JP3425082B2 - 水溶液の蒸発式濃縮装置 - Google Patents

水溶液の蒸発式濃縮装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶液を、蒸発缶
内での加熱・蒸発によって濃縮するようにしたいわゆる
蒸発式の濃縮装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の蒸発式濃縮装置には、図
5に示すように、「密閉型の蒸発器1内の上部に、複数
本の伝熱管2aを備えた加熱器2を設けて、前記蒸発器
1内の底に溜まっている水溶液を循環ポンプ3にて汲み
出したのち、前記加熱器2における各伝熱管2aの表面
にノズル2bより散布すると言う循環を行う一方、前記
加熱器2における各伝熱管2a内に、蒸気供給管4から
の高温蒸気を導入することにより、この各伝熱管2aの
表面における水溶液を加熱し、この加熱で発生した蒸気
を、蒸気ダクト5を介して、間接熱交換型の冷却器7と
真空発生手段8とを備えた凝縮器6に導いて、冷却・凝
縮する。」ように構成したものと、例えば、特開平4−
330902号公報及び特開平7−24202号公報等
に記載され、且つ、図6に示すように、「前記蒸発器1
内で発生した蒸気の一部を、蒸気供給管4からの高温蒸
気を駆動源とする蒸気エゼクター9にて吸引・圧縮した
のち、前記高温蒸気と一緒に、前記加熱器2における各
伝熱管2a内に導いて加熱源として利用するように構成
した(但し、同じ部分は同じ符号で示す)。」ものとが
存在し、特に、後者のものは、蒸発器1内に発生した蒸
気の一部を蒸気エゼクターにて吸引・圧縮して再び加熱
源として使用することから、蒸気エゼクター式自己蒸気
圧縮型と称されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の蒸発式濃縮装置
では、加熱源としてのボイラーからの高温蒸気は加熱器
2の伝熱管2a内において、蒸発缶1内で水溶液から蒸
発した蒸気は凝縮器6において各々凝縮することによ
り、蒸発器1内で水溶液から蒸発した蒸気の凝縮水を、
加熱器2における凝縮水とは分離して取り出すことがで
きるから、水溶液がアルコール等ような蒸発又は揮発成
分を含んでいる場合、この水溶液から蒸発した蒸気の凝
縮水における蒸発又は揮発成分の濃度は、加熱源として
の高温蒸気の凝縮水によって希釈されることがなく、前
記凝縮水から蒸発又は揮発成分を回収することが容易で
あると言う利点を有するが、その反面、熱効率がきわめ
て低くて、ランニングコストが可成り嵩むと言う問題が
ある。
【0004】なお、この熱効率を高くするために、加熱
器を備えた蒸発器を、複数個設けて、最初の蒸発器で発
生した蒸気を、次の蒸発器における加熱源とすると言う
多重効用型に構成することは、装置の全体が著しく大型
化するばかりか、設備費も著しくアップすることにな
る。これに対し、後者の蒸気エゼクター式自己蒸気圧縮
型の蒸発式濃縮装置では、水溶液から蒸発した蒸気を、
再び加熱源として利用するので熱効率が高くて、ランニ
ングコストを大幅に低減できると言う利点を有する。
【0005】しかし、その反面、この蒸気エゼクター式
自己蒸気圧縮型の蒸発式濃縮装置では、蒸気の吸引・圧
縮を行う蒸気エゼクター9において、蒸発器1内で水溶
液から発生した蒸気と、ボイラーから蒸気供給管4を介
して供給される高温蒸気とが不回避的に混合されたの
ち、加熱器2に供給されて、ここで同時に凝縮すること
になるから、水溶液がアルコール等のようにな蒸発又は
揮発成分を含んでいる場合、この加熱器2から排出され
る凝縮水に含まれる蒸発又は揮発成分の濃度は、前記蒸
気エゼクター9に供給される高温蒸気が同時に凝縮する
分だけ希釈される。
【0006】また、前記加熱器2における各伝熱管2a
内を減圧状態に保持することのために、この加熱器2内
を、連通管路10を介して凝縮器6に接続するように構
成しなければならないことにより、前記凝縮器7にも、
前記蒸気エゼクター9に供給される高温蒸気の一部が流
入することにより、この凝縮器7から排出される凝縮水
に含まれる蒸発又は揮発成分の濃度も、前記蒸気エゼク
ター9に供給される高温蒸気が同時に凝縮する分だけ希
釈される。
【0007】従って、前記加熱器2及び凝縮器7から排
出される凝縮水に含まれている蒸発又は揮発成分を回収
する場合には、その蒸発又は揮発成分を含む凝縮水を、
前記図4に示す濃縮装置等によって、高い濃度まで蒸発
濃縮するようにしなければならず、これに多大の手数と
を経費とを必要とすると言う問題があった。本発明は、
これらの問題を解消した蒸発式濃縮装置を提供すること
を技術的課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「水溶液を間接加熱にて蒸発する蒸発
器と、この蒸発器で発生した蒸気を加熱源として水を間
接加熱にて蒸発する水蒸発器とを備え、更に、前記水蒸
発器で発生した一部の蒸気を高温蒸気にて吸引・圧縮し
て前記蒸発器における加熱源とする蒸気エゼクターと、
前記水蒸発器で発生した残りの蒸気に対する凝縮器とを
備えていることを特徴とする。」ものである。
【0009】
【発明の作用・効果】この構成において、蒸発器内で水
溶液から発生した蒸気は、水蒸発器に加熱源として送ら
れて、この水蒸発器において、その内における水を間接
加熱にて蒸発すると同時に凝縮する。前記水蒸発器内に
おいて水から発生した蒸気のうち一部は、高温蒸気を駆
動源とする蒸気エゼクターにて吸引・圧縮されたのち、
前記高温蒸気と一緒に、前記蒸気器に送られて、その加
熱源として利用される一方、前記水蒸発内における水か
ら発生した蒸気のうち残りものは、凝縮器にて凝縮され
る。
【0010】これにより、蒸発器内において水溶液から
発生した蒸気は、蒸気エゼクターにて圧縮されたのち、
再び前記水溶液を間接加熱にて蒸発するための加熱源と
して利用できるものでありながら、前記水溶液から発生
した蒸気は、前記水蒸発器において、蒸気エゼクターの
駆動源であるところの高温蒸気とは隔離して凝縮するこ
とにより、前記水溶液から発生した蒸気の凝縮水に、前
記蒸気エゼクターの駆動源であるところの高温蒸気の凝
縮水が混合することを完全に防止できるのである。
【0011】従って、本発明によると、水溶液がアルコ
ール等のように蒸発又は揮発成分を含んでいる場合にお
いて、前記水溶液から発生する蒸気の凝縮水に含まれる
蒸発又は揮発成分の濃度が、前記水溶液を蒸発濃縮する
ための加熱源としての高温蒸気の凝縮水にて希釈される
ことを完全に回避できるから、前記凝縮水からこれに含
まれる蒸発又は揮発成分を回収することの容易性と、水
溶液を自己蒸気圧縮型と同様に高い熱効率で蒸発濃縮で
きることとを同時に、且つ、確実に達成できる効果を有
する。
【0012】また、請求項2に記載したように、水蒸発
器内に、凝縮器を配設したことにより、水蒸発器と凝縮
器とを一体化できるから、装置全体の小型化を図ること
ができる。更にまた、請求項3に記載したように、蒸発
器における加熱用蒸気のドレーンを、水蒸発器における
水として水蒸発器に供給することにより、前記水蒸発器
内に温度の低い水を別の系統から補給する場合に比べ
て、熱効率を向上できると共に、水を補給することの手
数を軽減できる。
【0013】加えて、請求項4のように構成することに
より、前記した効果を保持した状態のもとで、多重効用
型に構成できて、熱効率を大幅に向上できるのである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図5の図面に基づいて説明する。図1は、本発明に
おける第1の実施の形態を示す。この図1において、符
号11は、密閉型の蒸発器を示し、この蒸発器11内の
上部には、左右一対のヘッダー12b,12cの間に多
数本の伝熱管12aを配設して成る加熱器12が設けら
れ、また、この蒸発器1内の底に供給管13より供給さ
れた水溶液を、循環ポンプ14にて汲み出したのち、前
記加熱器12における各伝熱管12aの表面にノズル1
5より散布し、再び底に戻ると言う循環を行うように構
成されている。
【0015】次に、符号16は、同じく密閉型の水蒸発
器を示し、その内部には、左右一対のヘッダー18b,
18cの間に多数本の伝熱管18aを配設して成る熱交
換器18が設けられ、且つ、この水蒸発器16内の底に
溜まっている凝縮水を、循環ポンプ19にて汲み出した
のち、前記熱交換器18における各伝熱管18aの表面
にノズル20より散布し、再び底に戻ると言う循環を行
うように構成され、また、この水蒸発器16の内部に
は、前記加熱器12における出口側ヘッダー12c内に
おける凝縮水をドレーン管路21を介して導入するよう
に構成されている。
【0016】符号23は、蒸気供給管24を介して供給
されるボイラーからの高温蒸気によって駆動される蒸気
エゼクターを示し、この蒸気エゼクター23は、前記水
蒸発器16内における蒸気をダクト25を介して吸引し
て圧縮したのち、蒸気ダクト26を介して前記加熱器1
2における入口側ヘッダー12bに、当該加熱器12に
おける加熱源として供給する。
【0017】そして、前記蒸発器11の頂部に設けた蒸
気出口27と、前記水蒸発器16の熱交換器18におけ
る入口側ヘッダー18bに設けた蒸気入口28とをダク
ト29を介して接続する一方、前記熱交換器18におけ
る出口側ヘッダー18cに、凝縮水出口30を設けて、
この凝縮水出口30を、凝縮水排出ポンプ31に接続す
る。
【0018】また、前記水蒸発器16から前記蒸気エゼ
クター23へのダクト25に分岐ダクト25aを接続
し、この分岐ダクト25aを、水冷による間接熱交換型
の冷却器17aを備えた凝縮器17に接続し、この凝縮
器17に真空ポンプ22等の真空発生手段を接続する。
この構成において、蒸発器11内で水溶液から発生した
蒸気は、ダクト29を介して水蒸発器16における熱交
換器18に送られて、この熱交換器18において、水蒸
発器16内における凝縮水を加熱・蒸発すると同時に凝
縮し、この凝縮水は、凝縮水排出ポンプ31にて排出さ
れる。
【0019】前記水蒸発器16内において、前記熱交換
器18による加熱にて凝縮水から発生した蒸気のうち一
部は、高温蒸気を駆動源とする蒸気エゼクター23にて
吸引・圧縮されたのち、前記高温蒸気と一緒に、蒸気ダ
クト26を介して、前記蒸発器11における加熱器12
に送られて、その加熱源として利用される一方、前記水
蒸発器16内において、前記熱交換器18による加熱に
て凝縮水から発生した蒸気のうち残りは、分岐ダクト2
5aを介して凝縮器17に送られて、ここで凝縮したの
ちドレーンポンプ32にて排出される。
【0020】これにより、前記蒸発器11内における水
溶液は、循環を繰り返しながら蒸発・濃縮され、所定の
濃度まで蒸発・濃縮されると、濃縮液排出管路33を介
して排出する。この蒸発・濃縮に際して、蒸発器11内
において水溶液から発生した蒸気の熱は、蒸気エゼクタ
ー23に圧縮されたのち加熱器12に供給されることに
より、当該水溶液の蒸発するための熱源として利用でき
るから、蒸発・濃縮に際して熱効率を、前記した従来の
自己蒸気圧縮型蒸発式濃縮装置と同様に大幅に向上でき
るのである。
【0021】しかも、前記蒸発器11内において水溶液
から発生した蒸気は、前記水蒸発器16における熱交換
器18においてのみ凝縮して、この熱交換器18から凝
縮水排出ポンプ31にて排出される一方、前記蒸気エゼ
クター23の駆動源であるところの高温蒸気は、前記熱
交換器18に至ることなく、加熱器12にて凝縮するこ
とにより、前記水溶液から発生したのち前記熱交換器1
8で凝縮して排出される凝縮水に、前記蒸気エゼクター
23の駆動源であるところの高温蒸気の凝縮水が混合す
ることを完全に防止できるのである。
【0022】従って、水溶液がアルコール等のように蒸
発又は揮発成分を含んでいる場合において、前記水溶液
から発生する蒸気の凝縮水に含まれる蒸発又は揮発成分
の濃度が、前記水溶液を蒸発濃縮するための熱源として
の高温蒸気の凝縮水にて希釈されることを完全に回避で
きるから、前記凝縮水からこれに含まれる蒸発又は揮発
成分を回収することの容易性を確保できるのである。
【0023】なお、前記実施の形態のように、水蒸発器
16内に前記加熱器12における凝縮水を導入しこの凝
縮水を熱交換器18にて蒸発することに代えて、凝縮器
16内に、別の系統からの水を導入しこの水を熱交換器
18にて蒸発するようにしても良いが、水蒸発器16内
に、前記加熱器12における凝縮水を導入するように構
成した場合には、前記加熱器12における凝縮水の温度
が高い分だけ、熱効率を向上できると共に、水を補給す
ることの手数を軽減できるのである。
【0024】また、前記した実施の形態のように、凝縮
器16内の底における凝縮水を、循環ポンプ19にて汲
み出したのち、前記熱交換器18における各伝熱管18
aの表面にノズル20より散布し、再び底に戻ると言う
循環を行うように構成することにより、前記熱交換器1
8の各伝熱管18aにおける伝熱係数を向上できるか
ら、前記熱交換器18の小型化を図ることができるので
ある。
【0025】更にまた、前記水蒸発器16における熱交
換器18及び凝縮器17における冷却器17aは、前記
したように、多管式のものに限らず、プレート式に構成
しても良いことは勿論である。次に、図2及び図3は、
本発明における第2の実施の形態を示す。この第2の実
施の形態は、前記第1の実施の形態における水蒸発器1
6と、凝縮器17とを一体化した場合であり、その他の
構成は、前記第1の実施の形態を同様である。
【0026】すなわち、前記熱交換器18を備えた水蒸
発器16内に、凝縮器17における水冷による間接熱交
換型の冷却器17aを設けると共に、真空ポンプ22等
の真空発生手段を接続したものであり、この構成によっ
て、前記と同様の作用・効果を得ることができると共
に、水蒸発器16と凝縮器17との一体化によって装置
の小型化を達成できるのである。
【0027】また、図4は、本発明における第3の実施
の形態を示す。この第3の実施の形態は、二重効用型に
構成した場合であり、基本的には、前記各実施の形態に
おける蒸発器11を、加熱器12′を備えた第1効用蒸
発器11′と、加熱器12″を備えた第2効用蒸発器1
1″とで構成して、前記蒸気エゼクター23の吐出側か
らの蒸気を前記第1効用蒸発器11′における加熱器1
2′にその加熱源として蒸気ダクト26を介して導入
し、この第1効用蒸発器11′内で発生した蒸気を前記
第2効用蒸発器11″における加熱器12″にその加熱
源として蒸気ダクト26′を介して導入し、この第2効
用蒸発器11″内で発生した蒸気を前記水蒸発器16に
おける熱交換器18にその加熱源として蒸気ダクト2
9′を介して導入する一方、前記第1効用蒸発器11′
で濃縮した水溶液を管路13′を介して第2効用蒸発器
11″に送り、更に、前記第1効用蒸発器11′におけ
る加熱器12′での凝縮水を、ドレーン管路21′を介
して前記水蒸発器16に導き、加えて、前記第2効用蒸
発器11″における加熱器12″での凝縮水を、前記水
蒸発器16における熱交換器18での凝縮水と一緒に、
凝縮水排出ポンプ31にて排出するようにした構成した
ものであり、その他の構成は、前記第1又は第2の実施
の形態は同様である(同じ部分には、同じ符号で示す
か、或いは、ダッシュ又はツーダッシュを付して示
す)。
【0028】このように構成することにより、水溶液
を、凝縮水排出ポンプ31にて排出される凝縮水に、蒸
気エゼクター23を駆動するための高温蒸気の凝縮水が
混ざることがない状態のもとで、二重効用によって高い
熱効率で濃縮することができるのであり、もちろん、本
発明は、二重効用型にすることに限らず、三つの蒸発器
を備えた三重効用型等の多重効用型に構成できることは
言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す縦断正面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す縦断正面図で
ある。
【図3】図2のIII −III 視断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す縦断正面図で
ある。
【図5】従来における蒸発式濃縮装置を示す縦断正面図
である。
【図6】従来における蒸気エゼクター式自己蒸気圧縮型
の蒸発式濃縮装置を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
11 蒸発器 12 加熱器 12a 加熱器の伝熱管 14 水溶液の循環ポンプ 16 水蒸発器 17 凝縮器 17a 冷却器 18 熱交換器 18a 熱交換器の伝熱管 22 真空ポンプ 23 蒸気エゼクター 24 高温蒸気供給管 26 蒸気ダクト 31 凝縮水排出ポンプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−313302(JP,A) 特開 平4−330902(JP,A) 特開 平4−330901(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 1/00 - 1/30 C02F 1/02 - 1/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶液を間接加熱にて蒸発する蒸発器と、
    この蒸発器で発生した蒸気を加熱源として水を間接加熱
    にて蒸発する水蒸発器とを備え、更に、前記水蒸発器で
    発生した一部の蒸気を高温蒸気にて吸引・圧縮して前記
    蒸発器における加熱源とする蒸気エゼクターと、前記水
    蒸発器で発生した残りの蒸気に対する凝縮器とを備えて
    いることを特徴とする水溶液の蒸発式濃縮装置。
  2. 【請求項2】前記水蒸発器内に、前記凝縮器を配設した
    ことを特徴とする請求項1に記載した水溶液の蒸発式濃
    縮装置。
  3. 【請求項3】前記蒸発器における加熱用蒸気のドレーン
    を、前記水蒸発器における水として前記水蒸発器に供給
    する手段を備えていることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載した水溶液の蒸発式濃縮装置。
  4. 【請求項4】前記蒸発器を、少なくとも前記蒸気エゼク
    ターからの圧縮蒸気を加熱源とする第1効用蒸発器と、
    この第1効用蒸発器で発生した蒸気を加熱源とする第2
    効用蒸発器とを有する複数個の多重効用蒸発器に構成し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した水
    溶液の蒸発式濃縮装置。
  5. 【請求項5】前記各多重効用蒸発器のうち第1効用蒸発
    器における加熱用蒸気のドレーンを、前記水蒸発器にお
    ける水として前記水蒸発器に供給する手段を備えている
    ことを特徴とする請求項4に記載した水溶液の蒸発式濃
    縮装置。
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