JP3427664B2 - 横電界方式アクティブマトリクス型液晶表示装置 - Google Patents

横電界方式アクティブマトリクス型液晶表示装置

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JP3427664B2
JP3427664B2 JP05926397A JP5926397A JP3427664B2 JP 3427664 B2 JP3427664 B2 JP 3427664B2 JP 05926397 A JP05926397 A JP 05926397A JP 5926397 A JP5926397 A JP 5926397A JP 3427664 B2 JP3427664 B2 JP 3427664B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広視野角及び低消
費電力の横電界方式アクティブマトリクス型液晶表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタ(TFT)に代表される
スイッチング素子を用いたアクティブマトリクス型液晶
表示装置は、OA機器等の表示端末として広く普及し始
めている。この液晶表示装置の表示方式には、大別して
次の2通りがある。一つは、透明電極が構成された2枚
の基板により液晶を挾み込み、透明電極に印加された電
圧(基板面に垂直な電界)で動作させ、透明電極を透過し
液晶に入射した光を変調して表示する縦電界方式であ
る。他の一つは、2枚の基板により液晶を挾み込み一方
の基板上に構成された2つの電極(画素電極及び共通電
極)の間の基板面にほぼ並行な電界により液晶を動作さ
せ、2つの電極の隙間から液晶に入射した光を変調して
表示する横電界方式であり、後者方式は、広視野角、低
負荷容量等の特徴を持ち、アクティブマトリクス型液晶
表示装置に関して有望な技術である。
【0003】しかし、横電界方式では、不透明な電極を
櫛歯状に構成するため、光を透過できる開口面積が小さ
く、表示画面が暗いため、消費電力が大きい明るいバッ
クライトを用いる必要がある。これを解決するに、特開
平08−62578号公報記載にあるように、共通電極
に外部から電圧を供給するという共通電極配線の役割
を、ゲート走査電極配線に兼用させることにより、共通
電極配線を省略し、横電界方式の開口面積を大きくする
方式が提案されている。以下、上記技術をコモンレス横
電界方式(共通電極配線レス横電界方式)と呼称する。
【0004】コモンレス横電界方式においては、スイッ
チング素子である薄膜トランジスタが、しきい値電圧が
液晶の光学的変調に要する液晶動作電圧の最大電圧より
も高い、完全なエンハンスメント型のスイッチング特性
を示す必要がある。そして、エンハンスメント型のスイ
ッチング特性を示す薄膜トランジスタを実現する方法と
して、同一出願人は、ゲート走査電極上に窒化シリコン
膜を形成して、この窒化シリコン膜上に厚さが30(Å)
以上の酸化シリコン膜を形成した積層絶縁膜をゲート絶
縁層とし、この酸化シリコン膜上にコンタクト層を介し
てソース電極及びドレイン電極が接続された半導体層が
形成された、一般にMNOS(Metal Nitride Oxide
Semiconductor:金属電極/窒化シリコン膜/酸化シリ
コン膜/半導体層)構造と呼ばれる構造の薄膜トランジ
スタに、 ドレイン電極を接地した状態で、ゲート走査
電極に液晶動作電圧(約±10V)よりも十分高い正のし
きい値制御電圧を印加する方法を提案している。
【0005】以下、これをMNOS構造薄膜トランジス
タを用いたコモンレス横電界方式アクティブマトリクス
型液晶表示装置と称し、上記の電圧印加工程を、しきい
値制御工程と呼称する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、しきい値電圧制御工程に関しての課題があ
りこれについて図10及び図11を参照して説明する。
図10は、MNOS構造薄膜トランジスタを用いたコモ
ンレス横電界方式アクティブマトリクス型液晶表示装置
のしきい値制御工程を示す図である。111はMNOS
構造の薄膜トランジスタ、 112は保持容量部、 12
はゲート電極、17はドレイン電極、18はソース電
極、64は各ゲート電極配線を電気的に接続する走査ゲ
ート電極用ショートバー、65は各ドレイン電極配線を
電気的に接続するドレイン電極用ショートバー、66は
しきい値制御電圧印加装置、67はTFT基板である。
【0007】図11は、従来例の薄膜トランジスタ11
1及び保持容量部112の断面構造を示す図である。1
1はガラス基板、12はゲート電極、13は窒化シリコ
ン膜からなる第1のゲート絶縁層、14は酸化シリコン
膜からなる第2のゲート絶縁層、15はアモルファスシ
リコンからなる半導体層、16はリンをドープしたn+
アモルファスシリコンからなるコンタクト層、17はド
レイン電極、18はソース電極、19は保護性絶縁膜で
ある。従来例の場合、薄膜トランジスタ111のゲート
絶縁層及び保持容量部112の容量用絶縁層は共に、窒
化シリコン膜からなる第1のゲート絶縁層13と、酸化
シリコン膜からなる第2のゲート絶縁層14との積層体
で構成される。
【0008】量産工程で用いられる最も簡単なしきい値
電圧制御工程では、図10に示すように全てのドレイン
電極17がショートバー65で短絡され、全てのゲート
電極12がショートバー64で短絡された状態で、ドレ
イン電極17を接地して、ゲート電極12にしきい値制
御電圧印加装置66から出力されるしきい値制御電圧を
印加する。 このとき、全ての薄膜トランジスタ111
の一方の半導体層等(半導体層15,ドレイン電極1
7,ソース電極18)と 他方のゲート電極12との間を
交差する「ゲート絶縁層の交差部」において、ドレイン電
極及びソース電極から酸化シリコン膜を突き抜けて窒化
シリコン膜中に電子が注入される。
【0009】そして、一般的に知られているように、M
NOS構造薄膜トランジスタにおいては、この注入電子
が、酸化シリコン膜の障壁作用によって半導体層に戻る
ことができず「ゲート絶縁層の交差部」の窒化シリコン膜
中に蓄積される。これをMNOS構造薄膜トランジスタ
の非可逆的電荷蓄積特性と呼称する。この非可逆的電荷
蓄積特性により窒化シリコン膜中に蓄積された注入電子
が形成する内部電界により、MNOS構造薄膜トランジ
スタは、しきい値電圧が液晶動作電圧の最大電圧よりも
高い、完全なエンハンスメント型のスイッチング特性を
示すようになるものである。
【0010】しきい値電圧制御工程の際には、薄膜トラ
ンジスタ111のソース電極18に電気的に接続した保
持容量部の容量用ソース電極としてのソース電極18
と、薄膜トランジスタ111のゲート電極12に電気的
に接続した保持容量部の容量用ゲート電極としてのゲー
ト電極12との両電極間を交差する「 容量用絶縁層の交
差部」を有する保持容量部112にも、同時にしきい値
制御電圧が印加される。そして、従来例の構成の場合、
容量用絶縁層が、窒化シリコン膜からなる第1のゲート
絶縁層13と酸化シリコン膜からなる第2のゲート絶縁
層14の積層膜で構成されているため、MNOS構造薄
膜トランジスタと同じ非可逆的電荷蓄積特性により、保
持容量部112にしきい値電圧変化相当分の電荷蓄積が
生じる。薄膜トランジスタのしきい値電圧変化が+10
Vの場合、保持容量部の両電極間、即ちソース電極18
とゲート電極12との間に+10Vの直流の内部電圧が
発生する。
【0011】一般に、保持容量部の役割は液晶への印加
電圧を長時間保持することであり、液晶と電気的に並列
接続して用いられる。従って、保持容量部112が非可
逆的電荷蓄積特性を有すると、外部から液晶に電圧を印
加しなくても、しきい値制御工程により保持容量部の両
電極間に生じた直流の内部電圧が液晶に常時印加される
ことになる。この液晶に印加される直流電圧が、フリッ
カや残像といった画質低下の要因となり、ここに解決す
べき課題がある。
【0012】従って、本発明の目的は、電荷蓄積を回避
して、良好なる画質が確保される横電界方式アクティブ
マトリクス型液晶表示装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明による横電界方式アクティブマトリクス型液晶表示装
置の特徴は、半導体層と,ドレイン電極と,ソース電極
と,ゲート電極と,一方の前記半導体層等と他方の前記
ゲート電極との間を絶縁し且つ該両者間の交差部に発生
する電荷に対して非可逆的電荷蓄積特性を示すゲート絶
縁層とから成る薄膜トランジスタと、前記ソース電極に
電気的に接続した容量用ソース電極と,前記ゲート電極
に電気的に接続した容量用ゲート電極と,該容量用ソー
ス電極と該容量用ゲート電極との間を絶縁し且つ該両電
極間の交差部に発生する電荷に対して可逆的電荷蓄積特
性を示す容量用絶縁層とから成る保持容量部と、を具備
することにある。
【0014】そして、他の特徴は、前記薄膜トランジス
タは、前記ゲート絶縁層が、窒化シリコンからなる第1
のゲート絶縁層と、該第1のゲート絶縁層と前記半導体
層との間に介在し酸化シリコンからなる第2のゲート絶
縁層との積層体から形成されているMNOS構造の薄膜
トランジスタであり、前記保持容量部の前記容量用絶縁
層は、前記第1のゲート絶縁層の単層体から形成されて
いる点にある。
【0015】また、別の特徴は、前記保持容量部の前記
容量用絶縁層は、前記容量用ソース電極を保護する窒化
シリコン膜からなる保護性絶縁膜から形成され、前記容
量用ソース電極は、前記保護性絶縁膜の上に配置されて
いるところにある。
【0016】本発明によれば、容量用絶縁層が可逆的電
荷蓄積特性を示すので、しきい値制御電圧が零になれば
保持容量部の電荷は元に戻り蓄積が生じなくなり、フリ
ッカや残像といった画質不良は生じない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。 図1は、本
発明による一実施例の横電界方式アクティブマトリクス
型液晶表示装置の薄膜トランジスタ及び保持容量部を示
す断面図である。第1実施例の薄膜トランジスタ及び保
持容量部の断面構造を示している。図1において、11
はガラス基板、12はCrからなるゲート電極、13は
窒化シリコン膜からなる第1のゲート絶縁層、14は酸
化シリコン膜からなる第2のゲート絶縁層、15はアモ
ルファスシリコンよりなる半導体層、16はリンをドー
プしたn+型アモルファスシリコンからなるコンタクト
層、17,18はCrよりなるドレイン電極及びソース
電極、19は窒化シリコン膜よりなる保護性絶縁膜であ
り、 そして、 MNOS構造の薄膜トランジスタ111
と、保持容量部112とが、図示のようにそれぞれ構成
されている。
【0018】上記薄膜トランジスタ及び保持容量部は、
次のようにして作成した。 まず、コーニング7059
ガラスからなるガラス基板11上に、厚さ約300(n
m)のCr膜をスパッタリング法により形成する。ホト
エッチングによりCrをパターニングしてゲート電極1
2を形成する。その上にSiH4、NH3、N2等の混合
ガスを用いたプラズマ化学気相成長( CVD)法によ
り、 厚さ2500(Å)の窒化シリコン膜からなる第1
のゲート絶縁層13を形成する。その上に、TEOS
(テトラエトキシシラン)、 O2等の混合ガスを用いたプ
ラズマCVD法により、厚さ100(Å)の酸化シリコン
膜を形成する。 その上に、SiH4ガスを用いたプラズ
マCVD法により厚さ2000(Å)のアモルファスシリ
コン膜、及びSiH4、PH3混合ガスを用いたプラズマ
CVD法により厚さ300(Å)のn+型アモルファスシ
リコン膜を形成する。上記のプラズマCVD法を用いた
薄膜形成プロセスは真空を保ちつつ連続して行なうこと
が望ましい。
【0019】次ぎに、ホトエッチングによりアモルファ
スシリコン膜をn+型アモルファスシリコン膜と同時に
島状加工することにより、半導体層15が形成される。
同じホトレジストを用いて、酸化シリコン膜からなる第
2のゲート絶縁層14をホトエッチングすることによ
り、半導体層15と同一マスク形状の第2のゲート絶縁
層14が形成される。これら同一マスク形状の第2のゲ
ート絶縁層14と半導体層15との上に、スパッタリン
グ法を用いて蒸着したCrをホトエッチングによりパタ
ーニングしてドレイン電極17及びソース電極18が形
成される。更に、ソース/ドレイン電極間のn+型アモ
ルファスシリコン膜をエッチング除去することにより、
ドレイン電極17及びソース電極18と半導体層15の
間にコンタクト層16が形成される。
【0020】さらにこの上に、プラズマCVD法により
堆積した厚さ5000(Å)の窒化シリコン膜をホトエッ
チングによりパターニングして、保護性絶縁膜19を形
成することによって、薄膜トランジスタ111、ならび
に、ソース電極18とゲート電極12との間に「交差部」
を有する保持容量部112が完成する。この場合、一方
の薄膜トランジスタ111のゲート絶縁層は、窒化シリ
コン膜からなる第1のゲート絶縁層13と酸化シリコン
膜からなる第2のゲート絶縁層14との積層膜で構成さ
れる。他方の保持容量部112の容量用絶縁層は、窒化
シリコン膜からなる第1のゲート絶縁層13の単層膜で
構成される。なお、前述の第1実施例のように、第2の
ゲート絶縁層14を半導体層15と同一のホトレジスト
を用いて一括加工すれば、両層を異なるホトレジストを
用いて別々に加工する場合と較べて、工程数を減らすこ
とができるという利点がある。即ち、本発明による液晶
表示装置の他の特徴は、ゲート絶縁層の第2のゲート絶
縁層は、半導体層と同一マスク形状であるところにあ
る。
【0021】図2は、図1の横電界方式アクティブマト
リクス型液晶表示装置の画素部を示す平面図である。図
3は、図2のA−A断面を示す図である。図4は、図2
のB−B断面を示す図である。次ぎに、図2〜図4にお
いて、薄膜トランジスタ111は、ゲート電極12、窒
化シリコン膜からなる第1のゲート絶縁層13、酸化シ
リコン膜からなる第2のゲート絶縁層14、アモルファ
スシリコンからなる半導体層15、コンタクト層16、
ドレイン電極17、ソース電極18及び保護性絶縁膜1
9から構成される。即ち、ゲート電極12を最下層に形
成し、第1のゲート絶縁膜13、第2のゲート絶縁膜1
4及び半導体層15を介してドレイン電極17とソース
電極18を同一の金属層をパターニングして形成した。
【0022】一方、保持容量部112は、容量用ソース
電極としてのソース電極18と容量用ゲート電極として
のゲート電極12とでもって、窒化シリコン膜からなる
容量用絶縁層としての第1のゲート絶縁層13を挾む構
造として形成した。液晶層の配向方向は、ゲート電極1
2からドレイン電極方向に伸びたゲート電極12の突起
部分32と、該突起部分32の間に平行に伸びたソース
電極18の間に印加される電界によって制御される。
尚、コモンレス横電界方式においては、ゲート電極12
から伸びた突起部分32がコモン電極として機能し、ゲ
ート電極12がコモン電極配線の役割を兼ねるため、コ
モン電極配線がなく開口面積が大きい。光は、突起部分
32とソース電極18の間を通過し液晶層に入射して変
調される。
【0023】次ぎに、上記第1実施例及び図11に示す
従来例の画素部を用いた2種類のTFT基板に、図10
に示した「しきい値制御工程」を施して、薄膜トランジス
タがしきい値電圧+10Vのエンハンスメント型の特性
を示すようにした後、TFT液晶パネルを構成して、駆
動周波数60Hzにおける表示画質を比較した。従来例
の構成の画素部を用いた場合、画像のちらつき(フリッ
カ)及び残像が観測された。この原因は、保持容量部が
非可逆的電荷蓄積特性を有する酸化シリコン膜と窒化シ
リコン膜の積層体で構成されるため、しきい値制御工程
後に保持容量部の「ソース電極18とゲート電極12と
の間の交差部」に、+10Vの内部電圧が発生し、これ
がソース電極18とゲート電極12から伸びる突起部分
32間の液晶に、直流電圧として印加されるためである
ことが判った。
【0024】一方、第1実施例の構成の画素部を用いた
場合は、画像のちらつき(フリッカ)及び残像は生じなか
った。これは、保持容量部が可逆的電荷蓄積特性を有す
る窒化シリコン膜の単層から構成されているので、しき
い値制御工程を経ても、保持容量部の交差部に内部電圧
が発生しないためである。以上のように、横電界方式ア
クティブマトリクス型液晶表示装置の保持容量部を窒化
シリコン膜からなる第1のゲート絶縁層13の単層膜で
構成すれば、従来技術のような酸化シリコン膜からなる
第2のゲート絶縁層14の障壁作用がなくなるため、窒
化シリコン膜(第1のゲート絶縁層13)中に注入された
電子は、しきい値制御電圧が零になれば半導体層15(
含むドレイン電極17およびソース電極18)側に戻
り、保持容量部112における電荷蓄積が回避される。
従って蓄積電荷に起因した内部電圧が液晶に印加され
なくなるため、フリッカや残像といった画質不良が生じ
なくなるものである。
【0025】一方、MNOS構造の薄膜トランジスタで
は、ゲート絶縁層が非可逆的電荷蓄積特性を有する窒化
シリコン膜と酸化シリコン膜との積層膜から構成されて
いるので、しきい値制御工程を経ることによって完全な
エンハンスメント型のスイッチング特性を示すようにな
る。従って、本発明によるMNOS構造薄膜トランジス
タを用いたコモンレス横電界方式アクティブマトリクス
液晶表示装置の画質が向上すると言える。
【0026】次ぎに、第2実施例について、説明する。
図5は、本発明による他の実施例の横電界方式アクティ
ブマトリクス型液晶表示装置の薄膜トランジスタ及び保
持容量部を示す断面図である。本第2実施例の図1に示
した第1実施例と異なる点は、酸化シリコン膜からなる
第2のゲート絶縁層14の形状にある。本実施例におい
ては、第2のゲート絶縁層14の加工には、半導体層1
5の加工に用いたホトレジストとは別のホトレジストを
用いて、 保持容量部112の交差部(ソース電極18と
ゲート電極12の交差部 )に対応する容量用絶縁層の部
位に存在する第2のゲート絶縁層14を除去したもので
ある。すなわち、酸化シリコンからなる第2のゲート絶
縁層14の平面形状領域( または、面積領域)は、 半導
体層15が存在する平面形状領域(または、半導体層の
投影面積領域)よりも広く、しかしながら保持容量部1
12の容量用絶縁層の交差部に対応する領域を除く形状
とするものである。
【0027】本第2実施例も第1実施例と同様に、薄膜
トランジスタ111のゲート絶縁層は、窒化シリコン膜
からなる第1のゲート絶縁層13と酸化シリコン膜から
なる第2のゲート絶縁層14の積層膜で構成され、保持
容量部112の容量用絶縁層は、窒化シリコン膜からな
る第1のゲート絶縁層13の単層膜で構成される。この
画素部を用いたTFT基板に、図10に示したしきい値
制御工程を施し、MNOS構造薄膜トランジスタがしき
い値電圧+10Vのエンハンスメント型の特性を示すよ
うにした後、TFT液晶パネルを構成して、駆動周波数
60Hzにおける表示画質を行った。その結果、第1実
施例の構成の画素部を用いた場合と同様に、保持容量部
が可逆的電荷蓄積特性を示し、しきい値制御工程を経て
も保持容量部の両端に内部電圧が発生しないので、画像
のちらつき(フリッカ)及び残像は生じなかった。
【0028】尚、本第2実施例の場合、第2のゲート絶
縁層14と半導体層15を異なるホトレジストを用いて
別々に加工するため、第1実施例よりも工程数が増え
る。しかし、第2のゲート絶縁層14を含み構成される
ゲート絶縁層の面積領域が広くなり、前述の第1実施例
のゲート絶縁層の場合よりも絶縁性が高くなるため、絶
縁不良による不良発生率を低減する効果がある。換言す
れば、本発明による液晶表示装置の別の特徴は、容量用
絶縁層の交差部に対応する領域を除く第2のゲート絶縁
層の面積領域は半導体層の投影面積領域よりも広いこと
にあると言える。
【0029】さらに、第3実施例について説明する。図
6は、本発明による別の実施例の横電界方式アクティブ
マトリクス型液晶表示装置の薄膜トランジスタ及び保持
容量部を示す断面図である。図7は、図6の横電界方式
アクティブマトリクス型液晶表示装置の画素部を示す平
面図である。図8は、図7のA−A断面を示す図であ
る。図9は、図7のB−B断面を示す図である。本第3
実施例の第1実施例及び第2実施例と異なる点は、保持
容量部を窒化シリコン膜からなる保護性絶縁膜19の部
位にて構成する所にある。
【0030】即ち、ゲート電極12上の第1のゲート絶
縁層13と第2のゲート絶縁層14に開けられたコンタ
クトホールを介して、ゲート電極12に電気的に接続し
た保持容量下部電極41(ゲート電極12に相当するも
のである)と、ソース電極18上の保護性絶縁膜19に
開けられたコンタクトホールを介して、ソース電極18
に電気的に接続した保持容量上部電極42( ソース電極
18に相当するものである)とを形成し、 保持容量下部
電極41と保持容量上部電極42との間の交差部に、可
逆的電荷蓄積特性を示す容量用絶縁層としての窒化シリ
コン膜からなる保護性絶縁膜19を構成しているもので
ある。
【0031】上記薄膜トランジスタ及び保持容量部は、
次のようにして作成した。ゲート電極12,第1のゲー
ト絶縁層13,第2のゲート絶縁層14,半導体層15
までの形成工程は、第2実施例と同じである。 ホトエ
ッチングにより、 ゲート電極12上の第1のゲート絶
縁層13及び第2のゲート絶縁層14を除去してコンタ
クトホールを形成した後、この上にスパッタリング法を
用いて蒸着したCrをホトエッチングによりパターニン
グして、ドレイン電極17,ソース電極18及び保持容
量下部電極41が形成される。ソース/ドレイン電極間
のn+型アモルファスシリコン膜をエッチング除去する
ことにより、ドレイン電極17及びソース電極18と半
導体層15の間にコンタクト層16が形成される。
【0032】更にこの上に、プラズマCVD法により堆
積した厚さ5000(Å)の窒化シリコン膜をホトエッチ
ングによりパターニングして保護性絶縁膜19を形成す
る。ホトエッチングにより、ソース電極18上の保護性
絶縁膜19を除去してコンタクトホールを形成した後、
この上にスパッタリング法を用いて、 膜厚140(n
m)のITO膜を形成する。このITO膜をホトエッチ
ングによりパターニングして、保持容量上部電極42が
形成される。
【0033】これによって、薄膜トランジスタ111
と、保持容量下部電極41と保持容量上部電極42との
間の交差部に可逆的電荷蓄積特性を示す容量用絶縁層を
有する保持容量部112とが完成する。即ち、薄膜トラ
ンジスタ111のゲート絶縁層は、窒化シリコン膜から
なる第1のゲート絶縁層13と酸化シリコン膜からなる
第2のゲート絶縁層14の積層膜で構成される。また、
保持容量部112の容量用絶縁層は、窒化シリコン膜か
らなる保護性絶縁膜19の単層膜で構成される。
【0034】この画素部を用いたTFT基板に、図10
に示したしきい値制御工程を施し、MNOS構造薄膜ト
ランジスタがしきい値電圧+10Vのエンハンスメント
型の特性を示すようにした後、TFT液晶パネルを構成
して、駆動周波数60Hzにおける表示画質を行った。
その結果、第1実施例及び第2実施例の構成の画素部を
用いた場合と同様に、画像のちらつき(フリッカ)及び残
像は生じなかった。これは、窒化シリコン膜からなる保
護性絶縁膜19の単層膜で構成される保持容量部112
が、可逆的電荷蓄積特性を有するため、しきい値制御工
程を経ても該保持容量部の両電極間に内部電圧が発生し
ないためである。本第3実施例も、第1実施例よりも工
程数が増えるが、ゲート絶縁層の第2のゲート絶縁層1
4の面積領域が広くなるため、絶縁不良による不良発生
率を低減する効果がある。
【0035】ところで、本実施例の容量用ソース電極と
しての保持容量上部電極42が保護性絶縁膜19の上に
配置されている構成とするため、図7において、ソース
電極とゲート電極の突起部分との間に、液晶駆動電圧を
印加した場合の保護性絶縁膜19による電圧降下がなく
なり、液晶駆動電圧を低減する効果がある。即ち、本発
明による液晶表示装置のもう一つ別の特徴は、保持容量
部の容量用絶縁層を、容量用ソース電極を保護する窒化
シリコン膜からなる保護性絶縁膜から形成し、かつ、容
量用ソース電極を、保護性絶縁膜の上に配置する点にあ
る。
【0036】以上を纏めれば、本発明による横電界方式
アクティブマトリクス型液晶表示装置の特徴は、しきい
値制御工程において、 (1)薄膜トランジスタでは該薄膜
トランジスタのしきい値電圧がエンハンスメント型に制
御されるように、薄膜トランジスタの交差部を形成する
ゲート絶縁層を、非可逆的電荷蓄積特性を有する「 例え
ば、窒化シリコン膜と酸化シリコン膜との積層体」で構
成し、一方、(2)保持容量部では該保持容量部に電荷蓄
積が生じないように、保持容量部の交差部を形成する容
量用絶縁層を、可逆的電荷蓄積特性を有する「 例えば、
窒化シリコン膜の単層膜」で構成するところにある。
【0037】そして、MNOS構造の薄膜トランジスタ
であれば、薄膜トランジスタのゲート絶縁層を、窒化シ
リコンからなる第1のゲート絶縁層と、該第1のゲート
絶縁層と半導体層との間に介在し該半導体層と同一マス
ク形状であって酸化シリコンからなる第2のゲート絶縁
層との積層体から形成し、保持容量部の容量用絶縁層
を、該第1のゲート絶縁層の単層体から形成するもので
ある。尚、それぞれの絶縁層は、積層体や単層膜の層の
数に限定されるものではない。
【0038】
【発明の効果】本発明のMNOS構造薄膜トランジスタ
(TFT)及び保持容量部を用いた横電界方式アクティブ
マトリクス型液晶表示装置( または、コモンレス横電界
方式アクティブマトリクス型液晶表示装置)では、 可逆
的電荷蓄積特性を有する保持容量部を用いるために、電
荷蓄積に起因したフリッカ及び残像といった画質不良が
発生せず、表示品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の横電界方式アクティブ
マトリクス型液晶表示装置の薄膜トランジスタ及び保持
容量部を示す断面図である。
【図2】図1の横電界方式アクティブマトリクス型液晶
表示装置の画素部を示す平面図である。
【図3】図2のA−A断面を示す図である。
【図4】図2のB−B断面を示す図である。
【図5】本発明による他の実施例の横電界方式アクティ
ブマトリクス型液晶表示装置の薄膜トランジスタ及び保
持容量部を示す断面図である。
【図6】本発明による別の実施例の横電界方式アクティ
ブマトリクス型液晶表示装置の薄膜トランジスタ及び保
持容量部を示す断面図である。
【図7】図6の横電界方式アクティブマトリクス型液晶
表示装置の画素部を示す平面図である。
【図8】図7のA−A断面を示す図である。
【図9】図7のB−B断面を示す図である。
【図10】MNOS構造薄膜トランジスタを用いた横電
界方式アクティブマトリクス型液晶表示装置のしきい値
制御工程を示す図である。
【図11】従来技術のMNOS構造薄膜トランジスタ及
び保持容量部の断面構造を示す図である。
【符号の説明】
11…ガラス基板、12…ゲート電極、13…第1のゲ
ート絶縁層、14…第2のゲート絶縁層、15…半導体
層、16…コンタクト層、17…ドレイン電極、18…
ソース電極、19…保護性絶縁膜、32…突起部分、4
1…保持容量下部電極、42…保持容量上部電極、64
…走査ゲート電極用ショートバー、65…ドレイン電極
用ショートバー、66…しきい値制御電圧印加装置、6
7…TFT基板、111…薄膜トランジスタ、112…
保持容量部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若木 政利 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (56)参考文献 特開 平8−327978(JP,A) 特開 平7−20491(JP,A) 特開 平5−211339(JP,A) 特開 平4−326329(JP,A) 特開 平6−208129(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1368 G02F 1/1333 G02F 1/1343 G02F 1/133

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体層の上にドレイン電極とソース電極
    が形成され、前記半導体層の下面とゲート電極との間に
    ゲート絶縁層が形成されている薄膜トランジスタと、前
    記ソース電極に電気的に接続された容量用ソース電極と
    前記ゲート電極に電気的に接続された容量用ゲート電極
    との間に容量用絶縁層が形成されている保持容量部とが
    設けられているコモンレスの横電界方式アクティブマト
    リクス型液晶表示装置において、前記ゲート絶縁層は、
    前記半導体層の下面に酸化シリコン膜を形成すると共に
    前記酸化シリコン膜の下面と前記ゲート電極上に窒化シ
    リコン膜を形成し、前記半導体層と前記ゲート電極の両
    者間の交差部に発生する電荷に対して非可逆的電荷蓄積
    特性を示す積層体で形成され、前記容量用絶縁層は窒化
    シリコン膜で形成し、前記容量用ソース電極と前記容量
    用ゲート電極の両電極間の交差部に発生する電荷に対し
    て可逆的電荷蓄積特性を示す単層体で形成されているこ
    とを特徴とする横電界方式アクティブマトリクス型液晶
    表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記保持容量部の前記
    容量用絶縁層は、前記容量用ソース電極を保護する窒化
    シリコン膜からなる保護性絶縁膜から形成され、前記容
    量用ソース電極は、前記保護性絶縁膜の上に配置されて
    いることを特徴とする横電界方式アクティブマトリクス
    型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記ゲート絶縁層の前
    記酸化シリコン膜は、前記半導体層と同一マスク形状で
    あることを特徴とする横電界方式アクティブマトリクス
    型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記容量用絶縁層の前
    記交差部に対応する領域を除く前記ゲート絶縁層の面積
    領域は、前記半導体層の投影面積領域よりも広いことを
    特徴とする横電界方式アクティブマトリクス型液晶表示
    装置。
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