JP3427753B2 - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、突起部上にアドレ
ス電極を有するプラズマディスプレイパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルは、液晶パ
ネルに比べて高速応答であり、視野角が広い、大型化が
容易、薄型であるなどの特徴を活かし、OA機器用ディ
スプレイ、テレビとしての応用が期待されている。
【0003】図6に一般的なプラズマディスプレイパネ
ル(以後、PDPとする)の分解斜視図を示す。従来よ
り、PDPの隔壁21や突起部を形成する方法には、厚
膜印刷法、サンドブラスト法、ドライフィルム法及び加
圧形成法などがある。
【0004】しかし、いずれの方法においても図6に示
すように、長辺方向端部は絶壁になっており、よって
起部上にアドレス電極19を形成するとした場合、突起
部上と基板16または突起部と反射層17の電極ライン
が突起部の長辺方向端部と基板16間、または突起部の
長辺方向端部と反射層17間に生じる段差によりアドレ
ス電極の断線が発生するために、従来の方法では突起部
上に電極ラインを形成することが困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
方法では基板または反射層から突起部上へ延びる電極ラ
インを形成することが困難であるという課題を有してい
た。
【0006】本発明は、上記の問題を解決すること、
なわち、突起部の長編方向の端部を緩斜面とすることに
より突起部上に電極ラインを形成すること可能とし、
その結果放電ギャップを狭めることによりアドレス電圧
の低電圧化および蛍光体塗布面積の増大による輝度向上
を図ることのできるプラズマディスプレイパネルを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、放電空間を挟む基板対の一方の基板11の
内面上に表示電極対12、13を有し、他方の基板16
の内面上に、前記放電空間を単位発光領域毎に区画する
ストライプ状の隔壁21と、放電により発光する蛍光体
22とを有し、前記基板の内面上に、直接または間接に
前記隔壁と平行で高さの低いストライプ状の突起部18
を設け、前記突起部上にアドレス電極19が形成されて
いることを特徴とするプラズマディスプレイパネルに於
いて、前記突起部の長辺方向の少なくとも一方の端部が
緩斜面であるようにしたものである。
【0008】また、突起部及び突起部上の電極ライン
は、スクリーンマスクを一層印刷する毎に長辺方向にス
ライドさせて印刷し、突起部を形成する程と、前記突
起部上にアドレス電極を形成する程により形成するよ
うにようにしたものである。
【0009】これにより、突起部の長辺方向端部が緩斜
面となる形状にすることにより突起部上にアドレス電極
を容易に、かつ精度良く形成可能にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、放電空間を挟む基板対の一方の基板11の内面上に
表示電極対12、13を有し、他方の基板16の内面上
に、前記放電空間を単位発光領域毎に区画するストライ
プ状の隔壁21と、放電により発光する蛍光体22とを
有し、前記基板の内面上に、直接または間接に前記隔壁
と平行で高さの低いストライプ状の突起部18を設け、
前記突起部上にアドレス電極19が形成されているプラ
ズマディスプレイパネルに於いて、前記突起部の長辺方
向の少なくとも一方の端部が緩斜面とするものである。
このような構成により、基板または反射層から突起部上
へ延びるアドレス電極が断線することなく容易に、かつ
精度良く形成でき、その結果放電ギャップを狭めること
によりアドレス電圧の低電圧化および蛍光体塗布面積の
増大による輝度向上を図ることできるという作用を有
する。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
プラズマディスプレイパネルにおいて、突起部の長辺方
向の端部の緩斜面と他方の基板16とのなす角αがα≦
30°とするもので、傾斜角を30°以下にすることによ
り、アドレス電極が断線することなく容易に、かつ精度
良く形成できるという作用を有する。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
プラズマディスプレイパネルにおいて、前記突起部18
が、白色材料とするもので、これにより可視領域の光反
射率が増加し、単位発光領域あたりの輝度が増大すると
いう作用を有する。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
プラズマディスプレイパネルにおいて、前記アドレス電
極19上に白色のオーバーコート20を形成するもの
で、アドレス電極を放電により発生したスパッタ物質か
ら保護し、かつ白色のオーバーコート材料にすることに
より可視領域の光反射率が増加し、単位発光領域あたり
の輝度が増大するという作用を有する。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図を
参照にしながら説明する。 (実施の形態1)図1は、本実施の形態1におけるプラ
ズマディスプレイパネルの分解斜視図の一例である。
【0020】本実施の形態のプラズマディスプレイパネ
ルは、放電空間を挟む基板対の一方の基板11の内面上
に表示電極対12、13を有し、他方の基板16の内面
上に、前記放電空間を単位発光領域毎に区画するストラ
イプ状の隔壁21と、放電により発光する蛍光体22
を有し、前記基板の内面上に、直接または間接に前記隔
壁と平行で高さの低いストライプ状の突起部18を設
け、前記突起部上にアドレス電極19が形成されてな
る。
【0021】以下、本実施の形態について図1における
プラズマディスプレイパネルを例にとって具体的に説明
する。
【0022】まず、本実施の形態におけるプラズマディ
スプレイパネルについて説明する。ここで、図1におけ
るプラズマディスプレイパネルの具体的な構造を示すこ
とにより説明するが、本発明の実施の様態はこれに限定
されない。
【0023】図1におけるプラズマディスプレイパネル
では、基板16上に反射層17が形成されており、その
上に隔壁21がストライプ状に形成され、また突起部1
8も隔壁21に平行なストライプ状に形成されおり、そ
の長辺方向端部の緩斜面の傾斜角αはα≦30°である。
また、アドレス電極19は突起部上に形成されている。
蛍光体22は隣り合う2本の隔壁の間に突起部を覆うよ
うに形成されている。
【0024】また、前面基板11の内面上には、表示電
極として対をなす平行なスキャン電極12及びサステイ
ン電極13がアドレス電極と直交するように形成され、
これら表示電極対12、13は透明な誘電体層14及び
保護膜15で覆われている。
【0025】次に、本実施の形態における突起部の製造
方法について説明する。図2はスクリーン印刷法によっ
て、突起部形成を行う工程を示す模式図で、各図は分解
断面図である。背面基板31上に形成された反射層32
図2(a)に、隔壁と突起部が同時に形成できる
パターンで突起部の高さまでスクリーン印刷を行う。
【0026】この時、スクリーンマスクは、一層印刷す
る毎に印刷方向に対して逆方向に等間隔にスライドさせ
て印刷を行う図2(b)から図2(c)の繰り返
し)。また、乾燥(140℃−10分)は各印刷終了毎
に行う。この方法により、突起部の長辺方向端部に簡単
に、かつ精度良く緩斜面を形成図2(d)すること
が可能となる。また、乾燥は一層印刷毎に行い、焼成は
印刷後一度に行い、突起部を形成した。
【0027】次に、銀ペーストを突起部上にスクリーン
印刷法で印刷し、乾燥、焼成を行ってアドレス電極19
を形成した。なお、緩斜面を含めたアドレス電極の形成
は、従来の印刷法がそのまま使えるもので、変更する必
要はない。
【0028】次に、突起部の長辺方向端部の緩斜面の傾
斜角αの上限を調べた。ここで、傾斜角αは、底辺の長
(図1(a))と突起部の高さ(図1(b))の比か
ら求めており、よって斜辺の形状は必ずしも直線に限定
されない。突起部の長辺方向端部の緩斜面の傾斜角α
は、その値が大きすぎると基板または反射層と突起部間
で断線が発生してしまう。よって、基板または反射層か
ら突起部上へ延びるアドレス電極が断線することなく形
成可能な傾斜角αの上限値を測定した。この結果を(表
1)に示す。この結果からも明らかなように、傾斜角α
がα≦30°であるならば、従来のアドレス電極の形成法
がそのまま使え、基板または反射層から突起部上へ延び
るアドレス電極の形成が断線なく簡単に、かつ精度良く
達成することが可能であることがわかった。
【0029】
【表1】
【0030】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で
実施できる構成(例えば、図3に示すような反射層を省
いた構成等)を含むものとする。
【0031】本発明の実施の形態1から明らかなよう
に、放電空間を挟む基板対の一方の基板11の内面上に
表示電極対12、13を有し、他方の基板16の内面上
に、前記放電空間を単位発光領域毎に区画するストライ
プ状の隔壁21と、放電により発光する蛍光体22とを
有し、前記基板の内面上に、直接または間接に前記隔壁
と平行で高さの低いストライプ状の突起部18を設け、
前記突起部上にアドレス電極19が形成されていること
を特徴とするプラズマディスプレイパネルに於いて、前
記突起部の長辺方向の少なくとも一方の端部が緩斜面と
なるように形成し、かつ緩斜面の傾斜角αがα≦30°が
成立することにより、基板または反射層から突起部上へ
延びるアドレス電極を、簡単に、かつ精度良く形成する
ことが可能となる。また、この構成により、突起部上へ
のアドレス電極形成がスクリーン印刷法で従来の方法の
まま変更することなく達成することが可能となる。
【0032】(実施の形態2)図4は、本実施の形態2
におけるプラズマディスプレイパネルの分解斜視図の一
例である。
【0033】一般に、本実施の形態のプラズマディスプ
レイパネルは、放電空間を挟む基板対の一方の基板11
の内面上に表示電極対12、13を有し、他方の基板1
6の内面上に、前記放電空間を単位発光領域毎に区画す
るストライプ状の隔壁21と、放電により発光する蛍光
22とを有し、前記基板の内面上に、直接または間接
に前記隔壁と平行で高さの低いストライプ状の突起部1
8を設け、前記突起部上にアドレス電極19が形成され
てなる。
【0034】以下、本実施の形態について図4における
プラズマディスプレイパネルを例にとって具体的に説明
する。まず、本実施の形態におけるプラズマディスプレ
イパネルについて説明する。ここで、図4におけるプラ
ズマディスプレイパネルの具体的な構造を示すことによ
り説明するが、本発明の実施の様態はこれに限定されな
い。
【0035】図4におけるプラズマディスプレイパネル
では、基板16上に反射層17が形成されており、その
上に隔壁21がストライプ状に形成されており、突起部
18も隔壁21に平行なストライプ状に形成されてい
る。また、アドレス電極19は突起部上に形成されてい
る。また、アドレス電極19を覆うようにストライプ状
に白色のオーバーコート20が形成されている。蛍光体
22は隣り合う2本の隔壁の間に突起部を覆うように形
成されている。また、前面基板11の内面上には、表示
電極として対をなす平行なスキャン電極12及びサステ
イン電極13がアドレス電極と直交するように形成さ
れ、これら表示電極対12、13は透明な誘電体層14
及び保護膜15で覆われている。
【0036】次に、本発明の実施の形態におけるプラズ
マディスプレイパネルの具体的な製造方法について説明
する。ここで、図4におけるプラズマディスプレイパネ
ルの具体的な製造方法を示すが、本発明の実施の態様は
これに限定されない。
【0037】まず、前面板の製造方法について、説明す
る。基板11はソーダガラスで、板厚2.8mmである。
この基板上に、真空蒸着法によりクロム、銅、クロムの
順にスキャン電極12及びサステイン電極13を形成し
た。次に、スキャン電極12及びサステイン電極13上
に、誘電体ペーストをスクリーン印刷し、乾燥(150
℃)、焼成(550℃)を行って誘電体層14を形成し
た。次にこの誘電体層上に真空蒸着法により保護膜層と
してMgOを蒸着し、保護膜15を形成した。
【0038】次に、背面板の製造方法について図5の
程に従って説明する。基板16は、ソーダガラスで、板
厚2.8mmである(工程(a))。この基板上に、光反
射用材料ペースト、試作G3−2083(奥野製薬工業
株式会社製)をスクリーン印刷し、乾燥(150℃)、
焼成(550℃)を行って光反射層17を形成した(工
程(b))。
【0039】次に、隔壁21と突起部18の形成は、は
じめに隔壁と突起部のパターンで突起部の高さまでスク
リーン印刷を行った。この時、スクリーンマスクは一層
印刷する毎に印刷方向に対して逆方向に等間隔(例え
ば、50〜1000μm)または順次間隔を広く、スラ
イドさせて印刷を行った。また、乾燥(140℃)は一
層印刷毎に行い、焼成(550℃−60分)は印刷後一
度に行い、突起部を形成した(工程(c))。
【0040】次に、銀ペースト、XFP5392(ナミ
ックス株式会社製)を突起部上にスクリーン印刷法で印
刷し、乾燥(140℃)、焼成(550℃)を行ってア
ドレス電極19を形成した(工程())。なお、緩斜
面を含めたアドレス電極の形成は、従来の印刷法がその
まま使えるもので、変更する必要はない。
【0041】次に、再度隔壁と突起部のパターンで、試
作G3−2083(奥野製薬工業株式会社製)をスクリ
ーン印刷し、乾燥(150℃)、焼成(550℃)を行
ってオーバーコート20を形成した(工程(e))。次
に、隔壁のみのパターンで、リブペースト、G3−19
61(奥野製薬工業株式会社製)を所定の高さまでスク
リーン印刷し、乾燥(140℃)、焼成(550℃)を
行って隔壁を形成した(工程(f))。
【0042】ここで、反射層、隔壁、突起部、アドレス
電極及びオーバーコートは軟化点などを考慮した適切な
材料を選択することにより同時焼成することが可能であ
る。
【0043】次に、上記のように形成された隔壁間に蛍
光体層を形成した(工程(g))。赤色蛍光体ペースト
(奥野製薬工業株式会社製)、緑色蛍光体ペースト(奥
野製薬工業株式会社製)、青色蛍光体ペースト(奥野製
薬工業株式会社製)を順次スクリーン印刷し、乾燥(1
40℃)、焼成(500℃)を行って蛍光体層を形成し
た(工程(h))。
【0044】このようにして作製した前面板と背面板を
対向配置し、周囲をフリットガラスで封止して、十分な
排気を行った後、Xe5%のNe、Xe混合ガスを50
0torr封入し、ガス導入口であるガラス管をチップオフ
することによりプラズマディスプレイパネルを作製し
た。
【0045】また、オーバーコートを省いた、つまりア
ドレス電極上に蛍光体が直接形成されているプラズマデ
ィスプレイパネルを、上記の工程よりオーバーコート作
製工程を除いた工程で同様に作製した。さらに、突起部
が黒色でオーバーコートが白色であるプラズマディスプ
レイパネル及び突起部が白色でオーバーコートが黒色で
あるプラズマディスプレイパネルも上記の工程により作
製した。
【0046】こうして作製した4種類のプラズマディス
プレイパネルを基本的に全面発光させ、一定期間毎にア
ドレス放電を行って一定パターンの表示を行い、輝度、
発光効率及び寿命の評価を行った。輝度は、カラーアナ
ライザー、CA−100(ミノルタ製)を用いて測定し
た。また発光効率は、輝度より計算された光束を、放電
中に投入した電力で除算したものとして求めた。また、
寿命は輝度半減期または全面発光に支障がでた時点とし
た。このようにして評価した結果を(表2)に示す。
(表2)より輝度、発光効率とも突起部及びオーバーコ
ートが共に白色であるプラズマディスプレイパネルが高
かった。
【0047】
【表2】
【0048】また、寿命に関しては、オーバーコート無
しのプラズマディスプレイパネルは発光中に発生するス
パッタ物質の付着により断線が起こり、プラズマディス
プレイパネルの信頼性を低下させる。
【0049】また、本発明の実施の形態2から明らかな
ように、放電空間を挟む基板対の一方の基板11の内面
上に表示電極対12、13を有し、他方の基板16の内
面上に、前記放電空間を単位発光領域毎に区画するスト
ライプ状の隔壁21と、放電により発光する蛍光体22
とを有し、前記基板の内面上に、直接または間接に前記
隔壁と平行で高さの低いストライプ状の突起部18を設
け、前記突起部上にアドレス電極19が形成されている
ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルに於い
て、前記突起部18を形成する手段としてスクリーン印
刷方法を用いる場合、スクリーンマスクを一層印刷する
毎に等間隔にスライドさせて印刷することにより、突起
部の長辺端部に緩斜面を形成することが可能となる。な
お、緩斜面を含めたアドレス電極の形成は、従来の印刷
法がそのまま使えるもので、変更する必要はない。
【0050】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のプラズマディスプレイパネルの突起部構造によれば、
突起部の長辺方向端部に緩斜面を形成しているので、基
板または反射層と突起部との段差がなくなり、基板また
は反射層から突起部上へ延びるアドレス電極の形成が従
来の形成方法を変更することなく可能となり、放電ギャ
ップを狭めることによりアドレス電圧の低電圧化および
蛍光体塗布面積の増大による輝度向上を図ることでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるプラズマディスプレイパ
ネルの分解斜視図
【図2】実施の形態1における突起部形成の工程を示す
模式図
【図3】実施の形態1におけるプラズマディスプレイパ
ネルの分解斜視図
【図4】実施の形態2におけるプラズマディスプレイパ
ネルの分解斜視図
【図5】背面板の製造工程を説明する図
【図6】基本的なプラズマディスプレイパネルの分解斜
視図
【符号の説明】
11 基板(前面側) 12 スキャン電極 13 サステイン電極 14 誘電体層 15 保護膜 16 基板(背面側) 17 反射層 18 突起部 19 アドレス電極 20 オーバーコート 21 隔壁 22 蛍光体 31 基板(背面側) 32 反射層 33 突起部(1回印刷)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−179639(JP,A) 特開 平5−41165(JP,A) 特開 平6−275202(JP,A) 特開2000−48714(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 11/02 H01J 9/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電空間を挟む基板対の一方の基板(11)
    の内面上に表示電極対(12)(13)を有し、他方の基板(16)
    の内面上に、前記放電空間を単位発光領域毎に区画する
    ストライプ状の隔壁(21)と、放電により発光する蛍光体
    (22)とを有し、前記基板の内面上に、直接または間接に
    前記隔壁と平行で高さの低いストライプ状の突起部(18)
    を設け、前記突起部上にアドレス電極(19)が形成されて
    いることを特徴とするプラズマディスプレイパネルに於
    いて、前記突起部の長辺方向の少なくとも一方の端部が
    緩斜面であることを特徴とするプラズマディスプレイパ
    ネル。
  2. 【請求項2】 突起部の長辺方向の端部の緩斜面と他方
    の基板(16)とのなす角αがα≦30°であることを特徴と
    する請求項1記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 【請求項3】 前記突起部(18)が、白色材料であること
    を特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイパネ
    ル。
  4. 【請求項4】 前記アドレス電極(19)上に白色のオーバ
    ーコート(20)を形成することを特徴とする請求項1記載
    のプラズマディスプレイパネル。
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