JP3424345B2 - 半導体レーザ駆動装置 - Google Patents

半導体レーザ駆動装置

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JP3424345B2
JP3424345B2 JP23259194A JP23259194A JP3424345B2 JP 3424345 B2 JP3424345 B2 JP 3424345B2 JP 23259194 A JP23259194 A JP 23259194A JP 23259194 A JP23259194 A JP 23259194A JP 3424345 B2 JP3424345 B2 JP 3424345B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばレーザプリンタの
画像形成に使用されるレーザビームを出力するための半
導体レーザ駆動装置に係わり、詳細には高速でレーザビ
ームを駆動することのできる半導体レーザ駆動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えばレーザプリンタ等の画像形成装置
では、感光体ドラム等の感光体表面に予め電荷を一様に
付与させておき、画像に応じて変調されたレーザビーム
を走査して静電潜像の形成を行うようになっている。そ
して、この静電潜像を現像装置によって現像して画像の
濃淡に対応したトナー像を作成し、用紙に転写すること
で記録画を作成している。
【0003】このような画像形成装置に使用される半導
体レーザ駆動装置は、レーザビームの光量が安定してい
ることが必要である。電源電圧の変動等によって光量が
変動すれば、その部分で画像の濃度が変化してしまい、
画質に大きな影響を与えてしまうからである。
【0004】そこで、実公平5−41568号公報で
は、レーザビームを発生する半導体レーザの駆動電流を
定電流回路によって制御すると共に、この定電流回路
が、この定電流回路の出力に応じた電流が流れるアース
接地された抵抗部材の発生電圧を入力して定電流を出力
するような構成となった半導体レーザ駆動装置を開示し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、半導体レー
ザ駆動装置にはその光量の安定化という要請と共にレー
ザビームの高速化という要請もある。特に最近では大型
の画像形成装置ではA0判やA1判といった大きなサイ
ズの用紙に高解像度で画像の記録を行っており、しかも
その記録に高速性が要求されている。実公平5−415
68号公報で提案されたような従来の半導体レーザ駆動
装置では、レーザダイオードを駆動するための信号入力
段での応答性が必ずしも十分ではなく、記録の高速化を
図ることが困難であった。
【0006】そこで本発明の第1の目的は、レーザビー
ムを使用し、しかも高速で画像の形成を行うことのでき
る半導体レーザ駆動装置を提供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、高速で画像の形成
を行い、しかもレーザビームの光量の安定化を図ること
のできる半導体レーザ駆動装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)レーザビームのオン・オフ制御を行わせるレ
ーザ点灯信号を入力するECL差動レシーバと、(ロ)
このECL差動レシーバの出力をベースに印加するトラ
ンジスタからなり、ECL差動レシーバの出力側に現わ
れるレーザビームのオン・オフに対応した電圧変化によ
って半導体レーザのオン・オフ制御を行うスイッチ手段
と、(ハ)半導体レーザの光量を指示するための電圧を
トランジスタがオン・オフ動作を行う電圧だけアース電
位から予めシフトさせた電圧を基準として入力し、この
電圧に応じてスイッチ手段に所定の光量に対応する電流
を供給する定電流回路とを半導体レーザ駆動装置に具備
させる。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、ECL
(Emitter Coupled Logic) 差動レシーバにレーザ点灯信
号を入力させることで、従来に比して半導体レーザ駆動
装置の応答性を向上させている。また、レーザ点灯信号
をECL差動レシーバに入力させた後、これをトランジ
スタによって構成されるスイッチ手段のベースに直接供
給することで半導体レーザ駆動装置の応答性を更に良く
している。トランジスタがオン・オフ動作を行う電圧だ
けアース電位から予めシフトさせた電圧を半導体レーザ
の光量を指示するための電圧を基準として入力すること
で、ECL差動レシーバの出力が直接供給される形での
スイッチ手段の動作を可能としている。
【0010】請求項2記載の発明では、(イ)レーザビ
ームのオン・オフ制御を行わせるレーザ点灯信号を入力
するECL差動レシーバと、(ロ)このECL差動レシ
ーバの出力をベースに印加するトランジスタからなり、
ECL差動レシーバの出力側に現われるレーザビームの
オン・オフに対応した電圧変化によって半導体レーザの
オン・オフ制御を行うスイッチ手段と、(ハ)半導体レ
ーザの光量を制御するための電流を入力し、これを所定
の電圧源に一端を接続した抵抗に流してこれによって生
じたトランジスタがオン・オフ動作を行う電圧だけアー
ス電位から予めシフトさせた電位を基準とする電圧変化
によって光量に応じた定電流をスイッチ手段に供給する
定電流回路とを半導体レーザ駆動装置に具備させる。
【0011】すなわち請求項2記載の発明では、レーザ
点灯信号をECL差動レシーバに入力させた後、これを
スイッチ手段に直接供給することで半導体レーザ駆動装
置の応答性を更に良くしている。定電流回路について
は、半導体レーザの光量を指示するための電流を入力
し、これを抵抗によって電圧に変換している。この抵抗
の一端はアース電位から予めシフトさせた基準となる電
圧源に接続しているので、電圧変化は安定し、光量の安
定化を図ることができるだけでなく、ECL差動レシー
バの出力が直接供給される形でのスイッチ手段の動作を
可能としている。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0017】
【0018】図1は本発明の実施例を説明する上で参考
となる参考例としての半導体レーザ駆動装置の回路構成
の要部を表わしたものである。この装置は、レーザダイ
オード11のオン・オフ制御を行うための信号を1対の
入力端子12、13に入力するECL(Emitter Couple
d Logic)差動レシーバ14を備えている。入力端子1
2、13には、レーザダイオード11の駆動がオン・オ
フ制御される際に所定の電圧が供給される。入力端子1
2、13とこのECL差動レシーバ14の間には、抵抗
15が配置されている。ECL差動レシーバ14の出力
電圧は、H(ハイ)レベルが約−0.9VでL(ロー)
レベルが約−1.8Vである。このような電圧では、第
1および第2のトランジスタ16、17と抵抗18、1
9を用いてレーザダイオード11のオン・オフ制御を行
う差動スイッチ回路21を駆動することができない。そ
こでこの装置では、ECL差動レシーバ14と差動スイ
ッチ回路21の間にレベルシフト回路22を設けてい
る。また、第1および第2のトランジスタ16、17の
エミッタには、アース基準の定電流回路24が接続され
ている。
【0019】アース基準の定電流回路24は、制御用端
子25から+端子に電流制御電圧V CNT を入力し、−端
子を抵抗26を介して接地した第1のIC回路27と、
第1のIC回路27の−端子をエミッタに接続し、コレ
クタを差動スイッチ回路21の第1および第2のトラン
ジスタ16、17のエミッタに接続した第3のトランジ
スタ28と、この第3のトランジスタ28のベースと第
1のIC回路27の出力端子との間に接続された抵抗2
9と、第3のトランジスタ28のエミッタとベースの間
に接続された第1のダイオード31とから構成されてい
る。
【0020】このアース基準の定電流回路24は、制御
用端子25から第1のIC回路27の+端子側に入力す
る電流制御電圧VCNT と−端子側に帰還される電圧が等
しくなるように動作する。したがって、アースから抵抗
26を通して第3のトランジスタ28に電流を流すと、
抵抗26に発生した電圧が電流制御電圧VCNT と等しく
なったところで安定する。この装置で電流制御電圧V
CNT を0から−1.5(V)の間で変化させると、第3
のトランジスタ28のコレクタから差動スイッチ回路2
1の第1および第2のトランジスタ16、17のエミッ
タに供給される電流ILDは0〜150(mA)となる。
【0021】レベルシフト回路22は、それぞれ対応す
るコレクタが第1または第2のトランジスタのベースに
接続された第4および第5のトランジスタ33、34を
備えている。第4および第5のトランジスタ33、34
のベースには、−5Vの電源から対応する第2または第
3のダイオード35、36を通して約−5.8Vの電圧
が供給されている。この結果、これら第4および第5の
トランジスタ33、34のエミッタには約−5Vの電圧
が発生する。第4のトランジスタ33のエミッタは、2
つの抵抗37、38の直列回路を介して接地され、第5
のトランジスタ34のエミッタは、2つの抵抗39、4
0の直列回路を介して接地されている。抵抗37と抵抗
38の接続点と、抵抗39と抵抗40の接続点は、それ
ぞれECL差動レシーバ14の出力側と接続されてい
る。また、第2のダイオード35のカソード、第3のダ
イオード36のカソード、第4のトランジスタ33のコ
レクタおよび第5のトランジスタ34のコレクタには、
それぞれ抵抗42、43、44、45の一端が接続され
ており、これらの他端には共通して−15Vの電圧が印
加されている。
【0022】ECL差動レシーバ14の非反転出力がH
レベルのときには、レベルシフト回路22の抵抗39の
両端に約4.1Vの電位差が発生する。このとき、EC
L差動レシーバ14の反転出力はLレベルとなり、抵抗
37の両端には約3.2Vの電位差が発生する。2つの
抵抗37、39の抵抗値が等しく、また他の2つの抵抗
44、45の抵抗値が等しいとする。この場合、第4の
トランジスタ33のエミッタ・コレクタ間を流れる電流
1 と、第5のトランジスタ34のエミッタ・コレクタ
間を流れる電流I2 の関係はI1 <I2 となる。この状
態では、差動スイッチ回路21の第1のトランジスタ1
6と第2のトランジスタ17のそれぞれのベースに与え
られる電圧VB1、VB2の関係は、VB1<VB2となる。こ
のとき、第1のトランジスタ16がオフとなり、第2の
トランジスタ17がオンとなって、レーザダイオード1
1へアース基準の定電流回路24から電流ILDが供給さ
れて、その発光が行われる。
【0023】図2は、図1に示した参考例における半導
体レーザ駆動装置の電流制御電圧VCNT を変化させるた
めの前段の回路構成を表わしたものである。この回路
は、光量を表わしたアナログレベルの電流値IP を電圧
値に変換する電流−電圧変換回路51と、この変換され
た電圧を反転増幅して電流制御電圧VCNT を得る反転増
幅回路52から構成されている。得られた電流制御電圧
CNT が制御用端子25から図1の定電流回路24の第
1のIC回路27の+端子側に入力することになる。
【0024】第1の実施例
【0025】ところで参考例の半導体レーザ駆動装置で
は、レーザダイオード11を駆動するための信号入力段
にECL差動レシーバ14を使用したので、従来の半導
体レーザ駆動装置に比べて格段の高速性を実現すること
ができる。しかしながらECL差動レシーバ14の出力
で差動スイッチ回路21を直接駆動することができな
い。このため、レベルシフト回路22を使用することに
しているが、この部分で信号の遅延が生ずるので、高速
応答性がこれに限っては低下することになった。本発明
の第1の実施例では、この問題点を解決している。
【0026】図3は、本発明の第1の実施例における半
導体レーザ駆動装置の回路構成の要部を示したものであ
る。図1と同一部分には同一の符号を付しており、これ
らの説明を適宜省略する。この提案の装置では高速応答
性を上げるために、図1に示したレベルシフト回路22
を省略している。すなわち、ECL差動レシーバ14の
出力を抵抗61または抵抗62を介して、差動スイッチ
回路21の第1のトランジスタ16と第2のトランジス
タ17のベースに接続している。差動スイッチ回路21
では、第1のトランジスタ16のコレクタ側は抵抗63
を介して+5Vの電源に接続されており、第2のトラン
ジスタ17のコレクタ側は抵抗64およびレーザダイオ
ード11を介してこの+5Vの電源に接続されている。
更に、抵抗61の入力側は抵抗65を介して−5Vの電
源に接続されており、抵抗62の入力側は他の抵抗66
を介して−5Vの電源に接続されている。
【0027】また、定電流回路24では差動スイッチ回
路21とコレクタを接続された第3のトランジスタ28
のエミッタは抵抗68を介して−5Vの電源と接続され
ており、ベースは抵抗69を介して第1のIC回路27
の出力側と接続されている。また、このベースとエミッ
タの間には、第1のダイオード31が接続されており、
そのアノード側は第1のIC回路27の−端子と接続さ
れている。第1のIC回路27の+端子には、制御用端
子25から電流制御電圧VCNT が印加されるようになっ
ている。
【0028】このような半導体レーザ駆動装置では、E
CL差動レシーバ14の非反転出力がHレベルのとき
に、第2のトランジスタ17のベースに約−0.9Vの
電圧が印加され、このとき反転出力はLレベルとなっ
て、第1のトランジスタ16のベースには約−1.8V
が印加される。この状態で差動スイッチ回路21は第2
のトランジスタ17がオンとなり、レーザダイオード1
1が通電状態となる。このとき、第1および第2のトラ
ンジスタ16、17のエミッタは約−1.7Vとなる。
【0029】図1でも示したように、定電流回路の動作
電位は約2V以上が必要である。このため、定電流回路
の基準は−3.7V以下の電源とする必要がある。図3
に示した第1の実施例では−5Vを定電流回路の基準と
している。
【0030】図4は、この第1の実施例の半導体レーザ
駆動装置の電流制御電圧VCNT を変化させるための前段
の回路構成を表わしたものである。この回路は、光量を
表わしたアナログレベルの電流値IP を−5V基準の電
圧値に変換する電流−電圧変換回路71を備えている。
得られた電流制御電圧VCNT が制御用端子25から図3
の定電流回路24の第1のIC回路27の+端子側に入
力することになる。
【0031】第2の実施例
【0032】ところで、第1の実施例の半導体レーザ駆
動装置では高速性を更に追求したものの、定電流回路2
4がアース基準となっていない。このため、レーザビー
ムの光量の安定化という点からは問題が生じてしまう。
そこで、第2の実施例では高速性と光量の安定化という
2つの要請に応えることにしている。
【0033】図5はこの第2の実施例における半導体レ
ーザ駆動装置の回路構成の要部を示したものである。図
3と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説
明を適宜省略する。本実施例の半導体レーザ駆動装置で
も、第1の実施例と同様にECL差動レシーバ14の出
力を差動スイッチ回路21に直接接続することによって
レベルシフト回路22(図1)を省略し、応答性を改善
している。また、定電流回路24の第1のIC回路27
の+端子と−5Vの電源との間には、制御用端子25か
ら与えられる制御用電流ICNT を電圧に変換するための
抵抗81が接続されており、この抵抗81によって変換
された電圧が第1のIC回路27の+端子に入力される
ようになっている。
【0034】この半導体レーザ駆動装置でも、第3のト
ランジスタ28のエミッタと−5Vの電源との間に接続
された電流検出用の抵抗68における第3のトランジス
タ28側の端子は、図3と同様に第1のIC回路27の
−端子に接続されている。したがって、第1のIC回路
27は、その+端子と−端子の電圧が互いに等しくなる
ように、第3のトランジスタ28のコレクタ・エミッタ
を通して電流を吸い込み、抵抗68への電流を流す。そ
して抵抗68で発生した電圧が抵抗81で発生した電圧
と等しくなったところで安定する。
【0035】ここで−5Vの電源電圧が変動したと仮定
する。この第2の実施例では抵抗68と抵抗81が同じ
基準を採用している。また、定電流回路24の制御を電
源電圧の変動に影響されない電流(ICNT )により行っ
ているので、基準電源から見た制御電圧と電流検出電圧
の間には差が生ぜず、抵抗68を流れる電流に変化が発
生しない。このため、図1に示したアース基準の定電流
回路24と同等の光量の安定化を図ることができる。
【0036】図6は、この第2の実施例の半導体レーザ
駆動装置の電流制御電圧VCNT を変化させるための前段
の回路構成を表わしたものである。この回路は、光量を
表わしたアナログレベルの電流値IP を電圧値に変換す
る電流−電圧変換回路51と、この変換された電圧を反
転増幅して電流制御電圧VCNT を得る反転増幅回路52
と、これによって得られた電流制御電圧VCNT を制御用
電流ICNT に変換するための電圧−電流変換回路91と
から構成されている。電圧−電流変換回路91から得ら
れた制御用電流ICNT が制御用端子25から図5の定電
流回路24の第1のIC回路27の+端子側に入力する
ことになる。
【0037】図7は、この第2の実施例の半導体レーザ
駆動装置の全体的な構成とこの半導体レーザ駆動装置に
対して光量の制御を行う回路とを参考的に示したもので
ある。なお、参考例および第1の実施例の半導体レーザ
駆動装置についても、光量制御用の電圧あるいは電流が
異なるものの、大筋の回路構成は同一となる。
【0038】半導体レーザ駆動装置101のレーザ駆動
電流スイッチ回路102には、レーザの点灯のオン・オ
フを示すレーザ点灯信号103が入力されるようになっ
ている。レーザ駆動電流スイッチ回路102は図5に示
したレーザダイオード11のオン・オフ制御を行う装置
であり、その初段には、ECL差動レシーバ14が配置
され、その後段には差動スイッチ回路21が配置されて
いる。駆動電流104は定電流回路24の本体部分を構
成する定電流回路本体105によって制御を受けるが、
制御用電流ICNT は図5の抵抗81を中心とした電流−
電圧変換回路106によって変換されることになる。
【0039】レーザ駆動電流スイッチ回路102による
レーザダイオード11の駆動の様子は、フォトダイオー
ド108によって監視される。すなわち、フォトダイオ
ード108に生じた光電流109は、電流−電圧変換回
路111によって電圧に変換され、増幅器112によっ
て増幅されてレーザダイオード光量信号113として光
量制御回路114の制御回路115に入力される。この
制御回路115には、これを動作させるための光量制御
オン信号116と、光量の基準を定めるための光量基準
信号117が入力されるようになっている。制御回路1
15はこれを基にして、光量制御のために所定の期間だ
けオンとなる制御用点灯信号118と、光量制御のため
の制御電圧を表わした制御電圧信号119を出力するこ
とになる。この制御電圧信号119は参考例および第1
の実施例における電流制御電圧VCNT を表わした信号で
あり、前記した所定の期間が経過した時点で半導体レー
ザ駆動装置101を最適な状態で駆動させるための光量
が定められることになる。制御電圧信号119は電圧レ
ベルの信号なので、電圧−電流変換回路121(図6の
電圧−電流変換回路91に対応)がこれを電流レベルに
変換し、制御用電流ICNT として半導体レーザ駆動装置
101に供給することになる。
【0040】一方、制御用点灯信号118は半導体レー
ザ駆動装置101のレーザダイオード11を点灯させる
状態を定めるための3入力オア回路123の1つの入力
端子に入力される。3入力オア回路123の他の2つの
入力端子の1つには画像データ124が入力され、残り
の入力端子にはこの画像データ124の走査開始時期を
定めるためのSOS(Strart Of Scan)信号を検出するた
めの区間だけ点灯するSOS検出用点灯信号125が入
力されるようになっている。
【0041】図8および図9は、図7に示した回路の各
部の信号波形を示したものであり、図8はその前半を、
図9はその後半を示している。図8aは、図7の制御回
路115に入力されるレーザダイオード光量信号113
を表わしている。同図に示したレーザダイオード11を
理想的な光量で駆動するためには、図8fに示した画像
データ124による記録動作が行われる前に光量の調整
が行われる必要がある。そこで、図8cに示した光量制
御オン信号116が最初にL(ロー)レベルからH(ハ
イ)レベルに変化する時刻t1 から再びLレベルに変化
する時刻t2 までの区間において光量の制御が行われ
る。このとき、制御回路115は、図8eに示すように
制御用点灯信号118をHレベルに設定し、図7に示し
た3入力オア回路123からHレベルのレーザ点灯信号
103を出力させる。
【0042】これにより、レーザ駆動電流スイッチ回路
102が動作を開始し、図8bに示すように駆動電流1
04がゼロから次第に立ち上がる。すなわち、最初の段
階ではレーザダイオード11が光量の低い状態で点灯を
開始し、フォトダイオード108(図7)はこの光量を
検出して図8aに示したレーザダイオード光量信号11
3を制御回路115に入力することになる。
【0043】制御回路115には図8aに示す光量基準
信号117が入力されており、レーザダイオード光量信
号113との比較が行われる。そして、両者の信号レベ
ルが一致するまで図7に示した制御電圧信号119が変
化し、これによる駆動電流104(図8b)の制御によ
って光量が増大し、光量基準信号117にレーザダイオ
ード光量信号113のレベルが一致するようになる。
【0044】時刻t2 に光量を制御するための制御用点
灯信号118(図8e)がLレベルとなると、これ以後
は、SOS検出用点灯信号125(図8d)がHレベル
となる区間と、画像データ124(図8f)がオンとな
る区間でレーザ点灯信号103がHレベルとなり、レー
ザダイオード11が点灯する。まず、SOS検出用点灯
信号125がHレベルとなる区間では、図示しないSO
Sセンサがレーザビームの各走査開始タイミングを検出
し、これから所定時間をおいて画像データ124の出力
が開始される。この所定時間は、SOSセンサがレーザ
ビームの各走査開始タイミングを検出してからレーザビ
ームが図示しない感光体の画像領域の走査開始点に至る
までの時間と一致する。このようにして、画像データ1
24はレーザダイオード11が理想的な光量で点灯制御
される状態で記録されることになる。
【0045】図8に示すように光量制御オン信号116
は、その後も、例えば各走査毎に画像領域外で光量調整
を行なうとき、あるいは新たな記録動作が開始されると
き等にHレベルとなり、レーザダイオード11の出力す
る光量が常に最適な状態となるように制御が行われるこ
とになる。図9a〜fはそれぞれ図8a〜fに対応した
ものであり、図8の時刻t3 以降の各部の変化を表わし
たものである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、ECL差動レシーバにレーザ点灯信号を入力
させることで、従来に比して半導体レーザ駆動装置の応
答性を向上させることができ、記録の高速化や記録サイ
ズの大型化に十分対応することができる。また、レーザ
点灯信号をECL差動レシーバに入力させた後、これを
スイッチ手段に直接供給することでレベルシフト回路を
省略することができるので、半導体レーザ駆動装置の応
答性を更に良くすることができる。
【0047】
【0048】
【0049】また請求項2記載の発明によれば、レーザ
点灯信号をECL差動レシーバに入力させた後、これを
スイッチ手段に直接供給することでレベルシフト回路を
省略し、半導体レーザ駆動装置の応答性を更に良くする
ことができるばかりでなく、定電流回路については、半
導体レーザの光量を指示するための電流を入力し、これ
を基準となる電圧源に一端を接続した抵抗によって電圧
に変換しているので、電圧変化は安定し、光量の安定化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例における半導体レーザ駆動装
置の要部の回路構成を示すブロック図である。
【図2】 参考例における半導体レーザ駆動装置の電流
制御電圧VCNT を変化させるための前段の回路構成を表
わした回路図である。
【図3】 本発明の第1の実施例における半導体レーザ
駆動装置の要部の回路構成を示すブロック図である。
【図4】 第1の実施例における半導体レーザ駆動装置
の電流制御電圧VCNT を変化させるための前段の回路構
成を表わした回路図である。
【図5】 本発明の第2の実施例における半導体レーザ
駆動装置の要部の回路構成を示すブロック図である。
【図6】 第2の実施例における半導体レーザ駆動装置
の制御電流ICNT を変化させるための前段の回路構成を
表わした回路図である。
【図7】 第2の実施例の半導体レーザ駆動装置の全体
的な構成とこの装置に対して光量の制御を行う回路とを
示したブロック図である。
【図8】 図7に示した回路の各部の波形の時間的な変
化の前半を示したタイミング図である。
【図9】 図7に示した回路の各部の波形の時間的な変
化の後半を示したタイミング図である。
【符号の説明】
11…レーザダイオード、14…ECL差動レシーバ、
16…第1のトランジスタ、17…第2のトランジス
タ、21…差動スイッチ回路、22…レベルシフト回
路、24…定電流回路、27…第1のIC回路、51、
71…電流−電圧変換回路、52…反転増幅回路、81
…抵抗、91…電圧−電流変換回路、101…半導体レ
ーザ駆動装置、102…レーザ駆動電流スイッチ回路、
105…定電流回路本体、108…フォトダイオード、
118…制御用点灯信号、119…制御電圧信号、12
4…画像データ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームのオン・オフ制御を行わせ
    るレーザ点灯信号を入力するECL差動レシーバと、このECL差動レシーバの出力をベースに印加するトラ
    ンジスタからなり、ECL差動 レシーバの出力側に現わ
    れるレーザビームのオン・オフに対応した電圧変化によ
    って半導体レーザのオン・オフ制御を行うスイッチ手段
    と、 前記半導体レーザの光量を指示するための電圧を前記ト
    ランジスタがオン・オフ動作を行う電圧だけアース電位
    から予めシフトさせた電圧を基準として入力し、この電
    圧に応じてスイッチ手段に所定の光量に対応する電流を
    供給する定電流回路 とを具備することを特徴とする半導
    体レーザ駆動装置。
  2. 【請求項2】 レーザビームのオン・オフ制御を行わせ
    るレーザ点灯信号を入力するECL差動レシーバと、このECL差動レシーバの出力をベースに印加するトラ
    ンジスタからなり、 ECL差動レシーバの出力側に現わ
    れるレーザビームのオン・オフに対応した電圧変化によ
    って半導体レーザのオン・オフ制御を行うスイッチ手段
    と、 前記半導体レーザの光量を制御するための電流を入力
    し、これを所定の電圧源に一端を接続した抵抗に流して
    これによって生じた前記トランジスタがオン・オフ動作
    を行う電圧だけアース電位から予めシフトさせた電位を
    基準とする電圧変化によって光量に応じた定電流をスイ
    ッチ手段に供給する定電流回路とを具備することを特徴
    とする半導体レーザ駆動装置。
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