JP3424752B2 - Mhc−分子のペプチドモチーフの決定 - Google Patents

Mhc−分子のペプチドモチーフの決定

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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)の分子
のペプチドモチーフもしくは−エピトープの決定法、並
びに、これにより決定されたペプチドモチーフ、及び診
断薬又は治療薬を製造するためのその使用に関する。
細胞障害性Tリンパ球(CTL)は、MHC−コードされた
分子と結合した抗原ペプチドエピトープを認識する。こ
の現象を、MHC−拘束(MHC−Restriktion)という(文
献;1〜5)。ヒトMHCクラスI−分子、HLA−2Aw68の結
晶学は、重鎖のα1−及びα2−ドメインにより形成さ
れるスリット(Spalt)を生じた(文献;3、6)。この
スリットは、抗原ペプチドエピトープに関する結合部位
であると思われる。それというのも、この双方の結晶
は、MHC−配列と適合せずに、このスリットに接して存
在している大きさのペプチドの構造を有するからである
(文献;6)。
これらのペプチドが細胞内タンパク質に由来し、かつ
細胞表面に存在しているので、細胞障害性Tリンパ球
が、異常な特徴に関して細胞を試験することができると
考えられている。T−細胞エピトープを表出する、予め
MHC−会合された(assoziierte)ペプチドを、普通の又
はウイルス感染した細胞から抽出した(文献;2、4、
5、7、8)。相当する方法で、MHCクラスII拘束T細
胞により認識される抗原も、合成ペプチドにより模倣さ
れ得(文献;9)、MHC−会合された抗原ペプチドが、MHC
クラスII−分子から溶離した(文献;10)。T−細胞受
容体、ペプチド及びMHC−分子からなる3分子複合体
(文献;11)の真中のその位置に基づいて、T−細胞エ
ピトープは、特異的免疫系の中心点であり、かつ従っ
て、その発生の法則性の理解並びに決定法に対する多く
の必要性がある(文献;12〜15)。
本発明による課題は、 (a)MHC−分子を含有する細胞の溶解により細胞抽出
物を得、 (b)MHC−分子を、その上に存在するペプチド混合物
と共に、免疫沈降により細胞抽出物から分離し、 (c)ペプチド混合物を、MHC−分子及びその他のタン
パク質成分から分離し、 (d)個々のペプチド又は/及びその混合物を配列決定
し、かつ (e)得られた、殊に混合物の配列決定又は一連の個々
のペプチドの配列決定の情報から、対立遺伝子特異性ペ
プチドモチーフ(allelspezifische Peptidmotiv)を引
き出すことを特徴とする、 クラスI又はIIの主要組織適合遺伝子複合体(MHC)の
対立遺伝子特異性ペプチドモチーフを決定する方法によ
り解決される。
本発明方法により、MHC−分子がそれに従ってペプチ
ドを選択し、かつ提示する法則性を有しするペプチドモ
チーフが決定される。
本発明の方法は、クラスIのMHC−分子を用いても、
クラスIIのMHC−分子を用いても実施することができ、
その際、クラスIのMHC−分子が有利である。H−2K
d−、H−Kb−、H−2Db−、H−2Kk、H−2Km′又はHL
A−A*0201又はA*0205−分子は、殊に有利である。
本発明方法によるMHC−分子の免疫沈降の際に、それ
ぞれ、所望のMHC−分子に関して特異的である適当な抗
体を使用する。本発明の使用のために有利なMHC−クラ
スI−分子は、分子A1、A2、A3、A9、A10、A11、A28、A
29、Aw19、B5、B7、B8、B12〜B18、B21、B35及びB37を
包含するが、これらに限定されない。本発明による使用
のために有利なMHC−クラスII−分子は、分子DR1、DR
2、DR3、DR4、DR5、DRw6、DR7、Dw1、Dw2及びDw3を包含
するが、これらに限定されない。H−2Kd−又はH−2Db
−分子の決定のためには、例えば、Kd−特異性抗体(文
献;25)又はDb−特異性抗体(文献;26)を使用する。有
利には、モノクローナル抗体を使用するが、相当する精
製したポリクローナル抗血清の使用も可能である。本発
明により使用することができる抗体は、当業者によく知
られた標準技術を用いて、新たに製造することができ
る。本発明で使用することができる抗体の例は、ATCC
(American Type Culture Collection、12301 Parklawn
Drive,Rockville、MD20852)の「カタログ・オブ・セ
ル・ラインズ・ハイブリドーマス(Catalogue of Cell
Lines and Hydridomas)」中に記載されているHLA−抗
原に対する全ての抗体を包含するが、これらに限定され
ない。
有利な例(ATCC−命名法)は、HB82、117、166、54、
122、164、95、120、116、118、94、152、178、56、11
5、157、119、59、105、165、144、180、103、110、10
9、151及び104を包含する。カタログ中に記載されてい
るマウス−H−2−抗原に対する全ての抗体は、同様
に、本発明で使用することができる。固相結合した抗体
による免疫沈降は、殊に有利に行なわれる。固相結合し
た抗体は、当業者に公知の方法で、例えば抗体と、ブロ
ムシアン活性化されたセファロース4B(ファルマシア
(Pharmacia)LKB)とを結合させることにより製造する
ことができる。本発明で使用するための抗体に結合させ
ることができる他の固相の例は、アガロース、セルロー
ス、セファデックス、プロテインA−セファロース及び
プロテイン−G−セファロースを包含するが、これらに
限定されない。免疫沈降の有利な方法は、臭化シアン活
性化されたセファロース4B(例1参照)から製造された
小球に結合している抗体を用いる、吸着クロマトグラフ
ィーである。
MHC−分子及びその他のタンパク質成分からの、決定
すべきペプチド混合物の分離は、クロマトグラフィー法
により、特に逆相−HPLCにより行なうのが有利である。
その際、トリフルオロ酢酸/H2O−トリフルオロ酢酸/ア
セトニトリル−勾配で分離を行なうことは、有利である
ことが判明した。MHC−分子からペプチド混合物を分離
するための本発明により使用することができる他の方法
は、イオン交換、ゲル濾過、電気焦点泳動、高性能毛管
電気泳動(HPCE)及びゲル電気泳動を包含するが、これ
らに限定されない。分離を実施するためのもう1つの方
法は、超遠心分離であり、その際、3000Da又は5000Da又
は10000Daの透過性を有する膜を使用する。HPLCを用い
る分離が、有利に実施される。
ペプチド混合物のクロマトグラフィー分離の際に、多
くの場合に、単独のペプチド種を単離することができ
る。従って、本発明方法の工程(d)は、ペプチド混合
物の配列決定(これにより、それぞれのMHC−分子のペ
プチドモチーフに関する共通配列が決定される)又は/
及び明確なペプチドの配列決定よりなる。
ペプチドモチーフの決定に関する出発物質として、正
常細胞、腫瘍細胞も、ウイルス又はこのような病原体に
より感染した細胞も、並びに試験管内で培養したヒト又
は動物の細胞も使用することができる。本発明で使用す
ることができる正常細胞は、新しい細胞、例えば抹消血
液リンパ球、脾臓、肺、胸腺の細胞又はMHC−分子を表
現する他の組織の細胞を包含するが、これらに限定され
るものではない。本発明で使用した腫瘍細胞系には、腫
瘍細胞EL4及びP815を包含するが、同様に、これらに限
定されるものではない。本発明により使用することがで
きるウイルス感染した細胞は、これらに限定されるもの
ではないが、エプスタイン−バール−ウイルス(Epstei
n−Barr−Virus)により形質転換されたヒトB−細胞で
あるJY−細胞を包含する。本発明方法により決定された
ペプチドモチーフは、次の基本原理に相当する: a)これらは、MHC−クラスI−分子の場合には、アミ
ノ酸8、9、10又は11個、並びにMHC−クラスII−分子
の場合には、アミノ酸8〜15個の対立遺伝子特異性ペプ
チドの長さを有する。
b)これらは、2個のアンカー位置(Ankerposition)
(「アンカー位置」なる名称は、位置が単独のアミノ酸
残基の強いシグナルを示すか、又は位置が非常によく類
似した側鎖を有する僅かなアミノ酸残基で占められる場
合に使用する)を有し、そのうち、1個のアンカー位置
は、常にC−末端に存在し、かつしばしば脂肪性であ
り、かつ c)ペプチドは、もちろん、正常の、ウイルス感染し
た、他の方法で感染した、又は遺伝子を用いて形質転換
したか、又は抗原を負荷した細胞のMHC−分子上に提示
される。
MHC−クラスI−分子H2Kd、H2Kb、H2Db及びHLA−A2か
らの自己ペプチド混合物の配列決定は、クラスI−分子
のそれぞれにより提示される、それぞれ異なる対立遺伝
子特異性ペプチドモチーフを示す。Kd、Db及びA2により
提示されたペプチドは、9量体である一方、Kb−提示ペ
プチドは8量体であり、その際、相当するペプチドモチ
ーフは、固有のアミノ酸残基又はよく類似した側鎖を有
する僅かな数のアミノ酸残基で占められている、2個の
アンカー位置を含有する。これらのアンカー位置は、異
なるモチーフの場合には、同じ位置に存在せず、これら
は、例えば位置5及び9(Db)又は位置2及び8(Kd
A2)又は位置5及び8(Kb)に存在しうる。全てのモチ
ーフのC−末端アンカー基は、疎水性アミノ酸である。
アンカー位置に存在しないアミノ酸残基は、かなり可変
性であってよいが、いくつかは特に特定のアミノ酸で占
められ、例えば、Kd−モチーフの位置4にPro、Kb−モ
チーフの位置3にTyrが見られ、かつ疎水性基は、Db
モチーフの位置3及びA2モチーフの位置6で優勢であ
る。H−2Ldのためには、アンカー基は、位置2のプロ
リンであった。
本発明方法により得られた結果は、MHC−クラスI−
分子で結晶学的に見られたスリットの構造に非常に良好
に相当する(文献;3、6)。異なるMHC−クラスI−対
立遺伝子は、このスリットのところの、異なるポケット
(Taschen)の存在により異なっている。このことは、
おそらく、ポケットが、それぞれ異なるアミノ酸を収容
しうることに起因する。従って、MHC−結晶中の対立遺
伝子特異性ポケットと対立遺伝子特異性アンカー基の側
鎖とは、おそらく相補的構造を示す。
本発明のもう1つの課題は、診断薬又は治療薬の製法
における、本発明によるペプチドモチーフの使用であ
る。このペプチドモチーフの可能な使用範囲は、MHC−
分子の診断学的証明である。MHC−分子は、ペプチドの
その個々の特異な結合により特徴付けられるので、標識
基のペプチドを介しての結合証明を行なうことができ、
その際、標識基として、例えばビオチン基又は蛍光基を
ペプチドと結合させる。当業者に公知の他の標識は、同
様に、本発明で使用することができる。この標識は、こ
れらに限定されるものではないが、例えばペプチドのチ
ロシン基に結合した131I又は125I、又は3H又は14C(双
方は、合成の間にペプチド中に取り込まれる)のような
放射性標識を包含する。標識のペプチドへの結合は、当
業者に公知の方法により達成することができる。標識
は、非−アンカー位置で行なうのが有利である。このよ
うな方法で分かった、自己免疫患者の発生と、疾病特異
性ペプチドモチーフを有するMHC−分子の表現との間の
相関関係を、診断学的に使用することができる。本発明
のペプチド配列の試験管内での診断学的使用の例は、こ
れらに限定されないが、次のものを包含する;MHC−分子
の結合特異性の測定、MHC−分子の結合特異性と疾病と
の相関関係付け、及び興味深いMHC−分子をペプチド−
バンク(試験したモチーフに合うペプチドの混合物)の
HPLC−フラクションで表現する、適当な細胞のインキュ
ベーションによる未知の起源のT−細胞エピトープの配
列の決定、及び天然のT−細胞エピトープとT−細胞エ
ピトープとして認識された合成ペプチドとのクロマトグ
ラフィー比較により行なわれる、T−細胞により認識さ
れたペプチドの決定(Nature 348:252〜254(199
0))。
本発明のもう1つの課題は、免疫系の障害又は腫瘍疾
病を治療するための医薬の製法における本発明によるペ
プチドモチーフの使用である。殊に、本発明のペプチド
モチーフは、自己免疫疾患における干渉(予防及び治
療)のために、例えば一定のMHC−分子の遮断並びにT
−細胞のペプチド特異的非−反応性の誘導により使用す
ることができる。更に、移植拒絶反応及び移植片対宿主
反応(Graft−versus−Host−Reaktionen)における干
渉が、同様の方法で可能である。更に、本発明によるペ
プチドは、腫瘍細胞に対するT−細胞の誘導又は強化も
しくは増強のために、殊に腫瘍疾病に対するワクチン化
及び存在する腫瘍疾病の治療のために、試験管内及び生
体内で使用することができ、その際、殊に、いわゆる移
植片対白血病作用(Graft−versus−Leukaemia−Effek
t)(Sullivan等,N.Engl.J.Med.320:828〜834)を利用
することができる。本発明によるペプチドは、同様に、
感染方法(infektioese Mittel)又は腫瘍に関して特異
的であるMHC−結合ペプチドを生体内で使用することに
より、感染性又は悪性疾病に対するT−細胞応答を強化
するために使用することができる。二者選択的に、T−
細胞は、動物から得ることができ、その数を、試験管内
で、ペプチドの使用及びサイトカイン、例えばインター
ロイキン2、インターロイキン4又はインターロイキン
6を包含する適当な成長条件の使用により増加させ、か
つ引き続き、患者に戻すことができる。本発明によるペ
プチドは、更に、T−細胞により攻撃可能な抗原を発現
する、次のものを包含するがこれらに限定されない全て
の腫瘍;黒色腫、乳癌、ウイルス起源の腫瘍、例えばバ
ーキットリンパ腫(Burkittslymphom)、及びヒト乳頭
腫ウイルスによるような腫瘍、例えば頸部ガン腫及び他
の生殖器(anogenitale)腫瘍を治療するために使用す
ることができる。T−細胞受容体−分子又は抗体分子に
起因するペプチドは、更に、免疫調節的機構の、目的と
する処置のために、殊に、自己免疫疾病及び移植拒絶反
応並びに移植片対宿主反応の治療のために使用すること
ができる。予防のための、本発明によるタンパク質の生
体内使用において、その使用は、これらに限定されるも
のではないが、次のものを包含する;感染性又は悪性疾
病に対するペプチドワクチンとして、及び組換え接種物
質(ウイルス、例えばワクシニア菌又はバクテリア、例
えばサルモネラ又はマイコバクテリアを含む)及び組換
えバクテリア(例えばE.コリ)又は他の細胞(酵母−、
昆虫−、マウス−又はヒト細胞を含む)の使用により製
造されたタンパク質を含む他の全ての種類の接種物質中
への本発明によるタンパク質の導入のための適当なT−
細胞エピトープに関する本発明で集められた情報の使
用。
本発明のペプチドの用量又は濃度は、当業者により常
法で決めることができる。これらは、生体内で、10μg
〜1gの範囲で予想することができる。試験管内濃度は、
1フェムトモル〜1マイクロモルの範囲で予想すること
ができる。生体内投与は、これらに限定されないが、皮
下、筋肉、静脈内、腸管内及び経口法を包含する。
治療的使用において、本発明によるペプチドモチーフ
に相当し、N−又は/及びC−末端が親油性もしくは両
親媒性基、殊に親油性ペプチド−ヘリックスと共有結合
するペプチドが有利である。このような基の例は、トリ
パルミトイル−S−グリセリルシステイニル−セリルセ
リンである。
本発明を、次の例により、図1と結び付けて、明らか
にする。
次のものを示す; 図1aは、P815ライゼート(Lyssat)からの抗−Kd−抗体
を用いて分離した物質のHPLC−特徴、 図1bは、1aからのクロマトグラムの1部拡大部分(フラ
クション15〜35)、 図1cは、1b中の矢印を付した部分の自己ペプチドの再ク
ロマトグラフィー。
例1 P815−腫瘍細胞(H−2Kd)10〜20×109をペレット化
し、かつ0.5%ノニデット(Nonidet)P40 250mlと共
に、フェニルメチルスルホニルフルオリド(PMSF)0.1
ミリモル/lを有するリン酸塩緩衝された塩溶液(PBS)
中で、30分間、4℃で撹拌した。上澄を、250gで5分間
及び150000g及び4℃で30分間で遠心分離し、次いで、
吸着クロマトグラフィー装置に導いた。この吸着クロマ
トグラフィー装置は、それぞれ約1mlの層容量を有する
カラム3個からなった。カラム物質は、製造元の記録に
よりブロムシアン−活性化されたセファロース4B(Phar
macia LKB)から製造された、抗体−結合したもしくは
グリシン−結合した小粒からなった。抗体としては、Kd
−特異性抗体20−8−4S(IgG 2a、kappa;25)又はDb
特異性抗体B22−249それぞれ5mgを小球1mlに結合させ
た。細胞抽出物の上澄を、先ず、グリシン−結合した小
球を有するカラムに、次いで、抗−Kd−小球を有するカ
ラムに、かつ次いで、偽沈降(Scheinpraezipitation)
のために抗−Db−小球上に導いた。
小球を、全ての3個のカラムから除去し、かつ0.1%
トリフルオロ酢酸と共に15分間渦動させた(文献;7)。
上澄を真空遠心分離により乾燥させ、かつ逆相HPLCによ
り、スーパーパック(Superpac)PepSカラム(C2/C18;5
μm粒子、4.0×250mm、ファルマシア(Pharmacia)LK
B)及びファルマシアLKB−装置の使用下で分離した(文
献;4)。溶離剤:溶液A H2O中の0.1%トリフルオロ酢
酸(v/v)、溶液B アセトニトリル中の0.1%トリフル
オロ酢酸。
図1a及びb中に示したクロマトグラフィー分離のため
に、次の勾配を使用した: 0〜5分、A100% 5〜40分、B60%まで直線的に増大 40〜45分、B60% 45〜50分、B0%まで減少 流速:1ml/分、フラクション量:1ml。
個々のフラクションを集め、かつ真空遠心分離により
乾燥させた。
図1は、免疫沈降され、かつトリフルオロ酢酸処理さ
れたKd−分子のHPLC−分離を示す。図1aは、抗−Kd(実
線)もしくは抗−Db(点線)を用いてP815−ライゼート
から沈降させた、TFA処理した物質のHPLC−特徴を示
す。フラクション20〜28の間で、目標対立遺伝子特異性
ペプチド混合物である不均一物質が、僅かな量溶離す
る。
フラクション20〜28は、Kd−バッチ(Ansatz)から
も、偽沈降によっても集められた。双方のバッチを、エ
ドマン分解法の使用下で自動的に配列決定した(Edmann
等、Eur.J.Biochem.1:80〜91(1967))。このエドマン
分解を、オンラインPTH−アミノ酸分析機120A(Applied
Biosystems,Foster City,CA,94404,USA)を備えたタン
パク質シークエンサー477A中で実施した。ガラス繊維フ
ィルターを、バイオプレーン・プラス(BioPrene Plu
s)1mgで被覆し、かつ前循環(praezyklisiert)させな
かった。この配列決定を、標準プログラム BEGIN−1
及びNORMAL−1(Applied Biosystems)の使用下に実施
した。システインは修飾されず、かつ従って確認されな
かった。
エドマン法は、それぞれクロマトグラフィーにより同
定されるN−末端の逐次誘導体化及びアミノ酸除去を包
含する。ペプチドの錯体混合物を配列決定することは異
例であるので、配列決定装置から直接得られたデータを
提示する。第1a表及びbは、Kd−溶離したペプチドに関
する、2種の配列決定試験からの結果を示す。第1c表
は、P815−ライゼートのDb−特異性抗体での偽溶離の配
列決定結果を示す。Kd−溶離したペプチドは、1〜9の
各位置に明らかなアミノ酸形を1個有し、偽溶離した物
質は、それぞれの基の吸収量を減少しながら、それぞれ
のサイクルにおいて、例外なく、同じ形のアミノ酸形を
示している。Kd−溶離したペプチドにおいては、前又は
前の前のサイクルと比較して50%より多いピークが絶対
量で示され、重要とみなされ、かつ下線を引いた。最初
の位置は、評価することが困難である。それというの
も、前のサイクルが存在せず、かつ更に、HPLC−プール
(Pool)中に存在する、全ての遊離アミノ酸がこの位置
で確認されるからである。第2の位置に関して、以前の
サイクルと比較してその頻度が明らかに高い固有の基
は、チロシン(例えば第1a表で60.9pmolから875.6pmol
に)である。(僅かな)ピークを示す他の固有の基は、
Tyrに類似した側鎖を有するフェニルアラニンである。
このことは、天然のKd−拘束インフルエンザ−エピトー
プ(TYQRTRALVの配列を有する)と他のKd−拘束ペプチ
ドとの比較から、位置2のチロシン基を考慮した場合に
得られる仮定を裏付けする。これに反して、続く位置3
〜8に関して特徴的である、定義されたアミノ酸基は存
在しない。個々の位置において、14個までの種々異なる
基が見つけられる。位置9には、Ile及びLeuが見つけら
れる。位置10にシグナルピークはなく、このことは、多
くのKd−結合した自己ペプチドが9個より長い基でない
ことを示唆している。従って、天然のKd−拘束インフル
エンザ−ペプチドは、ノナペプチド(Nonapeptid)(文
献;4)である。この結果から、由来する共通配列形を、
第1c表中に示す。大抵、目に付くのは、位置2のTyr、
及び位置9のIle又はLeuであり、他の全ての位置には、
より多数の基が見られる。このモチーフと、Kd−拘束エ
ピトープを含有するペプチド配列との比較は、そのほと
んどがKd−拘束共通モノマーモチーフに良好に合致する
ことを示す(第1d表)。
図1bのフラクション29中で矢印を付したピーク及び偽
沈降の相当するフラクションを、高い溶解性下に新たに
クロマトグラフィーにかけたが、その際、フラクション
容量は0.5mlであった(図1c)。急な特異的なピーク
は、直接配列決定により決定されたアミノ酸配列SYFPEI
THIを有するペプチドであった。合成SYFPEITHI−ペプチ
ドとの天然細胞ペプチドの同一性は、共溶離(Coelutio
n)によりHPLCで証明された(図1c)。この配列は、フ
ラクション20〜28のプールからの共通モチーフに合致し
(図1a、b)、このことにより、特異なKd−拘束ペプチ
ドモチーフ(第1d表)の存在が証明される。
*Kd−拘束T−細胞エピトープを含有することで知られ
ているペプチドを、そのTyr−基により合致させた。自
然にプロセシングされることが知られているペプチドに
は下線を引いた。
例2 Kb−及びDb−分子からのペプチドの溶離 EL4−腫瘍細胞(H−2b)からのデタージェント−ラ
イゼート(Detergenz−Lysate)を、例えば例1で記載
したようなKb−特異性及びDb−特異性抗体を用いて免疫
沈降させた。Db−抗体としてはB22−249(例1参照)
を、及びKb−抗体としてはK9−178(IgG 2a、K、27)
を使用した。MHC−分子から解離したペプチドを、逆相H
PLCにより分離した。Kb−もDb−物質も、例1からのKd
−物質にいくらか相当する特徴を有して溶離され、その
際、しかしながら、フラクション20〜28の間で溶離され
た不均一物質は明らかな相違を生じた。
Db−拘束ペプチドモチーフ Db−バッチからの集めたフラクション20〜28を配列決
定した(第2a、b表)。位置2〜4は、多くの基を含有
した。これに反して、サイクル5は、Asnに関する強い
シグナルを示した。従って、Db−溶離された自己ペプチ
ドの位置5の優勢基は、Asnである。Aspに関する弱いシ
グナルは、配列決定条件下でAsnがAspへ加水分解するこ
とに起因する。位置6〜8は、異なる証明可能な基5〜
14個を含有した。位置9は、Metに関する強いシグナル
を有し、Ileに関する中間のシグナル及びLeuに関する弱
いシグナルを有した(全て疎水性)。(Db−拘束エピト
ープ中のMet又はIleの条件は、既に記載されている。17
参照)。位置10にはシグナルがなく、このことは、Db
提示された自己ペプチドがノナペプチドであることを示
唆している。この結果により決定された共通モチーフを
第2c表中に示す。このモチーフと、天然のDb−拘束ペプ
チド及びDb−拘束エピトープを含有する他のペプチドと
の比較は、位置5のAsnが、Db−拘束ペプチドモチーフ
の不変のアンカー基でありうることを示す。Db−拘束エ
ピトープの他の基は、第2のアンカー位置のように見え
る(Met、Ile又はLeuを有する)位置9以外、著しく異
なっている。
Kb−拘束ペプチドモチーフ Kb−バッチからの集めたフラクション20〜28を配列決
定した(第3a、b表)。位置3は、Tyrに関する強いシ
グナル及びProに関する弱いシグナルを有する。位置4
は、5個の基に関する弱いシグナルを示した。Phe及びT
yrに関する強いシグナルが、これらの双方の基を位置5
で優勢にする。次の双方の位置は、5個もしくは3個の
シグナルを含有する。位置8はLueに関する強いシグナ
ル、Metに関する中間のシグナル及びIle及びValに関す
る弱いシグナルを示した。位置9は、何かの基に関する
ピークは示さず、このことは、8量体である(文献;5)
公知のKb−拘束天然のペプチドの長さと合致する。Kb
拘束共通モチーフの分析及びエピトープとの比較は、2
個のアンカー位置を示す:位置5のTyr又はPhe(双方と
も類似の芳香族側鎖を有する)及び位置8のLeu、Met、
Ile又はVal(全て同様の疎水性側鎖を有する)。
例3 HLA−A2.1−拘束ペプチドモチーフ HLA−A2.1−MHC−分子(文献;45)を有するヒトJY−
細胞のデタージェント−ライゼートを、A2−特異性抗体
(BB7.2、IgG2b、文献箇所28)を用いて免疫沈降させ
た。A2−分子から解離されたペプチドを、HPLCにより分
離した。フラクション20〜28を集め、かつ前記のように
配列決定した(第4表)。第2の位置は、Leuに関する
強いシグナル及びMetに関する中間のシグナルを有し
た。位置3〜5には、それぞれ6〜8個の基が見られ
た。位置6は、Val、Leu、Ile及びThrを有した。引き続
く2個の位置は、それぞれ3個のシグナルを示した。位
置9は、強いVal−及び弱いLeu−シグナルを示した。位
置10は、1個の基のピークも示さず、このことは、A2−
拘束エピトープがノナペプチドであることを示唆してい
る。位置2のLeu又はMet及び位置9のVal又はLeuは、ア
ンカー基であるように見える。A2−拘束エピトープを有
する公知のペプチドのいくつかが、モチーフと合致しう
る一方、これは、他のものにおいては部分的に可能であ
るに過ぎない(第4c表)。A2−分子の多くの変法の現存
は、いくつかのペプチドとモチーフとのこの劣悪な合致
の原因である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レチュケ,オーラフ ドイツ連邦共和国 D−7400 チュービ ンゲン フンツカプフクリンゲ 42 (72)発明者 ステファノヴィッチ,シュテファン ドイツ連邦共和国 D−7400 チュービ ンゲン シュールシュトラーセ 18 (72)発明者 ユング,ギュンター ドイツ連邦共和国 D−7400 チュービ ンゲン オプ デア グラーフェンハル デ 5 (56)参考文献 Cell,44(1986)p.959−968 J.Exp.Med.,166(1987) p.678−692 J.Exp.Med.,171(1990) p.763−773 J.Exp.Med.,169(1989) p.603−612 Cell,62(1990)p.563−567 Proc.Natl.Acad.Sc i.USA 86(1989)p.9514−9518 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N C07K A61K BIOSIS/WPI(DIALOG)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラスI又はIIの主要組織適合性遺伝子複
    合体(MHC)の分子の対立遺伝子特異性ペプチドモチー
    フを決定する方法において、 (a)MHC−分子を含有する細胞の細胞溶解により細胞
    抽出物を得、 (b)MHC−分子を、その上に存在するペプチド混合物
    と共に、免疫沈降により細胞抽出物から分離し、 (c)MHC−分子及び他のタンパク質成分からのペプチ
    ド混合物を分離し、 (d)個々のペプチド又は/及びその混合物を配列決定
    し、かつ (e)得られた、殊に混合物の配列決定、又は一連の固
    有ペプチドの配列決定の情報から、対立遺伝子特異性ペ
    プチドモチーフを引き出すことを特徴とする、クラスI
    又はIIの主要組織適合性遺伝子複合体(MHC)の分子の
    対立遺伝子特異性ペプチドモチーフを決定する方法。
  2. 【請求項2】クラスIのMHC−分子上のペプチドモチー
    フを決定する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】H−2Kd−、H−Kb−、H−2Db−、H−2K
    k、H−2Km′又はHLA*0201又はHLA−A*0205−分子の
    ペプチドモチーフを決定する、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】免疫沈降のために、MHC−分子に対して特
    異的である抗体を使用する、請求項1から3のいずれか
    1項記載の方法。
  5. 【請求項5】固相結合した抗体を使用する、請求項4記
    載の方法。
  6. 【請求項6】MHC−分子及び他のタンパク質成分からの
    ペプチド混合物の分離をクロマトグラフィーにより行
    う、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】分離を逆相−HPLCで行う、請求項6記載の
    方法。
  8. 【請求項8】分離を、トリフルオロ酢酸/H2O−トリフル
    オロ酢酸/アセトニトリル−勾配で行う、請求項7記載
    の方法。
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