JP3425852B2 - 薄膜形成方法および薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成方法および薄膜形成装置

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JP3425852B2 JP17671597A JP17671597A JP3425852B2 JP 3425852 B2 JP3425852 B2 JP 3425852B2 JP 17671597 A JP17671597 A JP 17671597A JP 17671597 A JP17671597 A JP 17671597A JP 3425852 B2 JP3425852 B2 JP 3425852B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高密度なLSI
における薄膜形成方法および薄膜形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品に関わる膜形成法は、主に、
スパッタリング法,化学気相成長法,蒸着法,塗布法,
めっき法などに大別される。薄膜形成を行いたい基板の
面積が小さい場合は、これらの方法の内どれかを選択す
れば、およそ実現したい電子部品について対応可能であ
った。しかし、LSIの製造に用いるウエハや液晶パネ
ルの大型化に伴い、大きな面積に適合した薄膜形成法が
必要となってきた。また、大面積への適用だけでなく、
薄膜形成における表面平坦技術などの要求も高まってき
ている。特に、LSIの多層配線技術の分野を例に取る
と、この多層配線を実現するためには、例えば配線層間
に形成される絶縁膜の表面を完全に平坦化する必要があ
る。
【0003】これまでに、この平坦化の代表的な技術と
して、SOG(Spin-On-Glass )法や、PIQ法(K.Sa
to,S.Harada,A.Saiki,T.Kitamura,T.Okubo,and K.Muka
i,"ANovel Planar Multilevel Interconnection Techno
logy Utilizing Polyimide",IEEE Trans.Part Hybrid P
ackage.,PHP-9,176(1973))などが検討された。また、
エッチバック法(P.Elikins,K.Reinhardt,and R.Laye
r,"A planarization process for double metal CMOS u
sing Spin-on Glass as a sacrificial layer,"Proceed
ing of 3rd International IEEE VMIC Conf.,100(198
6))や、リフトオフ法(K.Ehara,T.Morimoto,S.Muramot
o,and S.Matsuo,"Planar Interconnection Technology
for LSI Fabrication Utilizing Lift-off Process",J.
Electrochem Soc.,Vol.131,No.2,419(1984).)なども検
討された。
【0004】上述したSOG法に関しては、膜の流動性
を用いているために完全な平坦化を実現するのは困難で
ある。また、エッチバック法は、最も多く使われている
技術であるが、レジストと絶縁膜を同時にエッチングす
ることによるダスト発生の問題があり、ダスト管理の点
で容易な技術ではない。また、リフトオフ法は、使用す
るステンシル材がリフトオフ時に完全に溶解しないため
に、リフトオフできないなどの問題を生じ、制御性や歩
留りが不十分なため、実用化に至っていない。
【0005】一方、簡便な平坦化法として、バイアスス
パッタ法が提案されている(C.Y.Ting, V.J.Vivalda,an
d H.G.Schaefer,"Study of Planarized Sputter-Deposi
ted-SiO2",J.Vac.Sci.Technol.15,1105(1978).)。ま
た、より微細な配線層に適用するため、バイアスECR
法による平坦化の技術が提案されている(K.Machida an
d H.Oikawa,"SiO2 Planarization Technology With Bia
sing and Electron Cyclotoron Resonance Plasma Depo
sition for Submicron Interconnections",J.Vac.Sci.T
echnol.B4,818(1986))。
【0006】これらの方法は、スパッタ法やECRプラ
ズマCVD法で成膜を行う中で、基板にRFバイアスを
印加し、試料基板上でスパッタリングを起こすようにし
ている。この薄膜形成方法は、基板上でのスパッタリン
グの角度依存性を利用し、凸部をエッチングしながら成
膜を行い、平坦化を実現するものである。これらの技術
の特徴として、膜質は低温で形成されていても良質であ
ることや、平坦化プロセスが容易で簡単であることなど
が挙げられる。しかしながら、これらの方法では、プラ
ズマを用いるようにしているため、スループットが低い
ことや、素子へのダメージの問題などがある。
【0007】そして、1990年代に入って、層間膜の
表面平坦化法として、研磨法が提案された(W.J.Patric
k, W.L.Guthrie, C.L.Standley, P.M.Schiable,"Applic
ation of Chemical Mechanical Polishing to the Fabr
ication of VLSI Circutit Interconnections",J.Elect
rochem.Soc.,Vol.138,No.6,June,1778(1991).)。この
研磨法は、良好な平坦性を得られることで注目された技
術である。しかしながら、この研磨法は、対象とする絶
縁膜の膜質が悪いと良好な研磨特性が得られないため、
低温で形成できる良質の絶縁膜が必要なことや、研磨特
性が不安定などの問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来より様々な成膜技術および平坦化の技術があるが、
上述したようにそれぞれ問題点がある。また、近年にお
ける半導体基板の大型化に伴い、それに適用しようとす
ると、上述した従来の手法では、制御性の観点から平坦
性や膜厚の均一性の確保が困難になってきている。その
結果、従来では、大型化した基板に対して平坦に成膜を
するためには、複雑な工程を追加するなど、コスト的に
高くなってしまうという問題があった。
【0009】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、大型化した基板に対し
て、低コストで薄膜を形成し、かつ容易に平坦化できる
ようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の薄膜形成方法
は、薄膜が表面に形成された基材を、その表面が上方に
向いた状態で配置する第1の工程と、薄膜形成対象の基
板の薄膜形成面である表面を下方に向けて基材の表面に
当接する第2の工程と、基表面の薄膜を基板の表面
に形成する第3の工程とを備えるようにした。このた
め、基材表面に形成された薄膜は、常に下方に向かって
均一に重力が加わった状態となっている。また、この発
明の薄膜形成装置は、上下に移動自在に構成されてその
表面に薄膜形成対象の基板が薄膜形成面を下方に向けて
固定される試料台と、試料台下に対向配置されて基板に
形成する薄膜が表面に形成された基材が薄膜の形成面を
上方に向けて装着される転写板と、試料台もしくは転写
板の少なくとも一方を移動させ、試料台と転写板とを当
接させて貼り合わせる貼り合わせ手段とを備えるように
した。このように構成したので、この薄膜形成装置によ
れば、薄膜は常に基材上に存在することになり、薄膜が
基材上にあるときは、常に下方に向かって均一に重力が
加わった状態となっている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図を
参照して説明する。 実施の形態1 以下、この発明の第1の実施の形態として薄膜形成方法
について説明する。まず、図1に示すように、シートフ
ィルム(基材)101表面に、焼成することで絶縁膜と
なる塗布膜(薄膜)102を形成したものを用意する。
ここで、シートフィルム101としては、熱可塑性樹脂
フィルムを用いる。また、以下の化1で表されるSOG
材料のポリシラザンの1種または2種以上を含むシリカ
系絶縁膜形成用塗布液を用い、シートフィルム101上
に塗布することにより膜1μmに塗布膜102を形
成した。
【0012】
【化1】
【0013】ここで、化1において、R1、R2、R3
はそれぞれ独立した水素原子または炭素原子数1〜8の
アルキル基、アリール基およびアルコキシル基である。
【0014】次に、図2(a)に示すように、半導体基
板103上にアルミニウム膜をスパッタ法で膜厚500
nmに形成した後、公知のフォトリソグラフィ工程とド
ライエッチングにより加工を行い、配線層104を形成
する。そして、図2(b)に示すように、塗布膜102
形成面と配線層104形成面が向かい合うように、シー
トフィルム101と半導体基板103とを対向配置す
る。このとき、雰囲気は、真空度として10Torr以
下に設定した状態とした。このように、減圧下とするこ
とで、シートフィルム101上に塗布形成した塗布膜1
02からの脱ガスが効率よく行える。
【0015】次いで、塗布膜102形成面と配線層10
4形成面とを当接させ、加熱機構を有する転写板105
を用いてシートフィルム101裏面より5kgを加重
し、シートフィルム101上の塗布膜102を半導体基
板103の配線層104形成面に押しつけた。このと
き、同時に、130℃に加熱し、また、その加熱は10
分間行った。この結果、塗布膜102は半導体基板10
3表面に転写される。次いで、半導体基板103表面に
塗布膜102を介してシートフィルム101が貼り付け
られた状態で、雰囲気を大気とし、図2(c)に示すよ
うに、シートフィルム101を塗布膜102より剥離
し、その後、焼成を行うために熱処理を施した。この結
果、図2(d)に示すように、半導体基板103上に、
配線層104を覆うように、膜厚1.0μmの絶縁膜1
02aが平坦に形成された状態が得られる。
【0016】以上示したように、この実施の形態1によ
れば、まず、シートフィルムの貼り合わせは、シートフ
ィルムの薄膜形成面が上方を向いた状態で行うようにし
た。ここで、図3に示すように、仮に、シートフィルム
101の薄膜301表面を下向きの状態とすると、転写
前の余熱の段階で薄膜301がシートフィルム101上
で流動するために薄膜301の膜厚分布によどみが生じ
る。この結果、特に、薄膜の厚い部分から多くのガスが
発生し、シートフィルム101が撓むことになる。そし
て、この撓みの存在により、転写不良が生じる。
【0017】しかしながら、この実施の形態1によれ
ば、シートフィルムの薄膜形成面は上方を向くようにし
たので、シートフィルム上の薄膜の膜厚が均一に保持さ
れている状態が得られる。この結果、膜厚むらによる脱
ガスの量の差が生じず、シートフィルムが撓むことなく
維持され、転写不良が発生しない。なお、上述では半導
体基板に適用した例を示したが、電子部品材料関係であ
れば実装関係の基板や液晶関係の基板に適用できること
は言うまでもないことである。
【0018】実施の形態2 以下、上述した薄膜形成を実現するための、この発明の
薄膜形成装置に関して説明する。図4に示すように、真
空排気可能な薄膜形成室401の中に、ウエハ(半導体
基板)403を下向きに固定する試料台402,試料台
402と対向配置された転写板404,および,転写板
404を移動させるときの転写板支え板405が配置さ
れている。そして、薄膜形成室401は図示していない
真空排気手段により真空排気される。
【0019】試料台402は、加熱台402aとウエハ
403を載置する石英からなるステージ402bとから
構成されている。石英はウエハ403を汚染する物質を
含まず加工性がよく、必要とする平坦性を容易に得られ
るので、ウエハ403を固定する台(ステージ)の材料
として優れている。加熱台402aは内部に加熱機構と
してヒータ406を具備し、このヒータ406はヒータ
制御部407により制御され、0〜300℃の間で加熱
制御される。したがって、この薄膜形成装置によれば、
試料台402に固定したウエハ403を加熱することが
できる。なお、これら試料台402は、支え棒408に
より薄膜形成室401に固定されている。
【0020】また、転写板404は、均一に加重できる
ようにバネ409で転写板支え板405と結合してい
る。この転写板支え板405は、転写板404を試料台
402の方向すなわち上方へ移動させることを目的とし
ている。また、転写板支え板405は、転写板404を
平行に可動するための支柱410により保持されてい
る。転写板404には、予め薄膜が形成されたシートフ
ィルムが、薄膜形成面を上にして固定される。転写板4
04のシートフィルムを固定する面には、平坦性を確保
するために研磨された石英板が設けられている。また、
その石英板の両端に、シートフィルムが固定される。そ
して、転写板404、すなわち転写板支え板405を押
し上げることで、転写板404上のシートフィルム薄膜
形成面と、試料台40に固定されたウエハ403薄膜
形成面とを当接させることができる。
【0021】ここで、例えば、転写板支え板405に加
重駆動部を介して外部に加重モータを設けるようにすれ
ば、転写板404上で試料台402にはさまれてウエハ
403に当接しているシートフィルム裏面より加重する
ことができる。また、試料台402裏面(上部)に加重
センサなどを設け、試料台402が下方より受ける加重
を測定するようにすれば、加重を測定していることで、
過重などを防ぐことができる。
【0022】以上示したように、この実施の形態2の薄
膜形成装置によれば、シートフィルムの薄膜形成面が上
方に向いた状態で、ウエハとの貼り合わせを行えるの
で、シートフィルム上の薄膜の膜厚が均一に保持されて
いる状態が得られる。この結果、膜厚むらによる脱ガス
の量の差が生じず、シートフィルムが撓むことなく維持
され、転写不良が発生しない。
【0023】実施の形態3 以下、第3の実施の形態として、前述の実施の形態1に
示した薄膜形成を実現するための、この発明の薄膜形成
装置に関して説明する。図5に示すように、真空排気可
能な薄膜形成室501の中に、ウエハ503をその表面
が下を向いた状態で固定する試料台502,試料台50
2と対向配置された転写板504,および,転写板50
4を移動させるときの転写板支え板505が配置されて
いる。なお、薄膜形成室501は、排気口501aより
図示していない排気手段により真空排気される。
【0024】試料台502は、加熱台502aとウエハ
503を固定する石英からなるステージ502bとから
構成されている。石英はウエハ503を汚染する物質を
含まず加工性がよく、必要とする平坦性を容易に得られ
るので、ウエハ503を固定する台(ステージ)の材料
として優れている。加熱台502aは内部に加熱機構と
してヒータ506を具備し、このヒータ506はヒータ
制御部507により制御され、25〜300℃の間で加
熱制御される。
【0025】また、転写板504は、均一に加重される
ように、バネ508で転写板支え板505と結合してい
る。この転写板支え板505は、転写板504を試料台
50の方向へ移動させることを目的としている。ま
た、この転写板支え板505は、転写板504を平行に
可動するための支柱509により保持されている。な
お、この支柱509は、図示されていないが、転写板5
04の4角に配置されている。一方、転写板504に
は、予め薄膜が形成されたシートフィルムが、その薄膜
形成面を上にして固定される。なお、転写板504のシ
ートフィルムを固定する面には、平坦性を確保するため
に研磨された石英板が設けられている。そして、その石
英板の両端に、シートフィルムが固定される。
【0026】ところで、試料台502は、転写板504
平面に対して平行ではなく、斜めに傾斜をつけて保持す
るようにした。また、試料台502は、試料台502を
中心としてそれぞれ対称な位置に配置した支え棒510
により支えられている。また、支え棒510は、それぞ
れ転写板支え板505から異なる距離に配置されている
ようにした。そして、支え棒510は、薄膜形成室50
1に固定されている試料台受け板511に固定されてい
る。ただし、支え棒510は、薄膜形成室501壁面に
直接固定するようにしてもよく、試料台502が斜めに
固定されていればよい。
【0027】このように、試料台502を転写板504
に対して斜めに配置することで、転写板504が上昇し
てきたとき、たとえば、図5に示すように、紙面左側よ
り試料台502と転写板504とが接触し、転写板50
4の上昇とともにその接触面が右側に広がっていくこと
になる。このように、試料台502を傾斜させるように
したので、転写板504表面にシートフィルムを配置し
た状態で、転写板支え板505を上昇させることで転写
板504上のシートフィルムをウエハ503に当接させ
るようにすれば、ウエハ503とシートフィルムとの間
に発生するガスの抜ける方向が一定に保たれ、そのガス
の抜け道を一方向に導くことができる。
【0028】加えて、この転写板504には、ヒータ5
12が備えられ、ヒータ制御部513の制御により転写
板504を加熱できる構成となっている。この加熱温度
は、25〜300℃の範囲で可能である。一方、試料台
502は冷却水路514を備え、この冷却水路514内
に冷却水を通すことで試料台502を冷却することが可
能である。この冷却は、10〜25℃の範囲で温度制御
が可能である。
【0029】このように、加熱機構を設けて加熱するこ
とで、シートフィルム表面に形成した薄膜からの脱ガス
を促進することが可能となり、転写時の脱ガスの結果発
生する気泡による転写不良を改善することができる。ま
た、冷却機構を設けているので、転写後に冷却すれば、
シートフィルムと薄膜との界面で局所的な収縮を促進
し、シートフィルムと薄膜の密着性を低下させ、より容
易に剥離することを可能とする。冷却機構がない場合
は、自然冷却により剥離を生じさせていたが、この冷却
機構を設けることにより剥離を意図的に制御して行うこ
とが可能となり、かつ処理時間の短縮が可能となる。
【0030】以上示したように、この実施の形態3の薄
膜形成装置においても、シートフィルムの薄膜形成面が
上方に向いた状態で、ウエハとの貼り合わせを行えるの
で、シートフィルム上の薄膜の膜厚が均一に保持されて
いる状態が得られる。この結果、膜厚むらによる脱ガス
の量の差が生じず、シートフィルムが撓むことなく維持
され、転写不良が発生しない。
【0031】ところで、転写板支え板505は、薄膜形
成室501の外部に設けた加重モータと加重駆動部を介
して直結するようにしても良い。このようにすること
で、その加重モータを駆動させて、例えば、20kgw
まで転写板支え板505に加重するようにしても良い。
このようにすれば、転写板支え板505を押し上げるこ
とでウエハ503に当接させたシートフィルム裏面よ
り、均一に加重することができる。また、試料台502
背面(上部)に加重センサを設け、試料台502が受け
ている加重を検出できるようにしても良い。このように
構成することで、例えば、加重モータなどによる転写板
504への過重を防ぐことができる。
【0032】実施の形態4 以下、第4の実施の形態として、前述の実施の形態1に
示した薄膜形成を実現するための、この発明の薄膜形成
装置に関して説明する。図6はこの実施の形態4におけ
る薄膜形成装置の概略構成図で、(a)はシートフィル
ムを装着した状態、(b)はシートフィルムと転写板を
接触させた状態、(c)はシートフィルムに基板を押し
付けて薄膜を転写する状態を示す。図6に示すように、
この薄膜形成装置601は、薄膜形成室602と、この
薄膜形成室602の内部に配設された試料台603、転
写板604、試料台支え板605、シートフィルム支持
機構606等を備えている。
【0033】まず、薄膜形成室602は、図示しない真
空ポンプによって減圧される。また、試料台603は、
固定配置される基板としてのウエハ609を加熱するヒ
ータ等の加熱手段608を備え、試料台支え605下
に設置されている。なお、加熱手段608による加熱温
度は、25℃〜300℃まで制御可能である。試料台支
605は上下動可能に設けられ、薄膜の転写時に下
降されるように構成されている。また転写板604は、
試料台603の下方にシートフィルム610を挟んで対
向するように配置されている。
【0034】シートフィルム610は、ウエハ609と
対向する表面に薄膜が形成されている。すなわち、シー
トフィルム610は薄膜形成面が上方を向いて配置され
ている。また、シートフィルム610は、両端がシート
フィルム支持機構606の回転軸611によって支持さ
れ、かつ張力機構612によって所定の張力が付与され
ることにより緊張した状態に保持されている。この張力
機構612としては、例えば重りが用いられ、これをシ
ートフィルム610の両端に吊している。このように、
回転軸611と張力機構612を備えたシートフィルム
支持機構606によってシートフィルム610に張力を
付与すると、加熱して転写板604で押圧したときに、
シートフィルム610に撓みが発生するのを防止するこ
とができる。また、シートフィルム支持機構606は、
試料台支え板605上に設けられることにより、試料台
603と一体に上下動する。なお、試料台支え板605
は、支柱613に支持されて上下動自在に移動する。
【0035】このような構成からなる薄膜形成装置60
1において、シートフィルム610に形成された薄膜を
ウエハ609に転写するには、先ずウエハ609をその
薄膜形成面を下方に向けて試料台603表面に固定す
る。次いで、その下方にシートフィルム610を薄膜が
形成された表面を上にして配置し、シートフィルム支持
機構606によって支持・緊張する。そして、薄膜形成
室602の内部を真空排気して減圧するとともに、加熱
手段608を加熱する。次に、図6(b)に示すように
試料台支え板605を下降させてシートフィルム610
の裏面を転写板604に接触させ、シートフィルム61
0を均一に引き伸ばす。さらに試料台支え板605を下
降させてウエハ609の下面を、図6(c)に示すよう
に、シートフィルム610の表面に押し付けると、シー
トフィルム610に形成されている薄膜がウエハ609
の表面に転写される。
【0036】したがって、この実施の形態4によれば、
まず、シートフィルムの薄膜形成面が上方に向いた状態
で、ウエハとの貼り合わせを行えるので、シートフィル
ム上の薄膜の膜厚が均一に保持されている状態が得られ
る。この結果、膜厚むらによる脱ガスの量の差が生じ
ず、シートフィルムが撓むことなく維持され、転写不良
が発生しない。加えて、シートフィルムを張力機構によ
り緊張した状態に保持するようにしたので、シートフィ
ルムの撓みによる転写不良が発生しにくいものとなって
いる。またシートフィルムの大きさを任意に変えること
ができ、大型のウエハへの薄膜転写が可能である。な
お、この実施の形態4では、シートフィルムに吊される
重りとして、片側300gの重りを吊した。また、本実
施の形態4では、重りを用いたが、重りの代わりに張力
を与える機構であれば如何なる手段であってもよいこと
は言うまでもない。
【0037】実施の形態5 以下、第5の実施の形態として、前述の実施の形態1に
示した薄膜形成を実現するための、この発明の薄膜形成
装置に関して説明する。図7は、本発明に係る薄膜形成
装置の一実施の形態を示す概略構成図、図8はシートフ
ィルの要部を示す平面図である。はじめに、図7に示し
た薄膜形成装置701に関して説明すると、まず、薄膜
形成室702の外部に、シートフィルム供給装置703
が設けられ、ここよりシートフィルム704が供給され
る。そして、この供給されるシートフィルム704の上
方表面には、塗布機構705により薄膜が形成される。
なお、塗布機構705は、塗布部705Aと乾燥部70
5Bとで構成されている。
【0038】また、薄膜形成室702内には、搬送機構
707によりウエハ706が搬送され、この搬送機構7
07により搬出された転写後のウエハ706は、剥離機
構708により上に残っているフィルム部分704aが
剥離される。また、薄膜が転写されフィルム部分704
aがくり貫かれたシートフィルム704は、シートフィ
ルム回収装置713により回収される。そして、薄膜形
成室702内には、試料台709,転写板710,シー
トフィルム支持機構711,および,薄膜の転写時に薄
膜が転写されるフィルム部分704aをくり貫く機構7
12等が備えられている。
【0039】以上に示した構成において、薄膜形成室7
02は、図示しない真空ポンプによって減圧される。ま
た、シートフィルム供給装置703は、薄膜形成室70
2の図7において左側に配置された供給リールからな
り、シートフィルム回収装置713は、薄膜形成室70
2を挟んで供給リールとは反対側に配置された巻き取り
リールからなる。また、シートフィルム704は、ロー
ル状で、巻き取りリールの間欠的回転によって供給リー
ルから間欠的に繰り出される。次いで、塗布機構705
によって表面に薄膜が塗布され加熱乾燥された後、薄膜
形成室702に送り込まれる。そして、ウエハ706に
薄膜が転写された後、シートフィルム回収装置713の
巻き取りリールに巻き取られる。
【0040】また、このシートフィルム704は、シー
トフィルム支持機構711によって支持されることによ
り所定の張力が付与される。シートフィルム支持機構7
11は、回転軸717と、シートフィルム704に所定
の張力を付与するテンションローラ718とから構成さ
れている。回転軸717はシートフィルム704の
に上下動自在に配置され、薄膜の転写時に試料台709
と一体または別個に下降されシートフィルム704に押
し付けられるように構成されている。このようなシート
フィルム支持機構711によってシートフィルム704
に張力を付与しておくと、薄膜の転写時にシートフィル
ム704を引き伸ばして撓みが発生するのを防止するこ
とができる。
【0041】一方、搬送機構707は、薄膜形成面を下
方に向けた状態でウエハ706を移動させる搬送ベルト
等から構成されている。そして、この搬送機構707
は、ウエハ706を試料台709に搬送し、この試料台
709においてウエハ706に薄膜が転写されると、ウ
エハ706を剥離機構708に搬出する。また、試料台
709は下面に固定されるウエハ706を加熱するヒー
タ等の加熱手段719を備え、シートフィルム支持機構
711の回転軸717と一体または別個に上下動する。
この、加熱手段719による加熱温度は、25℃〜30
0℃まで制御可能である。
【0042】また、転写板710は、試料台709の
方にシートフィルム704を挟んで対向するように配置
されている。また、この転写板710は上下動自在で、
薄膜の転写時に上昇してシートフィルム704をウエハ
706の薄膜形成面に押し付けることにより薄膜を転写
するように構成されている。また、薄膜転写後のシート
フィルム704は、剥離機構708によってウエハ70
6から剥離されると図示しない回収装置に回収される。
このとき、シートフィルム704は、図8に示すよう
に、円形状の部分704bが、機構712により円形状
にくり貫かれ、形成されていた薄膜がない状態となって
いる。
【0043】次に、上記構成からなる薄膜形成装置の薄
膜形成動作を図7,図9〜図12に基づいて説明する。
先ず、ウエハ706を搬入し、その薄膜形成面を下方に
向けて試料台709表面に固定する。そして、薄膜形成
室702を真空排気してヒータ719を加熱する。次
に、シートフィルム供給装置703よりシートフィルム
704を繰り出し、その表面に塗布機構705により薄
膜を形成した後、薄膜形成室702内に導く。薄膜形成
室702に導かれたシートフィルム704は、シートフ
ィルム支持機構711によって所定の張力が付与される
ことにより緊張される。
【0044】次に、シートフィルム704に形成された
薄膜をウエハ706に転写するために、図9に示すよう
に転写板710を上昇させてシートフィルム704の裏
面に接触させる。また、試料台709とシートフィルム
支持機構711の回転軸717を一体または別個に下降
させ、回転軸717をシートフィルム704に押し付け
る。さらに、図10に示すように、転写板710を上昇
させてシートフィルム704を均一に引き伸ばし、そし
てこれをウエハ706の下面に押し付けると、シートフ
ィルム704に形成されている薄膜がウエハ706に転
写される。
【0045】ここで、シートフィルム704は薄膜形成
面を上方に向けた状態としてあるので、シートフィルム
704上の薄膜の膜厚が均一に保持されている状態が得
られる。この結果、膜厚むらによる脱ガスの量の差が生
じない。加えて、シートフィルム704は、シートフィ
ルム支持機構711によって所定の張力が付与されてい
る。この結果、シートフィルム704が撓むことなく維
持され、薄膜をウエハ706に確実にしかも平坦に転写
することができる。また、シートフィルム704の大き
さは任意に変えることができるので、大型のウエハ70
6への薄膜転写が可能である。
【0046】そして、薄膜転写時において、図11に示
すように、シートフィルム704に薄膜が転写されるフ
ィルム部分704aは、機構712によってくり貫かれ
る。くり貫く方法としては、熱的に焼き切る方法等を採
用することができるが、この実施の形態5においては、
真空排気され減圧されている雰囲気の汚染を避けるた
め、回転式のカッターを用いている。また、くり貫かれ
るフィルム部分704aは、連続的な転写を可能にする
ためシートフィルム704を切り離さないようにくり貫
かれる。本実施の形態5においては、ウエハ706より
大きく、かつ図8に示すように円形にくり貫く。そして
この段階では、このフィルム部分704aは、転写され
た薄膜を介してウエハ706の下面に付着している。
【0047】フィルム部分704aのくり貫きが終わる
と、図12に示すように、転写板710と試料台709
を転写時とは反対方向に移動させてそれぞれ初期位置に
復帰させる。しかる後、薄膜形成室702内の真空を解
除した後、図7に示した搬送機構707によって試料台
709上のウエハ706を薄膜形成室702の外部に排
出して剥離機構708に導き、ウエハ706に付着して
いるフィルム部分704aを剥離し、回収装置に回収す
る。また、薄膜が転写されフィルム部分704aがくり
貫かれたシートフィルム704は、シートフィルム回収
装置713によって回収される。
【0048】以下、上記した動作を繰り返すことによ
り、ウエハ706に対して薄膜の転写を連続的に行うこ
とができる。ここで、本実施の形態5においては、転写
板710と試料台709を上下動自在に配設した例を示
したが、これに限らずいずれか一方のみを移動させ、シ
ートフィルム704をウエハ706に押し付けても同様
に薄膜を転写することができることは言うまでもない。
【0049】そして、この実施の形態5によれば、ま
ず、シートフィルムの薄膜形成面が上方に向いた状態
で、ウエハとの貼り合わせを行えるので、シートフィル
ム上の薄膜の膜厚が均一に保持されている状態が得られ
る。この結果、膜厚むらによる脱ガスの量の差が生じ
ず、シートフィルムが撓むことなく維持され、転写不良
が発生しない。加えて、シートフィルムを緊張した状態
に保持するようにしたので、シートフィルムの撓みによ
る転写不良が、より発生しにくいものとなっている。ま
たシートフィルムの大きさを任意に変えることができ、
大型のウエハへの薄膜転写が可能である。
【0050】なお、上述では、基材として熱可塑性合成
樹脂フィルムによるシートフィルムを用いるようにした
が、これに限るものではなく、金属系フィルムや平板な
どでもよいことはいうまでもない。また、上述では、シ
ートフィルムに絶縁膜を形成するようにしたが、シート
フィルム上に形成可能な薄膜であれば絶縁膜に限るもの
ではなく、例えば金属系の薄膜でも良いことはいうまで
もない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、薄
膜が表面に形成された基材を、その表面が上方に向いた
状態で配置する第1の工程と、薄膜形成対象の基板の薄
膜形成面である表面を下方に向けて基材の表面に当接す
る第2の工程と、基表面の薄膜を基板の表面に形成
する第3の工程とを備えるようにした。このため、基材
表面に形成された薄膜は、常に下方に向かって均一に重
力が加わった状態となっている。そして、基材上の薄膜
の膜厚が均一に保持されている状態が得られる。この結
果、膜厚むらによる脱ガスの量の差が生じず、基材が撓
むことなく維持されるので、転写不良が発生せず、大型
化した基板に対して、低コストで薄膜を形成し、かつ容
易に平坦化できるようになる。
【0052】また、この発明の薄膜形成装置は、上下に
移動自在に構成されてその表面に薄膜形成対象の基板が
薄膜形成面を下方に向けて固定される試料台と、試料台
下に対向配置されて基板に形成する薄膜が表面に形成さ
れた基材が薄膜の形成面を上方に向けて装着される転写
板と、試料台もしくは転写板の少なくとも一方を移動さ
せ、試料台と転写板とを当接させて貼り合わせる貼り合
わせ手段とを備えるようにした。このように構成したの
で、この薄膜形成装置によれば、薄膜は常に基材上に存
在することになり、薄膜が基材上にあるときは、常に下
方に向かって均一に重力が加わった状態となっている。
そして、基材上の薄膜の膜厚が均一に保持されている状
態が得られる。この結果、膜厚むらによる脱ガスの量の
差が生じず、基材が撓むことなく維持されるので、転写
不良が発生せず、大型化した基板に対して、低コストで
薄膜を形成し、かつ容易に平坦化できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 薄膜が形成されたシートフィルムの状態を示
す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における薄膜形成方
法を説明するための断面図である。
【図3】 シートフィルム上に形成された薄膜の膜厚分
布によどみが生じた状態を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における薄膜形成装
置の構成を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態3における薄膜形成装
置の構成を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態4における薄膜形成装
置の構成を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態5における薄膜形成装
置の構成を示す構成図である。
【図8】 シートフィルムの要部の平面図である。
【図9】 実施の形態5の薄膜形成装置の動作を説明す
るための構成図である。
【図10】 実施の形態5の薄膜形成装置の動作を説明
するための構成図である。
【図11】 実施の形態5の薄膜形成装置の動作を説明
するための構成図である。
【図12】 実施の形態5の薄膜形成装置の動作を説明
するための構成図である。
【符号の説明】
101…シートフィルム(基材)、102…塗布膜(薄
膜)、103…半導体基板、104…配線層、105…
転写板、401…薄膜形成室、402…試料台、403
…ウエハ、404…転写板、405…転写板支え板、4
06…ヒータ、407…ヒータ制御部、408…支え
棒、409…バネ、410…支柱。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−131872(JP,A) 特開 昭60−182138(JP,A) 特開 昭63−308923(JP,A) 特開 平7−113993(JP,A) 特開 平8−17812(JP,A) 国際公開98/21750(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/31 H01L 21/316 H01L 21/3205

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜が表面に形成された基材を、その表
    面が上方に向いた状態で配置する第1の工程と、 薄膜形成対象の基板の薄膜形成面である表面を下方に向
    けて前記基材の表面に当接する第2の工程と、 前記基材表面の薄膜を前記基板の表面に形成する第3
    の工程とを備えたことを特徴とする薄膜形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の薄膜形成方法において、 前記第2の程の後、前記基板もしくは前記基材を加熱
    することを特徴とする薄膜形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の薄膜形成方法に
    おいて、 前記第2の程の前に、前記基板もしくは前記基材を加
    熱することを特徴とする薄膜形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか1項記載の薄膜形
    成方法において、 前記第2の程の後、前記基材裏面もしくは前記基板
    裏面より加重することを特徴とする薄膜形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか1項記載の薄膜形
    成方法において、 真空排気された雰囲気で、前記薄膜形成対象の基板の表
    面と前記基材の表面とを当接することを特徴とする薄膜
    形成方法。
  6. 【請求項6】 薄膜形成対象の基板が薄膜形成面を下方
    に向けて表面に固定される試料台と、 前記試料台下に対向配置され、前記基板に形成する薄膜
    が表面に形成された基材が、前記薄膜の形成面を上方に
    向けて装着される転写板と、 前記試料台もしくは前記転写板の少なくとも一方を移動
    させ、前記試料台と前記転写板とを当接させて貼り合わ
    せる貼り合わせ手段とを備えたことを特徴とする薄膜形
    成装置。
  7. 【請求項7】 請求項記載の薄膜形成装置において、 前記貼り合わせ手段により当接した前記試料台もしくは
    前記基板の当接していない面より加重する加重手段を備
    えたことを特徴とする薄膜形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項または記載の薄膜形成装置に
    おいて、 前記基板を加熱する加熱手段を備えたことを特徴とする
    薄膜形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項いずれか1項記載の薄膜形
    成装置において、 前記基材を加熱する加熱手段を備えたことを特徴とする
    薄膜形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項いずれか1項記載の薄膜
    形成装置において、 前記試料台および前記転写板を内部に配置する薄膜形成
    室と、 前記薄膜形成室の内部を真空排気する排気手段とを備え
    たことを特徴とする薄膜形成装置。
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