JP3426692B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3426692B2
JP3426692B2 JP06082494A JP6082494A JP3426692B2 JP 3426692 B2 JP3426692 B2 JP 3426692B2 JP 06082494 A JP06082494 A JP 06082494A JP 6082494 A JP6082494 A JP 6082494A JP 3426692 B2 JP3426692 B2 JP 3426692B2
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conductor
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恭子 来栖
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/30Technical effects
    • H01L2924/35Mechanical effects
    • H01L2924/351Thermal stress

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば車両用交流発
電機の制御装置に用いられる、半田付された半導体チッ
プを備えた半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、最初に半導体装置をその構成の一
部に備えた車両用交流発電機の制御装置の回路について
説明する。図8は、車両用交流発電機の制御装置を示す
回路図である。図において、1は車両用交流発電機であ
って、例えば星型結線された3相電機子コイル101及
び界磁コイル102を有している。2は整流器、例えば
全波整流器であって、6個のダイオードにて3相全波整
流回路が構成され、整流出力端子201、接地端子20
2及び交流発電機1の電機子コイル101の一端に接続
された3個の入力端子203を有している。
【0003】3は半導体装置としての電圧調整器であっ
て、分圧抵抗301及び302、ツェナーダイオード3
03、制御用トランジスタ304、ベース電流供給用抵
抗305、パワートランジスタ306、サプレッション
ダイオード307及びコンデンサ308にて構成されて
いる。分圧抵抗301及び302は、整流器2の整流出
力端子201が接続された後述の蓄電池4の正端子と接
地との間で互いに直列に接続されており、発電機の電圧
を検出する。ツェナーダイオード303は、カソードが
分圧抵抗301、302の接続点301aに接続されて
いる。制御用トランジスタ304は、ベースがツェナー
ダイオード303のアノードに接続され、エミッタが接
地されており、コレクタがパワートランジスタ306の
ベースに接続されている。
【0004】パワートランジスタ306は、ベースがベ
ース電流供給用抵抗305及び後述のキースイッチ5を
介して蓄電池4の正端子に接続されるとともに制御用ト
ランジスタ304のコレクタに接続され、エミッタが接
地されかつコレクタが交流発電機1の界磁コイル102
を介して整流器2の整流出力端子201に接続されてい
る。サプレッションダイオード307は、界磁コイル1
02と並列に接続されており、すなわちパワートランジ
スタ306のコレクタと整流出力端子201との間にア
ノード、カソードが接続されている。
【0005】4は蓄電池であり、整流器2の整流出力端
子201と接地との間に接続されている。5はキースイ
ッチであり、蓄電池4の正端子と電圧調整器3中のベー
ス電流供給用抵抗305の他端との間に接続されてい
る。6、7はそれぞれスタータスイッチ、スタータであ
り、互いに直列にかつ蓄電池4と並列に接続されてい
る。なお、整流器2、電圧調整器3、蓄電池4、キース
イッチ5、スタータスイッチ6及びスタータ7は制御装
置を構成する。
【0006】このように構成された制御装置の動作につ
いて説明する。キースイッチ5をONにすると、この時
の蓄電池4の端子電圧は約12〔V〕であり、ツェナー
ダイオード303を導通させる程高くないので、制御用
トランジスタ304は不導通である。従って、蓄電池4
からベース電流供給用抵抗305を通ってパワートラン
ジスタ306のベースに電流が流れることにより、この
パワートランジスタ306は導通する。その結果、蓄電
池4から界磁コイル102に界磁電流が流れる。そして
スタータスイッチ6をONにすると、スタータ7が蓄電
池4で付勢されて回転し、このスタータ7に連結された
機関(図示しない)が始動する。この機関の始動により
交流発電機1は駆動されて発電を開始し、その出力電圧
を上昇させる。
【0007】この出力電圧が所定値、例えば 14.4
〔V〕よりも低い時には、ツェナーダイオード303及
び制御用トランジスタ304が不導通であり、パワート
ランジスタ306は導通したままである。そのため、界
磁コイル102に流れる界磁電流が増加し、交流発電機
1の出力電圧は更に上昇する。そしてこの出力電圧が所
定値、例えば 14.4〔V〕を超えると、ツェナーダ
イオード303及び制御用トランジスタ304が導通
し、パワートランジスタ306は不導通になる。その結
果、界磁電流は減少し、出力電圧も低下する。以上の動
作を繰り返すことにより発電機出力電圧は電圧調整器3
によって 14.4〔V〕に調整される。
【0008】なお、パワートランジスタ306が不導通
になったときに界磁コイルに流れていた電流をサプレッ
ションダイオード307へ流して界磁コイルの端子に過
大な電圧が発生するのを防止する。つまり、パワートラ
ンジスタ306が不導通になる都度、サプレッションダ
イオード307に電流が流れる。また、コンデンサ30
8は分圧抵抗301及び302により分圧された検出電
圧を平滑する機能を果たす。
【0009】上記した制御装置のうち分圧抵抗301、
302、ツェナーダイオード303、制御用トランジス
タ304、ベース電流供給用抵抗305、パワートラン
ジスタ306、サプレッションダイオード307、コン
デンサ308などは、プリント基板に装着されて半導体
装置としての電圧調整器3を構成している。
【0010】次に、従来のこの種の半導体装置の構造を
図7について説明する。図7は、従来の車両用交流発電
機の制御装置として用いられる半導体装置の要部を示す
断面図である。図において、11は半導体装置であり、
図8の回路図における電圧調整器3に相当し、次のよう
に構成されている。
【0011】12は配線基板、13は配線導体、14は
第1の半田層である。配線基板12は、アルミナを約9
6重量%含むセラミックで製作され、縦×横×厚さが約
22×30×0.63〔mm〕の長方形の板状である。
配線導体13は、配線基板12上にAg−Pd系厚膜導
体材料をスクリーン印刷して形成されている。第1の半
田層14は、配線導体13が印刷された配線基板12を
半田浴へ浸漬処理して配線導体13上に形成され、次に
述べるタブ15との間で溶融してタブ15の下面を配線
導体13に半田付している。
【0012】15は介装部材としてのタブ、16は第2
の半田層、17は半導体チップとしてのシリコンチップ
である。タブ15は 2.2〔mm〕角で図における高
さAが 1.8〔mm〕の立方体の銅材にて製作されて
いる。シリコンチップ17は、その寸法が 1.6〔m
m〕角×厚さ0.2〔mm〕で図7における上面に図示
しない 1〔mm〕角の半田付用の平板状の電極が設け
られ、同様に下面にも平板状の電極が設けられたダイオ
ードであり、図8の回路図におけるサプレッションダイ
オード307に相当するものである。第2の半田層16
は、タブ15の上面とシリコンチップ17との間に介在
させた半田ペレットを加熱溶融して形成され、タブ15
の上面とシリコンチップ17の下面側の平板状の電極と
を半田付している。
【0013】18は単一導体線としてのリード線18で
あり、図8の回路図におけるサプレッションダイオード
307のカソード側の電線に相当し、丸線部19と拡大
部20とを有している。単一導体部としての丸線部19
は線径 30〔μm〕の銀線である。導体対向部として
の拡大部20は、丸線部19の先端部を拡大加工して先
端部の径が 700〔μm〕の円錐台状にされ、この拡
大部の面が図示のようにシリコンチップ17の電極(図
示せず)と対向している。
【0014】21は第3の半田層、22は外周半田部で
あり、第3の半田層21は拡大部20とシリコンチップ
17とを半田付しており、外周半田部22は拡大部20
の外周部を図示のように包み、かつ第3の半田層21と
溶融して一体となってシリコンチップ17に融着してい
る。
【0015】なお、第1の半田層14はその成分がP
b:Sn:Sb=70:27:3であり、第2の半田層
16と第3の半田層21と外周半田部22とは、その成
分がPb:Sn:Ag=95.5:3:1.5であり、
前者の溶融温度(液相線温度)は約250〔℃〕、後者
は約310〔℃〕で、ともにいわゆる三元半田である。
ここで、各構成要素の線膨張係数をあげておく。すなわ
ち、配線基板12は6.7、配線導体13は 15.
6、第1の半田層14は 27、タブ15は17.7、
第2の半田層16と第3の半田層21と外周半田部22
とは 29、シリコンチップ17は 2.46、丸線部
19と拡大部20とは 19.1で単位は(×10−6
〔1/K〕)である。
【0016】次に、上記半導体装置11の製造工程につ
いて説明する。まず、タブ15とシリコンチップ17と
の間に半田ペレットを挟み、さらにそのシリコンチップ
17に設けられた平板状電極(図示せず)にリード線1
8の拡大部20を対向させ、間に半田ボールを挟み、加
熱炉に入れる。そして、全体を加熱して半田ペレット及
び半田ボールを溶融させ、タブ15とシリコンチップ1
7とリード線の拡大部20とを第2及び第3の半田層に
より半田付する。
【0017】なお、リード線の拡大部20は溶融した半
田層の中に入った状態となり、周囲で固化した半田層が
外周半田部22となる。そして、タブ15とシリコンチ
ップ17とリード線18とが半田付された状態のもの
を、そのタブ15が配線基板12上の所定の位置に位置
するようにして図示しない他の電気部品とともに置き、
再び加熱炉中に入れて加熱して、第1の半田層14を溶
融させた後固化させて配線導体13にタブ15を半田付
する。
【0018】従来の車両用交流発電機の半導体装置11
は以上のように構成されている。先に説明したように、
交流発電機1の出力電圧を検出して、所定値よりも低い
ときは、パワートランジスタ306(図8)を導通させ
てリード線18を介して交流発電機の界磁コイル102
(図8)に励磁電流を供給し交流発電機1の出力電圧を
上昇させるように制御する。出力電圧が所定値よりも高
いときは、パワートランジスタ306を非導通にするこ
とにより、励磁電流を遮断して交流発電機の出力電圧を
低下させるように制御する。パワートランジスタ306
が開閉制御される都度、サプレッションダイオード30
7に相当するシリコンチップ17に電流が流れる。
【0019】このようにしてパワートランジスタ306
は1秒間に数十回に及ぶ頻繁な開閉を繰返し、これに伴
いサプレッションダイオード(シリコンチップ17)に
も頻繁に通電が繰返される。また、エンジンの回転数や
負荷が変化したときには、それに応じて閉時間の1サイ
クルの時間に対する比率(デューティ比)が変化し、シ
リコンチップ17に流れる電流も変化する。さらに、エ
ンジンが始動されると、シリコンチップ17はその通電
動作の開始により常温から急激に温度上昇する。そこ
で、シリコンチップ17と電気導体13との間にタブ1
5を設けることにより、シリコンチップ17に発生する
過渡的な熱を吸収して急激な温度変化を防止し、また発
生した熱を効率よく配線基板12へ、さらに図示しない
配線基板12に設けられた放熱板へ伝えるようにしてい
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の半
導体装置11においては、配線導体13とタブ15との
間、タブ15とシリコンチップ17との間、シリコンチ
ップ17と拡大部20との間に介在する第1の半田層1
4、第2の半田層16、第3の半田層21は、製作時の
加熱により溶融状態となった半田層が上方に乗せられた
物の重量と溶融した半田の表面張力などにより零にはな
らずある程度の厚さをもち、かつこの半田層の厚さに相
当ばらつきが発生する。
【0021】このような半導体装置11においては、使
用中にシリコンチップ17による高頻度のヒートサイク
ルを受け、かつ配線導体13ないし外周半田部22の線
膨張係数が前述のように異なる。このため、特に半田層
の厚さが小さいとき、第1の半田層14、第2の半田層
16、第3の半田層21、外周半田部22において、な
かでも各半田接合部の外周部(図におけるB、C、D
部)において、大きなせん断歪が生じて半田クラックが
発生する。さらに、半田クラックが外周部から中央部へ
と進行することにより、熱伝導が悪くなり、また電気抵
抗が増加し、はなはだしい場合、電気回路の導通不良、
半田接合面積の減少による発熱・放熱性の悪化にて、シ
リコンチップ17のジュール熱による熱的破壊をおこす
等の問題点があった。
【0022】また、リード線18は丸線部19の線径が
30〔μm〕と細いので、先端部を 700〔μm〕
に拡大して拡大部20とし、かつ外周半田部22を設け
てシリコンチップ17への半田付面積を大きくしてい
る。しかし、その半田付面積の絶対値は小さいので、特
にD部における半田クラックの発生は大きな問題点であ
った。
【0023】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、半導体装置における半田クラッ
クの発生を防止して信頼性の高い半導体装置を得ること
を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1にか
かる半導体装置は、平板状電極を有する半導体チップ
と、この平板状電極と対向する電気導体対向部を有する
電気導体と、平板状電極と電気導体対向部との間に設け
られた半田層とを備えた半導体装置において、電気導体
対向部と平板状電極との少なくとも一方に所定の突出高
さを有する突出部を設け、この突出部と相手方とをある
いは突出部同士を対向させるとともに半田層の厚さを2
5〜70〔μm〕とし、電気導体対向部の外周部を半田
材からなる被覆部にて覆うとともにこの被覆部を半田層
と溶融一体化したものである。
【0025】この発明の請求項2にかかる半導体装置
は、半導体チップがシリコンチップであり、単一導体線
が断面円形の銀あるいは銀合金製の金属線であるもので
ある。
【0026】この発明の請求項3にかかる半導体装置
は、電気導体が単一導体部を有する単一導体線であり、
上記電気導体対向部が単一導体部よりも拡大されたもの
である。
【0027】この発明の請求項4にかかる半導体装置
は、配線基板上に形成された配線導体と半導体チップと
の間に介装され半導体チップの熱を吸収する介装部材
と、介装部材の第1の面と配線導体との間に設けられた
第1半田層と、介装部材の第2の面と半導体チップとの
間に設けられた第2半田層とを有する半導体装置におい
て、次の第1突出部と第2突出部との少なくとも一方の
突出部を設けたものである。 a.配線導体と介装部材の第1の面との少なくとも一方
に設けられた所定の高さを有する第1突出部であって、
この第1突出部と相手方とがあるいは第1突出部同士が
対向しており、第1半田層の厚さが 25〔μm〕以上
となるようにされた第1突出部。 b.介装部材の第2の面と半導体チップとの少なくとも
一方に設けられた所定の高さを有する第2突出部であっ
て、この第2突出部と相手方とがあるいは第2突出部同
士が対向しており、第2半田層の厚さが 25〔μm〕
以上となるようにされた第2突出部。
【0028】この発明の請求項5にかかる半導体装置
は、第1あるいは第2突出部の突出高さを 25〔μ
m〕以上としたものである。
【0029】この発明の請求項6にかかる半導体装置
は、配線基板上に形成された配線導体と半導体チップと
の間に介装され半導体チップの熱を吸収する介装部材
と、介装部材の第1の面と配線導体との間に設けられた
第1半田層と、介装部材の第2の面と半導体チップとの
間に設けられた第2半田層とを有する半導体装置におい
て、次の第1突出部と第2突出部の少なくとも一方の突
出部を設けたものである。 a.配線導体と介装部材の第1の面との少なくとも一方
に設けられた所定の高さを有する第1突出部であって、
この第1突出部と相手方とがあるいは第1突出部同士が
対向しており、第1半田層の厚さが 25〜70〔μ
m〕となるようにされた第1突出部。 b.介装部材の第2の面と半導体チップとの少なくとも
一方に設けられた所定の高さを有する第2突出部であっ
て、この第2突出部と相手方とがあるいは第2突出部同
士が対向しており、第2半田層の厚さが 25〜70
〔μm〕となるようにされた第2突出部。
【0030】この発明の請求項7にかかる半導体装置
は、第1あるいは第2突出部の突出高さを 25〜70
〔μm〕としたものである。
【0031】この発明の請求項8にかかる半導体装置
は、介装部材が銅あるいは銅合金であり、半導体チップ
がシリコンチップであるものである。
【0032】
【作用】請求項1にかかる半導体装置においては、半田
材からなる被覆部にて電気導体対向部の外周部を覆うと
ともに被覆部を半田層と溶融一体化することにより、電
気導体対向部と半導体チップとの間の半田付面積及び強
度を増加させることができる。この場合、被覆部に覆わ
れて半田層の厚さの確認が困難であるが、突出部により
半田厚さが確実に確保されるので、確認を特に要さな
い。
【0033】請求項2にかかる半導体装置においては、
熱膨張係数の差が大きいシリコンチップと銀あるいは銀
合金製の金属線とを半田付するものであっても半田層の
亀裂の発生を防止できる。
【0034】請求項3にかかる半導体装置においては、
配線導体と半導体チップとの間の半田層の厚さを確保す
ることにより半田層に加わる熱応力を緩和して、所定の
サイクル数まで半田層に亀裂が発生しないようにでき、
また電気的な接触不良も防止できる。
【0035】請求項4にかかる半導体装置においては、
第1突出部あるいは第2突出部の突出高さを所定値に選
ぶことにより、第1あるいは第2半田層の厚さを 25
〔μm〕以上にして、ヒートサイクルにより半田層に加
わる熱応力を緩和し、所定のヒートサイクル数まで第1
あるいは第2半田層に亀裂が発生しないようにできる。
また、第1あるいは第2半田層の最小厚さを突出部の突
出高さにより調整できるので、半田層の厚さを確保で
き、またそのばらつきを小さくして、品質を安定にでき
る。
【0036】請求項5にかかる半導体装置においては、
第1あるいは第2半田層の最小厚さは第1突出部あるい
は第2突出部の突出高さにより規定されて 25〔μ
m〕以上確実に確保される。
【0037】請求項6にかかる半導体装置においては、
第1突出部あるいは第2突出部の突出高さを所定値に選
ぶことにより、第1あるいは第2半田層の厚さを熱応力
の緩和及び半田層の熱抵抗の増加の観点から 25〜7
0〔μm〕にして、第1あるいは第2半田層のヒートサ
イクルによる剪断応力歪を低く抑え、第1あるいは第2
半田層の亀裂発生を抑制するとともに半導体チップと電
気導体対向部との間の電気抵抗及び熱抵抗が大きくなら
ないようにできる。また、第1あるいは第2半田層の最
小厚さを突出部の突出高さにより調整できるので、半田
層の厚さを確保でき、またそのばらつきを小さくして、
品質を安定にできる。
【0038】請求項7にかかる半導体装置においては、
第1あるいは第2半田層の最小厚さは第1突出部あるい
は第2突出部の突出高さにより規定されて 25〜70
〔μm〕にされる。
【0039】請求項8にかかる半導体装置においては、
一般的に用いられる熱膨張係数の差が大きいシリコンチ
ップと銅あるいは銅合金製の介装部材とを半田付するも
のであっても半田層の亀裂の発生を防止できる。
【0040】
【実施例】実施例1. 以下、この発明に係る半導体装置の一実施例を図1〜3
について説明する。図1は半導体装置の要部を示す断面
図、図2は銅製タブの平面図である。図3は接続リード
を示すもので、(a)図は先端部の平面図、(b)図は
側面図である。これらの図において、配線基板12、配
線導体13、シリコンチップ17は上記従来のものと同
様のものであるので説明を省略する。
【0041】31は銅製タブ、32はタブ本体、33は
下方突設部、34は上方突設部である。タブ本体32
(図2)は寸法Uが 2.2〔mm〕角、高さAが
1.8〔mm〕である。下方突設部33は、タブ本体3
2の図1における下方の面(第1の面)にタブ本体32
から4箇所において突出してタブ本体と一体に設けられ
ており、その位置及び寸法は図2において V=0.6
5〔mm〕、W=0.15〔mm〕でその突設高さhは
50〔μm〕である。
【0042】上方突設部34は、タブ本体32の中央部
に寸法Xが 0.9〔mm〕角で、タブ本体32から突
出してタブ本体と一体に設けられており、その突設高さ
は50〔μm〕である。すなわち、銅製タブ31の全体
高さはタブ本体32の高さAと下方突設部33、上方突
設部34の突設高さ(h×2)を加えて 1.9〔m
m〕である。なお、タブ本体32がこの発明における介
装部材であり、下方突設部33及び上方突設部34がこ
の発明における第1及び第2突出部である。
【0043】35は接続リード、36は銀線部、37は
円錘台部、38は凸部であり、接続リード35は以上の
銀線部36ないし凸部38で構成されている。円錘台部
37は直径 30〔μm〕の銀製の銀線部36の先端部
を拡大加工して円錘台状に成形されたものであり、シリ
コンチップ17と対向する面の直径d1は 700〔μ
m〕である。凸部38は円錘台部37の中央部を突出さ
せて円錐台部と一体に形成したもので、直径d1が 4
00〔μm〕の円形で、高さhは 50〔μm〕であ
る。なお、接続リード35がこの発明における電気導体
であってかつ単一導体線であり、銀線部36が単一導体
部であり、円錐台部37が電気導体対向部であり、凸部
38が突出部である。
【0044】39は第1半田層、40は第2半田層、4
1は第3半田層、42は被覆層としての補強半田層であ
る。第1半田層39は配線導体13と銅製タブ31の第
1の面である図の下方の面とを半田付けしている。第2
半田層40は銅製タブ31の第2の面である図の上方の
面とシリコンチップ17の下面側の平板状の電極とを半
田付けしている。
【0045】第3半田層41はシリコンチップ17と接
続リード35の円錐台部37とを半田付けしている。補
強半田層42は第3半田層41及び円錘台部37の外周
部に融着して接続リード35のシリコンチップ17への
半田付を補強するものである。なお、第1半田層39、
第2半田層40、第3半田層41、補強半田層42の各
成分及び線膨張係数等の物性は、それぞれ従来の第1の
半田層14、第2の半田層16、第3の半田層21、外
周半田部22と同様のものである。
【0046】上記のように構成された半導体装置は、図
7に示された従来のものと同様の製造工程を経て製作さ
れるが、銅製タブ31とシリコンチップ17と接続リー
ド35とを半田付するとき及びシリコンチップ17が半
田付された銅製タブ31を配線導体13に半田付すると
きに、おのおの所定の押圧力を加えながら、加熱炉にお
いて半田を加熱溶融して各半田層を形成する。
【0047】このように、半田を溶融して半田付すると
きに各々所定の押圧力を加えながら行うことにより、こ
の実施例では下方突設部33と配線導体13との間、上
方突設部34とシリコンチップ17との間、シリコンチ
ップ17と凸部38との間の各半田の厚さはほぼ 0〜
5〔μm〕の範囲にあり、各半田接合部E、F、G部の
半田層の厚さは、このほば 0〜5〔μm〕に各下方突
設部33、上方突設部34、凸部38の高さ 50〔μ
m〕を加えた値である 50〜55〔μm〕程度のばら
つきの少ない厚さが確保されている。なお、この半田の
厚さは、上記押圧力を大きくするとほぼ零となるので半
田層の厚さは約 50〔μm〕となり、押圧力を小さく
すればそのばらつきの幅が5〔μm〕よりは大きくな
り、半田層の厚さは約 50ないし65〔μm〕程度に
なる。
【0048】図4は、上記構成のように構成された半導
体装置において、円錘台部37に設けられた凸部38の
高さhを種々変化させて、−40から+160〔℃〕ま
での温度変化を1サイクルとして、半田接合部Gにおけ
るクラック発生までの寿命サイクル数の変化を表す曲線
X及び曲線Xの傾き値(半田層の厚さの変化に対する寿
命サイクル数の変化の割合)を表した曲線Yを示すもの
である。
【0049】図の曲線Xから明らかなように、半田層の
厚さを厚くしていくに従い、ヒートサイクルにより半田
層において発生する応力歪が減少することにより、寿命
サイクル数が次第に大きくなり、70〔μm〕を超える
辺りでほぼ飽和する。一方、曲線Yは半田層の厚さが増
して行くに従い増加していき、半田層の厚さが約 25
〔μm〕の所で最大値になり、その後は次第に減少す
る。すなわち、半田層の厚さが 25〔μm〕までは半
田層の厚さの増加に対し寿命サイクル数の増加割合が大
きいので、半田層の厚さを 25〔μm〕程度は確保す
るのが望ましい。
【0050】しかし、半田層の厚さを厚くすると、半田
層の電気抵抗及び熱抵抗は銅製タブ31や銀製の接続リ
ード35に比してかなり大きいので、電気抵抗・熱抵抗
が増加し、またシリコンチップ17で発生した熱を他の
部分、例えば銅製タブへ効率良く伝えられないので、こ
れらの観点からは、半田層はあまり厚くしないことが望
ましい。
【0051】従って、半田層の厚さは、熱抵抗・電気抵
抗が増加しても 25〔μm〕以上とするのが望まし
く、一方 70〔μm〕以上とすることは寿命サイクル
数はほぼ飽和するのに対し電気抵抗が増加しまた熱抵抗
が大きくなるので、熱抵抗・電気抵抗の増加の防止を合
わせ考慮する場合は、半田層の厚さを 25〜70〔μ
m〕の範囲に選ぶのがよい。
【0052】そして、銅製タブ31とシリコンチップ1
7、シリコンチップ17と接続リード35、銅製タブ3
1と配線導体13とを半田付するとき、各々が互いに押
し付け合うように押圧力を加えながら半田を溶融させる
ので、各突出部である下方突設部33、上方突設部3
4、凸部38と相手方との間の半田の厚さをほぼ零とす
る場合は各突出部の突出高さhを 25〜70〔μm〕
に選び、上記半田の厚さを 0〜5〔μm〕の範囲に納
める場合は各突出部の突出高さhを 25〜65〔μ
m〕に選ぶことになる。
【0053】また、上記半田の厚さのばらつきの管理を
緩くする場合は約 0〜15〔μm〕の範囲にばらつく
ので、突出部の突出高さを 25〜55〔μm〕の範囲
に選ぶ。このようにして半田層の厚さを選ぶことによ
り、図1における半田接合部の外周部E、F、Gにおけ
る半田クラックが所定のサイクル数まで発生しないよう
にできる。
【0054】実施例2. 図5は、この発明の他の実施例を示すもので、(a)図
は接続線の先端部の平面図、(b)図は側面図である。
図において、51は単一導体線としての接続線であり、
図示の如く円錘台部37のシリコンチップ17と対向す
る面の中央部に円錘台部37から一体に突出され直径φ
が 130〔μm〕の円形で、高さ50〔μm〕の3個
の小突出部52が、直径d2が 400〔μm〕の円に
図のように内接して設けられている。このような小突出
部52は、径が小さいので、突出高さを大きく取りたい
ときに突出させる加工が容易である。
【0055】実施例3. 図6は、さらにこの発明の他の実施例を示すもので、
(a)図は接続導体の平面図、(b)図は側面図であ
る。図において、61は単一導体線としての銀製の接続
導体であり、球面状突出部62が円錘台部37の中央部
に球面状をなすように円錘台部37から一体に突設され
ており、直径d2が 400〔μm〕、高さhが 50
〔μm〕である。
【0056】上記実施例1においては、突出部としての
凸部38を接続リード35の円錐台部37に設けたもの
を示したが、シリコンチップ17の平板状電極に設けて
もよい。さらに、円錐台部及び平板状電極の両者に突出
部を設けて両者の突出部の突出高さの合計に両突出部の
間の半田の厚さを加えたたものが 25〜70〔μm〕
になるようにしてもよい。また、上記実施例1では、介
装部材としての銅製タブ31を設けたもので示したが、
銅製タブを設けず配線導体13に直接半田付するもので
あってもよい。
【0057】さらに、上記実施例1においては、第1突
出部として下方突設部33を介装部材本体32に、第2
突設部として上方突設部34を介装部材32に設けたも
のを示したが、配線導体13あるいは半導体チップ17
の図示しない下方の平板状の電極に設けてもよい。ま
た、配線導体13と銅製タブ32の下方の面との双方に
突出部を設けて第1突出部とし、あるいは銅製タブ32
の上方の面と半導体チップ17の下方の電極の面の双方
に突出部を設けて第2突出部とし、第1あるいは第2突
出部の突出高さの合計に突出部間の半田の厚さを加えた
たものが 25〔μm〕以上あるいは 25〜70〔μ
m〕になるようにしてもよい。
【0058】なお、この発明における電気導体は上記各
実施例における配線導体13、介装部材であるタブ本体
32、接続リード35、接続線51、接続導体61を総
称するものである。また、電気導体対向部は上記電気導
体のおのおのが相手側と対向する部分を含むものであ
る。さらに、突出部は第2突設部である上方突設部3
4、凸部38、小突出部52、球面状突出部63を含
み、半田層は第2半田層及び第3半田層を含むものであ
る。
【0059】また、上記各実施例においては、半導体チ
ップとしてシリコンチップのダイオードを示したが、ゲ
ルマニュウムチップや他の素子、例えば図8のパワート
ランジスタ306であってもよい。パワートランジスタ
306の場合は、例えばコレクタ電極が介装部材31に
半田付され、エミッタとベースにおのおの平板状電極が
設けられ、この平板状電極のおのおのに図1における実
施例と同様にして単一導体線が半田付されることにな
る。
【0060】なお、半田層を形成する半田材や単一導体
線の材料はこの実施例にあげたものに限られるものでは
なく、この発明の目的を損わない範囲において必要に応
じて他の材料を使用できることはいうまでもない。さら
に、この発明は車両用交流発電機の制御装置に用いられ
る半導体装置に限らず、他の半導体装置に適用しても同
様の効果を奏する。
【0061】
【発明の効果】請求項1にかかる半導体装置において
は、電気導体対向部と平板状電極との少なくとも一方に
所定の突出高さを有する突出部を設け、この突出部と相
手方とをあるいは突出部同士を対向させるとともに半田
層の厚さを25〜70〔μm〕とし、電気導体対向部の
外周部を半田材からなる被覆部にて覆うとともにこの被
覆部を半田層と溶融一体化したので、電気導体対向部と
半導体チップとの間の半田付強度を向上させて装置の強
度及び信頼性を向上させることができる。
【0062】請求項2にかかる半導体装置においては、
半導体チップがシリコンチップであり、単一導体線が断
面円形の銀あるいは銀合金製の金属線の場合で、熱膨張
係数の差が大きい一般的に用いられるこれら材料の組合
わせにおいても、半田層における亀裂の発生を防止し、
装置の信頼性を向上させることができる。
【0063】請求項3にかかる半導体装置においては、
電気導体が単一導体部を有する単一導体線であり、上記
電気導体対向部が単一導体部よりも拡大されたものであ
るので、電気導体対向部と平板状電極との半田付の面積
が増加して半田付の強度が大きくなり、一層、装置の信
頼性の向上を図ることができる。
【0064】請求項4にかかる半導体装置においては、
半導体チップと配線導体との間に介装部材を介装し、こ
の介装部材の第1の面と配線導体との少なくとも一方に
所定の高さを有する第1突出部を設け、あるいは介装部
材の第2の面と半導体チップとの少なくとも一方の面に
所定の高さを有する第2突出部を設け、第1半田層ある
いは第2半田層の厚さを 25〔μm〕以上としたの
で、ヒートサイクルにより第1あるいは第2半田層に加
わる熱応力を緩和して、所定のヒートサイクル数まで半
田層に亀裂が発生しないようにし、装置の信頼性を向上
させることができる。
【0065】請求項5にかかる半導体装置によれば、第
1あるいは第2突出部の突出高さを25〔μm〕以上と
したので、突出部により半田層の厚さが確実に25〔μ
m〕以上確保され、ヒートサイクルによる第1あるいは
第2半田層における熱応力を緩和し、亀裂の発生を抑制
して、装置の信頼性の向上を図ることができる。
【0066】請求項6にかかる半導体装置においては、
半導体チップと配線導体との間に介装部材を介装し、こ
の介装部材の第1の面と配線導体との少なくとも一方に
所定の高さを有する第1突出部を設け、あるいは介装部
材の第2の面と半導体チップとの少なくとも一方の面に
第2突出部を設け、第1半田層あるいは第2半田層の厚
さを 25〜70〔μm〕としたので、ヒートサイクル
による第1あるいは第2半田層における熱応力を緩和し
て亀裂発生を抑制するとともに、半導体チップと電気導
体対向部との間の電気抵抗及び熱抵抗が大きくならない
ようにして、装置の信頼性及び電気特性の向上を図るこ
とができる。
【0067】請求項7にかかる半導体装置においては、
第1あるいは第2突出部の突出高さを 25〜70〔μ
m〕としたので、ヒートサイクルによる第1あるいは第
2半田層における熱応力を緩和して亀裂発生を抑制する
とともに、半導体チップと電気導体対向部との間の電気
抵抗及び熱抵抗が大きくならないようにして、装置の信
頼性及び電気特性の向上を図ることができる。
【0068】請求項8にかかる半導体装置においては、
介装部材が銅あるいは銅合金であり、半導体チップがシ
リコンチップであるので、一般的に用いられるこれらの
組合わせに対応して装置の信頼性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す半導体装置の要部
を示す断面図である。
【図2】 この発明の一実施例を示す銅製タブの平面図
である。
【図3】 この発明の一実施例における接続リードを示
すもので、(a)図は平面図、(b)図は側面図であ
る。
【図4】 この発明における半田層の厚さと寿命サイク
ル数との関係及び寿命サイクル数のグラフの傾き値を示
す特性図である。
【図5】 この発明の他の実施例を示すもので、(a)
図は接続線の平面図、(b)図は側面図である。
【図6】 この発明のさらに他の実施例を示すもので、
(a)図は接続導体の平面図、(b)図は側面図であ
る。
【図7】 従来の半導体装置の要部を示す断面図であ
る。
【図8】 半導体装置を用いた車両用交流発電機の制御
装置を示す回路図である。
【符号の説明】
12 配線基板 13 配線導体 17 シリコンチップ 31 銅製タブ 32 タブ本体 33 下方突設部 34 上方突設部 35 接続リード 36 銀線部 37 円錘台部 38 凸部 39 第1半田層 40 第2半田層 41 第3半田層 42 補強半田層 51 接続線 52 小突出部 61 接続導体 62 球面状突出部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−218454(JP,A) 特開 平7−221235(JP,A) 実開 昭58−191650(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/488

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状電極を有する半導体チップと、こ
    の平板状電極と対向する電気導体対向部を有する電気導
    体と、上記平板状電極と上記電気導体対向部との間に設
    けられた半田層とを備えた半導体装置において、上記電気導体対向部と上記平板状電極との少なくとも一
    方に所定の突出高さを有する突出部を設け、この突出部
    と相手方とをあるいは突出部同士を対向させるとともに
    上記半田層の厚さを 25〜70〔μm〕とし、 上記電気導体対向部の外周部を半田材からなる被覆部に
    て覆うとともにこの被覆部を半田層と溶融一体化したこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記電気導体が単一導体部を有する単一
    導体線であり、上記半導体チップがシリコンチップであ
    り、上記単一導体線が断面円形の銀あるいは銀合金製の
    金属線であることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 上記電気導体が単一導体部を有する単一
    導体線であり、上記電気導体対向部が単一導体部よりも
    拡大されたものであることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 配線基板上に形成された配線導体と、一
    方に第1の面を他方に第2の面を有し上記第1の面が第
    1半田層を介して上記配線導体に接続された導電性の介
    装部材と、上記介装部材の第2の面に第2半田層を介し
    て接続されて上記介装部材に熱を吸収されるようにされ
    た半導体チップとを備えた半導体装置において、次の第
    1突出部と第2突出部との少なくとも一方を設けたこと
    を特徴とする半導体装置。 a.上記配線導体と上記介装部材の第1の面との少なく
    とも一方に設けられた所定の突出高さを有する第1突出
    部であって、この第1突出部と相手方とがあるいは第1
    突出部同士が対向しており、上記第1半田層の厚さが
    25〔μm〕以上となるようにされたものである第1突
    出部。 b.上記介装部材の第2の面と上記半導体チップとの少
    なくとも一方に設けられた所定の高さを有する第2突出
    部であって、この第2突出部と相手方とがあるいは第2
    突出部同士が対向しており、上記第2半田層の厚さが
    25〔μm〕以上となるようにされたものである第2突
    出部。
  5. 【請求項5】 第1あるいは第2突出部の突出高さを
    25〔μm〕以上としたことを特徴とする請求項4記載
    の半導体装置。
  6. 【請求項6】 配線基板上に形成された配線導体と、一
    方に第1の面を他方に第2の面を有し上記第1の面が第
    1半田層を介して上記配線導体に接続された導電性の介
    装部材と、上記介装部材の第2の面に第2半田層を介し
    て接続されて上記介装部材に熱を吸収されるようにされ
    た半導体チップとを備えた半導体装置において、次の第
    1突出部と第2突出部との少なくとも一方の突出部を設
    けたことを特徴とする半導体装置。 a.上記配線導体と上記介装部材の第1の面との少なく
    とも一方に設けられた所定の高さを有する第1突出部で
    あって、この第1突出部と相手方とがあるいは第1突出
    部同士が対向しており、上記第1半田層の厚さが 25
    〜70〔μm〕となるようにされたものである第1突出
    部。 b.上記介装部材の第2の面と上記半導体チップとの少
    なくとも一方に設けられた所定の高さを有する第2突出
    部であって、この第2突出部と相手方とがあるいは第2
    突出部同士が対向しており、上記第2半田層の厚さが
    25〜70〔μm〕となるようにされたものである第2
    突出部。
  7. 【請求項7】 第1あるいは第2突出部の突出高さを
    25〜70〔μm〕としたことを特徴とする請求項6記
    載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 介装部材が銅あるいは銅合金であり、半
    導体チップがシリコンチップであることを特徴とする請
    求項4ないし請求項7記載の半導体装置。
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