JP3421185B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3421185B2
JP3421185B2 JP00065996A JP65996A JP3421185B2 JP 3421185 B2 JP3421185 B2 JP 3421185B2 JP 00065996 A JP00065996 A JP 00065996A JP 65996 A JP65996 A JP 65996A JP 3421185 B2 JP3421185 B2 JP 3421185B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル複写
機、ファクシミリまたはレーザプリンタ等の装置の一部
を構成し、入力された原稿の画像データを処理して画像
形成装置に供給する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿の画像を複写機等の装置により再現
する場合に、特に1枚の文字原稿の画像を読み易く再現
するものとして、特公平05−56056号公報に記載
されたものでは、原稿から読み取った複数の文字行を行
毎に判別して各文字行における開始位置を検出し、検出
した結果に応じて各文字行の開始位置をシフトさせるこ
とにより、各文字行の印字開始位置を一定の位置に整え
るようにしている。また、特公平05−56066号公
報に記載されたものでは、原稿から読み取った複数の文
字行を行毎に判別して各文字行における開始位置を検出
し、この検出結果に基づいて各段落の最初の行を判別
し、各段落において最初の行の印字開始位置をその他の
行の印字開始位置と異ならせて段落分けを明確にするよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数枚
の原稿によって構成される書類において、各原稿におけ
る画像の位置や大きさ等が一定でない場合があり、この
ような原稿の画像をそのままの状態で再現した場合、再
現した画像が見辛く、その内容を把握し難くなるが、従
来の画像処理装置では、この複数枚の原稿について画像
の状態を一定にするようにしたものがなかった。
【0004】この発明の目的は、複数枚の原稿における
画像状態を一定にして再現できるようにすることによ
り、再現された原稿を見易くして内容の把握を容易にす
ることができる画像処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、複数の原稿のそれぞれにおける画像データの主走査
方向の先頭位置又は副走査方向の先頭位置の少なくとも
一方を検出する位置検出手段と、この検出結果における
何れかの画像データの主走査方向の先頭位置又は副走査
方向の先頭位置の少なくとも一方を基準位置として設定
する基準位置設定手段と、複数の原稿のそれぞれの画像
データにおける主走査方向の先頭位置又は副走査方向の
先頭位置の少なくとも一方の位置を基準位置に一致させ
る画像位置変更手段と、を設けたことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載した発明は、前記位置検出
手段が、複数の原稿における画像データに含まれる特定
の文字図形の位置を検出する手段であることを特徴とす
る。請求項3に記載した発明は、複数の原稿のそれぞれ
における画像データのサイズを検出する画像サイズ検出
手段と、この検出結果における何れかの画像データの
イズを基準サイズとして設定する基準サイズ設定手段
と、複数の原稿のそれぞれの画像データのサイズを基準
サイズに一致させる画像サイズ変更手段と、を含むこと
を特徴とする。
【0007】請求項4に記載した発明は、複数の原稿
それぞれにおける画像データを構成する文字図形の特徴
を抽出する特徴抽出手段と、この抽出結果における何れ
かの画像データを構成する文字図形の特徴を基準文字
して設定する基準文字設定手段と、複数の原稿のそれぞ
れの画像データを構成する文字図形の特徴を基準文字に
一致させる文字変更手段と、を含むことを特徴とする。
【0008】請求項5に記載した発明は、前記画像位置
変更手段、画像サイズ変更手段または文字変更手段によ
り変更された画像データが適正であるか否かを判断し、
適正である場合にのみ変更後の画像データを出力する手
段を含むことを特徴とする。請求項6に記載した発明
は、前記画像位置変更手段、画像サイズ変更手段または
文字変更手段による変更内容を表記した表紙を出力する
手段を含むことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の態様】以下にこの発明の画像処理装置の
実施形態をディジタル複写機を例にあげて説明する。
【0010】図1は、この発明の実施形態である画像処
理装置を含むディジタル複写機の構成を示す正面断面の
略図である。ディジタル複写機30は、スキャナ部3
1、レーザプリンタ部32、多段給紙ユニット33及び
ソータ34によって構成されている。スキャナ部31
は、原稿台35、自動原稿送り装置36及びスキャナユ
ニット40によって構成されている。原稿が載置される
原稿台35は透明硬質ガラスを素材としている。自動原
稿送り装置36は、複数枚の原稿を1枚ずつ原稿台35
に搬送するとともに、原稿の表裏面を自動反転する機能
を備えている。スキャナユニット40は、光源41、C
CD42及びミラーベース43を備えている。光源41
は原稿の画像面に光を照射する。ミラーベース43は、
原稿からの反射光を複数のミラー及びレンズ44を介し
てCCD42に導く。CCD42は、原稿の反射光を読
み取る。このスキャナユニット40は、原稿台35の下
面を水平に移動して原稿台35に載置された原稿の全面
を走査する。
【0011】多段給紙ユニット33は、第1カセット5
1、第2カセット52、第3カセット53及び選択によ
り追加可能な第4カセット55を備えている。多段給紙
ユニット33では、各段のカセットに収納された用紙が
最上部に位置するものから順に一枚ずつレーザプリンタ
部32に給紙される。スキャナユニット40において読
み取られた原稿の画像データは、後述する画像処理装置
に入力され、各種の画像処理が施された後にメモリに一
旦格納され、出力支持に応じてレーザプリンタ部32に
供給される。レーザプリンタ部32は、手差し給紙トレ
イ45を含み、レーザユニット46及び電子写真プロセ
ス部47を備えている。レーザユニット46は、画像処
理装置から供給された画像データに応じてレーザ光を出
射する半導体レーザ、レーザ光を等角速度偏光するポリ
ゴンミラー、等角速度偏光されたレーザ光を補正するf
−θレンズを備えている。電子写真プロセス部47は、
感光体ドラム48の周囲に帯電器、現像器、転写器、剥
離器、クリーニング器及び除電器を備え、さらに定着装
置49を含む。
【0012】定着装置49を経由する搬送路50は、定
着装置49の下流側においてソータ34に至る搬送路5
7と多段給紙ユニット33に至る搬送路58とに分岐し
ている。搬送路58は、多段給紙ユニット33内におい
て反転搬送路50a及び両面/合成搬送路50bに分岐
している。反転搬送路50aは、用紙の両面に画像を複
写する両面複写モードにおいて用紙の表裏面を反転する
搬送路である。両面/合成搬送路50bは、両面複写モ
ードにおいて反転搬送路50aから感光体ドラム48の
画像転写位置まで用紙を搬送するとともに、用紙の片面
に異なる複数の画像を複写する合成複写モードにおいて
用紙の表裏面を反転することなく感光体ドラム48の画
像転写位置に搬送するための搬送路である。
【0013】多段給紙ユニット33内には、第1〜3カ
セット51〜53のそれぞれから給紙された用紙を電子
写真プロセス部47に至る搬送路60に導く共通搬送路
56が構成されている。この共通搬送路56は、第4カ
セット55から給紙された用紙を搬送路60に導く搬送
路59と合流している。搬送路60は、両面/合成搬送
路50b及び手差し給紙トレイ45と電子写真プロセス
部47との間を連絡する搬送路61に合流している。こ
れら、両面/反転搬送路50b、搬送路59及び搬送路
60の合流点62は、電子写真プロセス部47の画像転
写位置の近傍に位置している。
【0014】以上の構成により、レーザユニット46か
ら照射されたレーサ光により感光体ドラム48の表面を
露光することにより、電子写真プロセス部47では、感
光体ドラム48の表面に静電潜像が形成され、この静電
潜像が現像剤画像に顕像化される。この現像剤画像が画
像転写位置において多段給紙ユニット33等から給紙さ
れた用紙に転写され、定着装置49において現像剤画像
が用紙上に溶融定着される。画像を定着した用紙は、搬
送路50から搬送路57または58を経由して、ソータ
34または多段給紙ユニット33に導かれる。
【0015】図2は、上記ディジタル複写機に含まれる
画像処理装置の構成を示すブロック図である。画像処理
部10は、画像データ入力部70、画像処理部71、画
像データ出力部72、メモリ73及びCPU74を備え
ている。画像データ入力部70は、CCD部70a、ヒ
ストグラム処理部70b及び誤差拡散処理部70cを含
み、図1に示したCCD42が読み取った画像データを
2値化して2値のディジタル量としてヒストグラムを取
りながら誤差拡散法により画像データを処理してメモリ
73に一旦格納する。即ち、CCD部70aは、画像デ
ータの各画素濃度に応じたアナログ電気信号をA/D変
換した後、MTF補正、白黒補正又はγ補正により25
6階調のディジタル信号にしてヒストグラム処理部70
bに出力する。ヒストグラム処理部70bは、CCD部
70aから入力されたディジタル信号を256階調の画
素濃度別に加算して濃度情報(ヒストグラムデータ)を
得るとともに、必要に応じて得られたヒストグラムデー
タをCPU74又は誤差拡散処理部70cに出力する。
【0016】誤差拡散処理部70cでは、疑似中間調処
理の一種である誤差拡散法、即ち、2値化の誤差を隣接
画素の2値化判定に反映させる方法により、CCD部7
0aから出力された8ビット/画素のディジタル信号を
1ビットの信号に変換し、原稿における局所領域濃度を
忠実に再現するための再配分演算を行う。
【0017】画像処理部71は、多値化処理部71a及
び71b、合成処理部71c、濃度変換処理部71d、
変倍処理部71e、画像プロセス部71f、誤差拡散処
理部71g及び圧縮処理部71hを含み、入力された画
像データをオペレータが所望する画像データに最終的に
変換する。但し、画像処理部71に含まれる各処理部
は、画像データの処理内容に応じて選択的に機能する。
【0018】多値化処理部71a及び71bは、誤差拡
散処理部70cにおいて2値化されたデータを再度25
6階調に変換する。合成処理部71cは、画素毎の論理
演算を選択的に実行する。この論理演算の対象となるデ
ータは、メモリ73に格納されている画素データ及びパ
ターンジェネレータから供給されるビットデータであ
る。濃度変換処理部71dは、256階調のディジタル
信号に対して所定の階調変換テーブルに基づいて入力濃
度に対する出力濃度の関係を任意に設定する。変倍処理
部71eは、指示された変倍率に応じて、入力される既
知データにより補完処理を行うことによって、変倍後の
対象画素に対する画素データ(濃度値)が求められ、副
走査方向についての変倍処理を行った後に主走査方向に
ついての変倍処理を行う。画像プロセス部71fは、入
力された画素データに対して様々な画像処理を行うとと
もに、データ列に対する特徴抽出等の情報収集を行う。
誤差拡散処理部71gは、画像データ入力部70の誤差
拡散処理部70cと同様の処理を行う。圧縮処理部71
hは、ランレングスという符号化により2値データを圧
縮する。
【0019】画像データ出力部72は、復元部72a、
多値化処理部72b、誤差拡散処理部72c及びレーザ
出力部72dを含み、圧縮状態でメモリ73に格納され
ている画像データを元の256階調に復元し、2値デー
タより滑らかな中間調表現となる4値データの誤差拡散
を行い、レーザ出力部72dにデータを供給する。
【0020】復元部72aは、圧縮処理部71hによっ
て圧縮された画像データを復元する。多値化処理部72
bは、画像処理部71の多値化処理部71a及び71b
と同様の処理を行う。誤差拡散処理部72cは、画像デ
ータ入力部70の誤差拡散処理部70cと同様の処理を
行う。レーザ出力部72dは、図外のシーケンスコント
ローラからの制御信号に基づいてディジタル画素データ
をレーザのオン/オフ信号に変換し、レーザをオン/オ
フ状態にする。
【0021】なお、画像データ入力部70及び画像デー
タ出力部72において扱われるデータは、メモリ73の
容量を削減するため、基本的には2値データの形でメモ
リ73に格納されるが、画像データの劣化を考慮して4
値データの形で格納することも可能である。
【0022】図3は、上記画像処理装置に含まれる画像
プロセス部の詳細を示すブロック図である。画像プロセ
ス部71fは、文字図形検出部711、特徴位置検出記
憶部712、基準位置サイズ設定部713、文字サイズ
等検出記憶部714、基準文字設定部715、画像編集
部716及び画像判定部717によって構成されてい
る。文字図形検出部711は、例えば、文字の特徴を抽
出する方法に基づき、文字は一般に小さく、孤立してお
り、一定に並んでいる等の特徴を有することから、連結
した図形単位に画像データを分離し、その図形が文字の
特徴に適合しているか否かにより画像データに文字図形
が含まれるか否かを判断する。特徴位置検出記憶部71
2は、画像データにおいて文字図形を検出した際に、ヘ
ッダ、フッタ、罫線、文字行の始点及び終点、数字や記
号等の基準位置の設定に用いられる文字画像の特徴的な
部分を抽出して記憶する手段である。
【0023】基準位置サイズ設定部713は、複数の原
稿についての画像データの基準位置及び基準サイズを後
述する処理により設定する手段である。文字サイズ等検
出記憶部714は、後述する処理において文字サイズや
線幅等を検出して記憶する手段である。基準文字設定部
715は、後述する文字書体等を統一する処理における
基準文字を設定する手段である。画像編集部716は、
画像位置の変更以外の変倍や頁番号の合成等の処理を行
う手段である。画像判定部717は、後述する各処理に
よって変更された画像データが適切か否かの判断を行う
手段である。
【0024】図4は、請求項1に記載した発明の第1の
実施態様である画像処理装置を含むディジタル複写機の
処理手順を示すフローチャートである。この処理は、複
数の原稿の画像データの位置を検出し、任意の位置を基
準として他の原稿の出力位置を変更し、複数の原稿につ
いての画像データの位置を統一して出力する処理であ
る。
【0025】先ず、作業者が予め指示入力した枚数の原
稿、又は、自動原稿送り装置36に一度にセットされた
原稿の画像を走査し、複数枚の原稿の画像データをメモ
リに格納する(s1)。この後、各原稿における画像デ
ータの位置検出を行い、この検出結果を記憶する(s
2)。この画像データの位置検出は、各原稿において画
像が存在する領域を矩形によって囲み、この矩形の位置
情報を読み取ることにより行う。次いで、記憶された複
数の原稿の位置情報を比較し、同一の位置情報が複数存
在するか否かを判別する(s3)。この判別は、例え
ば、各原稿の矩形領域を重ね合わせ、重なった回数が最
も多い部分を検出することにより行う。位置情報が同一
の原稿が複数ある場合にはその位置を基準位置とし(s
4)、各原稿の位置情報が異なる場合は1枚目の原稿の
位置を基準位置とする(s5)。また、位置情報が同一
の原稿が全原稿の過半数に満たない場合には、1枚目の
原稿の位置を基準位置としてもよい。
【0026】このようにして基準位置が決定すると、各
原稿の画像データを基準位置に合わせて移動し(s
6)、画像の一部が用紙からはみ出して欠けを生じない
か否かの判別を行う(s7)。画像の欠けを生じない場
合には、移動後の画像データを編集画像として出力す
る。(s8)。このs6〜s8の処理は、実際には、原
稿毎に行い、画像の欠けを生じない原稿のみについて画
像データを基準位置に移動してレーザユニット46に出
力し、画像の欠けを生じる原稿については元の位置のま
まで画像データをレーザユニット46に出力する。
【0027】以上の処理により、図5(A)に示すよう
に、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5について画
像領域を矩形で囲み、同図(B)に示すように、5枚の
原稿D1〜D5の画像領域を重ね合わせ、原稿D1、D
3及びD5の3枚の原稿において重複している部分を基
準位置Gsと決定する。同図(C)に示すように、この
基準位置Gsにしたがって、原稿D2及びD4の画像位
置を移動し、5枚の原稿D1〜D5について画像位置を
一致させた状態で各原稿の画像データを出力する。
【0028】以上の処理によって、複数の原稿画像デー
タの相対的な位置を検出し、任意の位置を基準にして画
像の出力位置を変更し、複数の用紙における画像データ
の出力位置を統一することができ、見易い複写画像を得
ることができる。
【0029】なお、後述する文字図形の検出処理により
文字図形を検出した際に、文字図形が存在する文字領域
を矩形によって囲み、原稿毎に検出した文字領域を複数
の原稿について重ね合わせて上記と同様の処理を行うこ
とにより、文字原稿についても複数枚の原稿における画
像位置を一致させることができる。
【0030】また、文字図形を検出した際に、原稿画像
中に文字画像を囲む枠が存在するか否かを判別し、文字
画像を囲む枠が存在する場合には、この枠の位置を抽出
して上記の矩形と同様に扱うことによっても文字原稿に
ついて複数枚の原稿における画像位置を一致させること
ができる。
【0031】図6は、請求項1に記載した発明の第2の
実施態様である画像処理装置を含むディジタル複写機の
処理手順を示すフローチャートである。この処理は、複
数の原稿の画像データの位置を検出し、副走査方向の任
意の位置を基準として他の原稿の出力位置を変更し、複
数の原稿についての画像データの副走査方向の位置を統
一して出力する処理である。
【0032】先ず、図4の処理と同様に、作業者が予め
指示入力した枚数の原稿、又は、自動原稿送り装置36
に一度にセットされた原稿の画像を走査し、複数枚の原
稿の画像データをメモリに格納する(s11)。この
後、各原稿における画像データの位置検出を行い、この
検出結果を記憶する(s12)。次いで、記憶された複
数の原稿の副走査方向の位置情報を比較し、副走査方向
について位置情報が一致する位置情報が複数存在するか
否かを判別する(s13)。この判別は、例えば、各原
稿の矩形領域の副走査方向の先頭位置を抽出することに
より行う。位置情報が同一の原稿が複数ある場合には、
その位置を基準位置とし(s14)、各原稿の位置情報
が異なる場合は、1枚目の原稿の位置を基準位置とする
(s15)。
【0033】このようにして基準位置が決定すると、各
原稿の画像データを基準位置に合わせて移動し(s1
6)、画像の一部が用紙からはみ出して欠けを生じない
か否かの判別を行う(s17)。画像の欠けを生じない
場合には、移動後の画像データを編集画像として出力す
る。(s18)。このs16〜s18の処理は、実際に
は、原稿毎に行い、画像の欠けを生じない原稿のみにつ
いて画像データを基準位置に移動してレーザユニット4
6に出力し、画像の欠けを生じる原稿については元の位
置のままで画像データをレーザユニット46に出力す
る。
【0034】以上の処理により、図7(A)に示すよう
に、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5について画
像領域を矩形で囲み、各画像領域の副走査方向の先頭位
置を抽出し、同図(B)に示すように、5枚の原稿D1
〜D5の副走査方向の先頭位置を重ね合わせ、原稿D
1、D3及びD5の3枚の原稿において重複している部
分を基準位置Gsと決定する。同図(C)に示すよう
に、この基準位置Gsにしたがって、原稿D2及びD4
の画像位置を移動してD2′及びD4′とし、5枚の原
稿D1〜D5について画像位置を一致させた状態で各原
稿の画像データを出力する。
【0035】以上の処理によって、複数の原稿画像デー
タの副走査方向の位置を検出し、任意の位置を基準にし
て複数の用紙における画像データの上下方向の出力位置
を統一することができ、見易い複写画像を得ることがで
きる。
【0036】図8は、請求項1に記載した発明の第3の
実施態様である画像処理装置を含むディジタル複写機の
処理手順を示すフローチャートである。この処理は、複
数の原稿において画像データの位置を検出し、画像デー
タの主走査方向の任意の位置を基準として他の原稿の出
力位置を変更し、複数の原稿についての画像データの主
走査方向の位置を統一して出力する処理である。
【0037】先ず、作業者が予め指示入力した枚数の原
稿、又は、自動原稿送り装置36に一度にセットされた
原稿の画像を走査し、複数枚の原稿の画像データをメモ
リに格納する(s51)。次いで、メモリに格納した画
像データの位置を検出して記憶する(s52)。記憶さ
れた複数の原稿の画像データの主走査方向の位置データ
を比較し、複数の原稿において位置データが一致するか
否かの判別を行う(s53)。複数の原稿において位置
データが一致する場合には、その位置を基準位置とし
(s54)、各原稿の位置データが異なる場合は、1枚
目の原稿の位置を基準位置とする(s55)。
【0038】このようにして基準位置が決定すると、各
原稿の画像データを基準位置に合わせて移動し(s5
6)、画像の一部が用紙からはみ出して欠けを生じない
か否かの判別を行う(s57)。画像の欠けを生じない
場合には、移動後の画像データを編集画像として出力す
る。(s58)。このs56〜s58の処理は、実際に
は、原稿毎に行い、画像の欠けを生じない原稿のみにつ
いて画像データを基準位置に移動してレーザユニット4
6に出力し、画像の欠けを生じる原稿については元の位
置のままで画像データをレーザユニット46に出力す
る。
【0039】以上の処理により、図9(A)に示すよう
に、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5について画
像データの主走査方向の先頭位置を抽出し、同図(B)
に示すように、5枚の原稿D1〜D5の主走査方向の先
頭位置を重ね合わせ、原稿D1、D3及びD5の3枚の
原稿において重複している部分を基準位置Gsと決定す
る。同図(C)に示すように、この基準位置Gsにした
がって、原稿D2及びD4の画像位置を移動してD2′
及びD4′とし、5枚の原稿D1〜D5について画像位
置を一致させた状態で各原稿の画像データを出力する。
【0040】以上の処理によって、複数の原稿画像デー
タの主走査方向の位置を検出し、任意の位置を基準にし
て複数の用紙における画像データの左右方向の出力位置
を統一することができ、見易い複写画像を得ることがで
きる。
【0041】図10は、請求項1に記載した発明の第4
の実施態様である画像処理装置を含むディジタル複写機
の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、
複数の原稿の画像データの位置を検出し、任意の位置を
基準として他の原稿の出力位置を変更し、複数の原稿に
ついての画像データの位置を統一して出力するととも
に、頁番号を付与する処理である。
【0042】先ず、作業者が予め指示入力した枚数の原
稿、又は、自動原稿送り装置36に一度にセットされた
原稿の画像を走査し、複数枚の原稿の画像データをメモ
リに格納する。このとき、原稿枚数を計数し、各画像デ
ータに原稿枚数の計数値データを付加しておく。(s1
11)。この後、各原稿における画像データの位置検出
を行い、この検出結果を記憶する(s112)。次い
で、記憶された複数の原稿の位置情報を比較し、同一の
位置情報が複数存在するか否かを判別する(s11
3)。この判別は、例えば、各原稿の矩形領域を重ね合
わせ、重なった回数が最も多い部分を検出することによ
り行う。位置情報が同一の原稿が複数ある場合には、そ
の位置を基準位置とし(s114)、各原稿の位置情報
が異なる場合は、1枚目の原稿の位置を基準位置とする
(s115)。
【0043】このようにして基準位置が決定すると、各
原稿の画像データを基準位置に合わせて移動するととも
に、画像データにおいて予め設定された位置に原稿枚数
の計数データを合成し(s116)、画像の一部が用紙
からはみ出して欠けを生じないか否かの判別を行う(s
117)。画像の欠けを生じない場合には、移動後の画
像データを編集画像として出力する。(s118)。こ
のs6〜s8の処理は、実際には、原稿毎に行い、画像
の欠けを生じない原稿のみについて画像データを基準位
置に移動してレーザユニット46に出力し、画像の欠け
を生じる原稿については元の位置のままで画像データを
レーザユニット46に出力する。
【0044】以上の処理により、図11(A)に示すよ
うに、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5について
画像領域を矩形で囲み、同図(B)に示すように、5枚
の原稿D1〜D5の画像領域を重ね合わせ、原稿D1、
D3及びD5の3枚の原稿において重複している部分を
基準位置Gsと決定する。同図(C)に示すように、こ
の基準位置Gsにしたがって、原稿D2及びD4の画像
位置を移動し、5枚の原稿D1〜D5について画像の上
下位置を一致させた状態で頁番号を付加して各原稿の画
像データを出力する。
【0045】以上の処理によって、画像位置を統一して
複写された複数の用紙に頁番号を付加することができ、
複数の画像の順番を正確に認識することができる。
【0046】図12は、請求項2に記載した発明の第1
の実施態様である画像処理装置を含むディジタル複写機
の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、
複数の文字原稿の文頭と文末とを検出し、任意の位置を
基準として他の原稿の出力位置を変更し、複数の原稿に
ついての画像データの位置を統一して出力する処理であ
る。
【0047】先ず、作業者が予め指示入力した枚数の原
稿、又は、自動原稿送り装置36に一度にセットされた
原稿の画像を走査し、複数枚の原稿の画像データをメモ
リに格納する(s21)。次いで、メモリに格納した画
像データに対して文字図形検出を実行する(s22)。
この文字図形検出は、例えば、文字の特徴を抽出する方
法が用いられる。この方法では、文字は一般に小さく、
孤立しており、一定に並んでいる等の特徴を有すること
から、連結した図形単位に画像データを分離し、その図
形が文字の特徴に適合しているか否かにより判断する。
文字図形を検出した場合には、最初の文字行の位置と最
後の文字行の位置とを検出し、その位置データを記憶す
る(s23)。この後、記憶された文字図形の位置デー
タを比較し、複数の原稿において位置データが一致する
原稿がある否かを判別する(s24)。複数の原稿にお
いて位置データが一致する場合には、その位置を基準位
置とし(s25)、各原稿の位置データが異なる場合
は、1枚目の原稿の位置を基準位置とする(s26)。
【0048】このようにして基準位置が決定すると、各
原稿の画像データを基準位置に合わせて移動し(s2
7)、画像の一部が用紙からはみ出して欠けを生じない
か否かの判別を行う(s28)。画像の欠けを生じない
場合には、移動後の画像データを編集画像として出力す
る。(s29)。このs27〜s29の処理は、実際に
は、原稿毎に行い、画像の欠けを生じない原稿のみにつ
いて画像データを基準位置に移動してレーザユニット4
6に出力し、画像の欠けを生じる原稿については元の位
置のままで画像データをレーザユニット46に出力す
る。
【0049】以上の処理により、図13(A)に示すよ
うに、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5について
最初の文字図形の位置Cs1〜5及び最後の文字図形の
位置Ce1〜5を抽出し、同図(B)に示すように、5
枚の原稿D1〜D5の最初の文字図形の位置Cs1〜5
及び最後の文字図形の位置Ce1〜5を重ね合わせ、原
稿D1、D3及びD5の3枚の原稿において重複してい
る部分を基準位置Gsと決定する。同図(C)に示すよ
うに、この基準位置Gsにしたがって、原稿D2及びD
4の画像位置を移動してD2′及びD4′とし、5枚の
原稿D1〜D5について画像位置を一致させた状態で各
原稿の画像データを出力する。
【0050】以上の処理によって、複数の文字原稿にお
ける文頭の位置と文末の位置とから任意の基準位置を設
定し、この基準位置にしたがって複数の用紙における統
一した位置に文字画像を複写することができる。
【0051】図14は、請求項2に記載した発明の第2
の実施態様である画像処理装置を含むディジタル複写機
の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、
複数の文字原稿において宛名や頁数等の文字列であるヘ
ッダ又はフッタの有無及びその位置を検出し、任意の位
置を基準として他の原稿の出力位置を変更し、複数の原
稿についての画像データの位置を統一して出力する処理
である。
【0052】先ず、作業者が予め指示入力した枚数の原
稿、又は、自動原稿送り装置36に一度にセットされた
原稿の画像を走査し、複数枚の原稿の画像データをメモ
リに格納する(s31)。次いで、メモリに格納した画
像データに対して文字図形検出を実行する(s32)。
文字図形を検出した場合には、ヘッダ又はフッタの検出
を行う(s33)。ヘッダ又はフッタを検出した場合に
は、その位置データを検出して記憶する(s34)。全
ての原稿についてのヘッダ又はフッタの検出及びその位
置データの検出を行った後、複数の原稿において位置デ
ータが一致するか否かの判別を行う(s35)。複数の
原稿において位置データが一致する場合には、その位置
を基準位置とし(s36)、各原稿の位置データが異な
る場合は、1枚目の原稿の位置を基準位置とする(s3
7)。
【0053】このようにして基準位置が決定すると、各
原稿の画像データを基準位置に合わせて移動し(s3
8)、画像の一部が用紙からはみ出して欠けを生じない
か否かの判別を行う(s39)。画像の欠けを生じない
場合には、移動後の画像データを編集画像として出力す
る。(s40)。このs38〜s40の処理は、実際に
は、原稿毎に行い、画像の欠けを生じない原稿のみにつ
いて画像データを基準位置に移動してレーザユニット4
6に出力し、画像の欠けを生じる原稿については元の位
置のままで画像データをレーザユニット46に出力す
る。
【0054】以上の処理により、図15(A)に示すよ
うに、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5について
ヘッダh1〜5の位置を抽出し、同図(B)に示すよう
に、5枚の原稿D1〜D5のヘッダh1〜5の位置を重
ね合わせ、原稿D1、D3及びD5の3枚の原稿におい
て重複している部分を基準位置Gsと決定する。同図
(C)に示すように、この基準位置Gsにしたがって、
原稿D2及びD4の画像位置を移動してD2´及びD4
´とし、5枚の原稿D1〜D5について画像位置を一致
させた状態で各原稿の画像データを出力する。
【0055】以上の処理によって、複数の文字原稿にお
けるヘッダ及びフッタの位置から任意の基準位置を設定
し、この基準位置にしたがって複数の用紙における統一
した位置に文字画像を複写することができる。
【0056】図16は、請求項に記載した発明の
実施態様である画像処理装置を含むディジタル複写機の
処理手順を示すフローチャートである。この処理は、複
数の原稿において罫線を検出し、任意の位置を基準とし
て他の原稿の出力位置を変更し、複数の原稿についての
画像データの位置を統一して出力する処理である。先
ず、作業者が予め指示入力した枚数の原稿、又は、自動
原稿送り装置36に一度にセットされた原稿の画像を走
査し、複数枚の原稿の画像データをメモリに格納する
(s41)。次いで、メモリに格納した画像データに対
して文字図形検出を実行する(s42)。文字図形を検
出した場合には、罫線の検出を行う(s43)。この罫
線の検出は、例えば、文字図形の下方に位置する実線、
点線又は破線等が、所定の間隔で繰り返し存在する否か
により行う。罫線を検出した場合には、その位置データ
を検出して記憶する(s44)。全ての原稿についての
罫線の検出及びその位置データの検出を行った後、複数
の原稿において位置データが一致するか否かの判別を行
う(s45)。複数の原稿において位置データが一致す
る場合には、その位置を基準位置とし(s46)、各原
稿の位置データが異なる場合は、1枚目の原稿の位置を
基準位置とする(s47)。
【0057】このようにして基準位置が決定すると、各
原稿の画像データを基準位置に合わせて移動し(s4
8)、画像の一部が用紙からはみ出して欠けを生じない
か否かの判別を行う(s49)。画像の欠けを生じない
場合には、移動後の画像データを編集画像として出力す
る。(s50)。このs48〜s50の処理は、実際に
は、原稿毎に行い、画像の欠けを生じない原稿のみにつ
いて画像データを基準位置に移動してレーザユニット4
6に出力し、画像の欠けを生じる原稿については元の位
置のままで画像データをレーザユニット46に出力す
る。
【0058】以上の処理により、図17(A)に示すよ
うに、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5について
最上部の罫線位置k1〜5を抽出し、同図(B)に示す
ように、5枚の原稿D1〜D5の罫線位置k1〜5を重
ね合わせ、原稿D1、D3及びD5の3枚の原稿におい
て重複している部分を基準位置Gsと決定する。同図
(C)に示すように、この基準位置Gsにしたがって、
原稿D2及びD4の画像位置を移動してD2′及びD
4′とし、5枚の原稿D1〜D5について画像位置を一
致させた状態で各原稿の画像データを出力する。
【0059】以上の処理によって、複数の文字原稿にお
ける罫線の位置から任意の基準位置を設定し、この基準
位置にしたがって複数の用紙における統一した位置に文
字画像を複写することができる。
【0060】図18は、請求項2に記載した発明の第
の実施態様である画像処理装置を含むディジタル複写機
の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、
複数の原稿において文字行の始点及び終点を検出し、任
意の位置を基準として他の原稿の出力位置を変更し、複
数の原稿についての画像データの位置を統一して出力す
る処理である。
【0061】先ず、作業者が予め指示入力した枚数の原
稿、又は、自動原稿送り装置36に一度にセットされた
原稿の画像を走査し、複数枚の原稿の画像データをメモ
リに格納する(s61)。次いで、メモリに格納した画
像データに対して文字図形検出を実行する(s62)。
文字図形を検出した場合には、文字行の始点及び終点を
検出してその位置データを記憶する(s63)。全ての
原稿についての文字行の始点及び終点の検出及びその位
置データの検出を行ったのち、複数の原稿において位置
データが一致するか否かの判別を行う(s64)。複数
の原稿において位置データが一致する場合には、その位
置を基準位置とし(s65)、各原稿の位置データが異
なる場合は、1枚目の原稿の位置を基準位置とする(s
66)。このようにして基準位置が決定すると、各原稿
の画像データを基準位置に合わせて移動し(s67)、
画像の一部が用紙からはみ出して欠けを生じないか否か
の判別を行う(s68)。画像の欠けを生じない場合に
は、移動後の画像データを編集画像として出力する。
(s69)。このs67〜s69の処理は、実際には、
原稿毎に行い、画像の欠けを生じない原稿のみについて
画像データを基準位置に移動してレーザユニット46に
出力し、画像の欠けを生じる原稿については元の位置の
ままで画像データをレーザユニット46に出力する。
【0062】以上の処理により、図19(A)に示すよ
うに、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5について
文字行の始点位置Cs1〜5及び終点位置Ce1〜5を
抽出し、同図(B)に示すように、5枚の原稿D1〜D
5の文字行の始点位置Cs1〜5及び終点位置Ce1〜
5を重ね合わせ、原稿D1、D3及びD5の3枚の原稿
において重複している部分を基準位置Gsと決定する。
同図(C)に示すように、この基準位置Gsにしたがっ
て、原稿D2及びD4の画像位置を移動してD2′及び
D4′とし、5枚の原稿D1〜D5について左右の画像
位置を一致させた状態で各原稿の画像データを出力す
る。
【0063】以上の処理によって、複数の文字原稿にお
ける文字行の始点及び終点の位置から基準位置を設定
し、この基準位置にしたがって複数の用紙における統一
した位置に文字画像を複写することができる。
【0064】図20は、請求項2に記載した発明の第
の実施態様である画像処理装置を含むディジタル複写機
の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、
複数の文字原稿において文頭の数字又は記号の位置を検
出し、任意の位置を基準として他の原稿の出力位置を変
更し、複数の原稿についての画像データの位置を統一し
て出力する処理である。
【0065】先ず、作業者が予め指示入力した枚数の原
稿、又は、自動原稿送り装置36に一度にセットされた
原稿の画像を走査し、複数枚の原稿の画像データをメモ
リに格納する(s71)。次いで、メモリに格納した画
像データに対して文字図形検出を実行する(s72)。
文字図形を検出した場合には、文字列の先頭の数字又は
記号の検出を行う(s73)。文字列の先頭の数字又は
記号を検出した場合には、その位置データを検出して記
憶する(s74)。全ての原稿についての罫線の検出及
びその位置データの検出を行った後、複数の原稿におい
て位置データが一致するか否かの判別を行う(s7
5)。複数の原稿において位置データが一致する場合に
は、その位置を基準位置とし(s76)、各原稿の位置
データが異なる場合は、1枚目の原稿の位置を基準位置
とする(s77)。
【0066】このようにして基準位置が決定すると、各
原稿の画像データを基準位置に合わせて移動し(s7
8)、画像の一部が用紙からはみ出して欠けを生じない
か否かの判別を行う(s79)。画像の欠けを生じない
場合には、移動後の画像データを編集画像として出力す
る。(s80)。このs78〜s80の処理は、実際に
は、原稿毎に行い、画像の欠けを生じない原稿のみにつ
いて画像データを基準位置に移動してレーザユニット4
6に出力し、画像の欠けを生じる原稿については元の位
置のままで画像データをレーザユニット46に出力す
る。
【0067】以上の処理により、図21(A)に示すよ
うに、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5について
文字画像の最初の数字を抽出し、同図(B)に示すよう
に、5枚の原稿D1〜D5の文字画像の最初の数字位置
を重ね合わせ、原稿D1、D3及びD5の3枚の原稿に
おいて重複する位置を基準位置Gsと決定する。同図
(C)に示すように、この基準位置Gsにしたがって、
原稿D2及びD4の画像位置を移動してD2′及びD
4′とし、5枚の原稿D1〜D5について画像の上下位
置を文章中の項目等毎に付された文字や記号に基づいて
一致させた状態で各原稿の画像データを出力する。
【0068】以上の処理によって、複数の文字原稿にお
ける先頭の数字や記号等の位置から基準位置を設定し、
この基準位置にしたがって複数の用紙における統一した
位置に文字画像を複写することができる。
【0069】図22は、請求項2に記載した発明の第
の実施態様である画像処理装置を含むディジタル複写機
の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、
複数の原稿において頁番号の位置を検出し、任意の位置
を基準として他の原稿の出力位置を頁番号の位置に基づ
いて変更し、複数の原稿についての画像データの上下位
置を統一して出力する処理である。
【0070】先ず、作業者が予め指示入力した枚数の原
稿、又は、自動原稿送り装置36に一度にセットされた
原稿の画像を走査し、複数枚の原稿の画像データをメモ
リに格納する(s121)。次いで、メモリに格納した
画像データに対して文字図形検出を実行する(s12
2)。文字図形を検出した場合には、頁番号の検出を行
う(s123)。頁番号を検出した場合には、その位置
データを検出して記憶する(s124)。全ての原稿に
ついての頁番号の位置データの検出を行った後、複数の
原稿において頁番号の位置データが一致するか否かの判
別を行う(s125)。複数の原稿において頁番号の位
置データが一致する場合には、その位置を基準位置とし
(s126)、各原稿の位置データが異なる場合は、1
枚目の原稿の位置を基準位置とする(s127)。
【0071】このようにして基準位置が決定すると、各
原稿の画像データを頁番号の基準位置に合わせて移動し
(s128)、画像の一部が用紙からはみ出して欠けを
生じないか否かの判別を行う(s129)。画像の欠け
を生じない場合には、移動後の画像データを編集画像と
して出力する。(s130)。このs128〜s130
の処理は、実際には、原稿毎に行い、画像の欠けを生じ
ない原稿のみについて画像データを基準位置に移動して
レーザユニット46に出力し、画像の欠けを生じる原稿
については元の位置のままで画像データをレーザユニッ
ト46に出力する。
【0072】以上の処理により、図23(A)に示すよ
うに、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5について
頁番号の位置を抽出し、同図(B)に示すように、5枚
の原稿D1〜D5の頁番号の位置を重ね合わせ、原稿D
1、D3及びD5の3枚の原稿において重複している頁
番号の位置を基準位置Gsと決定する。同図(C)に示
すように、この基準位置Gsにしたがって、原稿D2及
びD4の画像位置を移動してD2′及びD4′とし、5
枚の原稿D1〜D5について画像の上下位置を一致させ
た状態で各原稿の画像データを出力する。
【0073】以上の処理によって、複数の原稿における
頁番号の位置から基準位置を設定し、この基準位置にし
たがって複数の用紙における統一した位置に文字画像を
複写することができる。
【0074】図24は、請求項2に記載した発明の第
の実施態様である画像処理装置を含むディジタル複写機
の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、
複数の原稿において頁番号及びその位置を検出し、任意
の位置を基準として他の原稿の出力位置を頁番号の位置
に基づいて変更し、複数の原稿についての画像データの
上下位置を統一するとともに、原稿の頁番号を原稿の枚
数順に一致させて出力する処理である。
【0075】先ず、作業者が予め指示入力した枚数の原
稿、又は、自動原稿送り装置36に一度にセットされた
原稿の画像を走査し、複数枚の原稿の画像データをメモ
リに格納する。このとき、原稿枚数を計数し、各画像デ
ータに原稿枚数の計数値データを付加しておく(s13
1)。次いで、メモリに格納した画像データに対して文
字図形検出を実行する(s132)。文字図形を検出し
た場合には、頁番号の検出を行う(s133)。頁番号
を検出した場合には、その数値データ及び位置データを
検出して記憶する(s134)。全ての原稿についての
頁番号の数値データ及び位置データの検出を行った後、
複数の原稿において頁番号の位置データが一致するか否
かの判別を行う(s135)。複数の原稿において頁番
号の位置データが一致する場合には、その位置を基準位
置とし(s136)、各原稿の位置データが異なる場合
は、1枚目の原稿の位置を基準位置とする(s13
7)。このようにして基準位置が決定すると、各原稿に
おいて頁番号の数値データが原稿枚数の計数値に一致す
るか否かの判別を行い(s138)、一致しない場合に
は、頁番号の数値データを原稿枚数の計数値により修正
する(s139)。この後、各原稿の画像データを頁番
号の基準位置に合わせて移動し(s140)、画像の一
部が用紙からはみ出して欠けを生じないか否かの判別を
行う(s141)。画像の欠けを生じない場合には、移
動後の画像データを編集画像として出力する。(s14
2)。このs140〜s142の処理は、実際には、原
稿毎に行い、画像の欠けを生じない原稿のみについて画
像データを基準位置に移動してレーザユニット46に出
力し、画像の欠けを生じる原稿については元の位置のま
まで画像データをレーザユニット46に出力する。
【0076】以上の処理により、図25(A)に示すよ
うに、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5について
頁番号の位置を抽出し、同図(B)に示すように、5枚
の原稿D1〜D5の頁番号の位置を重ね合わせ、原稿D
1、D3及びD5の3枚の原稿において重複している頁
番号の位置を基準位置Gsと決定する。同図(C)に示
すように、この基準位置Gsにしたがって、原稿D2及
びD4の画像位置を移動してD2′及びD4′とし、5
枚の原稿D1〜D5について画像の上下位置を一致させ
た状態で各原稿の画像データを出力する。また、原稿D
3〜D5について頁番号を原稿枚数の計数値に一致させ
る。
【0077】以上の処理によって、複数の原稿における
頁番号の位置に基づいて設定された基準位置にしたがっ
て複数の用紙における統一した位置に文字画像を複写す
ることができるとともに、この複数の用紙に頁番号を付
すことができ、複数の画像内容の関係を正確に把握する
ことができる。
【0078】図26は、請求項2に記載した発明の第
の実施態様である画像処理装置を含むディジタル複写機
の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、
複数の原稿において頁番号及びその位置を検出し、任意
の位置を基準として他の原稿の出力位置を頁番号の位置
に基づいて変更し、複数の原稿についての画像データの
上下位置を統一するとともに、原稿の頁番号順に画像デ
ータを出力する処理である。
【0079】先ず、作業者が予め指示入力した枚数の原
稿、又は、自動原稿送り装置36に一度にセットされた
原稿の画像を走査し、複数枚の原稿の画像データをメモ
リに格納する。このとき、原稿枚数を計数し、各画像デ
ータに原稿枚数の計数値データを付加しておく(s15
1)。次いで、メモリに格納した画像データに対して文
字図形検知を実行する(s152)。文字図形を検知し
た場合には、頁番号の検知を行う(s153)。頁番号
を検出した場合には、その数値データ及び位置データを
検出して記憶する(s154)。全ての原稿についての
頁番号の数値データ及び位置データの検出を行った後、
複数の原稿において頁番号の位置データが一致するか否
かの判別を行う(s155)。複数の原稿において頁番
号の位置データが一致する場合には、その位置を基準位
置とし(s156)、各原稿の位置データが異なる場合
は、1枚目の原稿の位置を基準位置とする(s15
7)。このようにして基準位置が決定すると、各原稿に
おいて頁番号の数値データが原稿枚数の計数値に一致す
るか否かの判別を行い(s158)、一致しない場合に
は、頁番号の数値データの小さいものから順に画像デー
タの入れ換えを行ったのち(s159)、頁番号の数値
データを原稿枚数の計数値により修正する(s16
0)。次いで、各原稿の画像データを頁番号の基準位置
に合わせて移動し(s161)、画像の一部が用紙から
はみ出して欠けを生じないか否かの判別を行う(s16
2)。画像の欠けを生じない場合には、移動後の画像デ
ータを編集画像として出力する。(s163)。このs
161〜s163の処理は、実際には、原稿毎に行い、
画像の欠けを生じない原稿のみについて画像データを基
準位置に移動してレーザユニット46に出力し、画像の
欠けを生じる原稿については元の位置のままで画像デー
タをレーザユニット46に出力する。
【0080】以上の処理により、図27(A)に示すよ
うに、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5について
頁番号及びその位置を抽出し、同図(B)に示すよう
に、5枚の原稿D1〜D5の頁番号の位置を重ね合わ
せ、原稿D1、D3及びD5の3枚の原稿において重複
している頁番号の位置を基準位置Gsと決定する。同図
(C)に示すように、頁番号の数値の小さい順に並ぶよ
うに原稿D3と原稿D5との画像データを入れ換えると
ともに、基準位置Gsにしたがって、原稿D2及びD4
の画像位置を移動してD2′及びD4′とし、5枚の原
稿D1〜D5について画像の順序、頁番号及び上下位置
を一致させた状態で各原稿の画像データを出力する。
【0081】以上の処理によって、複数の原稿における
頁番号の位置に基づいて設定された基準位置にしたがっ
て複数の用紙における統一した位置に文字画像を複写す
ることができるとともに、原稿画像に含まれる頁番号の
順に複数の画像を複写することができ、複数の原稿が頁
番号順にセットされなかった場合にも、頁番号順に整合
した状態で複数の用紙に画像を複写し、複数の画像内容
の関係を正確に把握することができる。
【0082】図28は、請求項3に記載した発明の実施
態様である画像処理装置を含むディジタル複写機の処理
手順を示すフローチャートである。この処理は、複数の
原稿の画像データのサイズ及び位置を検出し、任意の位
置を基準として他の原稿の出力倍率及び出力位置を変更
し、複数の原稿についての画像データのサイズ及び位置
を統一して出力する処理である。
【0083】先ず、作業者が予め指示入力した枚数の原
稿、又は、自動原稿送り装置36に一度にセットされた
原稿の画像を走査し、複数枚の原稿の画像データをメモ
リに格納する(s81)。この後、各原稿における画像
領域の大きさ(画像サイズ)及び位置検出を行い、この
検出結果を記憶する(s82)。次いで、記憶された複
数の原稿の画像サイズ及び位置情報を比較し、同一の画
像サイズ及び位置情報の原稿が複数存在するか否かを判
別する(s83)。画像サイズ及び位置情報が同一の原
稿が複数ある場合には、その画像サイズ及び位置を基準
サイズ及び基準位置とし(s84)、各原稿の位置情報
が異なる場合は、1枚目の原稿の画像サイズ及び位置を
基準サイズ及び基準位置とする(s85)。また、位置
情報が同一の原稿が全原稿の過半数に満たない場合に
は、1枚目の原稿の画像サイズ及び位置を基準サイズ及
び基準位置としてもよい。
【0084】このようにして基準位置が決定すると、各
原稿の画像データを基準サイズに合わせて変倍するとと
もに、基準位置に合わせて移動し(s86)、画像の一
部が用紙からはみ出して欠けを生じないか否かの判別を
行う(s87)。画像の欠けを生じない場合には、移動
後の画像データを編集画像として出力する。(s8
8)。このs86〜s88の処理は、実際には、原稿毎
に行い、画像の欠けを生じない原稿のみについて画像デ
ータを基準位置に移動してレーザユニット46に出力
し、画像の欠けを生じる原稿については元の位置のまま
で画像データをレーザユニット46に出力する。
【0085】以上の処理により、図29(A)に示すよ
うに、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5について
画像領域を矩形で囲み、同図(B)に示すように、原稿
D3及びD4について画像を拡大して5枚の原稿D1〜
D5の画像サイズを一定にした後、同図(C)に示すよ
うに、5枚の原稿D1〜D5の画像領域を重ね合わせ、
原稿D1、D3′及びD5の3枚の原稿において重複し
ている部分を基準位置Gsと決定する。さらに、同図
(D)に示すように、この基準位置Gsにしたがって、
原稿D2及びD4′の画像位置を移動し、5枚の原稿D
1〜D5について画像位置を一致させた状態で各原稿の
画像データを出力する。
【0086】以上の処理によって、複数の原稿の画像の
サイズを統一した状態で画像を複数の用紙に複写するこ
とができ、複数の複写用紙の画像内容を見易くすること
ができる。
【0087】なお、前述の文字図形の検出処理により文
字図形を検出した際に、文字図形が存在する文字領域を
矩形によって囲み、原稿毎に検出した文字領域のサイズ
を比較し、複数の原稿について文字画像のサイズを一致
させた後に、文字領域の位置を複数の原稿について重ね
合わせて上記と同様の処理を行うことにより、文字原稿
についても複数枚の原稿における文字領域の大きさ及び
画像位置を一致させることができる。
【0088】また、文字図形を検出した際に、原稿画像
中に文字画像を囲む枠が存在するか否かを判別し、文字
画像を囲む枠が存在する場合には、原稿毎に検出した枠
のサイズを比較して複数の原稿について枠のサイズを一
致させた後に、枠の位置を複数の原稿について重ね合わ
せて上記と同様の処理を行うことにより、文字原稿につ
いても複数枚の原稿における枠のサイズ及び画像位置を
一致させることができる。
【0089】図30は、画像処理装置を含むディジタル
複写機の処理手順を示すフローチャートである。この処
理は、複数の文字原稿の文字サイズを検出し、任意の文
字サイズを基準として他の原稿の文字サイズを変更し、
複数の原稿についての画像データの文字サイズを統一し
て出力する処理である。
【0090】先ず、作業者が予め指示入力した枚数の原
稿、又は、自動原稿送り装置36に一度にセットされた
原稿の画像を走査し、複数枚の原稿の画像データをメモ
リに格納する(s181)。次いで、メモリに格納した
画像データに対して文字図形検知を実行する(s18
2)。文字図形を検知した場合には、文字サイズを検出
して文字サイズデータを記憶する(s183)。この
後、記憶された各原稿の文字サイズデータを比較し、複
数の原稿において文字サイズデータが一致する原稿があ
る否かを判別する(s184)。複数の原稿において文
字サイズデータが一致する場合には、その文字サイズを
基準文字サイズとし(s185)、各原稿の文字サイズ
データが異なる場合は、1枚目の原稿の文字サイズを基
準文字サイズとする(s186)。
【0091】このようにして基準文字サイズが決定する
と、各原稿の文字サイズを基準文字サイズに合わせて変
更し(s187)、画像の一部が用紙からはみ出して欠
けを生じないか否かの判別を行う(s188)。画像の
欠けを生じない場合には、文字サイズを変更した後の画
像データを編集画像として出力する(s189)。この
s187〜s189の処理は、実際には、原稿毎に行
い、画像の欠けを生じない原稿のみについて文字サイズ
を変更してレーザユニット46に出力する。
【0092】以上の処理により、図31(A)に示すよ
うに、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5について
文字サイズを抽出し、同図(B)に示すように、5枚の
原稿D1〜D5の文字サイズを比較して原稿D1、D2
及びD5の3枚の原稿において一致している文字サイズ
を基準文字サイズと決定する。同図(C)に示すよう
に、この基準文字サイズにしたがって、原稿D3及びD
4の文字サイズを変更してD3′及びD4′とし、5枚
の原稿D1〜D5について文字サイズを一致させた状態
で各原稿の画像データを出力する。
【0093】以上の処理によって、複数の文字原稿の画
像における文字サイズを統一した状態で画像を複数の用
紙に複写することができ、複数の複写用紙の画像内容を
見易くすることができる。
【0094】図32は、請求項4に記載した発明の実
態様である画像処理装置を含むディジタル複写機の処理
手順を示すフローチャートである。この処理は、複数の
文字原稿において枠のサイズ及び位置と文字サイズとを
検出し、任意の枠のサイズ及び位置と文字サイズとを基
準として他の原稿の枠のサイズ及び位置と文字サイズと
を変更し、複数の原稿についての画像データの位置、サ
イズ及び文字サイズを統一して出力する処理である。
【0095】先ず、作業者が予め指示入力した枚数の原
稿、又は、自動原稿送り装置36に一度にセットされた
原稿の画像を走査し、複数枚の原稿の画像データをメモ
リに格納する(s91)。次いで、メモリに格納した画
像データに対して文字図形検出を実行する(s92)。
文字図形を検出した場合には、文字図形の周囲を囲む枠
の検出を行うとともに(s93)、枠が存在する場合に
は、文字サイズを検出して記憶する(s94)。全ての
原稿についての文字サイズに基づいて基準文字サイズを
設定する(s95〜s97)。
【0096】基準文字サイズを設定した後、枠のサイズ
及び位置を検出し(s98)、この検出結果に基づいて
基準枠サイズ及び基準位置を設定する(s99〜s10
1)。設定された基準枠サイズによる文字画像の変倍処
理、基準文字サイズによる文字サイズの変更処理、及
び、基準位置による文字画像の移動処理を行い(s10
2)、画像の欠けを生じるか否かの判別を行う(s10
3)。画像の欠けを生じない場合には、移動後の画像デ
ータを編集画像としてレーザユニット46に出力する
(s104)以上の処理により、図33(A)に示す
ように、画像を読み取った5枚の原稿D1〜D5につい
て枠サイズ、枠位置及び文字サイズを抽出し、同図
(B)に示すように、原稿D3及び原稿D4の文字画像
を拡大して5枚の原稿D1〜D5について枠サイズを一
致させた後、同図(C)に示すように5枚の原稿D1〜
D5を重ね合わせて原稿D1、D3′及びD5の3枚の
原稿において重複している部分を基準位置Gsと決定す
る。同図(D)に示すように、この基準位置Gsにした
がって、原稿D2及びD4′の画像位置を移動して原稿
D2′及び原稿D4″とし、5枚の原稿D1〜D5につ
いて枠のサイズ及び位置を一致させた状態で各原稿の文
字サイズを一致させる。
【0097】以上の処理によって、複数の文字原稿の画
像における画像の位置、画像のサイズ及び文字サイズを
統一した状態で画像を複数の用紙に複写することがで
き、複数の複写用紙の画像内容を見易くすることができ
る。
【0098】図34は、請求項6に記載した発明の実施
態様である画像処理装置を含むディジタル複写機の処理
手順を示すフローチャートである。この処理は、複数の
原稿の画像データの位置を検出し、任意の位置を基準と
して他の原稿の出力位置を変更し、複数の原稿について
の画像データの位置を統一して出力するとともに、画像
データの変更内容を表記した表紙を出力する処理であ
る。
【0099】先ず、作業者が予め指示入力した枚数の原
稿、又は、自動原稿送り装置36に一度にセットされた
原稿の画像を走査し、複数枚の原稿の画像データをメモ
リに格納する(s171)。この後、各原稿における画
像データの位置検出を行い、この検出結果を記憶する
(s172)。次いで、記憶された複数の原稿の位置情
報を比較し、同一の位置情報が複数存在するか否かを判
別する(s173)。この判別は、例えば、各原稿の矩
形領域を重ね合わせ、重なった回数が最も多い部分を検
出することにより行う。位置情報が同一の原稿が複数あ
る場合には、その位置を基準位置とし(s174)、各
原稿の位置情報が異なる場合は、1枚目の原稿の位置を
基準位置とする(s175)。
【0100】このようにして基準位置が決定すると、各
原稿の画像データを基準位置に合わせて移動し(s17
6)、画像の一部が用紙からはみ出して欠けを生じない
か否かの判別を行う(s177)。画像の欠けを生じな
い場合には、変更内容にしたがって表紙を作成し(17
8)、この表紙の画像データ及び移動後の画像データを
編集画像としてレーザユニット46に出力する。(s1
79)。
【0101】以上の処理により、図35(A)に示すよ
うに、画像を読み取った4枚の原稿D1〜D4につい
て、同図(B)に示すように画像領域を重ね合わせて得
られた基準位置Gsにしたがって、同図(C)に示すよ
うに原稿D2の画像位置を移動するとともに、2枚目の
原稿D2について画像位置を変更した旨を表記した表紙
D0を作成し、この表紙の画像データとともに、4枚の
原稿D1〜D4について画像位置を一致させた状態で各
原稿の画像データを出力する。
【0102】以上の処理によって、画像データの変更内
容を表記した表紙を原稿画像を複写した用紙とともに出
力することができ、画像の変更内容を正確に認識するこ
とができる。
【0103】なお、複数の原稿において文字図形を検出
した際に、各原稿の文字の線幅を比較して基準線幅を設
定し、全ての原稿の文字の線幅を基準線幅に一致させた
状態で各原稿の画像データを出力するようにしてもよ
い。この場合、線幅を変更することにより文字図形が潰
れる原稿については、線幅を変更しないようにすること
ができる。
【0104】また、複数の文字原稿において文字の濃度
や書体を比較して基準濃度及び基準書体を設定し、全て
の原稿の文字濃度および書体を一致させた状態で各原稿
の画像データを出力することもできる。この場合にも、
濃度が薄くなり過ぎたり文字図形が潰れる原稿について
は、文字濃度及び書体を変更しないようにすることがで
きる。
【0105】さらに、上述した各実施態様の処理は、任
意に組み合わせて実行することができる。
【0106】また、レベル変換器及びインタフェースを
介して接続されたスキャナ等の装置から入力された画像
データについて上記のいずれかの処理を実行することに
より、CCD42が読み取った画像データと同様に画像
データを変更して出力することができる。この場合に、
各原稿の画像データについての余白量情報の入力を受け
付け、複数の原稿についての余白量情報を比較して用紙
内における画像の基準位置を設定することもできる。
【0107】さらに、図36に示すように、入力された
3枚の文字原稿の行数がそれぞれ30行、30行及び2
0行であり、画像処理部の処理サイズとして予め設定さ
れた行数の最大値が20行である場合、入力された原稿
の画像データを20行を1枚として組み換えて出力する
ようにしてもよい。
【0108】加えて、上記いずれかの処理により変更さ
れた画像データをレベル変換器及びインタフェースを介
して接続されたプリンタ等の出力装置に出力することも
できる。
【0109】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、複数
の原稿において画像の位置を統一することができ、複数
の原稿を見易くして内容の把握を容易にすることができ
る。
【0110】請求項2に記載した発明によれば、複数の
原稿の画像における特定の文字図形の位置に基づいて、
複数の原稿における画像の位置を統一することができ
る。
【0111】請求項3に記載した発明によれば、複数の
原稿における画像の位置、及び、画像のサイズを統一す
ることができ、複数の原稿を見易くして内容の把握を容
易にすることができる。請求項4に記載した発明によれ
ば、複数の原稿における画像の位置、及び、文字の特徴
を統一することができ、複数の原稿を見易くして内容の
把握を容易にすることができる。
【0112】請求項5に記載した発明によれば、画像の
出力状態が不適正となる場合には、画像の位置やサイズ
等を変更しないため、複数の原稿の内容を把握し辛くな
ることがない。
【0113】請求項6に記載した発明によれば、表紙の
表記により画像の変更内容を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である画像処理装置を含む
ディジタル複写機の構成を示す正面断面の略図である。
【図2】上記ディジタル複写機に含まれる画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】上記画像処理装置に含まれる画像プロセス部の
詳細を示すブロック図である。
【図4】請求項1に記載した発明の第1の実施態様にお
ける処理手順を示すフローチャートであり、複数の原稿
の画像データの位置を統一して出力する処理を示してい
る。
【図5】請求項1に記載した発明の第1の実施態様にお
ける画像処理状態を示す図である。
【図6】請求項1に記載した発明の第2の実施態様にお
ける処理手順を示すフローチャートであり、複数の原稿
の画像データの副走査方向の位置を統一して出力する処
理を示している。
【図7】請求項1に記載した発明の第2の実施態様にお
ける画像処理状態を示す図である。
【図8】請求項1に記載した発明の第3の実施態様にお
ける処理手順を示すフローチャートであり、複数の原稿
の画像データの主走査方向の位置を統一して出力する処
理を示している。
【図9】請求項1に記載した発明の第3の実施態様にお
ける画像処理状態を示す図である。
【図10】請求項1に記載した発明の第4の実施態様に
おける処理手順を示すフローチャートであり、複数の原
稿の画像データの位置を統一して出力した複写用紙に頁
番号を付与する処理である。
【図11】請求項1に記載した発明の第4の実施態様に
おける画像処理状態を示す図である。
【図12】請求項2に記載した発明の第1の実施形態に
おける処理手順を示すフローチャートであり、複数の文
字原稿の文頭及び文末の位置を基準にして複数の原稿に
ついての画像データの位置を統一して出力する処理を示
している。
【図13】請求項2に記載した発明の第1の実施形態に
おける画像処理状態を示す図である。
【図14】請求項2に記載した発明の第2の実施形態に
おける処理手順を示すフローチャートであり、複数の文
字原稿のヘッダ又はフッタの位置を基準にして複数の原
稿についての画像データの位置を統一して出力する処理
を示している。
【図15】請求項2に記載した発明の第2の実施形態に
おける画像処理状態を示す図である。
【図16】請求項に記載した発明のの実施形態にお
ける処理手順を示すフローチャートであり、複数の原稿
の罫線の位置を基準として複数の原稿についての画像デ
ータの位置を統一して出力する処理を示している。
【図17】請求項に記載した発明のの実施形態にお
ける画像処理状態を示す図である。
【図18】請求項2に記載した発明の第の実施形態に
おける処理手順を示すフローチャートであり、複数の原
稿の文字行の始点及び終点の位置を基準として複数の原
稿についての画像データの位置を統一して出力する処理
を示している。
【図19】請求項2に記載した発明の第の実施形態に
おける画像処理状態を示す図である。
【図20】請求項2に記載した発明の第の実施形態に
おける処理手順を示すフローチャートであり、複数の文
字原稿の文頭の数字又は記号の位置を基準として複数の
原稿の画像データの位置を統一して出力する処理を示し
ている。
【図21】請求項2に記載した発明の第の実施形態に
おける画像処理状態を示す図である。
【図22】請求項2に記載した発明の第の実施形態に
おける処理手順を示すフローチャートであり、複数の原
稿の頁番号の位置を基準として複数の原稿の画像データ
の上下位置を統一して出力する処理を示している。
【図23】請求項2に記載した発明の第の実施形態に
おける画像処理状態を示す図である。
【図24】請求項2に記載した発明の第の実施形態に
おける処理手順を示すフローチャートであり、複数の原
稿の頁番号及びその位置を基準として複数の原稿の画像
データの上下位置を統一するとともに、原稿の頁番号を
原稿の枚数順に一致させて出力する処理を示している。
【図25】請求項2に記載した発明の第の実施形態に
おける画像処理状態を示す図である。
【図26】請求項2に記載した発明の第の実施形態に
おける処理手順を示すフローチャートであり、複数の原
稿の頁番号及びその位置を基準として複数の原稿の画像
データの上下位置を統一するとともに、原稿の頁番号順
に画像データを出力する処理を示している。
【図27】請求項2に記載した発明の第の実施形態に
おける画像処理状態を示す図である。
【図28】請求項3に記載した発明の実施形態における
処理手順を示すフローチャートであり、複数の原稿の画
像データのサイズ及び位置を基準として複数の原稿の画
像データのサイズ及び位置を統一して出力する処理であ
る。
【図29】請求項3に記載した発明の実施形態における
画像処理状態を示す図である。
【図30】画像形成装置における処理手順を示すフロー
チャートであり、複数の文字原稿の文字サイズを基準と
して複数の原稿の画像データの文字サイズを統一して出
力する処理を示している。
【図31】画像形成装置における画像処理状態を示す図
である。
【図32】請求項4に記載した発明の実施形態における
処理手順を示すフローチャートであり、複数の文字原稿
の枠のサイズ及び位置と文字サイズとを基準として複数
の原稿の画像データの位置、サイズ及び文字サイズを統
一して出力する処理を示している。
【図33】請求項4に記載した発明の実施形態における
画像処理状態を示す図である。
【図34】請求項6に記載した発明の実施形態における
処理手順を示すフローチャートであり、複数の原稿の画
像データの位置を基準として複数の原稿の画像データの
位置を統一して出力するとともに、画像データの変更内
容を表記した表紙を出力する処理を示している。
【図35】請求項6に記載した発明の実施形態における
画像処理状態を示す図である。
【図36】この発明の他の実施形態における画像処理状
態を示す図である。
【符号の説明】
30−ディジタル複写機 31−スキャナ部 32−レーザプリンタ部 33−多段給紙ユニット 34−ソータ 42−CCD 70−画像データ入力部 71−画像処理部 71f−画像プロセス部 72−画像データ出力部 73−メモリ 74−CPU 711−文字図形検出部 712−特徴位置検出記憶部 713−基準位置サイズ設定部 714−文字サイズ等検出記憶部 715−基準文字設定部 716−画像編集部 717−画像判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩佐 一範 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 田野上 寿雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−327129(JP,A) 特開 平3−231376(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 11/60 - 11/80 G06T 3/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の原稿のそれぞれにおける画像データ
    主走査方向の先頭位置又は副走査方向の先頭位置の少
    なくとも一方を検出する位置検出手段と、この検出結果
    おける何れかの画像データの主走査方向の先頭位置又
    は副走査方向の先頭位置の少なくとも一方を基準位置
    して設定する基準位置設定手段と、複数の原稿のそれぞ
    れの画像データにおける主走査方向の先頭位置又は副走
    査方向の先頭位置の少なくとも一方の位置を基準位置に
    一致させる画像位置変更手段と、を設けたことを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記位置検出手段が、複数の原稿における
    画像データに含まれる特定の文字図形の位置を検出する
    手段である請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】複数の原稿のそれぞれにおける画像データ
    のサイズを検出する画像サイズ検出手段と、この検出結
    果における何れかの画像データのサイズを基準サイズ
    して設定する基準サイズ設定手段と、複数の原稿のそれ
    ぞれの画像データのサイズを基準サイズに一致させる画
    像サイズ変更手段と、を含むことを特徴とする請求項1
    に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】複数の原稿のそれぞれにおける画像データ
    を構成する文字図形の特徴を抽出する特徴抽出手段と、
    この抽出結果における何れかの画像データを構成する文
    字図形の特徴を基準文字として設定する基準文字設定手
    段と、複数の原稿のそれぞれの画像データを構成する文
    字図形の特徴を基準文字に一致させる文字変更手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】前記画像位置変更手段、画像サイズ変更手
    段または文字変更手段により変更された画像データが適
    正であるか否かを判断し、適正である場合にのみ変更後
    の画像データを出力する手段を含む請求項1、3又は4
    のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記画像位置変更手段、画像サイズ変更手
    段または文字変更手段による変更内容を表記した表紙を
    出力する手段を含む請求項1、2、3、4または5のい
    ずれかに記載の画像処理装置。
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