JPH0244974Y2 - - Google Patents

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JPH0244974Y2
JPH0244974Y2 JP19319385U JP19319385U JPH0244974Y2 JP H0244974 Y2 JPH0244974 Y2 JP H0244974Y2 JP 19319385 U JP19319385 U JP 19319385U JP 19319385 U JP19319385 U JP 19319385U JP H0244974 Y2 JPH0244974 Y2 JP H0244974Y2
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mold
lower mold
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂等
の熱可塑性合成樹脂あるいは繊維強化プラスチツ
クによつてバタフライ弁の弁体を成形するための
金型装置に関する。
(従来の技術) 近年、薬液等を輸送する配管ラインでは、耐薬
品性に優れた塩化ビニル樹脂等の熱可塑性合成樹
脂、あるいは繊維強化プラスチツクで成形した弁
体がバタフライ弁に使用されている。
特開昭58−124609号公報には、この弁体の金型
装置が提案されているので、この装置の概略を第
4図および第5図に基づいて簡単に説明する。第
4図は金型装置の縦断面図であつて、1′は円柱
状の下型、2′は一対の割型、3′は円柱状の上型
である。相対する一対の割型2′,2′は互いに当
接する内壁面に半円弧状の切欠を有し、該切欠に
よつて形成された円柱状の凹部に下型1′および
上型3′が嵌合される。
また割型2′,2′の互いに当接する内壁面には
溝24′が設けられ、該溝24′に軸状金型4′が
挾持されてキヤビテイ5′が構成されるようにな
つている。
この金型装置を用いて弁体を成形する場合、キ
ヤビテイ5′内に合成樹脂材を装填し、第4図に
示した如く型締めする。そこで、合成樹脂材が固
化するのを待つて型開きすると、第5図に示した
ような弁体A′が成形される。
(考案が解決しようとする課題) ところが、この金型装置によつて成形された弁
体A′は、弁軸挿通孔6′が弁体を貫通しているた
めに弁体の中央部が肉厚となり、この中央部の肉
厚部分が流体の流れを阻害するという欠点があつ
た。この問題は弁体の形状を第3図に傾斜図で示
した如く、弁体の中央部を平坦にして外周縁部に
弁軸挿通孔を設ければ解決できる。
しかしながら、このような形状を有する弁体を
前述した従来の金型装置を用いて成形する場合に
は、二本の軸状金型4′を溝24′の所定位置に保
持しなければならないので、軸状金型4′のセツ
トおよび芯合わせが難しという問題があつた。
本考案は、かかる従来金型装置の欠点を解決し
たものであつて、中央部が平坦で外周縁部に弁軸
挿通孔を有する弁体を成形する際に、弁軸挿通孔
を成形するための軸棒を簡単にセツトできると共
に芯合わせが正確に行なえ、寸法精度が優れた弁
体を成形できる金型装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の金型装置は、相対する一方の側壁1
1,11および他方の側壁12,12によつて箱
形収納部を構成する下型1と、該下型1の箱形収
納部に収納された際に互いに当接する内壁面に設
けた半円弧状の切欠21,21によつて円柱状の
凹部が形成される一対の割型2,2と、台板32
の下面に前記円柱状の凹部内に嵌挿される円柱型
31を突設した上型3と、軸棒4とからなつてい
る。前記下型1の一方の側壁11,11は互いに
平行な面に形成すると共にそれぞれの壁面の中央
部には上面まで連通した縦溝14を設け、また他
方の側壁12,12は上方に拡開した傾斜面を形
成する。一方、前記割型2,2の互いに当接する
内壁面に前記切欠21と連通する横溝24を設
け、該内壁面と反対側の割型2,2の外側壁は傾
斜面を有する下型1の側壁12,12と摺接する
傾斜面に形成すると共に、他方の外側壁は平行な
面を有する下型1の側壁11,11と摺接する互
いに平行な面に形成する。
そして、下型1の箱形収納部に割型2,2を収
納した際に該割型2,2の互いに当接する内壁面
に設けた横溝24,24内に軸棒4を挾持すると
共に、該軸棒4の一端部を下型1の側壁11に設
けた縦溝14内に装着し、該割型2,2の内壁面
に形成された円柱状の凹部と、該凹部に嵌挿した
上型3の円柱型31および軸棒4によつてキヤビ
テイ5を構成したことを特徴とするものである。
(作用) 一対の割型の互いに当接する内壁面に軸棒を挟
持するための横溝を設け、また前記割型が収納さ
れる箱形収納部の側壁に前記軸棒の一端部を装着
するための縦溝を設けたので、軸棒を簡単にセツ
トでき、また弁体の成形工程の途中で軸棒がずれ
ることはない。
また、それぞれの割型は上方に拡開した傾斜面
を有する下型の側壁に沿つて移動して箱形収納部
に収納され、該割型の互いに当接する内壁面に形
成された円柱状の凹部に上型の円柱型が嵌挿する
ので、金型部材同志に噛み込みが生じることな
く、キヤビテイが構成される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図は本考案の金型装置の展開図、第2図は
金型を型締めした状態の縦断面図、第3図はこの
金型装置によつて成形された弁体の斜視図であつ
て、図中符号1は下型、2は割型、3は上型、4
は軸棒である。
下型1は相対する一方の側壁11,11および
他方の側壁12,12によつて箱形収納部を構成
している。13は下型1の底壁である。
一方の側壁11,11は互いに平行な面に形成
され、それぞれの壁面の中央部には上面まで連通
した縦溝14が設けられており、該縦溝14に軸
棒4の拡径した一端部が挿通できるようになつて
いる。また、他方の側壁12,12は上方に拡開
した傾斜面に形成されている。
一対の割型2,2は型締めした状態で前記下型
1の箱形収納部に収納されるものである。
互いに当接する割型2,2の内壁面には半円弧
状の切欠21,21が設けられており、それぞれ
の切欠21,21の内壁には弁体の外周縁部を形
成する半円弧状の窪み22,22が設けられてい
る。割型2,2を互いに当接させたときに、前記
切欠21,21によつて円柱状の凹部が形成され
るようになつている。また、互いに当接する割型
2,2の内壁面には、前記切欠21と連通した横
溝24が設けられており、該横溝24,24内に
軸棒4を挟持できるようになつている。23は割
型2の底壁であつて、該底壁23の上面は所望と
する弁体の外面形状に形成されている。
一方、割型2,2が互いに当接する内壁面と反
対側のそれぞれの割型2,2の外側壁には傾斜面
を有する下型1の側壁12,12と摺接する傾斜
面が形成されており、他方の外側壁は平行な面を
有する下型1の側壁11,11と摺接する互いに
平行な面に形成されている。
上型3は台板32の下面に割型2,2の内壁面
に形成された円柱状の凹部内に嵌挿される円柱型
31を突設したものである。該円柱型31の下面
は割型2の底壁23と同様に所望とする弁体の外
面形状に形成されている。
本考案の金型装置は以上の構成からなるもので
あつて、次にこの金型装置を用いて弁体を成形す
る工程を説明する。まず第1図に示した金型の展
開状態において、それぞれの割型2,2の傾斜面
を有する外側壁を下型1の相対する側壁12,1
2の傾斜面に沿わせて移動させる。そして、これ
と同時に割型2,2の内壁面に設けた横溝24,
24内に軸棒4を挟持しつつ該軸棒4の拡径した
一端部を側壁11に設けた縦溝14に挿通した降
下させる。このようにして、一対の割型2,2を
下型1の箱形収納部に収納する。
次に、割型2,2の互いに当接する内壁面に形
成された円柱状の凹部内に所定量の合成樹脂材、
例えば繊維強化プラスチツクを装填する。
そこで、第2図に示した如く上型3を降下させ
て円柱型31を円柱状の凹部内に嵌挿し、その下
面で合成樹脂材を押圧する。この押圧作用によつ
て、合成樹脂材は割型2,2の内壁面に形成され
た円柱状の凹部と、円柱型31および軸棒4で形
成されたキヤビテイ5内に充満して圧縮される。
そこで、合成樹脂材が固化するのを待つて上型
3を上方に引き上げ、割型2,2を型開きして取
り出した弁体から軸棒4,4を抜き取る。
かくして、第3図に示した如く中央部が平坦
で、外周縁部に弁軸挿通孔6,6を有する弁体A
が得られる。尚、第3図において、破線aは割型
2,2と円柱型31によつて弁体Aの上面にでき
たパーテイングライン、破線bは割型2,2の底
壁23,23の合わせ面によつて弁体Aの下面に
できたパーテイングラインを表示したものであ
る。弁体Aの下面にできたパーテイングラインb
は弁軸挿通孔6の外周縁部まで延びているが、こ
の部分のパーテイングラインのバリを除去すれ
ば、弁箱シール部との水密性が問題となることは
ない。
尚、本考案の一実施例を示す第1図および第2
図には、割型2,2および上型3を作動させる移
動装置、案内部材等を省略して示したが、これら
の装置能は従来公知のものが使用できるものであ
る。
(考案の効果) 以上詳述した如く、本考案の金型装置は弁軸挿
通孔を形成する軸棒を一対の割型の内壁面に設け
た横溝で挟持すると共に、該軸棒の一端部を下型
の側壁に設けた縦溝で保持するので、軸棒を極め
て簡単にセツトでき、しかも弁体の成形工程の途
中で軸棒がずれる恐れが全くない。また、下型の
相対する側壁の傾斜面に沿わせてそれぞれの割型
を移動させて型締めし、この割型の内壁面に形成
された円柱状の凹部に上型の円柱型を嵌挿するの
で、金型部材同志に噛み込みが生じることなくキ
ヤビテイが構成される。
従つて、本考案の金型装置を使用すれば中央部
が平坦で、外周縁部に弁軸挿通孔を有する弁体が
簡単に製造でき、極めて寸法精度の高い弁体が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す金型装置の展
開図、第2図は金型を型締めした状態の縦断面
図、第3図は本考案の金型装置によつて成形され
た弁体の斜視図、第4図は従来の金型装置の縦断
面図、第5図は第4図に示した従来の金型装置に
よつて成形された弁体の斜示図である。 1……下型、11……平行な面を有する側壁、
12……傾斜面を有する側壁、13……底壁、1
4……縦溝、2……割型、21……半円弧状の切
欠、22……窪み、23……底壁、24……横
溝、3……上型、31……円柱型、4……軸棒、
5……キヤビテイ、6……弁軸挿通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 相対する一方の側壁11,11および他方の側
    壁12,12によつて箱形収納部を構成する下型
    1と、該下型1の箱形収納部に収納された際に互
    いに当接する内壁面に設けた半円弧状の切欠2
    1,21によつて円柱状の凹部が形成される一対
    の割型2,2と、台板32の下面に前記円柱状の
    凹部内に嵌挿される円柱型31を突設した上型3
    と、軸棒4とからなり、 前記下型1の一方の側壁11,11は互いに平
    行な面に形成すると共にそれぞれの壁面の中央部
    には上面まで連通した縦溝14を設け、また他方
    の側壁12,12は上方に拡開した傾斜面を形成
    し、 一方、前記割型2,2の互いに当接する内壁面
    に前記切欠21と連通する横溝24を設け、該内
    壁面と反対側の割型2,2の外側壁は傾斜面を有
    する下型1の側壁12,12と摺接する傾斜面に
    形成すると共に、他方の外側壁は平行な面を有す
    る下型1の側壁11,11と摺接する互いに平行
    な面に形成し、 下型1の箱形収納部に割型2,2を収納した際
    に該割型2,2の互いに当接する内壁面に設けた
    横溝24,24内に軸棒4を挾持すると共に、該
    軸棒4の一端部を下型1の側壁11に設けた縦溝
    14内に装着し、該割型2,2の内壁面に形成さ
    れた円柱状の凹部と、該凹部に嵌挿した上型3の
    円柱型31および軸棒4によつてキヤビテイ5を
    構成したことを特徴とする金型装置。
JP19319385U 1985-12-16 1985-12-16 Expired JPH0244974Y2 (ja)

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JPS62102512U JPS62102512U (ja) 1987-06-30
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