JP3425875B2 - 比較回路 - Google Patents

比較回路

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JP3425875B2
JP3425875B2 JP35919298A JP35919298A JP3425875B2 JP 3425875 B2 JP3425875 B2 JP 3425875B2 JP 35919298 A JP35919298 A JP 35919298A JP 35919298 A JP35919298 A JP 35919298A JP 3425875 B2 JP3425875 B2 JP 3425875B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャッシュメモリ等
に使用される比較回路に関し、特に、レイアウト面積が
縮小された比較回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のビットを有するデータ用の
比較回路には、ビット数と同数のエクスクルッシブノア
(Exclusive NOR)ゲートが使用されていた。図6は従
来の8ビット用比較回路を示す回路図である。
【0003】2つの8ビットデータA(A21乃至A2
8)と8ビットデータB(B21乃至28)とを比較
し、それらが一致しているときにハイレベルを出力する
従来の8ビット用比較回路には、1ビット毎に1ビット
比較器としてエクスクルッシブノアゲートEXNOR1
乃至EXNOR8が設けられている。また、4つのエク
スクルッシブノアゲートEXNOR1乃至EXNOR4
の出力のアンドをとるアンドゲートAND1及び4つの
エクスクルッシブノアゲートEXNOR5乃至EXNO
R8の出力のアンドをとるアンドゲートAND2が設け
られている。更に、アンドゲートAND1及びAND2
の出力のアンドをとり出力信号comp21を出力する
アンドゲートAND3が設けられている。
【0004】通常、エクスクルッシブノアゲートには多
数のトランジスタが必要とされる。図7(a)及び
(b)はエクスクルッシブノアゲートの構成を示す回路
図である。
【0005】図7(a)に示すように、エクスクルッシ
ブノアゲートが2個のナンド回路NAND1及びNAN
D2並びにオア回路OR1から構成される場合、1個の
エクスクルッシブノアゲート当たり総計で14個のトラ
ンジスタが必要である。
【0006】また、図7(b)に示すように、エクスク
ルッシブノアゲートが3個のインバータIV1乃至IV
3並びに2個のトランスファゲートスイッチSW1及び
SW2から構成される場合、1個のエクスクルッシブノ
アゲート当たり総計で10個のトランジスタが必要であ
る。
【0007】一方、4入力のアンド回路AND1及びA
ND2には、夫々10個のトランジスタが必要であり、
2入力のアンド回路AND3には、6個のトランジスタ
が必要である。
【0008】従って、エクスクルッシブノアゲートが図
7(a)に示す構成をとる場合には、総計で(14×8
+10×2+6)より138個のトランジスタが必要と
される。また、図7(b)に示す構成をとる場合には、
総計で(10×8+10×2+6)より106個のトラ
ンジスタが必要とされる。
【0009】このように、従来の比較回路には極めて多
数のトランジスタが必要であり、レイアウトに広い面積
が必要となるという欠点があった。ビット数が増加すれ
ば、ゲート数も増加し、更に多数のトランジスタが必要
になる。
【0010】また、ビット数が多い場合には、エクスク
ルッシブノアゲートの出力信号のアンドをとるアンドゲ
ートを多段構成する必要がでてくるため、ゲート遅延時
間が増加してしまい、遅延時間の見積もりを行わなけれ
ばならなかった。
【0011】そこで、比較対象である入力信号の遅延時
間を揃えつつレイアウト面積の縮小を図った比較回路が
提案されている(特開平9−288562号公報)。こ
の公報に記載された比較回路においては、1ビットの入
力信号を比較する1ビット比較器が入力信号のビット数
分ワイヤードオア接続されている。また、これらの1ビ
ット比較器が接続された信号線をプリチャージするプリ
チャージ素子及び入力信号の遷移を検出しこの結果に基
づく信号を出力する出力制御部が設けられている。な
お、各1ビット比較器には、エクスクルッシブオア回路
及びプルダウン素子としてのバイポーラトランジスタが
設けられている。
【0012】このように構成された従来の比較回路にお
いては、遅延時間を揃えることが可能となると共に、前
述の従来の比較回路に必要とされていたアンドゲートが
不用とされるので、レイアウト面積が縮小されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−288562号公報に記載された比較回路において
は、1ビット比較器にエクスクルッシブオア回路が設け
られているため、1個の1ビット比較器当たり9個のト
ランジスタが必要とされる。従って、レイアウト面積の
縮小は十分ではない。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、レイアウト面積をより一層縮小することが
できる比較回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る比較回路
は、2つの1ビット信号の一致/不一致を判定しその結
果を出力する出力端が相互にワイヤードオア接続された
複数個の1ビット比較器を有し、前記各1ビット比較器
は、2つの前記1ビット信号のうち一方の1ビット信号
がゲートに入力され接地にソースが接続された第1導電
型のチャネルを有する第1のトランジスタと、他方の1
ビット信号がゲートに入力され前記第1のトランジスタ
のドレインにソースが接続され前記出力端にドレインが
接続された第2導電型のチャネルを有する第2のトラン
ジスタと、前記他方の1ビット信号がゲートに入力され
接地にソースが接続された第1導電型のチャネルを有す
る第3のトランジスタと、前記一方の1ビット信号がゲ
ートに入力され前記第3のトランジスタのドレインにソ
ースが接続され前記出力端にドレインが接続された第2
導電型のチャネルを有する第4のトランジスタと、を有
することを特徴とする。
【0016】本発明においては、ワイヤードオア接続さ
れた1ビット比較器により1ビット毎の一致/不一致が
判定されるので、それらの出力をとるアンドゲートは不
用である。また、出力端と接地との接続を制御するスイ
ッチは簡易な構成とすることができるので、各1ビット
比較器のレイアウト面積は従来よりも縮小される。
【0017】本発明に係る他の比較回路は、2つの1ビ
ット信号の一致/不一致を判定しその結果を出力する出
力端が相互にワイヤードオア接続された複数個の1ビッ
ト比較器を有し、前記各1ビット比較器は、2つの前記
1ビット信号のうち一方の1ビット信号がゲートに入力
され接地にソースが接続された第1導電型のチャネルを
有する第1のトランジスタと、他方の1ビット信号の反
転信号がゲートに入力され前記第1のトランジスタのド
レインにソースが接続され前記出力端にドレインが接続
された第1導電型のチャネルを有する第2のトランジス
タと、前記他方の1ビット信号がゲートに入力され接地
にソースが接続された第1導電型のチャネルを有する第
3のトランジスタと、前記一方の1ビット信号の反転信
号がゲートに入力され前記第3のトランジスタのドレイ
ンにソースが接続され前記出力端にドレインが接続され
た第1導電型のチャネルを有する第4のトランジスタ
と、を有することを特徴とする。
【0018】
【0019】更に、前記各1ビット比較器の出力端に接
続され2つの前記1ビット信号の判定が行われるときに
オン状態となる複数個の第1のスイッチング素子と、前
記各第1のスイッチング素子と電源電位との間に接続さ
れ前記1ビット信号の判定が行われるときにオフ状態と
なる第2のスイッチング素子と、を有することができ
る。
【0020】更にまた、前記第1及び第2のスイッチン
グ素子は、相互に異なる導電型のチャネルを有するトラ
ンジスタであってもよく、前記第1及び第2のスイッチ
ング素子を構成するトランジスタのゲートには、判定が
行われる判定期間を示す信号が入力されてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る比較
回路について、添付の図面を参照して具体的に説明す
る。先ず、第1の実施例として8ビット用の比較回路に
ついて説明する。この8ビット用比較回路は、1ビット
データA1乃至A8からなる8ビットのデータAと1ビ
ットデータB1乃至B8からなる8ビットのデータBと
を比較し、データAとデータBとが一致している場合に
ハイレベルの出力信号を出力し、それらが一致していな
い場合にロウレベルの出力信号を出力する。
【0022】図1は本発明の第1の実施例に係る8ビッ
ト用比較回路を示すブロック図である。第1の実施例に
は、8個の1ビット比較器1乃至8が設けられている。
例えば、1ビット比較器1には1ビットデータA1及び
B1が入力され、それらが一致していればハイインピー
ダンス(以下、Hi−zという。)状態の出力信号co
mp1が出力され、それらが一致していない場合にはロ
ウの出力信号comp1が出力される。同様に、1ビッ
ト比較器2乃至8には夫々1ビットデータA2乃至A8
及びB2乃至B8が入力され、出力信号comp2乃至
comp8が出力される。
【0023】また、1ビット比較器1乃至8の出力端
は、信号線net1に共通接続されている。即ち、1ビ
ット比較器1乃至8が信号線net1によりワイヤード
オア(wired OR)接続されている。更に、信号線net
1には、出力信号comp1乃至comp8がHi−z
状態のときに信号線net1がハイレベルとなり、出力
信号comp1乃至8のいずれかがロウレベルのときに
信号線net1がロウレベルとなる程度に弱いPチャネ
ルトランジスタTr5のドレインが接続されている。な
お、PチャネルトランジスタTr5のゲートは接地され
ており、そのソースには電源電圧(VDD)が供給され
ている。また、信号線net1にはバッファ回路BU1
が接続されており、このバッファ回路BU1から8ビッ
ト用比較回路による判定結果が出力信号compとして
出力される。
【0024】次に、1ビット比較器1乃至8について説
明する。図2は1ビット比較器1乃至8と同様の構成を
有する1ビット比較器の構成を示す回路図である。
【0025】1ビット比較器1乃至8と同様の構成を有
する1ビット比較器10には、2個のNチャネルトラン
ジスタTr1及びTr3並びに2個のPチャネルトラン
ジスタTr2及びTr4から構成されるトランスファゲ
ートスイッチが設けられている。Nチャネルトランジス
タTr1及びTr3のソースは接地されている。また、
PチャネルトランジスタTr2及びTr4のドレインか
らは出力信号comp10が出力される。従って、出力
信号comp10は、トランスファゲートスイッチがオ
ン状態のときHi−z状態となり、トランスファゲート
スイッチがオフ状態のときロウレベルとなる。また、N
チャネルトランジスタTr1及びPチャネルトランジス
タTr4のゲートには、1ビットデータB10が入力さ
れ、NチャネルトランジスタTr3及びPチャネルトラ
ンジスタTr2のゲートには、1ビットデータA10が
入力される。なお、トランジスタTr1乃至Tr4の電
流能力はトランジスタTr5のそれよりも高い。
【0026】このように構成された1ビット比較器10
の種々の1ビットデータに対する出力信号comp10
を下記表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】このように、1ビットデータA10と1ビ
ットデータB10とが一致していない場合、1対のトラ
ンジスタTr1及びTr2又は1対のトランジスタTr
3及びTr4がオン状態となる。このため、出力信号c
omp10は接地によりロウレベルとなる。
【0029】一方、1ビットデータA10と1ビットデ
ータB10とが一致している場合、トランジスタTr1
及びTr2のいずれか1方がオフ状態となると共に、ト
ランジスタTr3及びTr4のいずれか1方がオフ状態
となる。このため、出力信号comp1は電位が供給さ
れないので、Hi−z状態となる。
【0030】次に、上述のように構成された第1の実施
例に係る8ビット用比較回路の動作について説明する。
【0031】比較対象である2つの8ビットデータA
(A1乃至A8)と8ビットデータB(B1乃至B8)
とが一致している場合、上述の1ビット比較器10と同
様にして、8個の各1ビット比較器1乃至8における1
ビットデータが一致することになるので、各1ビット比
較器1乃至8の出力信号comp1乃至comp8は、
全てHi−z状態となる。従って、信号線net1に8
個の1ビット比較器1乃至8からは電位が供給されない
が、信号線net1の電位は弱いPチャネルトランジス
タTr5によりプルアップされているためハイレベルと
なる。このため、8ビット用比較回路の出力信号com
pは、信号線net1のハイレベルをバッファリングす
ることにより、ハイレベルとなる。
【0032】次に、比較対象である2つの8ビットデー
タA(A1乃至A8)と8ビットデータB(B1乃至B
8)とが一致していない場合の動作について説明する。
ここでは、例えば1ビットデータA1及び1ビットデー
タB1のみが一致していないものとする。この場合、他
の7ビットデータA2乃至A8と7ビットデータB2乃
至B8とは一致しているため、各1ビット比較器2乃至
8の出力信号comp2乃至comp8はHi−z状態
となる。一方、1ビット比較器1の出力信号comp1
はロウレベルとなる。このとき、信号線net1をプル
アップしている弱いPチャネルトランジスタTr5よ
り、出力信号comp1を駆動するトランジスタTr2
又はTr4の方がその電流能力が高いため、信号線ne
t1の電位はロウレベルとなる。従って、8ビット用比
較回路の出力信号compはロウレベルとなる。
【0033】なお、上述の動作では、1ビットデータの
みが一致していない場合について説明したが、2ビット
以上のデータが一致していない場合でも、一致していな
い1ビットデータが該当する1ビット比較器から、夫々
ロウレベルの出力信号が出力される。このため、これら
の場合にも、出力信号compはロウレベルとなる。即
ち、比較対象である8ビットデータA(A1乃至A8)
及び8ビットデータB(B1乃至B8)のうち、1ビッ
トでも不一致であるならば、出力信号compはロウレ
ベルとなる。
【0034】このように、本実施例によれば、確実に2
個の8ビットのデータの一致を識別することができる。
また、本実施例に使用されているトランジスタの数は、
僅かに総計で37個である。即ち、8個の1ビット比較
器に夫々4個のトランジスタが設けられ、信号線net
1のプルアップ用のトランジスタTr5が1個設けら
れ、バッファBU1に4個のトランジスタが設けられて
おり、総計で37個となっている。
【0035】なお、第1の実施例では、8ビット用の比
較回路を例に挙げたが、Nビットの比較を行う場合に
は、N個の1ビット比較器を信号線net1に並列にワ
イヤードオア接続すればよい。従って、比較対象である
データのビット数に制限はない。Nビットのデータを比
較対象とする場合のトランジスタの個数は、Pチャネル
トランジスタTr5及びバッファBU1の数は不変であ
るので、前述と同様に計算して、総計で(4×N+5)
個となる。
【0036】このため、比較対象であるデータのビット
数が多くなっても、従来のようなトランジスタ数の急増
はなく、1ビット比較器の4個分だけ増加させればよ
い。更に、この場合、ワイヤードオア接続により1ビッ
ト比較器を接続することになるので、遅延時間の増加の
影響は極めて小さい。
【0037】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。第2の実施例においては、1ビット比較器の構成
のみが第1の実施例と相違している。図3は本発明の第
2の実施例に使用される1ビット比較器を示す回路図で
ある。
【0038】第2の実施例に使用される1ビット比較器
11には、4個のNチャネルトランジスタTr11乃至
Tr14から構成されるトランスファゲートスイッチが
設けられている。NチャネルトランジスタTr1及びT
r3のソースは接地されている。また、Nチャネルトラ
ンジスタTr2及びTr4のドレインからは出力信号c
omp11が出力される。従って、出力信号comp1
1は、トランスファゲートスイッチがオン状態のときH
i−z状態となり、トランスファゲートスイッチがオフ
状態のときロウレベルとなる。
【0039】1ビット比較器11はフリップフロップ回
路FFA及びFFBに接続されており、フリップフロッ
プ回路FFAの出力端Qから出力された1ビットデータ
A11がトランジスタTr13のゲートに入力され、出
力端QBから出力され1ビットデータA11の反転信号
である1ビットデータA11bがトランジスタTr12
に入力される。また、フリップフロップ回路FFBの出
力端Qから出力された1ビットデータB11がトランジ
スタTr11のゲートに入力され、出力端QBから出力
され1ビットデータB11の反転信号である1ビットデ
ータB11bがトランジスタTr14に入力される。な
お、トランジスタTr11乃至Tr4の電流能力はプル
アップ用のトランジスタのそれよりも高い。
【0040】このように構成された1ビット比較器11
は、第1の実施例における1ビット比較器1乃至8及び
10と同様に動作する。従って、比較対象である2つの
1ビットデータA11及びB11の夫々の反転信号A1
1b及びB11bが存在する場合、例えば、1ビットデ
ータA11及びB11がフリップフロップ回路FFA及
びFFBの夫々の出力である場合であって各フリップフ
ロップ回路FFA及びFFBがQB出力を有している場
合であっても、第2の実施例に係る多ビット用の比較回
路は、第1の実施例と同様に動作する。
【0041】また、第2の実施例における1ビット比較
器には、NチャネルトランジスタTr11乃至Tr14
のみが設けられ、Pチャネルトランジスタは設けられて
いないので、レイアウト上Nウェルは不用である。この
ため、トランジスタ数を第1の実施例と同等として面積
をより小さくすることが可能である。なお、1ビットデ
ータA11及びB11の夫々の反転信号A11b及びB
11bは容易に得ることができる。
【0042】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。前述の第1及び第2の実施例のように弱いPチャ
ネルトランジスタで信号線がプルアップされる構成で
は、比較対象である多ビットのデータが一致した場合、
比較回路の出力信号がロウレベルからハイレベルに変化
するまでに時間がかかってしまう。そこで、本実施例で
は、弱いPチャネルトランジスタにより信号線がプルア
ップされる構成をプリチャージ型に変更し判定の高速化
を図る。図4は本発明の第3の実施例に係る多ビット用
の比較回路を示すブロック図である。なお、図4に示す
第3の実施例において、図1に示す第1の実施例と同一
の構成要素には、同一の符号を付してその詳細な説明は
省略する。
【0043】第3の実施例においては、1ビット比較器
1の出力端と信号線net1との間にNチャネルトラン
ジスタTr21が設けられている。そして、Pチャネル
トランジスタTr5及びNチャネルトランジスタTr2
1のゲートに判定期間にハイレベルとなるタイミング信
号STRが入力される。また、第1の実施例と同様に、
信号線net1はPチャネルトランジスタTr5を介し
て電源電位(VDD)に接続されている。なお、図示し
ないが、他の各1ビット比較器の出力端と信号線net
1との間にも夫々Nチャネルトランジスタが設けられて
いる。
【0044】次に、上述のように構成された第3の実施
例に係る比較回路の動作について説明する。図5は第3
の実施例に係る比較回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【0045】データの判定が行われないプリチャージ期
間においては、タイミング信号STRがロウレベルとな
っており、NチャネルトランジスタTr21はオフ状
態、PチャネルトランジスタTr5はオン状態となって
いるので、信号線net1はハイレベルに保持される。
【0046】その後、多ビットデータの判定が行われる
判定期間においては、タイミング信号STRがハイレベ
ルになり、NチャネルトランジスタTr21はオン状
態、PチャネルトランジスタTr5はオフ状態となるの
で、信号線net1のレベルはN個の1ビット比較器の
出力レベルと一致するようになる。
【0047】ここで、比較対象であるデータが不一致な
らば、不一致のビットが該当する1ビット比較器からロ
ウレベルの出力信号が出力され、他の一致しているビッ
トに該当する1ビット比較器からHi−z状態の出力信
号が出力されるため、信号線net1はロウレベルにな
る。
【0048】一方、データが一致していた場合には、各
1ビット比較器からHi−z状態の出力信号が出力され
るため、信号線net1に電位が伝わらない。しかし、
判定期間の前に信号線net1はハイレベルにプリチャ
ージされているため、信号線net1のレベルはハイレ
ベルに保持されることになる。
【0049】このように、判定時にデータが一致してい
た場合、即ち、信号線net1がハイレベルとなる場
合、第1及び第2の実施例では、電流能力が小さい弱い
Pチャネルトランジスタでプルアップされるため、信号
線net1がハイレベルになるまでに時間を要するが、
第3の実施例においては、瞬時に信号線がハイレベルと
なるので、判定が高速化される。
【0050】なお、第3の実施例における1ビット比較
器は、第1の実施例におけるものと同一のものである
が、第2の実施例におけるものと同一のものであっても
よい。この場合には、面積がより一層縮小される。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
出力端と接地との接続を制御するスイッチは簡易な構成
とすることができるので、回路全体のトランジスタ数を
低減しレイアウト面積を縮小することができる。この効
果は、比較対象である信号のビット数が多くなる程大き
くなる。また、1ビット比較器を並列にワイヤードオア
接続しているので、遅延時間の増加を抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る8ビット用比較回
路を示すブロック図である。
【図2】1ビット比較器1乃至8と同様の構成を有する
1ビット比較器の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の第2の実施例に使用される1ビット比
較器を示す回路図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係る多ビット用の比較
回路を示すブロック図である。
【図5】第3の実施例に係る比較回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図6】従来の8ビット用比較回路を示す回路図であ
る。
【図7】(a)及び(b)はエクスクルッシブノアゲー
トの構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6、7、8、10、11;1ビッ
ト比較器 Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、Tr5、Tr11、
Tr21;トランジスタ BU1;バッファ net1;信号線 FFA、FFB;フリップフロップ回路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの1ビット信号の一致/不一致を判
    定しその結果を出力する出力端が相互にワイヤードオア
    接続された複数個の1ビット比較器を有し、前記各1ビ
    ット比較器は、2つの前記1ビット信号のうち一方の1
    ビット信号がゲートに入力され接地にソースが接続され
    た第1導電型のチャネルを有する第1のトランジスタ
    と、他方の1ビット信号がゲートに入力され前記第1の
    トランジスタのドレインにソースが接続され前記出力端
    にドレインが接続された第2導電型のチャネルを有する
    第2のトランジスタと、前記他方の1ビット信号がゲー
    トに入力され接地にソースが接続された第1導電型のチ
    ャネルを有する第3のトランジスタと、前記一方の1ビ
    ット信号がゲートに入力され前記第3のトランジスタの
    ドレインにソースが接続され前記出力端にドレインが接
    続された第2導電型のチャネルを有する第4のトランジ
    スタと、を有することを特徴とする比較回路。
  2. 【請求項2】 2つの1ビット信号の一致/不一致を判
    定しその結果を出力する出力端が相互にワイヤードオア
    接続された複数個の1ビット比較器を有し、前記各1ビ
    ット比較器は、2つの前記1ビット信号のうち一方の1
    ビット信号がゲートに入力され接地にソースが接続され
    た第1導電型のチャネルを有する第1のトランジスタ
    と、他方の1ビット信号の反転信号がゲートに入力され
    前記第1のトランジスタのドレインにソースが接続され
    前記出力端にドレインが接続された第1導電型のチャネ
    ルを有する第2のトランジスタと、前記他方の1ビット
    信号がゲートに入力され接地にソースが接続された第1
    導電型のチャネルを有する第3のトランジスタと、前記
    一方の1ビット信号の反転信号がゲートに入力され前記
    第3のトランジスタのドレインにソースが接続され前記
    出力端にドレインが接続された第1導電型のチャネルを
    有する第4のトランジスタと、を有することを特徴とす
    る比較回路。
  3. 【請求項3】 前記各1ビット比較器の出力端に接続さ
    れ2つの前記1ビット信号の判定が行われるときにオン
    状態となる複数個の第1のスイッチング素子と、前記各
    第1のスイッチング素子と電源電位との間に接続され前
    記1ビット信号の判定が行われるときにオフ状態となる
    第2のスイッチング素子と、を有することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の比較回路。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のスイッチング素子
    は、相互に異なる導電型のチャネルを有するトランジス
    タであることを特徴とする請求項に記載の比較回路。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のスイッチング素子を
    構成するトランジスタのゲートには、前記判定が行われ
    る判定期間を示す信号が入力されることを特徴とする請
    求項3又は4に記載の比較回路。
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