JP3423808B2 - 2−シアノアクリレート系組成物 - Google Patents

2−シアノアクリレート系組成物

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特殊な高分子添加剤を
配合した2−シアノアクリレート系組成物、殊に、難接
着材の瞬間接着に適した2−シアノアクリレート系組成
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2−シアノアクリレート系瞬間接着剤
は、一液タイプの接着剤でありながら、プラスチック
ス、金属、その他を問わず大部分の材料に対して接着力
が大きく、異種材料間の接着にも適用でき、しかも秒速
接着が可能であるという好ましい特長を有している。
【0003】しかしながら2−シアノアクリレート系瞬
間接着剤は、被着体が木質材料やクロメート処理面であ
るときは、接着速度が遅くなるという問題点がある。こ
れは、これらの被着体が酸性表面を有するため、2−シ
アノアクリレートのアニオン重合性が阻害されるためで
ある。
【0004】そこで酸性表面であっても速硬化性を示す
ようにするため、2−シアノアクリレートに種々の添加
剤を配合して速硬化性を確保する試みが種々なされてい
る。そのうちの主なものは、ポリエチレングリコール、
クラウンエーテル、ポリエチレングリコールの(メタ)
アクリルエステル、カレキサレン類などである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】酸性表面のほか、2−
シアノアクリレート系瞬間接着剤で接着しにくい被着体
としては、いわゆる難接着材がある。すなわち、被着体
が軟質ポリ塩化ビニル、ポリオキシメチレン(ポリアセ
タール)、エチレン−プロピレン−ジエンゴムなどの難
接着材であるときは、硬化速度が遅くなること、初期接
着時の喰いつきが悪いこと、接着後の引張剪断力が不足
することなどの問題点がある。
【0006】難接着材に対する接着性を上げることは、
添加剤の配合では困難であるとされている。そのため従
来は、2−シアノアクリレート系瞬間接着剤による接着
に先立って難接着材にプライマー処理を施すことが行わ
れている。しかしながらプライマーの適用は、二液とな
るので接着操作が複雑になること、被着体の接着対象個
所以外の部分もプライマーで汚染されることを免かれな
いこと、プライマー適用後の比較的狭い最適時間帯にタ
イミングよく接着剤を適用しないと所期の接着性向上効
果が奏されないことなどの問題点ないし制約がある。実
用性を考えると、難接着材に対しても一液ですぐれた接
着が図られることが強く望まれる。
【0007】また、2−シアノアクリレート系瞬間接着
剤は粘度が数センチポイズと低いが、実際に接着操作を
行うときには粘度が適度に高いことが望まれることが多
い。そこで2−シアノアクリレート系瞬間接着剤にポリ
(メタ)アクリル酸エステル等のポリマーを増粘剤とし
て配合することがなされるが、粘度向上のための増粘剤
の添加は、セットタイムの点でプラスとはならずむしろ
マイナスに作用することがあるので、その添加量をでき
るだけ減らす方が好ましい。従って、このような事情も
配慮することが必要となる。
【0008】本発明は、このような背景下において、難
接着材に対しても、硬化速度が速く(セットタイムが短
く)、初期接着時の喰いつきも良く、引張剪断強度が顕
著に向上し、粘度も適度に向上する2−シアノアクリレ
ート系組成物、殊に瞬間接着剤用の2−シアノアクリレ
ート系組成物を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の2−シアノアク
リレート系組成物は、2−シアノアクリレート(A) に、
マレイミド(b1)およびそれと共重合可能なコモノマー(b
2)の共重合体からなるマレイミド系共重合体(B) を配合
してなるものである。
【0010】以下本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明において用いられる2−シアノアク
リレート(A) としては、アルキル2−シアノアクリレー
ト(メチル2−シアノアクリレート、エチル2−シアノ
アクリレート、イソプロピル2−シアノアクリレート、
n−プロピル2−シアノアクリレート、イソブチル2−
シアノアクリレート、n−ブチル2−シアノアクリレー
ト等)、アルコキシエチル2−シアノアクリレート(メ
トキシエチル2−シアノアクリレート、エトキシエチル
2−シアノアクリレート等)、ハロゲン化アルキル2−
シアノアクリレート(2−クロロエチル2−シアノアク
リレート等)、脂環式アルキル2−シアノアクリレート
(シクロヘキシル2−シアノアクリレート等)、アリル
2−シアノアクリレートをはじめとする種々の2−シア
ノアクリレートがあげられる。
【0012】上記の2−シアノアクリレート(A) に配合
するマレイミド系共重合体(B) としては、マレイミド(b
1)およびそれと共重合可能なコモノマー(b2)の共重合体
があげられる。
【0013】ここでマレイミド(b1)とは、下記の化1で
表わされる化合物である。
【0014】
【化1】
【0015】コモノマー(b2)としては、α,β−エチレ
ン性不飽和カルボン酸((メタ)アクリル酸、クロトン
酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸等)またはそ
の無水物;α,β−エチレン性不飽和カルボン酸のエス
テル(部分エステルを含む);スチレン系モノマー(ス
チレン、メチルスチレン等);(メタ)アクリロニトリ
ル;(メタ)アクリルアミド;ビニルエステル(酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、飽和分岐脂肪酸ビニル
等);ビニルエーテル(メチルビニルエーテル、エチル
ビニルエーテル等);含ハロゲンモノマー(塩化ビニル
等);α−オレフィン(エチレン等);などがあげられ
る。
【0016】上記の中では、特に(メタ)アクリル酸エ
ステルおよびスチレン系モノマーが重要であるので、コ
モノマー(b2)としては、(メタ)アクリル酸エステルま
たはスチレン系モノマーに属するものを少なくとも一部
用いることが望ましい。
【0017】なお(メタ)アクリル酸エステルとして
は、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル
酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アク
リル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、
(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル
酸メトキシプロピル、(メタ)アクリル酸エトキシエチ
ル、ポリエチレングリコールモノまたはジ(メタ)アク
リレート、ポリプロピレングリコールモノまたはジ(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどが
例示できる。
【0018】マレイミド系共重合体(B) におけるマレイ
ミド(b1)とコモノマー(b2)との共重合割合は、マレイミ
ド(b1)が1〜50重量%程度、好ましくは5〜50重量
%程度、さらに好ましくは10〜50重量%程度であ
り、コモノマー(b2)の共重合割合はその残余となる。マ
レイミド(b1)の共重合割合が余りに少ないときは、速硬
化性、喰いつき、引張剪断強度などの向上効果が乏し
く、一方マレイミド(b1)の共重合割合が余りに多いとき
は、組成物の長期貯蔵安定性の点で不安が残る。
【0019】マレイミド系共重合体(B) の分子量に特に
限定はないが、重量平均分子量で、1万〜100万、通
常は5万〜50万、好ましくは10万〜40万のものを
用いることが多い。
【0020】2−シアノアクリレート(A) 100重量部
に対するマレイミド系共重合体(B)の配合量は、 0.1〜
30重量部、好ましくは1〜20重量部、さらに好まし
くは3〜10重量部とするのが適当である。マレイミド
系共重合体(B) の配合量が余りに少ないときは、速硬化
性、喰いつき、引張剪断強度などの向上効果が乏しく、
一方その配合量が余りに多いときは、組成物の長期貯蔵
安定性に悪影響が出る。
【0021】本発明の組成物には、そのほか、従来より
2−シアノアクリレート系瞬間接着剤に使用されている
各種の添加剤、たとえば、保存安定剤、酸化安定剤(老
化防止剤)、有機溶剤、可塑剤、増粘剤(ポリマー
類)、充填剤、チクソトロピー性改善剤、耐熱性付与剤
(芳香族酸無水物、無水マレイン酸、ナフトスルトン化
合物、キノイド類等)、極性低下剤、硬化促進剤(ポリ
エチレングリコールまたはその誘導体、クラウン化合
物、カレキサレン類等)、硬化抑制剤、界面活性剤、分
散剤、着色剤、カーボネート化合物(エチレンカーボネ
ート等)、ピロガロール、没食子酸などを適宜添加する
ことができる。
【0022】本発明の2−シアノアクリレート系組成物
は、瞬間接着剤、殊に被着体の少なくとも一方が軟質ポ
リ塩化ビニル、ポリオキシメチレン、エチレン−プロピ
レン−ジエンゴムなどの難接着材であるときの瞬間接着
剤として特に有用であり、そのほか、含浸剤、補修剤、
パターン形成剤、マーキング剤、集束剤、製膜用(フィ
ルム形成用)などとしても用いることができる。
【0023】
【作用】本発明の2−シアノアクリレート系組成物にあ
っては、配合したマレイミド系共重合体(B) により、難
接着材に対しても、硬化速度が速く(セットタイムが短
く)、初期接着時の喰いつきも良く、引張剪断強度が顕
著に向上し、粘度も適度に向上する。貯蔵安定性も良好
である。セットタイムの短縮をはじめとするこのような
作用効果は、マレイミド系共重合体(B) が従来の硬化促
進剤とは全く異なる化学構造の高分子であることを考え
ると、予測不可能なことである。
【0024】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。
【0025】〈材料の準備〉2−シアノアクリレート(A) 2−シアノアクリレート(A) として、少量の安定剤を含
む下記のものを準備した。 (A1): メチル2−シアノアクリレート (A2): エチル2−シアノアクリレート (A3): イソブチル2−シアノアクリレート
【0026】マレイミド系共重合体(B) マレイミド系共重合体(B) として、下記のものを準備し
た。
【0027】(B1): マレイミド、スチレンおよびメタク
リル酸メチルの重量比で25:15:60のランダム共
重合体(日本触媒株式会社製の「ポリイミレックス−P
MS101」、淡黄色ペレット、ガラス転移点144
℃、重量平均分子量24万)
【0028】(B2): マレイミドおよびスチレンの重量比
で50:50のランダム共重合体(日本触媒株式会社製
の「ポリイミレックス−PSX0261」、淡黄色粉
体、ガラス転移点198℃、重量平均分子量17.4万)
【0029】(B3): マレイミド、スチレンおよび無水マ
レイン酸のランダム共重合体(日本触媒株式会社製の
「MIP−PS0260」、淡黄色ペレット、ガラス転
移点200℃、重量平均分子量18.2万)
【0030】〈瞬間接着剤の調製と物性の測定〉上述の
2−シアノアクリレート(A) にマレイミド系共重合体
(B) を後述の表1の割合で配合して瞬間接着剤を調製し
た。それぞれの瞬間接着剤につき、粘度を測定すると共
に、後述の条件にて各種被着体に対するセットタイムと
引張剪断強度を測定した。また初期接着時の喰い付き性
を、難接着材を用いたSPVC-SUS、SPVC-SPVC 、POM-POM
およびEPDM-EPDM について評価した。さらにこの瞬間接
着剤の貯蔵安定性についても評価した。
【0031】〈条件および結果〉条件および結果を表1
および表2に併せて示す。表1および表2中、Feは鉄、
SPVCは軟質ポリ塩化ビニル、SUS はステンレス鋼、POM
はポリオキシメチレン(ポリアセタール)、EPDMはエチ
レン−プロピレン−ジエンゴムである。
【0032】
【表1】 比較例 比較例 実施例 実施例 実施例 1 2 1 2 3 処方 A/B 種類 A2/- A2/-& A2/B1 A2/B2 A2/B3 A/B 重量比 100/0 100/0 100/5 100/5 100/5 粘度 (cps/25℃) 3 20 17 20 25 貯蔵安定性 良 良 良 良 良 セットタイム(sec) Fe-Fe 6 7 2 2 3 SPVC-SUS 20 22 8 9 11 SPVC-SPVC 13 15 4 5 7 POM-POM 25 30 8 10 15 EPDM-EPDM 10 12 1 1 2 引張剪断強度(kgf/cm2) Fe-Fe 78 80 80 86 85 SPVC-SUS 5 5 22 21 20 SPVC-SPVC 9 10 26# 25# 25# POM-POM 6 6 43# 41# 42# EPDM-EPDM 5 5 6# 6# 6# 初期喰い付き性 × × ○ ○ ○ (注)# 印は材質破壊。 & 印は、増粘剤としてポリメチルメタクリレートを配合する ことにより粘度を20cps に調製したもの。
【0033】
【表2】 比較例 実施例 比較例 実施例 3 4 4 5 処方 A/B 種類 A1/- A1/B1 A3/- A3/B1 A/B 重量比 100/0 100/5 100/0 100/7 粘度 (cps/25℃) 2 18 4 25 貯蔵安定性 良 良 良 良 セットタイム(sec) Fe-Fe 5 2 10 6 SPVC-SUS 25 10 25 17 SPVC-SPVC 20 10 25 20 POM-POM −* 15 30 25 EPDM-EPDM 30 5 15 5 引張剪断強度(kgf/cm2) Fe-Fe 150 150 120 120 SPVC-SUS 3 18 5 25# SPVC-SPVC 5 18 10 24# POM-POM −* 35 10 40# EPDM-EPDM 1 4 4 6# 初期喰い付き性 × ○ × ○ (注)# 印は材質破壊。* 印は接着しないので測定不可。
【0034】〈物性測定条件〉測定条件は次の通りであ
る。試験数はそれぞれ5個とし、最小値および最大値を
示すものを捨て、残りの3個の平均値をとった。
【0035】セットタイム 25mm×100mm×1.6mm の試験片をテストピースとし
て用い、JIS K-6861に準じて測定した。
【0036】引張剪断強度 25mm×100mm×2.0mm の試験片同士を接触面積12.5
mm×25mmにて重ね合わせ接着して24時間放置した
後、常態における引張剪断強度(kgf/cm2) を測定した。
【0037】初期接着時の喰い付き性 セットタイム測定に際して試験片を剥離するときに、SP
VC-SUS、SPVC-SPVC 、POM-POM 、EPDM-EPDM に対する喰
い付き状態を感覚判断した。 ○: 剥離に際し粘りがあり、喰いつきが良い。 ×: ぱりっと剥離し、喰いつきが小さい。
【0038】貯蔵安定性 JIS K-6861に従って、70℃±2℃の恒温槽内に5日間
保持した後のセットタイムと粘度を、ブランクのものと
比較して判定した。
【0039】〈解析〉表1および表2から、比較例と実
施例、すなわち、エチル2−シアノアクリレートにかか
る比較例1〜2と実施例1〜3、メチル2−シアノアク
リレートにかかる比較例3と実施例4、イソブチル2−
シアノアクリレートにかかる比較例4と実施例5とをそ
れぞれ対比すると、次のことがわかる。
【0040】(1) セットタイムについては、実施例の瞬
間接着剤はいずれの被着体についても有意に短縮され
る。 (2) 粘度については、実施例の瞬間接着剤は適度に向上
する。 (3) 引張剪断強度については、実施例の瞬間接着剤は、
代表的な難接着材である軟質ポリ塩化ビニル(SPV
C)およびポリオキシメチレン(ポリアセタール)(P
OM)に対して顕著に向上し、エチレン−プロピレン−
ジエンゴム(EPDM)についても確実に向上する。 (4) 難接着材に対する初期接着時の喰いつき性について
は、実施例の瞬間接着剤は顕著に改善される。 (5) 貯蔵安定性については実施例、比較例とも良好であ
り、マレイミド系共重合体(B) を配合した実施例の組成
にあっても、貯蔵安定性は何ら損なわれないことがわか
った。
【0041】
【発明の効果】作用の項でも述べたように、本発明の2
−シアノアクリレート系組成物にあっては、配合したマ
レイミド系共重合体(B) により、難接着材に対しても、
硬化速度が速く(セットタイムが短く)、初期接着時の
喰いつきも良く、引張剪断強度が顕著に向上し、粘度も
適度に向上する。貯蔵安定性も良好である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2−シアノアクリレート(A) に、マレイミ
    ド(b1)およびそれと共重合可能なコモノマー(b2)の共重
    合体からなるマレイミド系共重合体(B) を配合してなる
    2−シアノアクリレート系組成物。
  2. 【請求項2】2−シアノアクリレート(A) 100重量部
    に対するマレイミド系共重合体(B)の配合量が 0.1〜3
    0重量部である請求項1記載の2−シアノアクリレート
    系組成物。
  3. 【請求項3】瞬間接着剤である請求項1記載の2−シア
    ノアクリレート系組成物。
  4. 【請求項4】難接着材用の瞬間接着剤である請求項3記
    載の2−シアノアクリレート系組成物。
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