JP3422596B2 - オブジェクトの表示方法 - Google Patents

オブジェクトの表示方法

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JP3422596B2 JP17199695A JP17199695A JP3422596B2 JP 3422596 B2 JP3422596 B2 JP 3422596B2 JP 17199695 A JP17199695 A JP 17199695A JP 17199695 A JP17199695 A JP 17199695A JP 3422596 B2 JP3422596 B2 JP 3422596B2
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  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】表示装置でのオブジェクトの表示
方法に関し、特にノートサイズ以下のコンピュータ等に
使用される表示装置におけるオブジェクト表示方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のオブジェクトの表示及び選択方法
では、1画面に10〜20個程度の選択可能オブジェク
ト(アイテム、アイコン等)を表示して、マウス、トラ
ックポイント等のポインティング・デバイスやキーボー
ド・カーソルで所望のオブジェクトを選択する方法がよ
く用いられる。しかし同一画面内ではオブジェクトの数
が増えれば増えるほど1オブジェクトに割当てられる占
有面積が小さくなり認識率が下がる。またオブジェクト
をアイコンで表示している場合、アイコンのイメージを
見ただけではそのオブジェクトが何を行うものか判断で
きず、アイコンをカーソルで選択してアイコンに関連付
けられたプログラムを一度起動しなければならない事態
もよく現れる。このような問題に対して用いられている
方法は、カーソルを移動して何らかのオブジェクト上に
カーソルが置かれた場合に、そのオブジェクトは何であ
るかを示すヘルプ情報、付加情報または補足情報を吹き
出しの形でそのオブジェクトに重ねて表示したり、オブ
ジェクトとは別の場所にオブジェクトの名前や使用方法
を表示したり、またはそのオブジェクト自身をその位置
で拡大して見せる等の方法が周知技術として知られてい
る。しかしこの様な従来の方法では画面サイズが小さく
なると文字情報等を含む補足情報自身も小さくなり、オ
ブジェクトに対する認識を援助する機能を果たさなくな
ってしまう。またオブジェクト自身の拡大は、他のオブ
ジェクトのための表示上のスペースに影響を与えること
が多く、かつオブジェクト自身の拡大がそのままオブジ
ェクトの補足情報になるとは一概に言えない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、複数のオブジェクトを表示してこの中から
1つのオブジェクトをユーザが選択する場合において、
小さな画面サイズでも、選択されたオブジェクトが何で
あるかを確実にかつ容易にユーザに認識させるためのオ
ブジェクト表示方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、オブジェク
ト表示領域とは別にオブジェクトの補足情報を表示する
ための2つの表示領域をディスプレイ上に補足情報表示
領域として設ける。そしてユーザがオブジェクト表示領
域の特定のオブジェクトをキーボード・カーソル等によ
り指示することに応答して、そのオブジェクトを表す関
連情報(例えばサブタイトル等)を、オブジェクトとは
別の位置にある上記補足情報表示領域の1つに、第1の
属性で(例えば文字によって)表示する手段と、上記補
足情報表示領域のさらにもう1つの表示領域に第2の属
性で(例えばオブジェクトを容易に連想させる情報や認
識可能なイメージ情報等)を表示する手段によって、画
面サイズが小さいディスプレイでも、選択されたオブジ
ェクトが何であるかをユーザに認識させることができ
る。
【0005】
【実施例】ここで図面、特に図1、図2を参照すると、
本発明を実行することができる代表的なハードウェア環
境が示されている。特にノート型またはパームトップ型
等の表示領域の小さなコンピュータにおいて効果は顕著
であるが、一般的なハードウェア環境、例えばインター
ナショナル・ビジネス・マシン(IBM)コーポレーション
の PS/2 パーソナル・コンピュータのようなパーソナル
・コンピュータでもよい。(PS/2 は米国 IBM 社の商標
である) 図1においてパームトップ型パーソナル・コ
ンピュータ 40 は液晶表示装置 11 を備えている。液晶
表示装置 11 には複数のオブジェクトで構成されたメニ
ュー画面が表示されており、この中の1つのオブジェク
トをキーボード 20 又はポインティング・デバイスで 3
0 で選択する。
【0006】図2の CPU 1 は、インテル (Intel) 386、
486 又はペンティアム (Pentium)・マイクロプロセッサ
のような複雑な命令セット・コンピュータ (CISC) とし
てのマイクロプロセッサ、又は IBM の Power PC マイ
クロプロセッサのような縮小命令セット・コンピュータ
(RISC) としてのマイクロプロセッサであってもよい。
CPU 1 はシステム・バス 2 に取り付けられ、システム
・バス 2 には、メイン・メモリ(RAM) 4 、読み出し専
用メモリ(ROM) 5、各種入出力(I/O)アダプタが接続され
る。メイン・メモリ 4 はアプリケーション・プログラ
ムのコード及びデータのための一時記憶メモリとなり、
一方 ROM 5 は基本的な入出力システム(BIOS) コードを
記憶する。ここでディスク・ドライブ (HDD) 6 はオペ
レーティング・システム及びそれぞれがシステム・バス
2 を介して RAM 4 に選択的にロードされる種々のオブ
ジェクトに関連したアプリケーション・プログラムを記
憶する。VGA 7 に接続されたディスプレイ・アダプタ・
コントローラ (DAC/LCDC) 10は液晶表示装置 11 または
外部 CRT ディスプレイ 12 に接続される。
【0007】図3及び図4は本発明でのオブジェクト表
示画面である。通常のパームトップ型コンピュータでよ
く行われるように、オブジェクトが整然と並んだメニュ
ーを表示する。図示されているように1つの表示された
オブジェクトの中にはオブジェクトの名前も含まれてい
るが、表示面積の小さな表示装置では非常に見づらい。
ここでキーボード又はポインティング・デバイスにより
選択されているオブジェクトは一目見て分かるように他
のオブジェクトと異なる見映えで(実施例では他より強
調されて)表示される。なおカーソルは実施例において
は存在しない。
【0008】つまり実施例では簡潔なオブジェクト選択
を行うために、コンピュータ起動後に予め所定のオブジ
ェクトが選択された状態となっている。そしてキーボー
ドのカーソル・キー(方向キー)等を押す事に応答して
次のオブジェクトが選択される。従って実施例において
はカーソル・キーを移動することと選択されたオブジェ
クトが変わることは全く同値である。そしてキーボード
の改行キーまたはポインティング・デバイスの選択ボタ
ンを押すことにより、最終的に選択されたオブジェクト
に関連付けられた機能(アプリケーション・プログラ
ム)が動作する。
【0009】図3において最初にScheduleオブ
ジェクトが選択されているので、このオブジェクトは他
のオブジェクトと比べて強調されて表示されている。こ
こでオブジェクトのサブタイトル「Schedule」
が第1の補足情報表示領域に、オブジェクト自身に含ま
れる文字よりも大きめの文字属性で表示される。同時に
第2の補足情報表示領域にはオブジェクトの意味的カテ
ゴリを表す、「本の上に転がるペン」のイメージがビッ
トマップで表示される。
【0010】図4に示されるように、キーボードのカー
ソル・キーを移動させて右下にあるSetupのオブジ
ェクトを選択するとオブジェクトのサブタイトル「PC
Setup」が第1の補足情報表示領域に大きめの文
字属性で表示される。同時に第2の補足情報表示領域に
はオブジェクトの意味的カテゴリを表す、「箱に入った
ドライバー」のイメージがビットマップで表示される。
ここで意味的カテゴリとはそのオブジェクトが属する意
味的なグループを表している。例えば図3のSched
uleオブジェクトが選択されている場合に、1つだけ
カーソル・キーを右に動かした場合には第2の補足情報
表示領域の「本の上に転がるペン」のイメージ・ビット
マップは表示上変わらない。なぜなら選択された、To
Doオブジェクトの意味的カテゴリがSchedul
eオブジェクトと同じだからである。このように補足情
報表示領域はオブジェクトのグループ情報としても利用
される。この様にしてオブジェクトとは別にそれに関連
した複数の情報を複数の属性で補足表示することで的確
にかつ容易にオブジェクト選択が行える。
【0011】図5は本発明のオブジェクトの選択表示を
行うためのフローチャートである。まずステップ50に
おいてオブジェクトが選択されたかを判断し、選択され
ていなければ処理は終了し、選択さていればステップ5
2へ進み、選択されたオブジェクトを強調して表示す
る。そしてステップ54においてそのオブジェクトに関
連付けられたサブタイトルがあるか判断し、もしあれば
ステップ58においてそのサブタイトルを第1の補足情
報表示領域に文字の属性で表示する。ステップ54にお
いて関連付けられたサブタイトルがない場合はステップ
56において第1の補足情報表示領域にオブジェクトの
名前である所のモジュール名を表示する。そして処理は
ステップ60へ進み、オブジェクトに関連付けられたカ
テゴリー情報があるか判断する。もしあればステップ6
4でそのカテゴリー情報を第2の補足情報表示領域にビ
ットマップ・イメージとして表示する。もしカテゴリー
情報がなければステップ62でデフォルトのイメージを
第2の補足情報表示領域に表示する。そして処理は再び
ステップ50へ戻る。
【0012】本発明では簡潔なオブジェクト選択を行う
ために、実体のあるカーソル・ポインター等を利用して
いないが、表示領域内を自由に移動可能なマウス等のポ
インティング・デバイスのポインターを用いても本発明
の本質を全く失うことなく実施可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明によって、画面サイズが小さいデ
ィスプレイでも、認識できるような補足情報を、オブジ
ェクトとは別の2つの領域に2つの属性で表示すること
により、所望のオブジェクトが何であるかを確実にかつ
容易に認識して、これを選択できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実行することができる典型的なハード
ウェアの外観を示す図である。
【図2】本発明を実行することができる典型的なハード
ウェア構成を示す図である。
【図3】本発明の実施例によりオブジェクトを表示選択
した画面である。
【図4】本発明の実施例によりオブジェクトを表示選択
した別の画面である。
【図5】本発明の実施例により画面上にオブジェクトを
表示するフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
11 表示装置(LCD) 20 キーボード 30 ポインティング・デバイス 40 コンピュータ・ハードウェア本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊 佐 治 一 彦 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本 アイ・ビー・エム株式会社 大和事業所 内 (72)発明者 田 部 雄 剛 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本 アイ・ビー・エム株式会社 大和事業所 内 (72)発明者 箕 浦 忠 朗 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本 アイ・ビー・エム株式会社 大和事業所 内 (56)参考文献 特開 平6−12208(JP,A) 特開 平5−289839(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00,3/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の表示領域と、第2の表示領域と、前
    記第1の表示領域内の1つのオブジェクト表示サイズよ
    り大きい、第3の表示領域を含む表示装置を有するコン
    ピュータ・システムにおいて、 前記第1の表示領域に複数のオブジェクトを表示するス
    テップと 前記複数のオブジェクトの中の1つのオブジェクトが選
    択されることに応答して、該オブジェクトの名前に関連
    するサブタイトル情報を、前記第2の表示領域に、第1
    の属性で表示するステップと 前記オブジェクトが選択されることに応答して、該オブ
    ジェクトの意味的カテゴリを表す、認識可能なイメージ
    情報を、前記第3の表示領域に、第2の属性で表示する
    ステップ、 を含むオブジェクト表示方法。
  2. 【請求項2】前記第2の表示領域または前記第3の表示
    領域の位置が固定された領域である、請求項1のオブジ
    ェクト表示方法。
  3. 【請求項3】前記第1の属性が文字属性であり、該文字
    属性は前記選択されたオブジェクト自身に含まれる文字
    より大きい文字を表示する属性を有する、請求項1のオ
    ブジェクト表示方法。
  4. 【請求項4】前記第2の属性がイメージ属性である、請
    求項1のオブジェクト表示方法。
  5. 【請求項5】第1の表示領域と、第2の表示領域と、前
    記第1の表示領域内の1つのオブジェクト表示サイズよ
    り大きい、第3の表示領域を含む表示装置を有するコン
    ピュータ・システムにおいて、 前記第1の表示領域に複数のオブジェクトを表示する手
    段と 前記複数のオブジェクトの中の1つのオブジェクトが選
    択されることに応答して、該オブジェクトの名前に関連
    するサブタイトル情報を、前記第2の表示領域に、第1
    の属性で表示する手段と 前記オブジェクトが選択されることに応答して、該オブ
    ジェクトの意味的カテゴリを表す、認識可能なイメージ
    情報を、前記第3の表示領域に、第2の属性で表示する
    手段、 を含むオブジェクト表示装置。
  6. 【請求項6】前記第2の表示領域または前記第3の表示
    領域の位置が固定された領域である、請求項5のオブジ
    ェクト表示装置。
  7. 【請求項7】前記第1の属性が文字属性であり、該文字
    属性は前記選択されたオブジェクト自身に含まれる文字
    より大きい文字を表示する属性を有する、請求項5のオ
    ブジェクト表示装置。
  8. 【請求項8】前記第2の属性がイメージ属性である、請
    求項5のオブジェクト表示装置。
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