JP3423109B2 - 可変光量の補助光を有する焦点検出装置 - Google Patents

可変光量の補助光を有する焦点検出装置

Info

Publication number
JP3423109B2
JP3423109B2 JP12235995A JP12235995A JP3423109B2 JP 3423109 B2 JP3423109 B2 JP 3423109B2 JP 12235995 A JP12235995 A JP 12235995A JP 12235995 A JP12235995 A JP 12235995A JP 3423109 B2 JP3423109 B2 JP 3423109B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
auxiliary light
amount
subject
accumulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12235995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08313798A (ja
Inventor
昌孝 井出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP12235995A priority Critical patent/JP3423109B2/ja
Publication of JPH08313798A publication Critical patent/JPH08313798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3423109B2 publication Critical patent/JP3423109B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ等に使用される焦
点調節装置に関し、特に、補助光を被写体に照射して焦
点検出を行う焦点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人による特願平5−72548号
公報は、低輝度時には被写体に補助光を照射して光強度
を測定し、光強度の過不足に対応して次回の光強度分布
測定時の補助光の発光光量を増減して設定し、再度補助
光を前記所定光量で投光しながら光強度分布測定を行う
という動作を繰り返して実行する装置を開示している。
このような装置によれば被写体の輝度や被写体までの距
離に左右されることなく焦点検出素子に適正な光量を与
えることができるため、常に良好な焦点調節を行うこと
ができる。
【0003】また、本出願人による特願平6−1734
2号公報は、パルス光を被写体に投光してその反射光を
焦点検出素子で受光し、その反射光のピーク位置を検出
して三角測距により被写体距離を求める装置を開示して
いる。この装置は、反射光量の焦点検出素子による積分
量をモニタして近距離被写体での積分量が飽和しないよ
うに投光光量を減少させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特願平5−
72548号公報は1回の光強度分布測定において一定
光量で補助光を連続発光させて蓄積動作を行い、その結
果より被写体からの光強度を判別し、不足または過大の
場合は補助光光量を所定量増減させて設定しその光量で
補助光を連続発光させて再度光強度分布測定を行ってい
る。
【0005】そして、このような動作を適正な光強度つ
まり光電変換素子の適正な蓄積量となるまで繰り返し行
い、適正となった時の光強度分布データに基づいて焦点
検出を行っている。そのため特に低輝度、遠距離の被写
体に対して、補助光を発光する回数が多くなり、タイム
ラグも大きくなる。さらに補助光としてストロボ装置を
使用するとエネルギー消費量が大きくなるので電池の消
耗を速めるとともに、被写体に対してまぶしさを多く感
じさせる等の問題があった。
【0006】一方、特願平6−17342号公報は、投
光による反射光のピーク位置を検出し三角測距によって
被写体距離を求める装置に制限されてしまう。また、近
距離で積分量が飽和することは防止できるが、遠距離の
被写体での光強度の不足により検出不能となることを防
止することはできないという問題がある。
【0007】本発明の可変光量の補助光を有する焦点検
出装置はこのような課題に着目してなされたものであ
り、その目的とするところは、被写体の輝度や距離にか
かわらず補助光を使用した1回の電荷蓄積動作で適正な
蓄積量を得ることができ、かつ、補助光の発光回数を減
少させてタイムラグを少なくしてエネルギー消費量を減
少させることができ、さらに、被写体に与えるまぶしさ
を軽減するとともに良好な光強度分布測定を行うことが
できる焦点検出装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、第1の発明は、被写体像を2像に分割
し、これに基づいて撮影レンズの焦点状態または被写体
までの距離に関連する情報を検出する焦点検出装置にお
いて、被写体が所定の条件にあるとき、被写体に向けて
可変光量の検出補助光をパルス状に投射する補助光投射
手段と、上記複数の被写体光束をそれぞれ結像させた複
数の被写体像を受光して、それぞれの像に対応する像信
号と、蓄積開始からの蓄積レベルを示すモニタ信号とを
出力する蓄積型の光電変換手段と、上記モニタ信号を受
け、上記補助光投射手段による1発のパルス発光が終了
した直後の蓄積レベルと適正蓄積レベルとのレベル差を
求め、このレベル差に応じて上記補助光投射手段による
次回のパルス発光光量を設定する制御手段とを具備す
る。
【0009】また、第2の発明は、被写体像を2像に分
割し、これに基づいて撮影レンズの焦点状態または被写
体までの距離に関連する情報を検出する焦点検出装置に
おいて、被写体に向けて可変光量の検出補助光をパルス
状に投射する補助光投射手段と、上記複数の被写体光束
をそれぞれ結像させた複数の被写体像を受光して、それ
ぞれの像に対応する像信号と、蓄積開始からの蓄積レベ
ルを示すモニタ信号とを出力する蓄積型の光電変換手段
と、上記モニタ信号を受け、上記補助光投射手段による
1発のパルス発光が終了した直後の蓄積レベルと適正蓄
積レベルとのレベル差を求め、このレベル差に応じて上
記補助光投射手段による次回のパルス発光光量を設定す
る制御手段とを具備する。
【0010】また、第3の発明は、第1または第2の発
明において、上記補助光投射手段によるパルス発光量
は、初回は所定の初期値であり、それによるモニタ信号
レベルをA、上記レベル差をBとするとき、次回の発光
量を初期値のB/A倍に設定する。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の第1実施例に係る補助光を有
する焦点調節装置の概念図である。同図に示すように、
焦点調節装置は電荷蓄積型光電変換素子1と、蓄積量モ
ニタ手段2と、光量設定手段3と、光量制御手段4と補
助光手段5とからなる。このような構成において、電荷
蓄積型光電変換素子1は光強度分布測定時に被写体から
の反射光を受光し、その光強度分布に応じた出力を発生
する。蓄積量モニタ手段2は上記電荷蓄積型光電変換素
子1の電荷蓄積中の蓄積量をモニタして対応する信号を
出力する。光量設定手段3は前記蓄積量モニタ手段2の
出力に基づいて補助光手段5の発光光量を設定する。光
量制御手段4は前記光量設定手段3の出力に基づき補助
光手段5の発光光量を制御する。補助光手段5は前記光
量制御手段4の出力に基づいて、光強度分布測定時に被
写体に対して補助光を照射する。
【0012】以上のシーケンスを実行することにより、
補助光を使用する場合に1回の電荷蓄積動作で適正な蓄
積量を得ることができ、さらに補助光の発光回数を減少
してタイムラグを少なくし、エネルギー消費量を減少さ
せることができる。
【0013】図2は本発明による第1実施例としての補
助光を有する焦点調節装置の制御系の構成を示す図であ
る。この焦点調節装置においては被写体光が撮影レンズ
38を通過しコンデンサレンズ36とセパレータレンズ
35L,35RとからなるAF光学系37を介して蓄積
型の光電変換手段としてのAFIC112の上面に配置
されたフォトダイオードアレイ34L,34R上に入射
する。AFIC112はフォトダイオードアレイ34
L,34Rへの入射光に基づいて被写体光の光強度分布
測定を行い、制御手段としてのCPU111に測定デー
タを転送する。CPU111は不図示の内部ROMにあ
らかじめ記憶されたプログラムを逐次実行し、周辺のI
C等の制御を行う。
【0014】本実施例の自動焦点調節ではTTL位相差
検出方式が採用されている。EEPROM113は、上
記フォトダイオードアレイ34L,34Rの製造時に生
ずる各画素の特性のバラツキや、上記AF光学系37に
おけるセパレータレンズ35L、35Rの周辺減光によ
るフォトダイオードアレイ34L,34R上への照度の
不均一性を補正するための補正データを記憶する不揮発
性メモリである。EEPROM113にはその他にもカ
メラ内部の機械的なばらつき補正データや各ICの電気
的なばらつき補正データが記憶されている。CPU11
1は必要に応じてEEPROM113より補正データを
読み出して補正を行っている。
【0015】そして、上記CPU111に接続されるデ
ータバック15は、該CPU111から出力される制御
信号に基づいて、フィルムに日付けの写し込みを行な
う。なお、当該データバック15の写し込みランプの光
量はフィルムISO感度によって段階的に変化するもの
である。インターフェイスIC(IFIC)17は、C
PU111と4ビットのパラレル通信を行ない、被写体
輝度の測定やカメラ内温度の測定、フォトインタラプタ
等の出力信号の波形整形、モータの定電圧駆動制御、温
度安定、温度比例電圧等の各種定電圧の生成、バッテリ
の残量チェック、赤外光リモコンの受信、モータドライ
バIC18,19の制御、各種LEDの制御、電源電圧
のチェック、昇圧回路の制御等を行なう。
【0016】そして、シリコンフォトダイオード(SP
D)33は、被写体輝度の測定を行なう。このSPD3
3の受光面は画面中央部分とその周辺部分とに2分割さ
れており、画面中央の一部分のみで測光を行なうスポッ
ト測光と画面全体を使用して測光するアベレージ測光と
の2通りの測光を行なう。上記SPD33が被写体輝度
に応じた電流を上記IFIC17に出力し、該IFIC
17は、この出力を電圧に変換してCPU111に転送
する。上記CPU111では、この電圧からなる情報に
基づき、露出演算や逆光の判断等が行なわれる。
【0017】さらに上記FIC17に内蔵された回路に
より、絶対温度に対応付けた電圧からなる信号が出力さ
れると、その信号はCPU111にてA/D変換され
て、カメラ内温度の測温値として出力される。この測温
値は、温度により状態が変化する機械部材や電気信号の
補正等の基準として用いられる。
【0018】また、フォトインタラプタ等の波形整形
は、フォトインタラプタ或いはフォトリフレクタ等の出
力の光電流を基準電流と比較し、矩形波としてIFIC
17より出力する。この時、基準電流にヒステリシス性
を持たせることによりノイズ除去を行なっている。ま
た、このCPU111との通信により基準電流及びヒス
テリシス特性を変化させることもできる。
【0019】さらに、バッテリの残量チェックは、図示
しないバッテリの両端に低抵抗を接続して電流を流した
ときのバッテリ両端の電圧をIFIC17内部で分圧し
てCPU111へ出力し、このCPU111内にてA/
D変換が行なわれ、得られたA/D値で行なう。
【0020】そして、赤外光リモコンの受信は、リモコ
ン送信用ユニット30の投光用LED31より変調され
た赤外光が発せられ、その赤外光を受光用シリコンフォ
トダイオード32にて受信することで行なう。そして、
このシリコンフォトダイオード32の出力信号は、IF
IC17内部で波形整形等の処理が行われた後、CPU
111へ転送される。
【0021】また、電源電圧の定電圧監視はIFIC1
7に、そのための専用端子が設けられており、該専用端
子に入力される電源電圧が規定値より低下すると、IF
IC17からリセット信号がCPU111へと出力さ
れ、CPU111のエラー等が未然に防止される。そし
て、電源電圧が所定値より低下したときに昇圧回路で昇
圧させるように制御される。
【0022】そして、上記IFIC17にはAF測距終
了、ストロボ発光警告等のファインダ内表示用LED2
9、或いはフォトインタラプタ等に使用されているLE
Dが接続されており、これらのLEDのオン/オフ及び
発光光量の制御は、CPU111及びEEPROM11
3、IFIC17間で通信を行ないIFIC17が直接
的に行なう。このIFIC17はモータの定電圧制御も
行なう。
【0023】さらに、モータドライバIC18は、フィ
ルム給送及びシャッタのチャージを行なうシャッタチャ
ージ(SC)モータ22、フォーカス調整のためのレン
ズ駆動用(LD)モータ23、鏡枠のズーミング用の
(ZM)モータ24の3つのモータの駆動、及び昇圧回
路の駆動、セルフタイマ動作表示用のLEDの駆動等を
行なう。そして、これらの動作の制御、例えば「どのデ
バイスを駆動するか」、「モータは正転させるか逆転さ
せるか」、「制動をかけるか」等についてはCPU11
1からの信号をIFIC17が受けて、当該IFIC1
8がモータドライバIC18を制御することにより行な
う。
【0024】そして上記SCモータ22がシャッタチャ
ージ、フィルム巻上げ、巻戻しのいずれの状態にあるか
はフォトインタラプタとクラッチレバーを用いてSCP
I25で検出し、その情報はCPU111へと転送され
る。また、レンズの繰り出し量はLDモータ23に取付
けられたLDPI26で検出され、その出力はIFIC
17で波形整形した後、CPU111へと転送される。
【0025】さらに、鏡枠のズーミングの繰り出し量は
ZMP128及びZMPR27で検出する。そして、鏡
枠がTELE端とWIDE端の間にあるとき、鏡枠に貼
り付けた銀色シールの反射をZMPR27で拾う様な構
成にする。このZMPR27の出力はCPU111へ入
力されTELE端、WIDE端の検出が行なわれる。
【0026】そして、ZMPI28はZMモータ24に
取り付けられ、その出力はIFIC17で波形整形され
た後、CPU111へ入力され、TELE端又はWID
E端からのズーミング量が検出される。そして、モータ
ドライバIC19は絞り調整ユニット駆動用のステッピ
ングモータであるAVモータ20をCPU111からの
制御信号により駆動し、AVP121は、その出力をI
FIC17で波形整形してCPU111へ出力し、絞り
開放位置の検出を行なう。
【0027】また、液晶表示パネル114はCPU11
1から送られる信号により、フィルム駒数や撮影モー
ド、ストロボモード、絞り値、電池残量等の表示をす
る。そして、補助光投射手段としてのストロボ回路16
は撮影時又はAF測距時、被写体の輝度が不足していた
ときの発光管を発光させて必要な輝度を被写体に与える
もので、CPU111からの信号に基づいてIFIC1
7が制御する。
【0028】さらに、ファーストレリーズスイッチR1
SWは、レリーズボタンが半押しされた状態のときにオ
ンし、測距動作が行なわれる。そして、セカンドレリー
ズスイッチR2SWは、レリーズボタンが全押しされた
状態のときにオンし、各種測定値を基に撮影動作が行な
われる。さらに、ズームアップスイッチZUSW及びズ
ームダウンスイッチZDSWは鏡枠のズーミングを行な
うスイッチで、ZUSWがオンすると長焦点方向に、Z
DSWがオンすると短焦点方向にズーミングする。ま
た、セルフスイッチSELFSWがオンすると、セルフ
タイマ撮影モード又はリモコンの待機状態となる。この
状態においてR2SWがオンされればセルフタイマ撮影
が行なわれ、リモコン送信機30にて撮影操作を行なえ
ばリモコンによる撮影を行なう。
【0029】そして、スポットスイッチSPOTSWを
オンすると、測光を撮影画面の中央の一部のみで行なう
「スポット測光モード」となる。これは、後述のAFセ
ンサによる測光である。尚、SPOTSWがオフでの通
常の測光は測光用SPD33にて評価測光を行なう。さ
らに、PCT1SW〜PCT4SW及びプログラムスイ
ッチPSWは「プログラム撮影モード」の切換スイッチ
で、撮影条件に合わせて撮影者がモード選択を行なう。
また、PCT1SWをオンすると「ポートレートモー
ド」となり、適正露出範囲内で被写界深度が浅くなるよ
うに絞り及びシャッタスピードを決定する。
【0030】またPCT2SWをオンすると「夜景モー
ド」となり、通常撮影時の適正露出の値よりも一段アン
ダーに設定する。そして、PCT3SWをオンすると
「風景モード」となり、適正露出範囲内で被写界深度が
できるだけ深くなるように絞り及びシャッタスピードの
値を決定する。さらに、PCT4SWをオンすると「マ
クロモード」となり近接撮影時に使用される。尚、これ
らPCT1SW乃至PCT4SWは同時に2つ以上選択
することができる。
【0031】そして、PSWは通常の「プログラム撮影
モード」の切り替えスイッチである。このPSWを押す
ことで、PCT1SW〜PCT4SWのリセット及び後
述するAV優先プログラムモードのリセットを行なう。
さらに、AV優先スイッチAVSWをオンすると、撮影
モードが「AV優先プログラムモード」となる。このモ
ードはAV値を撮影者が決定し、そのAV値に合わせて
プログラムでシャッタスピードを決める。このモードに
なると、PCT2SWとPCT4SWは前述の機能はな
くなりAV値の設定スイッチとなる。さらに、PCT2
SWはAV値を大きくするスイッチでPCT4SWはA
V値を小さくするスイッチである。
【0032】また、ストロボスイッチSTSWはストロ
ボの発光モードの切換スイッチで通常、「自動発光モー
ド(AUTO)」、「赤目軽減自動発光モード(AUT
O−S」、「強制発光モード(FILL−IN)」、
「ストロボオフモード(OFF)」を切換える。また、
パノラマスイッチ(PANSW)は、撮影状態がパノラ
マ撮影か通常撮影かを検出するためのスイッチでパノラ
マ撮影時にオンとなる。そして、撮影モードがパノラマ
になっていると測光の補正演算等を行なう。これは、パ
ノラマ撮影時には撮影画面の上下の一部がマスクされ、
これに伴い測光センサの一部もマスクされることになる
ので正確な測光が行なえないためである。
【0033】さらに、裏蓋スイッチBKSWは裏蓋の状
態を検出するためのスイッチで、裏蓋が閉じている状態
がオフ状態となる。このBKSWがオンからオフへ状態
が移行するとフィルムのローディングを開始する。ま
た、シャッタチャージスイッチSCSWはシャッタチャ
ージを検出するためのスイッチである。
【0034】さらに、ミラーアップスイッチMUSWは
ミラーアップを検出するためのスイッチでミラーアップ
でオンとなる。そして、DXスイッチDXSWはフィル
ムのパトローネに印刷されているフィルム感度を示すD
Xコードを読み取るため、及びフィルム装填の有無を検
出するため、図示しない5つのスイッチ群で構成されて
いる。
【0035】そしてストロボユニット16は、CPU1
11からの信号でメインコンデンサに充電を行ない、メ
インコンデンサの電圧を分圧した出力をCPU111が
検出して充電を停止させる。ストロボの発光制御はCP
U111よりIFIC17を介して発光信号が出力さ
れ、ストロボユニット16に入力される。また本実施例
ではAF補助光としてこのストロボユニット16を使用
している。なお、ストロボユニット16については後述
する。
【0036】次に図3は上記AFIC112の内部ブロ
ック構成を示す図である。同図において、AFIC11
2はフォトダイオードアレイ34L,34R、画素増幅
回路EACシフトレジスタSRおよびセンサ制御回路S
CCから構成されている。フォトダイオードアレイ34
L,34Rは各フォトダイオードに入射する光量に応じ
た電荷を発生しそれぞれ独立して画素増幅回路EACに
出力する。画素増幅回路EACでは前記フォトダイオー
ドアレイ34L,34Rの各フォトダイオードの発生す
る電荷をそれぞれ独立して増幅し発生電荷に対する電圧
信号を発生する。また画素増幅回路EACは各フォトダ
イオードの発生する電荷のうちの最大値、つまり最も入
射光量の大きいフォトダイオードに対応する画素増幅回
路出力に応じてモニタ出力を発生する。センサ制御回路
SCCは、CPU111からの信号に応じてAFIC1
12の内部の動作を制御する。シフトレジスタSRはC
PU111からのクロック信号に応じて、フォトダイオ
ードアレイ34L,34Rの各フォトダイオードに対応
する画素増幅回路EACの出力を順次センサデータ出力
SDATAに出力する。
【0037】図4はAFIC112のフォトダイオード
アレイ34L,34Rと、画素増幅回路EACのより詳
細な構成を示す図である。フォトダイオードPD1,P
D2…PDnはフォトダイオードアレイ34L,34R
を構成する。画素増幅回路EACについては各フォトダ
イオードごとに同一回路を有しているのでフォトダイオ
ードPD1に対応する部分についてのみ説明する。まず
初段アンプは反転増幅器A11と積分コンデンサC11
およびスイッチSW11によって積分回路が構成されて
おり、フォトダイオードPD1で発生する電荷はスイッ
チSW11のオフにより積分コンデンサC11に蓄積が
開始され、蓄積レベルに応じた出力Vs1を発生する。
【0038】2段目アンプは反転増幅器A21、コンデ
ンサC21,C31およびスイッチSW21とからな
り、増幅率−C21/C31倍を有する増幅回路を構成
する。2段目アンプでは初段アンプ出力Vs1をさらに
−C21/C31倍に増幅した電圧Vs2を発生する。
なおスイッチSW21はスイッチSW11とほぼ同時に
オフされる。次にスイッチSWSR1は2段目アンプ出
力Vsとセンサデータ出力SDATAを接続するSWで
あり、図3に示すシフトレジスタSRからの信号により
オンしてセンサデータ出力SDATAに各画素増幅回路
の2段目アンプ出力Vs2を出力する。各画素ごとのス
イッチSW11、SW12…およびSW21,SW22
は制御信号φR1,φR2により全画素同期して動作す
る。
【0039】次にPMOSトランジスタPM1,PM2
…PMn及び抵抗Rpによって構成されるのがモニタ回
路である。各PMOSトランジスタはソースフォロワと
して使用されており各画素増幅回路の2段目アンプ出力
Vs2のうちの略ピークレベルに追従してモニタ出力M
DATAにピーク出力、すなわちフォトダイオードアレ
イ34L,34Rのうちの最大入射光量の画素に対応し
たモニタ出力を発生する。ピークモニタ回路についての
詳細は特開昭64−42992号公報に述べられている
のでここでは説明を省略する。
【0040】次に図5のタイミングチャートに基づきC
PU111とAFIC112の動作を説明する。最初に
CPU111よりリセット信号RESを受けると、セン
サ制御回路SCCはAFIC112の内部各ブロックの
初期化を行なうとともにフォトダイオードアレイ34
L,34Rおよび画素増幅回路EACによる蓄積動作を
開始させる。蓄積動作中は画素増幅回路EACは電荷蓄
積のレベルに応じたモニタ信号をモニタ出力MDATA
に出力する。CPU111はこのモニタ出力MDATA
を内蔵しているADコンバータで随時モニタしており、
適切な電荷蓄積量となるレベルに達したところで蓄積終
了信号ENDをAFIC112に出力し蓄積動作を終了
させる。
【0041】次にCPU111は読み出しクロックCL
KをAFIC112に出力し、シフトレジスタSRはこ
れに応じて、フォトダイオードアレイ34L,34Rの
各フォトダイオードの蓄積電荷に対応する画素増幅回路
EACの出力電圧をセンサデータ出力SDATAに順次
出力する。CPU111ではこのセンサデータ出力SD
ATAを内蔵しているADコンバータで順次AD変換
し、内部のRAMに各々格納していく。
【0042】次にAFIC112内のフォトダイオード
アレイ34L,34R上に被写体像を結像させるための
AF光学系37について説明する。なお撮影レンズ38
によって形成される被写体像を光学系により2つの被写
体像に分割し、フォトダイオードアレイ上に再結像さ
せ、その2つの被写体像の位置ずれを検出して焦点検出
を行なう焦点検出光学系は公知である。本実施例では図
6に示すように撮影レンズ38の結像面122の近傍に
位置するコンデンサレンズ36と一対の再結像レンズ3
5R,35Lによって構成されている。そして撮影レン
ズ38の合焦時には上記結像面122上に被写体像12
3が結像される。この時、被写体像123はコンデンサ
レンズ36と一対の再結像レンズ35R,35Lにより
光軸Oに対して垂直に配置されたフォトダイオードアレ
イPDA近傍の2次結像面127上に再結像され第1の
被写体像123R、第2の被写体像123Rとなる。
【0043】次に撮影レンズ38が前ピン状態、即ち結
像面122の前方に被写体像124が形成される場合
は、その被写体像124は、光軸Oに対して垂直方向に
お互いに光軸Oに近付いた位置に再結像されて第1被写
体像124L、第2被写体像124Rとなる。
【0044】さらに撮影レンズ38が後ピン状態、すな
わち結像面122の後方に被写体像125が形成される
場合は、その被写体像125は光軸Oに対して垂直方向
にお互いに光軸Oから離れた位置に再結像されて第1被
写体像125L、第2被写体像125Rとなる。
【0045】そしてこれらの第1、第2被写体像の互い
に対応する部分の位置ズレを検出することにより撮影レ
ンズ38の合焦状態を前ピン、後ピンを含めて検出する
ことができる。
【0046】次に図7のフローチャートを参照して本発
明を適用したカメラにより実行される“ファーストレリ
ーズ”のシーケンスについて詳細に説明する。ここで、
Sはステップを表すものとする。まず本実施例では補助
光としてストロボユニット16を用いているため、メイ
ンコンデンサMCの充電状態をチェックし、必要ならば
充電を行なう(S101)。次に後述するサブルーチン
“AF測距”を実行し(S102)、AF測距結果が検
出不能であったかを検出不能フラグを参照して判別する
(S103)。検出できた場合は次に合焦フラグを参照
して合焦か否かを判別する(S104)。合焦の場合に
はファインダ内のLED表示やブザーの発音により合焦
表示を行ない(S105)、リターンする。
【0047】一方、S103において、検出不能であっ
た場合はファインダ内LED等により非合焦表示を行な
った後(S106)、リターンする。そしてS106に
おいて非合焦であった場合は後述するサブルーチン“レ
ンズ駆動”を行なう(S107)。続いて合焦フラグを
参照し(S108)、合焦であれば前述の合焦表示を行
ない(S105)、非合焦の場合はS101に戻ってサ
ブルーチン“AF測距”を再度実行する。
【0048】次にストロボユニット16について説明す
る。図17はストロボユニット16の詳細な構成を示す
図である。同図において電源Eには電源電圧をストロボ
が発光可能な電圧になるまで昇圧するDC/DCコンバ
ータ52が並列に接続されており、このDC/DCコン
バータ52の出力にはメインコンデンサMCに充電され
た電圧を測定するメインコンデンサ電圧測定回路53が
接続されている。そして上記DC/DCコンバータ52
の出力にはXe(キセノン)管57に発光のためにトリ
ガを印加するトリガ回路54が接続されており、さらに
ダイオードD1を介して発光エネルギーを蓄えるメイン
コンデンサMCにも接続されている。そして電源Eには
前記ダイオードD1のカソードに接続されたメインコン
デンサMCのエネルギーを消費して発光するXe管57
と、このXe管57の発光光量の制御を行なう発光光量
制御回路55が直列に接続されており、前記発光光量制
御回路55には電源Eの供給を制御する電源供給制御回
路56が接続されている。上記DC/DCコンバータ5
2、メインコンデンサ電圧測定回路53、トリガ回路5
4、発光光量制御回路55の制御はCPU111がIF
IC17を介して制御を行なう。
【0049】図18は図9の補助光発光(S408)の
動作を示すフローチャートである。最初に計算された補
助光光量(図9のS413による)または初期設定光量
をRAMより読み出し(S500)、これに基づいて発
光時間を計算する(S501)。あるいはあらかじめR
OMに記憶された光量→発光時間の変換テーブルを参照
してもよい。次にS502においてストロボを発光さ
せ、S503において発光時間の経過を待ち発光時間が
経過するとS504においてストロボ発光を停止させて
リターンする。
【0050】次に図8のフローチャートは参照して、図
7のS102で実行される“サブルーチンAF測距”に
ついて詳細に説明する。まずAFIC112により被写
体の光強度分布の測定を行うためにサブルーチン“AF
センサ蓄積”を実行する(S300)。
【0051】図9は“AFセンサ蓄積”の動作を示すフ
ローチャートである。最初にCPU111はAFIC1
12の蓄積動作をスタートさせる(S400)。同時に
CPU111は内部のカウンタを動作させて蓄積時間の
カウントを開始する(S401)。次に後述する補助光
フラグを参照して補助光が必要か否かを判別する(S4
02)。補助光が必要でない場合はS403に進み、A
FIC112の電荷蓄積状態をモニタするため、AFI
C112のモニタ出力MDATAのレベルをADコンバ
ータによりAD変換して内部のRAMに格納する(S4
03)。CPU111ではこのモニタ出力MDATAの
レベルが適正であるか否かを判定する(S404)。適
正レベルであればS406に進みAFIC112の蓄積
動作を終了させてリターンする。
【0052】一方適正でない場合は前述のカウンタのカ
ウント値を参照して蓄積リミットを越えているか否か判
別する(S405)。蓄積リミットを越えている場合は
S406に進みAFIC112の蓄積動作を終了させ
る。一方蓄積リミットに達していない場合はS403に
戻り、AFIC112の蓄積状態をモニタし以下同様の
動作を繰り返して行なって蓄積動作を完了する。また蓄
積動作終了時には前述のカウンタを停止させそのカウン
ト値を蓄積時間としてRAMに格納する。
【0053】一方S402において補助光が必要である
場合にはS407に進み、CPU111はAFIC11
2のモニタ出力MDATAの電圧V1 をADコンバータ
によりAD変換して内部のRAMに格納する。そしてS
408に進み最初は所定の発光光量aで補助光であるス
トロボ光を発光させる。
【0054】そして再度CPU111はAFIC112
のモニタ出力MDATAの電圧V2をAD変換して内部
のRAMに格納する(S409)。次にCPU111は
上記モニタ出力電圧V2 が所定の適正レベル範囲内にあ
り適正な蓄積量であるか判別する(S410)。適正な
蓄積レベルである場合はS406にてAFIC112の
蓄積動作を終了する。一方適正な蓄積レベルでない場合
は蓄積量が不足しているか否かを判別し(S411)、
蓄積量が過大である場合は光量オーバーフラグをセット
して(S412)、S406にてAFIC112の蓄積
を終了する。またS411において蓄積量が不足してい
る場合は次の補助光発光により適正レベルとなる発光光
量a′を次式にて算出する補助光光量計算を行う(S4
13)。
【0055】
【数1】
【0056】次にS414において蓄積リミットに達し
ているか否か判別し、達している場合はS406にてA
FIC112の蓄積動作を終了する。一方蓄積リミット
に達していない場合はS408に戻り、S413にて計
算された補助光光量a′にて補助光を発光させる。次に
S409にてモニタ出力TDATAをモニタすると、そ
のレベルは略適正レベルとなる。
【0057】なおオーバフラグセット(S412)で蓄
積終了(S406)後は補助光光量を減少させて再度サ
ブルーチン“AFセンサ蓄積”を実行する。この場合の
発光光量a″はモニタ出力MDATAV1 が飽和してい
て真のモニタ出力MDATAV1 の値が不明である場合
は例えばa″=0.5×aに設定し、一方モニタ出力M
DATAV1 が飽和していなければ発光光量a″は
【0058】
【数2】 によって算出すればよい(図10のMDATA′参
照)。
【0059】以上説明した補助光を使用した場合のAF
IC112の蓄積動作をタイミングチャートとして示し
ているのが図10である。CPU111からAFIC1
12に対してリセット信号RESが出力され、AFIC
112は蓄積動作を開始しモニタ出力MDATAはその
蓄積量に対応したレベルで変化する。CPU111は補
助光を発光する直前にモニタMDATAのレベルV1 を
AD変換して記憶し、その後補助光であるストロボユニ
ット16を発光光量aに制御して発光させる。次に補助
光発光後のモニタ出力MDATAのレベルV2 をAD変
換して記憶し、上記V1 ,V2 およびaに基づいて上記
式(0)にて次回の補助光発光光量を算出する。そして
CPU111はストロボユニット16により第2回目の
補助光を発光光量a′で発光させると、AFIC112
のモニタ出力MDATAはおよそ適正レベルVTHに一致
することとなる。CPU111は第2回目の補助光発光
後のAFIC112のモニタ出力MDATAのレベルを
AD変換し、適正レベルであることを確認して蓄積終了
信号ENDをAFIC112に出力し蓄積動作を終了さ
せる。次にCPU111は読み出しクロックCLKをA
FIC112に出力しAFIC112のセンサデータ出
力SDATAより順次センサデータが出力される。
【0060】次に図8のS302ではサブルーチン“A
Fセンサ蓄積”で記憶している蓄積時間と所定時間とを
比較し被写体が低輝度であるか否かの判別を行う。低輝
度である場合は補助光フラグをセットして次回のAFセ
ンサ蓄積時に補助光が必要であることを記憶する(S3
03)。
【0061】そしてS304の照度分布補正を行う。こ
こでは前述の再結像光学系によるフォトダイオードアレ
イ34L、34R上での照度の不均一やフォトダイオー
ド、蓄積コンデンサ等のバラツキによって生ずる各画素
ごとの感度バラツキを補正する。均一の光源に対する各
画素ごとの補正係数をEEPROM113に記憶させて
おり、光強度分布測定毎に上記補正係数を読み出して補
正計算を行う。
【0062】次にS305のサブルーチン“相関演算”
を行い、2つの被写体像での相関演算を行い2つの像の
間隔を算出する。ここで第1被写体像をL像、第1の被
写体像信号(センサデータ)をL(I)とする。また第
2被写体像をR像、第2の被写体像信号(センサデー
タ)をR(I)とする。Iは素子番号で配置順に1,
2,…,nとする。各フォトダイオード素子列34L,
34Rはそれぞれn個の素子を有している。各被写体信
号(センサデータ)はCPU111内のRAMに格納さ
れている。
【0063】ここで図11のフローチャートを参照し
て、図8のS305で実行されるサブルーチン“相関演
算”のシーケンスについて説明する。まず変数SL,S
R,Jに初期値としてそれぞれ“5”,“37”,
“8”をセットする(S41,42)。このSLは被写
体像信号L(I)のうちから相関検出する小ブロック素
子列の先頭番号を記憶する変数であり、同様にSRは被
写体像信号R(I)のうちから相関検出する小ブロック
素子列の先頭番号を記憶する変数である。またJは被写
体像信号L(I)において小ブロックのずらした回数を
カウントする変数である。そして、相関出力F(s)を
次式により計算する(S43)。
【0064】
【数3】
【0065】この場合、小ブロックの素子数は27であ
る。小ブロックの素子数はファインダに表示された測距
枠の大きさと検出光学系の倍率によって定まる。続い
て、相関出力F(s)の最小値を検出する。即ち、F
(s)をFmin と比較し、もしF(s)がFmin より小
さければFmin にF(s)を代入し、その時のSL,S
RをSLM,SRMとして記憶する(S44,S4
5)。
【0066】さらにSRをデクリメントし、Jをデクリ
メントする(S46)。Jが“0”でなければ相関演算
を繰り返す(S47)。即ち、像Lでの小ブロック位置
を固定し、像Rでの小ブロック位置を1素子づつずらせ
ながら相関をとる。
【0067】そして、Jが“0”になると、次にSLに
4を加算してSRに3を加算して相関演算を続ける(S
48)。即ち、像Lでの小ブロック位置を4素子づつず
らせながら相関演算を繰り返す。SLの値が29になる
と相関演算を終了する(S49)。以上により、効率的
に相関演算を行ない、相関出力の最小値を検出すること
ができる。この相関出力の最小値を示す小ブロックの位
置が最も相関性の高い像信号の位置関係を示している。
そして、検出した最も相関性の高い小ブロック像信号に
ついて相関性の判定を行なうために次式で示す相関出力
FM,FPを計算する(S50)。
【0068】
【数4】
【0069】即ち、被写体像Rについて最小の相関出力
を示す小ブロック位置に対して±1素子だけずらせた時
の相関出力を計算する。このときFM,Fmin ,FPは
図12(a),(b)のような関係になる。尚、図12
(a),(b)の横軸は光電変換素子の位置であり、縦
軸は相関出力を示している。相関出力F(s)は点S0
において“0”になる。これに対して、相関性の低い場
合は“0”にならない。
【0070】続いて、相関性の判定をするために、次式
で示す相関性指数SKとFSを求める(S51)。 FM≧FPのとき SK=(FP+Fmin )/(FM−Fmin ) …(4) FS=FM−Fmin …(5) FM<FPのとき SK=(FM+Fmin )/(FP−Fmin ) …(6) FS=FP−Fmin …(7) 相関性指数SKは、相関性の高い場合はSK=1とな
り、相関性の低い場合はSK>1となる。従って相関性
指数SKの値により検出する像ずれ量が信頼性があるか
否かを判定することができる。また、相関性指数FS
は、最も相関性の高い小ブロック像信号のコントラスト
に相当するので大きい値ほどコントラストが高いことを
示す。
【0071】次に、図8のフローチャートの説明に戻
る。次のステップでは相関性の判定を行なう(S30
6)。この相関性の判定には上記相関性指数SK,FS
を用いる。但し、相関性指数SKは実際には光学系のバ
ラツキや光電変換素子のノイズ、変換誤差等により第
1,第2被写体像は完全に一致することはないので相関
性指数SKは“1”にはならない。
【0072】従って、所定の判定値αを用いて判定す
る。また相関性指数FSについては所定の判定値βを用
いる。即ち、SK≦αかつFS≧βの場合だけ相関性あ
ると判定しSK>αまたはFS>βの場合は相関性なし
と判断してAF検出不能と判定し検出不能フラグをセッ
トする。これらの判定値α,βは製品個々によってバラ
ツキがあり、また撮影モードやAF動作モードによって
異なる判定値を用いるのでEEPROM113にそれぞ
れ記憶している。
【0073】そして、このS306の判定で、相関性が
ある場合は(N)、像ズレ量の計算を行なう(S30
7)。ここで、第1,第2の被写体像の間隔ZRは図1
2(a)に示すS0 であるから、 FM≧FPのとき ZR=SRM−SLM+(FM−FP)/{(FM−Fmin )・2} …(8) FM<FPのとき ZR=SRM−SLM+(FP−FM)/{(FP−Fmin )・2} …(9) である。
【0074】次に、合焦からの像ズレ量ΔZRは次式で
示される。 ΔZR=ZR−ZR0 …(10) 但し、ZR0 は合焦時の被写体像間隔であり、カメラ毎
にEEPROM113に記憶されている。
【0075】次に、この像ズレ量ΔZRをデフォーカス
量ΔDFに変換する(S308)。光軸上のフィルム面
に対する結像位置のズレ量、即ちデフォーカス量ΔDF
は次式で求めることができる。
【0076】 ΔDF=B0 /(A0 −ΔZR)−CD …(11) 但し、AD ,BD ,CD はAF光学系によって決まる定
数である。これについては特開昭62−100718号
公報に開示されており、ここでの詳細な説明は省略す
る。
【0077】次に、収差補正を行なう(S309)。即
ち、撮影レンズ38の球面収差の影響で焦点距離、フォ
ーカシングの繰り出し位置に応じて、AF光学系の合焦
点位置がずれるためこれを補正する。この補正値は撮影
レンズ38の焦点距離と被写体距離に応じてEEPRO
M113に記憶されている補正値を用いて補正を行な
う。
【0078】そして、露出時のピントズレを補正するレ
リーズピントズレ補正処理を行なう(S310)。これ
は撮影絞り込み動作時に結像位置がずれるのを予測して
補正するものであり、この補正については特開平4−3
0669号公報に開示されているので、ここでの詳細な
説明は省略する。
【0079】さらに、検出したデフォーカス量ΔDFが
合焦許容範囲内に入っているか判定する。所定の合焦ス
レッシュと補正後のデフォーカス量を比較して(S31
1)、合焦スレッシュ以内である時は(YES)、合焦
フラグをセットし(S313)リターンする。
【0080】一方、S311で合焦スレッシュを越える
時は(NO)、補正後のデフォーカス量よりレンズ駆動
パルス量を計算して(S312)、リターンする。尚、
検出したデフォーカス量ΔDFを光軸方向のレンズ繰り
出し量ΔLKに変換する方法は、従来より種々の提案が
なされている。例えば特開昭64−54409号公報に
開示されているものでは、次式で求めている。
【0081】 ΔLK=Aa −(Aa ×Ba )/(Aa +ΔDF)+Ca ×ΔDF …(12) ここで、Aa ,Ba ,Ca は焦点距離ごとに記憶してい
る定数である。
【0082】撮影レンズ38のフォーカシングレンズは
LDM23よりギア列を介して駆動され、フォーカシン
グレンズの移動量はLDPI26によりAFPIパルス
としてIFIC17に入力される。従って、光軸方向の
レンズ繰り出し量ΔLKに単位繰り出し量当りのAFP
Iパルス数Kをかけてレンズ駆動パルス量DPを求める
と次式で示される。
【0083】 DP=K×ΔLK …(13) 尚、(10)式の像ズレ量ΔZR、(11)式のデフォ
ーカス量ΔDFは、いずれも符号付の値である。そし
て、正の場合は後ピン(フィルム面の後側に結像)でレ
ンズを繰り出す方向を示し、負の場合は前ピン(フィル
ム面の前側に結像)でレンズを繰り込む方向を示す。
【0084】図8のフローチャートの上記S306の判
定で、相関性なしの場合は(NO)、非合焦フラグをセ
ットし(S314)、リターンして、本サブルーチン
“AF測距”のシーケンスを終了する。
【0085】次に、図13に示すフローチャートを参照
して、図7のS107で実行されるサブルーチン“レン
ズ駆動”のシーケンスについて説明する。先ずAF測距
処理で計算されたレンズ駆動パルス数が所定値より大き
いかを判定する(S61)。この所定の判定値にはノー
マル撮影モードでは1回のレンズ駆動で必ず合焦範囲内
にレンズを駆動することができるレンズ駆動パルス数を
用いる。ここでは例えば400パルスとしている。
【0086】そしてレンズ駆動パルス数が400パルス
より小さい場合は(YES)、バックラッシュ駆動が既
に終了しているかフラグにより判別し(S62)、まだ
バックラッシュ駆動が終了していない場合は(NO)、
レンズ駆動方向が前回と比較して反転しているか否か判
定する(S63)。前回のレンズ駆動方向と比較して同
一方向であれば(NO)、AF測距結果のレンズ駆動パ
ルス数に基づいてレンズ駆動を実行する(S67)。
【0087】次に合焦フラグを設定して(S69)リタ
ーンする。前述のようにノーマル撮影モードでは1回の
レンズ駆動で必ず合焦と見なせる残り駆動パルス数であ
り、且つレンズ駆動方向は前回と同一方向なのでバック
ラッシュは存在せず再度AF測距することなく合焦とす
るオープンループ制御を行なう。
【0088】続いて、上記S62に戻り、バックラッシ
ュ駆動済フラグを参照してバックラッシュ駆動済か判定
し、バックラッシュ済の場合は(YES)、レンズ駆動
(S67)、合焦フラグセットを行なって(S69)リ
ターンする。
【0089】また、S63の判定に戻り、レンズ駆動方
向が前回に対して反転方向であった場合は(YES)、
バックラッシュ量の計算を行なう(S64)。このバッ
クラッシュ量は撮影レンズの焦点距離や駆動方向によっ
て変化するのでそれらに応じた計算をする。
【0090】そして、計算されたバックラッシュ量に基
づいてバックラッシュ量に相当するレンズ駆動パルス数
だけレンズ駆動を行なう(S65)。そして、バックラ
ッシュ駆動済フラグのセットを行なって(S66)リタ
ーンする。この場合はメインフロー上で再びAF測距処
理、レンズ駆動処理が行なわれる。
【0091】次に、S61の判定に戻り、AF測距で計
算されたレンズ駆動パルス数が400パルス以上の場合
は(NO)、上記レンズ駆動パルスより所定値を減算し
て新たにレンズ駆動パルスとする(S70)。この所定
値はレンズ駆動パルスで合焦点より手前の位置を示す補
正値であり、ここでは、例えば200パルスとしてい
る。
【0092】そして、上記補正されたレンズ駆動パルス
に基づいてレンズ駆動を行なう(S71)。このレンズ
駆動では、バックラッシュがあったとしても除去された
状態になる。さらに、バックラッシュ駆動済フラグをセ
ットして(S72)リターンする。これにより、レンズ
はほぼ合焦点の手前、駆動パルス数で200パルスの位
置になるのでメインフロー中で再びAF測距、レンズ駆
動処理がコールされて合焦となる。
【0093】以上本実施例のカメラにおいて実行される
サブルーチン“ファーストレリーズ”のシーケンスにつ
いて説明したが、次に図14のフローチャートを参照し
て、本実施例のカメラにおいて実行されるサブルーチン
“セカンドレリーズ”のシーケンスについて説明する。
【0094】まず、セカンドレリーズR2SWが押され
て本サブルーチンに入ると、ミラーアップを行ない(S
81)、続いて先幕をスタートさせる(S82)。次に
ストロボ発光が必要かチェックし(S83)、必要であ
る場合は(YES)、ストロボを発光させる(S8
4)。
【0095】一方、S83において、ストロボ発光が不
要な時は(NO)、次のステップに移行し、後幕をスタ
ートさせて露光を終了し(S85)、ミラーをダウンさ
せ(S86)、シャッタをチャージして初期状態とし
(S87)、フィルムを巻上げ(S88)、撮影を終了
する。
【0096】図15は本発明の第2実施例に係る補助光
を有する焦点検出装置の概念図である。同図に示すよう
に第2実施例の焦点調節装置は、電荷蓄積型光電変換素
子1とモニタ出力発生手段6と、蓄積不足量計算手段7
と発光量計算手段8と光量制御手段4と補助光手段5と
からなる。このような構成において電荷蓄積型光電変換
素子1は光強度分布測定時に被写体からの反射光を受光
しその光強度分布に応じた出力を発生する。モニタ発生
手段6は上記電荷蓄積型光電変換素子1の電荷蓄積中に
電荷蓄積量を示すモニタ出力を発生する。蓄積不足量計
算手段7は上記モニタ出力に応じて適正な蓄積量に対す
る不足量を計算する。発光量計算手段8は上記蓄積不足
量計算手段7の出力に基づき蓄積不足量に相当する補助
光光量を計算する。光量制御手段4は上記発光量計算手
段8の出力に基づいて補助光手段5の発光光量を制御す
るので、上記光量だけ補助光手段5は被写体を照明す
る。
【0097】以上により補助光を使用する場合に遠距
離、低輝度の被写体であっても1回の電荷蓄積動作で適
正な蓄積量を得ることができ、かつ一定光量で補助光を
発光する場合より発光回数を減少させレリーズタイムラ
グを少なくすることが可能となる。
【0098】図16はモニタ出力発生手段6のさらに詳
細な構成を示す図である。電荷蓄積型光電変換素子であ
るラインセンサ200,201の近傍にそれぞれフォト
ダイオード202,203を配置しており、ラインセン
サ200,201への入射光とほぼ等価な光量をモニタ
できるようにしている。ラインセンサ200,201と
フォトダイオード202,203とは入射光の位置的な
誤差が発生する可能性があるが、この点については同図
に示すように、図中ラインセンサ200,201の上下
にフォトダイオード202,203を設置してその影響
を軽減している。
【0099】また第1実施例では入射光量の最大の画素
に対応するピーク出力をモニタしていたが、ここでは複
数の画素の平均値出力をモニタ出力としている。コンデ
ンサ204はフォトダイオード202,203の入射光
強度に応じて発生する電荷を蓄積するコンデンサであ
り、アンプ205はコンデンサ204の蓄積電荷に対す
るバッファアンプであり端子206よりCPU111の
内部のAD変換器に出力される。
【0100】図19は本発明の第3実施例の構成を示す
図である。同図は補助光手段と光量制御手段について異
なる構成をとっており補助光としてLEDを用いる。補
助光LED210のアノードは電源電圧VDDに接続され
カソードはトランジスタ211のコレクタに接続され
る。トランジスタ211のエミッタは抵抗212を介し
てGNDへ接続され、トランジスタ211のベースは演
算増幅器213の出力へまたトランジスタ211のエミ
ッタはさらに演算増幅器213の反転入力に接続されて
いる。CPU111からのシリアルデータはレジスタ2
15に入力されレジスタ215ではこのデータを記憶し
て所定のタイミングでDAコンバータ214にデータを
出力し、DAコンバータ214でこのデータに基づくア
ナログ電圧Vaを発生させて演算増幅器213の非反転
入力へ入力させる。補助光LED210の電流をILED
、抵抗212の抵抗値をRとすると、補助光LED電
流ILED は以下のようになる。
【0101】ILED =Va/R CPU111はシリアルデータを変化させて、DAコン
バータ214の出力電圧Vaを変化させることにより補
助光LED電流ILED を可変させる。補助光光量は補助
光LED電流によって変化するので、CPU111は補
助光光量を可変させて制御できる。
【0102】例えば演算増幅器213、DAコンバータ
214、レジスタ215はIFIC17の内部に構成す
ると低コストで実現することができる。図20は本発明
を適用した第4実施例を示すもので外光式パッシブAF
に適用したものである。同一の諸元を有する2個のレン
ズ220R、220Lは各々光軸が平行となるように配
置され、各光軸間距離は基線長Bとなっている。
【0103】レンズ220R、220Lの焦点面には基
線長Bの方向に画素配列がされている前述のフォトダイ
オードアレイ34R、34L(AFIC112内)が配
置されている。各レンズの焦点距離をf、点Sにある被
写体までの距離をlとし、点Sからの光線がレンズ22
0Lを通ってフォトダイオードアレイ34L上に入射し
た点とレンズ220Lの光軸との間隔をxとすると、 l=(B・f)/x …(14) の関係が成立する。
【0104】上式(14)は点Sにある同じ被写体から
の光をレンズ220R、220Lを通してフォトダイオ
ードアレイ34R、34Lに結像させたとき、フォトダ
イオードアレイ34R上の光強度分布とフォトダイオー
ドアレイ34L上の光強度分布とのズレ量xを検出すれ
ば被写体距離lが求められることを意味している。
【0105】このズレ量xは、フォトダイオードアレイ
34R、34Lの発生電荷をAFIC112内部で蓄
積、増幅した後のセンサデータSDATAをCPU11
1で演算処理して像間隔を算出して求めることができ
る。このようにして得られたズレ量xは被写体距離lに
対応した値であるから、ズレ量xに応じてレンズ駆動部
221を動作させて撮影レンズ222を移動させる。
【0106】そして被写体が低輝度であるときはストロ
ボユニット16を補助光として使用し、光強度分布測定
時に被写体に照射する。AFIC112、CPU11
1、ストロボユニット16の動作シーケンスは第1実施
例と同様である。
【0107】上記した具体的実施例から以下のような構
成の技術的思想が導き出される。 (1) 撮影レンズを通過した一対の被写体光束をそれ
ぞれ結像させた2像を光電変換し、その2像間隔に基づ
き撮影光学系のデフォーカス量、または被写体距離を求
める焦点検出装置において、光電変換するとき被写体を
照明する補助光手段と、上記2像を受光して光電変換す
る電荷蓄積型光電変換素子と、上記電荷蓄積型光電変換
素子の電荷蓄積中に電荷蓄積量をモニタする蓄積量モニ
タ手段と、上記蓄積量モニタ手段の出力に応じて上記補
助光手段の発光光量を設定する光量設定手段と、上記光
量設定手段の出力に基づいて上記補助光手段の発光光量
を制御する光量制御手段とを具備することを特徴とする
補助光を有する焦点検出装置。 (2) 撮影レンズを通過した一対の被写体光束をそれ
ぞれ結像させた2像を光電変換し、その2像間隔に基づ
き撮影光学系のデフォーカス量、または被写体距離を求
める焦点検出装置において、光電変換するとき被写体を
照明する補助光手段と、上記2像を受光して光電変換す
る電荷蓄積型光電変換素子と、上記電荷蓄積型光電変換
素子の電荷蓄積中に電荷蓄積量を示すモニタ出力を発生
するモニタ出力発生手段と、上記モニタ出力発生手段の
出力に基づき、上記電荷蓄積型光電変換素子の適正な蓄
積量に達するまでの不足量を計算する蓄積不足量計算手
段と、上記蓄積不足量計算手段の出力に応じて蓄積量の
不足分に相当する補助光光量を計算する発光量計算手段
と、上記発光量計算手段の出力に基づいて上記補助光手
段の発光光量を制御する光量制御手段とを具備すること
を特徴とする補助光を有する焦点検出装置。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、被写体距離や輝度にか
かわらず、補助光を使用する際の焦点調節において、1
回の電荷蓄積動作により適正な蓄積量を得ることがで
き、補助光の発光回数を減少させ、レリーズタイムラグ
を少なくし、エネルギー消費量を減少させることができ
る。さらに被写体に与えるまぶしさを軽減することがで
き、良好な光強度分布測定を行なうことができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る補助光を有する焦点
調節装置の概念図である。
【図2】図1に示す焦点調節装置の制御系の構成を示す
図である。
【図3】AFICの内部ブロック構成を示す図である。
【図4】AFICのフォトダイオードアレイと、画素増
幅回路のより詳細な構成を示す図である。
【図5】CPUとAFICの動作を説明するための図で
ある。
【図6】焦点検出光学系の構成を示す図である。
【図7】“ファーストレリーズ”の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図8】“AF測距”の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】“AFセンサ蓄積”の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図10】補助光を使用した場合のAFICの蓄積動作
を示すタイミングチャートである。
【図11】“AFセンサ蓄積”の動作を説明するための
フローチャートである。
【図12】光電変換素子の位置と相関出力値との関係を
示す図である。
【図13】レンズ駆動の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図14】“セカンドレリーズ”の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図15】本発明の第2実施例に係る補助光を有する焦
点調節装置の概念図である。
【図16】モニタ出力発生手段の詳細な構成を示す図で
ある。
【図17】ストロボユニットの詳細な構成を示す図であ
る。
【図18】補助光発光の動作を示すフローチャートであ
る。
【図19】本発明の第3実施例に係る焦点調節装置の概
念図である。
【図20】本発明の第4実施例を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…電荷蓄積型光電変換素子、2…蓄積量モニタ手段、
3…光量設定手段、4…光量制御手段、5…補助光手
段、6…モニタ出力発生手段、7…蓄積不足量計算手
段、8…発光量計算手段。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を2像に分割し、これに基づい
    て撮影レンズの焦点状態または被写体までの距離に関連
    する情報を検出する焦点検出装置において、 被写体が所定の条件にあるとき、被写体に向けて可変光
    量の検出補助光をパルス状に投射する補助光投射手段
    と、 上記複数の被写体光束をそれぞれ結像させた複数の被写
    体像を受光して、それぞれの像に対応する像信号と、蓄
    積開始からの蓄積レベルを示すモニタ信号とを出力する
    蓄積型の光電変換手段と、 上記モニタ信号を受け、上記補助光投射手段による1発
    のパルス発光が終了した直後の蓄積レベルと適正蓄積レ
    ベルとのレベル差を求め、このレベル差に応じて上記補
    助光投射手段による次回のパルス発光光量を設定する制
    御手段と、 を具備することを特徴とする可変光量の補助光を有する
    焦点検出装置。
  2. 【請求項2】 被写体像を2像に分割し、これに基づい
    て撮影レンズの焦点状態または被写体までの距離に関連
    する情報を検出する焦点検出装置において、 被写体に向けて可変光量の検出補助光をパルス状に投射
    する補助光投射手段と、 上記複数の被写体光束をそれぞれ結像させた複数の被写
    体像を受光して、それぞれの像に対応する像信号と、蓄
    積開始からの蓄積レベルを示すモニタ信号とを出力する
    蓄積型の光電変換手段と、 上記モニタ信号を受け、上記補助光投射手段による1発
    のパルス発光が終了した直後の蓄積レベルと適正蓄積レ
    ベルとのレベル差を求め、このレベル差に応じて上記補
    助光投射手段による次回のパルス発光光量を設定する制
    御手段と、 を具備したことを特徴とする可変光量の補助光を有する
    焦点検出装置。
  3. 【請求項3】 上記補助光投射手段によるパルス発光量
    は、初回は所定の初期値であり、それによるモニタ信号
    レベルをA、上記レベル差をBとするとき、次回の発光
    量を初期値のB/A倍に設定することを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の可変光量の補助光を有する
    焦点検出装置。
JP12235995A 1995-05-22 1995-05-22 可変光量の補助光を有する焦点検出装置 Expired - Fee Related JP3423109B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12235995A JP3423109B2 (ja) 1995-05-22 1995-05-22 可変光量の補助光を有する焦点検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12235995A JP3423109B2 (ja) 1995-05-22 1995-05-22 可変光量の補助光を有する焦点検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08313798A JPH08313798A (ja) 1996-11-29
JP3423109B2 true JP3423109B2 (ja) 2003-07-07

Family

ID=14833949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12235995A Expired - Fee Related JP3423109B2 (ja) 1995-05-22 1995-05-22 可変光量の補助光を有する焦点検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3423109B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019211696A (ja) * 2018-06-07 2019-12-12 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08313798A (ja) 1996-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102141719B (zh) 摄影装置
JP3585291B2 (ja) 自動焦点調節装置
JP3963568B2 (ja) カメラの自動焦点調節装置
US4908647A (en) Lens driving device
US6222996B1 (en) Camera with distance measuring apparatus for preferentially controlling passive and active type AF system
US6498900B1 (en) Automatic focusing apparatus
JP4931250B2 (ja) 撮像装置及び制御方法
JP3695380B2 (ja) カメラ
JP3423109B2 (ja) 可変光量の補助光を有する焦点検出装置
JP2001305422A (ja) 測距装置
JPH06289281A (ja) 焦点検出用予備照射装置
JP2006267880A (ja) カメラおよびその制御方法
JP3253739B2 (ja) 焦点検出用予備照射装置
JP3439256B2 (ja) カメラ
JPH08160503A (ja) カメラの焦点検出装置
US6597867B2 (en) Distance measuring apparatus
JP2009122523A (ja) ストロボ装置
JPH08201873A (ja) カメラの露出決定装置
JP3447319B2 (ja) 焦点検出用予備照射装置およびカメラ
US6470149B1 (en) Distance measuring apparatus
JPH0792371A (ja) 焦点検出用予備照射装置
JP4928236B2 (ja) 撮像装置及び撮像システム
JPH07281084A (ja) 撮影画面サイズ切換え可能なカメラ
JPH08136794A (ja) 自動焦点調節カメラ
JPH1073757A (ja) カメラの焦点検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees