む前記最前段ゲート付きフ
リップフロップと、該最前段ゲート付きフリップフロッ
プに直列に接続され、前記分周回路が出力する前記第1
クロック信号に応じて、基準クロックの取込みを制御す
るゲート手段を備え、前段のゲート付きフリップフロッ
プが出力する出力信号を、取込む後続ゲート付きフリッ
プフロップを備える第1組み合わせ回路および、前記分
周回路が出力する前記第2クロック信号に応じて、基準
クロックの取込みを制御するゲート手段を備え、非同期
信号を取込む前記最前段ゲート付きフリップフロップ
と、該最前段ゲート付きフリップフロップに直列に接続
され、前記分周回路が出力する前記第2クロック信号に
応じて、基準クロックの取込みを制御するゲート手段を
備え、前段のゲート付きフリップフロップが出力する出
力信号を、取込む後続ゲート付きフリップフロップを備
える第2組み合わせ回路を備えるものであることを特徴
とする請求項1または2に記載の一相同期化回路に存す
る。請求項5記載の発明の要旨は、前記演算回路は、前
記第1組み合わせ回路および前記第2組み合わせ回路が
出力する同期化された信号を、それぞれ受信するための
2つの入力をもつオアゲートまたはアンドゲートである
ことを特徴とする請求項3および4記載の同期化回路に
存する。請求項6記載の発明の要旨は、後続フリップフ
ロップまたは後続ゲート付きフリップフロップは1段で
あることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の
同期化回路に存する。請求項7記載の発明の要旨は、請
求項1〜6のいずれかに記載の同期化回路を備えたカウ
ンタに存する。請求項8記載の発明の要旨は、請求項1
〜6のいずれかに記載の同期化回路を備えたICに存す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明による同期化回路は、非同
期信号をクロック信号でフリップフロップに取込む時に
発生するメタステーブル状態の、回復時間tmetが、
1クロック≦tmet<nクロック(n≧2)の場合、
非同期信号を、1クロック毎にクロック信号で前段のフ
リップフロップに取込み、前段のフリップフロップの出
力を、前段のフリップフロップのクロック信号のnクロ
ック後のクロック信号で、後段のフリップフロップに取
込む事により、非同期信号のクロック信号に対する時間
的変動の1クロックと、メタステーブル状態の回復時間
nクロックとの合計である(1+n)〜(1+n+1)
クロックで、非同期信号を、高速に同期化するものであ
る。
【0011】(1+n+1)クロックは、メタステーブ
ル状態の回復後の、どちらの値に(アクティブ状態/ノ
ンアクティブ状態)安定するかによる増分である。
【0012】図1にn=2の例を示す。ここで、基準ク
ロック信号CLKを1クロックとする。図1において、
分周回路5は、基準クロック信号CLKを1/2分周
し、互いに1クロック分ずれたクロック信号0.5CL
K1とクロック信号0.5CLK2を出力する。
【0013】非同期信号S0を、クロック信号0.5C
LK1の立上がりで、前段のフリップフロップ11に取
込み、更に、1クロックずれたクロック信号0.5CL
K2の立上がりで、前段のフリップフロップ21に取込
む。
【0014】前段のフリップフロップ11の出力S11
を、クロック信号0.5CLK1の立上がりで、後段の
フリップフロップ12に、前段のフリップフロップ21
の出力S21を、クロック信号0.5CLK2の立上が
りで、後段のフリップフロップ22に、それぞれ取込
む。
【0015】2入力オアゲート4は、後段のフリップフ
ロップ12の出力S12と、後段のフリップフロップ2
2の出力S22の論理和であるS4を出力する。
【0016】フリップフロップ11又は、フリップフロ
ップ21で、メタステーブル状態が発生するが、メタス
テーブル状態の回復時間tmet以上の、各々2クロッ
ク後のクロック信号0.5CLK1の立上がり、クロッ
ク信号0.5CLK2の立上がりで、前段の出力S1
1、前段の出力S21を後段のフリップフロップ12、
後段のフリップフロップ22にそれぞれ取込むので、後
段の出力S12、後段の出力S22は、メタステーブル
状態を回避した安定した信号となる。
【0017】後段の出力S12と後段の出力S22の論
理和を、2入力オアゲート4により演算しているので、
等価的には、非同期信号S0を、1クロック毎に基準ク
ロック信号CLKの立上がりで、前段のフリップフロッ
プに取込むことになり、非同期信号S0の基準クロック
信号CLKに対する時間的変動は、1クロックとなる。
【0018】これにより、(1+2)〜(1+2+1)
クロックで、非同期信号S0を同期化し、同期信号S4
を作成する事が出来る。
【0019】以下、本発明の第1の実施の形態を図面に
基づいてさらに詳細に説明する。図1に示すように、本
実施の形態(n=2の場合の実施の形態)に係る同期化
回路は、基準クロック信号CLKを1/2分周し、互い
に1CLKずれたクロック信号0.5CLK1とクロッ
ク信号0.5CLK2を出力する分周回路5と、非同期
信号S0を、クロック信号0.5CLK1の立上がり
で、取込む前段のフリップフロップ11と、更に、非同
期信号S0を、1クロックずれた(180度位相ずれし
た)クロック信号0.5CLK2の立上がりで、取込む
前段のフリップフロップ21と、前段のフリップフロッ
プ11の出力S11を、クロック信号0.5CLK1の
立上がりで、取込む後段のフリップフロップ12と、前
段のフリップフロップ21の出力S21を、クロック信
号0.5CLK2の立上がりで、取込む後段のフリップ
フロップ22と、後段のフリップフロップ12の出力S
12と後段のフリップフロップ22の出力S22の論理
和であるS4を、出力する2入力オアゲート4とを具備
する。
【0020】基準クロック信号CLKを1クロックとす
ると、クロック信号0.5CLK1とクロック信号0.
5CLK2は、位相差が1クロックであるとともに、メ
タステーブル状態の回復時間tmet以上の2クロック
周期の、クロック信号である。
【0021】非同期信号S0を、1クロック交互に(位
相差1クロック、周期2クロック)、前段のフリップフ
ロップ11と前段のフリップフロップ21に取込む。こ
れにより、等価的には非同期信号S0を、1クロック毎
連続的に取込んでいることになる。
【0022】前段のフリップフロップ11のクロック信
号と後段のフリップフロップ12のクロック信号との時
間差、及び、前段のフリップフロップ21のクロック信
号と後段のフリップフロップ22のクロック信号との時
間差は、各々、メタステーブル状態の回復時間tmet
以上の2クロックである。これにより、メタステーブル
状態に起因する誤動作等の、後段のフリップフロップ1
2,22への悪影響を回避することができる。
【0023】図1に示す回路において、非同期信号S0
が、クロック信号0.5CLK1の立上がりと同時に、
H(アクティブ状態)に変化し、変化時の非同期信号S
0を、クロック信号0.5CLK1の立上がりで取込む
前段のフリップフロップ11の出力S11に、メタステ
ーブル状態が発生し、メタステーブル状態の回復後、H
(アクティブ状態)となった場合のタイムチャートを、
図2に示す。論理は正論理とする。非同期信号S0が、
クロック信号0.5CLK1の立上がりと同時に、Hに
変化すると、変化時の非同期信号S0を、クロック信号
0.5CLK1の立上がりで取込む前段のフリップフロ
ップ11の出力S11に、メタステーブル状態が発生す
る。一方、クロック信号0.5CLK1から1クロック
遅れた、クロック信号0.5CLK2の立上がりで、非
同期信号S0を、取込む前段のフリップフロップ21の
出力S21は、非同期信号S0が安定しているので、H
となる。
【0024】次のクロック信号0.5CLK1の立上が
りで、前段のフリップフロップ11の出力S11を取込
む後段のフリップフロップ12の出力S12は、メタス
テーブル状態の回復時間tmet以上の2クロック後で
あるので、前段のフリップフロップ11の出力S11は
安定しており、出力S11がHならば、フリップフロッ
プ12の出力S12はHとなる。
【0025】メタステーブル状態の回復時間tmet後
の前段のフリップフロップ11の出力S11状態は、安
定しているが、この安定の状態には、H(アクティブ状
態)とL(ノンアクティブ状態)の場合がある。
【0026】ノンアクティブ状態である、前段のフリッ
プフロップ11の出力S11がLならば、後段のフリッ
プフロップ12の出力S12はLとなり、この場合のタ
イムチャートを図4に示す。この場合、更に、2クロッ
ク後(合計4クロック後)のクロック信号0.5CLK
1の立上がりで、後段のフリップフロップ12の出力S
12は、Hとなる。後段のフリップフロップ12の出力
S12が、4クロック遅れるが、後述の後段のフリップ
フロップ22の出力S22が、1クロック前にH(アク
ティブ状態)になるので、同期信号S4は、1クロック
速まり、3クロック後にHになる。
【0027】再び図2を参照されたい。次のクロック信
号0.5CLK2の立上がりで、前段のフリップフロッ
プ21の出力S21を取込む後段のフリップフロップ2
2の出力S22は、前段のフリップフロップ21の出力
S21がHであるので、Hとなる。後段のフリップフロ
ップ12の出力S12と後段のフリップフロップ22の
出力S22の論理和を演算する2入力オアゲート4の出
力である同期信号S4は、1クロック前にHになる。
【0028】非同期信号S0の基準クロック信号CLK
に対する、時間的変動の1クロックを加え、(1+2)
〜(1+2+1)クロックで、非同期信号S0の前縁を
同期化して、同期信号S4の前縁を作成する。
【0029】図1に示す回路において、非同期信号S0
が、クロック信号0.5CLK2の立上がりと同時に、
H(アクティブ状態)に変化し、変化時の非同期信号S
0を、クロック信号0.5CLK2の立上がりで取込む
前段のフリップフロップ21の出力S21に、メタステ
ーブル状態が発生し、メタステーブル状態の回復後、H
(アクティブ状態)となった場合のタイムチャートを、
図3に示す。論理は正論理とする。非同期信号S0が、
クロック信号0.5CLK2の立上がりと同時に、Hに
変化すると、変化時の非同期信号S0を、クロック信号
0.5CLK2の立上がりで取込む前段のフリップフロ
ップ21の出力S21に、メタステーブル状態が発生す
る。一方、クロック信号0.5CLK2から1クロック
遅れた、クロック信号0.5CLK1の立上がりで、非
同期信号S0を、取込む前段のフリップフロップ11の
出力S11は、非同期信号S0が安定しているので、H
となる。
【0030】次のクロック信号0.5CLK2の立上が
りで、前段のフリップフロップ21の出力S21を取込
む後段のフリップフロップ22の出力S22は、メタス
テーブル状態の回復時間tmet以上の2クロック後で
あるので、前段のフリップフロップ21の出力S21は
安定しており、前段のフリップフロップ21の出力S2
1がHならば、後段のフリップフロップ22の出力S2
2はHとなる。
【0031】メタステーブル状態の回復時間tmet後
の前段のフリップフロップ21の出力S21の状態は安
定しているが、その安定状態には、H(アクティブ状
態)とL(ノンアクティブ状態)の場合がある。
【0032】ノンアクティブ状態である、前段のフリッ
プフロップ21の出力S21がLならば、後段のフリッ
プフロップ22の出力S22はLとなり、この場合のタ
イムチャートを図5に示す。この場合、更に、2クロッ
ク後(合計4クロック後)のクロック信号0.5CLK
2の立上がりで、後段のフリップフロップ22の出力S
22は、Hとなる。後段のフリップフロップ22の出力
S22が、4クロック遅れるが、後述の後段のフリップ
フロップ12の出力S12が、1クロック前にH(アク
ティブ状態)になるので、同期信号S4は、1クロック
速まり、3クロック後にHになる。
【0033】再び図3を参照されたい。次のクロック信
号0.5CLK1の立上がりで、前段のフリップフロッ
プ11の出力S11を取込む後段のフリップフロップ1
2の出力S12は、前段のフリップフロップ11の出力
S11がHであるので、Hとなる。後段のフリップフロ
ップ12の出力S12と後段のフリップフロップ22の
出力S22の論理和を演算する2入力オアゲート4の出
力である同期信号S4は、1クロック前にHになる。
【0034】非同期信号S0の基準クロック信号CLK
に対する、時間的変動の1クロックを加え、(1+2)
〜(1+2+1)クロックで、非同期信号S0の前縁を
同期化して、同期信号S4の前縁を作成する。
【0035】つまり、非同期信号の同期化に、(1+
n)〜(1+n+1)クロックを必要とする。
【0036】本実施の形態に係る同期化回路は上記の如
く構成されているので、以下に掲げる効果を奏する。
【0037】第1の効果は、非同期信号を、高速に、同
期化出来る。その理由は、前段のフリップフロップと後
段のフリップフロップを、2組並列に設け、非同期信号
を、1クロック交互に(位相差1クロック、周期2クロ
ック)、並列に設けた前記2個の前段のフリップフロッ
プに、取込み、並列に設けた前記2個の後段のフリップ
フロップの出力を、論理和する為である。
【0038】第2の効果は、メタステーブルの状態をフ
リップフロップに取込むのを、回避出来る。その理由
は、前段のフリップフロップのクロック信号と後段のフ
リップフロップのクロック信号の位相差を、メタステー
ブル状態の回復時間tmet以上としている為である。
【0039】本発明の第2の実施の形態は、n=3とす
るものであり、図1における分周回路5を変更して、分
周回路5aとし、クロック信号0.5CLK1とクロッ
ク信号0.5CLK2に変わり、基準クロック信号CL
Kを1/3分周し、各々1クロックずれたクロック信号
0.33CLK1とクロック信号0.33CLK2と、
加えて、クロック信号0.33CLK3を出力させ、ク
ロック信号0.33CLK3の立上がりで、非同期信号
S0を、取込む前段のフリップフロップ31と、前段の
フリップフロップ31の出力S31を、取込む後段のフ
リップフロップ32とを追加し、図1に示した2入力オ
アゲート4を、後段のフリップフロップ12の出力S1
2と、後段のフリップフロップ22の出力S22と、後
段のフリップフロップ32の出力S32との、論理和を
演算する3入力オアゲート4aに変更することにより実
現される。図6に、第2の実施の形態を示す回路のブロ
ック図を示す。このように、本発明は、クロックのあら
ゆる分周態様に対応することが可能である。
【0040】図6に示す回路において、非同期信号S0
が、クロック信号0.33CLK1の立上がりと同時
に、H(アクティブ状態)に変化し、変化時の非同期信
号S0を、クロック信号0.33CLK1の立上がりで
取込む前段のフリップフロップ11の出力S11に、メ
タステーブル状態が発生し、メタステーブル状態の回復
後、H(アクティブ状態)となった場合のタイムチャー
トを、図7に示す。論理は正論理とする。非同期信号S
0が、クロック信号0.33CLK1の立上がりと同時
に、Hに変化すると、変化時の非同期信号S0を、クロ
ック信号0.33CLK1の立上がりで取込む前段のフ
リップフロップ11の出力S11に、メタステーブル状
態が発生する。一方、クロック信号0.33CLK1か
ら1クロック遅れた、クロック信号0.33CLK2の
立上がりで、非同期信号S0を、取込む前段のフリップ
フロップ21の出力S21は、非同期信号S0が安定し
ているので、Hとなる。更に、クロック信号0.33C
LK2から1クロック遅れた、クロック信号0.33C
LK3の立上がりで、非同期信号S0を、取込む前段の
フリップフロップ31の出力S31は、非同期信号S0
が安定しているので、Hとなる。次のクロック信号0.
33CLK1の立上がりで、前段のフリップフロップ1
1の出力S11を取込む後段のフリップフロップ12の
出力S12は、メタステーブル状態の回復時間tmet
以上の3クロック後であるので、前段のフリップフロッ
プ11の出力S11は安定しており、メタステーブル状
態の回復後、出力S11がHとなるので、フリップフロ
ップ12の出力S12はHとなる。次のクロック信号
0.33CLK2の立上がりで、前段のフリップフロッ
プ21の出力S21を取込む後段のフリップフロップ2
2の出力S22は、前段のフリップフロップ21の出力
S21がHであるので、Hとなる。更に、次のクロック
信号0.33CLK3の立上がりで、前段のフリップフ
ロップ31の出力S31を取込む後段のフリップフロッ
プ32の出力S32は、前段のフリップフロップ31の
出力S31がHであるので、Hとなる。後段のフリップ
フロップ12の出力S12と、後段のフリップフロップ
22の出力S22と、後段のフリップフロップ32の出
力S32との論理和を演算する、3入力オアゲート4a
の出力である同期信号S4aは、2クロック前にHにな
る。非同期信号S0の基準クロック信号CLKに対す
る、時間的変動の1クロックを加え、(1+3)クロッ
クで、非同期信号S0の前縁を同期化して、同期信号S
4aの前縁を作成する。
【0041】本発明の第3の実施の形態は、2入力オア
ゲート4を、2入力アンドゲート4bに変更することに
より実現される。図8に、第2の実施の形態を示す回路
のブロック図を示す。
【0042】図8に示す回路において、非同期信号S0
の復旧時、 非同期信号S0が、クロック信号0.5C
LK1の立上がりと同時に、L(ノンアクティブ状態)
に変化し、変化時の非同期信号S0を、クロック信号
0.5CLK1の立上がりで取込む前段のフリップフロ
ップ11の出力S11に、メタステーブル状態が発生
し、メタステーブル状態の回復後、L(ノンアクティブ
状態)となった場合のタイムチャートを、図9に示す。
論理は正論理とする。非同期信号S0が、クロック信号
0.5CLK1の立上がりと同時に、Lに変化すると、
変化時の非同期信号S0を、クロック信号0.5CLK
1の立上がりで取込む前段のフリップフロップ11の出
力S11に、メタステーブル状態が発生する。一方、ク
ロック信号0.5CLK1から1クロック遅れた、クロ
ック信号0.5CLK2の立上がりで、非同期信号S0
を、取込む前段のフリップフロップ21の出力S21
は、非同期信号S0が安定しているので、Lとなる。次
のクロック信号0.5CLK1の立上がりで、前段のフ
リップフロップ11の出力S11を取込む後段のフリッ
プフロップ12の出力S12は、メタステーブル状態の
回復時間tmet以上の2クロック後であるので、前段
のフリップフロップ11の出力S11は安定しており、
メタステーブル状態の回復後、出力S11がLとなるの
で、フリップフロップ12の出力S12はLとなる。次
のクロック信号0.5CLK2の立上がりで、前段のフ
リップフロップ21の出力S21を取込む後段のフリッ
プフロップ22の出力S22は、前段のフリップフロッ
プ21の出力S21がLであるので、Lとなる。図1に
おける、後段のフリップフロップ12の出力S12と後
段のフリップフロップ22の出力S22の論理和を演算
する2入力オアゲート4の出力である同期信号S4は、
Lになる(図9に示す)。図8において、後段のフリッ
プフロップ12の出力S12と後段のフリップフロップ
22の出力S22の論理積を演算する2入力アンドゲー
ト4bの出力である同期信号S4bは、1クロック前に
Lになる。非同期信号S0の基準クロック信号CLKに
対する、時間的変動の1クロックを加え、(1+2)ク
ロックで、非同期信号S0の後縁を同期化して、同期信
号S4bの後縁を作成する。本発明の第3の実施の形態
は、非同期信号の後縁を、高速に同期化することが可能
である。
【0043】本発明の第4の実施の形態は、フリップフ
ロップを、クロックがデータを取込むのをon、off
制御する機能を持つゲート付きフリップフロップに置換
え、ゲート付きフリップフロップのクロックとゲートの
接続を変更するものであり、前段のフリップフロップ1
1、21と後段のフリップフロップ12、22をゲート
付きフリップフロップに置換え、それぞれ、前段のゲー
ト付きフリップフロップ11g、21gと、後段のゲー
ト付きフリップフロップ12g、22gとし、前段のゲ
ート付きフリップフロップ11g、21gと、後段のゲ
ート付きフリップフロップ12g、22gのクロック
を、基準クロック信号CLKに変更し、前段のゲート付
きフリップフロップ11gと後段のゲート付きフリップ
フロップ12gのゲートを、分周回路5の出力するクロ
ック信号0.5CLK1に変更し、前段のゲート付きフ
リップフロップ21gと後段のゲート付きフリップフロ
ップ22gのゲートを、分周回路5の出力するクロック
信号0.5CLK2に変更することにより実現される。
図10に、第4の実施の形態を示す回路のブロック図を
示す。
【0044】図10に示す回路において、クロック信号
0.5CLK1が、前段のゲート付きフリップフロップ
11gの基準クロック信号CLKの立上がりによるデー
タの取込みをonとし、基準クロック信号CLKの立上
がりと同時に、非同期信号S0が、H(アクティブ状
態)に変化し、変化時の非同期信号S0を、基準クロッ
ク信号CLKの立上がりで取込む前段のゲート付きフリ
ップフロップ11gの出力S11gに、メタステーブル
状態が発生し、メタステーブル状態の回復後、H(アク
ティブ状態)となった場合のタイムチャートを、図11
に示す。論理は正論理とする。ゲート付きフリップフロ
ップのゲートがHの時、クロックがデータを取込み(デ
ータの取込みon)、Lの時、クロックがデータを取込
まない(データの取込みoff)とする。クロック信号
0.5CLK1がHとなり、前段のゲート付きフリップ
フロップ11gの基準クロック信号CLKの立上がりに
よるデータの取込みをonとし、基準クロック信号CL
Kの立上がりと同時に、非同期信号S0が、H(アクテ
ィブ状態)に変化し、変化時の非同期信号S0を、基準
クロック信号CLKの立上がりで(この時、クロック信
号0.5CLK1はHである)、取込む前段のゲート付
きフリップフロップ11gの出力S11gに、メタステ
ーブル状態が発生する。一方、クロック信号0.5CL
K1から1クロック遅れて、クロック信号0.5CLK
2がHとなり、前段のゲート付きフリップフロップ21
gの基準クロック信号CLKの立上がりによるデータの
取込みをonとし、基準クロック信号CLKの立上がり
で(この時、クロック信号0.5CLK2はHであ
る)、非同期信号S0を、取込む前段のゲート付きフリ
ップフロップ21gの出力S21gは、非同期信号S0
が安定しているので、Hとなる。1クロック遅れた次
の、クロック信号0.5CLK1がH、かつ、基準クロ
ック信号CLKの立上がりで、前段のゲート付きフリッ
プフロップ11gの出力S11gを取込む後段のゲート
付きフリップフロップ12gの出力S12gは、メタス
テーブル状態の回復時間tmet以上の2クロック後で
あるので、前段のゲート付きフリップフロップ11gの
出力S11gは安定しており、メタステーブル状態の回
復後、出力S11gがHとなるので、後段のゲート付き
フリップフロップ12gの出力S12gはHとなる。更
に、1クロック遅れた次の、クロック信号0.5CLK
2がH、かつ、基準クロック信号CLKの立上がりで、
前段のゲート付きフリップフロップ21gの出力S21
gを取込む後段のゲート付きフリップフロップ22gの
出力S22gは、前段のゲート付きフリップフロップ2
1gの出力S21gがHであるので、Hとなる。後段の
ゲート付きフリップフロップ12gの出力S12gと、
後段のゲート付きフリップフロップ22gの出力S22
gの論理和を演算する2入力オアゲート4の出力である
同期信号S4は、1クロック前にHになる。このよう
に、非同期信号S0の基準クロック信号CLKに対す
る、時間的変動の1クロックを加え、(1+2)クロッ
クで、非同期信号S0の前縁を同期化して、同期信号S
4の前縁を作成する。前段のゲート付きフリップフロッ
プ11g、21gと、後段のゲート付きフリップフロッ
プ12g、22gと、分周回路5は、基準クロック信号
CLKの立上がりで動作するので、本発明の第4の実施
の形態は、一相同期化回路とする事が可能である。更
に、クロックがデータを取込むのを、ゲート付きフリッ
プフロップのゲートを、H(on)、L(off)制御
して、ゲート付きフリップフロップのクロックを停止す
る事により、低消費電力化する事が可能である。
【0045】なお、本実施の形態においては、本発明は
それに限定されず、本発明を適用する上で好適な環境に
適用することができる。
【0046】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
【0047】なお、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0048】
【発明の効果】本発明により、メタステーブルの状態を
フリップフロップに取込むのを回避し、かつ非同期信号
を高速に同期化する同期化回路を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路のブロッ
ク図である。
【図2】図1に示す回路において、非同期信号S0が、
クロック信号0.5CLK1の立上がりと同時に、H
(アクティブ状態)に変化し、変化時の非同期信号S0
を、クロック信号0.5CLK1の立上がりで取込む前
段のフリップフロップ11の出力S11に、メタステー
ブル状態が発生し、メタステーブル状態の回復後、H
(アクティブ状態)となった場合のタイムチャートであ
る。
【図3】図1に示す回路において、非同期信号S0が、
クロック信号0.5CLK2の立上がりと同時に、H
(アクティブ状態)に変化し、変化時の非同期信号S0
を、クロック信号0.5CLK2の立上がりで取込む前
段のフリップフロップ21の出力S21に、メタステー
ブル状態が発生し、メタステーブル状態の回復後、H
(アクティブ状態)となった場合のタイムチャートであ
る。
【図4】図1に示す回路において、非同期信号S0が、
クロック信号0.5CLK1の立上がりと同時に、H
(アクティブ状態)に変化し、変化時の非同期信号S0
を、クロック信号0.5CLK1の立上がりで取込む前
段のフリップフロップ11の出力S11に、メタステー
ブル状態が発生し、メタステーブル状態の回復後、L
(ノンアクティブ状態)となった場合のタイムチャート
である。
【図5】図1に示す回路において、非同期信号S0が、
クロック信号0.5CLK2の立上がりと同時に、H
(アクティブ状態)に変化し、変化時の非同期信号S0
を、クロック信号0.5CLK2の立上がりで取込む前
段のフリップフロップ21の出力S21に、メタステー
ブル状態が発生し、メタステーブル状態の回復後、L
(ノンアクティブ状態)となった場合のタイムチャート
である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す回路のブロッ
ク図である。
【図7】図6に示す回路において、非同期信号S0が、
クロック信号0.33CLK1の立上がりと同時に、H
(アクティブ状態)に変化し、変化時の非同期信号S0
を、クロック信号0.33CLK1の立上がりで取込む
前段のフリップフロップ11の出力S11に、メタステ
ーブル状態が発生し、メタステーブル状態の回復後、H
(アクティブ状態)となった場合のタイムチャートであ
る。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示す回路のブロッ
ク図である。
【図9】図8に示す回路において、非同期信号S0が、
クロック信号0.5CLK1の立上がりと同時に、L
(ノンアクティブ状態)に変化し、変化時の非同期信号
S0を、クロック信号0.5CLK1の立上がりで取込
む前段のフリップフロップ11の出力S11に、メタス
テーブル状態が発生し、メタステーブル状態の回復後、
L(ノンアクティブ状態)となった場合のタイムチャー
トである。
【図10】本発明の第4の実施の形態を示す回路のブロ
ック図である。
【図11】図10に示す回路において、クロック信号
0.5CLK1が、前段のゲート付きフリップフロップ
11gの基準クロック信号CLKの立上がりによるデー
タの取込みをonとし、基準クロック信号CLKの立上
がりと同時に、非同期信号S0が、H(アクティブ状
態)に変化し、変化時の非同期信号S0を、基準クロッ
ク信号CLKの立上がりで取込む前段のゲート付きフリ
ップフロップ11gの出力S11gに、メタステーブル
状態が発生し、メタステーブル状態の回復後、H(アク
ティブ状態)となった場合のタイムチャートである。
【図12】従来の同期化回路の回路のブロック図であ
る。
【図13】図12に示す従来の同期化回路のタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
4 2入力オアゲート 4a 3入力オアゲート 4b 2入力アンドゲート 5 分周回路 5a 分周回路 11 前段のフリップフロップ 12 後段のフリップフロップ 21 前段のフリップフロップ 22 後段のフリップフロップ 31 前段のフリップフロップ 32 後段のフリップフロップ 11g 前段のゲート付きフリップフロップ 12g 後段のゲート付きフリップフロップ 21g 前段のゲート付きフリップフロップ 22g 後段のゲート付きフリップフロップ CLK 基準クロック信号 0.5CLK1 クロック信号 0.5CLK2 クロック信号 0.33CLK1 クロック信号 0.33CLK2 クロック信号 0.33CLK3 クロック信号 S0 非同期信号 S11 前段のフリップフロップ11の出力 S12 後段のフリップフロップ12の出力 S21 前段のフリップフロップ21の出力 S22 後段のフリップフロップ22の出力 S31 前段のフリップフロップ31の出力 S32 後段のフリップフロップ32の出力 S11g 前段のゲート付きフリップフロップ11gの
出力 S12g 後段のゲート付きフリップフロップ12gの
出力 S21g 前段のゲート付きフリップフロップ21gの
出力 S22g 後段のゲート付きフリップフロップ22gの
出力 S4 2入力オアゲート4の出力 S4a 3入力オアゲート4aの出力 S4b 2入力アンドゲート4bの出力 5x 分周回路 11x 前段のフリップフロップ 12x 後段のフリップフロップ S11x 前段のフリップフロップ11の出力 S12x 後段のフリップフロップ12の出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/02 H04L 7/00 G06F 13/42 350 H03K 3/037

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロックを1/nの割合で分周する
    分周回路と、少なくとも2n以上のフリップフロップに
    より構成される、複数の組み合わせ回路を備えた同期化
    回路であって、 前記分周回路は、互いに360/n度だけ位相ずれした
    n通りのクロック信号を出力するものであり、 前記組み合わせ回路は、nだけ備わり、それぞれが前記
    分周回路が出力する互いに位相ずれしたn通りの前記ク
    ロック信号を別々に受信し、受信した該クロック信号に
    応じて非同期信号を同期化するものであり、 前記複数の組み合わせ回路がそれぞれ出力する同期化さ
    れた信号の論理和を算出する演算回路を備えることを特
    徴とする同期化回路。
  2. 【請求項2】 前記複数の組み合わせ回路は、そのそれ
    ぞれが、受信した前記クロック信号に応じて非同期信号
    を取込む最前段フリップフロップと、前記最前段フリッ
    プフロップに直列に接続され、前記クロック信号に応じ
    て、前段のフリップフロップが出力する出力信号を取込
    む後続フリップフロップとを備えることを特徴とする請
    求項1記載の同期化回路。
  3. 【請求項3】 前記分周回路は、基準クロックを1/2
    の割合で分周し、180度位相の異なる第1クロック信
    号および、第2クロック信号を出力するものであり、 前記複数の組み合わせ回路は、 前記分周回路が出力する前記第1クロック信号に応じて
    非同期信号を取込む前記最前段フリップフロップと、該
    最前段フリップフロップに直列に接続され、前記分周回
    路が出力する前記第1クロック信号に応じて、前段のフ
    リップフロップが出力する出力信号を取込む後続フリッ
    プフロップを備える第1組み合わせ回路および、前記分
    周回路が出力する前記第2クロック信号に応じて非同期
    信号を取込む前記最前段フリップフロップと、該最前段
    フリップフロップに直列に接続され、前記分周回路が出
    力する前記第2クロック信号に応じて、前段のフリップ
    フロップが出力する出力信号を取込む後続フリップフロ
    ップを備える第2組み合わせ回路を備えるものであるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の同期化回路。
  4. 【請求項4】 前記分周回路は、基準クロックを1/2
    の割合で分周し、180度位相の異なる第1クロック信
    号および、第2クロック信号を出力するものであり、 前記複数の組み合わせ回路は、前記分周回路が出力する
    前記第1クロック信号に応じて、基準クロックの取込み
    を制御するゲート手段を備え、非同期信号を取込む前記
    最前段ゲート付きフリップフロップと、該最前段ゲート
    付きフリップフロップに直列に接続され、前記分周回路
    が出力する前記第1クロック信号に応じて、基準クロッ
    クの取込みを制御するゲート手段を備え、前段のゲート
    付きフリップフロップが出力する出力信号を、取込む後
    続ゲート付きフリップフロップを備える第1組み合わせ
    回路および、 前記分周回路が出力する前記第2クロック信号に応じ
    て、基準クロックの取込みを制御するゲート手段を備
    え、非同期信号を取込む前記最前段ゲート付きフリップ
    フロップと、該最前段ゲート付きフリップフロップに直
    列に接続され、前記分周回路が出力する前記第2クロッ
    ク信号に応じて、基準クロックの取込みを制御するゲー
    ト手段を備え、前段のゲート付きフリップフロップが出
    力する出力信号を、取込む後続ゲート付きフリップフロ
    ップを備える第2組み合わせ回路を備えるものであるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の一相同期化回
    路。
  5. 【請求項5】 前記演算回路は、前記第1組み合わせ回
    路および前記第2組み合わせ回路が出力する同期化され
    た信号を、それぞれ受信するための2つの入力をもつオ
    アゲートまたはアンドゲートであることを特徴とする請
    求項3および4記載の同期化回路。
  6. 【請求項6】 後続フリップフロップまたは後続ゲート
    付きフリップフロップは1段であることを特徴とする請
    求項2〜5のいずれかに記載の同期化回路。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の同期化
    回路を備えたカウンタ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の同期化
    回路を備えたIC。
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