JP3424692B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えば、温冷蔵庫等の
ペルチェ素子に接続される、放熱用、或いは吸熱用の熱
交換器に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、ペルチェ素子を用いて庫内を温
冷する温冷蔵庫は知られている。上記のペルチェ素子
は、一方向に電流を流すと、ペルチェ効果により一方の
面には吸熱作用を生じ、他方の面には放熱作用を生じる
特性を有している。また、電流を流す方向を逆にする
と、上記の吸熱、放熱の各作用を生じる面が逆になる特
性を有している。ところで、従来のペルチェ素子は、も
ともと熱効率が余りよくないので、それを向上させるた
めに、ペルチェ素子の面にアルミニウム板や、アルミニ
ウム板にフィンを形成したヒートシンクや、押出し型材
などを取り付けることが一般的に行われている。だが、
それでも十分に熱効率を向上させることができず、現状
では、性能上小型の温冷蔵庫しか供給できていない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
ペルチェ素子の改良が進み、温冷蔵庫を大型化しようと
する試みが始まっている。この場合には、熱交換空気を
強制的に循環させる必要が生じるが、それだと従来の熱
交換器を単にペルチェ素子に取り付けただけでは、熱効
率を十分に増大させることができないという問題があ
る。 【0004】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、熱交換空気を強制的に循
環させた場合でも、十分に熱効率を向上させることので
きる熱交換器を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ペルチェ素子に接続される熱交換器を備
えた温冷蔵庫において、前記熱交換器は、アルミニウム
素材を備え、このアルミニウム素材の板面にはフィンピ
ッチが2〜4mm、フィン巾が10〜25mm、フィン高さ
が10〜30mmの複数列に亘るフィンが設けられると共
これらのフィンが庫壁と、この庫壁の庫内側に配置
される仕切り板との間に配置され、前記フィンは、前記
庫壁と前記仕切り板との間を流れる空気の入口側に位置
するフィン高さが、ほかの部分のフィン高さに比べて低
く形成されていることを特徴とするものである。 【0006】 【0007】 【作用】ペルチェ素子に電流を流すと、ペルチェ効果に
より、一方の面には吸熱作用を生じ、他方の面には放熱
作用を生じる。また、電流の流す方向を逆にすると、上
記の吸熱、及び放熱の各作用を生じる面は逆になる。こ
の温冷蔵庫は、この特性を利用して成り立っている。本
発明によれば、ペルチェ素子に熱交換器を取り付け、し
かもこの熱交換器は最も効率の良い形状をした複数列に
亘るフィンを備えるので、熱効率が向上し、ひいては大
型の温冷蔵庫を具現化できる。 【0008】 【実施例】以下、本発明による温冷蔵庫の一実施例を図
面を参照して説明する。尚、この明細書中において、ア
ルミニウムの語は、純アルミニウムのほかにアルミニウ
ム合金を含むものとする。 【0009】図3において、1は温冷蔵庫を示し、この
温冷蔵庫1の庫壁3は、壁材3aの間に断熱材3bを挟
んで構成される。尚、2は扉である。 【0010】この庫壁3には開口5が設けられ、この開
口5には、アルミニウムブロック10が差し込まれてい
る。 【0011】そして、このアルミニウムブロック10に
は、庫内7に延在する熱交換器100と、ペルチェ素子
13とが取り付けられ、このペルチェ素子13には、庫
外6に延在するアルミニウム板15が取り付けられてい
る。このアルミニウム板15は、言うまでもなく熱交換
器として機能する。 【0012】庫内7に延在する熱交換器100は、図1
に示すように、アルミニウム素材101を備え、このア
ルミニウム素材101の板面には、複数列に亘る複数枚
のフィン111が設けられる。 【0013】これはアルミニウム素材101の表面を削
り起こすことにより設けられる。 【0014】この製造方法を簡単に説明すると、図2に
示すように、予め2条の溝102を備えるアルミニウム
素材101の板面の先端部に、切削治具の刃物(図示せ
ず)を当てて、その切削治具を板面に沿って前方に進め
る。これによれば、まず、前方の1枚目のフィン111
(図1)が削り起こされる。 【0015】ついで、切削治具を所定寸法だけ後退し、
再度、同じ要領で切削治具を板面に沿って前方に進め
る。これによれば、2枚目のフィン111が削り起こさ
れる。これを何回も繰り返すと、アルミニウム素材10
1の板面には、図1に示すように、3列に亘る複数枚の
フィン111が設けられる。 【0016】ところで、このように製造された熱交換器
100を、図3に示すように、アルミニウムブロック1
0を介してペルチェ素子13に取り付けて、そこに風を
通すと、フィンピッチP、フィン巾W、フィン高さH
(図1参照)に応じて、図4〜図6に示すように、圧損
Δp、交換熱量Qが変化することが、実証試験を通じて
判明した。 【0017】そして、図4〜図6を参照し、圧損Δp、
交換熱量Qともに最適な範囲に入るのは、フィンピッチ
Pは2〜4mm、フィン巾Wは10〜25mm、フィン高さ
Hは10〜30mmであることが判明した。 【0018】なお、この実証試験には、長さl=115
mm、巾w=80mm、厚さt=5mmの大きさのアルミニウ
ム素材101の板面に、複数のフィン111を設けた熱
交換器100を使用している。 【0019】しかして、この実施例によれば、単に、熱
交換器100のフィン111のフィンピッチP、フィン
巾W、フィン高さHを揃えるだけで、熱交換効率を大幅
に向上させることができるという効果が得られる。 【0020】図7は別の実施例を示している。 【0021】これによると、まず、熱交換器200は、
仕切り板201と庫壁3との間に設けられる。そして、
庫内7には、熱交換空気を強制的に循環させるためのフ
ァン203が設けられる。 【0022】この構成の冷蔵庫によると、仕切り板20
1と庫壁3との間を空気が流れるので、空気の入口側で
は着霜し易くなる。その着霜が熱交換器200の入口側
のフィン211に集中すると、そこにブリッジを形成し
て、空気の流れが悪くなり、熱交換効率が低下する。 【0023】しかして、この実施例では、熱交換器20
0の入口側のフィン211に着霜が集中しないように、
入口側に位置するフィン高さHを、ほかの部分のフィン
高さHよりも低くする。これを製造するには、アルミニ
ウム素材101の板面の形状を、図8に示すように、予
め階段状にしておくだけでよいので、それへの対応は極
めて容易である。 【0024】なお、フィンの高さHは入口側が低ければ
よいので、アルミニウム素材101としても階段状に限
定するものではなく、例えば、入口側のみが低く、その
他が同一高さであってもよい。 【0025】これによれば、入口側のフィン高さHを低
くすることにより、そのフィン211の先端と仕切り板
201との間にバイパス通路213が形成されるので、
かりに着霜が集中して、そこにブリッジが形成されたと
しても、空気は、バイパス通路213を通るので、空気
の流れが悪くなることはなく、熱交換効率が低下するこ
とはない。ただし、この場合においても、すべてのフィ
ン211のフィンピッチは2〜4mm、フィン巾は10〜
25mm、フィン高さは10〜30mmにしておくことが望
ましい。 【0026】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、フィンピッチPを2〜4mm、フィン巾Wを1
0〜25mm、フィン高さHを10〜30mmに設定してい
るので、熱交換効率を向上させることができ、ペルチェ
素子を利用した大型冷蔵庫等にも対応可能な熱交換器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による熱交換器の一実施例を示す斜視
図。 【図2】アルミニウム素材を示す斜視図。 【図3】温冷蔵庫を示す断面図。 【図4】フィンピッチと圧損Δpと交換熱量Qとの関係
を示す線図。 【図5】フィン巾と圧損Δpと交換熱量Qとの関係を示
す線図。 【図6】フィン高さと圧損Δpと交換熱量Qとの関係を
示す線図。 【図7】別の実施例を示すヒートパイプパネルの一例を
示す斜視図である。 【図8】アルミニウム素材を示す斜視図。 【符号の説明】 1 温冷蔵庫 3 庫壁 5 開口 6 庫外 7 庫内 13 ペルチェ素子 111,211 フィン P フィンピッチ W フィン巾 H フィン高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 3/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ペルチェ素子に接続される熱交換器を備
    えた温冷蔵庫において、前記熱交換器は、 アルミニウム素材を備え、このアルミ
    ニウム素材の板面にはフィンピッチが2〜4mm、フィン
    巾が10〜25mm、フィン高さが10〜30mmの複数列
    に亘るフィンが設けられると共にこれらのフィンが庫
    壁と、この庫壁の庫内側に配置される仕切り板との間
    に、この仕切り板との間に隙間を持って配置され、 前記フィンは、前記庫壁と前記仕切り板との間を流れる
    空気の入口側に位置するフィン高さが、ほかの部分のフ
    ィン高さに比べて低く形成されている ことを特徴とする
    温冷蔵庫
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