JP3423058B2 - ラジカル性崩壊開始剤を用いるグラフト化プロピレン共重合体 - Google Patents

ラジカル性崩壊開始剤を用いるグラフト化プロピレン共重合体

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    • C09J151/06Adhesives based on graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Adhesives based on derivatives of such polymers grafted on to homopolymers or copolymers of aliphatic hydrocarbons containing only one carbon-to-carbon double bond

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はアルファ、ベータエチレ
ン性不飽和カルボン酸またはカルボン酸誘導体をグラフ
トしたプロピレン共重合体、すなわ )C−C
101−アルケン重合物を0.1−15重量%有する統
計的に分散されたプロピレン共重合体(I)とC−C
101−アルケン重合物を15−80重量%有する統計
的に分散されたプロピレン共重合体(II)とからのプ
ロピレン共重合体(A )からなる、アルファ、ベータ
エチレン性不飽和カルボン酸またはカルボン酸誘導体を
グラフトしたプロピレン共重合体であって、プロピレン
共重合体( )に1−300バール圧力下、プロピレ
ン共重合体当たり0.005−0.5重量%のラジカル
性崩壊開始剤の存在下で、プロピレン共重合体当たり
0.01−0.5重量%のグラフト対象モノマーを添加
し、溶融プロピレン共重合体を混合し、200−350
℃でグラフト化反応を行ってグラフト対象モノマーを置
換することにより得られるグラフト化プロピレン共重合
体に関する。 【0002】更に本発明はこれらのグラフト化プロピレ
ン共重合体の製法、プロピレン共重合体の架橋(可能)
方法、更にはグラフト化プロピレン共重合体の接着助
剤、フオイル、繊維又はフォーム体としての利用に関す
る。 【0003】 【従来の技術】グラフト化共重合体は先ずグラフト化す
る共重合体を過酸化物と置換し適当なモノマーと接触さ
せて連結することにより製造できる。(米国特許386
2265号、米国特許3953655号、米国特許40
01172号)反応開始剤として働く過酸化物により処
理すると先ずポリマー鎖上にラジカルが形成されそれが
グラフト反応のモノマーを付加するようになる。そのほ
かにエチレンのホモ又は共重合体が先ず有機性過酸化物
により開始される不飽和カルボン酸及び/又はそのエス
テル、又は無水物をグラフトする反応も知られており、
多官能アミンないしアルコールと置換連結することも知
られている。(ドイツ特許出願公開2627785号、
ヨーロッパ特許出願公開50994号、米国特許408
9794号、米国特許4137185号、米国特許41
61452号、米国特許4382128号)一般に架橋
結合物の場合は非常に安定なので熱により若干溶解させ
た位では従来の合成技術の方法で加工することはできな
い。その外にポリプロピレンのグラフト化または架橋方
法は部分的に著しい欠点があることが記載されており、
例えばグラフト化又は架橋反応に於いて過酸化物を添加
すると一般にモル重量分解を生じ得られる化合物の機械
的性質は実質的に低下する。〔J.A.Poly.Sc
i32巻、5431−5437頁1986〕ポリプロピ
レンの架橋化には先ずビニールシランとグラフトし次に
有機錫触媒を利用して湿式縮合により架橋する方法が考
えられる。(ドイツ特許出願公開3520106号、米
国特許3328339号)この方法はしかし最も有毒な
錫触媒を製品から分離するのが困難なため非常にコスト
がかかる。更に加えて重合融解物を対極のベースに粘着
させるのに必要なシラン群は水冷により加水分解されて
しまい、その接層物はもはや製造上取扱うことができな
くなってしまう。フランス特許2572417号は他の
方法即ちポリプロピレンを有機性過酸化物と反応させ不
飽和カルボン酸無水物をグラフトすることができること
を示している。 【0004】過酸化物に例示されるラジカル性崩壊開始
剤の応用はグラフト反応の技術の状況に対して確実な意
義を有している。例えば一般にポリプロピレンのグラフ
ト化に高濃度の過酸化物を添加すると著しいモル量の分
解と金属又はポリアミドの例のように対極物質の粘着性
の低下を生ずることが知られており、従って生成する重
合物の性質は利用しうるような充分なものとはならな
い。 【0005】ドイツ出願公開特許4022570号によ
るとグラフト化プロピレン共重合体がラジカル性崩壊開
始剤の存在下に製造されることが知られている。この方
法ではグラフト化共重合体は良好な機械的性質を示し、
場合によっては架橋するないし架橋可能な材質に置換さ
せられる架橋方法となる。 【0006】しかしながらドイツ特許出願公開4022
570号記載の方法は利用分野では重要な得られるプロ
ピレン共重合体のグラフト収率が屡々全く低いという欠
点を有している。グラフト収率とはグラフト化すべきモ
ノマーの投入総量に対するグラフト化されたモノマーの
%比率である。グラフト化収率が非常に高くないと、例
えばガラス、ポリアミド又は金属のような材料との粘着
性及び引張り強さは利用分野に於いてなお改善の余地を
残している。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の欠点を
除去しグラフト化収率が高く引張強度の改善されたグラ
フト化プロピレン共重合体を見出すことをその目的とし
ている。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の課題は上述定義
したエチレン性不飽和カルボン酸またはカルボン酸誘導
をグラフトしたプロピレン共重合体により達成されるこ
とが見出された。 【0009】本発明によるプロピレン共重合体はグラフ
トモノマーとしてα,β不飽和エチレン性カルボン酸ま
たはカルボン酸誘導体を用いる方法により達成される。
α,β不飽和カルボン酸またはカルボン酸誘導体として
は通常プロピレンと共重合可能なカルボン酸並びにその
エステル、無水物又はアミド誘導体が考えられるべきで
ある。上述のようにマレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、アクリル酸、クロトン酸又はその無水物が利用さ
れ、マレイン酸無水物が殊に好適である。グラフト化モ
ノマーと組合される本発明によるプロピレン共重合体と
してはa1 )0.1〜15重量%の重合物C2 〜C10
−アルケンを有する統計的に分散された共重合体(A
1 )、又はa2 )0.1〜15重量%の重合物C2 〜C
101−アルケンを有する統計的に分散されたプロピレン
共重合体(I)と15〜80重量%の重合物C2 〜C10
1−アルケンを有する統計的に分散されたプロピレン共
重合体(II )とからのプロピレン共重合体(A2 )/
又はa3 )プロピレンホモ共重合体(III)と15〜80
重量%の重合物C2 〜C101−アルケンを有するプロピ
レン共重合体(IV)とからのプロピレン共重合体(A
3 )から成立しているものである。 【0010】プロピレン共重合体として統計的に分散さ
れたプロピレン共重合体(A1 )が利用される場合には
共通モノマーが0.2〜12重量%、特に0.3〜9重
量%を含有するものが好ましい。C2 〜C101−アルケ
ンとしては特にエチレン、1−ブテン、1−ペンテン、
1−ヘキセン、1−ヘプテン、又は1−オクテンが利用
され、その場合共重合体の製造に於いてC2 〜C101−
アルケンは単独でも混合してもプロピレンと共に用いる
ことができる。プロピレン共重合体(A2 )が優先して
用いられるときは25〜97重量%の統計的に分散され
たプロピレン共重合体(I)と3〜75重量%の統計的
に分散されたプロピレン共重合体(II)が好ましい。
殊に35〜95重量%、とりわけ40〜93重量%の統
計的に分散されたプロピレン共重合体(I)と5〜65
重量%、とりわけ7〜60重量%の統計的に分散された
プロピレン共重合体(II )の量比のプロピレン共重合
体(A2 )が有利である。 【0011】本発明に用いられるグラフトプロピレン共
重合体としてはプロピレン共重合体(A3 )含有物も利
用できる。 【0012】プロピレン共重合体(A3 )を用いる場合
には20〜75重量%、特に25〜70重量%の重合物
2 〜C101−アルケンを有する統計的に分散されたプ
ロピレン共重合体(IV )を用いる。C2 〜C101−ア
ルケンとしては特にエチレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、1−ヘプチン、又は1−オクテンが
利用され、これらの共重合体の製造時C2 〜C101−ア
ルケンは単独でも混合してもプロピレンと共重合するこ
とができる。 【0013】プロピレン共重合体(A3 )を優先して利
用する場合は25〜97重量%のプロピレンホモ重合体
(III)と3〜75重量%の統計的に分散されたプロピレ
ン共重合体(IV )とから成立している。特に30〜9
5重量%、とりわけ35〜90重量%のプロピレンホモ
重合体(III)と5〜70重量%、とりわけ10〜65重
量%の量比のプロピレン共重合体(A3 )が好ましい。 【0014】(A1 )(A2 )(A3 )のようなプロピ
レン共重合体の製造には通常はチーグラーナッター触媒
を活用して重合することが行われる。この触媒はその他
共触媒であるチタン含有固形物をも含んでいる。共触媒
としてアルミニウム化合物が問題になる。共触媒のより
広い構成としてこのアルミニウム化合物と並んで電子供
与化合物も提供される。 【0015】重合は重合反応に対して通常応用される反
応技術により、優先的には気相で行われる。 【0016】チタン含有固体成分を製造するには一般に
チタン化合物として3価又は4価のチタンのハロゲン化
物又はアルコレートを用いる。チタンの塩化物特に四塩
化チタンが好ましい。チタン含有固体成分はシリカ、ア
ルミニウムオキサイド、更にはアルミニウムシリケート
(化学式SiO2 aAl23 、aは0.001〜2特
に0.01〜0.5を示す)が好んで選択される。 【0017】チタン含有固体成分等の製造にはマグネシ
ウム化合物が導入される。特にマグネシウムハロゲン化
物、マグネシウムアルキル、マグネシウムアリル、更に
はマグネシウムアルコキシ、及びマグネシウムアリルオ
キシ化合物が用いられるが塩化マグネシウム、二臭化マ
グネシウム及びマグネシウム−ジ−C1 〜C10アルキル
化合物が好んで用いられる。チタン含有固体成分と並ん
でハロゲン、特に塩素又は臭素含有物も用いることがで
きる。 【0018】チタン含有固体成分に加えて電子供与化合
物、例えばモノ又はポリ官能性カルボン酸、カルボン酸
無水物、カルボン酸エステル、更にはケトン、エーテ
ル、アルコール、ラクトン、及び有機燐化合物、有機珪
素化合物も含まれている。 【0019】チタン含有固体成分の内部に電子供与化合
物として一般式Iのフタル酸誘導体 【0020】 【化1】 (式中XとYは夫々塩素原子又はC1 〜C10アルコキシ
残基又は酸素共有物質である)が好んで用いられる。電
子供与化合物として特に好まれるものはフタル酸エステ
ルでありXとYはC1 〜C8 アルコキシ残基、特にメト
キシ、エトキシ、プロピオキシ又はブチルオキシ残基の
ものである。 【0021】チタン含有固体成分の内部で好んで用いら
れる電子供与化合物としては3又は4個からなる、時に
はジエステル又はシクロアルキル−1,2、ジカルボン
酸置換の、時にはベンゾフェノン−2−カルボン酸置換
のモノエステルがある。これらのエステルを脱エステル
化反応に付するときは水酸化物として通常C1 〜C15
ルカノール、C1 〜C10の側鎖のアルキル基を保持し得
るC5 〜C7 シクロアルカノールのようなアルコールが
用いられ、更にはC6 〜C10フェノールが用いられる。 【0022】チタン含有固体成分自体は公知の方法によ
り製造される。例えばヨーロッパ特許出願公開4597
5号、ヨーロッパ特許出願公開45977号、ヨーロッ
パ特許出願公開86473号、ヨーロッパ特許出願公開
171200号、イギリス特許出願公開2111066
号、米国特許4857613号に記載されている。 【0023】上述のように選択されたチタン含有固体成
分は共触媒と共にチーグラーナッタ触媒系として利用さ
れる。共触媒としてはアルミニウム化合物やその他電子
供与化合物が場合により使用される。 【0024】共触媒として適当なアルミニウム化合物と
しては三アルキルアルミニウムと並んでそのアルキル基
をアルコキシ基や例えば塩素又は臭素のようなハロゲン
原子に置換した化合物もある。好ましいものは三アルキ
ルアルミニウム化合物でアルキル基が常にC1 〜C8
子のもの、例えば三メチル、三エチル、又はメチルジエ
チルアルミニウムが利用されている。 【0025】好ましくはアルミニウム化合物と並んでさ
らに広く共触媒として電子供与化合物、例えばモノ又は
ポリ官能性カルボン酸、カルボン酸無水物及びカルボン
酸エステル、更にはケトン、エーテル、アルコール、ラ
クトン並びに有機燐化合物及び有機珪素化合物が用いら
れる。上述の電子供与化合物の有機珪素化合物は一般式
II R1 nSi(OR24-n で示され、R1 は同一か又
は異なっており、C1〜C20アルキル基、C5 〜C7
らなるシクロアルキル基で側鎖にC1 〜C10アルキル基
を有しうるもの、又はC6 〜C20アリル基又はアリルア
ルキル基を現わし、nは数、1、2又は3である。中で
もR1 がC1 〜C8 アルキル基又はC5〜C7 からなる
シクロアルキル基、並びにR2 がC1 〜C4 アルキル基
でnが数1又は2のものが好ましい。 【0026】これら化合物中では特にジメトキシジイソ
ブチルシラン、ジメトキシジシクロペンチルシラン、ジ
エトキシイソブチルイソプロピルシラン及びジメトキシ
イソプロピルセクシル、ブチルシランが目立っている。 【0027】触媒系としてはアルミニウム化合物からの
アルミニウムとチタン含有固体成分からのチタンとの間
の原子比が10:1〜800:1、特に20:1〜20
0:1であり、アルミニウム化合物と共触媒として導入
された電子供与化合物との間のモル比が1:1〜10
0:1、好ましくは2:1〜80:1であるものが好ん
で用いられる。 【0028】本発明によるグラフト化重合物を要するプ
ロピレン共重合体(A1 )、(A2)又は(A3 )を製
造するにはそのような触媒系を活用することが必要であ
る。 【0029】統計的に分散されたプロピレン共重合体
(A1 )の製造は、好ましくはプロピレンと共モノマー
として導入されるC2 〜C101−アルケンとを反応器に
入れ液状の反応媒体存在下、20〜40バール圧力、好
ましくは25−35バール圧力で、60〜90℃好まし
くは65〜85℃の温度で、重合滞留時間0.5〜5時
間の範囲で重合させることにより達成される。この方法
で好ましくはプロピレンとC2 〜C101−アルケンの間
の分圧関係を5:1から100:1まで、特に5:1か
ら50:1までにすることになる。反応器としては通常
重合技術に慣用される装置は使うことができる。プロピ
レン共重合体(A1 )の分子量は常法、例えば水素によ
り調整することができる。 【0030】プロピレン共重合体(A2 )は先ず初期重
合段階で統計的に分散されたプロピレン共重合体(I)
を製造し、次に統計的に分散されたプロピレン共重合体
(II)を付加することにより得られる。これは例えば2
段階反応器カスケードにより実施される。個々のプロピ
レン共重合体(I)と(II) の製造順序を逆にすること
もできる。 【0031】最初の重合段階での重合は好ましくは20
〜40バールの圧力、特に25〜35バールの圧力、6
0〜90℃の温度、特に65〜85℃の温度、反応混合
物の滞留時間は0.5〜5時間、特に1〜4時間により
実施される。通常反応条件は初期重合段階でアルミニウ
ム成分mモル当り0.05〜2kg、好ましくは0.1
〜1.5kgのプロピレン共重合体(I)が形成される
ように選択される。その場合プロピレンとC2 〜C10
−アルケンとの間の分圧比は約5:1〜500:1、特
に10:1〜200:1の範囲に入るのが好ましいこと
が確かめられている。 【0032】この方法で得られたプロピレン共重合体
(I)は最初の重合段階の触媒と一緒に反応終了後第2
段の重合段階に導かれ、ここでプロピレンと他のC2
101−アルケンの混合物は更に重合されてプロピレン
共重合体(II) が形成される。 【0033】第2重合段階では重合は5〜30バール圧
力、特に10〜25バール圧力、30〜80℃温度、特
に40〜70℃温度、滞留時間0.5〜5時間、特に
1.0〜4時間で行われるのが好ましい。プロピレンと
2 〜C101−アルケンとの間の分圧比はこの場合約
0.1:1〜20:1、特に0.15:1〜15:1に
ある。最初と2番目の重合段階の重量比はモノマーとし
て約33:1〜1:3特に19:1〜1:2が好まし
い。 【0034】第2段階の反応混合物はチーグラーナッタ
ー触媒の活性度に影響するのでC1〜C8 アルカノー
ル、特にC1 〜C4 アルカノールを付加することが望ま
れる。適当なアルカノールとしてはメタノール、エタノ
ール、nプロパノール、nブタノールであり、特にイソ
プロパノールが好ましい。C1 〜C8 アルカノール量は
1 〜C8 アルカノールと触媒として働くアルミニウム
化合物の間のモル比が0.01:1〜10:1、特に
0.02:1〜5:1となるように量定される。 【0035】得られるプロピレン共重合体(II) の分子
量は調整器への通常の付加特に水素の付加により調節す
ることができる。更に窒素又はアルゴンのような不活性
ガスを同時に利用することもできる。 【0036】このようにして本発明に適合する統計的に
分散されたプロピレン共重合体(I)と統計的に分散さ
れたプロピレン共重合体(II) からなるプロピレン共重
合体が得られる。プロピレン共重合体(A3 )は、最初
の重合段階でプロピレンを重合してプロピレンホモ重合
体(III)を得て、次に第2の重合段階でプロピレンと1
種又は多種のC2 〜C101−アルケンからの混合物を重
合したプロピレン共重合体(IV )を更に混合する2段
階の方法により製造する方が有利である。 【0037】最初の重合段階でのプロピレンの重合は通
常圧力20〜40バール、温度60〜90%、反応混合
物の処理時間0.5〜5時間で実施される。好ましくは
この重合では圧力20〜35バール、温度65〜85
℃、処理時間1.0〜4時間が良い。通常最初の重合段
階でアルミニウム成分mモル当り0.05〜2kg好ま
しくは0.1〜1.5kgのプロピレンホモ重合体が形
成されるような反応条件が選択される。 【0038】得られたプロピレンホモ重合体(III)は最
初の重合段階の触媒と一緒に第2の重合段階に供給さ
れ、プロピレンと一種又は多種のC2 〜C101−アルケ
ン、特にエチレン又は1−ブテン、との混合物とともに
重合される。第2重合段階では圧力は7特に10バール
が有力であり、最初の重合段階より低い。5〜30バー
ル、特に10〜25バールが好まれる。温度は30〜1
00℃で35〜80℃が好ましく、重合物の滞留時間は
0.5〜5時間、好ましくは1.5〜4時間である。 【0039】第2の重合段階ではプロピレンと一種又は
多種のC2 〜C101−アルケンの分圧比は通常0.1:
1〜10:1、好ましくは0.5:1〜8:1の範囲に
ある。最初の段階と第2段階のプロピレン重合での重量
比はモノマー量として0.1:1〜20:1、特に0.
2:1〜15:1の範囲が好ましい。 【0040】本発明に適合するグラフト化プロピレン共
重合体は圧力を1〜300バール、好ましくは1〜25
バールとし、ラジカル性崩壊開始剤をプロピレン共重合
体当り0.01〜1.0重量%存在させて、グラフト化
するモノマーを溶融プロピレン共重合体(A1 )、(A
2 )又は(A3 )に対し付加し、グラフト化反応は20
0〜350℃で実施する方法により製造することが望ま
しい。グラフト化すべきモノマー濃度は0.01〜0.
8重量%、特に0.01〜0.5重量%(いずれもプロ
ピレン共重合体当り)が好ましい。グラフト化反応は温
度210〜290℃、特に210〜280℃が有利であ
り滞留時間は0.5〜10分、好ましくは0.5〜5分
で実施される。 【0041】グラフト反応はプロピレン共重合体(A
1 )、(A2 )又は(A3 )当り0.005〜0.5重
量%のラジカル性崩壊開始剤の存在下に実施される。好
ましくはプロピレン共重合体当り0.01〜0.2重量
%、特に0.01〜0.1重量%のラジカル性崩壊開始
剤存在下に実施される。 【0042】ラジカル性崩壊開始剤としては通常有機ア
ゾ化合物又は有機過酸化物、特に有機過酸化物が好んで
用いられる。特に好適な有機過酸化物としては210℃
で半減期1〜30秒の過酸化物である。これら化合物中
では特にジクメンペルオキシド、モノクメン(三、ブチ
ル)ペルオキシド、ジ(三、ブチル)ペルオキシド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ−(三、ブチルペルオキ
シ)ヘキサン及び2,5−ジメチル−2,5−ジ−
(三、−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3が好まれてい
る。 【0043】ラジカル性崩壊開始剤存在下のプロピレン
共重合体(A1 )、(A2 )又は(A3 )のグラフト化
に於いては合成技術上通常の反応器、特にエクストルー
ダーやブラベンダー混合機が使用される。特に適当なも
のには首間エクストルーダーがある。好適実施態様とし
てプロピレン共重合体とグラフト化対象モノマーとラジ
カル性崩壊開始剤とを一緒に首間エクストルーダーに入
れ、混合物を先ず120〜180℃の温度に融解し、次
に200〜350℃で0.5〜5分間保持してグラフト
化するようにすることがある。 【0044】その場合グラフト化するモノマーは液状と
し予め加熱しておいて添加する。グラフト化するモノマ
ーはエクストルーダー中でのプロピレン共重合体の融解
物に加えて提供される。ラジカル性崩壊開始剤は通常不
活性炭化水素中で固体又は溶液として添加される。グラ
フト反応終了後エクストルーダーの供給範囲に続いて2
つの脱ガス区域軌道中で未置換のグラフトモノマーを分
離すると効率が良い。 【0045】本方法により得られるグラフト化プロピレ
ン共重合体は通常グラフト化モノマーを0.01〜1重
量%保有している。本化合物は良好な応用しうる性質−
特に金属又はポリアミドのような対極物質に対する高度
の接着性、及び引張強度を示す。 【0046】その外に本方法はグラフト化収率が改善さ
れる。本化合物は無色、無臭であり僅かに残存モノマー
を含有する。その融解指数は0.1〜100g/10分
の範囲にあり、好ましくは1.0〜50g/10分であ
る。230℃、2.16kgでDIN53735により
その都度測定される。融解指数は重合物の量を示し、2
30℃、2.16kg重量に於けるDIN53735の
規格の試験方法により10分間で流出する量である。 【0047】本発明に適合するグラフト化プロピレン共
重合体は接着助剤、フオイル繊維又はフオ−ム体として
適している。本方法は有機架橋方法、例えばジアミンに
よりプロピレン共重合体を架橋し、架橋しうるようにす
る方法にも応用しうる。 【0048】 【実施例】首間エクストルーダーFa.Werner&
PfleidererZSK40により実施例1〜6、
比較例A〜Fを実施した。 【0049】用いるプロピレン共重合体は粒状又は顆粒
状で首間エクストルーダーに供給され、180℃で溶融
した。エクストルーダーへのポリマー輸送量は20kg
/H、滞留時間は2分であった。 【0050】 【実施例1】55.2重量%の統計的なエチレン−プロ
ピレン共重合体(W.Holtrup.Makromo
l.Chem.178、2335、(1977)による
抽出分別法により測定)と2.5重量%の単重合エチレ
ン(フーリエ変換分光器により測定)と44.8重量%
のプロピレン−エチレン共重合体〔エチレン含量60
%、融解指数1.0g/10分(230℃、2.16k
g、DIN53735)〕から成る100重量部のプロ
ピレン−エチレン共重合体A2 を首間エクストルーダー
ZSK40中で0.02重量部の2,5−ジメチル−
2,5−ジ−三−ブチル(ペルオキシヘキサン)と一緒
に180℃で溶融し、0.25重量部の液状マレイン酸
無水物を混合して260℃で反応を行った。圧力は12
バールとした。反応終了後未置換のマレイン酸無水物は
脱ガス層を通してポリマー融解物から分離し、次に製品
はウオーターバス中で冷却しその後粒状化し、乾燥し
た。実施例及び比較例のグラフト化マレイン酸無水物の
量、グラフト化収率(添加されたマレイン酸無水物の総
量に対するグラフト化されたマレイン酸無水物量)及び
融解指数は以下の表に示す。同様にガラス繊維強化プロ
ピレンホモ重合体の4重量%がマレイン酸無水物グラフ
ト化プロピレン共重合体に置換されているものについて
の引張強度を表に示した。 【0051】 【比較例A】100重量部の実施例1に用いたプロピレ
ン−エチレン共重合体を実施例1の条件下で過酸化物を
添加しないで0.25重量部のマレイン酸無水物をグラ
フトした。 【0052】 【実施例2】実施例1の条件下、53.5重量%統計的
なエチレン−プロピレン共重合体〔W.Holtru
p.Makromal.Chem.178、2355
(1977)〕と2.5重量%の単体重合エチレン(フ
ーリエ変換分光器により測定)と44.8重量%のプロ
ピレン−エチレン共重合体〔エチレン含量32重量%、
融解指数1.0g/10分(230℃、2.16kg、
DIN53735〕から成る100重量部のプロピレン
−エチレン共重合体(A2 )を首間エクストルーダーZ
SK40中で0.03重量部の2,5−ジメチル−2,
5−ジ−三−ブチル(ペルオキシヘキサン)と一緒に1
80℃で融解し、0.35重量部の液状マレイン酸無水
物を混合し、260℃で反応させた。 【0053】 【比較例B】100重量部の実施例1に用いたプロピレ
ン−エチレン共重合体を実施例1の条件下で過酸化物を
添加しないで0.35重量部のマレイン酸無水物をグラ
フトした。 【0054】 【表1】 【0055】 【実施例3】融解指数2g/10分(230℃、2.1
6kg、DIN53735)のプロピレン−エチレン共
重合体(A1 )100重量部と2.5重量%の単体重合
エチレン(フーリエ変換分光器により測定)とを首間エ
クストルーダーZSK40中で0.02重量部の2,5
−ジメチル−2,5−ジ−三−ブチル(ペルオキシヘキ
サン)と一緒に180℃で融解し、0.25重量部の液
状マレイン酸無水物を添加し、260℃で反応させた。
圧力は12バールとした。反応終了後未置換のマレイン
酸無水物をポリマー融解物から脱ガス層を通して除去
し、次に製品をウオーターバス中で冷却し、それから粒
状化し乾燥させた。 【0056】実施例及び比較例のグラフト化マレイン酸
無水物の量、グラフト化収率(添加されたマレイン酸無
水物の総量に対するグラフト化されたマレイン酸無水物
量)及び融解指数は以下の表に示す。同様にガラス繊維
強化プロピレンホモ重合体の4重量%がマレイン酸無水
物グラフト化プロピレン共重合体に置換されているもの
についての引張強度を表に示した。 【0057】 【比較例C】100重量部の実施例3に用いたプロピレ
ン−エチレン共重合体(A1 )を実施例3の条件下で過
酸化物を用いないで0.25重量部のマレイン酸無水物
によりグラフト化した。 【0058】 【実施例4】100重量部の実施例3に用いたプロピレ
ン−エチレン共重合体(A1 )を実施例3の条件下0.
025重量部の2,5−ジメチル−2,5−ジ−三−ブ
チル(ペルオキシヘキサン)と一緒に180℃で融解
し、0.30重量部の液状マレイン酸無水物を混合し
た。 【0059】 【比較例D】100重量部の実施例3に使用したプロピ
レン−エチレン共重合体(A1 )を実施例3の条件下、
過酸化物を添加しないで、0.30重量部のマレイン酸
無水物によりグラフトした。 【0060】 【表2】 【0061】 【実施例5】55.2重量%のプロピレンホモ重合体
〔(W.Holtrup.Makromol.Che
m.178、2335、(1977)〕と44.8重量
%のプロピレン−エチレン共重合体〔エチレン含量50
%、融解指数2.1g/10分(230℃、2.16k
g、DIN53735)〕から成る100重量部のプロ
ピレン−エチレン共重合体(A3 )を首間エクストルー
ダーZSK40内で0.02重量部の2,5−ジメチル
−2,5−ジ−三−ブチル(ペルオキシヘキサン)と一
緒に180℃で融解し、0.25重量部の液状マレイン
酸無水物を混合して260℃で反応させた。圧力は12
バールとした。反応終了後未置換のマレイン酸無水物は
脱ガス層上を通してポリマー融解物から分離した。次に
製品をウオーターバス中で冷却し、粒状化し、乾燥し
た。 【0062】実施例及び比較例のグラフト化マレイン酸
無水物の量、グラフト化収率(添加されたマレイン酸無
水物の総量に対するグラフト化されたマレイン酸無水物
量)及び融解指数は以下の表に示す。同様にガラス繊維
強化プロピレンホモ重合体の4重量%がマレイン酸無水
物グラフト化プロピレン共重合体に置換されているもの
についての引張強度を表に示した。 【0063】 【比較例E】実施例5に用いたプロピレン−エチレン共
重合体100重量部を実施例5の条件下、過酸化物を用
いないで、0.25重量部のマレイン酸無水物によりグ
ラフトした。 【0064】 【実施例6】実施例5の条件下、55.2重量%のプロ
ピレンホモ重合体〔(W.Holtrup.Makro
mol.Chem.178、2335、(1977)に
よる抽出分別法により測定〕と44.8重量%のプロピ
レン−エチレン共重合体〔エチレン含有率50重量%
(フーリエ変換分光器により測定)、融解指数1.0g
/10分(230℃、2.16kg、DIN5373
5)〕とから成る100重量部のプロピレン−エチレン
共重合体を首間エクストルーダーZSK40内で0.0
3重量部の2,5−ジメチル−2,5−ジ−三−ブチル
(ペルオキシヘキサン)と一緒に180℃で融解し、
0.35重量部の液状マレイン酸無水物を混合し、26
0℃で反応させた。 【0065】 【比較例F】実施例5に用いたプロピレン−エチレン共
重合体100重量部を実施例5の条件下で、過酸化物を
添加しないで、0.35重量部のマレイン酸無水物によ
りグラフトした。 【0066】 【表3】 本発明に適合するラジカル性崩壊開始剤を用いるグラフ
ト化プロピレン共重合体は特にグラフト化収率の増大に
より高引張強度をもたらす点に於いて傑出している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パトリック、ミュラー ドイツ、67661、カイゼルスラウテルン、 ヨハニスクロイツァーシュトラーセ、67 (72)発明者 ホルスト、バウムガルトル ドイツ、55122、マインツ、イム、ミュ ンヒフエルト、33 (72)発明者 ペーター、イテマン ドイツ、68623、ラムペルトハイム、ザ ントトルファーヴェーク、34 (56)参考文献 特開 昭63−90511(JP,A) 特開 昭61−9477(JP,A) 特表 平4−505339(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 255/02 C08F 8/46

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 )C−C101−アルケン重合物
    を0.1−15重量%有する統計的に分散されたプロピ
    レン共重合体(I)とC−C101−アルケン重合物
    を15−80重量%有する統計的に分散されたプロピレ
    ン共重合体(II)とからのプロピレン共重合体
    (A )からなる、アルファ、ベータエチレン性不飽和
    カルボン酸またはカルボン酸誘導体をグラフトしたプロ
    ピレン共重合体であって、プロピレン共重合体(
    1−300バール圧力下、プロピレン共重合体当たり
    0.005−0.5重量%のラジカル性崩壊開始剤の存
    在下で、プロピレン共重合体当たり0.01−0.5
    量%のグラフト対象モノマーを添加し、溶融プロピレン
    共重合体を混合し、200−350℃でグラフト化反応
    を行ってグラフト対象モノマーを置換することにより得
    られるグラフト化プロピレン共重合体。
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