JP3423458B2 - 新聞の噴霧式湿し水供給装置 - Google Patents

新聞の噴霧式湿し水供給装置

Info

Publication number
JP3423458B2
JP3423458B2 JP34052694A JP34052694A JP3423458B2 JP 3423458 B2 JP3423458 B2 JP 3423458B2 JP 34052694 A JP34052694 A JP 34052694A JP 34052694 A JP34052694 A JP 34052694A JP 3423458 B2 JP3423458 B2 JP 3423458B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dampening water
spray
dampening
nozzle
supply device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34052694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08183152A (ja
Inventor
弘治 山崎
尚義 高柳
▼タダ▲男 古作
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakata Inx Corp
Original Assignee
Sakata Inx Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sakata Inx Corp filed Critical Sakata Inx Corp
Priority to JP34052694A priority Critical patent/JP3423458B2/ja
Publication of JPH08183152A publication Critical patent/JPH08183152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3423458B2 publication Critical patent/JP3423458B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Presses (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新聞のオフセット印刷
機の噴霧式湿し水供給装置に関し、特に特別な形状のノ
ズル孔をもつ噴霧ノズルを使用することによって、粒子
径の範囲が小さく、最適の粒度の湿し水を供給し、安定
な品質の印刷ができる一流体方式の噴霧式湿し水供給装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】平版印刷(通常、オフセット印刷と呼ば
れている。)は、水と油とが反発する性質を利用して、
印刷版面に親油性(疎水性)の画像部分と親水性(疎油
性)の非画像部分を作り、インキを親油性の画像部分に
乗せて印刷用紙に付着させる印刷方法である。
【0003】オフセット印刷においては、印刷版上の非
画像部に湿し水を付与した後、この湿し水の膜が乾かな
いうちに、油性インキを印刷版上の画像部に与える必要
があり、かつ、印刷品質を維持するためには印刷版上の
湿し水と油性インキとのバランスが極めて重要である。
湿し水の供給量を必要以上に多くすると、油性インキが
乳化するなどの問題が生じ、印刷ができなくなるもので
ある。逆に、湿し水が少なくなりすぎると、非画像部に
均一な水膜を形成しなかったり、インキが付与されるま
でに乾いてしまったりして、汚れが発生し、同様に印刷
ができなくなるものである。したがって、印刷作業者は
必要最小限の湿し水を均一に印刷版に与えることに常に
注意をはらわなければならない。このため、近年、湿し
水供給装置として、加圧した湿し水を噴霧ノズルから噴
霧供給する一流体方式のスプレー方式の湿し水供給装置
と湿し水と圧力エアーを混合させて噴霧供給する二流体
方式スプレー方式の湿し水供給装置が実用化され使用さ
れている。
【0004】特に新聞用オフセット輪転機のインキ供給
装置に使用する湿し水供給装置では、湿し水供給装置を
取付ける新聞オフセット輪転機のインキ供給装置のシリ
ンダ(版胴)の長さは、一般的に新聞4頁幅(約162
6mm)と決まっている。また、湿し水供給装置を取付
ける新聞オフセット輪転機のインキ供給装置としては、
1頁(406.5mm)あたり8個のインキ流量制御を
備えたキーを持つインキング装置と1枚の刃によりイン
キ流量制御を行うキーレスと呼ばれるインキング装置が
使用されている。1頁あたり8個のインキ流量制御を備
えたキーを持つインキング装置にスプレー方式の湿し水
供給装置を用いた場合、キーを持つインキング装置にあ
わせ、1頁あたり8個のノズル(特公昭49−2924
1号、特開昭51−59511号、特開昭55−222
68号、米国特許第3651756号、二流体方式)、
1頁あたり4個のノズル(特開平4−345845、一
流体方式)、1頁あたり2個のノズル(米国特許第47
08058号、一流体方式)、1頁あたり1個のノズル
(米国特許第4064801号、一流体方式)を用いた
スプレー方式の湿し水供給装置が実用化されている。す
なわち、湿し水供給装置のノズルが故障した場合には、
1頁あたりノズル1個の場合キー8個で、1頁あたりノ
ズル2個の場合キー4個で、1頁あたりノズル4個の場
合キー2個で、1頁あたりノズル8個の場合キー1個で
調節対応するというように、ノズルが故障してもキーで
調節できるようにスプレー方式のノズルの数が開発され
ている。
【0005】さらに、最近使用されている1枚の刃によ
りインキ流量制御を行いキーレスと呼ばれるインキング
装置にスプレー方式の湿し水供給装置を用いた場合、上
記のようなキーを持つインキング装置にあわせてノズル
の数を決める必要はないが、上記キーを持つインキング
装置にあわせた1頁あたり1個、2個、4個、8個のノ
ズルの数を有する湿し水供給装置が適用され使用されて
いるのが実情である。
【0006】しかし、頁あたり1個、2個のノズルを有
するスプレー方式の湿し水供給装置では、噴霧角度を極
端に広くとる必要があり、このためノズルの近くとノズ
ルから離れた場所では、湿し水の粒度、湿し水の水量に
差が生ずるので得られる印刷物の印刷品質が悪くなる等
の問題が生じる。この問題を解決し実用化するために
は、印刷版面に水を均一に供給できるように練りロール
を追加しなけらばならず、新聞オフセット輪転機が大型
化になるというあらたな問題が生じる。
【0007】一方、頁あたり4個、8個のノズルを有す
るスプレー方式の湿し水供給装置では、湿し水の粒度、
湿し水の水量に差がなくなり得られる印刷物の印刷品質
が良好になり、実用的には練りロールがなくても充分な
印刷品質が得られるが、ノズルの数が増えることによ
り、制御回路等の部品が増え、故障確率が増えて、湿し
水供給装置が高価になる等の問題が生じる。
【0008】また、8個のノズルを有するスプレー方式
の湿し水供給装置(二流体方式)のものは、湿し水を噴
霧するためエアーが必要なため、装置が大型化して、高
価になる等の問題も有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、印刷
版またはダンプニングロールに、印刷速度に対応した湿
し水を、均一な特定の粒度で、最適な水量を均一に供給
することができる一流体方式の新聞の噴霧式湿し水供給
装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、新聞1頁を印
刷するオフセット印刷機のプレートシリンダの回転速度
を検出する速度検出手段と、湿し水を印刷版またはダン
プニングローラに供給するために、印刷版またはダンプ
ニングローラの軸線に対し、同一平面内で直交する軸線
をもつ噴霧ノズルを有し、電磁開閉弁から主として構成
される湿し水噴霧手段と、噴霧ノズルへ湿し水を圧送す
るための湿し水貯蔵タンク、配管および加圧器から主と
して構成される湿し水供給手段と、前記速度検出手段か
らの出力に応答して、前記湿し水噴霧手段を制御する制
御手段とから構成される噴霧式湿し水供給装置におい
て、前記噴霧ノズルのノズル孔が、ノズル孔の軸線に垂
直でかつノズル孔の表面に接する平面上にあって噴霧ノ
ズルの軸線に対し対称の位置にある2点01,02を中
心とし、01,02間の距離の1/2よりも大きい半径
で円弧を画き、両円弧の交点間の距離をbとし、直線0
1,02が両円弧によって切取られる長さをaとすると
きa/b=1/2〜1/4でかつ、換算直径が0.4〜
0.9mmである両円弧で囲まれた形状であり、前記湿
し水噴霧手段が新聞1頁に対して3個設けられ、前記噴
霧ノズルと印刷版またはダンプニングローラとの距離が
85〜135mmであり、前記噴霧ノズルが印刷版また
はダンプニングローラの軸線方向に沿って、131.5
〜151.5mmの間隔で設けられ、湿し水噴霧手段へ
供給される湿し水の圧力が3.0〜5.0kg/cm2
であり、噴霧ノズルから噴霧される湿し水の噴霧角度が
75〜85°であり、湿し水の粒子径80〜150μm
であり、最大平均粒子径と最小平均粒子径との差が30
μm以内であることを特徴とする新聞の噴霧式湿し水供
給装置である。
【0011】
【作用】本発明に従えば、新聞用オフセット輪転機にお
いて、噴霧ノズルのノズル孔形状を前記のように規定
し、湿し水の供給圧力を3.0〜10.0kg/cm2
にしたので、最大平均粒子径と最小平均粒子径の差が3
0μmと小さく、粒子径が湿し水に最適の80〜150
μmとすることができる。
【0012】噴霧手段が新聞1頁に対して3個設けられ
る。従来の1頁に対して4個の噴霧手段を有する場合と
比較してノズルの数を1個減らすことができて保守が容
易になる。さらに印刷版またはダンプニングローラと噴
霧ノズルの距離、噴霧ノズルの間隔、湿し水の供給圧力
および湿し水の噴霧角度を前記の値に調整することによ
って、湿し水の水量が均一になり、前記の湿し水の粒度
の均一化とともに練りロールがなくても良好な印刷品質
が得られる。噴霧ノズルによる湿し水は、その粒子径8
0〜150μnmであり、最大平均粒子径と最小平均粒
子との差は30μm以内であり、均一な分布で湿し水の
噴霧を行うことができる。また本発明は、湿し水供給手
段は、水貯蔵タンク2内に貯留された湿し水3を、第1
管路4を介してポンプ5によって加圧し、第2管路6,
9,13,15から前記直列接続されたマニホルド16
に供給し、前記直列接続されたマニホルド16からの余
分の湿し水を、戻り管18からオリフィス17を介して
前記タンク2に戻すことを特徴とする。本発明に従え
ば、マニホルド16は直列接続されており、余分の湿し
水は、戻り管18からタンク2に戻され、この戻り管1
8にオリフィス17が介在され、したがってマニホルド
16に安定した流量で湿し水を供給することができる。
【0013】
【実施例】以下実施例でもって本発明に関わる噴霧式湿
し水供給装置を、新聞オフセット輪転機用噴霧式湿し水
供給装置の一実施例によって、より具体的に説明する
が、本発明は何等これに限定されるものではない。
【0014】図1は、本発明の噴霧式湿し水供給装置を
有する新聞オフセット輪転機1の一例の構成を示す斜視
図である。一般的に新聞オフセット輪転機1のインキ供
給装置のシリンダ41の長さは、図2に示すように新聞
4頁幅(約1626mm)と決まっている。新聞4頁分
の印刷版40は1頁ずつの印刷版40a〜40dとなっ
て直円筒状のシリンダ41に巻き付けられる。シリンダ
41は回転軸42に固定されて、この回転軸42の軸線
方向一端部にはプーリ43が固定される。これらの印刷
版40a〜40d、シリンダ41および回転軸42の回
転は一体となっているので、回転軸42に固定されたプ
ーリ43は印刷版40a〜40dの回転と同じ回転速度
になる。前記プーリ43は、張架されたベルト44へ回
転が伝えられ、プーリ45へ伝えられる。前記プーリ4
5は速度検出器47の回転軸46に固定されており、前
記プーリ45の回転が速度検出器47へ伝えられる。速
度検出器47からの出力は、導線Sを介して図示しない
電磁開閉弁駆動用制御回路へ入力される。電磁開閉弁駆
動用制御回路は、印刷速度の他に、予め入力した画像濃
度、画線率、印刷機の種類、用紙の種類、インキの種類
および環境等の印刷条件に対応して予め定められた条件
によって、後述する電磁開閉弁33を開閉し決められた
量の湿し水を印刷版40a〜40dに噴霧する。
【0015】なお、図1においては図解を簡単にするた
め2本の印刷版のあるものを図示しているが、印刷版の
数は2本に限らない。また噴霧ノズル30から直接印刷
版40a〜40dに湿し水を供給する例(A)と、1本
または複数本のダンプニングローラ48を介して湿し水
を供給する例(B)とがあり、その各々を図1に図示し
ているが、1つの印刷機にすべて例(A)で湿し水を供
給しても、すべて例(B)で湿し水を供給しても、図1
のように例(A)と例(B)とを併用してもよい。すな
わち、印刷版40a〜40dへの湿し水の供給は、直接
であっても間接であってもよく、一定量の湿し水が印刷
版40a〜40dに、その速度と印刷条件とに応じて供
給されれば良質の印刷が可能となる。
【0016】湿し水3は、貯留容器であるタンク2内に
貯留され、管路4を介してポンプ5によって加圧され、
管路6へ圧送される。管路6には、圧力計7が接続さ
れ、ポンプ5によって加圧された管路6の湿し水の圧力
が計測される。管路6内を圧送される湿し水の圧力は、
たとえば7kg/cm2程度である。
【0017】前記管路6からの湿し水は、各印刷版毎に
設けられた開閉弁8を経て管路9に供給され、フィルタ
10によって異物等が除去されて清浄化された後、圧力
調整弁11によって減圧される。この圧力調整弁11に
は管路13が接続され、管路13の圧力は圧力計12に
よって計測される。管路13内の湿し水の圧力は、3.
0〜5.0kg/cm2程度である。また圧力調整弁1
1は市販のレギュレーターを用いることができ、たとえ
ば0なしい最大使用水量の流量範囲では、流量が変動し
ても出口側の圧力はほぼ一定に保たれ、この出口側の圧
力が調整圧力を超えると安全弁が開いて出口側の圧力を
前記調整圧力以下に保つように構成されている。
【0018】このようにして減圧された管路13からの
湿し水は、脈動調整タンク14に導かれる。脈動調整タ
ンク14は市販のアキュミレータを用いることができ
る。脈動調整タンク14の上部には隔壁で仕切られた空
気室があり、下部は圧力の加えられた湿し水が充満して
いる。管路13から脈動調整タンク14に導かれた湿し
水は、たとえば、3.0〜5.0kg/cm2の間で脈
動しており一定の圧力になっていない。管路13から脈
動調整タンク14に導かれた湿し水の圧力が、たとえば
5.0kg/cm2のときには隔壁で仕切られた空気の
緩衝作用によって圧力が吸収される。したがって脈動調
整タンク14から出て供給管15へ導かれた湿し水は、
圧力が4.0kg/cm2に低下する。一方管路13か
ら脈動調整タンク14に導かれた湿し水の圧力が、たと
えば3.0kg/cm2のときには隔壁で仕切られた空
気によって加圧される。したがって、脈動調整タンク1
4から出て供給管15へ導かれた湿し水は、圧力が4.
0kg/cm2に上昇する。
【0019】図3は、本発明の1本の印刷版の新聞1頁
に対する新聞オフセット輪転機用の1組の噴霧式湿し水
供給装置の一実施例の全体の構成を示す系統図である。
前記によって一定の圧力になった湿し水は、供給管15
および仕切弁111を経て噴霧ノズル30a〜30cを
経てノズル孔36a〜36cから霧状となって、たとえ
ば印刷版40aまたはダンプニングローラ48上の印刷
版40aに相当する位置(以下48aという)に噴霧さ
れる。
【0020】図4は各噴霧ノズル(以下符号30で代表
する)の構成を示す断面図である。噴霧ノズル30は、
本体35と電磁石部34とノズル部31とから構成さ
れ、一定圧力、たとえば4.0kg/cm2の湿し水は
入口管路19から本体35のマニホルド16に入る。本
体35には電磁開閉弁33があり、電磁開閉弁33には
電磁力によって作用するアーマチュア39が接続されて
いる。アーマチュア39は、電磁石部34内の電磁力を
発生させるコイル34Aで周囲を囲まれ、電磁開閉弁3
3が接続されている側と反対側には、ばね34Bが接続
され、ばね34Bは電磁石部34の底板に固定されてい
る。電磁石部34に通じる導線37に電流を通じると、
コイル34Aに電磁力が発生しアーマチュア39が矢印
アの方向へばね34Bに抗して移動する。アーマチュア
39に固定されている電磁開閉弁33はアーマチュア3
9と同じ方向に移動し、図4の状態となる。電磁石部3
4の導線37への通電を止めると、コイル34Aに発生
していた電磁力がなくなりばね34Bの力でアーマチュ
ア39は矢印イの方向へ押し下げられアーマチュア39
に固定された電磁開閉弁33もアーマチュア39と同じ
方向へ移動し、本体35に設けられた通水口38を閉じ
る。本体35の印刷版40またはダンプニングローラ4
8寄りには、ノズル部31が設けられている。電磁開閉
弁33が通水口38を閉じている場合には、マニホルド
16にある湿し水はノズル部31に供給されずノズル孔
36から湿し水は噴霧しないが、電磁開閉弁33が通水
口38から離れるとマニホルド16中の湿し水は通水口
38を通りノズル部31に導かれノズル孔36から湿し
水が噴霧される。電磁開閉弁33が通水口38を開ける
時間と閉じる時間の割合、すなわちコイル34Aに通電
している時間と通電していない時間の割合を変化させる
ことによって、湿し水がノズル孔36から噴霧される量
が制御される。そしてこの量は印刷版40の速度と印刷
条件によって決められる。
【0021】噴霧ノズル30に供給された湿し水のうち
余分のものはマニホルド16に接続された戻り管18か
ら仕切弁113とオリフィス17を経て貯留容器2に戻
される。オリフィス17は、マニホルド16の湿し水の
圧力を急激に低下させないため、一定の流量で流れるよ
う、狭溢部を設けたものである。またオリフィス17
は、戻り管18の一部を狭くしたものでも、配管径を調
節する目的のコックでもよい。戻り管18は管路9,1
3,15より管径が小さいものを用いることによって、
圧力低下を防止している。また戻り管18は管路9,1
3,15、マニホルド16へ異物等の混入または異物の
発生で湿し水の流れが低下したとき、洗浄しやすくする
目的も兼ねている。
【0022】噴霧ノズル30aなど12個の噴霧ノズ
ル、したがって各マニホルド16の接続は、図1に示す
ような並列接続でもよいし、図3に示すような直列接続
でもよい。
【0023】次に従来技術では新聞1頁当たり噴霧ノズ
ルが4〜8個ないと均一な湿し水の量が得られなかった
ものを、本発明では3個の噴霧ノズル30a〜30cで
均一な湿し水の量、水分分布率(=(最小水量/最大水
量)×100)≧75%が得られ、また湿し水の粒径を
80〜150μmの範囲にできた。
【0024】このために噴霧ノズル30のノズル孔36
は、図5(1)に示すようにノズル孔36の軸線、すな
わちノズル部31の軸線50に垂直であって、ノズル孔
36の外面に接する平面Pを考え、この平面P上に、軸
線50に対称の位置の2点01,02から、01,02
の長さをdとするときr>d/2となり、かつ下の条件
を満たすrを半径として円弧L1,L2を画いたとき、
円弧L1,L2で囲まれた形状(以下2倍弓形と称す)
を有する。すなわち半径rは、2つの円弧L1,L2の
交点M,N間の長さをb、01,02と円弧L1,L2
の交点K,H間の長さをaとするとき、a/b=1/2
〜1/4となるように選ばれる。図5(2)は、この方
法で画かれたノズル孔36の拡大した一例を示すもので
ある。またノズル孔36の大きさを決める換算直径(ノ
ズル孔36の周囲/π)は0.4〜0.9mmである。
また湿し水の供給圧力は3.0〜10.0kg/c
2、特に新聞印刷に好ましい供給圧力は3.0〜5.
0kg/cm2である。
【0025】本発明で噴霧ノズル30のノズル孔36の
形状を前記2倍弓形の形状にしたのは、従来の円形、長
方形、楕円形では、目的の性能が得られないからであ
る。これは次の理由による。
【0026】(1)円形のノズル孔では、湿し水の粒子
径80〜150μmの範囲、水量分布率(=(最小流量
/最小水量)×100)を75%以上にしようとする
と、噴霧ノズル30間の距離を短くし、噴霧ノズル30
と印刷版47aまたはダンプニングロール48aとの間
の距離を短くする必要が生じ、1頁あたりの噴霧ノズル
30の数が増え、目的から逸脱してしまう。
【0027】(2)長方形のノズル孔では、噴霧ノズル
30から噴霧される湿し水の水量分布率を75%以上に
することは容易にできるが、湿し水の粒子径を80〜1
50μmの範囲に調整することが困難である。
【0028】(3)楕円形のノズル孔では、噴霧ノズル
30から噴霧されるスプレー状態が2倍弓形のノズル孔
を使用したものに近く、円形のノズル孔、長方形のノズ
ル孔を使用したものに比べ、湿し水の粒子径を80〜1
50μmの範囲に調整することは可能であるが、スプレ
ー同志がオーバーラップするときに、水量分布率を75
%以上にしようとすると、湿し水の粒子径が80〜15
0μmの範囲を超えることも生じる。このため、噴霧ノ
ズル30間の距離を大きくすることが困難で、目的とす
る性能を得るには、1頁あたりの噴霧ノズル30の数を
増やさなければならない。
【0029】本発明の2倍弓形のノズル孔36では、噴
霧ノズル30の数を1頁あたり3個にしても、湿し水の
粒子径を80〜150μmの範囲に、またスプレー同志
がオーバーラップするときの水量分布率を75%以上に
することができる。
【0030】さらに本発明では、図2に示すように噴霧
ノズル30a,30b,…を等間隔で、ノズル孔36の
軸線50を互いに平行でその間隔D1を141.5±1
0mmになるように配列している。また噴霧ノズル30
のノズル孔36の軸線50と印刷版40またはダンプニ
ングローラ48の軸線とは同一平面内にあり、互いに直
交する。さらに噴霧ノズル30のノズル孔36と印刷版
40またはダンプニングローラ48の表面との間隔D2
を110±25mmになるように配列している。このよ
うな構成によって、湿し水の粒径が80〜150μmの
範囲となり、水量分布率が75%以上となる。
【0031】具体的に、印刷版40またはダンプニング
ローラ48における湿し水の最大平均粒子径と最小平均
粒子径の差が30μm以下になること、すなわち粒子径
が80〜150μmの範囲にあることと、印刷版40ま
たはダンプニングローラ48における湿し水の水量分布
率が75%以上になることについて説明する。
【0032】〔1〕印刷版40またはダンプニングロー
ラ48における湿し水の最大平均粒子径と最小平均粒子
径の差が30μm以下になること。粒子径を、粒度とい
うこともある。
【0033】図6に示すように噴霧ノズル30のノズル
孔36と印刷版40またはダンプニングローラ48間の
最短距離部分に相当する印刷版40またはダンプニング
ローラ48の表面域(1)で測定した平均粒度をX1、
(1)より約35mm離れた印刷版40またはダンプニ
ングローラ48の表面域(2)で測定した平均粒度をX
2、(1)より約70mm離れた印刷版40a〜40d
またはダンプニングローラ48の両端の表面域(3)で
測定した平均粒度をX3、噴霧ノズル30aのノズル孔
36から噴霧された湿し水と噴霧ノズル30bのノズル
孔36から噴霧された湿し水または噴霧ノズル30bの
ノズル孔から噴霧された湿し水と噴霧ノズル30のノズ
ル孔36から噴霧された湿し水が、印刷版40またはダ
ンプニングローラ48上で重なり合う表面域(4)で測
定した平均粒度をX4としたとき、X1,X2,X3,
X4はほぼ同じ平均粒度を持ち、X1,X2,X3,X
4の最大平均粒度と最小平均粒度は30μm以内であっ
た。(噴霧された湿し水の平均粒度分布の測定は公知の
各種粒度分布測定方法で測定した)。
【0034】〔2〕印刷版40またはダンプニングロー
ラ48における湿し水の水量分率が75%以上になるこ
と。
【0035】図7(1)は、噴霧ノズル30のノズル孔
36から噴霧した湿し水の水量を測定する状態を図示し
たもので、ノズル先端からD2離れた位置での水量分布
を測定する具体例を示している。水量分布の測定は口径
10mmφの開口部を持つメスシリンダ201−1〜2
01−nを、噴霧ノズル30のノズル孔36からD2離
れた位置で、前記2倍弓形を描く湿し水のスプレーパタ
ーンのMN軸に合わせメスシリンダの開口部を一直線上
に並べ測定する。実際の印刷版40またはダンプニング
ローラ48における湿し水の水量分布の測定は、図7
(2)のように噴霧ノズル30a〜30cをその軸心間
隔D1の距離で並べ各噴霧ノズル31から噴霧される湿
し水を測定することにより行われる。このとき、水量分
布率が75%以上であった。
【0036】図8は、新聞1頁分の制御回路51aの構
成を示すブロック図である。制御回路51aは、変換テ
ーブル53aと、メモリ53bと、パルス発生回路54
と、パルス幅調整回路55a〜55cと、駆動回路56
a〜56cとを含んで構成される。この制御回路51a
は、速度検出器47からの信号に基づいて印刷条件に対
応したパルス周波数を有する信号で電磁開閉弁33a〜
33cを駆動する。これによって、電磁開閉弁33a〜
33cは、噴霧ノズル30a〜30cに印刷条件に対応
した湿し水を供給する。
【0037】速度検出器47からのシリンダ41の回転
速度の検出信号は、アナログ/デジタル変換器(以下、
A/D変換器と略す)52に与えられる。この検出信号
は、シリンダ41の回転速度、たとえば0〜600rp
mに対応した0〜10Vのアナログ信号である。A/D
変換器52は、この検出信号をたとえば8ビットのデジ
タル信号に変換して、変換テーブル53aに出力する。
メモリ53bには、印刷速度と、画像濃度、印刷機の種
類、用紙の種類、あるいは印刷作業環境等の異なる複数
の印刷条件に対応した噴霧ノズル31a〜31cから噴
霧される最適な湿し水供給量の関係を表すデータD1〜
Dnが記憶されている。メモリ53bのデータに基づき
変換された回転速度に関する信号は、変換テーブル53
aからたとえば8ビットの湿し水の供給量を表す信号と
して、パルス発生回路54に出力される。パルス発生回
路54は、たとえばデジタル/アナログ変換器および電
圧/周波数変換器を含んで構成され、変換テーブル53
aから出力されるデジタル信号に対応して周波数可変の
パルス周波数信号を発生する。
【0038】パルス発生回路54からのパルス周波数信
号は、電磁開閉弁33a〜33cに個別的に対応するパ
ルス幅調整回路55a〜55cに与えられる。パルス幅
調整回路55a〜55cでは、入力されたパルス周波数
信号の周波数を変化せずにデューティ比を0〜100%
まで変化して出力し、これによって噴霧ノズル31a〜
31cから噴霧される湿し水の供給量を補正することが
できる。
【0039】パルス幅調整回路55a〜55cからのパ
ルス周波数信号は、駆動回路56a〜56cにそれぞれ
与えられ、電力増幅されて電磁開閉弁33a〜33cを
それぞれ駆動する。
【0040】図9は、本発明の新聞オフセット輪転機用
噴霧式湿し水供給装置の一実施例を具体的に示した図
で、新聞オフセット輪転機を操作側から歯車側を見たと
きの断面図である。
【0041】噴霧式湿し水供給装置は、噴霧ノズル30
のノズル部31のある上部空間室302と噴霧ノズル3
0が部材313によって仕切板315に固定され、部材
313と電磁石部34のある下部空間室307との2つ
の室に分割されている。噴霧式湿し水供給装置は、外側
をカバー309で覆われ上部空間室302から噴霧ノズ
ル30によって噴霧される湿し水が漏れないようになっ
ている。上部空間室302の一方は開放になっており、
ガイド314が印刷版40またはダンプニングローラ4
8にできるだけ近傍に位置している。カバー蓋301
は、カバー309の蓋で保守を行うとき、噴霧ノズル3
0等を直接点検することが可能なように開閉自在にカバ
ー309に固定されている。噴霧式湿し水供給装置は、
ブラケット303より突出した操作側ロッド304と、
図示していないが歯車側ロッド304’とが外部に突出
しており、この操作側ロッド304と歯車側ロッド30
4’により新聞オフセット輪転機に固定される。この固
定により、噴霧式湿し水供給装置を印刷版40またはダ
ンプニングローラ48へ近接して保持することができ
る。部材313には、湿し水の供給と戻りのための配管
が通っている。この配管の操作側の端末は、湿し水供給
側のタケノコ306と湿し水戻り側のタケノコ305と
なっている。電磁石部34には電線37が接続される
が、これはコネクタ308により導かれた外部の制御回
路へとつながる。上部空間室302に溜まる余分の湿し
水は、ドレインのタケノコ310によって外部に排出さ
れる。ドレインのタケノコ310は、配管により仕切板
315を介して上部空間室302へつながっている。
【0042】図9中の記号m1は、噴霧式湿し水供給装
置の開口幅で96mm以内、m2は、印刷版40a〜4
0dまたはダンプニングローラ48と噴霧ノズルの先端
の距離(今までD2で表示したもの)で110mm、m
3は、噴霧式湿し水供給装置の高さで218mm以内で
ある。
【0043】図10は、図9の新聞オフセット輪転機用
噴霧式湿し水供給装置の横側より見た図である。ブラケ
ット303,303’より突出した操作側ロッド30
4、歯車側ロッド304’によって新聞オフセット輪転
機に固定され、噴霧式湿し水供給装置は、印刷版40ま
たはダンプニングローラ48に近接して保持される。
【0044】湿し水の供給側タケノコ306、戻り側タ
ケノコ305、電磁石部34の電源用コネクタ308お
よび上部空間室302の底面にあたる仕切板315に溜
まる余分の水を排出するドレインのタケノコ310は、
すべて新聞オフセット輪転機の操作側より外部につなが
れている。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、多様な印
刷条件に応じて、最適量に制御した湿し水を印刷版上ま
たはダンプニングローラ上に、均一な特定の粒度で最適
な状態で供給することができ、新聞の印刷品質を格段に
向上することができる。また本発明によれば、直列接続
されたマニホルド16からの余分の湿し水は、戻り管1
8に介在されたオリフィス17の働きによって、マニホ
ルド16の湿し水の圧力が急激が低下することを防ぎ、
その流量を安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の噴霧式湿し水供給装置を有する新聞オ
フセット輪転機の一例の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の1本の印刷版に対する噴霧ノズルと印
刷版の関係を示す図である。
【図3】本発明の1本の印刷版の新聞1頁あたりの新聞
オフセット輪転機用噴霧式湿し水供給装置の一実施例の
全体の構成を示す系統図である。
【図4】本発明の1個の噴霧ノズルの構成を示す断面図
である。
【図5】本発明の噴霧ノズルのノズル孔の形状を示す図
である。
【図6】本発明の新聞オフセット輪転機用噴霧式湿し水
供給装置の新聞1頁あたりの噴霧ノズル装置が連なって
いる実施例を示している。
【図7】本発明の噴霧ノズルのノズル孔より噴霧した湿
し水の分布状態を示す図である。
【図8】本発明の制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の新聞オフセット輪転機用噴霧式湿し水
供給装置の一実施例を具体的に表した新聞オフセット輪
転機を操作側から歯車側を見たときの断面図である。
【図10】図9の新聞オフセット輪転機用噴霧式湿し水
供給装置の正面図である。
【符号の説明】
1 オフセット輪転機 2 湿し水貯蔵タンク 30 噴霧ノズル 31 ノズル部 33 電磁開閉弁 34 電磁石部 35 噴霧ノズル本体 36 ノズル孔 40 印刷版 41 シリンダ 48 ダンプニングローラ 50 ノズル孔軸心
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−16334(JP,A) 特開 平4−345845(JP,A) 特開 平1−308631(JP,A) 特開 昭63−72549(JP,A) 実開 平5−9932(JP,U) 特公 昭59−49060(JP,B1) 実公 昭51−30172(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 7/30 B41F 33/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新聞1頁を印刷するオフセット印刷機の
    プレートシリンダの回転速度を検出する速度検出手段
    と、 湿し水を印刷版またはダンプニングローラに供給するた
    めに、印刷版またはダンプニングローラの軸線に対し、
    同一平面内で直交する軸線をもつ噴霧ノズルを有し、電
    磁開閉弁から主として構成される湿し水噴霧手段と、 噴霧ノズルへ湿し水を圧送するための湿し水貯蔵タン
    ク、配管および加圧器から主として構成される湿し水供
    給手段と、 前記速度検出手段からの出力に応答して、前記湿し水噴
    霧手段を制御する制御手段とから構成される噴霧式湿し
    水供給装置において、 前記噴霧ノズルのノズル孔が、ノズル孔の軸線に垂直で
    かつノズル孔の表面に接する平面上にあって噴霧ノズル
    の軸線に対し対称の位置にある2点01,02を中心と
    し、01,02間の距離の1/2よりも大きい半径で円
    弧を画き、両円弧の交点間の距離をbとし、直線01,
    02が両円弧によって切取られる長さをaとするときa
    /b=1/2〜1/4でかつ、換算直径が0.4〜0.
    9mmである両円弧で囲まれた形状であり、 前記湿し水噴霧手段が新聞1頁に対して3個設けられ、 前記噴霧ノズルと印刷版またはダンプニングローラとの
    距離が85〜135mmであり、 前記噴霧ノズルが印刷版またはダンプニングローラの軸
    線方向に沿って、131.5〜151.5mmの間隔で
    設けられ、 湿し水噴霧手段へ供給される湿し水の圧力が3.0〜
    5.0kg/cm2 であり、 噴霧ノズルから噴霧される湿し水の噴霧角度が75〜8
    5°であり、 湿し水の粒子径80〜150μmであり、最大平均粒子
    径と最小平均粒子径との差が30μm以内であることを
    特徴とする新聞の噴霧式湿し水供給装置。
  2. 【請求項2】 湿し水供給手段は、水貯蔵タンク2内に
    貯留された湿し水3を、第1管路4を介してポンプ5に
    よって加圧し、第2管路6,9,13,15から前記直
    列接続されたマニホルド16に供給し、前記直列接続さ
    れたマニホルド16からの余分の湿し水を、戻り管18
    からオリフィス17を介して前記タンク2に戻すことを
    特徴とする請求項1記載の新聞の噴霧式湿し水供給装
    置。
JP34052694A 1994-12-29 1994-12-29 新聞の噴霧式湿し水供給装置 Expired - Fee Related JP3423458B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34052694A JP3423458B2 (ja) 1994-12-29 1994-12-29 新聞の噴霧式湿し水供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34052694A JP3423458B2 (ja) 1994-12-29 1994-12-29 新聞の噴霧式湿し水供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08183152A JPH08183152A (ja) 1996-07-16
JP3423458B2 true JP3423458B2 (ja) 2003-07-07

Family

ID=18337834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34052694A Expired - Fee Related JP3423458B2 (ja) 1994-12-29 1994-12-29 新聞の噴霧式湿し水供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3423458B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120067234A1 (en) * 2009-03-31 2012-03-22 Baldwin Jimek Ab Arrangement and method for controlling a spray outline from a spray assembly at a printing press
JP2017081005A (ja) * 2015-10-28 2017-05-18 東京インキ株式会社 スプレー湿し水供給装置および湿し水供給方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08183152A (ja) 1996-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5226364A (en) Ultrasonic ink metering for variable input control in lithographic printing
US5129320A (en) Method for controlling viscous ink application in a printing press
US5121689A (en) Ultrasonic ink metering for variable input control in keyless lithographic printing
JP2805678B2 (ja) 印刷機のダンプニング装置
JPH07102684B2 (ja) 印刷流体供給装置
JP3423458B2 (ja) 新聞の噴霧式湿し水供給装置
JP2001162763A (ja) 直線流を使用する印刷機湿し装置及び印刷機に湿し水を供給する方法
US3139028A (en) Misting apparatus for treating printing plates
EP1778489A1 (en) Dampening control for a printing press
US6050186A (en) Adjustable supply rate dampening mechanism for planographic printing plates
JP3035376B2 (ja) 湿し水供給制御方法および湿し水供給装置
JPH05330009A (ja) オフセット印刷機の湿し水供給装置
EP0476328A1 (en) Improved keyless printing system for keyless lithographic printing
EP0621132A1 (en) A spray dampener for a printing press
JPS63158252A (ja) オフセツト印刷機の湿し方法並びに装置
US20110290128A1 (en) Device and a method for feeding dampening solution in an offset printing unit
JP2594491Y2 (ja) オフセット印刷機用噴霧式湿し水供給装置
GB2073666A (en) Printing press dampener system
JPH08336944A (ja) オフセット印刷用湿し水供給装置およびそれに用いるカートリッジ式湿し水噴射ユニット
US5887521A (en) Dampening water supply device
JP2882968B2 (ja) オフセット印刷機の給湿装置及び給湿方法
JP2602799Y2 (ja) オフセット印刷機用噴霧式湿し水供給装置
JPH0474186B2 (ja)
JP2882966B2 (ja) オフセット印刷機の給湿装置及び給湿方法
JPH059932U (ja) 湿し水供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees