JP3426008B2 - 冷媒組成物 - Google Patents

冷媒組成物

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JP3426008B2
JP3426008B2 JP30146093A JP30146093A JP3426008B2 JP 3426008 B2 JP3426008 B2 JP 3426008B2 JP 30146093 A JP30146093 A JP 30146093A JP 30146093 A JP30146093 A JP 30146093A JP 3426008 B2 JP3426008 B2 JP 3426008B2
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裕治 原嶋
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田中 一成
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍機、冷蔵庫、冷却
装置等に使用される冷媒組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍機、冷蔵庫、冷却装置等の冷
媒としてフロンが知られている。前記フロンは無毒、不
燃性であり、優れた冷媒性能を有しているので、冷凍
機、冷蔵庫、冷却装置等に広く用いられている。
【0003】一般の冷凍機関では、冷媒は図6示の気−
液変化のサイクルのように用いられる。即ち、冷媒蒸気
Aは圧縮器61で機械的仕事により断熱圧縮されて高温
高圧の蒸気Bとなり、凝縮器62で高いレベルの温度で
放熱しつつ等圧で凝縮して液体Cになる。液体Cは絞り
弁63で等エンタルピー膨張により低温の湿潤蒸気Dと
なり、蒸発器64で低いレベルの温度で外から熱を吸収
することにより冷凍(冷却)を行う。そして、前記冷凍
の際に外から吸収した熱により低温低圧の蒸気Aに戻
る。
【0004】前記冷凍機関に使用される冷媒としては、
圧縮器61で断熱圧縮されたときに高温高圧の蒸気Bが
得られ、蒸発器64で冷凍を行うときに低温低圧の蒸気
Aが得られるものが好ましいが、家庭用冷蔵庫等の冷媒
に使用されるフロン12は、図3に示すように、水に比
較して高圧では高い温度でも液化しにくく、低圧では低
い温度で蒸発することができ、冷媒として優れた能力を
有している。尚、図3は冷媒の温度と飽和圧力を示すグ
ラフであり、各物質の曲線はそれぞれの圧力における沸
点を示している。
【0005】しかしながら、近年、大気中に放出された
フロンが成層圏で分解すると、活性化塩素を発生し、該
活性化塩素により地球のオゾン層が破壊されることが判
明し、国際的にフロンの使用を禁止することが提案され
ている。そこで、前記フロンと同等の冷媒性能を有し、
前記フロンの代替として使用できる冷媒組成物が望まれ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる事情に鑑みて、
本発明はフロン12と同等の冷媒性能を有し、前記フロ
ン12の代替として使用できる冷媒組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷媒組成物は、
全量に対して33.1〜75重量%のエチレングリコー
ルと、23.0〜60重量%のプロピレングリコールと
の混合物を含む原料混合物を密封容器中、−30℃以下
の温度で混合することにより得られることを特徴とす
る。前記原料混合物は、より好ましくは−220〜−3
0℃以下の温度で混合する。−220℃以下の低温状態
を実現するには特殊な装置を必要とするために経済的に
不利であり、−30℃より高い温度で混合したのでは、
目的とする冷媒組成物が得られない。
【0008】本発明では、前記原料混合物を−30℃以
下の温度で混合するために、前記原料混合物を沸点−1
80℃以下の液化気体と共に前記密封容器に充填して混
合し、該密封容器から該液化気体を気化させて放出する
ことを特徴とする。前記液化気体としては、液体ヘリウ
ムを用いてもよいが高価であるので、通常は液体窒素、
液体酸素または両者の混合物が用いられる。
【0009】また、本発明では、前記原料混合物を−3
0℃以下の温度で混合するために、前記密封容器を−3
0℃以下に冷却することを特徴とする。前記密封容器
は、このような目的のために、外側に前記液化気体を流
通するジャケットを備える容器等が用いられる。
【0010】本発明の冷媒組成物は、エチレングリコー
ルが75重量%より多くプロピレングリコールが23.
0重量%未満であるか、エチレングリコールが33.1
重量%未満でプロピレングリコールが60重量%より多
いと、所期の冷媒性能が得られない。
【0011】また、本発明の冷媒組成物は、前記原料混
合物が前記多価アルコールに対して0.001〜0.0
2重量%の緩衝剤を含むことを特徴とする。前記原料混
合物に含まれる緩衝剤の含有量が前記多価アルコールに
対して0.001重量%未満であるときには、強酸また
は強アルカリが混入したときに適切な緩衝作用が得られ
ない。また、前記塩化ナトリウムの含有量を0.02重
量%より多くしても、それ以上の緩衝作用は得られな
い。尚、前記緩衝剤としては、塩化ナトリウム、塩化カ
ルシウム等が、2重量%程度の濃度の水溶液として使用
される。
【0012】また、本発明の冷媒組成物は、前記原料混
合物が前記多価アルコールに対して2〜50重量%のリ
ン酸系界面活性剤を含むことを特徴とする。前記原料混
合物に含まれる前記界面活性剤の含有量が前記多価アル
コールに対して2重量%未満であるときには該冷媒組成
物を充填する冷凍機内部の腐蝕を抑制する効果が十分に
得られない。また、前記界面活性剤の含有量を50重量
%より多くしても、それ以上の腐蝕抑制作用は得られな
い。
【0013】前記リン酸系界面活性剤としては、例え
ば、ピロリン酸ナトリウムとエタノールとのエステルを
挙げることができる。ピロリン酸ナトリウムはエタノー
ルとの反応を容易にするために、2重量%程度の濃度の
水溶液として使用される。前記リン酸系界面活性剤は、
さらにモノエタノールアミン、ジエタノールアミン等の
アミン類を含んでいてもよい。
【0014】
【作用】本発明の全量に対して33.1〜75重量%の
エチレングリコールと、23.0〜60重量%のプロピ
レングリコールとの混合物を含む原料混合物を密封容器
中、−30℃以下の温度で混合することにより得られる
冷媒組成物によれば、フロン12と略同等の冷媒性能が
得られる。前記原料混合物は、沸点−180℃以下の液
化気体と共に前記密封容器中に充填するか、前記密封容
器を−30℃以下に冷却することにより容易に前記温度
範囲で混合することができ、前記冷媒組成物が得られ
る。
【0015】本発明の冷媒組成物は、前記原料混合物に
含まれる多価アルコールが40〜75重量%のエチレン
グリコールと、25〜60重量%のプロピレングリコー
ルとの混合物であることにより、所期の冷媒性能が得ら
れる。
【0016】また、本発明の冷媒組成物は、前記原料混
合物が前記多価アルコールに対して0.001〜0.0
2重量%の緩衝剤を含むことにより、該冷媒組成物に強
酸または強アルカリが混入したときに緩衝作用が得られ
適正なpHに維持される。また、本発明の冷媒組成物
は、前記原料混合物が前記多価アルコールに対して2〜
50重量%のリン酸系界面活性剤を含むことにより、該
冷媒組成物を充填する冷凍機内部に耐蝕性被膜が形成さ
れ、その腐蝕が抑制される。
【0017】
【実施例1】次に、添付の図面を参照しながら本発明の
冷媒組成物についてさらに詳しく説明する。図1は本発
明に係わる冷媒組成物の製造に使用する装置の一構成例
を示す説明的断面図であり、図2は図1の装置による冷
媒組成物の製造方法を示すフローチャートであり、図3
は本発明の各実施例で得られた冷媒組成物、フロン12
及び水の温度と飽和圧力との関係を示すグラフである。
また、図4は本発明に係わる冷媒組成物の製造に使用す
る装置の他の構成例を示す説明的断面図であり、図5は
図4の装置による冷媒組成物の製造方法を示すフローチ
ャートである。
【0018】本実施例では、図1示の密封容器1を用い
て冷媒組成物の製造を行う。密封容器1は、内部に攪拌
羽根2を備え、攪拌羽根2はモーター3により回転駆動
されるようになっている。また、密封容器1には、上部
に圧力調整導管4が設けられ、圧力調整弁5aを介して
真空ポンプ6a及びエアコンプレッサー6bに接続され
ている。
【0019】圧力調整導管4は切替え弁5bを操作する
ことにより真空ポンプ6aまたはエアコンプレッサー6
bに接続されるようになっている。また、圧力調整弁5
aは、密封容器1の内圧が所定以上になったときに開放
されて内圧を一定に維持する安全弁を兼ねている。密封
容器1には、さらに、内部の液体温度を測定する温度計
7及び内圧を測定する圧力計8が設けられ、底部には製
品を取り出す製品取出し導管9が取出し弁10を介して
取着されている。
【0020】密封容器1の外部には、液体酸素ボンベ1
1a及び液体窒素ボンベ11bが設けられ、液化気体供
給導管12により密封容器1に接続されている。液化気
体供給導管12には、液体酸素供給弁13a及び液体窒
素供給弁13bが設けられ、液体酸素または液体窒素を
定量供給できるようになっている。
【0021】また、密封容器1の外部には、原料のエチ
レングリコールタンク14、プロピレングリコールタン
ク15、塩化ナトリウム水溶液タンク16、界面活性剤
製造装置17が設けられ、原料導管18により密封容器
1に接続されている。原料導管18には、原料供給弁1
9a,19b,19c,19dが設けられており、前記
各原料をそれぞれ定量供給できるようになっている。ま
た、原料導管18の途中には原料圧入ポンプ20が設け
られ、密封容器1内が高圧に成っているときにも前記原
料を供給できるようになっている。
【0022】界面活性剤製造装置17には、リン酸ナト
リウム水溶液タンク21、エタノールタンク22、エタ
ノールアミンタンク23が界面活性剤原料導管24によ
り接続されており、界面活性剤原料導管24には界面活
性剤原料供給弁25a,25b,25cが設けられ、前
記各界面活性剤原料を定量供給できるようになってい
る。
【0023】次に、図1及び図2に従って、本実施例の
冷媒の製造方法について説明する。
【0024】まず、図2(a)のstep1で図1示の
圧力調整弁5aを開き、切替え弁5bにより圧力調整導
管4を真空ポンプ6aに接続して、密封容器1の内部を
吸引して減圧した。次いで、step2でモーター3を
ONにして攪拌羽根2を回転駆動し、攪拌を開始した。
【0025】次に、図2(a)のstep3で圧力調整
弁5aを閉じ、原料供給弁19a,19b,19c,1
9dを順次開閉して、エチレングリコール1710g、
プロピレングリコール690g、2%−塩化ナトリウム
水溶液18g、リン酸系界面活性剤水溶液588gを密
封容器1に供給した。前記リン酸系界面活性剤は、6%
−ピロリン酸ナトリウム水溶液18g、エタノール52
0g、モノエタノールアミン50gが予め界面活性剤製
造装置17内で攪拌されて製造されている。
【0026】次に、図2(a)のstep4で液体酸素
供給弁13aを開いて、液体酸素ボンベ11aから液体
酸素2000ccを密封容器1に供給した。液体酸素の
沸点は−183.0℃であるので、密封容器1内の液温
は前記液体酸素の供給前には18℃であったのが、前記
液体酸素の供給の開始により−117℃に降下し、さら
に前記液体酸素の供給が終了した時点で最終的に−20
8℃に達した。尚、前記液体酸素はstep3で供給さ
れる前記各原料の合計容積の約67%の容積になってい
る。
【0027】前記のように液温が低下すると、前記原料
混合物の一部が凍結して攪拌が困難になるが、前記液温
は前記液体酸素の供給終了後、次第に上昇し、−180
℃以上になると再び攪拌できるようになる。そこで、こ
の時点で実質的に原料混合物の混合が開始される。
【0028】前記攪拌を継続すると、液温はさらに上昇
し、これに伴って密封容器1内では前記step4で供
給された液体酸素が気化するので、その内圧が上昇す
る。そこで、圧力計8で測定されるゲージ圧で9kg/
cm2 程度になるごとに、逐次圧力調整弁5aから密封
容器1内の気体を外部に逃がして内圧が5kg/cm2
になるように調整した。
【0029】前記操作を続けると、密封容器1内の内圧
は次第に安定して圧力計8で測定されるゲージ圧で6〜
7kg/cm2 程度で一定になるので、この時点で攪拌
を終了した(step5)。また、液温は次第に上昇
し、前記攪拌を終了した時点では−75.5℃であっ
た。
【0030】次に、前記攪拌を終了後、5分間程度放置
し、内圧6.9kg/cm2 、液温−54.2℃になっ
たところで、圧力調整弁5aを開放し、取出し弁10を
開いて製品取出し導管9から得られた冷媒組成物を取り
出した(step6)。得られた冷媒組成物には液体酸
素は実質的に残存していなかった。
【0031】次に、図1示の装置を用いて、本実施例で
得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定した。
前記沸点の測定は、密封容器1に所定量の冷媒組成物を
供給し、真空ポンプ6aにより、まず密封容器1の内圧
を圧力計8で測定されるゲージ圧で−750mmHgに
する。そして、密封容器1内の冷媒組成物の温度が安定
するのを待って、その温度を−750mmHgにおける
沸点とする。次いで、圧力調整弁5aを開閉して密封容
器1の内圧を順次−500mmHg、−250mmH
g、0mmHgに調整し、前記操作を繰り返して、各圧
力における沸点を測定する。
【0032】次に、切替え弁5bにより圧力調整導管4
をエアコンプレッサー6bに切替え、密封容器内を加圧
する。前記加圧操作は圧力調整弁5aを開閉して密封容
器1の内圧を圧力計8で測定されるゲージ圧で1〜8k
g/cm2 の範囲で1kg/cm2 単位で順次調整し、
前記操作を繰り返して、各圧力における沸点を測定す
る。得られた結果を図3に示す。
【0033】図3から、本実施例で得られた冷媒組成物
はフロン12に類似した特性を有しており、フロン12
の代替として使用することができることが明らかであ
る。
【0034】
【実施例2】本実施例では、図2(b)示のように、密
封容器1の内部を減圧した(step1)のち、実施例
1とは逆の手順で、まず圧力調整弁5aを閉じ液体酸素
供給弁13aを開いて、液体酸素ボンベ11aから液体
酸素3000ccを供給し(step2)、次いで攪拌
を開始した(step3)。尚、前記液体酸素は後述の
step4で供給される前記各原料の合計容積と略等容
積になるようにされている。
【0035】次に、液体酸素供給弁13aを閉じ原料供
給弁19a,19b,19c,19dを順次開閉して、
エチレングリコール1710g、プロピレングリコール
690g、0.25%−塩化ナトリウム水溶液96g
(実施例1で用いた2%−塩化ナトリウム水溶液12し
た塩化ナトリウム水溶液gをさらに水84gで希釈)、
リン酸系界面活性剤水溶液504gを密封容器1に供給
した(step4)。前記リン酸系界面活性剤は、6%
−ピロリン酸ナトリウム水溶液18gを水84gで希釈
したものに、エタノール390g及びモノエタノールア
ミン12gが予め界面活性剤製造装置17内で攪拌され
て製造されている。
【0036】本実施例では、予め密封容器1内に液体酸
素が供給されているので、前記各原料を密封容器1に供
給する際にリン酸系界面活性剤を先に供給すると、該界
面活性剤が凍結して他の原料に混合することが困難にな
るので注意を要する。リン酸系界面活性剤以外の原料に
ついては、特に供給する順番に留意する必要はない。ま
た、リン酸系界面活性剤は、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール等の他の原料と混合して密封容器1に
供給してもよく、このようにするときには前記凍結が避
けられる。
【0037】本実施例では、図2(b)のstep2で
液体酸素の供給が終了した時点では、密封容器1内の液
温は−183℃であったが、step3の攪拌開始の5
分後には−139℃に上昇し、さらにstep4で前記
原料混合物の供給が終了した時点では−82℃であっ
た。本実施例では、前述のように、予め密封容器1内に
液体酸素が供給されているので、前記原料混合物の供給
により直ちにその混合が開始される。
【0038】前記攪拌を継続すると、液温はさらに上昇
し、これに伴って密封容器1内では前記step2で供
給された液体酸素が気化するので、その内圧が上昇す
る。そこで、実施例1と同様にして密封容器1内の気体
を外部に逃がし、内圧が5kg/cm2 になるように調
整した。
【0039】前記操作を続けると、密封容器1内の内圧
は次第に安定して圧力計8で測定されるゲージ圧で6〜
7kg/cm2 程度で一定になるので、この時点で攪拌
を終了した(step5)。また、液温は次第に上昇
し、前記攪拌を終了した時点では−49.0℃であっ
た。
【0040】次に、実施例1と同様にして、得られた冷
媒組成物を取り出した(step6)。得られた冷媒組
成物には液体酸素は実質的に残存していなかった。
【0041】次に、実施例1と同様にして、本実施例で
得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定した。
得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で得ら
れた冷媒組成物はフロン12に類似した特性を有してお
り、フロン12の代替として使用することができること
が明らかである。
【0042】
【実施例3】本実施例では、冷媒組成物の原料のうちエ
チレングリコールを1290gとし、リン酸系界面活性
剤の原料として、6%−ピロリン酸ナトリウム水溶液1
8gを水84gで希釈し、エタノール810g及びモノ
エタノールアミン12gを添加したものを用いた以外
は、実施例2と同様にして冷媒組成物を得た。
【0043】次に、実施例1と同様にして、本実施例で
得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定した。
得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で得ら
れた冷媒組成物はフロン12に類似した特性を有してお
り、フロン12の代替として使用することができること
が明らかである。
【0044】
【実施例4】本実施例では、冷媒組成物の原料として、
エチレングリコール1068g、プロピレングリコール
1500g、2%−塩化ナトリウム水溶液12g、リン
酸系界面活性剤水溶液420gを用いた以外は、実施例
2と同様にして冷媒組成物を得た。尚、前記リン酸系界
面活性剤の原料としては、6%−ピロリン酸ナトリウム
水溶液18g、エタノール302g、モノエタノールア
ミン100gが用いられている。
【0045】次に、実施例1と同様にして、本実施例で
得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定した。
得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で得ら
れた冷媒組成物はフロン12に類似した特性を有してお
り、フロン12の代替として使用することができること
が明らかである。
【0046】
【実施例5】本実施例では、図2(b)のstep2で
実施例2の液体酸素3000ccの代わりに液体窒素ボ
ンベ11bから液体窒素2000ccを密封容器1に供
給し、step4で冷媒組成物の原料として、エチレン
グリコール1125g、プロピレングリコール1074
g、0.09%−塩化ナトリウム水溶液134g、リン
酸系界面活性剤水溶液1061gを用いた以外は、実施
例1と同様にして冷媒組成物を得た。尚、前記塩化ナト
リウム水溶液としては、2%−塩化ナトリウム水溶液6
gを水128gで希釈したものが用いられている。ま
た、前記リン酸系界面活性剤の原料としては、6%−ピ
ロリン酸ナトリウム水溶液11gを水50gで希釈し、
エタノール1000gを添加したものが用いられてい
る。
【0047】液体窒素の沸点は−195.8℃であるの
で、本実施例では図2(b)のstep2で液体窒素の
供給が終了した時点では、密封容器1内の液温は−22
6℃であり、step4で前記原料混合物の供給が終了
した時点では−66℃であった。そして、実施例2と同
様にして密封容器1内の気体を外部に逃がし、内圧が5
kg/cm2 になるように調整しながら攪拌操作を継続
し、密封容器1内の内圧が略一定になった時点で攪拌を
終了した(step5)。このとき、液温は−65.0
℃であった。
【0048】次に、実施例2と同様にして、得られた冷
媒組成物を取り出した(step6)。得られた冷媒組
成物には液体窒素は実質的に残存していなかった。
【0049】次に、実施例1と同様にして、本実施例で
得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定した。
得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で得ら
れた冷媒組成物はフロン12に類似した特性を有してお
り、フロン12の代替として使用することができること
が明らかである。
【0050】
【実施例6】本実施例では、図2のstep2で実施例
1の液体酸素3000ccの代わりに、液体酸素ボンベ
11aから液体酸素1500cc及び液体窒素ボンベ1
1bから液体窒素1500ccを密封容器1に供給し、
step4で冷媒組成物の原料として、エチレングリコ
ール2000g、プロピレングリコール1074g、2
%−塩化ナトリウム水溶液10.2g、リン酸系界面活
性剤水溶液868.5gを用いた以外は、実施例2と同
様にして冷媒組成物を得た。尚、前記リン酸系界面活性
剤の原料としては、6%−ピロリン酸ナトリウム水溶液
16.5gをさらに水402gで希釈し、エタノール4
00g、モノエタノールアミン50gを添加したものが
用いられている。また、前記リン酸系界面活性剤水溶液
は前記塩化ナトリウム水溶液と混合したのち、密封容器
1に供給した。
【0051】本実施例では、液体酸素と液体窒素とを
1:1で混合して用いている。密封容器1内の液温は、
図2(b)のstep2で液体酸素の供給が終了した時
点では−196℃であり、さらに液体窒素の供給が終了
した時点では−208℃であった。そして、step4
で前記原料混合物の供給が終了した時点では−104℃
であった。
【0052】次いで、実施例2と同様にして密封容器1
内の気体を外部に逃がしながら攪拌操作を継続し、密封
容器1内の内圧が8.8kg/cm2 で略一定になった
時点で攪拌を終了した(step5)。このとき液温は
−51.8℃であったが、攪拌終了後、図1示の圧力調
整弁5aを開放して密封容器1内を常圧に戻し、数分間
放置したところ、液温は−48.0℃で安定した。尚、
得られた冷媒組成物には液体酸素及び液体窒素は実質的
に残存していなかった。
【0053】次に、実施例1と同様にして、本実施例で
得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定した。
得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で得ら
れた冷媒組成物はフロン12に類似した特性を有してお
り、フロン12の代替として使用することができること
が明らかである。
【0054】
【実施例7】本実施例では、冷媒組成物の原料として、
エチレングリコール1068g、プロピレングリコール
1500gを用い、塩化ナトリウム水溶液及びリン酸系
界面活性剤を全く用いない以外は、実施例2と同様にし
て冷媒組成物を得た。
【0055】次に、実施例1と同様にして、本実施例で
得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定した。
得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で得ら
れた冷媒組成物はフロン12に類似した特性を有してお
り、フロン12の代替として使用することができること
が明らかである。
【0056】
【実施例8】本実施例では、冷媒組成物の原料として、
エチレングリコール1068g、プロピレングリコール
1500g、2%−塩化ナトリウム水溶液12gを用
い、リン酸系界面活性剤を全く用いない以外は、実施例
2と同様にして冷媒組成物を得た。
【0057】次に、実施例1と同様にして、本実施例で
得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定した。
得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で得ら
れた冷媒組成物はフロン12に類似した特性を有してお
り、フロン12の代替として使用することができること
が明らかである。
【0058】
【実施例9】本実施例では、冷媒組成物の原料として、
エチレングリコール1068g、プロピレングリコール
1500g、2%−塩化ナトリウム水溶液12g、エタ
ノール302g、モノエタノールアミン100gを用
い、リン酸系界面活性剤を全く用いない以外は、実施例
2と同様にして冷媒組成物を得た。
【0059】次に、実施例1と同様にして、本実施例で
得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定した。
得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で得ら
れた冷媒組成物はフロン12に類似した特性を有してお
り、フロン12の代替として使用することができること
が明らかである。
【0060】
【比較例1】本比較例では、冷媒組成物の原料としてプ
ロピレングリコール1078gのみを使用し、実施例2
と同様にして冷媒組成物の製造を試みた。
【0061】本比較例では、図2(b)のstep2で
液体酸素3000ccを供給した時点で密封容器1内の
液温は−209℃であった。次いで、step4でプロ
ピレングリコールを供給したところ液温が−158℃に
上昇し、攪拌の継続とともに−73.1℃まで上昇した
ところで攪拌羽根2の回転が停止した。これは、密封容
器1内の液体が凍結したためと考えられる。
【0062】攪拌羽根2の回転が停止した放置したとこ
ろ、液温が−35.5℃まで上昇したところで、攪拌羽
根2が再び回転するようになったので、実施例2と同様
にして密封容器1内の気体を外部に逃がし、内圧が5k
g/cm2 になるように調整しながら攪拌操作を継続
し、密封容器1内の内圧が略一定になった時点で攪拌を
終了した(step5)。このとき、液温は−35.8
℃であった。得られた冷媒組成物には液体酸素は実質的
に残存していなかった。
【0063】次に、実施例1と同様にして、本実施例で
得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定した。
得られた結果を図3に示す。図3から、本比較例で得ら
れた冷媒組成物は、圧力が1kg/cm2 以下の範囲で
はフロン12により遙に高い沸点を示し、フロン12の
代替として使用することは期待できないことが明らかで
ある。
【0064】
【比較例2】本比較例では、冷媒組成物の原料としてエ
チレングリコール1068gのみを使用し、実施例2と
同様にして冷媒組成物の製造を試みた。
【0065】本比較例では、密封容器1内の液温は比較
例1と略同様に推移したが、攪拌操作の途中で密封容器
1内の液体の凍結により、攪拌羽根2の回転が停止し、
攪拌を再開することができなかった。
【0066】凍結した液体を解凍したものを冷媒組成物
と見做し、実施例1と同様にして、各圧力における沸点
を測定した。得られた結果を図3に示す。図3から、本
比較例で得られた冷媒組成物は、圧力が1kg/cm2
以下の範囲ではフロン12により遙に高い沸点を示し、
フロン12の代替として使用することは期待できないこ
とが明らかである。
【0067】
【実施例10】本実施例では、図4示の密封容器41を
用いて冷媒組成物の製造を行う。密封容器41は、図1
示の密封容器1の外側に冷却用ジャケット42を備え、
該冷却用ジャケット42に液化気体供給導管12が接続
された構成となっている以外は密封容器1と同様の構成
となっている。尚、冷却用ジャケット42には供給され
た液化気体を取り出して液化気体供給導管12に循環さ
せる循環導管43が逆止弁44を介して接続されてい
る。また、循環導管43の途中には冷却用ジャケット4
2から取り出された液化気体を冷却する冷却器45が設
けられており、冷却用ジャケット42には、内部の液体
温度を測定する温度計46及び内圧を測定する圧力計4
7が設けられている。
【0068】次に、図4及び図5に従って、本実施例の
冷媒の製造方法について説明する。
【0069】まず、図5のstep1で図4示の圧力調
整弁5aを開き、切替え弁5bにより圧力調整導管4を
真空ポンプ6aに接続して、密封容器41の内部を吸引
して減圧した。次いで、step2でモーター3をON
にして攪拌羽根2を回転駆動し、攪拌を開始した。
【0070】次に、図5のstep3で、圧力調整弁5
aを閉じ、原料供給弁19a,19b,19c,19d
を順次開閉して、エチレングリコール1710g、プロ
ピレングリコール690g、2%−塩化ナトリウム水溶
液12g、リン酸系界面活性剤水溶液588gを密封容
器41に供給した。前記リン酸系界面活性剤は、6%−
ピロリン酸ナトリウム水溶液18g、エタノール520
g、ジエタノールアミン50gが予め界面活性剤製造装
置17内で攪拌されて製造されている。
【0071】次に、図5のstep4で、液体酸素供給
弁13aを開いて、液体酸素ボンベ11aから液体酸素
3000ccを冷却用ジャケット42に供給した。本実
施例では、前記step4の操作により、冷却用ジャケ
ット42内の液温が−89.2℃に、また密封容器1内
の液温が−35.4℃に冷却され、この時点で実質的に
原料混合物の混合が開始される。冷却用ジャケット42
内及び密封容器1内の液温は、液体酸素の供給に伴って
低下し、最終的には冷却用ジャケット42内の液温は−
200℃に、また密封容器1内の液温が−65.7℃に
達した。
【0072】前記攪拌を継続すると、液温は上昇に転
じ、次第に安定して略一定になるので、この時点で攪拌
を終了した(step5)。密封容器1内の液温は、前
記攪拌を終了した時点では−56.0℃であった。
【0073】次に、実施例1と同様にして、得られた冷
媒組成物を取り出した(step6)。得られた冷媒組
成物には液体酸素は実質的に残存していなかった。
【0074】次に、図4示の装置を用い冷却用ジャケッ
ト42に液化気体を供給しないで、実施例1と同様にし
て、本実施例で得られた冷媒組成物の各圧力における沸
点を測定した。得られた結果を図3に示す。図3から、
本実施例で得られた冷媒組成物はフロン12に類似した
特性を有しており、フロン12の代替として使用するこ
とができることが明らかである。
【0075】
【比較例3】本比較例では、図4示の密封容器41を用
い冷却用ジャケット42に液化気体を全く流通させない
以外は、実施例10と同様にして冷媒組成物を得た。本
比較例では、図5示のstep4の操作を行わないの
で、step2で開始される攪拌操作は常温で行われ
る。
【0076】次に、実施例10と同様にして、本比較例
で得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定し
た。得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で
得られた冷媒組成物はフロン12に類似した特性を示さ
ず、フロン12の代替として使用できないことが明らか
である。
【0077】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
の全量に対して33.1〜75重量%のエチレングリコ
ールと、23.0〜60重量%のプロピレングリコール
との混合物を含む原料混合物を密封容器中、−30℃以
下の温度で混合することにより得られる冷媒組成物によ
れば、フロン12と略同等の冷媒性能を得られるので、
フロン12の代替として使用できることが明らかであ
る。前記原料混合物は、沸点−180℃以下の液化気体
と共に前記密封容器中に充填するか、前記密封容器を−
30℃以下に冷却することにより容易に前記温度範囲で
混合することができ、前記冷媒組成物を得ることができ
る。
【0078】本発明の冷媒組成物は、前記原料混合物に
含まれる多価アルコールが40〜75重量%のエチレン
グリコールと、25〜60重量%のプロピレングリコー
ルとの混合物であることにより、所期の冷媒性能を得る
ことができる。
【0079】また、本発明の冷媒組成物は、前記原料混
合物が前記多価アルコールに対して0.001〜0.0
2重量%の緩衝剤を含むことにより、該冷媒組成物に強
酸または強アルカリが混入したときに緩衝作用が得られ
適正なpHを維持することができる。また、本発明の冷
媒組成物は、前記原料混合物が前記多価アルコールに対
して2〜50重量%のリン酸系界面活性剤を含むことに
より、該冷媒組成物を充填する冷凍機内部に耐蝕性被膜
が形成され、その腐蝕を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる冷媒組成物の製造に使用する装
置の一構成例を示す説明的断面図。
【図2】図1の装置による冷媒組成物の製造方法を示す
フローチャート。
【図3】本発明の各実施例で得られた冷媒組成物、フロ
ン12及び水の温度と飽和圧力との関係を示すグラフ。
【図4】本発明に係わる冷媒組成物の製造に使用する装
置の他の構成例を示す説明的断面図。
【図5】図4の装置による冷媒組成物の製造方法を示す
フローチャート。
【図6】冷凍機関における冷媒の気−液変化のサイクル
の説明図。
【符号の説明】
1,41…密封容器、 11a,11b…液化気体ボン
ベ、14,15…多価アルコールタンク、 16…緩衝
剤タンク、17…界面活性剤製造装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09K 5/04 ZAB F25B 1/00 395

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全量に対して33.1〜75重量%のエチ
    レングリコールと、23.0〜60重量%のプロピレン
    グリコールとの混合物を含む原料混合物を、密封容器
    中、−30℃以下の温度で混合することにより得られる
    ことを特徴とする冷媒組成物。
  2. 【請求項2】前記原料混合物を沸点−180℃以下の液
    化気体と共に前記密封容器に充填して混合し、該密封容
    器から該液化気体を気化させて放出することにより得ら
    れることを特徴とする請求項1記載の冷媒組成物。
  3. 【請求項3】前記原料混合物を混合する際に前記密封容
    器を−30℃以下に冷却することを特徴とする請求項1
    記載の冷媒組成物。
  4. 【請求項4】前記原料混合物が、前記多価アルコールに
    対して0.001〜0.02重量%の緩衝剤を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の冷媒組成物。
  5. 【請求項5】前記原料混合物が、前記多価アルコールに
    対して2〜50重量%のリン酸系界面活性剤を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の冷媒組成物。
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