JP3422241B2 - オイルの充填方法及びオイルの充填及び/又は抜き取り装置 - Google Patents

オイルの充填方法及びオイルの充填及び/又は抜き取り装置

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JP3422241B2
JP3422241B2 JP36531297A JP36531297A JP3422241B2 JP 3422241 B2 JP3422241 B2 JP 3422241B2 JP 36531297 A JP36531297 A JP 36531297A JP 36531297 A JP36531297 A JP 36531297A JP 3422241 B2 JP3422241 B2 JP 3422241B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイルをドラム缶等の
容器内に充填するために使用されるオイルの充填方法及
びオイル充填装置並びに容器内にオイルを充填し及び又
は充填されているオイルを抜き取るためのオイル充填及
び/又は抜き取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガソリンや灯油等は、例えば
タンクローリーや国際コンテナー等により大量に輸送さ
れ、これらタンクローリーからドラム缶等の比較的小さ
な容器内に小分けされる場合が多い。こうしたオイルの
小分けに使用されている従来のオイル充填装置は、例え
ばタンクローリーからポンプを介して抜き取られたオイ
ルを配管を介してドラム缶やその他の容器内に流入させ
るノズルと、上記配管内に配設されスイッチの操作によ
り開閉する開閉弁とから概略構成されている。したがっ
て、この従来のオイル充填装置では、ドラム缶等の容器
内にノズルの先端を挿入し、上記スイッチを介して開閉
バルブを開放させ、上記容器内にオイルが所定量充填さ
れた後には、再び上記スイッチを介して開閉バルブを閉
塞し、次の容器を同じ要領で充填してゆく工程が取られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のオイルの充填方法やオイル充填装置では、オイ
ルが揮発性を有することからすれば、オイルの充填作業
中にオイルの流出に伴う静電気の発生により容器内に充
填されたオイルに引火する危険性を有する。また、ノズ
ルから流出されるオイルは、上記開閉バルブを閉塞して
もオイルの残液がノズル先端から垂れることも多く、こ
の残液が完全に出てしまうまで待機する必要性も生じて
いることから、多数の容器内にオイルを充填するために
は、極めて長時間を必要としている。
【0004】そこで、本発明は、上述した従来のオイル
の充填方法又はオイル充填装置が有する課題を解決する
ために提案されたものであって、オイルの充填作業中に
静電気が発生することを有効に防止することができるオ
イルの充填方法及びオイル充填装置を提供することを目
的とするものである。また、他方、オイルの充填作業を
効率良く行うことができるオイルの充填方法及びオイル
充填装置を提供することをも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、第1の発明(請
求項1記載の発明)は、オイルの充填方法に係るもので
あって、オイルが充填される容器の底方向に第1のノズ
ルを挿入し該第1のノズルを介して容器内に空気と比重
がほぼ同程度又は空気よりも比重が高い不活性気体を充
填する気体充填工程と、この気体充填工程の後に行わ
れ、上記容器の底方向に第2のノズルを挿入し該第2の
ノズルを介して容器内にオイルを充填するオイル充填工
程と、上記容器内に充填されたオイルの重量を継続的に
計測する重量計測工程と、を備え、上記第2のノズル
を、上記容器内にオイルを充填しながら徐々に上昇させ
るとともに、上記重量計測工程によりオイルが定量前の
所定のオイル量となった時点で該第2のノズルへのオイ
ルの供給を停止させる弁を閉塞し且つ該第2のノズル
先端側に設けられた開閉弁を駆動させ該第2のノズルに
形成されたオイルの流路を半分閉塞させ、定量となった
時点で上記開閉弁を駆動させ該第2のノズルの先端側を
完全に閉塞することを特徴とするものである。なお、上
記気体充填工程において、容器内に充填される気体は、
空気と比重がほぼ同程度又は空気よりも比重が高い不活
性気体であり、具体的には、窒素,二酸化炭素,アルゴ
ン等がこれに該当する。
【0006】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、前記第1の発明において、前記第2のノズルへのオ
イルの供給が停止され前記オイルの流路が閉塞されたと
き、該第2のノズルの下端と前記容器との間に受皿を位
置させることを特徴とするものである。
【0007】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
は、オイル充填装置に係るものであって、オイルが充填
される容器内に空気と比重がほぼ同程度又は空気よりも
比重が高い不活性気体を充填する第1のノズルと、この
第1のノズルを該第1のノズルの下端が容器の底に近接
した位置に下降させるとともに容器の上方まで上昇させ
る第1の昇降駆動装置と、上記第1のノズルの側方に設
けられ上記容器内にオイルを充填する第2のノズルと、
この第2のノズルを該第2のノズルの下端が容器の底に
近接した位置に下降させるとともに容器の上方まで上昇
させる第2の昇降駆動装置と、容器内に充填されるオイ
ルの重量を継続的に計測する重量計測器と、上記第2の
ノズル内へのオイルの流入及びその停止を行う第1の開
閉バルブと、上記第2のノズルの先端側に形成され該
2のノズルに形成されたオイルの流路を閉塞する第2の
開閉バルブと、を備え、上記重量計測器により容器内の
オイル量が定量前の所定のオイル量となったことが判別
された場合には、上記第1の開閉バルブにより上記第2
のノズルが閉塞されるとともに、上記第2の開閉バルブ
により該第2のノズルの先端側が半分閉塞され、さら
に、該重量計測器により容器内のオイルの量が定量とな
ったことが判別された場合には、上記第2の開閉バルブ
により第2のノズルが完全に閉塞されるよう構成されて
なることを特徴とするものである。
【0008】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
は、上記第3の発明において、前記第2の開閉バルブに
より第2のノズルに形成されたオイルの流路が閉塞され
た後に、前記第2のノズルの下端と前記容器との間に介
在させられ、第2のノズルの下端から垂れたオイルを受
ける受皿が設けられてなることを特徴とするものであ
る。
【0009】また、第5の発明(請求項5記載の発明)
は、オイル充填及び/又は抜き取り装置に係るものであ
って、容器内にオイルを充填し又は容器内に充填された
オイルを抜き取るノズルと、このノズルを該ノズルの下
端を容器の底に近接した位置まで下降させるとともに容
器の上方まで上昇させ又は該ノズルの下端を容器の上方
位置から容器の底に近接した位置まで下降させる昇降駆
動装置と、上記容器内のオイルの重量を継続的に計測す
る重量計測器と、上記ノズルからのオイルの流出及びそ
の停止又は該ノズル内へのオイルの流入及びその停止を
行う第1の開閉バルブと、上記ノズルの先端側に形成さ
れ上記第1の開閉バルブの閉塞に前後して該ノズルに形
成されたオイルの流路を閉塞する第2の開閉バルブと、
を備え、容器内にオイルを充填する場合には、上記重量
計測器により容器内のオイル量が定量前の所定のオイル
量となったことが判別された場合には、上記第1の開閉
バルブにより上記ノズルが閉塞されるとともに、上記第
2の開閉バルブにより該ノズルが半分閉塞され、さら
に、該重量計測器により容器内のオイルの量が定量とな
ったことが判別された場合には、上記第2の開閉バルブ
によりノズルが完全に閉塞され、また、容器内に充填さ
れたオイルを抜き取る場合には、上記第2の開閉バルブ
による上記ノズルの閉塞が上記第1の開閉バルブによる
上記ノズルの閉塞よりも前に行われるよう構成されてな
ことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るオイル充填装
置の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明
しながら、本発明に係るオイルの充填方法について説明
する。なお、この実施の形態において説明するオイル充
填装置は、文字通りオイルを充填するものであるが、同
時に、以下に説明する容器としてのドラム缶内に充填さ
れているオイルを抜き取るオイル抜き取り装置としての
機能をも有する。したがって、この実施の形態に説明す
る装置は、オイル充填装置であるとともにオイル抜き取
り装置でもあるが、説明を簡略化するため、単にオイル
充填装置と記載する。
【0011】この実施の形態に係るオイル充填装置1
は、図1に示すように、オイルが充填される容器として
のドラム缶D(図2参照)内に、本発明を構成する不活
性気体としての窒素ガスを充填する気体充填装置2と、
この気体充填装置2により窒素ガスが充填された後に、
オイルを該ドラム缶D内に充填するオイル充填装置本体
(請求項3及び請求項4記載の発明に係るオイル充填装
置)3と、上記気体充填装置2上に載置されたドラム缶
Dを、オイル充填装置本体3方向に移送させる移送装置
としてのローラーコンベア4と、を備えている。
【0012】上記気体充填装置2は、図1及び図2に示
すように、地上から左右平行に立設されてなる左側支柱
5及び右側支柱6と、上側連結板7と、中途側連結板8
とを備えている。上記左側支柱5及び右側支柱6とは何
れもドラム缶Dの高さの約3倍程の長さを有する角パイ
プから構成されてなるものであり、また、上記上側連結
板7の一端は上記左側支柱5の上端に固定され、他端は
右側支柱6の上端に固定されてなるものである。また、
上記中途側連結板8は、ドラム缶Dの高さよりもやや上
方に位置してなるとともに一端は上記左側支柱5の中途
部に固定され、他端は右側支柱6の中途部に固定されて
なり、上記上側連結板7と平行となされている。そし
て、上記上側連結板7と中途側連結板8とには、本発明
(請求項3記載の発明)を構成する第1の昇降駆動装置
としての第1のエアーシリンダ9が固定されている。す
なわち、上述した第1のエアーシリンダ9は、上端側が
上記上側連結板7の正面に固定され、下端側は中途側連
結板8の正面に固定されている。
【0013】そして、この第1のエアーシリンダ9に
は、該エアーシリンダ9の駆動によりほぼこのエアシリ
ンダ9の全長に亘って昇降駆動する昇降駆動部9aが設
けられている。そして、この昇降駆動部9aの正面に
は、ノズル支持金具10を介して第1のノズル11の上
端が固定されている。このノズル支持金具10は、基端
が上記昇降駆動部9aの正面に固定されてなる垂直板部
10aと、この垂直板部10aの下端から水平方向に突
出してなる水平板部10bと、基端が上記垂直板部10
aの正面のやや上端側に固定され下端は水平板部10b
の上面の先端側に固定されてなる傾斜板部10cとから
構成されている。そして、このノズル支持金具10を構
成する水平板部10bの下面には、図2に示すように、
上端にプラグ12が固定されてなる上記第1のノズル1
1が固定されている。このプラグ12は、一側にフレキ
シブルホース13の一端が固定されるホースニップル1
2aが固定されており、内部には図示しない窒素ガスの
流路が形成されフレキシブルホース13から流入した窒
素ガスが第1のノズル11内に流入するようにされてい
る。また、この第1のノズル11は、ドラム缶Dの高さ
よりも長く成形されてなる筒状体であり、ソケット14
を介して上記プラグ12の下面に固定されてなるととも
に、全長に亘って内部には窒素ガスの流路が形成されて
いる。
【0014】一方、上記中途側連結板8の正面のやや右
側には、図2に示すように、垂下板16の上端が固定さ
れており、この垂下板16の中途部には上側基準板17
の基端が固定され、下端には下側基準板18の基端が固
定されている。そして、これら上側基準板17と下側基
準板18の中央には、上記第1のノズル11の外径より
も若干径の大きい図示しない円形状の開口が形成されて
いる。これらの開口は、上記第1のエアーシリンダ9の
駆動による第1のノズル11の下降により、該第1のノ
ズル11が挿通される部位である。また、前記右側支柱
6の右側面であって、上記中途側連結板8の右側には、
図3に示すように水平杆19の基端が固定され、この水
平杆19の先端には、第1のスイッチボックス20が固
定され、この第1のスイッチボックス20の正面には、
図2に示すように、上から非常停止ボタン20aと、操
作ボタン20bと、強制復帰ボタン20cとが設けられ
ている。なお、上記左側支柱5と右側支柱6の下端側に
は、図2に示すように、前記ローラーコンベア4上に載
置されたドラム缶Dを位置決めしガイドするガイド板2
1が設けられている。
【0015】そして、上述した気体充填装置2の右側に
は、前述したように、該気体充填装置2により窒素ガス
が充填された後に、オイルをドラム缶D内に充填するオ
イル充填装置本体(請求項3及び請求項4記載の発明に
係るオイル充填装置)3が設けられている。このオイル
充填装置本体3は、図4に示すように、地上に形成され
た凹部内に設けられた基台30の上面から左右平行に立
設されてなる左側支柱31及び右側支柱32と、上側連
結板33と、中途側連結板34とを備えている。上記左
側支柱31及び右側支柱32とは、何れもドラムDの高
さの約3倍程の長さを有する角パイプから構成されてな
るものであり、また、上記上側連結板33は、上記左側
及び右側連結板31,32と同じ角パイプから構成され
ており、該上側連結板33の一端は上記左側支柱31の
上端に固定され、他端は右側支柱32の上端に固定され
てなるものである。また、上記中途側連結板34は、一
端側裏面が上記左側支柱31の正面に固定され、他端側
裏面が上記右側支柱32の正面に固定されている。
【0016】そして、上記左側支柱31と右側支柱32
との間であって、上記中途側連結板34の背面側には、
第2のエアーシリンダ35が固定されている。なお、こ
の第2のエアーシリンダ35は、本発明(請求項3及び
請求項4記載の発明)を構成する第2の昇降駆動装置で
ある。そして、この第2のエアーシリンダ35の上端に
は、図4及び図5に示すように、下側固定板36が固定
されている。この下側固定板36は、一端が上記左側支
柱31の中途部にL字状に成形された固定金具37を介
して固定され、他端は上記右側支柱32の中途部にL字
状に成形された固定金具38を介して固定されてなるも
のであって、中心には第2のエアーシリンダ35を構成
するシリンダロッド35a(図5参照)が挿通される図
示しない開口が形成されている。そして、この下側固定
板36の上面には、一方のガイド軸39と他方のガイド
軸40の下端とが固定されており、これら一方及び他方
のガイド軸39,40の上端は、前記上側連結板33の
下面に固定されている。また、上記シリンダロッド35
aの上端には、上記一方及び他方のガイド軸39,40
にガイドされながら昇降駆動する昇降板41が固定され
ている。この昇降板41は、一端側に上記一方のガイド
軸39が挿通される図示しない挿通孔が形成され、他端
側には他方のガイド軸40が挿通される図示しない挿通
孔が形成されている。したがって、上記第2のエアーシ
リンダ35が駆動し、シリンダロッド35aが昇降駆動
されると、このシリンダロッド35aの駆動に伴い、こ
の昇降板41が上記一方及び他方のガイド軸39,40
にガイドされながら昇降駆動する。
【0017】また、この昇降板41の上面には、先端側
中央に図示しない開口が形成されてなる支持板42の基
端が固定されており、図6に示すように、この支持板4
2の先端側上面には、第3のエアーシリンダ43が下向
きに固定されている。この第3のエアーシリンダ43
は、図7に示すように、下端側中途部にはフランジ部4
3aが形成されており、シリンダロッド43bの先端に
は、昇降シャフト44が固定されている。また、上記第
3のエアーシリンダ43の下面には、下端に一方のフラ
ンジ部45aが形成されてなるとともに内部には上記シ
リンダロッド43bの先端側が挿通される空間を有する
連結部材45が固定され、この連結部材45の下端に
は、上端に上記一方のフランジ部45aの下面とクラン
プ部材46を介して接合される他方のフランジ部47a
が形成されたアダプタ47が固定されている。すなわ
ち、上記連結部材45とアダプタ47とは、クランプ部
材46により接合されている。このアダプタ47は、上
端に上記他方のフランジ部47aが形成され内部には上
記昇降シャフト44が挿通される挿通孔47bが形成さ
れた支持部47cと、この支持部47cから垂下してな
り内部は上記昇降シャフト44が挿通されるとともにオ
イルの流路が形成された垂直管部47dと、この垂直管
部47dの上端側から該垂直管部47dの長さ方向と直
交する方向に形成されてなる水平管部47eとを備えて
いる。そして、上記垂直管部47dの下端側には、オイ
ルの流路が内部に形成された第2のノズル48の上端側
が、該垂直管部47dの下端側に挿入された状態で固定
されている。なお、この第2のノズル48は、本発明を
構成するノズルである。そして、上記水平管部47e
は、図1に示すように、フレキシブルホース50の先端
が固定される部位であり、このフレキシブルホース50
から流入したオイルは、この水平管部47e内に流入
し、上記垂直管部47d内に流入し、そして第2のノズ
ル48内に流入する。
【0018】そして、上述したアダプタ47内から第2
のノズル48内に挿通されている昇降シャフト44の先
端側中途部には、図7に示すように、該第2のノズル4
8に形成された流路を開閉する第2の開閉バルブ51が
図示しないEリングを介して固定されている。この第2
の開閉バルブ51は、ゴムにより断面が略台形状に成形
されてなるものであり、上記第3のエアーシリンダ43
の駆動により昇降する昇降シャフト44の昇降動作によ
り、第2のノズル48に形成されたオイルの流路を開閉
するものである。なお、上記第3のエアーシリンダ43
の上端には、昇降シャフト44の先端位置を、該昇降シ
ャフト44の昇降方向に調節するための位置調節部43
cが形成されており、この位置調節部43cの回動操作
により、上記第2の開閉バルブ51の位置調節がなされ
る。
【0019】また、このオイル充填装置本体3には、図
4に示すように、基端が上記右側支柱32の右側面に固
定され先端側はこのオイル充填装置本体3の正面側に突
出してなる水平杆54が固定され、この水平杆54の先
端には、第2のスイッチボックス55が支持されてい
る。そして、この第2のスイッチボックス55の正面に
は、図4に示すように、上から非常停止ボタン55a
と、操作ボタン55bと、強制復帰ボタン55cとが設
けられている。また、上記中途側連結板34の正面中央
には、図6に示すように、L字状に成形された第1のブ
ラケット56の水平部56aにロータリーアクチュエー
タ57が固定され、この第1のブラケット56の垂直部
(符号は省略する。)の正面には第2のブラケット58
が固定されている。この第2のブラケット58の水平部
58aには、上記ロータリーアクチュエータ57を構成
する回動軸57aが挿通されている図示しない貫通孔が
形成され、該水平部58aの下面には該回動軸57aの
軸受60が固定されている。
【0020】そして、上記第1のブラケット56を構成
する水平部56aと第2のブラケット58を構成する水
平部58aとの間であって、上記ロータリーアクチュエ
ータ57を構成する回動軸57aには、受皿61の基端
側が固定されている。この受皿61の配設位置は、この
オイル充填装置本体3によりオイルが充填されるドラム
缶Dの上端よりもやや上方とされ、先端側は、上記第2
のノズル48の最上昇位置における該第2のノズル48
の下端よりもやや下方に位置するものである。すなわ
ち、この受皿61は、後述するように、第2のエアーシ
リンダ35の駆動により第2のノズル48が上昇し所定
のタイミングで第2のフレキシブルホース50の基端が
固定されている図示しない導管内に設けられた開閉弁が
閉塞され、上記第2のノズル48の先端側に設けられた
第2の開閉バルブ51が閉塞された場合に、上記ロータ
リーアクチュエータ57が駆動することにより、それま
で逃げていた受皿61が、上記ドラム缶Dと第2のノズ
ル48との間に位置するよう回動させられる。これによ
って、第2のノズル48からのオイルの漏れを有効に防
止することができる。また、前記基台30の上面には、
図4に示すように、脚部66a,66aを有する自動計
量装置66が配設され、この自動計量装置66の上面に
は前記ローラーコンベア4が載置されており、このロー
ラーコンベア4上にドラム缶Dが載置される。なお、上
記ローラーコンベア4の背面側であって、前記第2のエ
アーシリンダ35の正面側には、ドラム缶Dを位置決め
しガイドするガイド板67が設けられている。
【0021】次に、上述した本発明の実施の形態に係る
オイル充填装置本体3の制御について、図8を参照しな
がら簡単に説明するとともに、該オイル充填装置本体3
の動作について図9乃至図12に示すフローチャートを
参照しながら説明する。
【0022】先ず、上記オイル充填装置本体3によりド
ラム缶Dに充填されるオイルは、図8に示すように、国
際コンテナ70又はタンクローリ71内から、同図中実
線で示す管路を通って充填されてるものであり、オイル
の供給は、該管路の中途部に配設されたポンプ72の駆
動により行われる。なお、上記管路の中途部には手動バ
ルブ(符号は省略する。)が配設されている。そして、
このポンプ72の下流側には、流量計73が配設され、
この流量計73の下流側には、本発明を構成する第1の
開閉バルブ74が配設されている。なお、この第1の開
閉バルブ74は、本発明を構成する第1の開閉バルブで
ある。また、この第1の自動開閉バルブ74の下流側に
は、基端が管路に接続され先端は前記アダプタ47を構
成する水平管部47eに接続されたフレキシブルホース
50が設けられている。そして、上記ポンプ72,流量
計73及び第1の自動開閉バルブ74は、中央演算処理
装置(CPU)75に接続されており、この中央演算処
理装置75により制御されるように構成されている。ま
た、この中央演算処理装置75には、前記自動計量装置
66に接続されているとともに、ロータリーアクチュエ
ータ57と、前記第2のエアーシリンダ35と、第3の
エアーシリンダ43とに接続されている。
【0023】そこで、以下オイル充填装置本体3の動作
について図9乃至図12に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。先ず、このオイル充填装置本体3によ
りオイルをドラム缶D内に充填するための動作につい
て、順を追って説明する。先ず、ローラーコンベア4上
に載置されたドラム缶Dが、上記ガイド板67により位
置決めされると、図9に示すように、ステップst1に
おいて、上記自動計量装置66により、ドラム缶Dの重
量が計測され、ステップst2においてドラム缶D内が
空であるか否かが判別される。ドラム缶Dが空か否か
は、予め中央演算処理装置75内に設けられた記憶部に
おいて記憶された数値と自動計量装置66により計測さ
れた数値との比較により行われる。そして、ドラム缶D
内が空であることが確認されると、ステップst3にお
いて、図6に示すように、それまで第2のノズル48の
下方に位置していた受皿61が上記中央演算処理装置7
5に接続されたロータリーアクチュエータ57の駆動に
より、回転軸57aが回転して、該第2のノズル48の
下端と衝突しないよう逃がされる。なお、上記ステップ
st2において、ドラム缶Dが空ではない場合には、ス
テップst4において異常処理を行い、再度ステップs
t1から進む。
【0024】また、上記ステップst3で受皿61が逃
がされた後には、ステップst5において、第2のノズ
ル48が第2のエアーシリンダ35の駆動により下降を
開始する。そして、ステップst6においては、上記下
降している第2のノズル48の先端がドラム缶Dの上面
に当接したか否かが判断される。すなわち、第2のノズ
ル48の下降中に、ドラム缶Dの上面に形成された図示
しない開口内に、該第2のノズル48が挿通されずドラ
ム缶Dの上面に当接すると、自動計量装置66により急
激に重量が増加することから、ステップst6において
は、ドラム缶Dの開口を第2のノズル48が通過したか
否かが判別される。ドラム缶Dの上面に第2のノズル4
8が当接しない場合には、ステップst7において、第
2のノズル48が所定位置まで下降したか否かが図示し
ないリミットスイッチを介して判別される。一方、第2
のノズル48がドラム缶Dの上面に当接した場合には、
ステップst8において、第2のノズル48は上昇させ
られ、ステップst9において、該第2のノズル48が
所定の位置まで上昇したか否かが判断される。第2のノ
ズル48が、所定の位置まで上昇した場合には、ステッ
プst10において、再び前記ロータリーアクチュエー
タ57の駆動により、回転軸57aが回転して元の位置
(第2のノズル48の下方)に復帰する。なお、このよ
うに受皿61が元の位置に復帰した後には、ステップs
t11において、作業者が手作業により、ドラム缶Dに
形成された開口の位置が、第2のノズル48の下方に位
置するように再確認し、ステップst1からやり直す。
また、第2のノズル48が所定の位置(上昇端)まで上
昇しない場合には、ステップst12において、異常処
理を行い、再びステップst1からやり直す。
【0025】また、前記ステップst7において、第2
のノズル48がドラム缶Dに形成された開口を通過し、
所定位置(本実施の形態においては、ドラム缶Dの底か
ら約15mm)まで下降すると、ステップst13にお
いて先ず第2の開閉バルブ51が開放され、次いでステ
ップst14において第1の開閉バルブ74が開放され
る。こうした動作により、ドラム缶D内にオイルが充填
される。そして、このドラム缶Dの重量とこのドラム缶
D内に徐々に充填されているオイルの重量との総重量
は、自動計量装置66によりステップst15において
刻々と計量され、ステップst16において中央演算処
理装置75においてオイルの重量が検出されるととも
に、このオイルの重量に応じて、第2のエアーシリンダ
35の駆動により、ステップst17において第2のノ
ズル48が徐々に上昇する。そして、ステップst18
において、上記自動計量装置66及び中央演算処理装置
75により定量前の所定のオイル量となったかが判別さ
れる。なお、この所定のオイル量とは、定量から第1の
開閉バルブ74から第2の開閉バルブ51迄の管路,フ
レキシブルホース50,アダプタ47及び第2のノズル
48内のオイルの量に相当する量を差し引いた量であ
る。そして、この定量前の所定のオイル量となったこと
が判別された場合には、ステップst19において、上
記第1の開閉バルブ74が閉塞され、次いでステップs
t120において、第2の開閉バルブ51が半分閉塞さ
れる。こうした動作により、第1の開閉バルブ74から
第2の開閉バルブ51迄の管路,フレキシブルホース5
0,アダプタ47及び第2のノズル48内のオイルは、
ほぼ全て排出されることとなる。
【0026】そして、ステップst21においては、ド
ラム缶D内のオイルの量が予め定められた量(定量)と
なったか否かが判別され、定量であることが確認される
と、ステップst22において、第2の開閉バルブ51
が完全に閉塞され、ステップst23において、第2の
エアーシリンダ35の駆動により第2のノズル48の上
昇が開始される。なお、ステップst21において、オ
イルの量が定量とはならない場合には、ステップst2
4において、異常処理を行い、ステップst25におい
て手動操作により、作業は終了する。また、ステップs
t26において、この第2のノズル48が所定の上昇位
置(上昇端)まで上昇したか否かが図示しないリミット
スイッチにより判別され、上昇端まで上昇されると、ロ
ータリーアクチュエータ57が駆動し、ステップst2
7において、それまで逃がされていた受皿61が再び元
の位置(第2のノズル48の下方)に復帰する。したが
って、この受皿61により、たとえ上昇端まで上昇した
第2のノズル48の下端からオイルが漏れた場合であっ
ても、ドラム缶D又はローラーコンベア4若しくは自動
計量装置66の上面を汚損することがない。
【0027】次に、冒頭で説明したように、このオイル
充填装置1は、文字通りオイル充填装置であるとともに
オイル抜き取り装置でもあることから、以下、前記オイ
ル充填装置本体3により、ドラム缶D内のオイルを抜き
取る場合の動作について簡単に説明する。なお、こうし
たドラム缶D内のオイルの抜き取る場合には、前述した
オイルを充填する動作とは、基本的に逆の動作であり、
中央演算処理装置75内のプログラムを逆に設定する。
【0028】先ず、ローラーコンベア4上に載置された
ドラム缶Dが、上記ガイド板67により位置決めされる
と、図11から図12に示すフローチャートのように、
ステップst1において、ドラム缶D内のオイルの量が
計測される。次いで、ステップst2においては、それ
まで第2のノズル48の下方に位置していた受皿61が
ロータリーアクチュエータ57の駆動により該第2のノ
ズル48の先端と衝突することがないよう逃がされ、該
ロータリーアクチュエータ57の駆動が終了すると、ス
テップst3において第2のノズル48の下降が開始さ
れる。上記下降している第2のノズル48の先端がドラ
ム缶Dの上面に当接したか否かが判断される。すなわ
ち、第2のノズル48の下降中に、ドラム缶Dの上面に
形成された図示しない開口内に、該第2のノズル48が
挿通されずドラム缶Dの上面に当接すると、自動計量装
置66により急激に重量が増加することから、ステップ
st4においては、ドラム缶Dの開口を第2のノズル4
8が通過したか否かが判別される。ドラム缶Dの上面に
第2のノズル48が当接しない場合には、ステップst
5において、第2のノズル48が所定位置まで下降した
か否かが図示しないリミットスイッチを介して判別され
る。一方、第2のノズル48がドラム缶Dの上面に当接
した場合には、ステップst6において、第2のノズル
48は上昇させられ、ステップst7において、該第2
のノズル48が所定の位置まで上昇したか否かが判断さ
れる。第2のノズル48が、所定の位置まで上昇した場
合には、ステップst8において、再び前記ロータリー
アクチュエータ57の駆動により、回転軸57aが回転
して元の位置(第2のノズル48の下方)に復帰する。
なお、このように受皿61が元の位置に復帰した後に
は、ステップst9において、作業者が手作業により、
ドラム缶Dに形成された開口の位置が、第2のノズル4
8の下方に位置するように再確認し、ステップst1か
らやり直す。また、、第2のノズル48が所定の位置
(上昇端)まで上昇しない場合には、ステップst10
において、異常処理を行い、再びステップst1からや
り直す。
【0029】そして、前述したように、ステップst5
において、この第2のノズル48が所定位置まで下降し
たと判断されると、ステップst6において、先ず第2
の開閉バルブ51が開放され、次いでステップst7に
おいて第1の開閉バルブ74が開放され、さらにステッ
プst8において前記ポンプ72の駆動が開始される。
これにより、ドラム缶D内のオイルは、第2のノズル4
8,アダプタ47,フレキシブルホース50及び導管を
介して、例えば、図8に示す国際コンテナ70又はタン
クローリ71又は図示しない他の容器等に供給される。
なお、このようにドラム缶D内のオイルを抜き取る場合
には、第2のエアーシリンダ35は駆動されず第2のノ
ズル47は昇降しない。なお、ステップst9において
は、自動計量装置66によりオイルの抜き取り量が計量
され、ステップst10においては、ドラム缶D内のオ
イルが空になったか否かを判別する。オイルが空になっ
た場合には、ステップst11において、先ず第2の開
閉バルブ51を閉塞し、ステップst12において該第
2の開閉バルブ51を閉塞した後に所定の時間が経過し
たか否かを判別し、所定の時間が経過した場合には、ス
テップst13において、第1の開閉バルブ74を閉塞
することにより、第1の開閉バルブ74と第2の開閉バ
ルブ51との間に存在しているオイルのほぼ全てを回収
する。そして、このように第2の開閉バルブ51が閉塞
されると、ステップst14においては、第2のエアー
シリンダ35の駆動により第2のノズル48の上昇が開
始され、ステップst15において図示しないリミット
スイッチを介して上昇端まで上昇されたことが確認され
ると、ステップst16において前記受皿61が元の位
置に復帰する。なお、前記ステップst5において、第
2のノズル48が所定の位置まで下降しない場合には、
終了される。
【0030】このように、上述したオイル充填装置本体
3によれば、オイルをドラム缶D内に充填する場合にお
いては、予めドラム缶D内に窒素ガスが充填されるとと
もに、オイルの充填中はドラム缶Dの下方から第2のノ
ズル48が徐々に上昇しドラム缶Dの上方から放出させ
るものではないことから、オイルの充填中に静電気が発
生するおそれがなく、たとえ静電気が発生した場合でも
引火する可能性を十分防止することができる。また、こ
のオイル充填装置本体3では、第1の開閉バルブ75の
他に第2のノズル48の先端に第2の開閉バルブ51が
設けられているばかりではなく、先ず第1の開閉バルブ
74を閉塞し、次いで第2の開閉バルブ51を閉塞する
ように構成されていることから、これらの構成が合俟っ
て、第1の開閉バルブ74と第2の開閉バルブ51との
間に存在するオイルをほぼ全て抜き取ることが可能とな
る。このため、オイル充填動作が終了した後に、第2の
ノズル48からオイルが漏れてしまうことがないばかり
ではなく、次回に他のオイルを充填する際に行われる管
内の洗浄作業を短時間に行うことが可能となる。さら
に、上記オイル充填装置本体3では、第2のノズル48
が上昇端まで上昇した後には、受皿61が該第2のノズ
ル48とドラム缶Dとの間に介在されることから、たと
え第2のノズル48からオイル漏れが生じた場合であっ
ても、該オイルは受皿61により受けられ、ドラム缶D
の上面に落下し汚損することも防止することができる。
【0031】なお、上述した実施の形態においては、不
活性気体として窒素ガスをドラム缶D内に予め充填する
旨記載したが、本発明(請求項1又は3記載の発明)
は、少なくとも空気と比重がほぼ同程度又は空気よりも
比重が高い不活性気体であれば、他の気体であっても良
い。また、上記実施の形態においては、本発明(請求項
3記載の発明)を構成する第1の昇降駆動装置及び第2
の昇降駆動装置として、何れもエアーシリンダ9,35
を使用したが、油圧シリンダによりこれら第1又は第2
の昇降駆動装置を構成したものであっても良い。
【0032】
【発明の効果】上述した本発明の一実施の形態に係るオ
イル充填及び/又は抜き取り装置の説明からも明らかな
ように、第1及び第3の発明では、気体充填工程によ
り、ドラム缶等の容器内に空気と比重がほぼ同程度又は
空気よりも比重が高い不活性気体が充填され、次いで、
該容器内に第2のノズルを解してオイルを充填するオイ
ル充填工程を有しているとともに、上記第2のノズル
を、上記容器内にオイルを充填しながら徐々に上昇させ
ることから、オイルの充填中に静電気が発生することを
有効に防止することができるとともに、たとえ静電気が
発生した場合であっても上記不活性気体により引火する
ことがない。また、この発明では、重量計測工程により
オイルが定量前の所定の重量となった時点で該第2のノ
ズルへのオイルの供給(流入)を停止させる弁(第1の
開閉バルブ)を閉塞し且つ該第2のノズルの先端側に設
けられた開閉弁(第2の開閉バルブ)を駆動させ該第2
のノズルに形成されたオイルの流路を半分閉塞させ、定
量となった時点で該第2のノズルに設けられた開閉弁
(第2の開閉バルブ)により第2のノズルを完全に閉塞
るものであることから、第2のノズルへのオイルの供
給を停止させる弁(第1の開閉バルブ)から第2のノズ
ルに設けられた開閉弁(第2の開閉バルブ)までのオイ
ルを排出することができ、このために該第2のノズルか
らのオイル漏れを有効に防止することができるばかりで
はなく、次回に他のオイルを充填する際に行われる管内
の洗浄作業を、短時間に行うことが可能となる。
【0033】また、第2及び第4の発明では、第2のノ
ズルへのオイルの供給が停止され前記オイルの流路が閉
塞されたとき、該第2のノズルの下端と前記容器との間
に受皿を位置させるものであることから、たとえ第2の
ノズルからオイル漏れが生じた場合であっても、該漏れ
たオイルが容器の上面が汚損されることを防止すること
ができる。
【0034】また、第5の発明では、容器内にオイルを
充填することができるとともに容器内のオイルを抜き取
ることもできるばかりではなく、オイルを充填する場合
には、重量計測器により容器内のオイル量が定量前の所
定のオイル量となったことが判別された場合には、上記
第1の開閉バルブにより上記ノズルが閉塞されるととも
に、上記第2の開閉バルブにより該ノズルが半分閉塞さ
れ、さらに、該重量計測器により容器内のオイルの量が
定量となったことが判別された場合には、上記第2の開
閉バルブによりノズルが完全に閉塞されるように構成さ
れてなり、オイルを除去する場合には、第2の開閉バル
による上記ノズルの閉塞が第1の開閉バルブによる上
記ノズルの閉塞よりも後に行われることから、やはり第
1の開閉バルブから第2の開閉バルブまでのオイルをあ
る程度除去することができ、次回に他のオイルを充填
又は抜き取る際に行われる管内の洗浄作業(第1の開閉
バルブと第2の開閉バルブまでの管内の洗浄作業)を短
時間に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、オイル充填装置の機械的構成を示す正
面図である。
【図2】図2は、オイル充填装置を構成する気体充填装
置を示す正面図である。
【図3】図3は、気体充填装置の中途部から上端側を示
す右側面図である。
【図4】図4は、オイル充填装置本体の正面図である。
【図5】図5は、オイル充填装置本体の中途部から上端
側を示す背面図である。
【図6】図6は、オイル充填装置本体の左側面図であ
る。
【図7】図7は、第3のエアーシリンダ,アダプタ及び
第2のノズルの構成を拡大して示す背面図である。
【図8】図8は、オイル充填装置本体により供給される
オイルの流路と制御を説明するためのブロック図であ
る。
【図9】図9は、オイル充填装置本体によりオイルを充
填する場合における動作を説明するためのフローチャー
トの一部である。
【図10】図10は、図9に示すフローチャートの他の
一部である。
【図11】図11は、オイル充填装置本体によりオイル
を抜き取る場合における動作を説明するためのフローチ
ャートの一部である。
【図12】図12は、図11に示すフローチャートの他
の一部である。
【符号の説明】
1 オイル充填装置 2 気体充填装置 3 オイル充填装置本体 9 第1のエアーシリンダ 11 第1のノズル 35 第2のエアーシリンダ 48 第2のノズル 51 第2の開閉バルブ 61 受皿 66 自動計量装置 74 第1の開閉バルブ D ドラム缶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67D 5/00 - 5/70 B67C 3/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルが充填される容器の底方向に第1
    のノズルを挿入し該第1のノズルを介して容器内に空気
    と比重がほぼ同程度又は空気よりも比重が高い不活性気
    体を充填する気体充填工程と、この気体充填工程の後に
    行われ、上記容器の底方向に第2のノズルを挿入し該第
    2のノズルを介して容器内にオイルを充填するオイル充
    填工程と、上記容器内に充填されたオイルの重量を継続
    的に計測する重量計測工程と、を備え、上記第2のノズ
    ルを、上記容器内にオイルを充填しながら徐々に上昇さ
    せるとともに、上記重量計測工程によりオイルが定量前
    の所定のオイル量となった時点で該第2のノズルへのオ
    イルの供給を停止させる弁を閉塞し且つ該第2のノズル
    の先端側に設けられた開閉弁を駆動させ該第2のノズル
    に形成されたオイルの流路を半分閉塞させ、定量となっ
    た時点で上記開閉弁を駆動させ該第2のノズルの先端側
    を完全に閉塞することを特徴とするオイルの充填方法。
  2. 【請求項2】 前記第2のノズルへのオイルの供給が停
    止され前記オイルの流路が閉塞されたとき、該第2のノ
    ズルの下端と前記容器との間に受け皿を位置させること
    を特徴とする請求項1記載のオイルの充填方法。
  3. 【請求項3】 オイルが充填される容器内に空気と比重
    がほぼ同程度又は空気よりも比重が高い不活性気体を充
    填する第1のノズルと、この第1のノズルを該第1のノ
    ズルの下端が容器の底に近接した位置に下降させるとと
    もに容器の上方まで上昇させる第1の昇降駆動装置と、
    上記第1のノズルの側方に設けられ上記容器内にオイル
    を充填する第2のノズルと、この第2のノズルを該第2
    のノズルの下端が容器の底に近接した位置に下降させる
    とともに容器の上方まで上昇させる第2の昇降駆動装置
    と、容器内に充填されるオイルの重量を継続的に計測す
    る重量計測器と、上記第2のノズル内へのオイルの流入
    及びその停止を行う第1の開閉バルブと、上記第2のノ
    ズルの先端側に形成され該第2のノズルに形成されたオ
    イルの流路を閉塞する第2の開閉バルブと、を備え、
    記重量計測器により容器内のオイル量が定量前の所定の
    オイル量となったことが判別された場合には、上記第1
    の開閉バルブにより上記第2のノズルが閉塞されるとと
    もに、上記第2の開閉バルブにより該第2のノズルの先
    端側が半分閉塞され、さらに 、該重量計測器により容器
    内のオイルの量が定量となったことが判別された場合に
    は、上記第2の開閉バルブにより第2のノズルが完全に
    閉塞されるよう構成されてなることを特徴とするオイル
    充填装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の開閉バルブにより第2のノズ
    ルに形成されたオイルの流路が閉塞された後に、前記第
    2のノズルの下端と前記容器との間に介在させられ、第
    2のノズルの下端から垂れたオイルを受ける受け皿が設
    けられてなることを特徴とする請求項3記載のオイル充
    填装置。
  5. 【請求項5】 容器内にオイルを充填し又は容器内に充
    填されたオイルを抜き取るノズルと、このノズルを該ノ
    ズルの下端を容器の底に近接した位置まで下降させると
    ともに容器の上方まで上昇させ又は該ノズルの下端を容
    器の上方位置から容器の底に近接した位置まで下降させ
    る昇降駆動装置と、上記容器内のオイルの重量を継続的
    に計測する重量計測器と、上記ノズルからのオイルの流
    出及びその停止又は該ノズル内へのオイルの流入及びそ
    の停止を行う第1の開閉バルブと、上記ノズルの先端側
    に形成され上記第1の開閉バルブの閉塞に前後して該ノ
    ズルに形成されたオイルの流路を閉塞する第2の開閉バ
    ルブと、を備え、容器内にオイルを充填する場合には、
    上記重量計測器により容器内のオイル量が定量前の所定
    のオイル量となったことが判別された場合には、上記第
    1の開閉バルブにより上記ノズルが閉塞されるととも
    に、上記第2の開閉バルブにより該ノズルが半分閉塞さ
    れ、さらに、該重量計測器により容器内のオイルの量が
    定量となったことが判別された場合には、上記第2の開
    閉バルブによりノズルが完全に閉塞され、また、容器内
    に充填されたオイルを抜き取る場合には、上記第2の開
    閉バルブによる上記ノズルの閉塞が上記第1の開閉バル
    ブによる上記ノズルの閉塞よりも前に行われるよう構成
    されてなることを特徴とするオイル充填及び/又は抜き
    取り装置。
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