JPH0712412A - 冷凍サイクル及び冷凍装置 - Google Patents

冷凍サイクル及び冷凍装置

Info

Publication number
JPH0712412A
JPH0712412A JP14998993A JP14998993A JPH0712412A JP H0712412 A JPH0712412 A JP H0712412A JP 14998993 A JP14998993 A JP 14998993A JP 14998993 A JP14998993 A JP 14998993A JP H0712412 A JPH0712412 A JP H0712412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
water
refrigerating
condenser
cycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14998993A
Other languages
English (en)
Inventor
Ushio Maeda
潮 前田
Hiroshi Yoshikawa
浩史 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Oxygen Co Ltd, Nippon Sanso Corp filed Critical Japan Oxygen Co Ltd
Priority to JP14998993A priority Critical patent/JPH0712412A/ja
Publication of JPH0712412A publication Critical patent/JPH0712412A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/13Economisers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒として無害で安全な水を用いることがで
きる冷凍サイクル及び冷凍装置を提供する。 【構成】 循環冷媒が密閉系内で圧縮,凝縮,JT膨
張,蒸発,再圧縮の各工程を繰り返す循環サイクルによ
り構成される冷凍サイクルにおいて、前記循環冷媒が水
を主成分とするものであり、前記各工程を大気圧以下で
循環する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクル及び冷凍
装置に関し、詳しくは、各種空調機,化学装置における
プロセスガスや液の冷却を行う冷凍サイクル及び冷凍装
置であって、冷媒として水を用いた冷凍サイクル及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種の空調や冷凍用の機械冷
凍機が広く用いられている。これらの冷却,冷凍用に用
いられる冷凍装置は、基本的には、冷媒圧縮機,凝縮
器,膨張弁,冷却蒸発器を備えた密閉系の冷凍サイクル
からなるものであり、冷媒圧縮機で圧縮された冷媒は、
凝縮器で凝縮した後、膨張弁でJT膨張して寒冷を発生
し、冷却蒸発器で他の流体を冷却し、その後、再び冷媒
圧縮機で圧縮されて循環する構成を有している。そし
て、このような冷凍装置に用いる冷媒として、従来は、
各種フロンが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
冷凍装置に多く用いられているフロン(R12,R22
等)が、オゾン層を破壊するため、その利用が禁止され
つつある。このような中で、代替フロンの開発が進めら
れるとともに、代替品としてプロパンやブタンあるいは
アンモニア等の使用も検討されているが、これらの代替
品は、いずれも可燃性であったり、有毒であったりする
問題があった。
【0004】そこで本発明は、冷媒として無害で安全な
水を用いることができる冷凍サイクル及び冷凍装置を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の冷凍サイクルは、循環冷媒が密閉系内で
圧縮,凝縮,JT膨張,蒸発,再圧縮の各工程を繰り返
す循環サイクルにより構成される冷凍サイクルにおい
て、前記循環冷媒が水を主成分とするものであり、前記
各工程を大気圧以下で循環することを特徴としている。
【0006】さらに、本発明の冷凍サイクルは、上記構
成において、前記圧縮工程を複数段、特に、1段目の吐
出圧力が0.6〜2.5kPa、2段目の吐出圧力が
2.5〜8.5kPaの範囲の2段で行うとともに、各
段の吸入圧力で蒸発工程を行うこと、循環冷媒が水とメ
タノールあるいは水とエタノールの混合冷媒であり、メ
タノール又はエタノールの混合量が30%以下であるこ
とを特徴としている。
【0007】また、本発明の冷凍装置は、冷媒圧縮機,
凝縮器,膨張弁,冷却蒸発器を備えた冷凍装置におい
て、前記凝縮器を、前記冷却蒸発器と同じ高さ乃至高位
置に配設したことを特徴とし、さらに、前記凝縮器を導
出した冷媒と、前記冷却蒸発器を導出した冷媒とを熱交
換する熱交換器を設けたことを特徴としている。
【0008】
【作 用】上記のように、冷凍サイクル内の各工程を大
気圧以下にすることにより、冷媒として水を使用するこ
とが可能となり、特に、圧縮工程を複数段で行い、各圧
縮工程の吸入圧力で蒸発工程を行うことにより、効率の
向上が図れる。また、凝縮器の設置位置を、冷却蒸発器
以上にすることにより、冷媒の流れを円滑にできる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す実施例に基づい
てさらに詳細に説明する。図1は、本発明の冷凍サイク
ルを実施する冷凍装置の一実施例を示すもので、この冷
凍装置は、多段圧縮機からなる冷媒圧縮機1と、該冷媒
圧縮機1の第1圧縮段11で圧縮された水を主成分とす
る冷媒の圧縮熱を除去するアフタークーラー2と、該冷
媒圧縮機1の第2圧縮段12から吐出される圧縮冷媒を
大気あるいは冷却水で冷却して凝縮させる凝縮器3と、
凝縮した冷媒を後述する冷却蒸発器4から導出した冷媒
により冷却する熱交換器5と、該熱交換器5を導出した
後の冷媒をJT膨張させる2個の膨張弁61,62と、
JT膨張により降温した冷媒で被冷却流体を冷却する冷
却蒸発器4とにより構成されている。
【0010】以下、上記構成の冷凍装置において水を冷
媒として用い、圧力934kPa,温度40℃,水分飽
和の空気100kg・mol/hを、10℃に冷却する
プロセスを説明する。冷媒圧縮機1の第2圧縮段12で
約7.35kPaに圧縮された約2.76kg・mol
/hの気体の水は、凝縮器3に導入され、管31から導
入される冷却水により間接的に約40℃に冷却され、該
凝縮器3内で凝縮する。凝縮した水は、熱交換器5で更
に冷却された後に二分し、その一方は、一方の膨張弁6
1で冷媒圧縮機1の第2圧縮段12の吸入圧力である約
2.4kPa付近までJT膨張して約20℃となり冷却
蒸発器4の温端側の蒸発流路41に導入され、他方は、
他方の膨張弁62で冷媒圧縮機1の第1圧縮段11の吸
入圧力である約0.9kPa付近までJT膨張して約7
℃となり冷却蒸発器4の冷端側の蒸発流路42に導入さ
れる。
【0011】冷却蒸発器4の温端側の蒸発流路41に導
入された1.51kg・mol/hの水は、該冷却蒸発
器4の冷却流路に導入される前記40℃の空気を約24
℃まで冷却し、自身は蒸発して冷媒圧縮機1の第2圧縮
段12に吸引される。また、冷却蒸発器4の冷端側の蒸
発流路42に導入された1.13kg・mol/hの水
は、前記約24℃の空気を、所定温度である10℃まで
冷却し、自身は蒸発して前記熱交換器5に導入され、前
記凝縮器3で凝縮した水を冷却する冷却源となり、その
後、冷媒圧縮機1の第1圧縮段11に吸引される。
【0012】上記第1圧縮段11に吸引された気体の水
は、約2.4kPaに圧縮され、前記アフタークーラー
2で冷却水により冷却された後、前記冷却蒸発器4の蒸
発流路41から導出した気体の水と合流して冷媒圧縮機
1の第2圧縮段12に吸引される。第2圧縮段12に吸
引された気体の水は、再び約7.35kPaに圧縮され
て上記経路を循環しながら、冷却蒸発器4で被冷却流体
である前記空気を40℃から10℃に冷却する。
【0013】このように、冷媒圧縮機1での圧縮工程,
凝縮器3での凝縮工程,膨張弁61,62でのJT膨張
工程,冷却蒸発器4での蒸発工程,冷媒圧縮機1に循環
しての再圧縮工程を繰り返す密閉系からなる循環サイク
ルにより構成される冷凍サイクルにおいて、該サイクル
内を循環する冷媒として水を用いるとともに、前記各工
程を大気圧以下で操作することにより、十分な冷却性能
を得ることができる。
【0014】また、上記実施例に示すように、圧縮工程
を複数段で行い、各段の吸入圧力に対応する圧力で蒸発
工程を行うことにより、被冷却流体の冷却効率を保った
まま冷媒圧縮機1の負担を軽減することができ、動力費
の低減が図れる。特に、圧縮工程を2段とし、1段目の
吐出圧力を0.6〜2.5kPa、2段目の吐出圧力を
2.5〜8.5kPa程度に設定することにより、圧縮
比を適当な範囲に保った状態で十分な膨張比を得ること
ができる。
【0015】さらに、上記実施例では、冷媒として水を
単独で使用したが、水にメタノールやエタノールを加え
た混合物を冷媒として用いることにより、冷媒の融点を
下げて冷媒の使用温度範囲を低温側に広げることができ
る。なお、このときのメタノール又はエタノールの混合
量は、安全性等を考慮して30%以下にすることが好ま
しい。
【0016】一方、各工程が大気圧以下で行われるた
め、冷媒の圧力差が非常に小さく、特に、凝縮器3での
凝縮工程から冷却蒸発器4での蒸発工程に至る間は、凝
縮器3で凝縮した水を膨張弁61,62でJT膨張させ
て冷却蒸発器4に導入しなければならないが、例えば、
上記のように、冷媒圧縮機1で圧縮され、凝縮器3で凝
縮した水の圧力が、約7.35kPa(約0.075k
gf/cm2 )の場合は、液体の水を数cmしか上昇さ
せることができないため、凝縮器3が冷却蒸発器4より
低い位置にあると、水のヘッド圧のために冷媒の水を冷
却蒸発器4に導入することができなくなる。したがっ
て、装置構成としては、前記凝縮器3を、前記冷却蒸発
器4と同じ高さ乃至冷却蒸発器4よりも高位置に配設す
る必要がある。
【0017】また、上記実施例に示すように、凝縮器3
で凝縮した液体の水を、冷却蒸発器4の蒸発流路42か
ら導出した気体の水により冷却する熱交換器5を設けた
ので、JT膨張前の液体の水の温度を下げることがで
き、JT膨張後の温度を低くでき、冷却効率を向上させ
ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷凍サイ
クル及び冷凍装置によれば、冷媒として水、又は水にメ
タノールやエタノールを加えた混合物を使用することが
できるので、従来の冷凍サイクル,冷凍装置に使用され
ていたフロンが抱えるオゾン層の破壊や地球温暖化の問
題を解消することができ、また、可燃性,毒性がないの
で使用上も安全である。さらに、冷凍サイクル内の冷媒
圧力が大気圧以下であるため、従来のように高圧ガスの
適用を受けることもない。しかも、水は、潜熱が大きい
ので、冷媒循環量が少なくて済み、動力費の低減も図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す冷凍装置の系統図で
ある。
【符号の説明】
1…冷媒圧縮機、3…凝縮器、4…冷却蒸発器、5…熱
交換器、61,62…膨張弁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環冷媒が密閉系内で圧縮,凝縮,JT
    膨張,蒸発,再圧縮の各工程を繰り返す循環サイクルに
    より構成される冷凍サイクルにおいて、前記循環冷媒が
    水を主成分とするものであり、前記各工程を大気圧以下
    で循環することを特徴とする冷凍サイクル。
  2. 【請求項2】 前記圧縮工程を複数段で行うとともに、
    各段の吸入圧力で蒸発工程を行うことを特徴とする請求
    項1記載の冷凍サイクル。
  3. 【請求項3】 前記圧縮工程及び蒸発工程が2段である
    ことを特徴とする請求項2記載の冷凍サイクル。
  4. 【請求項4】 前記蒸発工程は、1段目の吐出圧力が
    0.6〜2.5kPa、2段目の吐出圧力が2.5〜
    8.5kPaであることを特徴とする請求項3記載の冷
    凍サイクル。
  5. 【請求項5】 前記循環冷媒が水とメタノールの混合物
    であることを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
  6. 【請求項6】 前記循環冷媒が水とエタノールの混合物
    であることを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
  7. 【請求項7】 前記メタノール又はエタノールの混合量
    が30%以下であることを特徴とする請求項5又は6記
    載の冷凍サイクル。
  8. 【請求項8】 冷媒圧縮機,凝縮器,膨張弁,冷却蒸発
    器を備えた冷凍装置において、前記凝縮器を、前記冷却
    蒸発器と同じ高さ乃至高位置に配設したことを特徴とす
    る冷凍装置。
  9. 【請求項9】 前記凝縮器を導出した冷媒と、前記冷却
    蒸発器を導出した冷媒とを熱交換する熱交換器を設けた
    ことを特徴とする請求項8記載の冷凍装置。
JP14998993A 1993-06-22 1993-06-22 冷凍サイクル及び冷凍装置 Pending JPH0712412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14998993A JPH0712412A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 冷凍サイクル及び冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14998993A JPH0712412A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 冷凍サイクル及び冷凍装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0712412A true JPH0712412A (ja) 1995-01-17

Family

ID=15487037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14998993A Pending JPH0712412A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 冷凍サイクル及び冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0712412A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008122012A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Sasakura Engineering Co Ltd 液体の蒸発式冷却装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008122012A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Sasakura Engineering Co Ltd 液体の蒸発式冷却装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3604973B2 (ja) カスケード式冷凍装置
RU2189544C2 (ru) Способ обеспечения искусственного охлаждения
JP2001221517A (ja) 超臨界冷凍サイクル
RU2573726C2 (ru) Система для выполнения компрессионного холодильного цикла, использующая воду в качестве хладагента
WO2021065944A1 (ja) 空気調和装置
WO2006027330A1 (en) Co2 compression refrigeration apparatus for low temperature applications
JP2004286289A (ja) 冷媒サイクル装置
JP2548962B2 (ja) ヒートポンプ
JPH03125863A (ja) 2段圧縮冷凍サイクル装置
US3621666A (en) Cooling apparatus and process
US20200224937A1 (en) Refrigerating unit of a dispenser of refrigerated products
JPH0712412A (ja) 冷凍サイクル及び冷凍装置
JPH06272998A (ja) 冷凍装置
JPH0835736A (ja) 圧縮吸収式複合冷凍機
JPH08233386A (ja) 熱交換器
JPH08178445A (ja) ヒートポンプ式空気調和機
JP6682081B1 (ja) 冷凍方法
JP2009156563A (ja) 自己平衡する凝縮、蒸発熱交換器装置及びそれを組み込んだ冷凍サイクルとそれを用いた凝縮液の一部回収装置
JPH08303882A (ja) 新代替冷媒ガスhfcを使用したヒートポンプの運転方法
JP2559220Y2 (ja) 冷凍装置
JP2017138046A (ja) 冷凍装置
JP2004101140A (ja) ガスハイドレートを用いたヒートポンプ及び熱利用装置
JPH04268165A (ja) 二段圧縮冷凍サイクル装置
JPH0742074Y2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JPH06201204A (ja) 非共沸混合冷媒使用の二段凝縮式冷凍装置