JP3427164B2 - 秘話中表示方法及び装置 - Google Patents

秘話中表示方法及び装置

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JP3427164B2 JP34313093A JP34313093A JP3427164B2 JP 3427164 B2 JP3427164 B2 JP 3427164B2 JP 34313093 A JP34313093 A JP 34313093A JP 34313093 A JP34313093 A JP 34313093A JP 3427164 B2 JP3427164 B2 JP 3427164B2
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一郎 嘉儀
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一郎 嘉儀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通話を秘話にした場合
に、電話機や秘話装置或いは表示装置側に秘話中である
ことを表示するための新規な方法及び装置にかかわり、
特に、多数同時通話方式(NTT(登録商標)のトリオ
ホンサービス等)を利用しての三者通話の場合に、装置
設置者側の電話機を自動的に或いは必要に応じて秘話に
し、且つ秘話の状態が目、耳或いはその両者で判別でき
るようにするものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、NTTが多数同時通話方式の
一種として提供しているトリオホンサービスは、契約者
を中心として電話回線(外線)を利用して三者が同時に
通話できるものである。しかし、三者通話をしているう
ちに、二者のみの通話を続けたい場合がある。契約者以
外の一人が外れる場合はその電話機をオンフックすれば
よいが、契約者がオンフックすると全ての回線が切れて
しまう。そこで、契約者側の回線に何らかの手段で直流
ループを閉成させると、オンフックしても外線二者の通
話は持続できる。しかしこの場合、契約者が再度オフフ
ックすれば外線二者の通話を聞くことができる。従っ
て、通信の秘密が侵される心配がある。
【0003】また、多数の回線をミキシング装置につな
いで多人数が同時に会話できるパーテイラインと言う民
間のサービスも、一種の多数同時通話方式と言える。こ
の場合においても、たとえ短時間でも一部の通話者のみ
で会話をしたいと言うニーズはあるものと思われる。更
に、ファックス信号やデータ信号を、トリオホンサービ
スを利用した交換装置で外線交換する場合、交換元が秘
話になっていないと余分な信号を拾って文字化けする等
の問題も生じる。
【0004】このような観点から、本発明者らはトリオ
ホンサービスに於ける手動外線交換に限らず、多数同時
通話方式に利用される通信制御装置において、該通信制
御装置を設置した側の通話を秘話にする方法及び装置を
開発した。これは、局線回路に直流ループを閉成させて
局交換機と信号のやりとりが可能な状態にしておき(自
己の電話回線の保留)、続いて或いは直後に、該ループ
閉成箇所よりも末端寄りの箇所で局線回路を切断して秘
話状態を形成させるようにしたものである。そのため
に、該秘話装置は、局交換機と電話機の間に直列に接続
する必要がある。或いは、電話端末に組み込んで一体化
してもよいし、局交換機自体にその機能を組み込むよう
にしてもよい。この保留は、従来用いられている電話機
に於ける保留とは別個のものである。また、その作動
は、自己又は相手側の電話機その他の装置から発する作
動信号により、或いは自己の手動動作により行わせるよ
うにする。尚、ここに局線回路とは、電話回線の一部を
なすものであって、秘話装置の内部にある部分を言う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記秘話装
置では、自己の回線を秘話にしたために、その回線が外
部交換に供されていて秘話状態にあるのか或い故障で通
話不能なのかを確認することができなかった。特に、ボ
タン電話やPBX装置のように多人数が使用する場合に
混乱が生じるおそれがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、そ
の回線が秘話中であることを、目や耳で簡単に判別でき
るように、秘話中であることを電話機に表示する方法及
び該方法に基づく秘話装置を開発した。秘話中であるこ
とが表示されれば、たとえ長時間秘話状態が続いても人
は安心するし、そうイライラするものでもない。以下、
トリオホンサービスを利用する場合を例に取って、本発
明を説明する。尚、本発明において、多数同時通話方式
とは、現在NTTが提供しているトリオホンサービスを
主として意味するが、上述したパーテイラインもその一
種と考えられなくもない。更に、本発明は、今後NTT
や各新電電その他が提供するであろう各種の多人数同時
通話サービスにも適用できるものである。
【0007】トリオホンサービスとは、一の外線との通
話中に契約者がフッキングを行うと局交換機側でその外
線を保留し、続いて他の外線を呼び出して再度フッキン
グを行うと一の外線の保留が解除されて三者通話ができ
るものである。このサービス機能を利用して、自己の秘
話装置で直流ループの形成と回線切断をさせると、外線
の二者間の通話が完成する。これは、結果的にはトリオ
ホンサービスを利用した手動外線交換と言うことができ
る。一方、秘話中の契約者電話機には、秘話中音を送出
させたりランプを点灯させたりして、他の状態と区別さ
せる。
【0008】秘話中音の送出方法には、2種類ある。1
つは、秘話装置側から直接電話機、秘話装置自身或いは
秘話装置に連なる表示装置に秘話中音を送出するもので
あり、他は、電話端末に備えた音送出回路を作動させる
秘話中信号を送出するものである。後者の場合、秘話中
信号で電話端末が備えているランプ点灯回路も共に作動
させてもよいし、ランプ点灯回路のみを作動させるよう
にしてもよい。この作動信号で電話端末に連なる表示装
置のランプやスピーカーを作動させてもよい。一方前者
の場合、秘話装置自身或いはそれに連なる表示装置にラ
ンプを設け、そのランプを点灯させるようにしてもよ
い。本発明では、秘話装置から送出する音(秘話中音:
音声信号)も一種の信号とする。
【0009】秘話とは、通話中の電話回線に割り込みが
出来ないことを言い、従来は内線同志について言われて
いた。これに対し、本発明の秘話とは、交換した外線同
志の通話内容に秘話装置設置者側が参加出来ないことを
言う。または、同時に会話している多人数の内の一部を
会話から排除することを言う。
【0010】本発明において電話端末とは、単独電話機
や多機能電話機の他に、ボタン電話(ビジネスホン)や
ホームテレホンのように複数の内線電話機を備えたも
の、PBXなどの構内交換機と多数の内線電話など、通
話ができる各種の電話装置を意味する。また電話機と
は、送受話器を備えた単独電話機や内線電話機のことを
言う。そして、本発明装置は、前述のように局交換機と
電話機(電話端末)の間に直列に接続されるが、これら
の機能を構内交換機や単独電話に組み込んだり、各内線
電話機に組み込むこともできる。更に、局交換機に組み
込むことも可能である。
【0011】本発明で、秘話にするための作動信号は、
自己や相手方の電話機や本発明装置自体、或いは他の制
御装置から発せられる。或いは、外線交換者が本発明装
置や他の制御装置についているスイッチやボタン類を手
動で操作することにより行われる。手動操作は、結果的
に作動信号を発するものでもよいし、何らかの機械的手
段で直流ループの閉成や回線切断を行うようなものでも
よい。
【0012】この作動信号の内最も好ましいものはDT
MF信号(PB音)である。DTMF信号とは、音声周
波数帯域の2周波の組み合わせで数字を表わすものをい
う。これは、一般にプッシュホンに用いられる信号であ
るが、PB変換トーン機能付きの電話機でも同様にDT
MF信号を発することが可能である。本発明において用
いるDTMF信号は、特に限定するものではないが、誤
動作を防ぐために2つ以上のDTMF信号を組み合わせ
るのが望ましい。例えば、7と#の2つのプッシュボタ
ンを続けて押すことにより、直流ループの閉成や回線の
切断をなさしめる。その他、各種の音声信号や光、パル
ス等の各種の信号が用いられる。
【0013】但し、局交換機に組み込む場合、従来の局
交換機では、一般に通話中のDTMF信号等は認識しな
い。そこで、ある決められたDTMF信号やパルス信号
が送出されてきたら、局内において、直流ループの形
成、つまり通話中の局線を保持し、局からの交換元へ秘
話形式(回線の切断)の指令をだすような受信システム
を設けるようにしておくとか、フッキング(瞬断)信号
に工夫を凝らすとか、この両者を組み合わす等、システ
ムの改良で本発明の必要とする機能を設備することも可
能である。要するに、局交換機から端末の電話機までの
間に、本発明の機能を設ければよいと言うことになる。
【0014】直流ループの閉成と続いて或いは直後の秘
話動作は、同一の作動信号で行ってもよい。しかし、外
線交換を完了したことを外線の二者に知らせるために、
回線切断は幾分遅延させ、その間に交換実行者が連絡す
るなり記録してあるメロディーやメッセージを流すよう
にしてもよい。或いは2つの動作を別個の信号で行わせ
てもよい。または、ある信号で二度目のフッキングを行
わせると同時に直流ループの閉結を行わせ、続いて或い
は直後に回線の切断を行わすようにしてもよい。本装置
が電話機の直近に設置してある場合とか本装置を電話機
に組み込んだような場合には、本装置に操作ボタンを設
け、このボタンで外線交換と秘話操作をさせるなど、作
動信号の出し方には種々な形態が多数考えられる。要
は、外部或いは内部からの信号や直接機械的な操作で、
交換元の直流ループの閉成と回線の切断が行われるもの
であればよい。
【0015】ループ制御部は、装置内の局線回路に直流
ループを閉成してその回線を保留状態にし、またその開
放(リセット)を行って保留を解除する。また、瞬断信
号をここから発信するようにしてもよい。直流ループの
閉成は、制御部からの制御信号で行わせる。尚、このル
ープ制御部にはループを形成するリレー(ループリレ
ー)とその駆動回路等で構成されている。リレーに代え
て、サイリスタ又はこれらと同様に機能する半導体素子
等を用いてもよい。或いは、直接リレーを手動で操作す
るようにしてもよい。
【0016】秘話制御部は、経路上でループ制御部より
も末端寄り側に設けられていて、制御部からの制御信号
により装置内の局線回路を切断し、また回線の接続(リ
セット)を行う。この切断は、秘話リレーにより文字通
り局線回路を切断するほか、大きな抵抗を入れるなどに
より実質的に音声電流が該箇所を通過しないようにする
ことも含む。リレーの他にサイリスタ又はこれらと同様
に機能する半導体素子等も使用することができる。
【0017】秘話中信号発生部は、回路上で秘話制御部
よりも末端寄り側に設けられていて、秘話にすると同時
に作動して秘話中信号を発生させ、秘話のリセットと同
時にリセットするように制御されることが好ましい。こ
こに同時とは、時間的に殆ど差がないことを意味する。
但し、幾分の遅れはかまわない。従って、秘話中信号発
生部の作動は、通常は秘話制御部の作動に連続するよう
に同一の作動信号で行わせる(直流ループの閉成と秘話
動作が同一の作動信号で行なわれる場合を含む)。この
作動信号を受けた制御部は、秘話制御部への制御信号に
続いて秘話中信号発生部への制御信号を出力する。
【0018】尚、この秘話中信号発生部には、2種類の
異なる構造のものが考えられる。一つは、電子オルゴー
ルや音声信号発振器など、秘話中信号発生部自体から秘
話中音を送出するもので、秘話中音発生部とも言えるも
のである。この場合の信号は、回線を通って直接受話器
に伝えられる音声そのものであり、メロディーやメッセ
ージ、その他耳で聞いて秘話中であることが判別できる
音信号であれば種類は問わない。但し、発信音、話中
音、呼出音、呼出信号等、ある定められた振動数の音
は、紛らわしいので好ましくない。更に、ある種のDT
MF信号(PB音)も他の制御等に使用するは採用でき
ない。尚、この場合の秘話中音は、秘話になっている回
線を使用しようとした場合に、電話機の受話器に送出さ
れるものであり、送受話器をとりあげた場合に聞こえて
くる。このタイプの秘話中信号発生部を備えた秘話装置
は、従来の電話端末がそのまま使用できる利点がある。
また、このタイプの変形として、秘話中音の代わりに、
或いはそれに加えて、ランプ点灯信号を送出するものが
考えられる。このランプ点灯信号は、秘話装置自体或い
はこれに連結される表示装置にランプを取付け、秘話中
はこのランプを点灯させるものである。
【0019】一方、電話端末側が備えている秘話中音回
路を作動させるための信号を、この秘話中信号発生部か
ら発信させることもできる。この場合の信号は、発信音
等以外のある特定周波数の連続音や断続音、DTMF信
号、パルス、光、電流、電圧その他、電話端末側の秘話
中音回路を作動できるものであれば、他に不都合がない
限り使用できる。そして、この回路から送出される秘話
中音が、受話器や電話機スピーカーで増幅されて聞こえ
る。受話器から聞こえるようにした場合、送受話器をと
りあげた場合に聞こえてくる。尚、この秘話中音回路
は、従来電話端末側が備えている保留音回路その他、電
話機側スピーカーや受話器に音を発生させる回路を利用
してもよいし、別途構内交換機(PBX)やボタン電話
の主装置或いは電話機自体に組み込むようにしてもよ
い。もっとも、何れにしても電話端末の改造が前提にな
る。
【0020】上記した秘話中音回路を作動させるための
信号を利用して、電話端末が備えているランプ点灯回路
を作動させるようにしてもよい。或いは、秘話中音回路
を作動させる信号とは別の信号でランプ点灯回路の作動
(連続点灯、断続点灯)を行わせてもよい。更に、秘話
中音回路に代えて、ランプ点灯回路のみを作動させるよ
うにしてもよい。ランプの点灯は、現在のPBXやボタ
ン電話装置の場合、局線応答時の連続点灯と保留時の毎
秒1回点滅がある。本発明の秘話中表示の場合、これら
と同じでもよいし、区別するためにより長い間隔の点滅
を採用するとか、他の色のランプを点灯するようにして
もよい。ランプの点灯は、電話機以外に、電話端末に別
途連なる表示装置におこなわすこともできる。
【0021】作動信号受信部は、通話中の自己又は相手
側の電話機或いは装置自身や他の制御装置などから発す
る作動信号を受信し、受信した旨の信号を制御部に出力
する。この受信部は、一般に受信部に使用される部品と
その駆動回路及び信号発信回路等を組み込んで構成され
る。
【0022】制御部は、例えばマイクロコンピュータを
主体に構成され、作動信号受信部からの信号を受信した
り、ループ制御部や秘話制御部或いは秘話中信号発生部
へ制御信号を出力する他、終話信号を受信して、秘話制
御部やループ制御部、秘話中信号発生部のリセットをさ
せるなど、予め記憶されたプログラムに従って装置全体
の制御を行う。
【0023】本発明装置は、上記したループ制御部等の
各種構成部材をボックス内に収納したものでもよいが、
それぞれの機能をIC化してボードに組み込んだり、更
には全体をワンチップ化することも可能である。その場
合、各種の電話端末や局交換機への組み込みが極めて容
易になる。
【0024】
【実施例】次に、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図1は、本発明にかかわる秘話装置の接続系
統図の一例を示す。本例では、秘話装置1は交換元電話
機2(トリオホンサービス契約者の電話端末の電話機:
以下交換元と言う)の前に直列に接続されている。そし
てこの電話回線(局線回線、加入者線)3は、電話交換
網4を介して、他の外線電話端末に繋がっている。以
下、発信元電話機5(一の外線電話機:以下発信元と言
う)から交換元2にかかった電話を、交換先電話機6
(他の外線電話機:以下交換先と言う)に交換する場合
について説明する。
【0025】発信元5と交換元2が通話中に、第三者へ
の交換や三者同時通話が必要になった場合、交換元2が
1回フッキングすると、発信元5の電話機は電話交換網
4の側で保留され、交換元2は他への呼出が可能にな
る。そこで、交換先6を呼出して通話し、再度フッキン
グすると発信元5の保留が解除されて三者通話が可能に
なる。ここまでは、トリオホンサービスの機能である。
【0026】そこで、交換元2の電話機を秘話にする
と、結果的に発信元5からの電話を交換先6に外線手動
交換したことになる。秘話にするのは、始めから外部交
換が目的の場合と当初三者通話していて途中から交換元
2が会話から抜ける場合の二通りがある。この秘話操作
は、図2に示す秘話装置1によって行われる。
【0027】図2は、秘話装置1の一例を示すブロック
図で、作動信号受信部7とループ制御部8、秘話制御部
9、及び秘話中信号発生部10が局線回路11に連なっ
ている。局線回路11は、端子L1、L2(局側)と端
子L3、L4(電話機側)を介して局線回線3に直列に
接続されている。符号12は制御部である。尚、ここに
図示した秘話中信号発生部10は、秘話中音を直接送出
するタイプのものである。
【0028】ここで、三者通話がされている状態で交換
元2を秘話にしたい場合、交換元2、発信元5、交換先
6の何れかが、あるDTMF信号例えば7*を送出する
と、その信号を作動信号受信部7がキャッチして制御部
12に信号をだす。制御部12はこの信号を受けるとル
ープ制御部8に制御信号を出力し局線回路11に直流ル
ープを形成する。続いて、秘話制御部9にも制御信号を
出力し、局線回路11を切断する。この両動作は殆ど同
時に行わしてもよいが、数秒程度の間をあけ、その間に
秘話にする旨の連絡をしたり、メロディやメッセージを
局線回路11に送出させるようにしてもよい。
【0029】局線回路11を切断して秘話にすると同時
に、制御部12から秘話中信号発生部10に制御信号を
出力し、秘話中信号発生部10から交換元電話機2の送
受話器にメロディーその他の秘話中音を送出する。この
場合、秘話中音は常に送出されているが、通常は送受話
器を取上げ(オフフック)た場合に聞こえる。或いは、
局線回路11を切断して秘話にしたのち、交換元電話機
2のループ信号受信部14からの信号を受けて制御部1
2から秘話中信号発生部10に制御信号を出力し、秘話
中信号発生部10から交換元電話機2の送受話器にメロ
ディーその他の秘話中音を送出するようにしてもよい。
【0030】また、最初から交換が目的の場合、交換元
2が別のDTMF信号例えば1*を送出すると作動信号
受信部7で受信し、フッキング信号を送出し、続いてル
ープ制御部8と秘話制御部9の作動信号を送出するよう
にすることもできる。この場合、交換元2がフッキング
を行ってから、7*を押すようにしても同様の結果とな
る。但し、煩わしいので、前者の方がこのましい。この
場合も、ループ制御部8の作動と秘話制御部9(及び秘
話中信号発生部10)の作動の間に時間をおいてもよい
し、殆ど同時に行わしてもよい。尚、図2に鎖線で示す
ように、電話機組み込みタイプ等では、転送開始ボタン
13を装置本体1に設け、該ボタン13によって前記1
*と同様に作動させるようにしてもよい。また、図示は
省略するが、ループ制御部8と秘話制御部9に外部から
操作できるスイッチを設け、転送元2において機械的に
入り切りをさせるようにすることも考えられる。この場
合、秘話制御部9の操作で秘話中信号発生部10の作動
信号も発生させる。
【0031】図3は、図2に示す秘話装置1の変形例の
ブロック図である。この場合、秘話中信号発生部10に
代えて( 図の状態)或いはそれに加えて、ランプ点灯回
路15を設け、制御部12からの信号でランプ16を点
灯させるものである。尚、このランプ16は秘話装置1
に設けておいてもよいし、秘話装置1に連なる表示装置
17に設けておいてもよい。
【0032】図4は、上記各例とは異なるタイプの秘話
中信号発生部18を備えた秘話装置1の一例を示すブロ
ック図である。また、図にはボタン電話装置19の概略
ブロック図も示している。符号20が主装置、21が内
線電話機である。そして、この秘話中信号発生部18か
らの信号(音声、パルス、光、電圧、電流等)は、主装
置20の局線回路部分や共通部分に設けられた秘話中音
回路22に働き掛けて、電話機21のスピーカー23や
送受話器24から秘話中音を発生させる。また同時に、
秘話中信号発生部18からの他の信号が、ランプ点灯回
路25に働き掛けて、電話機21のランプ26を例えば
2〜3秒間隔で点滅させる。或いは、局線交換や保留
(従来の)とは異なる色のランプを点灯させるようにし
てもよい。更に、各端末電話の通話状態を知るために別
途設けた表示装置27のランプ26を点灯させるように
してもよい。
【0033】本発明の秘話装置1又はその機能は、図1
に示す組み込み状態以外に、図5に示すように各種装置
に組み込むこともできる。例えば、ボタン電話の主装置
20(或いはPBX装置)の内部の局線回路や共通回路
の部分(図中Aの状態)、各内線電話機21の内部(図
中Bの状態)、或いは局交換機28の局線回線出口(図
中Cの状態)や内部(図中Dの状態)等に自在に組み込
める。但し、現在のトリオホンサービスは各局線回線ご
とに契約する必要があるので、図6に示すような外線
(局線回線)3が複数本(図では3本)ある場合には、
それぞれに組み込む必要がある。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明方法は、通
話中に電話回線を秘話状態にした場合において、該秘話
状態が電話機側で判別できるように秘話中信号を発生さ
せるものである。従って、NTTが多数同時通話方式の
一種として提供しているトリオホンサービスの契約者
が、三者通話を行っていて自己が会話から下りたい場合
や、はじめから自己が会話に参加しない実質的な手動交
換を行う場合に、自己の電話回線が秘話状態にあること
が、秘話装置自体や自己電話機或いは表示装置のランプ
点灯や秘話中音により確認でき、回線故障と間違える心
配もないし、イライラすることもなく職務を遂行でき
る。そのため、トリオホンサービスの有効利用に大きく
寄与するものである。また、パーティラインのような多
数同時通話方式の場合に、必要に応じて会話参加者の通
話を阻止した場合、その阻止された側に信号が出される
ので、同様に不安感が払拭される効果がある。
【0035】一方本発明装置は、電話回線に直流ループ
を形成させるループ制御部と、電話回線を切断する秘話
制御部と、秘話中音発生やランプ点灯を行わせる秘話中
信号発生部と、作動信号受信部、及び制御部などからな
る極めて単純な構成ながら、従来にない秘話方法を具現
化するものである。しかも、本発明装置は、どの電話機
も備えているDTMF信号機能を利用して遠隔操作がで
きるなど優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる秘話装置の接続系統図の一例
である。
【図2】秘話装置の一例を示すブロック図である。
【図3】同じく、秘話装置の変形例を示すプロック図で
ある。
【図4】秘話装置の他の例及びボタン電話装置の概略ブ
ロック図である。
【図5】秘話装置の異なる組み込み場所を示す接続系統
図である。
【図6】電話回線が複数ある場合の本発明装置の接続の
仕方を示す系統図である。
【符号の説明】
1 秘話装置 2 交換元電話機 3 電話回線 4 電話交換網 5 発信元電話機 6 交換先電話機 7 作動信号受信部 8 ループ制御部 9 秘話制御部 10 秘話中信号発生部 11 局線回路 12 制御部 14 ループ信号受信部 15 ランプ点灯回路 18 秘話中信号発生部 19 ボタン電話装置 20 主装置 21 内線電話機 22 秘話中音回路 25 ランプ点灯回路 28 局交換機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−289038(JP,A) 特開 平1−209852(JP,A) 特開 平2−58455(JP,A) 特開 平1−168144(JP,A) 実開 平3−66256(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 3/42 H04M 3/56

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線を収容した交換機における三者
    通話サービスを契約している回線において、該契約回線
    で外線との通話中に、局交換機か電話端末またはその中
    間の何れかの箇所において局線回路に秘話装置を直列に
    接続し、該秘話装置は、ループ制御部、秘話制御部及び
    秘話中信号発生部を含んで構成され、ループ制御部を構
    成するリレーや半導体素子などで回線を短絡させること
    によって回線に直流ループを閉成してその回線を保留状
    態にするとともに、該直流ループよりも電話機に近い側
    で秘話制御部によって回線を切断して該回線を通話が不
    可能な秘話状態にした場合において、秘話制御部よりも
    電話機に近い側に設けられている秘話中信号発生部か
    ら、電話機の受話器やスピーカーに秘話中音を送出する
    ことを特徴とする秘話中表示方法。
  2. 【請求項2】 局交換機と電話機の間に直列に接続され
    るか或いは局交換機又は電話端末に組み込まれて、外線
    との通話中に自己の電話機を秘話にする装置であって、
    該装置内の局線回路に直流ループを閉成するループ制御
    部と、該ループ制御部よりも電話機に近い側に設けられ
    ていて該装置内の局線回路を切断する秘話制御部と、該
    秘話制御部よりも電話機に近い側に設けられていて、電
    話機の受話器やスピーカーに秘話中音を送出するか或い
    は電話機乃至は電話機に連なる表示装置のランプを点灯
    させるための秘話中信号を送出させて秘話中であること
    を表示する秘話中信号発生部と、自己又は相手側の電話
    機或いは装置自身や他の制御装置から発する作動信号を
    受信する作動信号受信部、及び該作動信号受信部からの
    信号を入力してループ制御部と秘話制御部及び秘話中信
    号発生部に制御信号を出力する制御部とを含んで構成さ
    れることを特徴とする秘話中表示機能を備えた秘話装
    置。
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