JP3423042B2 - 合成樹脂成形用金型 - Google Patents

合成樹脂成形用金型

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弘行 山路
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三菱化学フォームプラスティック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、凹部を有する合成樹脂
成形品を製造するための合成樹脂成形用金型に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来に於いては、成形品を離型する方向
に対して垂直方向に凹部を有する合成樹脂成形品を成形
する場合、5〜8つにものぼる多数の割型を用いたり、
エアシリンダー等により金型の一部を摺動させる構造と
したような金型を用いて行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の金型においては
多数の割型を使用するため成形作業が複雑であり、後者
の金型においては、エアシリンダーを作動させる為のエ
アーの配管、エアーの切替バルブ等の部品を使用するた
め装置が複雑になってしまい場所をとるという問題や成
形に手間がかかるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の問
題を解決したものであって、単純な構造の金型であっ
て、容易に凹部を形成できるようにした金型を提供する
ことを目的とした。開閉可能な一対の割型からなる金型
の開閉方向に沿うキャビティ内面に、成形品に凹部を形
成するための凹部形成部材を突出させた合成樹脂成形用
金型であって、該凹部形成部材は、金型開閉方向の断面
形状が円弧状の先端を有する凹部形成部がその裏面に配
された弾性体でキャビティ内に進退自在に付勢されてい
ることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明は以上のように構成したので、成形後に
金型を開き成形品を離型する時には、凹部形成部材は成
形品にあたり、その弾性体を利用しキャビティ内面まで
後退するので、容易に成形品を出せる。
【0006】
【実施例】次に図1〜図5に基づいて、本発明の一実施
例について説明する。
【0007】図1において、D,Eは開閉可能な金型を
構成する一対の割型であり、Fは一方の割型Dの金型の
開閉方向に沿うキャビティ内面に取り付けられた、成形
品に凹部を形成するための凹部形成部材であり、金型開
閉方向の断面形状が円弧状の先端を有する凹部形成部1
とその裏面に配された、凹部形成部1をキャビティG内
に進退自在にさせる弾性体3及びこれらを収納し得る筒
体2、蓋体6から構成されている。なお、図1において
は、凹部形成部1の1/3をキャビティ内に突出させ
て、他方の割型Eに設けた突起部5の凹部4と接しさせ
ることで、成形品に鍵状の貫通孔を形成できるようにな
っている。
【0008】凹部形成部1は、金型開閉方向の断面形状
が円弧状であればよく、球形(図2参照)や半円筒形状
(図4参照)等適宜の形をとることができる。
【0009】前記のごとき本発明の金型を使用して、成
形を行う方法を以下に説明する。
【0010】割型D,Eを型締めして形成されるキャビ
ティG内に発泡樹脂粒子を充填し、加熱成形後発泡成形
品を冷却し、型開きする。
【0011】この型開きする時に、凹部形成部材1は成
形品に当たり、その抵抗により凹部形成部1の裏面に配
された弾性体3が収縮させられ凹部形成部1が筒体2内
に後退するので、容易に金型より成形品を離型すること
ができる。
【0012】このようにして成形された成形品は、図3
に示したような鍵状の貫通孔Cを有する側壁Bをもつ成
形品(図5参照)となる。
【0013】なお図4は半円筒形状の凹部形成部1
(A)を用いて製造された成形品(B)の部分斜視図で
ある。
【0014】成形される樹脂としては、ポリスチレン
系、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系、スチレン改質ポリオレフィン等や、これら樹脂の発
泡粒子等を用いることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のようなものであるから、
成形品を離型する方向に対して垂直方向に凹部を有する
合成樹脂成形品を単純な金型を用いて、容易に成形する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す金型の断面図で
ある。
【図2】図2は図1の要部の拡大断面図である。
【図3】(A)は図1の要部の斜視図である。(B)は
図1の金型で成形された成形品の部分斜視図である。
【図4】(A)は本発明の他の実施例を示す金型部材の
要部斜視図である。(B)は図4の(A)を用いて成形
された成形品の部分斜視図である。
【図5】図1にて成形される成形品の部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1・・・凹部形成部 2・・・筒体 3・・・弾性体 4・・・凹部 5・・・突起部 6・・・蓋体 A・・・容器 B・・・側壁 C・・・凹部又は貫通孔 D,E・・・割型 F・・・凹部形成部材 G・・・キャビティ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉可能な一対の割型からなる金型のう
    ち、一方の割型の金型の開閉方向に沿うキャビティ内面
    に、成形品に凹部を形成するための凹部形成部材を突出
    させた合成樹脂成形用金型であって、該凹部形成部材
    は、金型開閉方向の断面形状が円弧状の先端を有する凹
    部形成部がその裏面に配された弾性体でキャビティ内の
    凹部形成方向に付勢されていることを特徴とする合成樹
    脂成型用金型。
  2. 【請求項2】請求項1に係る合成樹脂成型用金型におい
    て、前記円弧状の凹部形成部に対向して他方の割型に前
    記凹部形成部を接しさせるための凹部を有する突起部が
    設けられたことを特徴とする合成樹脂成型用金型。
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