JP3423925B2 - 吊り具 - Google Patents

吊り具

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JP3423925B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】 本発明は主として球形状、
塊状、立方体形状、その他の固形物を鋏持し、或いは抱
いて吊り上げる吊り具に関する。 【従来の技術】 従来、重量固形物の吊り上げと移動に
は一般的には主としてユンボ、クレーン等が使用されて
きている。大きな岩石を前記の装置で吊り上げて移動さ
せる場合、岩石の下側にワイヤーロープをバランス良く
掛ける作業を行なうが、熟練した人手に頼る危険で手間
のかかる作業である。油圧式のロックフォークではフォ
ークで掴む力は油圧力によって決まり、吊り下げる固形
物が重い場合は油圧力を高めて掴む力を大きくして対処
しているので岩石の大きさに比較して上下のフォーク機
構は極めて重く大型であり、現場までの搬入、燃費その
他の経費も無視できないので使用可能の場合が限られ、
もっと軽量でコンパクトで移動しやすい装置が望まれて
いる。例えば、特願平5−283276号では複数の吊
り下げ部材は下外方に伸びていて一対の上下のリンクと
で構成してあるので、大きな岩石を吊り上げ抱くには掛
止部材の大型化が必要で、大型化すれば便利に使用でき
ない問題があり実用に供されていない。更に、特開平7
−330278号では水平当接部材は鉤部材が挟持動作
に入ると下方に下がり鉤の水準に接近していくので、鉤
と当接部材の水準が狭まり背の高い固形物を上から下方
に押し出す状態となる(つまり懐が浅くなる)し、リン
ク部材と鉤部材の連結位置が鉤部材の空気圧シリンダに
取り付ける位置に接近しているので、鉤の先端にかかる
挟持力が弱くなり大きな岩石の吊り上げには使用されて
いない。つまり、上記2例は岩石を抱く構成ではない。 【発明が解決しようとする課題】 油圧式ロックフォー
クではフォーク或いは爪で掴む力は油圧力によって決ま
るが、本発明では吊り下げる固形物の高さを収容する余
裕を生ずる懐を深くする鉤部材及び吊り上げ構造を提供
し、複数の吊り上げ部材で対象物の嵩張りの大なるもの
を懐深く挟持或いは抱かせることが第一の目的であり、
第二には挟持力の増強には油圧装置を用いないで機構的
に対象物の重量に応じて挟持力或いは抱く力を増大させ
る自在装置でコスト削減を可能とし、第三にはコンバク
ト軽量化して相対的に大きな岩石を吊り上げ可能とし、
使用コストの安い現場に搬入しやすい吊り具を提供し、
第四にはユンボのバケットに替えて取り付け使用可能な
吊り具の提供である。 【課題を解決するための手段】 本発明では上端で吊ら
れ鉛直に吊り下げられる細長い吊り上げ部材と、該吊り
上げ部材の中間部で軸線に沿って移動可能な摺動部材
と、該摺動部材に少なくとも所定水準まで回動自在に支
持孔で枢着され、アームの上部が外方に、かつ下部が内
方に曲がっていて、下端部に内に向く鉤を設けた鉤部材
において、アームの中央部辺或いはそれより下方に吊り
上げ孔を設けるが、該孔の位置は梃子の原理から鉤の先
端との距離より支持孔との距離を小にして設ける方が挟
持力が大になるが対象物が小型化するので、用途による
位置ぎめが望ましい。該鉤部材の吊り上げ孔に吊り上げ
部材を連結するが、クレーンとかユンボに取り付ける場
合は半自動式の吊り具の鉤部材の吊り上げ孔に連接桿の
下部を軸着せしめるとともに該連接桿の上部を摺動部材
の下部に設けた連接支持部に軸着せしめて吊り上げ摺動
部材の下端部に向け鉤部材の鉤に近付けた吊り上げ孔に
よりしぼり込ませる力を大にし、強い挟持力と抱き込む
力を発生させ外部エネルギーを不要とし、かつ対象物の
重量に比例してしぼる力が増大させ重い対象物ではそれ
に対応する強い挟持力と抱き込む力が複数の鉤で発生さ
せるのが好ましい。本発明の吊り具は開放部材例えば開
放ケーブル又は開放錘又は開放バネ又は開放振り子又は
油圧装置等を用いることもできるが、開放錘は吊り上げ
部材下部の連接支持部に設けて吊り上げ部材を下げたと
きに鉤部材の下部に連接桿を介して上向きの力をかけて
開放させる。吊り具を開放状態に保つために摺動部材の
下方に開放振り子を設けて開放状態で連接支持部の上面
に当接せしめておき、挟持時に該開放振り子の下方を手
動操作具で外方に引く作業もできる。これらを一実施例
をあげ図面により詳述すると、 【実施例1】 図1より図4は本発明による半自動吊り
具の一実施例で、吊り上げ部材10の上端部には連結孔
21が設けてあり、下端部には連接支持部10cが設け
てあってその間を摺動部材15が上下に摺動自在であ
る。該摺動部材15は下方が十字形で各突出部には支持
溝16aがあって、鉤部材8の上端が嵌まり支持孔16
に支持軸16cで図2の破線の位置まで回動自在に軸着
せしめてある。更に該連接支持部10cには左右一対の
連接桿10bが連接支持軸10dで軸着し、該連接桿1
0bの下端が吊り上げ孔19に吊り上げ軸19aで軸着
している。開放部材である開放錘9cは重い材質、例え
ば鉛、を主体に構成するのがコンパクトで好ましいが、
鉤底が接地した時の吊り上げ部材全体の荷重が連接桿の
吊り上げ軸19aで鉤部材を開放せしめるのに十分な重
量の構成であれば開放錘が必ずしも必要でない。該開放
錘9cは中央の孔に吊り上げ部材10を貫通せしめて固
定してあり下方に十字形の連接支持部が密接し、該連接
支持部は吊り上げ部材として一体に固定してある。尚、
連接桿は一対の例をあげたが、他の構造例えば角パイプ
状その他で一本でも可能であるし、鉤部材も平板をカッ
トしたり、各種の形鋼材で構成可能なことは明白であ
り、小型軽量ではアルミ合金・合成樹脂・木材等の素材
を利用できる。上記構成であるから、ユンボ又はクレー
ンの先端に吊り具を取り付け、吊り上げ部材を下ろし
て、下端に対象物が当ると鉤部材は連接桿を介して矢印
P方向に加えられ、開放状態に入り、より吊り上げ部材
を下ろして破線で示す対象物の岩石20を上方を空かし
て挟み抱き込める状態になる。そこで吊り上げるが、対
象物を外すときは、吊り具を下げて開放した状態で対象
物の上から移動させれば簡単に外せる。この半自動の吊
り具はバケットを外したユンボとか、クレーンに取り付
けて使用できる。従って、ユンボの入れる場所で使用で
き電力を必要とせずコンパクトかつ軽量で立方体・球形
・塊状等を含む固形物の吊り上げに最も適している。 【実施例2】 図5、図6は実施例2で開放振り子9f
は摺動部材15に支持される鉤部材8の一本の支持軸と
同軸でU字形に形成した長平板上端部を回動自在に取り
付けてある。図5は該開放振り子9fが下がって連接支
持部上面に当接し、吊り上げ摺動部材を図示の間隔で支
持している。該開放振り子の下端を操作具9gの鎖で矢
印Q方向に引くと、連接支持部の上面から外れて図7に
示す位置に振れて支持を停止する。この結果4本の鉤部
材は既述の通り、対象物の挟持抱き込みの段階に入る。 【発明の効果】 本発明は上記構造の鉤部材の吊り上げ
孔の位置を下方に下げるので、鉤の先端にかかる重みを
吊り上げ軸を支点にして連接桿を介しての反作用として
大きな挟持力とか抱き締める力に転化せしめるし、複数
の該部材による抱き込むスペースは立体状で充実して重
いボリュームの対象物を吊り上げるのに適していて、位
置決めは簡単で、ロープ掛けの人手を節約し、軽量で簡
単でエネルギー消費も少なく、使用場所には制約が少な
いし、対象物が重ければその重さに対応して挟持力と抱
き締める力が増大自在なので安全性があり固形の重量物
の吊り上げに適している。更に半自動式の吊り具は上記
の効果に加えてユンボやクレーンに吊り下げて使用可能
で、鉤部材の開放振り子の開放操作には補助の人手が必
要な場合もあるが、吊り上げ部材の重量と接地作用によ
り開放するから熟練すると一人で吊り上げ移動作業が可
能になる効果もある。
【図面の簡単な説明】 各図は何れも縮小概略図で、 【図1】 半自動式の吊り具の一実施例の底面図、 【図2】 図1の断面B−B’、 【図3】 図1中の吊り上げ部材の下方部分図で(イ)
はその平面図、(ロ)はその底面図、(ハ)はその側面
図、 【図4】 図1中の摺動部材で(イ)はその平面図、
(ロ)はその底面図、(ハ)はその側面図、 【図5】 実施例2の開放振り子の開放使用例の部分側
面断面図、 【図6】 図5中の開放振り子が開放位置から外れ中央
垂直部分断面図である。 【符号の説明】 8 鉤部材、9 開放部材、9c 開放錘、9f 開放
振り子、9g 操作具、9h 油圧装置、10 吊り上
げ部材、10b 連接桿、10c 連接支持部、10d
連接支持軸、10e 連接支持孔、15 摺動部材、
16 支持孔、16a 支持溝、16b 支持軸、18
摺動孔、19 吊り上げ孔、19a 吊り上げ軸、2
0 岩石。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上端で吊られ鉛直に吊り下げられる細長
    い吊り上げ部材と、該吊り上げ部材の中間部で軸線に沿
    って移動可能な摺動部材と、該摺動部材に少なくとも所
    定水準まで回動自在に支持孔で鉤部材が枢着され、該鉤
    部材は上部が外方に、かつ下部が内方にまがっていて
    下端部に内方に向く鉤を設けたアームを有し、該アーム
    の中央部或いはより下方に吊り上げ孔を設けかつ該孔に
    連接桿の下端部を軸着せしめるとともに、該連接桿の上
    端部を吊り上げ部材の下端に設けた連接支持部に軸着せ
    しめ、該摺動部材の下方に鉤部材の開放を支持する開放
    振り子を設け、該開放振り子が下がって連接支持部上面
    に当接して吊り上げ摺動部材との間隔を支持することを
    特徴とする吊り具。
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