JP3421864B2 - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JP3421864B2
JP3421864B2 JP07237193A JP7237193A JP3421864B2 JP 3421864 B2 JP3421864 B2 JP 3421864B2 JP 07237193 A JP07237193 A JP 07237193A JP 7237193 A JP7237193 A JP 7237193A JP 3421864 B2 JP3421864 B2 JP 3421864B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビューファインダーに撮
像対象を表示し、同時に撮像対象以外の各種情報を表示
するビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来ビデオカメラはそのビューファイン
ダーに、以下のように撮像対象等の表示を行っている。
まず、ビデオカメラの光学系によりCCD等の撮像素子
上に結像される撮像対象の画像を、該素子により電気的
な画像信号に変換し、この画像信号を赤色(R)、緑色
(G)、および青色(B)の光の3原色の成分(以下記
述の簡略化のために、これらの画像信号の光の3原色に
対応する成分を色信号と記す。)に分ける。
【0003】この3種類の色信号は、VTR(ビデオテ
ープレコーダー)等への画像出力信号(本線信号)の生
成のために使用される他、ビューファインダーに表示す
る画像信号の生成のためにも使用される。ビューファイ
ンダー画像生成用の回路に入力された赤色信号、緑色信
号、および青色信号は所定の割合で加算され、輝度
(Y)信号が生成される。
【0004】ビューファインダー画像生成用の回路は、
この輝度信号について利得調整を行い、同調(SYN
C)信号等を混合し、さらにビューファインダーに各種
情報、例えば画面の中心を示すセンターマーカーを表示
するマーカー信号等を重ねる等の処理を行い、ビューフ
ァインダーに表示する。なお、ビューファインダーには
通常、白黒表示の小型CRTディスプレイが使用される
ので、ビューファインダーに表示される画像信号につい
ては、輝度信号についてのみ処理が行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ビデオカメラ
のビューファインダーに、VTR等に出力する画像信号
を表示しつつ、さらに現在計算機の分野で盛んに利用さ
れているものと同様なウィンドウ表示を行い、このウィ
ンドウ内に本線信号以外の画像信号を表示したいという
要請がある。具体的に言い換えると、例えばVTRとビ
デオカメラが一体化されたVTR一体型ビデオカメラの
ビューファインダーにおいて、ビデオテープの再生を行
いつつ、撮像対象の画像を見ることが可能なビデオカメ
ラが要望されている。
【0006】しかし、従来のビデオカメラのビューファ
インダーに表示する画像信号を生成する回路は本線信号
の生成回路とその回路の一部を共用しているため、本線
信号とは別の画像信号をビューファインダーに表示する
ことができないという問題がある。従って、上記要請に
応えることができない。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、ビューファインダーに本線信号
とは別の画像信号を表示することができ、VTR等に出
力する画像信号を表示しつつ、さらにウィンドウ表示を
行い、このウィンドウ内に撮影の手助けになる各種情報
の表示を行うことができるビデオカメラを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、撮像手
段と、ビューファインダと、前記撮像手段で撮像した信
号から本線用輝度信号を生成する第1の輝度信号処理手
段と、前記撮像手段で撮像した信号からビューファイン
ダ用輝度信号を生成する第2の輝度信号処理手段と、前
記本線用輝度信号と該本線用輝度信号を補正する補正用
信号とを入力して、本線用信号を生成する第1の映像信
号処理手段と、ホワイトバランスを取った画像領域信号
に基づいて前記ビューファインダの画像にマーカーを表
示し、このマーカーの表示タイミングを示すキーパルス
を発生するマーカー発生手段と、前記キーパルスとビュ
ーファインダ表示モード信号に応じて、前記本線用輝度
信号か前記ビューファインダ用輝度信号かを選択して出
力する第1の選択手段と、前記第1の選択手段で選択さ
れた信号を入力し、該入力された信号を前記ビューファ
インダに表示するための信号処理を行い、前記ビューフ
ァインダの画面内にマーカーを表示する処理を行って、
前記ビューファインダに出力する第2の映像信号処理手
段と、を有するビデオカメラが提供される。
【0009】好ましくは、前記第2の輝度信号処理手段
は、前記第1の輝度信号処理手段より簡易な方法で、前
記撮像手段で撮像した信号からビューファインダ用輝度
信号を生成する。
【0010】また、画像記憶再生手段をさらに有し、前
記その他の信号として画像記憶再生手段からの再生信号
を用いることを特徴とする。
【0011】また好ましくは、外部映像信号と、前記第
1の輝度信号処理手段で生成した本線用輝度信号とを選
択する第2の選択手段を更に有し、該第2の選択手段で
選択された信号が前記第1選択手段の前記本線用輝度信
号として入力される。
【0012】さらに好ましくは、前記第1の輝度信号処
理手段で生成した本線用輝度信号に文字信号を付加する
第1の文字付加手段と、前記第2の輝度信号処理手段で
生成したビューファインダ用輝度信号に文字信号を付加
する第2の文字付加手段とをさらに有する。
【0013】
【作用】本発明のビデオカメラにおいては、第1の輝度
信号処理手段と第2の輝度信号処理手段とを有し、第1
の輝度信号処理手段で本線信号用輝度信号を生成し、第
2の輝度信号処理手段でビューファインダ用輝度信号を
生成する。ビューファインダへの表示は本線表示より正
確さを必要としないので、回路構成の簡略化のため、好
ましくは、第2の輝度信号処理手段は第1の輝度信号処
理手段より簡易な方法でビューファインダ用輝度信号を
生成する。マーカー発生手段によりビューファインダー
にウィンドウ等のマーカーを表示するとともに、ウィン
ドウ等マーカーの表示を行うタイミングに同期して、本
線信号用の輝度信号とビューファインダー用の輝度信号
とを切り換えてビューファインダー用画像信号に入力す
る。それにより、例えばビューファインダー内に本線信
号用の輝度信号に基づく画像を表示し、それ以外の部分
にビューファインダー用の輝度信号に基づく画像を表示
する、あるいはその逆の表示を行う。
【0014】さらに、本線信号用の輝度信号と、外部か
ら提供される他の信号を切り替えて本線信号またはビュ
ーファインダー用信号に用いることもできる。これによ
り、例えば前記他の信号としてVTR再生信号を入力
し、ビューファインダー用の輝度信号に基づく撮像対象
の画像とともに、VTR再生画像をも同時に使用者が見
ることが可能になる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を各図を参照して説明
する。図1は、本発明のビデオカメラ1の構成を示す図
である。図1において、光学系11は、撮像対象からの
光学画像を撮像素子12上に結像させる。撮像素子12
は、CCD素子等により構成され、光学系11により結
像された光学的画像を電気的な画像信号に変換する。な
お、撮像素子12に使用される素子はCCD素子に限ら
ず、例えば撮像管等を用いて構成してもよい。
【0016】入力部13は、撮像素子12で変換された
画像信号を光の3原色(赤色(R)、緑色(G)、青色
(B))の成分(色信号)に分解し、ディジタル形式の
各色信号に変換して処理部14に入力する。処理部14
は、各色信号から本線信号用の輝度信号(Y)を生成
し、該輝度信号(Y)と外部からの輝度信号(RETU
RN信号)とを選択して出力し、同時に各色信号からビ
ューファインダー16用の輝度信号を生成して出力す
る。処理部14の構成は、図2を参照して後述する。
【0017】出力部2は、本線信号の生成、ビューファ
インダー16用の画像信号の生成、および、画像信号の
レート変換を行う。出力部2の構成は、図3等を参照し
て後述する。ビューファインダー(VF)16は、撮像
対象、各種マーカー信号、および、その他の信号を表示
する。
【0018】図2は、図1に示したビデオカメラ1の処
理部14の構成を示す図である。図2において、Yマト
リクス回路141は、入力される各色信号を所定の割合
で加算し、本線信号用の輝度信号を生成する。Yマトリ
クス回路141における各色信号の割合は、次式の通り
である。
【数1】 Y=(306R+601G+117B)/1024 ・・・(1) ただし、Rは、赤色信号、Gは、緑色信号、Bは、青色
信号、Yは、本線信号用の輝度信号を示す。
【0019】VF−Yマトリクス回路142は、入力さ
れる各色信号を所定の割合で加算してビューファインダ
ー16用の輝度信号を生成する。VF−Yマトリクス回
路142における各色信号の割合は、次式の通りであ
る。
【数2】 VF−Y=(5R+9G+2B)/16 ・・・(2)
【0020】VF−Yマトリクス回路142における各
色信号の加算の割合は、Yマトリクス回路141の各色
信号の加算の割合に比べて近似的な割合になっており、
簡易な方法により輝度信号の生成を行っている。
【0021】本線信号については、画像の処理に使用す
る輝度信号にも高い精度が要求されるのに対し、ビュー
ファインダー16で表示される画像はそれほどの精度は
必要なく、その分精度を下げることが可能だからであ
る。このようにYマトリクス回路141とVF−Yマト
リクス回路142の算出方法を変えることにより、必要
充分な解像度でビューファインダー16に表示を行い、
かつ、そのハードウェア量等の増加を防ぐことができ
る。
【0022】文字発生回路143、144は、それぞれ
本線信号用の輝度信号およびビューファインダー16用
の輝度信号に文字を付加するための信号を発生する。加
算回路145、146は、それぞれ文字発生回路143
からの文字信号と本線信号用の輝度信号、および、文字
発生回路143からの文字信号とビューファインダー1
6用の輝度信号を加算する。セレクタ(SEL)147
は、制御部15の制御に従って出力部2に、本線信号用
の輝度信号または外部から入力される輝度(RETUR
N)信号のいずれかを選択して信号Yとして入力する。
【0023】図3は、本発明の出力部2の構成を示す図
である。図4は、図3に示した出力部2の本線信号用回
路20の構成を示す図である。図5は、図3に示した出
力部2のビューファインダー(VF)回路40の構成を
示す図である。図6は、図3に示した出力部2のクロマ
信号生成回路50の構成を示す図である。
【0024】図3において、本線信号用回路20は、信
号Yを処理してビデオカメラ1の画像信号出力としてV
TR装置17等に入力される本線信号を生成する。この
本線信号は図中に点線で示すようにVTR装置17に記
録され、あるいは画像モニタ等に表示される。ビューフ
ァインダー回路40は、信号Yまたはビューファインダ
ー16用の輝度信号等を処理してビューファインダー1
6に表示する画像信号を生成する。
【0025】クロマ信号生成回路50は、18MHzの
2種類の色差信号B−Y信号、およびR−Y信号を9M
HzのI信号、Q/U信号、V信号に変換し、これらに
ついてフィルタリング処理および補間処理等を行って1
8MHzのI/V信号およびQ/U信号に変換し、これ
らの信号でサブキャリア(SC)信号を直交変換してク
ロマ(MCO)信号を生成する。なお、色差信号はB−
Y信号およびR−Y信号の2種類に限らず、同等の他の
信号に置き換えることが可能である。
【0026】AND回路81は、制御部15から入力さ
れるビューファインダー(VF)表示モード信号および
マーカー(MARKER)発生回路22からのキーパル
スについてAND演算を行い、スイッチ82を制御す
る。スイッチ82は、Y信号またはVF−Y信号のいず
れかを選択してビューファインダー回路40に入力する
スイッチ回路である。ここでスイッチ82は、例えばA
ND回路81の出力値が論理値1である場合には、スイ
ッチ82が図中に示す上側の接点を閉じ、論理値0であ
る場合には下側の接点が閉じるようになっている。
【0027】図4において、SYNC/BLANK発生
回路21は、同期(SYNC)信号およびブランク(B
LANK)信号を生成する。マーカー発生回路22は、
ARDT信号に基づいてビューファインダー16の画像
にセンターマーカー等を表示し、このマーカー表示のタ
イミングを示すキーパルスを発生する回路である。ここ
で、ARDT信号は、ホワイトバランスを取った画像領
域を示す信号である。
【0028】Y補間回路(Y−IP)23は、入力され
る18MHzのY信号をフィルタリングして補間し、3
6MHzの信号に変換する。DETAIL混合回路24
は、輪郭補正等に使用されるDETAIL信号をY補間
回路23の出力信号に混合する。利得調整回路25は、
DETAIL混合回路24の出力信号について利得調整
を行う。
【0029】SYNC混合回路26は、利得調整回路2
5の出力信号について同期信号を混合する回路である。
Y−C遅延回路27は、処理遅延の大きいY信号とクロ
マ信号生成回路50から入力されるC信号のタイミング
を一致させるためにY信号に遅延を与える。
【0030】Y−C混合回路28は、クロマ信号生成回
路50で生成され、クロマ信号補間回路30で18MH
zから36MHzに変換されたクロマ信号と、上記各部
分において処理された輝度信号を混合してコンポジット
信号(TEST信号)を生成する。ゼブラ信号発生回路
(ZEBRA)29は、前記ARDT信号とビューファ
インダー回路40のSYNC混合回路42の出力信号に
基づいて、ビューファインダー16に表示され、輝度の
表示に使用する斜め線を生成するゼブラ(ZEBRA)
信号を生成する。
【0031】図5において、利得調整回路41は、スイ
ッチ82からの入力信号についてSYNC/BLANK
発生回路21から入力されるBLANK信号に基づいて
利得調整を行う。SYNC混合回路42は、利得調整回
路41からの入力信号にSYNC信号を混合する。
【0032】ゼブラ(ZEBRA)混合回路43は、S
YNC混合回路42からの入力信号にゼブラ信号発生回
路29からのZEBRA信号を混合する。マーカー混合
回路44は、ゼブラ混合回路43からの入力信号にマー
カー発生回路22からのMARKER信号を混合する。
ビューファインダー回路40の出力信号はビューファイ
ンダー16に表示される。
【0033】図6において、ダウンサンプリング回路5
1は、クロマ信号生成回路50に入力される18MHz
のB−Y信号およびR−Y信号を9MHzに変換する。
多重化回路53は、9MHzに変換されたB−Y信号と
R−Y信号を多重化して出力する。
【0034】I,Q/U,Vマトリクス回路52は、ダ
ウンサンプリング回路51から入力される9MHzに変
換されたB−Y信号とR−Y信号からI/V信号、Q信
号、およびU信号を生成し、それぞれをIVローパスフ
ィルタ(LPF)54、Qローパスフィルタ55、およ
びUローパスフィルタ56に入力する。
【0035】IVローパスフィルタ54、Qローパスフ
ィルタ55、および、Uローパスフィルタ56は、それ
ぞれI/V信号、Q信号、およびU信号をフィルタリン
グする。遅延回路57は、IVローパスフィルタ54か
ら出力されるI信号に遅延をかける。
【0036】セレクタ58は、入力されるI信号とV信
号のいずれかを選択して出力する。セレクタ59は、入
力されるQ信号とU信号のいずれかを選択して出力す
る。I/V補間回路(I/V−IP)60は、I信号ま
たはV信号をフィルタリングして補間して18MHzの
信号に変換する。Q/U補間回路(Q/U−IP)61
は、Q信号またはU信号をフィルタリングして補間して
18MHzの信号に変換する。
【0037】BLANKINGスロープ発生回路64
は、BLANKINGスロープ信号を発生する。アドレ
ス発生回路65は、MCO回路62での変調に使用され
る搬送波信号の波形を記憶するROMであり、入力され
るサブキャリア(SC)位相信号に基づいて直交する2
波形(sin信号、cos信号)を出力する。
【0038】利得調整回路66、67は、それぞれアド
レス発生回路65から出力されるsin信号およびco
s信号の利得を調整する。バーストスロープ発生回路6
3は、バーストスロープ信号を発生する。MCO回路6
2は、I/V補間回路60およびQ/U補間回路61か
らの入力信号、および、利得調整回路66、67から入
力されるsin信号およびcos信号、および、バース
トスロープ発生回路63から入力されるバーストスロー
プ信号により直交変調を行い、本線信号用回路20のク
ロマ信号補間回路30に入力する。上述した各部分は各
図中に示すように接続されている。
【0039】以下、ビデオカメラ1の動作を説明する。
光学系11により撮像素子12に結像され、撮像素子1
2で電気的な信号に変換された撮像対象の画像信号は、
入力部13で光の3原色の成分(赤色(R)、緑色
(G)、青色(B))に分解され、それぞれディジタル
形式の色信号に変換される。また、色差信号としてB−
Y信号およびR−B信号を生成する。なお、ビューファ
インダー16にVTR装置17の再生画像信号を表示す
る場合、入力部13は制御部15の制御により、該再生
画像の色差信号B−Y信号およびR−Y信号を生成して
クロマ信号生成回路50に入力する。
【0040】処理部14において、Yマトリクス回路1
41およびVF−Yマトリクス回路142で各色信号に
基づいて、それぞれ本線信号用Y信号とビューファイン
ダー用VF−Y信号が生成される。これらの各色信号は
処理部14に、また、各色差信号は出力部2に入力され
る。これらの本線信号用Y信号およびビューファインダ
ー用VF−Y信号はそれぞれ加算回路145、146に
おいて文字発生回路143、146で生成された文字信
号が加算される。
【0041】加算回路145の出力信号はセレクタ14
7に入力され、制御部15の制御によりこの信号と外部
から入力されるRETURN信号のいずれかがY信号と
して選択され、出力される。セレクタ147の出力信号
は、本線信号用回路20およびスイッチ82に入力され
る。
【0042】本線信号用回路20においてY信号は、Y
補間回路23により18MHzから36MHzの信号に
変換される。この信号にDETAIL混合回路24で、
DETAIL信号が混合される。利得調整回路25にお
いて、DETAIL混合回路24の出力信号に利得調整
が行なわれる。
【0043】SYNC混合回路26において、利得調整
回路25の出力信号についてSYNC信号が混合され
る。このSYNC混合回路26の出力信号は、Y−C遅
延回路27において遅延が与られる。
【0044】さらに、Y−C遅延回路27の出力信号は
Y−C混合回路28において、クロマ信号生成回路50
で生成され、クロマ信号補間回路30で36MHzに変
換されたクロマ信号と混合されてTEST信号が生成さ
れ、出力される。このTEST信号が、例えばVTR装
置17等にビデオカメラ1の出力信号として出力され
る。
【0045】一方、SYNC/BLANK発生回路21
において、SYNC信号およびBLANK信号が生成さ
れる。また、マーカー発生回路22は、ARDT信号に
基づいてビューファインダー16の画像にセンターマー
カー等を表示し、このマーカー表示のタイミングを示す
キーパルスを発生する。また、ゼブラ信号発生回路29
は、ARDT信号とビューファインダー回路40のSY
NC混合回路42の出力信号に基づいて、ゼブラ信号を
生成する。
【0046】図7は、ビデオカメラ1のビューファイン
ダーに表示される画像の例を示す図である。これらの図
形はマーカー発生回路22で生成され、ビューファイン
ダー16に表示される。図7において、ボックスカーソ
ル71は、画面を仕切るウィンドウであり、ボックスカ
ーソル71の内と外に異なった画像を表示する等のため
に使用される。
【0047】ズームポジション72は、撮影者にビデオ
カメラ1のズーム深度を示す。セイフティゾーン73
は、撮影者に撮像対象が画面から外れない範囲を示す。
センターマーカー74は、画面の中心を示す。ボックス
カーソル71、ズームポジション72、セイフティゾー
ン73、および、センターマーカー74は、制御部15
から入力されるキャラクタ信号に基づいて生成される。
ビューファインダー16に表示する図形は上述のものに
限らず、必要に応じて増やしてもよい。
【0048】図8は、マーカー発生回路22がボックス
カーソル71について生成するキーパルスを示す図であ
る。キーパルスは図7の(A)〜(B)に示す、ボック
スカーソル71を横切る走査線において、図8に示すよ
うに生成され、論理値1(H)の場合走査線がボックス
カーソルの内にあり、論理値0(L)の場合その外にあ
ることを示す。このキーパルスはAND回路81および
スイッチ82により、ビューファインダー16に表示す
る画像の切り換えに使用される。
【0049】ビューファインダー回路40に入力された
信号は、利得調整回路41によりBLANK信号に基づ
いて利得調整が行われる。SYNC混合回路42におい
て、ビューファインダー回路40の出力信号とSYNC
信号が混合される。
【0050】ゼブラ混合回路43において、SYNC混
合回路42の出力信号とZEBRA信号が混合される。
さらに、マーカー混合回路44において、ゼブラ混合回
路43の出力信号とMARKER信号が混合され、VF
信号が生成され、ビューファインダー16に表示され
る。
【0051】また、クロマ信号生成回路50に入力され
た色差信号B−Y信号およびR−Y信号はダウンサンプ
リング回路51により9MHzに変換される。多重化回
路53は、9MHzに変換されたB−Y信号とR−Y信
号を多重化して出力する。
【0052】I,Q/U,Vマトリクス回路52は、9
MHzに変換されたB−Y信号とR−Y信号からI/V
信号、Q信号、およびU信号を生成する。これらの信号
はそれぞれI/V信号、Q信号、およびU信号でフィル
タリングされる。遅延回路57は、I信号に遅延をかけ
る。
【0053】セレクタ58は、制御部15の制御により
I信号とV信号のいずれかを選択し、セレクタ59は、
Q信号とU信号のいずれかを選択して出力する。I/V
補間回路60は、セレクタ58から出力されるI信号ま
たはV信号を18MHzの信号に変換し、Q/U補間回
路61は、セレクタ59から出力されるQ信号またはU
信号を18MHzの信号に変換する。
【0054】MCO回路62は、I/V補間回路60お
よびQ/U補間回路61からの入力信号、および、利得
調整回路66、67から入力されるsin信号およびc
os信号、および、バーストスロープ発生回路63から
入力されるバーストスロープ信号により直交変調を行
い、本線信号用回路20のクロマ信号補間回路30に入
力する。
【0055】ボックスカーソル71を表示しない場合に
は、図3に示すVF表示モード信号は制御部15により
論理値0に設定され、常に加算回路146を介してVF
−Yマトリクス回路142からの信号がビューファイン
ダー回路40に入力される。本線信号用回路20にはY
マトリクス回路141からの輝度信号が、クロマ信号生
成回路50には入力部13からの色差信号B−Y信号お
よびR−Y信号が入力される。
【0056】本線信号用回路20およびクロマ信号生成
回路50は上述した処理によりY信号、B−Y信号、お
よびR−Y信号に基づいてTEST信号を生成し、出力
する。一方、ビューファインダー回路40は加算回路1
46を介して入力されるVF−Y信号に基づいてVF信
号を生成し、ビューファインダー16に表示する。よっ
て、ビューファインダー16には撮像対象の画像のみが
表示される。
【0057】以下、セレクタ147、AND回路81、
およびスイッチ82によるボックスカーソル71内外で
の画像の切り換えについて説明する。ここで、セレクタ
147に入力されるRETURN信号としては、例えば
VTR装置17で再生された再生画像信号が入力されて
いる。
【0058】制御部15は、図3に示すVF表示モード
信号を論理値1とし、マーカー発生回路22を制御して
ボックスカーソル71等をビューファインダー16に表
示させる。また、制御部15はセレクタ147を制御し
て出力としてRETURN信号、つまりVTR装置17
の再生画像信号を選択させる。
【0059】以上の制御により、ビューファインダー回
路40にはキーパルス信号が論理値0の場合、つまり走
査線がボックスカーソル71の外にある場合には加算回
路146からの信号が入力され、反対にキーパルス信号
が論理値1の場合、つまり走査線がボックスカーソル7
1の外側にある場合にはセレクタ147からの信号が入
力される。
【0060】これらの信号はビューファインダー回路4
0において上述した処理が行われ、ビューファインダー
16のボックスカーソル71の外側には撮像対象の画像
が表示され、ボックスカーソル71の内側にはVTR装
置17の再生画像が表示される。なお、本線信号用回路
20、ビューファインダー回路40およびクロマ信号生
成回路50の処理で生じる遅延を補償するために、マー
カー発生回路22において走査線がボックスカーソル7
1を通過するタイミングとキーパルスを発生するタイミ
ングを合わせるように構成してもよい。
【0061】RETURN信号は、ここで述べたVTR
装置17の再生画像信号に限らず、例えば制御部15か
ら撮影者に知らせるべき情報であってもよく、あるい
は、TEST信号をそのまま入力し、撮影の結果を表示
するようにしてもよい。また、ビデオカメラ1に接続さ
れる記録装置はVTR装置17に限らず、例えば光磁気
的作用により画像の記録を行う装置、あるいはカラープ
リンター等であってもよい。また、ビデオカメラ1は、
VTR装置17が内蔵された一体型ビデオカメラであっ
てもよい。
【0062】また、ウィンドウの数は1つに限らず、2
つ以上とし、それぞれに異なった画像を表示するように
構成してもよい。また、ボックスカーソル71以外のズ
ームポジション72、セイフティゾーン73、およびセ
ンターマーカー74あるいはこれらの一部の表示を行い
つつ通常の撮像対象の画像をビューファインダー16に
表示するように構成してもよい。以上述べた実施例の
他、例えば実施例中に変形例として述べたように、本発
明のビデオカメラは種々の構成をとることができる。
【0063】
【発明の効果】本発明のビデオカメラ用ビューファイン
ダーは以上述べたように、ビューファインダーに本線信
号とは別の画像信号を表示することができる。また、ウ
ィンドウ表示を行い、このウィンドウ内に撮影の手助け
になる各種情報の表示を行うことができ、撮影者の利便
を図ることが可能である。また、ビューファインダー用
の輝度信号発生に簡易な回路を使用するので、上記機能
を実現可能であるにもかかわらず、ハードウェア量の増
加が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオカメラの構成を示す図である。
【図2】図1に示したビデオカメラの処理部の構成を示
す図である。
【図3】図1に示したビデオカメラの出力部の構成を示
す図である。
【図4】図3に示した出力部の本線信号用回路の構成を
示す図である。
【図5】図3に示した出力部のビューファインダー(V
F)回路の構成を示す図である。
【図6】図3に示した出力部のレートコンバーターの構
成を示す図である。
【図7】図7は、ビデオカメラのビューファインダーに
表示される画像の例を示す図である。
【図8】マーカー発生回路がボックスカーソルについて
生成するキーパルスを示す図である。
【符号の説明】
1・・・ビデオカメラ 11・・・光学系 12・・・撮像素子 13・・・入力部 14・・・処理部 141・・・Yマトリクス回路 142・・・VF−Yマトリクス回路 143、144・・・文字発生回路 145、146・・・加算回路 147・・・セレクタ 15・・・制御部 16・・・ビューファインダー 17・・・VTR装置 2・・・撮像素子 20・・・本線信号用回路 21・・・SYNC/BLANK発生回路 22・・・マーカー発生回路 23・・・Y補間回路 24・・・DETAIL混合回路 25・・・利得調整回路 26・・・SYNC混合回路 27・・・Y−C遅延回路 28・・・Y−C混合回路 29・・・ゼブラ信号発生回路 30・・・クロマ信号補間回路 40・・・ビューファインダー回路 41・・・利得調整回路 42・・・SYNC混合回路 43・・・ゼブラ混合回路 44・・・マーカー混合回路 50・・・クロマ信号生成回路 51・・・ダウンサンプリング回路 52・・・I,Q/U,Vマトリクス回路 53・・・多重化回路 54・・・IVローパスフィルタ 55・・・Qローパスフィルタ 56・・・Uローパスフィルタ 57・・・遅延回路 58、59・・・セレクタ 60・・・I/V補間回路 61・・・Q/U補間回路 62・・・MCO回路 63・・・バーストスロープ発生回路 64・・・BLANKINGスロープ発生回路 65・・・アドレス発生回路 66、67・・・利得調整回路 71・・・ボックスカーソル 72・・・ズームポジション 73・・・セイフティゾーン 74・・・センターマーカー 81・・・AND回路 82・・・スイッチ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像手段と、 ビューファインダと、 前記撮像手段で撮像した信号から本線用輝度信号を生成
    する第1の輝度信号処理手段と、 前記撮像手段で撮像した信号からビューファインダ用輝
    度信号を生成する第2の輝度信号処理手段と、 前記本線用輝度信号と該本線用輝度信号を補正する補正
    用信号とを入力して、本線用信号を生成する第1の映像
    信号処理手段と、 ホワイトバランスを取った画像領域信号に基づいて前記
    ビューファインダの画像にマーカーを表示し、このマー
    カーの表示タイミングを示すキーパルスを発生するマー
    カー発生手段と、 前記キーパルスとビューファインダ表示モード信号に応
    じて、前記本線用輝度信号か前記ビューファインダ用輝
    度信号かを選択して出力する第1の選択手段と、 前記第1の選択手段で選択された信号を入力し、該入力
    された信号を前記ビューファインダに表示するための信
    号処理を行い、前記ビューファインダの画面内にマーカ
    ーを表示する処理を行って、前記ビューファインダに出
    力する第2の映像信号処理手段と、 を有するビデオカメラ。
  2. 【請求項2】前記第2の輝度信号処理手段は、前記第1
    の輝度信号処理手段より簡易な方法で、前記撮像手段で
    撮像した信号からビューファインダ用輝度信号を生成す
    る、 請求項1記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】外部映像信号と、前記第1の輝度信号処理
    手段で生成した本線用輝度信号とを選択する第2の選択
    手段を更に有し、 該第2の選択手段で選択された信号が前記第1選択手段
    の前記本線用輝度信号として入力される、 請求項1または2記載のビデオカメラ。
  4. 【請求項4】前記第1の輝度信号処理手段で生成した本
    線用輝度信号に文字信号を付加する文字付加手段と、 前記第2の輝度信号処理手段で生成したビューファイン
    ダ用輝度信号に文字信号を付加する第2の文字付加手段
    と をさらに有する、 請求項1〜3いずれか記載のビデオカメラ。
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