JP3426232B2 - 新規に紡糸すべき糸を既存の糸端に自動継ぎするための方法及び装置 - Google Patents

新規に紡糸すべき糸を既存の糸端に自動継ぎするための方法及び装置

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JP3426232B2
JP3426232B2 JP50192094A JP50192094A JP3426232B2 JP 3426232 B2 JP3426232 B2 JP 3426232B2 JP 50192094 A JP50192094 A JP 50192094A JP 50192094 A JP50192094 A JP 50192094A JP 3426232 B2 JP3426232 B2 JP 3426232B2
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H15/00Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing
    • D01H15/002Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing for false-twisting spinning machines

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は請求の範囲1及び16の前提部分に記載した
ような、新規に紡糸すべき糸を既存の糸端に自動継ぎす
るための方法及び装置に関するものである。
紡糸位置、特に空気作動の紡糸ユニットを備えた紡出
位置での糸の破断を解消するために、結び合わせ(tyin
g)もしくは撚り継ぎ(splice)方法が公知である。い
ずれの方法でも糸の結合部はその方法によって決められ
る一定の長さを持っている。しかしながら、その欠点と
して係合部位がそこに関わる糸の2倍以上の糸重量とな
ることがある。加えて、同方法の実施のために特別の装
置が必要となる。即ち、この装置は静止された糸端、即
ち古い糸端と新しく紡糸された糸端とを結合することが
できる。しかしながら、紡糸位置では糸継ぎ工程中に紡
出作動を継続するため、糸を受け取ると共に相当長さの
糸を紡出速度に応じて供給するための糸貯蔵装置を設け
る必要がある。糸貯蔵手段を空にするため糸継ぎプロセ
スの実行時間が延長され、多数の紡糸位置が長手方向に
位置される紡機等で特に効率を悪化させる。
このような不利益を回避するための方法としてDE−A
37 06 728が提案されており、この特許では糸継ぎは粗
糸を継ぐことによって行なわれる。空気式加撚部材と作
動するのに特に適した紡糸ユニットにおいては、糸端は
入口側から、不動の加撚部材を介して、出口側のかつ紡
糸ユニットの前方に位置するドラフト機構の側のグリッ
パに導かれる。ドラフト機構において把持される粗糸の
解放後に糸端はボビンの駆動によって引き出され、その
後糸引き取りのための加圧ローラは係合され、糸端はド
ラフト機構の出口ローラ対の把持ラインに導入される。
空気式加撚部材のスイッチオン後に連続糸は粗糸を継ぐ
ことによって引き出される。
しかしながら、この方法において個々の機能の時間的
な差は糸の継がれた部位の品質及び外観にかなりの差異
を惹起せしめる。これは紡機に沿った幾つかの紡糸位置
で又は紡糸位置においてボビン径が成長する際に加速挙
動が変化することによっても観測することができるもの
である。
この発明の目的は紡糸位置での糸破断を防止し、かつ
糸継ぎは糸重さ及び糸強度中におこる差を乱すことなく
既存の糸端に対して自動的に行なわれることにある。こ
れらの要求は各紡出速度、繊維材料及び繊維の太さに対
して満たされるべきものである。
このことにより、糸継ぎ部位が最小でかつ良好な継ぎ
状態の最適なパッケージ及びボビンを製織や編成等の後
続処理に対して供給することを可能とする。
請求の範囲1及び16の特徴はこの目的を達成するもの
である。
以下の結論はこの発明の最適配置に決定的なものであ
る。
糸端を含む糸の部分が糸パッケージもしくはボビンか
ら引き出され、糸引き取りローラのニップライン及びド
ラフト機構の出口ローラのニップラインでニップされ
る。この糸の部分片は作動状態にある防止ユニットにお
いて回転モーメントを受ける。
空気式加撚部材を有した紡糸ユニットにおいては、糸
の部分は中間領域で飽和に達するまで回転数の変化にさ
らされ、即ち、糸の部分に作用する回転モーメント、駆
動回転モーメント及びニップラインに作用する反モーメ
ントは或る時間の経過後にその最大値に達する。この点
に関連して観察がなされ、糸質は僅かに変化するのみで
ある。糸の部分の糸端がドラフト機構の出口ローラ対の
固定ニップラインを出る時に、ドラフトされた繊維束、
例えば、ドラフト機構からの繊維流がニップラインから
出てくる糸端の直近に運ばれ、この繊維流では、前記反
モーメントから自由とされた糸の部分により、新規な反
モーメントが発生する。このことは紡出三角形の形成に
至らしめ、糸が継がれて途切れることなく糸引き出し部
によって引き出される。このプロセスは最大作動速度に
おいても実施される。今日、紡糸位置において、ステー
プル繊維の速度を5メータ/秒までとすることは公知で
ある。この事実はプロセスの諸段階及びその時間的な配
置を実施せしめるのに高い精度要求を課する。牽伸され
るスライバの質量の変動はドラフト機構の再始動時の第
1段階に発生する。この理由でドラフト装置は相当早め
に始動され、ドラフト装置の出口にある繊維は集められ
て、糸端がニップラインから出て行くときに一様な重量
の繊維流が得られるようにされる。繊維を集めることは
吸引によって行なわれる。このようにして、繊維は常時
引き出され、その後の繊維流の紡糸通路へ切り替えの準
備がされ、紡糸条件に応じて紡糸ユニットの入口領域に
到達せしめられる。
吸引は次のように行なわれるのが好ましい。即ち、吸
引される繊維の通路が紡糸ユニットの開口もしくは紡糸
ノズルの入口付近へ伸びるようにされる。このようにし
て、後の時点での紡糸通路への繊維の方向変化のための
時間が可能な限りにおいて短く維持される。加えて、こ
の通路は、後の時点でフリーとされる糸端の繊維にとっ
てはその継き動作を志向した位置でもある。
この発明の利点は、制御が、糸継ぎ工程にとって重要
な時間に関して相互に精密に適合させられる、3つの段
階に集約されるということにある。
この発明の方法の主たる利点は次のものである。
この方法は紡機の全速度範囲で有効なものである。
この方法は綿でも、その混合物でも、純粋な化学繊維
でも実施可能である。
この方法は紡機における全ての太さの紡出可能糸で糸
破断を解消することができる。
この発明の方法によって生み出される継がれた糸の処
理能力はその糸のそれより通常高く、即ち、継がれた糸
の部分の破断抵抗はその糸の85%から110%であり、伸
びはその糸の伸びより平均で1%から3%大きい。
この方法は作動信頼性が高い。経験によれば、試行さ
れた継ぎ動作の失敗は糸端の準備等の準備段階での誤動
作によってその殆どが惹起されるものである。成功率は
98%から100%である。この発明の方法では撚り継ぎ(s
plicing)工程等で糸端での糸構造の開放といった公知
の問題は起こらない。
この方法は作動速度で、換言すれば、動的過程で実施
することができる。従って、極端な長い糸停止手段とい
った特別な配置は必要とされない。
この方法はただ一つの明瞭な変数としての作動速度の
みに依存する。作動速度はセンサによって計測され、個
々のプロセス段階の信号始点のための演算アルゴリズム
において統合され、どのような速度変化に対しても自動
適合させることができる。
糸継ぎは3つ又はそれより少ない設定値によって制御
されることができる。これらの3つの設定値間に所定の
依存性の存在が予測されることから、二つもしくは一つ
の設定値だけを取り扱うことになろう。
継がれた糸の部分に沿っての重さの変化は糸自体の偏
差に類似してこよう。継がれた糸の部分が重なるように
形成されていない場合は重量変動が平均ステープル長の
2倍に等しい長さにわたって正常糸の重量変動の60%よ
り良好であるということが原則である。
以上述べた以外の利点は以下の図面を参照にしたこの
発明のより詳細な記載から明かとなろう。ここに: 第1図は自動作動装置を具備した空気ジェット紡績機
械の概略断面図であり; 第2図は紡糸ノズルに対する吸引チューブの部分的な
配置を示しており; 第3図は吸引チューブのデポジット位置を紡糸通路に
関してかつ吸引された繊維の進路に対して概略的に表し
ており; 第4aから4f図は糸継ぎプロセスの個々の段階を示して
おり; 第5図は糸の過剰長さ部を形成するための円錐状供給
セクションを備えたドラフト機構の昇降可能ローラを示
しており; 第6図は糸継ぎプロセスのための決定的なセット値を
有したシーケンシャル時間ダイヤグラムを示しており; 第7図は、各種の設定のプロセスパラメータを使用し
たこの発明の糸継ぎ領域における質量曲線のダイヤグラ
ムを示すものである。
発明の実施の形態 第1図は長手方向に配置される繊維機械の紡糸位置の
断面及び同繊維機械の前方に位置される自動作動装置2
を概略的に示している。紡糸位置1は通常方式で配置さ
れる。即ち、紡出は下から上に向けて行なわれ、スライ
バ収納手段もしくはケンス3、エプロン式ドラフト装置
4、空気ジェット紡糸ユニット5、一対の引き出しロー
ラ6、6'及び巻取ユニット(ワインダユニット)7とを
具備する。空気ジェット紡糸ユニット5はインジェクタ
ノズル(詳細は図示しない)と、このインジェクタノズ
ルに継続する加撚ジェットとを具備する。しかしなが
ら、紡糸ユニットはスライバ14の吸引機能と仮撚加熱機
能とを同時に達成する単一のノズルとして構成すること
も可能である。停止運動及び品質センサ8が一対の引き
取りローラ6、6′と巻取ユニット7との間に設けられ
る。エプロンドラフト機構4は一対の入口ローラ9、
9′と、一対のエプロンローラ10、10′と、それぞれに
割り当てられるエプロン11、11′と、一対の出口ローラ
12、12′とからなる。クランピングエレメント13はドラ
フト機構4の一対の入口ローラ9、9′の前方に設けら
れる。このクランピングエレメントは流入スライバ14
を、必要な場合に、上側入口ローラ9に対してクランプ
する機能を達成するものである。このクランピングエレ
メント13はL型のアーム15を具備しており、このアーム
15はくさび状の短い端部16を有しており、この端部16は
機械フレーム(概略的にのみ図示する)に支持エレメン
ト17を介して回転可能に連結される。クランピングエレ
メント13は、更に、ウエッジ型の短い端部16とともに、
一種のくちばし(beak)を形成する三角形状の相手型部
材18を有する。この三角形状の相手型部材18はウエッジ
型の短い端部16とL型のアーム15とを有した一枚ものの
部材として構成される。L型のアーム15の長い側の端部
の先端に設けられた空気圧シリンダ19によって、スライ
バ14は入口ローラ9に対してクランプされ、これととも
に、入口ローラ9は固定的に配置された入口ローラ9′
に対して持ち上げられる。ドラフト機構の他のローラ1
0′及び12′も固定的に配置され、図では左側に見えて
いる上側ローラ10及び12は、下側ローラ10′及び12′に
対してドラフト装置アーム(図示しない)に弾性的に保
持される。ワインダユニット7は、機械フレームに対し
て回転可能に連結されたレバーアーム20と、巻取ローラ
21とから構成される。この巻取ローラ21は、通常は、レ
バーアーム20上に設けられるパッケージ若しくはボビン
22に密接に位置している。機械に設けられるタペット若
しくはボビン停止部材23により、ボビン22は上昇若しく
は停止される。紡出された糸がドラフト装置4からワイ
ンダユニットまで延びる領域は紡糸通路Sと呼ばれると
共に、紡糸ユニット5の領域における紡糸方向を規定す
る。
自動作動装置2は、紡糸位置において個々に作用する
ことができる多数の異なった作動エレメントを有する。
以下の作動エレメントが頂部から底部にかけて設けられ
ている。即ち、昇降アーム24は長手方向及び/若しくは
回転移動可能であり、レバーアーム20の昇降を行うこと
ができる。キャリア25は長手方向及び/若しくは回転移
動可能でありバックツイストローラ26をして巻取パッケ
ージ若しくはボビン22と係合せしめる。アーム27は糸貯
蔵手段28を紡糸プロセス中の所望の位置まで移動せしめ
る。アーム29は回転移動可能で、このアーム29上に吸引
ノズル30が設けられる。昇降アーム31は長手方向及び/
若しくは回転移動可能であり、ばね付勢の枢着レバー32
上に回転可能に配置された可動加圧ローラ6を固定的に
配置された引取りローラ6′から昇降せしめる。長手方
向及び回転可能アーム33上に糸逆送エレメント34が配置
される。更に、三次元移動可能アーム35上に吸引チュー
ブ36が配置され、この吸引チューブ36は逆送された糸端
37を含む糸の部分37を受け取るものである。アーム24,2
5,27,29,31,33及び35は、その各々が、アクチュエータ
部材38,39,40,41,42,43及び44によって変位可能及び/
若しくは回転移動可能である。前記作動部材は自動制御
装置45に制御回線を介して結線される。自動作動装置2
はローラ46上を繊維機械の全体にわたって可動となって
いる。加えて、位置センサ47が自動装置2上に設けら
れ、紡糸位置1に設けられる反射器48と協働するように
なっている。自動作動装置2の位置決めはEP−A−0301
252等から公知の機械的手段によって公知のように行う
ことも可能である。
ローラ9′及び6′は各々がインパルストランスミッ
タ等のタコメータ49,50に接続される。タコメータ49,50
は制御線を介して機械に設置される制御装置52の回路51
に接続される。自動作動装置に設けられる制御装置45は
信号線53を介して機械の制御装置52に接続される。この
信号線はフレキシブルなラインとするか、又は送信器/
受信器(図示しない)によって無接触型として構成する
ことができる。紡糸位置1及び自動作動装置2の詳細は
EP−A−0 417 662から得ることができる。
第2図は吸引チューブ60の一部を紡糸ノズル61に対す
る局部的な位置関係において示すものである。この紡糸
ノズル61はこの場合は第1図の紡糸ユニット5の空気ジ
ェットノズルである。対称に配置された二つ(右と左)
の空気ジェット紡糸ユニットを有した二重紡糸位置の場
合には、それぞれの吸引チューブ60は、紡機において前
方(第1図の矢印A)から見て関連する紡糸ノズル61の
右側若しくは左側に配置される。第2a図は“左側”空気
ジェット紡糸ユニット5における吸引チューブ60の配置
を示す。DINの標準的な表示によれば、第2b図は第2の
図の側面図であり、第2c図は第2a図の水平投影図であ
る。吸引チューブ60は円筒部分及びこの円筒部分からテ
ーパーをつけて広げられかつ平坦化し幅広くされた先端
部分を有し、開口(開口部)62の断面はその上流側の円
筒部分の断面より小さくされている。第2a図は紡糸ノズ
ル61の中心線63及び吸引チューブ60の中心線64が直接的
には交差しないこと、即ち、これらの中心線が相互に5
から10mmの距離xで位置していることを示している。こ
のようにして、紡糸ノズル61の入口開口の中心と吸引チ
ューブ60の開口62の中心との間の距離は小さな値、好ま
しくは、6mmより短い値に保持される。更に、第2b図は
吸引チューブ60は少なくとも紡糸ユニット5への入口領
域では紡糸通路Sに対して鋭角αをもって位置してい
る。この角度は40゜から60゜の範囲にあり、この例では
50゜である。開口62は、吸引チューブ60の中心線64を通
る垂直な平面に対して垂直に見たとき、紡糸ノズル61の
中心線63に対して0から5mmの距離yにある。開口62の
下側縁部と紡糸ノズル61の下側縁部とは±1mmの範囲の
距離zにある。距離y及びzは紡糸ノズル61に対して一
定であり、出口ローラ対12,12′(第1図)に対し紡糸
ユニット若しくは紡糸ノズル61の幾何学的配置に適合し
ていなければならず、かつ繊維の流れの形態でドラフト
機構4から出てくる牽伸スライバをできるだけ早く変位
させるように使用される。
吸引チューブ60の吸引開口(開口62)はドラフト機構
4の出口ローラ対12,12′のニップライン65(第3図)
から可能な限りにおいて離間位置するようにし、これに
よりニップライン65(第3図)と開口62との間の自由繊
維長が長くなる。他方では、紡出ノズル61の入口開口の
平面の背後に位置すべきではない。好ましくは、開口62
は紡出ノズルの入口開口と同一平面に位置される。
吸引チューブは紡機に沿って可動なキャリッジ若しく
は自動作動装置2によって可動とすることができる。他
方では、吸引チューブは紡機1に直接的に組み込むこと
ができ、この構成は入口開口に対する正確な位置決めを
行うことができる利点がある。又は、別体のダクトとし
て空気ジェット紡糸ユニット5内に組み込むようにする
ことさえ可能である。
第3図は出口ローラ対12,12′のニップライン65を出
て、紡糸ノズル61に向かって移動する糸の部分37と、糸
継プロセスの間に吸引チューブ60によって吸引されるス
ライバ14とを示している。この図は、また、糸の部分37
をドラフト機構4の出口ローラ対12,12′のニップライ
ン65に挿入する間に到達する吸引チューブ36の端部位置
を示している。
第2図に示された繊維吸引装置及び第3図に示された
挿入位置は、自動糸継の間に、ドラフト機構4の紡出パ
ラメータを規定することを考慮する必要がなく、かつこ
の発明の方法の性能が紡機の複数の紡糸位置間の差によ
って影響を受けない、という利点を奏する。
第4aから4f図は糸継プロセスにおける各種の段階を示
している。符号65はドラフト機構4の出口ローラ対12,1
2′のニップラインを示し、ライン66は糸引取ローラ対
6,6′のニップラインを示し、ライン67は空気ジェット
紡糸ユニット5の加撚エレメントの中心を示している。
加えて、吸引チューブ60は斜視図にて示され、更に、繊
維の流れ若しくはスライバ14、糸端37′を含む糸の部分
37並びに紡糸方向Sが示される。第4a図は糸の部分37が
長さ過剰な状態でニップライン65及び66において固定的
ニップされたところ、即ち、紡糸ノズルの起動の前の状
態を示している。第4b図は糸の部分37がニップライン65
及び66間で把持されながら回転されたところ、即ち、紡
糸ノズルの起動の後の状態を示している。第4c図は糸端
37′がニップライン65から投げ出されるように出たとこ
ろを示す。第4d図は糸端37′が吸引されているスライバ
14の繊維に新らしい反モーメントを生成する様子を示し
ている。第4e図は吸引作動の停止により、繊維が紡糸通
路へ変位することろを示している。最後に、第4f図は回
復された紡糸プロセスを示しており、仮撚紡績における
特質的な糸のらせん状態が示されている。
第5a図及び第5b図はドラフト機構4の出口ローラ対1
2,12′と空気ジェット紡糸ユニット5とを示している。
第5a図は側面図であり、第5b図は方向F(第5a図)にお
ける上面図である。第5b図に明瞭に示すように、円錐状
の延長部68はばね保持された出口ローラ12の自由端上の
軸にねじ止めされている。これは前記円錐状の延長部68
が出口ローラ12の軸70に関して固定であることを意味す
る。出口ローラ12は円錐状に配置された供給手段69を有
し、この供給手段69は出口ローラ12と一体部として作ら
れている。糸の部分37は出口ローラ12,12′への投入の
間に吸引チューブ36と紡糸ノズルユニット5との間で、
破線にて示される一種のループを形成する。投入プロセ
スの間に、糸の部分37は、先ず、円錐状に形成された供
給手段69上の円錐状の延長部68上を移動し、供給ポイン
ト71において出口ローラ12及び12′のニップラインに移
動する。
第6図はプロセス零点P0と、糸端37′が出口ローラ対
12及び12′のニップライン65から出てくる時間G0との間
の、本発明の方法のための種々の制御信号を示してい
る。制御信号80は吸引チューブ60の“繊維吸引のスイッ
チオフ”を表している。プロセス零点P0から繊維吸引の
スイッチオフまでの期間はSZ1によって示される。スイ
ッチオン時間は牽伸されたスライバ14がドラフト機構か
ら再び出現する僅か前に位置している。FA1は繊維吸引
のスイッチオフのための機能距離を示している。符号81
は“紡糸ノズル5のスイッチオン”の制御信号を示して
いる。この信号のための開始時間はプロセス零点P0まで
の距離SZ2にて提供される。FA2は紡糸ノズル5が完全に
スイッチオンされ、その作動機能を達成する機能距離を
表している。参照符号82は吸入チューブ36による“糸の
部分37の投入を行う”ための制御信号を示している。信
号開始時間はプロセス零点P0からの時間距離SZ3及び時
間G0までの機能距離FA3として提供される。参照符号83
は、“ボビン落下”のための制御信号を表し、この信号
の開始時間はプロセス零点P0に対して負の時間距離SZ4
を有している。最後に、参照符号84は引き取りローラ6,
6′の“加圧ローラ係合”のための制御信号を示してい
る(第1図参照)。ばね荷重された加圧ローラ6(第1
図)の係合の再現性、換言すれば、準備された糸の部分
37の引取りは3ミリ秒、好ましくは、1ミリ秒より短
い。これが、信号84がプロセス零点P0のため決定的にな
る理由である。GZは糸走行時間、即ち、糸の部分37にお
いて、糸端37′がドラフト機構4、換言すれば、出口ロ
ーラ対12及び12′のニップライン65から出てゆくまでに
必要となる時間を示す。
実際の糸継ぎプロセスは以下第1図から第6図によっ
てより詳細に説明する。
糸の破断が起こると、供給スライバ14はクランプ部材
13によって入口ローラ9に対してクランプされ、ドラフ
ト機構4内に依然位置しているスライバ14の部分は引き
ちぎられ、ドラフト機構4の背後の吸引手段(図示しな
い)によって吸引される。ボビン22はボビン停止エレメ
ント23によって巻取ローラ21から持ち上げられる。ボビ
ン22上の糸端37′を含む糸の部分37は吸引ノズル30によ
ってたぐられ、持ち上げられた引取ローラ6と不動の回
転引取ローラ6′との間の補助エレメント(図示せず)
による案内を受け、糸逆送エレメント34に通され、かつ
糸ループが糸収容部材28内に形成される。糸逆送エレメ
ント34は空気ジェット紡糸ユニット5にドッキングさ
れ、糸端37′を含む糸の部分37は正常の紡糸時とは逆の
方向に紡糸ユニット5に挿入され、EP−A−0 433 832
号の説明のように後方に向け案内される。後方に案内さ
れた糸端37′を含む糸の部分37は吸引チューブ36によっ
て把持される。この動作に継続して、糸逆送エレメント
34は除去され、吸引チューブ36内に位置された糸の部分
37は糸パッケージを回転させながら更に吸い込まれ、そ
の結果、空気ジェット紡糸ユニット5を介しての空気圧
力による引き出しによって惹起された糸中の欠陥部位は
すべて糸継ぎプロセスに使用される糸の部分37の外側に
来ることになる。その後に吸引チューブ36は出力ローラ
12,12′を過ぎて、ドラフト機構4の側方にある静止位
置(待機位置)に移動され、その後の時点で糸の部分37
はドラフト機構4の出口ローラ対12及び12′のニップラ
イン65に通される(投入される)ようになる。この運動
の間に糸の部分37は円錐状の延長部68を回避している。
糸の部分37は予め規定された長さ、所謂始動長さ、に切
断され、同時に新たに出現した糸端37′が糸継プロセス
のために準備される。これは回転研磨ディスク等の分離
手段(切断手段)により実施される。回転研磨ディスク
は回転可能カバー(詳細には図示しない)によって保護
されており、切断時にカバーは外される。分離による糸
端の準備、即ち、糸の部分37を或る長さとするために、
新たに現れた糸端37′の準備は、糸継ぎ部における繊維
の重量の分布を最適にすることができるように、行われ
るものである。
クランプエレメント13によるクランプ作動は再度解除
され、その結果スライバ14はドラフト機構4に再び通さ
れる。出口ローラ対12,12′と空気ジェット紡糸ユニッ
ト5との間に位置する吸引チューブ60(第2,3及び4
図)は引き出されたスライバ14の吸引を行う。クロス巻
きされたボビンの外径を考慮して(もし必要なら)、プ
ロセス零点P0に時間的に依存して、ボビンはワインダロ
ーラ21上に位置され、ボビンは巻取速度まで加速を受け
る。注意すべきこととして、ボビン22の回転運動は引取
ローラ6,6′による糸供給の開始時最も早く開始する。
この時点で引取ローラ6,6′は予め定められた順序で再
度相互に向き合う方向に移動され、かつ準備された糸の
部分37は出口ローラ12,12′の間に導入され、かつ空気
ジェットユニット5に圧縮空気が供給され、吸引チュー
ブ60内での吸引はスイッチオフされる(第6図と比較せ
よ)。
以上の部分的な作動順序の説明は現実に行われる糸継
プロセスの大略を明らかにしている。この目的で、以下
の結論は可能な最善の結果を得るために使用することが
できる説明となっている。
−第2図の説明に関連して既に述べたように、ドラフ
ト機構4を速めに始動させることによる、吸引チューブ
60と空気ジェット紡糸ユニットの空気ジェット入口間の
繊維の変位の助けによって、スライバ14の通常の牽伸条
件及び紡出パラメータ(ドラフト機構のセッティング
等)からの独立が達成され、その結果、紡糸速度は時間
遅れSZ1,SZ2,SZ3(第6図)を計算するために考慮する
べきただ一つの変数となる。
−プロセスが紡糸位置の全速度範囲で使用でき、かつ
紡糸速度のみに依存するようにするために、糸の部分37
は空気ジェット紡糸ユニット5の開口に対して一定の長
さに切断される。この“始動長さ”は吸引チューブ60の
助けによって、最大紡糸速度、作動部材38,42,44の個々
の作動時間、空気ジェット紡糸ユニット5及びプロセス
に含まれる繊維の変位によって規定される。
−作動時間とは個々の機能を達成する時間のことであ
り、この機能の開始手段は異なった挙動防止のため可動
自動作動装置2内に設けるのが好ましい。この作動時間
は一度計測され、そして遅れ時間SZ1,SZ2,SZ3(第6図
参照)の計算のための定数としてのパラメータとして使
用される。このパラメータは、引取ローラ6,6′による
糸引取の開始、ドラフト機構4の出口ローラ対12,12′
のニップライン65への糸の部分37の挿入(あるいは、投
入、又はデポジッティング)、空気ジェット紡糸ユニッ
トの走行、並びに吸引チューブ60内の繊維の吸引のスイ
ッチオフ、といった機能に関するものである。
−これらのパラメータ、即ち一定の始動長さ及び変数
としての紡糸速度、の助けにより、夫々の信号開始点、
即ち、プロセス零点P0からの時間遅れSZ1,SZ2,SZ3を定
め、紡糸位置及び関連するプロセスステップを制御する
ことが制御装置の独立したコンピュータユニットの目的
である。糸継ぎを繰り返しても必要な品質を得るために
は作動時間に関して3msecより良好な実行精度が要求さ
れる。このように定義された時間遅れSZ1,SZ2,SZ3は指
示パラメータとしてデータ伝達路を介して機械側上の制
御装置52(第1図)に伝達される。このデータ伝達路は
データライン(可撓性の遮蔽ケーブル)によって構成す
ることができる。機械側の制御装置はサイクル時間が3m
secより短い所謂メモリプログラム可能な制御ユニット
である。引取りローラ6′の速度はインパルス伝達器50
を通して決定される。次いで、インパルス伝達器50のイ
ンパルスは制御装置52の回路51でカウントされ、このカ
ウントから現在の紡出速度が規定される。
−以下により詳細に説明するが、現在の紡出速度の信
号開始時間に適合させる代わりに、想像できようが、紡
出速度に応じて始動長さそのものを変更することが可能
である。この場合に、注意するべきは、個々の機能にと
って速い固定した時間においては、全速度範囲にわたっ
ての糸継ぎの品質における差異が相当に大きくなること
である。加えて、このような実現手法は費用がより嵩む
ものであり、作動の信頼性としては低くなる。
−糸の部分37上での空気ジェット紡糸ユニット5の撚
り発生モーメントをして効果あらしめるためには、糸の
部分37を、先ず、二つのニップライン65,66(第4図)
によって固定的にニップしなければならない。旋回可能
に保持された加圧ローラ6を引き取りローラ6′上に位
置させることによって、前の時点で投入された糸の部分
37はニップライン66に固定され、最短の、再現可能な時
間内で、固定されないアイドル位置から紡糸速度まで上
昇される。このことは加圧ローラ6及び関連する旋回レ
バー43の慣性の質量モーメントが小さいことによって確
保される。これが、前記機能の始動時間がプロセス零点
P0としてあてはまる理由である。待機する吸引チューブ
36の連続的な吸引効果によって糸の引取りに先立って糸
の部分37は緊張維持される。
−前記した精密な糸の運動を次の機能の信号始動時間
の零点として使用するのを可能とするため、重要なこと
は上記のように糸パッケージ若しくはボビン22が巻取ユ
ニットに対する糸の引取りの時に可及的に早く回転され
ることである。ボビンは巻取ローラ若しくは図示しない
外部駆動源(バックツイストローラ26に特別に設けた装
置等)によって加速することができる。ボビン22がその
セット速度に到達するまでに、ボビンと引き出される糸
との間で糸はその長さが過剰となる。この長さが過剰な
糸はその張力が最小要求張力を具備していなければなら
ず、よって適切な巻き取りが確保され、糸のもつれを防
止することができる。これは、所定の輪郭を有した収納
手段28によって達成される。即ち、収納手段28は吸引源
を有していると共に、紡機側に設けても、自動装置に設
けてもよい。自動装置に設けた場合には、糸認識電子手
段は、収容された糸ループがバランスしたとき、即ち、
糸が収容手段28から出てきたとき、同収容手段の入口縁
部で認識を行い、糸収容手段28を自動作動装置2のアイ
ドル位置に復帰せしめる手段の起動を行う。
−紡糸速度に応じて走行時間GZは始動長さに留まり、
この始動時間内で最後のプロセスは実施すべきである。
糸の部分37がドラフト機構4の出口ローラ対12,12′の
ニップライン65に遅れて導入若しくはデポジット(投
入)されても、糸端37′がニップライン65を離れ、糸の
部分37をして空気ジェットノズル5により回転せしめる
に至るに丁度充分な時間がある。このようにして、糸の
部分37の極く僅かの部分のみが空気加撚によって第2の
応力を受け、かくして、糸の部分37の品質が維持され
る。時間遅れSZ3にて開始されるこのプロセスステップ
(“糸のデポジット"82)において、準備位置において
ニップライン65の側方に位置した吸引チューブ36はニッ
プライン65の前方に位置され、よって糸端37′はニップ
ライン65を離れるときに依然として吸引されている繊維
の略中心に来る(第3,4a,4b図比較)。吸引チューブ36
のデポジット位置は牽伸されるスライバ14に対する糸継
ぎの品質を決定要因とすることは理解されよう。吸引チ
ューブ36のこのデポジット位置はドラフト機構4の出口
ローラ対12,12′のニップライン65の全長にわたって形
成することができる。最善の結果は糸端37′を出ていく
牽伸スライバ14の幅の略中心1/3にデポジットしたとき
得られた。この領域を超過して、例えば、吸引チューブ
60に近い牽伸スライバ14の最後の1/3においてデポジッ
トした場合、継がれた部分は明らかに大きくなり、品質
的に不十分となる。吸引チューブ36の位置の横方向の変
位は高速にて行うべきであり、その結果、糸の部分37と
ニップライン65の供給点71(第5図)との接触により三
角形が形成され、次の瞬間にこの三角形は過剰長さの糸
の領域としてニップライン65を通って二つのニップライ
ン65及び66の間に到達する。ニップラインにおいて作用
及び時間について糸の部分37の把持の精度を決める為
に、ドラフト機構4のばね保持された出口ローラ12に糸
の部分37(第5図)に向かった側に円錐部分を設けるこ
とが有利である。同時に、糸引取り部とワインダユニッ
ト7との間に配置されたストップモーション及び糸質セ
ンサ8が起動され、糸継ぎ部位も監視を受け、うまくゆ
かなかった糸継ぎ部位の検出が行われる。
−固定され、張っている糸は2つの固定点間に作用す
る加撚モーメントに対して如何なる反応も示さないか
ら、加撚領域は突然に前記した糸の三角形の助けにより
過剰長さの糸を受け、その直後に糸の部分37は、スイッ
チオンされていた空気ジェット紡糸ユニット5の加撚モ
ーメントの起動に伴って、可能な最短の時間内に、ニッ
プライン65及び66間の糸スパイラルとして回転する。こ
のプロセスステップ(“紡糸ノズル61のスイッチオ
ン”)は時間遅延SZ2にて導入される。ニップライン65
及び66間で緊張される糸の部分37の過剰長は加圧ローラ
12の円錐部により、即ち、ニップライン65に沿った供給
点71の変位によって影響させることができる。挿入され
た過剰長は紡糸プロセス中の過剰長自体と略々等価とす
るべきである。時間的に正しいセッティングでは、糸端
37′は、糸の部分37が回転するに従って、ニップライン
65から離れるようにしなければならない。かくして、走
行時間GZが達成される。このようにして、糸の部分37は
固定点を失い、かくして失われた反モーメントにより、
吸引繊維流14の領域内に、糸端37′は放出される。糸端
37′が繊維流に捕捉されることにより、新たな反モーメ
ントが発生し、紡績三角形がその形成を開始する。最初
の段階では、吸引された繊維の一部のみがそれにかかわ
る(第4c及び4d図参照)。
−糸継ぎ部位において、過剰な過大に太くなるのを防
止するため、糸端37′が既にニップライン65を離れた時
点で繊維の吸引は停止される。作動距離FA1(第6図)
は平均ステープル長さに等価である。かくして、吸引チ
ューブ60から空気ジェット紡糸ユニット5のノズル入口
までの牽伸繊維流14の変位は時間遅れSZ1を伴って導入
され、繊維が紡糸通路Sで旋回されるのは糸端37′が平
均ステープル長に等価なニップライン65までの距離を得
たときのみである。この時点のみにおいて、紡出三角形
が最終的に出現されるにいたる。従って、現実の糸継ぎ
プロセスは糸端37′と、出力ローラ対12,12′と空気ジ
ェット紡糸ユニット5の吸引ノズルとの間で形成される
紡出三角形領域における繊維流14としての牽伸スライバ
との間で惹起される。
上述の方法により継がれた糸の部分の一定な長さを実
現することができ、かつ現実の継がれた糸の部分の変動
は通常の糸の太さの50パーセントより小さい。糸継ぎ部
分の品質は通常に紡出された糸の均質性、毛羽、及び強
力と遜色のないものである。
起源及び材料の異なった繊維及び繊維複合物並びに異
なった太さの糸は強力、弾性、曲げ剛性及び摺動挙動に
ついて異なった特性を示すことから、この発明の方法に
よる糸継ぎ部の品質に対する影響の可能性は極度に単純
化されたものである。即ち、この目的で、信号始動時間
の演算アルゴリズムに対して或る項が挿入されるが、こ
の項は個々のプロセスステップが糸端37′に対して全作
動を得るときの距離より成る。これらは、機能距離FA1,
FA2及びFA3である。
第6図のプロセスステップに関して: −ニップライン65(信号82)において糸の部分37のデ
ポジット; −空気ジェット紡糸ユニット(信号81)のスイッチオ
ン; −繊維吸引のスイッチオフ(信号80); これが意味するのは: −早めの又は遅れたデポジットを行うことにより糸の
部分37の固定は早めに若しくは遅れて行われ、後続する
プロセスステップのための時間が長く若しくは短くな
り; −空気ジェット紡糸ユニット5として構成された空気
式の撚り発生部材を早めに若しくは遅れてスイッチオフ
することにより、糸の部分37の回転は、太さ及び糸構造
として与えられる糸パッケージの夫々の重さ条件に応じ
て、影響させることができ、かつ; −繊維吸引を早めに若しくは遅れてスイッチオフする
ことにより、糸端37若しくは糸継ぎ部の位置で繊維のか
たまりの移動を制御することが可能となる。かくして、
オーバラッピング若しくは近接糸継ぎが可能である。先
に述べた3段階は予め定めた時間枠内で実施する必要が
あり、この時間枠は予め定めた引取速度及び糸長さで引
取りを起動する時に開始する。これは糸継ぎのためのラ
フな時間枠を生ずる。即ち、糸端との接続は、この糸端
が有効な糸継ぎがもはやできなくなるまで引き取られる
以前に達成すべきであるからである。
この時間枠内で実施さるべき3段階は次のものである
(ここに述べる順序は重要ではない)。
1.糸の部分のデポジッティング、即ち、糸が繊維流に対
する所定位置とする送出ローラ(出口ローラ)に対する
軸方向における糸の部分の制御された動き。この位置は
継がれた糸の部分における繊維のかたまりの移動(コー
ス)のために重要である。この位置が得られる時間も、
糸の部分が受ける応力に関して、また重要である。この
応力を所定限界内に維持するために、所定の位置に達す
るまでのデポジッティング運動の経過時間及び他のプロ
セスステップが実施されるまでのこの位置における休止
時間は可及的に短く維持するべきである。送出ローラ
(出口ローラ)は糸の部分にクランプ効果を加え、その
結果糸はこのようにして“拘束”され、ニップ点で撚り
止めが形成され、紡糸ノズルは仮撚りを惹起する。
2.吸引源から紡糸ノズルまでの繊維流の再ルーティン
グ。この段階は継ぎ位置(継ぎ部)における繊維のマス
分布、特に、糸太さ(番手)との比較で、継ぎ部分の最
大厚み、を規定する。
3.紡糸ノズルでの撚りの発生。このステップは継ぎ部分
の強度を規定する。
これらの3段階は、所期の結果を得るために、相互の
間で正確に時間関係を設定する必要がある。この効果自
体は或る限界内で選定可能である。通常は、“通常”の
糸番手から最小変位(ムラ)で最大強力の継ぎ部が望ま
しい。しかしながら、多くの場合は、結果は非最適なも
のとなっている。
これらの3段階及び紡出速度の意味を第6図によって
再度説明する。
紡出速度は収納装置36における予め規定された糸長さ
で“時間枠"GZを生じせしめる。紡出速度は、紡機の引
取ローラによる牽伸が最初から実施されることからここ
では重要性がある。原理的には糸継ぎのためにこの目的
の達成のため特に設けられた引取ユニットを使用するこ
とが可能となろう。紡出の開始(糸継ぎ)が起こった後
に、糸はこの引取ユニットにより紡機の引取り部に供給
しなければならず、これは移行の過程において引取り速
度の適合を要求することになろう。上述の実施例が好適
である。
時間枠GZ(糸走行時間)の計測はプロセス制御零点P0
からではなく、零点から短い距離の時点から行われる。
この短い間隔の中で、加圧ローラは駆動ローラと接触状
態とし、紡糸速度まで加速される。
この時間枠に関して重要なことは糸継ぎするに際して
の糸端の位置の定義である。第6図に従った制御のため
に、糸端がドラフト機構を離れる時間G0が基準として使
用された。このことは本発明にとって要点ではない。し
かしながら、これは、最適結果を得るため等の重要な時
間関係の説明を容易とするものである。
作用距離FA1,FA2及びFA3は基準時間G0に関して重要な
ものである。作用距離FA3の間に送出シリンダに関する
軸線方向におけるデポジッティング運動が完了され、糸
はフルの送出速度でドラフト機構から出てゆく。作用距
離FA2の間に紡糸ノズルは加撚効果を惹起する際のフル
作動性能を達成する。作用距離FA1の経過までに、吸引
ユニット60により発生された吸引効果は失われる。この
作用効果を維持するためにはこれらに関連するプロセス
がプロセス零点P0からのそれぞれの時間距離SZ1,SZ2
びSZ3で起動されることが必要であり、これは制御ユニ
ットで行われる。
DPS 3 706 728のシステムとの比較 新規なプロセスでは繊維流が発生されると共に、糸の
部分に隣接して案内される。しかしながら、最初は糸と
は別に運ばれる。この実施例では繊維流、特に牽伸繊維
の流れ、の形態は実質的に維持される。従って、この流
れは、通常作動時にドラフト機構から紡糸ノズルに供給
される繊維流に適合される。いずれにしても、所定の形
状を有している。継がれるべき部分が形成されるとき、
繊維流はずらされ、放出手段の代わりに紡糸ノズルに供
給される。
DPS 3 706 728のシステムでは繊維流はドラフト機構
の開始時に破壊される。このドイツ特許によるブロアー
ノズルは、繊維流でなく紡糸通路から(糸の部分から)
個々の繊維を除去する目的を持つ。吹き出された空気の
スイッチオフの間にこの実施例は所定形状の繊維流の変
位にかかわりなく、このような流れの再構成を行う。
この発明の方法では糸の部分の撚りもまた発生しつ
つ、繊維流は依然として送られている。これは二つの効
果をもたらす。第1に、仮撚加撚紡糸プロセスは、原理
的には、繊維流が糸の部分と共に紡糸ノズルに供給され
た瞬間から有効である。糸の製造が繊維流の変位の後の
みから始まるときに、正常プロセスの開始及び完成に至
るまでの糸のマントル表面上にルーズな繊維を考慮しな
ければならない。第2に、ドラフト機構から出てくる間
に、以前に剛直案内された過剰加撚された糸の部分の端
部は、今や、突如として解除され、送出ローラと紡糸ノ
ズルとの間の狭い空間内で、短時間の間に投げ出される
(hurl around)ことである。このごく短い時間の間
に、糸端は繊維流から繊維を集め、繊維流をその全体を
して紡糸ノズルに変位せしめるのを助ける。糸の部分は
繊維を“自らの背後”に引っ張る。
DPS 3 706 728のプロセスでは空気の吹き出しが行わ
れ、繊維が紡糸経路から取り出される。ここで、繊維の
運動方向の強力な偏向が必要となる。このような効果を
達成するため、紡糸ノズルとドラフト機構との間の空間
に吸引空気流を発生することは好ましくなく、これは撚
りを生成するため紡糸ノズルのスイッチオンする場合は
あてはまることである。
さらに、吹き出された空気流が糸端がドラフト機構か
ら出てゆく時点まで継続される場合は、供給された繊維
流の繊維を偏倚させるだけでなく、解放された糸端を糸
道から偏倚させる。紡糸ノズルにより発生された糸中の
撚りの形成がこの時点だけでなされるとすると、少なく
とも短い期間の制御不能な紡出条件を考慮する必要があ
る。このシステムでは最適かつ再現可能な結果を得るこ
とはできない。
ここに提案された方法では2か所の“吸引フィール
ド”、即ち、放出システムのための吸引フィールドと紡
糸ノズルのための吸引フィールド、が形成されかつ同時
に維持される。複数の吸引効果がドラフト機構の送出部
で混合される。送出システムの吸引は、繊維が紡糸ノズ
ルの吸引フィールドから丁度曲げられようとする方向に
強力な吸引効果を発生すべきものである。しかしなが
ら、糸の部分はドラフト機構及び紡糸ノズルを通して依
然として案内される。更に、過剰の撚りに基づいて、エ
レメント間に剛直に保持され、このことは糸の部分から
繊維流を明瞭に分離するためには有効である。
放出の吸引効果が紡出通路から繊維を除去するほど強
力な場合は、放出の吸引効果が急速に崩壊され、紡糸ノ
ズルの吸引フィールドによる繊維流の再獲得が確保され
る。このことは吸引による紡糸通路からの繊維の偏倚が
最小となり、紡糸通路への復帰の間の偏倚が適切に小さ
くなるということで好ましいことである。従って、受容
可能なかつ公知技術に対して好ましい結果をシステムを
最適設定に調節しなくても達成することができる。とり
わけ、新規方法の制御性は非常に大きな利点となる。そ
して、良好な再現性への可能性を高めることができる。
この利点を獲得するための厳しい限界(最大値)を課す
べく努力する必要はない。
これらの利点を強調するため、達成可能な効果につい
て第7図を参照して説明する。このダイヤフラグは糸の
“マスカーブ”、即ち、時間軸での糸断面における繊維
の重量変化を表す。繊維の重さは垂直軸に表され、時間
が水平軸に表されている。非破断線よりなる“曲線”は
通常に紡糸された糸(=“100%”)の重量曲線であ
る。
破線FAは紡糸ノズルへの繊維流の早期の旋回により達
成される結果を示す。質量曲線は通常曲線から100パー
セント偏倚しており、糸の部分が紡糸ノズルから出るま
でこのレベルに留まる。破線SAは繊維流を遅れて旋回さ
せたとき得られる結果である。質量曲線は通常値から落
ちている。この偏倚の下限は糸番手及び繊維の最終的紡
出限界により決まる。正常質量曲線が最終紡出限界付近
にすでに位置している場合は、ごくさしょう下向きの偏
倚でも新たな糸の破断を起こさせる。
一点鎖線の曲線GRは通常消費のための良好な結果を示
す。質量曲線は短い期間(略170%は通常許容可能であ
る)だけ上側にずれるが、直ぐに通常レベルに復帰す
る。従って、この質量変化の時間及び長さは再現可能で
ある。最適結果を達成するために、この機能の分布は3
ミリ秒より長くてはならない。この3ミリ秒の長さは、
例えば、300メートル毎分の送出速度で略15mmの糸長に
等価である。
既に述べたように、糸の部分の強力は紡糸ノズルでの
撚りの生成が充分強く開始されたか否かにかなり依存性
がある。糸端がドラフト機構を去るまで待機するとする
と、継がれた部分の領域での回転が比較的少なくなり、
この領域での糸強力は急激に下降することになろう。

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】糸端(37')を含む糸の部分(37)をドラ
    フト機構(4)にて牽伸され、紡糸通路(S)に沿って
    紡糸ユニット(5)へ送られるスライバ(14)に自動的
    に継ぐための方法であって、糸端(37')を含む糸の部
    分(37)はワインダユニット(7)の糸パッケージ(2
    2)から取り出され、紡糸ユニット(5)に逆に通さ
    れ、ドラフト機構(4)の出口ローラ対(12,12')のニ
    ップラインの側方に送られる方法において、 第1段階では、スライバはスライバクランプ機構(13)
    から解放され、ドラフト機構(4)によって引き出さ
    れ、ドラフト機構(4)と紡糸ユニット(5)との間の
    繊維の流れとして紡糸通路(S)からずらされ、一方、
    糸の部分(37)は紡糸ユニット(5)に対して予め規定
    された長さとされ、ドラフト機構(4)に対して横方向
    の準備位置に保持され、 第2段階では、糸の部分(37)はワインダユニット
    (7)に巻き取られ、 第3段階では、糸の部分(37)はドラフト機構の出口ロ
    ーラ対(12,12')のニップライン(65)に投入され、糸
    端(37')がドラフトローラ対のニップラインを出ると
    きに、紡糸通路からずらされていたスライバが紡糸通路
    へ戻されて紡糸ユニット(5)へ向かうことを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項2】スライバは、ドラフト機構(4)と紡糸ユ
    ニット(5)との間で吸引により繊維流として紡糸通路
    (S)からずら出されることを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】スライバ(14)は紡糸ユニットの前におい
    て紡糸通路(S)に対して鋭角(α)にて繊維流として
    吸引されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】引取部(6,6')とワインダユニット(7)
    との間に形成される過剰な長さの糸の部分は糸張力を維
    持しながら糸収容手段(28)によって受け取られること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】糸の部分(37)は切断位置を越えて逆送さ
    れ、糸の先端部分は切断位置にて切断除去され、かつ糸
    端(37')は糸継プロセスのため準備され、残りの糸の
    部分(37)は紡糸ユニット(5)に対して予め規定した
    長さとなることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】紡糸ユニットは空気ジェット紡糸ユニット
    (5)であり、糸の部分(37)は第2段階において空気
    ジェット紡糸ユニットの後にある二つの引取ローラ(6,
    6')によって、引き出され、出口ローラ(12,12')のニ
    ップラインと引取ローラ(6,6')のニップラインによっ
    て把持され、最初は張力をかけられないことを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】吸引チューブ(36)は、糸端(37')が殆
    ど吸引チューブ(36)の端部に到達したとき出口ローラ
    対(12,12')のニップラインに沿った最終的な投入位置
    に到達することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】空気ジェット紡糸ユニット(5)は糸の部
    分の逆送時には作動を停止され、作動状態への復帰は糸
    端(37')がドラフト機構(4)を出る僅か前に行なわ
    れ、糸に回転が与えられて、紡出に必要となる張力が糸
    の部分(37)内に再び形成されるようにすることを特徴
    とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】紡糸通路へ戻されたスライバ(14)の一部
    分は、ドラフト機構を出る糸の部分(37)が回転を始め
    るときには、出口ローラ対(12,12')のニップライン上
    に紡出三角形を形成することを特徴とする請求項8に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】吸引チューブ(36)の投入位置は引き出
    されるスライバ(14)の中心1/3に位置することを特徴
    とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】個々の信号(80,81,82,83)の時間距離
    (SZ1、SZ2、SZ3、SZ4)を決定するためのプロセス零点
    (P0)は引取ローラ対(6,6')におけるばね付勢加圧ロ
    ーラ(6)の係合のための制御信号(84)によって予め
    決められており、準備された糸の部分(37)は作動速度
    で再度引き出されることを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  12. 【請求項12】繊維の吸引をスイッチオフするための制
    御信号(80)、紡糸ノズル(5)をスイッチオンするた
    めの制御信号(81)、糸の部分(37)を投入するための
    制御信号(82)、ボビン(22)の作動信号(83)及び引
    取りローラ対(6,6')の加圧ローラ(6)の係合のため
    の信号(84)までの夫々の時間距離(SZ1、SZ2、SZ3、S
    Z4)は予め規定された紡糸速度に起因して演算されるこ
    とを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】引取ローラ(6')の速度はインパルスト
    ランスミッタ(50)により決定され、かつインパルスト
    ランスミッタ(50)のインパルスは紡機に設けられる制
    御ユニットにおける回路(51)において計数され、これ
    より現在の紡出速度が決定されることを特徴とする請求
    項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】制御信号(80,81,82,83)の時間距離(S
    Z1、SZ2、SZ3、SZ4)は自動演算ユニットの助けによっ
    て決定され、かつ時間距離(SZ1、SZ2、SZ3、SZ4)はデ
    ータ伝達手段を介して紡機中に設けられる制御装置(5
    2)に指示パラメータとして伝達されることを特徴とす
    る請求項11に記載の方法。
  15. 【請求項15】糸の部分(37)の引き出し、換言すれ
    ば、制御信号(84)がオンしてから取引ローラ対(6,
    6')におけるばね付勢加圧ローラ(6)が係合するまで
    の時間は3ミリ秒より短く再現性をもって行われ、この
    目的のために必要となる制御信号(84)はプロセス零点
    (P0)を決定することを特徴とする請求項11に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】前記の請求項のいずれかの方法を実施す
    るための装置であって、空気ジェット紡糸ユニット
    (5)と、エプロンドラフト機構(4)と、空気ジェッ
    ト紡糸ユニットとエプロンドラフト機構との間に位置す
    る吸引チューブ(60)とが設けられ、引き出されたスラ
    イバ(14)は、吸引チューブ(60)のスイッチオフ直後
    に空気ジェット紡糸ユニット(5)の入口領域に到達す
    ることを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】吸引チューブ(60)は、平坦で幅の広い
    開口部(62)を備えていることを特徴とする請求項16に
    記載の装置。
  18. 【請求項18】開口部(62)の断面は吸引チューブ(6
    0)の該開口部より上流側の部分の断面より小さいこと
    を特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 【請求項19】吸引チューブ(60)は少なくとも紡糸ユ
    ニットへの入口領域において紡糸通路に対して鋭角で配
    置されることを特徴とする請求項16に記載の装置。
  20. 【請求項20】前記角度(α)は40゜から50゜の間、で
    あることを特徴とする請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】吸引チューブ(60)は空気ジェット紡糸
    ユニット(5)のダクトと統合されていることを特徴と
    する請求項16に記載の装置。
  22. 【請求項22】吸引チューブの開口部(62)は空気ジェ
    ット紡糸ユニット(5)の紡糸ノズル(61)の入口開口
    と略同一のレベルに位置されることを特徴とする請求項
    16に記載の装置。
  23. 【請求項23】紡糸ノズル(61)の入口開口の中心と吸
    引チューブ(60)の開口部(62)の中心との間の距離は
    6mmより短いことを特徴とする請求項16に記載の装置。
  24. 【請求項24】ドラフト装置(4)のばね保持出口ロー
    ラ(12)はその自由端で円錐状の構造を備えていること
    を特徴とする請求項16に記載の装置。
  25. 【請求項25】請求項1に記載の方法を実施するための
    装置であって、制御プロセスのため紡機に設けられる制
    御装置(52)はメモリ−プログラム可能な制御ユニット
    であることを特徴とする装置。
  26. 【請求項26】メモリープログラム可能な制御ユニット
    は3ミリ秒より短いサイクル時間を有している請求項25
    に記載の装置。
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