JPH07289839A - 電子冷却装置 - Google Patents

電子冷却装置

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JPH07289839A
JPH07289839A JP6106262A JP10626294A JPH07289839A JP H07289839 A JPH07289839 A JP H07289839A JP 6106262 A JP6106262 A JP 6106262A JP 10626294 A JP10626294 A JP 10626294A JP H07289839 A JPH07289839 A JP H07289839A
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JP
Japan
Prior art keywords
cooling
radiator
electronic
cooling body
electronic cooling
Prior art date
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Pending
Application number
JP6106262A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Totsuka
忠男 戸塚
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転時の熱変形を吸収し、電子冷却素子、冷
却体または放熱体の破損を防止する。 【構成】 電子冷却素子6の冷却面と放熱面に冷却体8
と放熱体10をそれぞれ接合固定する。冷却体8と放熱
体10の素子接合面に変形吸収溝21,22をそれぞれ
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペルチェ効果を利用し
た電子冷却素子により空気中の水分を凝縮、結露させて
冷却する電子冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子冷却装置は、図10に示す
ように異種導体、あるいはn型,p型の半導体を接合し
て構成した熱電変換素子を電子冷却素子Cとして用い、
その接合部A,Bに直流を流すと、一方の接合面Aで吸
熱し、他方の接合面Bで放熱する吸・放熱現象(ペルチ
ェ効果)を利用したもので、その熱量は接合部A,Bの
温度(T)と電流(I)に比例し、電子冷却素子Cの吸
熱面に伝熱的に接合固定した冷却体の温度を露点温度以
下に下げ、装置内部に流入した空気中の水分を冷却体表
面に結露させ、もって、冷却を行うものである。このよ
うな電子冷却装置としては例えば実開平4−70122
号公報、実開平1−65632号公報等に見られるよう
に種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子冷却装置によって冷却する場合、放熱面
と冷却面の温度は、例えば+30°C、−30°Cにも
達するため、電子冷却素子、冷却体および放熱体の熱変
形によりこれらの接合面に大きな応力が生じ、電子冷却
素子さらには冷却体、放熱体が破損するという問題があ
った。
【0004】本発明は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、運転時
の熱変形を吸収し、電子冷却素子、冷却体または放熱体
の破損を防止するようにした電子冷却装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ケーシング内を冷却室と放
熱室に仕切り、これらの冷却室と放熱室との間に電子冷
却素子を配置し、この電子冷却素子の冷却面および放熱
面にそれぞれ冷却体および放熱体を配設し、冷却される
べき空気がケーシングの吸気口から冷却室の入口側に入
り、この冷却室で冷却された空気が冷却室の出口側に配
置されたファンによって外部に排出される電子冷却装置
において、前記冷却体と放熱体に変形吸収溝をそれぞれ
形成したことを特徴とする。請求項2記載の発明は、上
記請求項1記載の発明において、前記変形吸収溝は互い
に直交するよう形成されていることを設けたことを特徴
とする。
【0006】
【作用】本発明において、変形吸収溝は、冷却体と放熱
体の熱変形を吸収し、電子冷却素子に加わる応力を小さ
くする。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係る電子冷却装置の一
実施例を示す断面図、図2は電子冷却素子ユニットの正
面図、図3は同ユニットの側面図、図4は図2のIV−
IV線断面図、図5は同ユニットの分解斜視図である。
これらの図において、電子冷却装置は、ケーシング1内
を冷却室2と放熱室3の2室に仕切る仕切壁4の中央に
設けた開口部5に2つの電子冷却素子6を離間させては
め込み固定して、その一方の面、すなわち冷却室2に面
する冷却面7に、紙面と直交する方向に並設された複数
の冷却フィン8aを有する冷却体8を接合固定する一
方、他方の面、すなわち放熱室3に面する放熱面9に、
同じく紙面と直交する方向に並設された多数の放熱フィ
ン10aを有する放熱体10を接合固定し、冷却室2と
放熱室3にそれぞれ設けた排出口11,12に対向して
ファン13,14を冷却室2と放熱室3内に配置して構
成されている。
【0008】前記電子冷却素子6は、同一平面上に例え
ば左右、上下2つずつ合計4つ配置され、これら電子冷
却素子6の両面に前記冷却体8と放熱体10がそれぞれ
接合固定されることにより、電子冷却素子ユニットを構
成している。冷却体8と放熱体10は、アルミニウム合
金等によって製作されて多数のフィン8a,10aをそ
れぞれ有し、また電子冷却素子6との接合面には適宜深
さを有する変形吸収溝21,22がそれぞれ形成されて
いる。これらの変形吸収溝21,22は、各電子冷却素
子6を仕切るよう形成されることにより、フィン8a,
10aに対して直交する2本の溝21a,21b、22
a,22bと、平行な2本の溝21c,21d、22
c,22dとからなり、その一端が冷却体8と放熱体1
0の各辺の中央にそれぞれ開放し、他端が中心付近まで
延在している。
【0009】このような構成において、運転時にファン
13の駆動により冷却室2側に設けた吸気口16から冷
却室2内に流入した空気24を冷却体8の冷却フィン8
aによって冷却し、排気口11から外部に排出する一
方、ファン14の駆動によって放熱室3側に設けた吸気
口18から放熱室3内に流入した空気25によって放熱
体10の放熱フィン10aを冷却し、排気口12から外
部へ排出する。なお、26は冷却体8の冷却フィン8a
に結露し、落下した水分を外部に排水するための排水
口、27は断熱材(または空間)、28は電子冷却素子
6の直流電源である。
【0010】図6は電子冷却素子ユニットの他の実施例
を示す正面図、図7は図6のVII −VII 線断面図、図8
は図6のVIII−VIII線断面図である。この実施例は冷却
体8および放熱体10の変形吸収溝21,22をそれぞ
れ十字状に形成し、その各端部を冷却体8と放熱体10
の各辺の近傍まで延在させたものである。
【0011】かくしてこのような構成からなる電子冷却
素子ユニットを備えた電子冷却装置においては、運転時
に電子冷却素子6の冷却面が吸熱によって低温となり、
放熱面が発熱によって高温となり、これに伴う冷却体8
の収縮および放熱体10の伸張を変形吸収溝21,22
が効果的に吸収するので、電子冷却素子6と冷却体8,
放熱体10との接合面に及ぼす影響が少なく、電子冷却
素子6、さらには冷却体8および放熱体10の破損を軽
減防止することができる。したがって、耐久性を向上さ
せることができる。また、変形吸収溝21,22は直交
する2方向の溝で構成され、隣接する電子冷却素子6間
に位置するよう形成されているので、X,Yの2方向の
変形を吸収することができる。
【0012】図9は本発明のさらに他の実施例を示す断
面図である。この実施例は、素子取付板31の両面にそ
れぞれ4つの電子冷却素子6を上記実施例と同様な配置
構成で接合固定し、これら電子冷却素子6の冷却面と放
熱面に冷却体8と放熱体10をそれぞれ接合固定して電
子冷却素子ユニットを構成したものである。素子取付板
31は、冷却体8と放熱体10と同様、セラミック、ア
ルミニウム等によって製作されている。なお、冷却体8
と放熱体10は、上記図2〜図5に示した実施例と同様
である。このような構成においても、冷却体8と放熱体
10は変形吸収溝21,22を有しているので、冷却体
8の収縮と放熱体10の伸張に伴う電子冷却素子6、冷
却体8、放熱体10の破損を軽減防止することができ
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電子冷
却装置によれば、冷却体と放熱体に変形吸収溝を形成し
たので、運転時に電子冷却素子の冷却面が吸熱によって
低温となり、放熱面が発熱によって高温となり、これに
伴い冷却体が収縮し、放熱体が伸張しても、この収縮、
伸張を変形吸収溝が効果的に吸収するので、電子冷却素
子に及ぼす影響が少なく、電子冷却素子の破損を軽減防
止することができる。したがって、電子冷却装置の耐久
性および信頼性を向上させることができる。また、構造
が簡単で製作も容易である。また、変形吸収溝は、直交
する2方向の変形を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電子冷却装置の一実施例を示す
断面図である。
【図2】 電子冷却素子ユニットの正面図である。
【図3】 同ユニットの側面図である。
【図4】 図2のIV−IV線断面図である。
【図5】 同ユニットの分解斜視図である。
【図6】 電子冷却素子ユニットの他の実施例を示す正
面図である。
【図7】 図6のVII −VII 線断面図である。
【図8】 図6のVIII−VIII線断面図である。
【図9】 電子冷却素子ユニットのさらに他の実施例を
示す断面図である。
【図10】 ペルチャ効果を説明するための図である。
【符号の説明】
1…ケーシング、2…冷却室、3…放熱室、4…仕切
壁、6…電子冷却素子、7…冷却面、8…冷却体、8a
…冷却フィン、9…放熱面、10…放熱体、10a…放
熱フィン、11,12…排気口、13,14…ファン、
16…吸気口、18…吸気口、21,22…変形吸収
溝。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内を冷却室と放熱室に仕切
    り、これらの冷却室と放熱室との間に電子冷却素子を配
    置し、この電子冷却素子の冷却面と放熱面にそれぞれ冷
    却体および放熱体を配設し、冷却されるべき空気がケー
    シングの吸気口から冷却室の入口側に入り、この冷却室
    で冷却された空気が冷却室の出口側に配置されたファン
    によって外部に排出される電子冷却装置において、 前記冷却体と放熱体に変形吸収溝をそれぞれ形成したこ
    とを特徴とする電子冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子冷却装置において、
    前記変形吸収溝は互いに直交するよう形成されているこ
    とを特徴とする電子冷却装置。
JP6106262A 1994-04-22 1994-04-22 電子冷却装置 Pending JPH07289839A (ja)

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JP6106262A JPH07289839A (ja) 1994-04-22 1994-04-22 電子冷却装置

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JP6106262A JPH07289839A (ja) 1994-04-22 1994-04-22 電子冷却装置

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JP (1) JPH07289839A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104378957A (zh) * 2014-11-14 2015-02-25 无锡鸿声铝业有限公司 一种铝合金散热器
JP2020029964A (ja) * 2018-08-20 2020-02-27 セイホープロダクツ株式会社 除湿装置および床下除湿システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104378957A (zh) * 2014-11-14 2015-02-25 无锡鸿声铝业有限公司 一种铝合金散热器
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