JP3424451B2 - ロープレス式エレベータ - Google Patents

ロープレス式エレベータ

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JP3424451B2
JP3424451B2 JP20882296A JP20882296A JP3424451B2 JP 3424451 B2 JP3424451 B2 JP 3424451B2 JP 20882296 A JP20882296 A JP 20882296A JP 20882296 A JP20882296 A JP 20882296A JP 3424451 B2 JP3424451 B2 JP 3424451B2
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Fujitec Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元あるいは3
次元に敷設した軌道に沿ってかごを自在に走行できるロ
ープレス式エレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】ロープレス式エレベータについては、い
くつかの方式が提案されている。
【0003】特開平3ー297783では、鉛直路と鉛
直路を連絡する水平路によりかごの走行路を形成し、鉛
直路の側方にかごの退避用空間を備え、複数のかごを走
行させる方式である。
【0004】特開平4ー361969では、ループ状に
敷設された軌道により走行路を形成し、走行路と走行路
の間に退避用走行路を備え、かごを搭載したキャリアを
複数走行させる方式である。
【0005】特開平5ー139660では、円筒空間の
内周に沿って上下方向に向かう螺旋状主軌道により走行
路を形成し、螺旋状主軌道と建物各階床毎に水平に分岐
する分岐用補助軌道を備え、複数のかごを走行させる方
式である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の発明で
は、いずれの方式においても、後から来るかごが前のか
ごを追い越す場合、前のかごは退避し、後のかごが前の
かごを追い越していく、従って、前のかごが退避する時
間がある程度必要なため、追い越しが可能とはいうもの
の、運行効率はあまり良くない。
【0007】前記特開平4ー361969の発明では、
軌道曲線部において、キャリアに搭載したかごの傾きを
制御しなければならず、キャリアとかごの構造及び制御
方法・制御装置は複雑なものとなっている。
【0008】本発明は、このような技術的課題を解決す
るためになされたもので、簡単な構造・制御の組み合わ
せによりあらゆる走行ができ、運行効率を向上させるこ
とが可能なロープレス式エレベータを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物内の走行
路に軌道を敷設し、この軌道に沿ってリニアモータによ
りかごが直接駆動されるロープレス式エレベータにおい
て、該リニアモータ及び該軌道の一部を備えたユニット
を走行路に亘って複数組配置し、ユニットが自走で水平
方向或いは前後方向に移動を案内するレール或いは軸を
備え、かごが存在する該ユニットを前記方向に移動させ
る制御装置を設けるものである。
【0010】また、本発明は、建物内の走行路に軌道を
敷設し、この軌道に沿ってかごが走行するロープレス式
エレベータにおいて、前記かごの走行する軌道を、前記
走行路において固定された単位長さの固定単位構成ユニ
ット、前記走行路において水平移動可能な単位長さの水
平移動単位構成ユニット及び前記走行路において前後移
動可能な単位長さの前後移動単位構成ユニットを適宜組
み合わせて2次元あるいは3次元に敷設することにより
構成し、1台あるいは複数台のかごを2次元あるいは3
次元に自在に走行させるものである。
【0011】さらに、本発明において、固定単位構成ユ
ニットは、各装置が取り付けられる固定台車、リニアモ
ータの一次コイル、垂直方向に取り付けられ乗客を乗せ
るかごが走行する垂直レール、垂直レール上端において
かごの昇降を検出する上端かご検出装置、垂直レール下
端においてかごの昇降を検出する下端かご検出装置、垂
直レールに沿って設けられ制御装置とかご制御装置との
通信を行う伝送ケーブル、垂直レールに沿って設けられ
かごの各装置への給電を行うトロリ線、にて構成された
ものであり、水平移動単位構成ユニットは、各装置が取
り付けられる水平移動台車、前記一次コイル、前記垂直
レール、前記上端かご検出装置、前記下端かご検出装
置、前記伝送ケーブル、前記トロリ線、水平移動単位構
成ユニットを水平移動する水平駆動装置、水平移動単位
構成ユニットが水平移動した位置を検出する水平移動位
置検出装置、水平移動単位構成ユニットの水平移動を案
内する上側水平移動レール及び下側水平移動レール、に
て構成されたものであり、前後移動単位構成ユニット
は、各装置が取り付けられる前後移動台車、前記一次コ
イル、前記垂直レール、前記上端かご検出装置、前記下
端かご検出装置、前記伝送ケーブル、前記トロリ線、前
後移動単位構成ユニットを前後移動する前後駆動装置、
前後移動単位構成ユニットが前後移動した位置を検出す
る前後移動位置検出装置、前後移動単位構成ユニットの
前後移動を案内する上側前後移動軸及び下側前後移動
軸、にて構成されたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】ロープレス式エレベータにおい
て、かごの走行する軌道を、固定単位構成ユニット、水
平移動単位構成ユニット及び前後移動単位構成ユニット
を適宜組み合わせて2次元あるいは3次元に敷設するこ
とにより構成し、かごと固定単位構成ユニットと水平移
動単位構成ユニットと前後移動単位構成ユニットを制御
する制御装置を備え、1台あるいは複数台のかごを2次
元あるいは3次元に自在に走行させるものである。
【0013】
【実施例】本発明の実施例について、はじめに本発明の
基本となる固定単位構成ユニット、水平移動単位構成ユ
ニット及び前後移動単位構成ユニットを基本部分実施例
として説明し、その後、固定単位構成ユニット、水平移
動単位構成ユニット及び前後移動単位構成ユニットを組
み合わせて構成したロープレス式エレベータを具体的実
施例として説明する。
【0014】a.基本部分実施例 .固定単位構成ユニットの実施例 図1は、本発明における固定単位構成ユニット及びかご
の一実施例を示す正面図である。以下、図1に基づいて
説明する。
【0015】軌道を構成する固定単位構成ユニット12
は、各装置が取り付けられる固定台車11、リニアモー
タの一次コイル6、垂直方向に取り付けられ乗客を乗せ
るかご1が走行する垂直レール8、垂直レール上端8a
においてかご1の昇降を検出する上端かご検出装置9、
垂直レール下端8bにおいてかご1の昇降を検出する下
端かご検出装置10、にて構成されている。
【0016】かご1には、かご1の制動を行う制動装置
a,2b、かご1の過速度を検出する調速機3、調速機
3が過速度を検出すると動作してかご1を停止させる安
全装置4a,4b、かご1の垂直方向への移動位置を検出
する垂直位置検出装置5、リニアモータの二次導体7、
かご1に取り付けられている各装置の制御を行うかご制
御装置(図示なし)、が設けられている。
【0017】制御装置(図示なし)とかご制御装置(図
示なし)との通信は、垂直レール8に沿って設けられた
伝送ケーブル(図示なし)と、かご1に取り付けられた
結合器(図示なし)によって行われる。
【0018】かご1の各装置への給電は、垂直レール8
に沿って設けられたトロリ線(図示なし)と、かご1に
取り付けられている集電子(図示なし)によって行われ
る。
【0019】固定単位構成ユニット12は建物内の走行
路に固定して設置され、かご1は固定単位構成ユニット
12の垂直レール8に沿って昇降し、かご1は走行路に
対して垂直方向の直線の軌跡を描いて走行する。
【0020】図2は、本発明における固定制御システム
及びかご制御システムの一実施例を示すブロック図であ
る。以下、図2に基づいて説明する。
【0021】図2において、前記説明と同一符号は同一
のものを示す。
【0022】前記固定単位構成ユニット12の制御シス
テムである固定単位制御システム26は、一次コイル
6、上端かご検出装置9、下端かご検出装置10、及
び、ロープレス式エレベータの制御を行う制御装置21
とかご1に取り付けられている各装置の制御を行うかご
制御装置25との通信を行う伝送ケーブル23にて構成
されている。
【0023】上端かご検出装置9、下端かご検出装置1
0、及び、伝送ケーブル23は制御装置21に接続され
ている。
【0024】一次コイル6はリニアモータの駆動を行う
リニアモータ駆動装置22と接続され、リニアモータ駆
動装置22は制御装置21と接続されている。
【0025】1台の固定単位構成ユニット12に対し
て、1つの固定単位制御システム26及び1台のリニア
モータ駆動装置22が設けられる。そして、ロープレス
式エレベータにおいて、全ての固定単位制御システム2
6及び全てのリニアモータ駆動装置22が制御装置21
へ接続され、固定制御システム28を構成する。
【0026】前記かご1の制御システムであるかご制御
システム27は、 制動装置2a,2b、垂直位置検出装
置5、かご制御装置25、及び、制御装置21とかご制
御装置25との通信を行う結合器24にて構成されてい
る。
【0027】制動装置2a,2b、垂直位置検出装置5、
結合器24はかご制御装置25に接続されている。
【0028】かご1が垂直レール上端8aと垂直レール
下端8bの間に入ってきたことを、上端かご検出装置9
あるいは下端かご検出装置10が検出すると、その検出
信号が制御装置21へ入力される。制御装置21はリニ
アモータ駆動装置22へ信号を入力し、リニアモータ駆
動装置22は一次コイル6へ電力を供給し、かご1を走
行させる。
【0029】かご1が垂直レール上端8aと垂直レール
下端8bの間から出ていったことを、上端かご検出装置
9あるいは下端かご検出装置10が検出すると、その検
出信号が制御装置21へ入力される。制御装置21はリ
ニアモータ駆動装置22へ信号の入力をやめ、リニアモ
ータ駆動装置22は一次コイル6への電力の供給を停止
する。
【0030】制御装置21とかご制御装置25との通信
は、制御装置21に接続された伝送ケーブル23と、か
ご制御装置25に接続された結合器24にて行われる。
【0031】かご制御装置25は、制御装置21からの
信号を入力し、かごを停止させるときに制動装置2a
bを動作させる。
【0032】垂直位置検出装置5は、かご1の垂直方向
への移動位置を検出し、その検出した垂直位置検出信号
はかご制御装置25へ入力され、かご制御装置25は制
御装置21へ垂直位置検出信号を伝達する。制御装置2
1は伝達された垂直位置検出信号に基づいてかご1の速
度制御方法を決定し、制御装置21はリニアモータ駆動
装置22へかご1の速度を制御する速度制御信号を入力
し、リニアモータ駆動装置22は一次コイル6への電力
供給を調整し、かご1の走行する速度が制御される。
【0033】.水平移動単位構成ユニットの実施例 図3は、本発明における水平移動単位構成ユニット及び
かごの一実施例を示す正面図である。以下、図3に基づ
いて説明する。
【0034】図3において、前記説明と同一符号は同一
のものを示す。
【0035】軌道を構成する水平移動単位構成ユニット
35は、各装置が取り付けられる水平移動台車33、一
次コイル6、垂直レール8、垂直レール上端8aにおけ
る上端かご検出装置9、垂直レール下端8bにおける下
端かご検出装置10、水平移動単位構成ユニット35を
水平移動する水平駆動装置31a,31b、水平移動単位
構成ユニット35が水平移動した位置を検出する水平移
動位置検出装置32a,32b、水平移動単位構成ユニッ
ト35の水平移動を案内する上側水平移動レール3
a,下側水平移動レール34b、にて構成されている。
【0036】かご1に設けられている各装置、制御装置
(図示なし)とかご制御装置(図示なし)との通信、か
ご1の各装置への給電については、前記固定単位構成ユ
ニット12及びかご1の説明と同一である。
【0037】水平移動単位構成ユニット35は建物内の
走行路に水平移動できるように設置され、かご1は水平
移動単位構成ユニット35の垂直レール8に沿って昇降
し、かご1は走行路に対して垂直方向の直線、水平方向
の直線、斜め方向の直線あるいは曲線の軌跡を描いて走
行する。
【0038】図4は、本発明における水平移動制御シス
テム及びかご制御システムの一実施例を示すブロック図
である。以下、図4に基づいて説明する。
【0039】図4において、前記説明と同一符号は同一
のものを示す。
【0040】前記水平移動単位構成ユニット35の制御
システムである水平移動単位制御システム41は、一次
コイル6、上端かご検出装置9、下端かご検出装置1
0、伝送ケーブル23、水平駆動装置31a,31b、水
平移動位置検出装置32a,32bにて構成されている。
【0041】水平駆動装置31a,31b、及び、水平移
動位置検出装置32a,32bは制御装置21に接続され
ている。
【0042】上端かご検出装置9、下端かご検出装置1
0、伝送ケーブル23と制御装置21の接続、及び、一
次コイル6とリニアモータ駆動装置22と制御装置21
の接続については、前記固定制御システム28の説明と
同一である。
【0043】1台の水平移動単位構成ユニット35に対
して、1つの水平移動単位制御システム41及び1台の
リニアモータ駆動装置22が設けられる。そして、ロー
プレス式エレベータにおいて、全ての水平移動単位制御
システム41及び全てのリニアモータ駆動装置22が制
御装置21へ接続され、水平移動制御システム42を構
成する。
【0044】かご制御システム27の構成及び接続につ
いては、前記かご制御システム27の説明と同一であ
る。
【0045】制御装置21が水平移動単位構成ユニット
35の水平移動を決定すると、制御装置21は水平駆動
装置31a,31bへ水平駆動信号を入力し、水平駆動装
置31a,31bが駆動して水平移動単位構成ユニット3
5が水平移動を開始する。水平移動単位構成ユニット3
5が水平移動を開始すると、水平移動位置検出装置32
a,32bが水平移動位置を検出し、その検出した水平移
動位置検出信号が順次制御装置21へ入力される。制御
装置21が水平移動位置検出信号により目的とする水平
移動位置まで達したと判断すると、制御装置21は水平
駆動装置31a,31bへ水平駆動信号の入力をやめ、水
平駆動装置31a,31bが停止して水平移動単位構成ユ
ニット35が水平移動を終了する。なお、水平移動の速
さは、必要に応じて任意の速さとすることができる。
【0046】上記において説明した制御装置21、水平
駆動装置31a,31b、水平移動位置検出装置32a
32bによる水平移動単位構成ユニット35の水平移動
以外の動作については、前記固定制御システム28及び
かご制御システム27の説明と同一である。すなわち、
上端かご検出装置9、下端かご検出装置10、制御装置
21、リニアモータ駆動装置22による一次コイル6へ
の電力の供給、伝送ケーブル23、結合器24による制
御装置21とかご制御装置25との通信、制動装置
a,2bの動作、垂直位置検出装置5の検出した垂直位
置検出信号によるかご1の速度制御については、前記固
定制御システム28及びかご制御システム27の説明と
同一である。
【0047】図5は、本発明における水平移動単位構成
ユニットの水平移動とかごの垂直移動が描くかご移動の
軌跡について一実施例を示す正面図である。以下、図5
に基づいて説明する。
【0048】図5において、前記説明と同一符号は同一
のものを示す。
【0049】水平移動単位構成ユニット35は、水平移
動の始点52aから水平移動の終点52bまで等速で水平
移動する。水平移動単位構成ユニット35の水平移動と
同時に、かご1は水平移動単位構成ユニット35の垂直
レール8に沿って、垂直移動の始点53aから垂直移動
の終点53bまで等速で垂直移動する。この水平移動単
位構成ユニット35の水平移動とかご1の垂直移動によ
り、かご1は斜め方向の直線であるかご移動の軌跡51
を描いて移動する。
【0050】前記説明では、水平移動単位構成ユニット
35の水平移動及びかご1の垂直移動はそれぞれ等速で
あるが、これをそれぞれ任意の速さに可変することによ
り、かご移動の軌跡51は斜め方向の曲線とすることが
できる。
【0051】また前記説明において、水平移動単位構成
ユニット35が水平移動しないならば、かご移動の軌跡
51は垂直方向の直線となる。
【0052】さらに前記説明において、かご1が垂直移
動しないならば、かご移動の軌跡51は水平方向の直線
となる。
【0053】.前後移動単位構成ユニットの実施例 図6は、本発明における前後移動単位構成ユニット及び
かごの一実施例を示す構成図である。図6内の図6
aは、本発明における前後移動単位構成ユニット及びか
ごの一実施例を示す正面図である。図6内の図6bは、
本発明における前後移動単位構成ユニット及びかごの一
実施例を示す側面図である。以下、図6,図6a,図6b
に基づいて説明する。
【0054】図6,図6a,図6bにおいて、前記説明と
同一符号は同一のものを示す。
【0055】軌道を構成する前後移動単位構成ユニット
62は、各装置が取り付けられる前後移動台車61、一
次コイル6、垂直レール8、垂直レール上端8aにおけ
る上端かご検出装置9、垂直レール下端8bにおける下
端かご検出装置10、前後移動単位構成ユニット62を
前後移動する前後駆動装置65、前後移動単位構成ユニ
ット62が前後移動した位置を検出する前後移動位置検
出装置64、前後移動単位構成ユニット62の前後移動
を案内する上側前後移動軸63a,下側前後移動軸6
b、にて構成されている。
【0056】かご1に設けられている各装置、制御装置
(図示なし)とかご制御装置(図示なし)との通信、か
ご1の各装置への給電については、前記固定単位構成ユ
ニット12及びかご1の説明と同一である。
【0057】走行路のかべ66には、前後移動単位構成
ユニット62が後側へ移動したときに収納される収納ス
ペース67が設けられる。
【0058】前後移動単位構成ユニット62は建物内の
走行路に前後移動できるように設置され、前後移動単位
構成ユニット62が前側に移動しているときに、かご1
は前後移動単位構成ユニット62の垂直レール8に沿っ
て昇降し、かご1は走行路に対して垂直方向の直線の軌
跡を描いて走行する。
【0059】図7は、本発明における前後移動制御シス
テム及びかご制御システムの一実施例を示すブロック図
である。以下、図7に基づいて説明する。
【0060】図7において、前記説明と同一符号は同一
のものを示す。
【0061】前記前後移動単位構成ユニット62の制御
システムである前後移動単位制御システム71は、一次
コイル6、上端かご検出装置9、下端かご検出装置1
0、伝送ケーブル23、前後駆動装置65、前後移動位
置検出装置64にて構成されている。
【0062】前後駆動装置65、及び、前後移動位置検
出装置64は制御装置21に接続されている。
【0063】上端かご検出装置9、下端かご検出装置1
0、伝送ケーブル23と制御装置21の接続、及び、一
次コイル6とリニアモータ駆動装置22と制御装置21
の接続については、前記固定制御システム28の説明と
同一である。
【0064】1台の前後移動単位構成ユニット62に対
して、1つの前後移動単位制御システム71及び1台の
リニアモータ駆動装置22が設けられる。そして、ロー
プレス式エレベータにおいて、全ての前後移動単位制御
システム71及び全てのリニアモータ駆動装置22が制
御装置21へ接続され、前後移動制御システム72を構
成する。
【0065】かご制御システム27の構成及び接続につ
いては、前記かご制御システム27の説明と同一であ
る。
【0066】制御装置21が前後移動単位構成ユニット
62の前後移動を決定すると、制御装置21は前後駆動
装置65へ前後駆動信号を入力し、前後駆動装置65が
駆動して前後移動単位構成ユニット62が前後移動を開
始する。前後移動単位構成ユニット62が前後移動を開
始すると、前後移動位置検出装置64が前後移動位置を
検出し、その検出した前後移動位置検出信号が順次制御
装置21へ入力される。制御装置21が前後移動位置検
出信号により目的とする前後移動位置まで達したと判断
すると、制御装置21は前後駆動装置65へ前後駆動信
号の入力をやめ、前後駆動装置65が停止して前後移動
単位構成ユニット62が前後移動を終了する。なお、前
後移動の速さは、必要に応じて任意の速さとすることが
できる。
【0067】上記において説明した制御装置21、前後
駆動装置65、前後移動位置検出装置64による前後移
動単位構成ユニット62の前後移動以外の動作について
は、前記固定制御システム28及びかご制御システム2
7の説明と同一である。すなわち、上端かご検出装置
9、下端かご検出装置10、制御装置21、リニアモー
タ駆動装置22による一次コイル6への電力の供給、伝
送ケーブル23、結合器24による制御装置21とかご
制御装置25との通信、制動装置2a,2bの動作、垂直
位置検出装置5の検出した垂直位置検出信号によるかご
1の速度制御については、前記固定制御システム28及
びかご制御システム27の説明と同一である。
【0068】図8から図14までに使用されている符号
の添字について説明する。
【0069】かご1の添字は号機番号を示す。例えば、
-1は1号機のかごを示し、1-2は2号機のかごを示
す。
【0070】固定単位構成ユニット12,水平移動単位
構成ユニット35,前後移動単位構成ユニット62の添
字において、数字は前記各単位構成ユニットの設置階床
名を示し、アルファベットは前記各単位構成ユニットの
定位置の線である定位置線名を示す。
【0071】定位置線名が”W”のときは定位置線がW
−W’線であることを示し、定位置線名が”X”のとき
は定位置線がX−X’線であることを示し、定位置線名
が”Y”のときは定位置線がY−Y’線であることを示
し、定位置線名が”Z”のときは定位置線がZ−Z’線
であることを示す。
【0072】例えば、12-5Xは5階に設置され定位置
線がX−X’線である固定単位構成ユニットを示し、3
-6Yは6階に設置され定位置線がY−Y’線である水
平移動単位構成ユニットを示す。
【0073】図8から図14までにおいて、固定単位構
成ユニット12,水平移動単位構成ユニット35,前後
移動単位構成ユニット62の垂直方向の長さは、設置階
床の上側階床間距離の半分と下側階床間距離の半分を加
算した長さとする。そして、設置階床の上側階床間距離
の半分と下側階床間距離の半分の間に、それぞれ前記各
単位構成ユニットが設置されるものとして説明する。
【0074】また、図8から図14までにおいて、かご
1と各単位構成ユニットは同時に移動することが可能で
あり、かご1の描く軌跡はなめらかであるものとして説
明する。
【0075】b.具体的実施例 .実施例1 図8は、本発明における1カーロープレス式エレベータ
の一実施例を示す説明図である。以下、図8に基づいて
説明する。
【0076】図8において、前記説明と同一符号は同一
のものを示す。
【0077】建物内走行路の、X−X’線上に固定単位
構成ユニット12-1Xから12-10Xまでが設置され、軌
道を構成している。
【0078】かご1-1は、固定単位構成ユニット12
-1Xから12-10Xまで上昇する。
【0079】上記のようにして、1カーロープレス式エ
レベータの走行が行われる。
【0080】.実施例2 図9は、本発明における2カーロープレス式エレベータ
の一実施例を示す説明図である。以下、図9に基づいて
説明する。
【0081】図9において、前記説明と同一符号は同一
のものを示す。
【0082】図9の図9aから図9dまでは、時間の経過
に伴う変化を示している。
【0083】建物内走行路の、X−X’線上に固定単位
構成ユニット12-1Xから12-4Xまで,12-7Xから1
-10Xまで、及び、水平移動単位構成ユニット3
-5X,35-6Xが設置され、Y−Y’線上に水平移動単
位構成ユニット35-5Y,35-6Yが設置され、軌道を構
成している。
【0084】図9aにおいて、水平移動単位構成ユニッ
ト35-6XはX−X’線上からW−W’線上まで移動
し、水平移動単位構成ユニット35-6YはY−Y’線上
からX−X’線上まで移動している。かご1-1は、固定
単位構成ユニット12-1Xから12-4Xまで上昇し、かご
-2は、固定単位構成ユニット12-10Xから12-7X
で下降する。
【0085】図9bにおいて、かご1-1は、固定単位構
成ユニット12-4Xから水平移動単位構成ユニット35
-5Xまで上昇する。そして、水平移動単位構成ユニット
35-5XはX−X’線上からW−W’線上まで移動す
る。かご1-2は、固定単位構成ユニット12-7Xから水
平移動単位構成ユニット35-6Yまで下降する。そし
て、水平移動単位構成ユニット35-6YはX−X’線上
からY−Y’線上まで移動する。
【0086】図9Cにおいて、かご1-1は、水平移動単
位構成ユニット35-5Xから35-6Xまで上昇する。そし
て、水平移動単位構成ユニット35-6XはW−W’線上
からX−X’線上まで移動し、かご1-1は水平移動単位
構成ユニット35-6Xから固定単位構成ユニット12-7X
まで上昇する。かご1-2は、水平移動単位構成ユニット
35-6Yから35-5Yまで下降する。そして、水平移動単
位構成ユニット35-5YはY−Y’線上からX−X’線
上まで移動し、かご1-2は水平移動単位構成ユニット3
-5Yから固定単位構成ユニット12-4Xまで下降する。
【0087】図9dにおいて、かご1-1は、固定単位構
成ユニット12-7Xから12-10Xまで上昇する。かご1
-2は、固定単位構成ユニット12-4Xから12-1Xまで下
降する。
【0088】上記のようにして、2カーロープレス式エ
レベータの走行が行われる。
【0089】.実施例3 図10は、本発明におけるロープレス式斜行エレベータ
の一実施例を示す説明図である。以下、図10に基づい
て説明する。
【0090】図10において、前記説明と同一符号は同
一のものを示す。
【0091】図10の図10aから図10dまでは、時間
の経過に伴う変化を示している。
【0092】建物内走行路の、X−X’線上に水平移動
単位構成ユニット35-1Xから35-10Xまでが設置さ
れ、軌道を構成している。
【0093】図10aにおいて、水平移動単位構成ユニ
ット35-4XはX−X’線上からY−Y’線上まで移動
する。
【0094】図10bにおいて、かご1-1は水平移動単
位構成ユニット35-4Xから35-5Xまで上昇する。そし
て、水平移動単位構成ユニット35-5XはX−X’線上
からY−Y’線上まで移動する。
【0095】図10cにおいて、かご1-1は水平移動単
位構成ユニット35-5Xから35-6Xまで上昇する。そし
て、水平移動単位構成ユニット35-6XはX−X’線上
からY−Y’線上まで移動する。
【0096】図10dにおいて、かご1-1は水平移動単
位構成ユニット35-6Xから35-7Xまで上昇する。
【0097】上記のようにして、ロープレス式斜行エレ
ベータの走行が行われる。
【0098】.実施例4 図11は、本発明におけるロープレス式エレベータの追
い越しの一実施例を示す説明図である。以下、図11に
基づいて説明する。
【0099】図11において、前記説明と同一符号は同
一のものを示す。
【0100】図11の図11aから図11hまでは、時間
の経過に伴う変化を示している。
【0101】建物内走行路の、X−X’線上に水平移動
単位構成ユニット35-1Xから35-10Xまでが設置さ
れ、Y−Y’線上に前後移動単位構成ユニット62-1Y
から62-10Yまでが設置され、Z−Z’線上に水平移動
単位構成ユニット35-1Zから35-10Zまでが設置さ
れ、軌道を構成している。
【0102】なお、Y−Y’線上に設置されている前後
移動単位構成ユニット62-1Yから62-10Yまでは、通
常後側にあり、必要に応じて前側に移動する。そして、
図11において、前後移動単位構成ユニット62-1Y
ら62-10Yまでは、後側にあるときは破線で示し、前側
にあるときは実線で示す。
【0103】図11aにおいて、かご1-1は水平移動単
位構成ユニット35-2Xから35-3Xまで上昇する。かご
-2は水平移動単位構成ユニット35-6Xに停止してい
る。
【0104】図11bにおいて、かご1-1が水平移動単
位構成ユニット35-3Xに達すると、水平移動単位構成
ユニット35-3Xから35-5XまではそろってX−X’線
上からY−Y’線上方向へ移動を開始する。そして、か
ご1-1は水平移動単位構成ユニット35-3Xから35-4X
まで上昇する。また、前後移動単位構成ユニット62
-6Yは後側から前側まで移動し、水平移動単位構成ユニ
ット35-7Xから35-9XまではX−X’線上からY−
Y’線上まで移動する。
【0105】図11cにおいて、かご1-1が水平移動単
位構成ユニット35-4Xに達すると、水平移動単位構成
ユニット35-3Xは水平移動を停止する。そして、かご
-1は水平移動単位構成ユニット35-4Xから35-5X
で上昇する。
【0106】図11dにおいて、かご1-1が水平移動単
位構成ユニット35-5Xに達すると、水平移動単位構成
ユニット35-4Xは水平移動を停止する。そして、かご
-1は水平移動単位構成ユニット35-5Xの水平移動に
よりY−Y’線上まで移動する。
【0107】図11eにおいて、かご1-1は水平移動単
位構成ユニット35-5Xから前後移動単位構成ユニット
62-6Yまで上昇し、さらに、水平移動単位構成ユニッ
ト35-7Xまで上昇する。
【0108】図11fにおいて、かご1-1が水平移動単
位構成ユニット35-7Xに達すると、水平移動単位構成
ユニット35-7Xから35-9XまではそろってY−Y’線
上からX−X’線上方向へ移動を開始する。そして、か
ご1-1は水平移動単位構成ユニット35-7Xから35-8X
まで上昇する。
【0109】図11gにおいて、かご1-1が水平移動単
位構成ユニット35-8Xに達すると、水平移動単位構成
ユニット35-7Xは水平移動を停止する。そして、かご
-1は水平移動単位構成ユニット35-8Xから35-9X
で上昇する。
【0110】図11hにおいて、かご1-1が水平移動単
位構成ユニット35-9Xに達すると、水平移動単位構成
ユニット35-8Xは水平移動を停止する。そして、かご
-1は水平移動単位構成ユニット35-9Xの水平移動に
よりX−X’線上まで移動し、かご1-1は水平移動単位
構成ユニット35-9Xに停止する。
【0111】上記のようにして、ロープレス式エレベー
タの追い越しが行われる。
【0112】.実施例5 図12は、本発明におけるロープレス式エレベータの時
計まわりかご及び反時計まわりかごを組み合わせた一実
施例を示す説明図である。以下、図12に基づいて説明
する。
【0113】図12において、前記説明と同一符号は同
一のものを示す。
【0114】図12の図12aから図12iまでは、時間
の経過に伴う変化を示している。
【0115】建物内走行路の、X−X’線上に水平移動
単位構成ユニット35-1Xから35-10Xまでが設置さ
れ、Y−Y’線上に前後移動単位構成ユニット62-1Y
から62-10Yまでが設置され、Z−Z’線上に水平移動
単位構成ユニット35-1Zから35-10Zまでが設置さ
れ、軌道を構成している。
【0116】なお、Y−Y’線上に設置されている前後
移動単位構成ユニット62-1Yから62-10Yまでは、通
常後側にあり、必要に応じて前側に移動する。そして、
図12において、前後移動単位構成ユニット62-1Y
ら62-10Yまでは、後側にあるときは破線で示し、前側
にあるときは実線で示す。
【0117】図12aにおいて、かご1-1は水平移動単
位構成ユニット35-8Xから35-9Xまで上昇する。かご
-2は水平移動単位構成ユニット35-5Zから35-6Z
で上昇する。
【0118】図12bにおいて、かご1-1が水平移動単
位構成ユニット35-9Xに達すると、かご1-1は水平移
動単位構成ユニット35-9Xの水平移動によりX−X’
線上からY−Y’線上まで移動する。水平移動単位構成
ユニット35-10ZはZ−Z’線上からY−Y’線上まで
移動する。かご1-2は水平移動単位構成ユニット35
-6Zから35-7Zまで上昇する。
【0119】図12cにおいて、かご1-1は水平移動単
位構成ユニット35-9Xから35-10Zまで上昇する。か
ご1-2は水平移動単位構成ユニット35-7Zから35-8Z
まで上昇する。
【0120】図12dにおいて、かご1-1が水平移動単
位構成ユニット35-10Zに達すると、かご1-1は水平移
動単位構成ユニット35-10Zの水平移動によりY−Y’
線上からZ−Z’線上まで移動する。水平移動単位構成
ユニット35-9XはY−Y’線上からX−X’線上まで
移動する。かご1-2は水平移動単位構成ユニット35
-8Zから35-9Zまで上昇する。
【0121】図12eにおいて、かご1-1は水平移動単
位構成ユニット35-10Zに一旦停止する。かご1-2が水
平移動単位構成ユニット35-9Zに達すると、かご1-2
は水平移動単位構成ユニット35-9Zの水平移動により
Z−Z’線上からY−Y’線上まで移動する。水平移動
単位構成ユニット35-10XはX−X’線上からY−Y’
線上まで移動する。
【0122】図12fにおいて、かご1-2は水平移動単
位構成ユニット35-9Zから35-10Xまで上昇する。
【0123】図12gにおいて、かご1-2が水平移動単
位構成ユニット35-10Xに達すると、かご1-2は水平移
動単位構成ユニット35-10Xの水平移動によりY−Y’
線上からX−X’線上まで移動する。水平移動単位構成
ユニット35-9ZはY−Y’線上からZ−Z’線上まで
移動する。
【0124】図12hにおいて、かご1-2は水平移動単
位構成ユニット35-10Xに一旦停止する。かご1-1は水
平移動単位構成ユニット35-10Zから下降を開始する。
【0125】図12iにおいて、かご1-2は水平移動単
位構成ユニット35-10Xから下降を開始する。
【0126】上記のようにして、ロープレス式エレベー
タの時計まわりかご及び反時計まわりかごを組み合わせ
た走行が行われる。
【0127】.実施例6 図13は、本発明におけるロープレス式エレベータの昇
降及び斜行を組み合わせた一実施例を示す説明図であ
る。以下、図13に基づいて説明する。
【0128】図13において、前記説明と同一符号は同
一のものを示す。
【0129】建物内走行路の、XーX’線上に水平移動
単位構成ユニット35-1Xから35-5Xまで、及び、固定
単位構成ユニット12-6Xから12-10Xまでが設置さ
れ、軌道を構成している。
【0130】かご1-1は、斜行部分では前記ロープレス
式斜行エレベータと同一の走行を行い、昇降部分では前
記1カーロープレス式エレベータと同一の走行を行う。
【0131】上記のようにして、ロープレス式エレベー
タの昇降及び斜行を組み合わせた走行が行われる。
【0132】.実施例7 図14は、本発明におけるロープレス式エレベータの螺
旋状の一実施例を示す説明図である。以下、図14に基
づいて説明する。
【0133】図14において、前記説明と同一符号は同
一のものを示す。
【0134】建物内走行路の、XーX’線上に水平移動
単位構成ユニット35-1Xから35-17Xまでが設置さ
れ、軌道を構成している。但し、水平移動単位構成ユニ
ット35-1Xから35-17Xまでの水平移動を案内する上
側水平移動レール34a,下側水平移動レール34bは円
筒に対して平行に配置されているものとする。
【0135】かご1-1は、前記ロープレス式斜行エレベ
ータと同一の走行を行う。
【0136】上記のようにして、ロープレス式エレベー
タの螺旋状の走行が行われる。
【0137】以上の実施例は、実施形態の一部を示した
ものであり、本発明は実施例に限定されない。
【0138】
【発明の効果】本発明によれば、ロープレス式エレベー
タにおいて、固定単位構成ユニット、水平移動単位構成
ユニット、前後移動単位構成ユニットという規格化され
たユニットを組み合わせることにより、あらゆる軌道を
構成することができる。
【0139】そして、1台あるいは複数台のかごを2次
元あるいは3次元に自在に走行させることが可能とな
り、効率的な走行を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における固定単位構成ユニット及びかご
の一実施例を示す正面図。
【図2】本発明における固定制御システム及びかご制御
システムの一実施例を示すブロック図。
【図3】本発明における水平移動単位構成ユニット及び
かごの一実施例を示す正面図。
【図4】本発明における水平移動制御システム及びかご
制御システムの一実施例を示すブロック図。
【図5】本発明における水平移動単位構成ユニットの水
平移動とかごの垂直移動が描くかご移動の軌跡について
一実施例を示す正面図。
【図6】本発明における前後移動単位構成ユニット及び
かごの一実施例を示す構成図。
【図6a】本発明における前後移動単位構成ユニット及
びかごの一実施例を示す正面図。
【図6b】本発明における前後移動単位構成ユニット及
びかごの一実施例を示す側面図。
【図7】本発明における前後移動制御システム及びかご
制御システムの一実施例を示すブロック図。
【図8】本発明における1カーロープレス式エレベータ
の一実施例を示す説明図。
【図9】本発明における2カーロープレス式エレベータ
の一実施例を示す説明図。
【図10】本発明におけるロープレス式斜行エレベータ
の一実施例を示す説明図。
【図11】本発明におけるロープレス式エレベータの追
い越しの一実施例を示す説明図。
【図12】本発明におけるロープレス式エレベータの時
計まわりかご及び反時計まわりかごを組み合わせた一実
施例を示す説明図。
【図13】本発明におけるロープレス式エレベータの昇
降及び斜行を組み合わせた一実施例を示す説明図。
【図14】本発明におけるロープレス式エレベータの螺
旋状の一実施例を示す説明図。
【符号の説明】
1 かご 6 一次コイル 7 二次導体 8 垂直レール 12 固定単位構成ユニット 35 水平移動単位構成ユニット 62 前後移動単位構成ユニット

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物内の走行路に軌道を敷設し、この軌道
    に沿ってリニアモータによりかごが直接駆動されるロー
    プレス式エレベータにおいて、該リニアモータ及び該軌
    道の一部を備えたユニットを前記走行路に亘って複数組
    配置し、前記ユニットが自走で水平方向或いは前後方向
    に移動を案内するレール或いは軸を備え、前記かごが存
    在する該ユニットを前記方向に移動させる制御装置を設
    けたことを特徴とするロープレス式エレベータ。
  2. 【請求項2】該ユニットを水平方向にのみ移動自在に構
    成することを特徴とする請求項1に記載のロープレス式
    エレベータ。
  3. 【請求項3】該ユニットを前後方向にのみ移動自在に構
    成することを特徴とする請求項1に記載のロープレス式
    エレベータ。
  4. 【請求項4】該ユニットは、水平方向に移動自在のもの
    と前後方向に移動自在のものとが混合していることを特
    徴とする請求項1に記載のロープレス式エレベータ。
  5. 【請求項5】該ユニットは、隣接する上下の階床の中間
    部分から中間部分までの寸法であることを特徴とする
    求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4に記載の
    ロープレス式エレベータ。
  6. 【請求項6】前記制御装置は、前記かごを駆動する制御
    装置でもあることを特徴とする請求項1又は請求項2又
    は請求項3又は請求項4又は請求項5に記載のロープレ
    ス式エレベータ。
  7. 【請求項7】該ユニットには、ユニット内のかご検出装
    置を有することを特徴とする請求項1に記載のロープレ
    ス式エレベータ。
  8. 【請求項8】かご検出装置は、上端かご検出装置及び下
    端かご検出装置であることを特徴とする請求項7に記載
    のロープレス式エレベータ。
  9. 【請求項9】かごへの給電は、走行路に沿って設けられ
    たトロリ線と、かごに取付けられた集電子とにより行な
    われることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求
    項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項
    7又は請求項8に記載のロープレス式エレベータ。
  10. 【請求項10】前記走行路は、複数組備えられているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請
    求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7又は請求
    項8又は請求項9に記載のロープレス式エレベータ。
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