JP3424613B2 - 多孔状感光体およびその製造方法 - Google Patents

多孔状感光体およびその製造方法

Info

Publication number
JP3424613B2
JP3424613B2 JP24575499A JP24575499A JP3424613B2 JP 3424613 B2 JP3424613 B2 JP 3424613B2 JP 24575499 A JP24575499 A JP 24575499A JP 24575499 A JP24575499 A JP 24575499A JP 3424613 B2 JP3424613 B2 JP 3424613B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating layer
porous
layer
cylinder
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24575499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001066798A (ja
Inventor
健志 堀
勉 上薗
朋幸 吉井
康弘 舩山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP24575499A priority Critical patent/JP3424613B2/ja
Priority to US09/649,040 priority patent/US6413689B1/en
Publication of JP2001066798A publication Critical patent/JP2001066798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3424613B2 publication Critical patent/JP3424613B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/05Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
    • G03G5/0525Coating methods
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/10Bases for charge-receiving or other layers
    • G03G5/102Bases for charge-receiving or other layers consisting of or comprising metals

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機,FAXあ
るいはプリンタ等の画像記録装置に使用される多孔状感
光体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば複写機の画像形成技術と
しては、カールソン法(ゼログラフィ)を初めとする電
子記録方式が知られている。この記録方式(カールソン
法)においては、帯電,露光,現像,転写,定着および
クリーニングの六工程を経て印字が行われるが、各工程
に専用のユニットを必要とするため、装置全体の大型化
が避けられない。
【0003】このため、カールソン法に代わる記録方式
としては、先に本出願人によって特開平9−20409
2号公報に開示された記録方式が提案されている。これ
は、図19に示すように、表層面に開口する多数の微小
孔191aおよび外部に露呈する電極191bを有する
絶縁層191を感光体形成用の円筒体(図示せず)に積
層してなる多孔状感光体192において、各微小孔19
1a内に導電性着色粒子を充填し、印字情報に対応する
露光光を照射することにより対向電極に記録紙を介して
選択的に導電性着色粒子を飛翔転写させ、記録紙に記録
するものである。同図において、符号193はフランジ
193a付きの回転軸を、またaおよびbはそれぞれ主
走査方向と副走査方向を示す。
【0004】このような記録方式においては、着色粒子
充填工程,露光飛翔工程および定着工程の三工程によっ
て印字工程が終了するため、専用ユニットの個数を削減
することができ、装置全体の小型化を図ることができ
る。この場合、多孔状感光体の形状としては、連続印字
を行うために円筒形または無端のシート状であることが
好ましい。また、微小孔の平面形状としては、真円形,
楕円形,正方形あるいはハニカム形等の形状があり、適
宜選択される。
【0005】ところで、この種の多孔状感光体におい
て、記録時に所定の画像濃度を確保するためには、最小
印字構成単位(一ドット)となる各微小孔の深さすなわ
ち絶縁層の厚さを比較的大きい寸法に設定することが行
われる。また、高解像度画像を得るためには、それぞれ
が互いに隣り合う二つの微小孔間のピッチをできるだけ
小さい寸法に設定することが行われる。
【0006】従来、この種の多孔状感光体を製造するに
は、多数の微小孔を有する絶縁体からなるシートを感光
体形成用のドラムの外周面に巻き付ける方法が考えられ
るが、この場合はシート巻き付け後においてシートに継
ぎ目が発生してしまい、この部分が画像欠陥となり、画
像品質が低下する。
【0007】また、この種の多孔状感光体の製造方法に
は、感光体形成用ドラムの外周面に絶縁層を形成した
後、この絶縁層にレーザあるいはドリル等によって多数
の微小孔を設けるものが考えられるが、この場合は通常
一度の加工動作で単一の孔しか開けることができず、実
用的でない。例えば、200dpiの解像度でA4サイ
ズに対応して長さおよび直径をそれぞれ210mmと3
0mmとする円筒形ドラムの絶縁層上に微小孔を設ける
場合には、孔数が100万個以上となる。なお、レーザ
を使用した孔加工は、微細な加工が可能であり、高い画
像品質が得られるが、量産性に欠け、コスト高になる。
【0008】そこで、これらの問題に対処するために、
光導電層上に孔パターンに対応した硬化−未硬化部分を
有する光硬化性液状樹脂からなる絶縁層を積層し、この
絶縁層に未硬化部分を除去して多数の微小孔を設けるこ
とにより、多孔状感光体を製造する方法が提案されてい
る。この場合、図20に示すように、絶縁層201の形
成は、円筒形状の透光性支持体202の外周面上に透光
性導電層203,光導電層204を順次積層した後、こ
の積層体(ドラム)205の外周面上に光硬化性液状樹
脂を塗布することにより行われる。
【0009】また、絶縁層201における微小孔201
aのパターン形成が、同図に示すように、周方向の孔ピ
ッチに応じた角度θで絶縁層付きのドラム205を回転
させながら軸方向ライン毎に露光することにより行われ
る。同図において、符号206は絶縁層201付きのド
ラム205および表面電極207からなる多孔状感光体
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の製造
方法によって得られた多孔状感光体においては、次に示
すような問題(1)〜(5)があった。 (1)透光性支持体202内に露光装置(図示せず)を
配置して露光することにより印字するもの(背面露光印
字法)であるため、透光性支持体202を高精度に形成
する必要が生じ、大量生産には不適である。
【0011】(2)高解像性を得るためには、ドラム軸
線方向に沿った単ライン毎あるいは数ライン毎の高精度
のアライメントを行う必要がある。これは、高精度のア
ライメントを行わないと、露光時にドラム回転毎に累積
される一ステップ当たりに発生する角度誤差によって露
光開始端と露光終了端間ピッチが孔間ピッチとが合致せ
ず、このため露光されるべきでない部分が露光され、こ
の部分の樹脂硬化によってドラム軸線方向に微小孔20
1aが形成されないラインすなわち継ぎ目が発生してし
まうからである。この結果、角度検出装置および位置検
出装置等を必要とし、コストが嵩む。
【0012】(3)微小孔201aの形成は、図21に
示すように、図20に示す絶縁層201となる光硬化性
液状樹脂211に孔パターンに対応させて露光光212
を照射して硬化樹脂部211aと未硬化樹脂部211b
(潜像)を形成した後、未硬化樹脂部211bのみを除
去することにより行われる。この場合、露光量を調整し
ないと、光硬化性液状樹脂211の下地層212(光導
電層204)に到達する透過光212aが図22に示す
ようにハレーションHを発生し、硬化樹脂部211aと
なる部分が増大して微小孔201aの開口部を一部閉塞
してしまう。
【0013】すなわち、一般に光硬化性樹脂の感度曲線
は、図23に示すように、露光量に対して樹脂硬度があ
る閾値から増加してやがて飽和する(一定値に達する)
ような曲線となることが多く、この際、下地層212か
らのハレーションが発生しないならば、光硬化性液状樹
脂211に適量以上の露光光212を照射しても、微小
孔191aの開口部が閉塞されないが、実際にはハレー
ションの発生によって微小孔201aの開口部を一部閉
塞して良好な微小孔201aの形成が行われない。
【0014】このため、露光量を調整して(図23では
露光量aで)露光することが良策となるが、使用する光
硬化性液状樹脂毎に曲線の傾きが異なり、また同一樹脂
においても樹脂粘度に多大な影響を与える温度条件や樹
脂のポットライフ等によって、さらに露光光212の品
質や露光ランプの温度によっても微妙に照度や波長が変
化してその傾きが異なることから、露光量の調整に多大
の時間を要し、生産効率が低下する。
【0015】(4)光硬化性液状樹脂211に対する光
照射が、図21および図22に示すように、樹脂硬化後
のマスク剥離を容易にするとともに、マスク剥離時の像
欠陥を回避する必要から、近接露光法あるいは投影露光
法によって行われる。このため、マスクMと光硬化性液
状樹脂211との間に形成されるギャップによって露光
時に露光光212が屈折し、良好な結像度を得ることが
できない。
【0016】(5)図20に示す表面電極207は、絶
縁層201の表面上に金属蒸着あるいは金属ペーストの
印刷等によって形成されているため、その厚さが薄く、
かつ均一な厚さに制御することが困難なものとなり、使
用頻度によって断線が発生し易くなったり、一部抵抗が
高くなったりして電極としての機能が欠損し(例えば、
微小孔201a内に導電性着色粒子が充填されない)、
使用上の信頼性が低下する。
【0017】なお、特開昭53−138734号公報お
よび特開昭59−185339号公報に先行技術が開示
されているが、これは「図24に示すように、導電性ス
クリーン基体241に絶縁層242,バイアス用導電層
243を順次積層した後、この積層体に光導電層244
をスプレー法によって積層する」ものであり、前述した
課題は解決されていない。
【0018】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、感光体形成用ドラムの表面電極となる支持円筒
を、ドラム周方向およびドラム軸線方向にそれぞれ等間
隔をもって並列する多数の微小孔を有する金属筒によっ
て形成することにより、量産性およびコスト面にすぐ
れ、良好な結像度を得ることができるとともに、生産性
および信頼性を高めることができる多孔状感光体および
その製造方法の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の多孔状感光体は、支持円筒
の内周面上に絶縁層を介して光導電層および透光性導電
層を積層してなる感光体形成用のドラムを備えた多孔状
感光体であって、支持円筒を、ドラム周方向およびドラ
ム軸線方向にそれぞれ等間隔に並列しかつ筒内外周面に
開口する多数の微小孔を有する金属製の無端円筒によっ
て形成し、この無端円筒の各微小孔に連通する貫通孔を
絶縁層に設けた構成としてある。したがって、感光体形
成用ドラムの製造が、多数の微小孔を有する支持円筒を
金属製の無端円筒によって形成する工程と、この無端円
筒の内周面上に絶縁層を介して光導電層および透光性導
電層を積層する工程と、この積層体の絶縁層に各微小孔
に連通する貫通孔を設ける工程を経て行われる。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載の多
孔状感光体において、支持円筒が、ビッカース硬さ50
〜1500の硬度をもつ無端円筒によって形成されてい
る構成としてある。したがって、感光体形成用ドラムの
支持体として十分な機械的強度をもつ支持円筒が得られ
る。
【0021】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の多孔状感光体において、支持円筒が、ニッケルを
含有する無端円筒によって形成されている構成としてあ
る。したがって、感光体形成用ドラムの支持体として十
分な耐食性にすぐれた支持円筒が得られる。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項1,2また
は3記載の多孔状感光体において、絶縁層が、有機系の
感光性樹脂によって形成されている構成としてある。し
たがって、絶縁層の材料選択時に無機系の感光性樹脂と
比較してその選択上の自由度が高くなる。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項4記載の多
孔状感光体において、感光性樹脂が、ポジ型フォトレジ
ストからなる構成としてある。したがって、感光性樹脂
を露光すると、この感光性樹脂の露光部分が現像液に溶
解される。
【0024】請求項6記載の発明(多孔状感光体の製造
方法)は、支持円筒の内周面上に絶縁層を介して光導電
層,透光性導電層を順次積層してなる感光体形成用のド
ラムを備えた多孔状感光体の製造方法であって、支持円
筒を、ドラム周方向およびドラム軸線方向にそれぞれ等
間隔に並列しかつ筒内外周面に開口する多数の微小孔を
有する金属製の無端円筒によって形成する工程と、光導
電層を積層する前に各微小孔に連通する貫通孔を絶縁層
に設ける工程とを含ませた方法としてある。したがっ
て、多孔状感光体が、金属製の無端円筒によって形成さ
れた支持円筒の内周面に絶縁層を積層し、次にこの絶縁
層に各微小孔に連通する貫通孔を設けた後、これら貫通
孔付きの絶縁層を介して支持円筒の内周面上に光導電
層,透光性導電層を順次積層することにより得られる。
【0025】請求項7記載の発明は、支持円筒の内周面
上に絶縁層を介して光導電層,透光性導電層を順次積層
してなる感光体形成用のドラムを備えた多孔状感光体の
製造方法であって、支持円筒を、ドラム周方向およびド
ラム軸線方向にそれぞれ等間隔に並列しかつ筒内外周面
に開口する多数の微小孔を有する金属製の無端円筒によ
って形成する工程と、光導電層を積層した後に各微小孔
に連通する貫通孔を絶縁層に設ける工程とを含ませた方
法としてある。したがって、多孔状感光体が、金属製の
無端円筒によって形成された支持円筒の内周面に絶縁
層,光導電層を順次積層し、次にこの積層体の絶縁層に
各微小孔に連通する貫通孔を設けた後、これら貫通孔付
きの絶縁層および光導電層を介して支持円筒の内周面上
に透光性導電層を積層することにより得られる。
【0026】請求項8記載の発明は、支持円筒の内周面
上に絶縁層を介して光導電層,透光性導電層を順次積層
してなる感光体形成用のドラムを備えた多孔状感光体の
製造方法であって、支持円筒を、ドラム周方向およびド
ラム軸線方向にそれぞれ等間隔に並列しかつ筒内外周面
に開口する多数の微小孔を有する金属製の無端円筒によ
って形成する工程と、透光性導電層を積層した後に各微
小孔に連通する貫通孔を絶縁層に設ける工程とを含ませ
た方法としてある。したがって、金属製の無端円筒によ
って形成された支持円筒の内周面に絶縁層,光導電層お
よび透光性導電層を順次積層し、次にこの積層体の絶縁
層に各微小孔に連通する貫通孔を設けることにより得ら
れる。
【0027】請求項9記載の発明は、請求項6,7また
は8記載の多孔状感光体の製造方法において、支持円筒
を電鋳法によって形成する方法としてある。したがっ
て、電鋳法によって表面電極として十分な筒厚をもった
支持円筒が得られる。
【0028】請求項10記載の発明は、請求項6〜9の
うちいずれか一記載の多孔状感光体の製造方法におい
て、絶縁層を感光性樹脂によって形成し、この感光性樹
脂の光照射後に照射部分を溶解することにより微小孔を
設ける方法としてある。したがって、絶縁層における微
小孔が、感光性樹脂を露光し、この感光性樹脂の露光部
分を溶解することにより得られる。
【0029】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の多孔状感光体の製造方法において、絶縁層に支持円筒
を介して光照射する方法としてある。したがって、露光
時に支持円筒をマスクとして用い、このマスクを介して
絶縁層が光照射される。
【0030】請求項12記載の発明は、請求項10また
は11記載の多孔状感光体において、絶縁層に水銀ラン
プによって光照射する方法としてある。したがって、露
光時に支持円筒をマスクとして用い、このマスクを介し
て絶縁層に水銀ランプ光が照射される。
【0031】請求項13記載の発明は、請求項10,1
1または12記載の多孔状感光体の製造方法において、
絶縁層を支持円筒の内周面上に積層してなる積層体を溶
剤中に浸漬することにより照射部分を溶解する方法とし
てある。したがって、絶縁層への光照射後に積層体を溶
剤中に浸漬すると、絶縁層の光照射部分が溶解して微小
孔となる。
【0032】請求項14記載の発明は、請求項10,1
1または12記載の多孔状感光体において、絶縁層に溶
剤を噴射することにより照射部分を溶解する方法として
ある。したがって、絶縁層に光照射後に溶剤を噴射する
と、絶縁層の光照射部分が溶解して微小孔となる。
【0033】請求項15記載の発明は、請求項6〜14
のうちいずれか一記載の多孔状感光体の製造方法におい
て、絶縁層または光導電層が、各被積層体を樹脂材料中
に浸漬することにより積層される方法としてある。した
がって、支持円筒を樹脂材料中に浸漬すると絶縁層が積
層され、またこの積層体を樹脂材料中に浸漬すると支持
円筒に絶縁層を介して光導電層が積層される。
【0034】請求項16記載の発明は、請求項6〜14
のうちいずれか一記載の多孔状感光体の製造方法におい
て、絶縁層または光導電層が、樹脂材料を塗布してなる
各被積層体を回転させることにより積層される方法とし
てある。したがって、絶縁層形成用の樹脂材料を塗布し
てなる支持円筒を回転させると、この支持円筒に絶縁層
が積層され、またこの絶縁層に光導電層形成用の樹脂材
料を塗布して積層体を回転させると、支持円筒に絶縁層
を介して光導電層が積層される。
【0035】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の多孔状感光体の製造方法において、絶縁層または光導
電層の積層時に各樹脂材料にベーク処理を施す方法とし
てある。したがって、絶縁層または光導電層が、各樹脂
材料へのベーク処理によって固形化した状態で各被積層
体に積層される。
【0036】請求項18記載の発明は、請求項6〜17
のうちいずれか一記載の多孔状感光体の製造方法におい
て、絶縁層または光導電層を積層するに際し支持円筒の
表面を覆う方法としてある。したがって、絶縁層または
光導電層の積層時に支持円筒の表面に対する樹脂材料の
付着が防止される。
【0037】請求項19記載の発明は、請求項6〜18
のうちいずれか一記載の多孔状感光体の製造方法におい
て、透光性導電層が、液状材料を光導電層の内周面上に
塗布して硬化させることにより積層される方法としてあ
る。したがって、光導電層の内周面上に液状樹脂を塗布
して硬化した状態で透光性導電層が得られる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。図1(a)および(b)は本
発明の第一実施形態に係る多孔状感光体を示す斜視図と
断面図である。同図において、符号1で示す多孔状感光
体は、表面電極2およびドラム3を備えている。表面電
極2は、ドラム周方向およびドラム軸線方向にそれぞれ
等間隔をもって並列し、かつ筒内外周面に開口する多数
の微小孔2aを有し、全体がニッケル等の金属成分を含
み円周方向に継ぎ目の無い(無端)円筒状の金属メッシ
ュスリーブによって形成されている。そして、表面電極
2は、硬度がビッカース硬さHvでHv=50〜150
0(好ましくは100〜1200)の範囲にある硬度に
設定され、かつ厚さが20〜100μmの範囲にある寸
法に設定されている。
【0039】表面電極2のメッシュピッチは、微小孔2
aの孔間ピッチ,開口平面形状および開口率(開口面積
割合)等が絶縁層(後述)のそれらとほぼ一致すること
となるため、多孔状感光体1に要求される解像度となる
ような微細なメッシュピッチが必要とされる。
【0040】なお、表面電極2は、絶縁層に対する孔パ
ターン形成時にマスクとして機能する。また、印字装置
としての使用時には、支持体として機能し、さらに光導
電層内に高電界を形成するための機能に加え、導電性
(着色)粒子を絶縁層の微小孔内に閉じ込めるための機
能および導電性粒子の電極表面への付着を防止するため
の機能を有する。
【0041】ドラム3は、絶縁層4,光導電層5および
透光性導電層6を有している。このドラム3の形成は、
表面電極2の内周面上に絶縁層4を介して光導電層5,
透光性導電層6を所定の厚さで順次積層して行われる。
絶縁層4は、表面電極2の各微小孔2aに連通する貫通
孔4aを有し、表面電極2の内周面上に積層されてい
る。そして、絶縁層4は、厚さが100μm程度の寸法
に設定されており、全体が有機系のポジ型感光性樹脂に
よって形成されている。
【0042】光導電層5は、電荷発生層5aおよび電荷
輸送層5bを有し、絶縁層4の内周面上に貫通孔4aを
閉塞するように積層されている。そして、光導電層5
は、全体が無機系材料あるいは有機系材料によって形成
されている。電荷発生層5aの厚さは0.05〜1μm
程度に、また電荷輸送層5bの厚さは1〜30μm(好
ましくは5〜25μm)の寸法に設定されている。光導
電層5の有機系材料による形成には、ディップコート法
等が用いられる(以後、有機系材料からなる光導電層5
を用いることを前提に述べる)。これにより、画像記録
時に印字情報に対応した露光光が光導電層5に照射され
ると、電荷発生層5aから露光量に応じた電荷が発生す
る。一方、電荷輸送層5bは、電荷発生層5aから発生
した電荷を光導電層5の表面まで輸送し、予めこの発生
電荷と逆極性に帯電された光導電層5表面上のカウンタ
ーチャージを中和して電荷消失させる。
【0043】透光性導電層6は、光導電層5の内周面上
に積層されており、全体がITO,SnO2系の導電材
料によって形成されている。透光性導電層6の形成に
は、真空蒸着法,スパッタ法,ディップコート方法ある
いはスプレーコート法等が用いられる。
【0044】次に、このように構成された多孔状感光体
を用いた画像記録装置につき、図2を用いて説明する。
図2は本発明の第一実施形態に係る多孔状感光体を用い
た画像記録装置を説明するために示す断面図で、同図以
下において多孔状感光体については同一の符号を付し、
詳細な説明は省略する。同図において、符号21で示す
画像記録装置は、多孔状感光体1,導電性ローラ22,
対向電極23,光源24およびコントローラ(図示せ
ず)を備えている。
【0045】多孔状感光体1は、シャフト(図示せず)
上にフランジ(図示せず)を介して回転自在に保持され
ている。これにより、V2の速度をもって矢印で示す方
向に回転する。導電性ローラ22は、規制ブレード25
によって薄層化された導電性粒子薄層26を有し、多孔
状感光体1の上流側に配設されている。対向電極23
は、多孔状感光体1の下流側に配設されている。対向電
極23の多孔状感光体側には、記録媒体27が配置され
る。記録媒体27は、画像記録時に搬送装置(図示せ
ず)を駆動することによりV1の速度をもって矢印で示
す方向に搬送される。光源24は、多孔状感光体1内に
配設されている。
【0046】コントローラ(図示せず)は、記録紙27
(搬送装置)の搬送速度と多孔状感光体1の周速度との
比を制御するコントローラからなり、多孔状感光体1お
よび対向電極23の近傍に配設されている。これによ
り、画像記録時に主走査方向および副走査方向において
同一の解像度とする画像出力が得られ、記録媒体27に
対し縦横方向に均衡のとれた良好な印字が行われる。な
お、同図中の符号28は、画像記録時に多孔状感光体1
(絶縁層4)の貫通孔4a内から飛翔して記録媒体27
に付着する導電性粒子である。
【0047】このように構成された画像記録装置におけ
る画像記録は、次に示すようにして行われる。先ず、透
光性導電層6と表面電極2間および表面電極2と導電性
ローラ22間に電圧を印加することにより、透光性導電
層6と導電性ローラ22との間に電界を形成する。この
とき、導電性ローラ22上の導電性粒子28が、負極性
に誘導帯電し、多孔状感光体1の目開き(貫通孔4a)
内に充填される。また、表面電極2に衝突した導電性粒
子28が正極性に帯電し、導電性ローラ22に戻る。こ
のため、導電性粒子28が、貫通孔4a内にのみ表面電
極2の電位と等しい電位となるように充填される。そし
て、粒子層表面の電界が零に近づくため、導電性粒子2
8が貫通孔4a内に閉じ込められる。
【0048】次に、画像記録部において透光性導電層6
から対向電極23に向かう電界を形成し、光源24から
画像に対応した光を光導電層5に照射する。このとき、
光導電層5における被照射部分の導電率が大きくなり、
貫通孔4a内の導電性粒子28の電荷が光導電層5を通
して漏洩する。このため、貫通孔4a内の導電性粒子2
8の電位が透光性導電層6の電位に近づくため、導電性
粒子28の層表面に電界が発生し、表面電極2側の導電
性粒子28が正に帯電して貫通孔4aから飛翔し、記録
媒体27に付着する。このようにして、記録媒体に対し
て画像を記録することができる。
【0049】この場合、貫通孔4aの孔間ピッチおよび
孔径が直接画像濃度を左右することから、高画像濃度を
確保するためには、できるだけ孔間ピッチを小さい寸法
に設定するとともに、孔径を大きい寸法に設定すること
により、貫通孔4aの形状と配列を最適化することが望
ましい。また、記録媒体27上への印字を効率的に行う
ためには、円筒状の多孔状感光体1上に画像形成し、こ
れを回転させて連続的に印字プロセスを進行させること
が好ましい。
【0050】次に、本発明の多孔状感光体の製造方法に
つき、図3〜図13を用いて説明する。図3〜図18は
本発明の第一実施形態に係る多孔状感光体の製造方法を
説明するために示す断面図と斜視図と特性図である。本
実施形態における多孔状感光体の製造は、先ず表面電極
2を形成し(「表面電極の形成」)、次にこの表面電極
2の内周面上に絶縁層4を積層し(「絶縁層の形成」)
た後、この絶縁層4に孔加工し(「絶縁層への孔加
工」)てから、この孔付き絶縁層4の内周面上に光導電
層5,透光性導電層6を順次積層する(「光導電層およ
び透光性導電層の形成」)ことにより行われる。
【0051】「表面電極の形成」先ず、図3(a)に示
すように、例えばステンレス等からなる導電性を有する
円筒形母型31の外周面上であって、表面電極2の微小
孔2aに対応する部位にフォトレジストによって絶縁膜
32をパターン形成する。この場合、円筒形母型31と
しては、後述する金属メッシュスリーブの内径にほぼ等
しい外径をもつものを用意する。また、円筒形母型31
の表面は、電鋳処理において良好な転写性を得るために
高精度の面とする。
【0052】次に、公知の電鋳法を用い、同図(b)に
示すように、円筒形母型31の外周面上であって、絶縁
膜32の形成部位以外の部位に金属を析出させることに
より、円周方向に継ぎ目の無い厚さ20〜100μm程
度の金属メッシュスリーブ33を形成する。この場合、
金属メッシュスリーブ33の材料としては、銅,鉄,ニ
ッケル,銀あるいは金等が知られているが、耐食性等の
利点を有することからニッケルとした。さらに、その硬
度をビッカース硬さHv50〜1500(好ましくはH
v100〜1200)の範囲内に設定した。
【0053】そして、同図(c)に示すように、金属メ
ッシュスリーブ形成後の円筒形母型31を例えば有機溶
媒中に浸漬することにより絶縁膜32を溶解除去した
後、同図(d)および図4に示すように、金属メッシュ
スリーブ33から円筒形母型31を離脱させることによ
り表面電極2を形成する。
【0054】したがって、本実施形態に示す表面電極の
形成方法によれば、均一・十分な厚さをもち、かつ欠損
の無い表面電極2を得ることができるから、良好な導通
性となり、断線発生を確実に防止することができる。ま
た、図5に示すように、本実施形態における表面電極2
を、多孔状感光体1の形成(露光)時に孔パターン形成
用のマスクとして感光性樹脂(絶縁層4)に密着したま
ま機能させることができる。さらに、本実施形態におい
ては、表面電極2が多孔状感光体1の製造時に支持体と
して機能させることができるから、従来必要とした透光
性支持体が不要になる。仮に、透光性支持体を使用する
場合、使用材料選択上の自由度を高めることができ、コ
スト面で有利である。
【0055】なお、本実施形態においては、円筒形母型
31の外周面上に絶縁膜32をフォトレジストによって
形成する場合について説明したが、本発明はこれに限定
されず、次に示すようにして行うこともできる。すなわ
ち、図6(a)に示すように円筒形母型61の外周面上
に彫刻等によって微小孔2aに対応させ凹孔61aをパ
ターン形成し、次に同図(b)に示すようにこれら凹孔
61aに絶縁膜62を埋め込んだ後、同図(c)に示す
ように電鋳処理を施することにより金属メッシュスリー
ブ63を形成してから、同図(d)に示すように表面電
極2を形成する。この場合、スリーブ形成毎のレジスト
によるパターン形成が不要なことから、金属メッシュス
リーブ63の大量生産に適する。
【0056】「絶縁層の形成」絶縁層4の形成は、図7
(a)および図8に示すように、表面電極2の内周面上
に有機系のポジ型フォトレジストを所定の厚さ(100
μm程度)で形成することにより行う。この場合、ポジ
型フォトレジストとしては、PMER樹脂(東京応化製
のめっき用フォトレジスト)を用いたが、この他感光性
成分を含有するアルカリ可溶性ノボラック樹脂等、例え
ばフェノール,クレゾールやキシレノール等の芳香族ヒ
ドロキシ化合物とホルムアルデヒド等のアルデヒド類を
酸性触媒下で縮合させたものに、キノンジアジド基含有
化合物,特に芳香族ポリヒドロキシ化合物のナフトキノ
ン−1,2−ジアジドスルホン酸エステルを感光性成分
として配合したもの等を用いることができる。
【0057】なお、絶縁層4の厚さは、画像濃度を左右
する貫通孔4a内における導電性着色粒子の個数を均一
化するために、厳密な制御を行うことにより決定され
る。このため、表面電極2の内周面に対する絶縁層4の
形成は、図9に示すようにPMER樹脂液(ポジ型感光
性樹脂w)中に表面電極2を浸漬してから引き上げるこ
とによる塗工法,図10に示すようにポジ型感光性樹脂
液wが塞き止められたステージ101を下降させること
による塗工法あるいは図11に示すように表面電極2の
内周面上にドラム軸線方向に沿ってポジ型感光性樹脂液
wを塗布(滴下)してから表面電極2を高速回転させる
ことによる塗工法を用いることにより行われる。
【0058】図9に示す塗工法による場合は、表面電極
2(金属メッシュスリーブ)の外周面上にポジ型感光性
樹脂液が付着するため、後述する孔加工時における露光
光の遮断発生を防止する必要から、表面電極2の外周面
をカバーマスク91で被覆することにより行われる。図
10および図11に示す塗工法は、表面電極2(微小孔
2a)の開口率が低い(塗工時に微小孔2a内に入った
ポジ型感光性樹脂液が漏出し難い)場合に適する。これ
ら両方法によると、前述したカバーマスク91を使用し
なくても、塗工時に表面電極2の外周面がポジ型感光性
樹脂液で汚損されることがない。
【0059】特に、図11に示す方法による場合、感光
性樹脂に遠心力を作用させることにより均一な厚さで絶
縁層4を表面電極2の内周面に形成することができる。
この場合、絶縁層4の厚さとして所望する寸法を得るた
めには、ポジ型感光性樹脂の粘度,塗布液量および表面
電極2の回転数を厳密に管理調整する必要がある。この
際、表面電極2の開口率が高く、かつ低解像度で、さら
に塗布液の粘度が低く、表面電極2を高速に回転せざる
を得ないような場合に微小孔2a内がポジ型感光性樹脂
液wで塞がれてしまうが、この液量が表面電極2の外周
面まで回り込むほどの量でないなら、露光・現像時に微
小孔2a内に詰まったポジ型感光性樹脂は溶解除去され
る。
【0060】また、図11に示す塗工法は、塗工しなが
ら連続してベーク処理を施すことができることから、大
量生産する場合にすぐれている。この場合、ベーク処理
は、樹脂液塗布後あるいは塗布時に恒温槽中において被
処理物を100℃で15分間収容して行われる。これに
より、表面電極2の表面(外周面)のみならず微小孔2
a内からも溶媒揮発が行われ、短時間で溶媒残存の無い
絶縁層4が表面電極2の内周面上に形成される。
【0061】「絶縁層への孔加工」先ず、図7(b)に
示すように、表面電極2の外周面側から露光光Rを照射
することにより絶縁層4を露光する。この場合、絶縁層
4の除去部4Aに波長365nmのi線に主要感度をも
つ高圧水銀ランプの露光光Rが照射される。この際、表
面電極2の軸線と平行な軸線をもつ多数の水銀ランプ
(直管ランプ)を周方向に等間隔をもって配置して一括
露光することにより行ってもよい。また、図12に示す
ように、表面電極2の軸線と平行な軸線をもつ水銀ラン
プ121を固定して照射するとともに、予め表面電極2
にフランジ122およびシャフト123を取り付けて形
成された組立体124を回転させることにより行っても
よい。この際、ポジ型感光性樹脂(絶縁層4)に対する
積算照射量(照度と照射時間の積)を各部位において一
定にするとともに、各除去部4Aに入射する各露光光R
を平行にし、かつ表面電極2の外周面に垂直に入射させ
る必要から、図13に示すように露光光Rの回り込みを
防止するためのスリット板Sを用いて露光する。
【0062】なお、図14から、ポジ型感光性樹脂に対
する照射露光量が特定の露光量(図ではa点)を越える
と、露光量の増大とともに現像液溶解性が急激に進行
し、また残膜率(現像液に溶解しない割合)が最小とな
るような露光量(図ではb点)以上の露光量をポジ型感
光性樹脂に照射すると、その最大量が現像液に溶解する
ことが分かる。これより、露光時にはb点以上の露光量
でポジ型感光性樹脂に光照射すればよく、露光時の制御
が簡単になり、量産性にすぐれる。また、露光が従来の
近接露光法によるものではなく、露光時にマスクとして
機能する金属メッシュスリーブとポジ型感光性樹脂とが
密着することになるから、解像性にすぐれるとともに、
露光終了後には従来のマスク剥離作業が不要になり、工
程数の削減と孔欠損の回避を可能とする。
【0063】次に、図7(c)および図15(a),
(b)に示すように、絶縁層4の除去部4Aを溶解(現
像)して貫通孔4aを設ける。この場合、表面電極2付
きの絶縁層4を現像液中に浸漬しても、表面電極2の外
周面および絶縁層4の内周面から現像液を高圧噴射によ
って吹き付けてもよい。この際、ポジ型感光性樹脂が一
時に溶解しない場合には、図16(a)〜(c)に示す
ように数回に分けて露光・現像工程を繰り返してもよ
く、また図17(a)〜(d)に示すように数回に分け
て塗布・露光・現像工程を繰り返してもよい。
【0064】これら各孔加工は、使用感光性樹脂の光透
過性,成膜性および現像液溶解性等によって選択され
る。すなわち、感光性樹脂の成膜性が不良で十分な膜厚
が確保されない場合には図17に示すような方法を、こ
れに対して光透過および成膜性が良好であっても、照射
部位の現像性が悪い場合には図16に示すような方法を
用いる。なお、現像後にはポストベーク処理を施しもよ
い。この後、絶縁層4の表面に付着した現像液を純水で
除去して乾燥させる。
【0065】「光導電層および透光性導電層の形成」先
ず、図7(d)に示すように、絶縁層4の内周面上に電
荷輸送層5b,電荷発生層5aを順次積層する。ここ
で、電荷発生層5aとしては、例えばn型チタニルフタ
ロシアニンとポリビニルブチラールとを用い、厚さを
0.05〜1μmとした。また、電荷輸送層5bとして
は、ポリカーボネートをバインダー樹脂とし、テトラヒ
ドロフラン等の溶媒に溶解させたもの、例えば特開平7
−168376号公報に開示された電荷輸送材料を20
〜40wt%含有させたものを用い、厚さを1〜30μ
mとした。
【0066】この場合、絶縁層4の内周面に対する電荷
輸送層5bの形成は、図11に示す塗工法を用いて行う
ことができない。すなわち、電荷輸送層5bの塗布液を
絶縁層4の内周面上に塗布する場合、特に塗布液の粘度
が低いと、塗布(回転)時に遠心力によって貫通孔4a
内を塗布液で塞いでしまう虞があるからである。このた
め、図9に示す塗工法によって絶縁層4の内周面上に電
荷輸送層5bを形成する。この際、例えば塗布液の固形
分比が低いと、毛細管現象によって絶縁層4の貫通孔4
aが塞がってしまう場合には、電荷輸送層5bの形成前
に孔加工(現像工程)を施さず、図18(a)〜(c)
に示すように表面電極2上の絶縁層4に電荷輸送層5b
を形成した後に、あるいは電荷輸送層5b,電荷発生層
5aを順次形成した後に孔加工を施す。また、電荷輸送
層5bの内周面に対する電荷発生層5aの形成は、電荷
輸送層5bの塗布乾燥後に図9〜図11に示す塗工法を
用いて行われる。
【0067】なお、絶縁層4と光導電層5(電荷輸送層
5b)との間に、特開平9−204092号公報に開示
されているようにフロート電極を設けてもよい。また、
本実施形態においては、絶縁層4の内周面上に電荷輸送
層5b,電荷発生層5aを順次積層する場合について説
明したが、本発明はこれに限定されず、電荷発生層5a
および電荷輸送層5bを順次積層する逆積層型の光導電
層5でもよく、さらに両層5a,5bをもつ機能分離型
の光導電層5でなく、絶縁性ポリマー中に電荷輸送材と
電荷発生材を分散させてなる単層構造型の光導電層でも
よい。
【0068】次に、図7(e)に示すように、光導電層
5における電荷発生層5aの内周面上に透光性導電層6
を形成する。この場合、透光性導電層6の形成は、アル
ミ等の真空蒸着法あるいはスパッタ法によって行われ得
るが、光導電層5に対して金属粒子が付着し難く、成膜
性および生産性が悪くなることから、透明性を有する例
えばITOやSnO系からなる導電性コート液を図9〜
図11に示す塗工法(好ましくは図11に示す塗工法)
を用いて塗布し乾燥させる。なお、透光性導電層6と電
荷発生層5aとの間には、層接着性の向上や電荷注入阻
止等の目的から、アルコール可溶性ナイロン樹脂,光硬
化性樹脂あるいは熱硬化性樹脂等からなる下引層を設け
てもよい。このようにして、多孔状感光体1を確実に形
成することができる。
【0069】この後、特に表面電極2の厚さが薄く、図
19に示すようにフランジ193a等の補強部材によっ
て多孔状感光体1を保持するに十分な機械的強度が得ら
れない場合には、図7(f)に示すように、透光性導電
層6の内周面上に透光性支持体7を形成する。この透光
性支持体7の形成には、予め熱溶融するか、溶媒に溶解
するかして熱可塑性樹脂を型内に注入して固化する方法
あるいは熱硬化性樹脂,光硬化性樹脂によって積層して
から硬化重合させる方法等が考えられる。
【0070】この場合、使用樹脂材料としては、透明性
があることを考慮すると、熱可塑性樹脂にあってはポリ
カーボネート(PC),ポリメチルメタクリレート(P
MMA)等が適し、また熱硬化性樹脂にあってはジエチ
レングリコールビスアリルカーボネート,含硫ウレタン
樹脂等が適する。さらに、透光性導電層6の破壊発生を
防止する上では光硬化性樹脂を用いることが最も好まし
いが、樹脂選択等によって強靭な透光性導電層6が得ら
れるなら、他の樹脂を用いてもよい。
【0071】ここでは、先に形成した透光性導電層6に
損傷を与えない樹脂,形成法が必要とされるので、塗工
液に有機溶媒を含有しない熱硬化性樹脂あるいは光硬化
性樹脂による硬化重合したものを用いた。この際、熱硬
化性樹脂においては、光学的歪みの発生を防止するため
に、15〜30時間をかけて30〜120℃程度に加熱
重合する。一方、光硬化性樹脂においては、例えばエポ
キシアクリレート,ウレタンアクリレート,ポリエステ
ルアクリレート等をベースモノマーとして用い、希釈モ
ノマーとして単官能アクリレート,多官能アクリレート
を混合し、その他光開始剤等を混入し、光照射時間(3
分)を含めて約20分かけて樹脂硬化する。
【0072】そして、透光性支持体7の厚さは、図11
に示す塗工法によって所定の寸法(3mm程度)に調整
される。この場合、透光性支持体7の寸法精度は、図2
に示す光源24からの露光光を散乱しない程度の表面平
滑性および電荷輸送層5bにまで透過する透明性があれ
ばよいので、従来の透光性支持体に必要とした寸法精度
に比べて緩和される。
【0073】なお、本実施形態においては、貫通孔4a
の加工が表面電極2の内周面に対し、絶縁層4を積層し
た後に行われる場合あるいは絶縁層4,光導電層5を順
次積層した後に行われる場合について説明したが、本発
明はこれに限定されず、絶縁層4,光導電層5,透光性
導電層6を順次積層した後に行われるものでもよい。こ
の場合、各製法に応じて使用樹脂材料を選択することが
でき、材料選択上の自由度を高めることができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、支
持円筒を、ドラム周方向およびドラム軸線方向にそれぞ
れ等間隔をもって並列しかつ筒内外周面に開口する多数
の微小孔を有する金属製の無端円筒によって形成し、こ
の無端円筒の各微小孔に連通する貫通孔を絶縁層に設け
たので、次に示すような効果(1)〜(5)を奏する。 (1)表面電極を多孔状感光体の製造時に支持体として
機能させることができるから、従来必要とした透光性支
持体の高精度加工が不要になり、大量生産に有効であ
る。 (2)高解像性を得るために従来必要とした角度検出装
置および位置検出装置等が不要になるから、コストの低
廉化を図ることができる。
【0075】(3)絶縁層に対する微小孔(貫通孔)の
形成は、表面電極の内周面上における絶縁層を外周面側
から露光して現像することにより行われ得るから、従来
のようにハレーションが発生せず、露光時の制御を簡単
にして生産効率を高めることができる。 (4)マスクとして機能する表面電極と絶縁層とが密着
しているから、従来のように露光時に露光光が屈折せ
ず、良好な結像度を得ることができる。 (5)均一・十分な厚さをもち、かつ欠損の無い表面電
極を得ることができるから、良好な導通性となり、断線
発生を確実に防止して使用上の信頼性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は本発明の第一実施形態に
係る多孔状感光体を示す斜視図と断面図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係る多孔状感光体を用
いた画像記録装置を示す断面図である。
【図3】(a)〜(d)は本発明の第一実施形態に係る
多孔状感光体における表面電極の製造方法を説明するた
めに示す断面図である。
【図4】本発明の第一実施形態に係る多孔状感光体の表
面電極を示す斜視図である。
【図5】本発明の第一実施形態に係る多孔状感光体にお
ける孔加工(露光工程)を説明するために示す断面図で
ある。
【図6】(a)〜(d)は本発明の第一実施形態に係る
多孔状感光体における表面電極の他の製造方法を説明す
るために示す断面図である。
【図7】(a)〜(f)は本発明の第一実施形態に係る
多孔状感光体の製造方法を説明するために示す断面図で
ある。
【図8】本発明の第一実施形態に係る多孔状感光体にお
ける表面電極に対する絶縁層の積層状態を示す斜視図で
ある。
【図9】本発明の第一実施形態に係る多孔状感光体にお
ける絶縁層の形成方法(1)を説明するために示す断面
図である。
【図10】本発明の第一実施形態に係る多孔状感光体に
おける絶縁層の形成方法(2)を説明するために示す斜
視図である。
【図11】本発明の第一実施形態に係る多孔状感光体に
おける絶縁層の形成方法(3)を説明するために示す斜
視図である。
【図12】本発明の第一実施形態に係る多孔状感光体に
おける絶縁層の露光方法を説明するために示す側面図で
ある。
【図13】同じく本発明の第一実施形態に係る多孔状感
光体における絶縁層の露光方法を説明するために示す斜
視図である。
【図14】本発明に係る多孔状感光体の絶縁層を露光す
る場合の露光量と残膜率との関係を示す特性図である。
【図15】(a)および(b)は本発明の第一実施形態
に係る多孔状感光体における孔加工(1)を説明するた
めに示す断面図である。
【図16】(a)〜(c)は本発明の第一実施形態に係
る多孔状感光体における孔加工(2)を説明するために
示す断面図である。
【図17】(a)〜(d)は本発明の第一実施形態に係
る多孔状感光体における孔加工(3)を説明するために
示す断面図である。
【図18】(a)〜(c)は本発明の第一実施形態に係
る多孔状感光体における孔加工(4)を説明するために
示す断面図である。
【図19】従来の多孔状感光体を示す斜視図である。
【図20】従来の多孔状感光体を示す断面図である。
【図21】従来の多孔状感光体における絶縁層の露光方
法を説明するために示す断面図である。
【図22】従来の多孔状感光体における絶縁層の露光不
良例を示す断面図である。
【図23】従来における多孔状感光体の絶縁層を露光す
る場合の露光量と樹脂硬度との関係を示す特性図であ
る。
【図24】従来の多孔状感光体の製造方法を説明するた
めに示す断面図である。
【符号の説明】
1 多孔状感光体 2 表面電極 2a 微小孔 3 ドラム 4 絶縁層 4a 貫通孔 5 光導電層 5a 電荷発生層 5b 電荷輸送層 6 透光性導電層 21 画像記録装置 22 導電性ローラ 23 対向電極 24 光源 25 規制ブレード 26 導電性粒子薄層 27 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舩山 康弘 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−149164(JP,A) 特開 平9−204092(JP,A) 特開 昭59−185339(JP,A) 特開 昭59−185338(JP,A) 特開 昭53−138734(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/00 102

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持円筒の内周面上に絶縁層を介して光
    導電層および透光性導電層を積層してなる感光体形成用
    のドラムを備えた多孔状感光体であって、 前記支持円筒を、ドラム周方向およびドラム軸線方向に
    それぞれ等間隔に並列し、かつ筒内外周面に開口する多
    数の微小孔を有する金属製の無端円筒によって形成し、 この無端円筒の各微小孔に連通する貫通孔を前記絶縁層
    に設けたことを特徴とする多孔状感光体。
  2. 【請求項2】 前記支持円筒が、ビッカース硬さ50〜
    1500の硬度をもつ無端円筒によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の多孔状感光体。
  3. 【請求項3】 前記支持円筒が、ニッケルを含有する無
    端円筒によって形成されていることを特徴とする請求項
    1または2記載の多孔状感光体。
  4. 【請求項4】 前記絶縁層が、有機系の感光性樹脂によ
    って形成されていることを特徴とする請求項1,2また
    は3記載の多孔状感光体。
  5. 【請求項5】 前記感光性樹脂が、ポジ型フォトレジス
    トからなることを特徴とする請求項4記載の多孔状感光
    体。
  6. 【請求項6】 支持円筒の内周面上に絶縁層を介して光
    導電層,透光性導電層を順次積層してなる感光体形成用
    のドラムを備えた多孔状感光体の製造方法であって、 前記支持円筒を、ドラム周方向およびドラム軸線方向に
    それぞれ等間隔に並列し、かつ筒内外周面に開口する多
    数の微小孔を有する金属製の無端円筒によって形成する
    工程と、 前記光導電層を積層する前に、前記各微小孔に連通する
    貫通孔を前記絶縁層に設ける工程とを含ませたことを特
    徴とする多孔状感光体の製造方法。
  7. 【請求項7】 支持円筒の内周面上に絶縁層を介して光
    導電層,透光性導電層を順次積層してなる感光体形成用
    のドラムを備えた多孔状感光体の製造方法であって、 前記支持円筒を、ドラム周方向およびドラム軸線方向に
    それぞれ等間隔に並列し、かつ筒内外周面に開口する多
    数の微小孔を有する金属製の無端円筒によって形成する
    工程と、 前記光導電層を積層した後に、前記各微小孔に連通する
    貫通孔を前記絶縁層に設ける工程とを含ませたことを特
    徴とする多孔状感光体の製造方法。
  8. 【請求項8】 支持円筒の内周面上に絶縁層を介して光
    導電層,透光性導電層を順次積層してなる感光体形成用
    のドラムを備えた多孔状感光体の製造方法であって、 前記支持円筒を、ドラム周方向およびドラム軸線方向に
    それぞれ等間隔に並列し、かつ筒内外周面に開口する多
    数の微小孔を有する金属製の無端円筒によって形成する
    工程と、 前記透光性導電層を積層した後に、前記各微小孔に連通
    する貫通孔を前記絶縁層に設ける工程とを含ませたこと
    を特徴とする多孔状感光体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記支持円筒を電鋳法によって形成する
    ことを特徴とする請求項6,7または8記載の多孔状感
    光体の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記絶縁層を感光性樹脂によって形成
    し、この感光性樹脂の光照射後に照射部分を溶解するこ
    とにより前記微小孔を設けることを特徴とする請求項6
    〜9のうちいずれか一記載の多孔状感光体の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記絶縁層に前記支持円筒を介して光
    照射することを特徴とする請求項10記載の多孔状感光
    体の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記絶縁層に水銀ランプによって光照
    射することを特徴とする請求項10または11記載の多
    孔状感光体の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記絶縁層を前記支持円筒の内周面上
    に積層してなる積層体を、溶剤中に浸漬することにより
    前記照射部分を溶解することを特徴とする請求項10,
    11または12記載の多孔状感光体の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記絶縁層に溶剤を噴射することによ
    り前記照射部分を溶解することを特徴とする請求項1
    0,11または12記載の多孔状感光体の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記絶縁層または前記光導電層が、各
    被積層体を樹脂材料中に浸漬することにより積層される
    ことを特徴とする請求項6〜14のうちいずれか一記載
    の多孔状感光体の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記絶縁層または前記光導電層が、樹
    脂材料を塗布してなる各被積層体を回転させることによ
    り積層されることを特徴とする請求項6〜14のうちい
    ずれか一記載の多孔状感光体の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記絶縁層または前記光導電層の積層
    時に前記各樹脂材料にベーク処理を施すことを特徴とす
    る請求項16記載の多孔状感光体の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記絶縁層または前記光導電層を積層
    するに際し、前記支持円筒の表面を覆うことを特徴とす
    る請求項6〜17のうちいずれか一記載の多孔状感光体
    の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記透光性導電層が、液状材料を前記
    光導電層の内周面上に塗布して硬化させることにより積
    層されることを特徴とする請求項6〜18のうちいずれ
    か一記載の多孔状感光体の製造方法。
JP24575499A 1999-08-31 1999-08-31 多孔状感光体およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3424613B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24575499A JP3424613B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 多孔状感光体およびその製造方法
US09/649,040 US6413689B1 (en) 1999-08-31 2000-08-29 Porous photosensitive body and method of manufacturing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24575499A JP3424613B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 多孔状感光体およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001066798A JP2001066798A (ja) 2001-03-16
JP3424613B2 true JP3424613B2 (ja) 2003-07-07

Family

ID=17138311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24575499A Expired - Fee Related JP3424613B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 多孔状感光体およびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6413689B1 (ja)
JP (1) JP3424613B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3406293B2 (ja) * 1999-12-03 2003-05-12 株式会社ディムコ 金属環状体並びにその製造方法
JP2005111705A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Hitachi Ltd 光書き込み装置及び画像形成装置
US20060124466A1 (en) * 2004-12-09 2006-06-15 Scimed Life Systems, Inc. Method and apparatus for coating a medical device by electroplating
JP5299085B2 (ja) * 2009-05-27 2013-09-25 株式会社リコー 潜像形成方法、潜像形成装置、画像形成装置および静電潜像計測装置
JP4663819B1 (ja) * 2009-08-31 2011-04-06 キヤノン株式会社 電子写真装置
WO2017026348A1 (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 株式会社村田製作所 金属製多孔膜、滅菌判別方法及び洗浄判別方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5528870B1 (ja) * 1971-03-29 1980-07-30
JPS5339754A (en) * 1976-09-24 1978-04-11 Olympus Optical Co Ltd Photosensitive element and production thereof
JPS53138734A (en) * 1977-05-11 1978-12-04 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Substrate for screen photoreceptor
JPS59185A (ja) 1982-06-25 1984-01-05 松下電器産業株式会社 陰極線管デイスプレイ装置
JP2606111B2 (ja) 1993-12-16 1997-04-30 日本電気株式会社 電子写真感光体
JP2897705B2 (ja) 1996-01-26 1999-05-31 日本電気株式会社 画像記録装置および画像記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6413689B1 (en) 2002-07-02
JP2001066798A (ja) 2001-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3424613B2 (ja) 多孔状感光体およびその製造方法
JP2004526994A (ja) 段になった表面を有する改良された静電印刷版
JP2001277594A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JPH07273428A (ja) レジストパターン形成に基く加工方法並びにレジストパターン作成装置
JP3216127B2 (ja) 多孔状感光体及びその製造方法
JP2885237B1 (ja) スクリーン積層感光体及びその製造方法、並びに画像記録装置
JP2002273846A (ja) 印刷版を製造するためのマスク調製
JP3045285B2 (ja) スクリーン積層感光体作製法
JP3225508B2 (ja) 多孔状感光体の作製法
US5213922A (en) Electrostatic printing method
US5995795A (en) Electrophotographic printing apparatus and method
JP2001527653A (ja) ステンシルを製造する方法および装置
JP3173475B2 (ja) 多孔状感光体の製造方法
JP2001255672A (ja) 多孔状感光体及びその製造方法
JP3173474B2 (ja) 多孔状感光体およびその製造方法ならびに画像記録装置
CN114613741B (zh) 导电结构及其制造方法
US6040106A (en) Porous photoreceptor and method for manufacturing the same
JP3215451B2 (ja) 電子写真画像形成方法
JPS6147967A (ja) 感光体および画像形成装置
JPS63319150A (ja) 製版方法
JPH0691066B2 (ja) 感光性有機樹脂膜の形成方法
JP3411459B2 (ja) 画像形成装置が備える制御電極及びその製造方法
KR20060012999A (ko) 층이 진 표면을 갖는 개선된 정전기 인쇄판
JPH0895356A (ja) 画像形成装置
JPH0687551A (ja) 平版印刷版の複数枚給版検知方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees