JP3421065B2 - 会議用装置に用いる通信システムとそのための通信アダプタ - Google Patents

会議用装置に用いる通信システムとそのための通信アダプタ

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JP3421065B2
JP3421065B2 JP33562292A JP33562292A JP3421065B2 JP 3421065 B2 JP3421065 B2 JP 3421065B2 JP 33562292 A JP33562292 A JP 33562292A JP 33562292 A JP33562292 A JP 33562292A JP 3421065 B2 JP3421065 B2 JP 3421065B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、会議用装置に用いる通
信システムとそのための通信アダプタに関し、特に、離
れた場所に存在する少なくとも2つの会議用装置をロー
カル通信網または広域通信網の通信回線を介して接続
し、ホスト側会議用装置のコンピュータにインストール
された一般的応用ソフトを端末側会議用装置でも利用で
きるように、2つの会議用装置の各表示装置に共通情報
を表示しかつ各入力装置で表示内容に操作を与えること
が可能な会議システムを実現する通信システム、および
専用の通信アダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8にコンピュータを利用した従来の会
議用通信システムの構成例を示す。図8の構成では、基
本構成として、それぞれコンピュータを含む端末局7
1,72が示される。端末局71,72は、空間的に離
れた場所に存在する。なおここでは、ホスト側または端
末側と区別せず、いずれも端末局とする。端末局71,
72は通信網73を介して接続される。端末局71,7
2は、それぞれ中央処理装置74、入力装置75、表示
装置76、通信装置77を備える。2つの端末局71,
72の間では、各通信装置77および通信網73を介し
て相互に情報の授受を行う。すなわち、入力装置75に
よってデータを入力し、この入力データを、中央処理装
置74を介して自局の表示装置76に表示すると共に、
相手局の中央処理装置74に対しても通信装置77およ
び通信網73を介して送出し、相手局の表示装置76に
表示し、同一情報をそれぞれの表示画面で共有するよう
に構成される。かかる構成を利用して、端末局71,7
2のそれぞれを使用する者は、相互に必要な情報を通信
網73を通してやり取りし、会議を行う。なお端末局7
1,72はそれぞれ会議用装置であるので、実際の構成
では、入力装置75と表示装置76は、例えば入力可能
な電子黒板や電子式手書き入力表示装置等で構成され
る。
【0003】また従来のパソコン通信の応用例として、
端末側パソコンの入力装置を操作して、ホスト側パソコ
ンにインストールされた応用ソフトを端末側パソコン側
に呼び出し、端末側パソコンで上記応用ソフトを活用で
きるようにした応用ソフトが存在する(例えば、株式会
社インターコムの「リモートミラー」)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の通信会
議システムにおいて、各端末局71,72の中央処理装
置74の上で動作するソフトウェアは、2つの端末局の
間で会議用システムとしてデータのやり取りを可能にす
る通信会議専用のソフトウェアである。このため上記の
通信会議システムでは、通信会議専用のソフトに基づく
大きな制約を受ける。例えばスタンドアロン型で作られ
た一般的なワープロ、CAD、表計算といったパソコン
用の一般的応用ソフトを、通信会議専用のシステムの上
で動作させ、同一の画面を通信網73を介して複数の端
末局のそれぞれの表示装置76で表示させることができ
なかった。
【0005】また例えば、本出願人の取り扱う製品とし
て会議用装置があるが、今仮に、この会議用装置が、離
れた場所に存在する複数のユーザによってそれぞれの場
所で使用されているとする。これらの複数の会議用装置
は入力装置と表示装置を含む電子黒板を少なくとも備
え、さらに或るものは市販の応用ソフトがインストール
されたパソコンユニットを備え、他のものは単に入力装
置と表示装置を含む電子黒板のみから構成されていると
する。このような状態において、市販の応用ソフトがイ
ンストールされたパソコンユニットを備える会議用装置
を使用するユーザと、入力装置と表示装置を含む電子黒
板のみを備える会議用装置を使用するユーザとの間で、
各々の会議用装置を通信システムで接続し、相互に連絡
を取り合って、電子黒板のみを備える会議用装置から、
市販の応用ソフトがインストールされたパソコンユニッ
トを備える会議用装置の当該応用ソフトを共用できるよ
うにすることが望まれている。
【0006】また前述した従来のパソコン通信の応用例
によれば、端末側パソコンでホスト側パソコンの応用ソ
フトを呼び出し、この応用ソフトを端末側パソコンで利
用できる。しかし、このパソコン通信の技術は、ソフト
ウェアで実現されているので、通信会議システムに適用
するという観点でみると、動作速度が遅く、利用できる
応用ソフトが大きく制限を受け、さらに適用できるコン
ピュータの種類も限定されるという問題を有する。
【0007】本発明の目的は、市販の一般的応用ソフト
を動作させているスタンドアロン型パソコンユニットを
備える処理機能付き会議用装置、および処理機能を有し
ない会議用装置のそれぞれを通信回線に接続し、それら
の間で通信会議システムを構築し、離れた場所に存在す
る2つの会議用装置のそれぞれで、各表示装置に一般的
応用ソフトに関する同一の内容を表示させながら各入力
装置で入力を行い、共通の表示内容に対し操作を行え
る、会議用装置に適した通信システム、および専用の通
信アダプタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通信システ
ムは、離れた場所に存在する少なくとも2つの会議用装
置のうち、一方は一般的応用ソフトを実行する中央処理
装置と表示装置と入力装置を含むホスト側会議用装置、
他方は表示装置と入力装置を含む端末側会議用装置であ
ることを条件に、これらの会議用装置の間に適用される
ものであり、ホスト側専用の通信アダプタと、端末側専
用の通信アダプタとで構成される。ホスト側通信アダプ
タは、通信回線に接続される通信端末装置と、ホスト側
会議用装置の中央処理装置から同会議用装置の表示装置
へ供給される表示信号に帯域圧縮を行って通信回線に送
出するための帯域圧縮装置と、同会議用装置の入力装置
で入力される指令信号と端末側会議用装置から送られて
くる指令信号とを合成して中央処理装置に供給する合成
装置とから構成される。端末側通信アダプタは、通信回
線に接続される通信端末装置と、ホスト側会議用装置か
ら通信回線に送出された表示信号を受信し復元する復元
装置を含み、さらに復元された表示信号に基づき端末側
会議用装置の表示装置に表示を行う機能と、表示内容を
操作するため同会議用装置の入力装置で入力された指令
信号を通信回線を介してホスト側会議用装置へ送出する
機能を有する。また2つの会議用装置がそれぞれ一般的
応用ソフトを実行する中央処理装置と表示装置と入力装
置を含む処理機能付き会議用装置である場合には、それ
らに専用の通信アダプタを用いて構成される。この通信
アダプタは、通信回線に接続される通信端末装置と、自
局の中央処理装置から自局の表示装置へ供給される表示
信号に帯域圧縮を行って通信回線に送出するための帯域
圧縮装置と、相手局の会議用装置から通信回線に送出さ
れた表示信号を受信し復元する復元装置と、自局の入力
装置で入力される指令信号と相手局から送られてくる指
令信号とを合成して自局の中央処理装置に供給する合成
装置とを含み、復元された表示信号に基づき自局の表示
装置に表示を行う機能と、表示内容を操作するため自局
の入力装置で入力された指令信号を通信回線を介して相
手局の会議用装置へ送出する機能を有する。前記の構成
において、好ましくは、入力装置は、スタイラスペンを
座標指示器とするデジタイザで構成される。また表示装
置については、好ましくは、液晶にタブレットを重ねた
ものや、CRTの表示面に透明デジタイザを設けたもの
を用いることができる。さらに、表示装置を電子黒板と
投影表示装置で構成し、入力装置を電子黒板とスタイラ
スペンで構成することもできる。合成装置は、対応する
中央処理装置にソフト技術により組み込まれる合成手段
として実現され、アダプタの内部から取り除くことも可
能である。前述の各通信アダプタは、それ自体、会議用
装置に対して独立した機器として作製され、対応する会
議用装置に付設するだけで、通信会議システムを実現で
きる。この通信会議システムでは、専用の会議ソフトを
必要とせず、かつ一般的応用ソフトを用いて通信会議を
行うことができる。
【0009】
【作用】本発明による通信システムでは、空間的に離れ
た場所に存在する少なくとも2つの会議用装置の間で会
議用通信を行うにあたり、一方の会議用装置ではスタン
ドアロン型で使用されるパソコン等にて市販の一般的な
応用ソフトが実行される構成を有するものとし、他方の
会議用装置はパソコン等を有しない会議用装置であると
して、それぞれの会議用装置に、所要の通信アダプタを
付設するだけで、通信会議システムを実現でき、パソコ
ン等を有しない会議用装置の表示装置にも他方の会議用
装置の一般的応用ソフトに基づく内容が表示され、複数
の会議用装置の各表示装置で応用ソフトに関する共通の
内容を見ることができる。また各会議用装置の表示装置
の画面に表示された共通の内容を見ながら、それぞれの
入力装置で表示内容を操作するための所要の指令を入力
すると、共通の表示内容が同時に変更される。こうして
いずれの会議用装置においても、共通の画面内容を見な
がら入力操作を行うことができ、市販の一般的応用ソフ
トを利用した通信会議システムを構築することができ、
一般的な応用ソフトを各端末装置で共用し有効に利用す
ることができる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0011】図1において1はホスト側会議用装置、2
は端末側会議用装置である。ホスト側会議用装置1と端
末側会議用装置2は、空間的に離れた場所に存在する。
ホスト側会議用装置1は、例えばパソコン等のコンピュ
ータユニットを備え、インストールされた市販の各種応
用ソフトに基づいて各種情報処理を行う機能を有する。
端末側会議用装置2は、ホスト側会議用装置1とは異な
り、かかる処理機能を備えていない。2つの会議用装置
1,2は会議に役立つシステムとして構成されているの
で、いずれも例えば電子黒板等の装置を備えている。3
は通信回線である。通信回線3は、例えばISDN(総
合ディジタル通信網)やLAN(ローカルエリアネット
ワーク)である。
【0012】ホスト側会議用装置1と端末側会議用装置
2はもともと別々に設けられた会議用装置である。本実
施例では、ホスト側会議用装置1に通信アダプタ4を付
設し、端末側会議用装置2に通信アダプタ5を付設し、
これにより通信回線3を介して2つの会議用装置1,2
の間で通信を行えるように構成している。こうして、も
ともと別々に設置された会議用装置1,2の間での通信
を可能にする通信システムを、独立した別装置として提
案する。通信アダプタ4,5からなる通信システムの通
信態様において、会議用装置1は処理機能を有している
点でホスト側として機能し、会議用装置2は処理機能を
有していない点で端末側として機能する。従って通信ア
ダプタ4の構成と通信アダプタ5の構成は異なり、通信
アダプタ4はホスト側専用のアダプタであり、通信アダ
プタ5は端末側専用のアダプタである。
【0013】なお通信回線3には、少なくとも一つの他
の会議用装置6を通信アダプタ7を介して接続できる。
他の会議用装置6は、ホスト側会議用装置と端末側会議
用装置のうちいずれであってもよい。また通信回線3に
接続される会議用装置の数は任意である。かかる構成で
は、2局の間に加えて、多局の間での通信を行うことも
可能である。
【0014】次に図2に参照して、ホスト側会議用装置
1、端末側会議用装置2、通信アダプタ4,5の具体的
構成例を説明する。
【0015】ホスト側会議用装置1は電子黒板11と投
影表示装置12とペン入力コンピュータ13とスタイラ
スペン14とによって構成される。電子黒板11はデジ
タイザであり、電子黒板11の投影面に投影表示装置1
2によって必要な映像が表示される。ペン入力コンピュ
ータ13では、入力手段と表示手段が一体的に構成され
る。すなわち、スタイラスペン14によって電子黒板1
1の投影面に対し手書き入力を行う構成である。ペン入
力コンピュータ13は、通常、電子黒板11とスタイラ
スペン14の組合せにおいて、座標検出装置である電子
黒板11の上の位置をスタイラスペン14で指示する
と、その位置情報が座標値としてペン入力コンピュータ
13の中央処理装置(CPU)に送られるように構成さ
れる。また通常、ペン入力コンピュータ13では、スタ
イラスペン14が電子黒板11上に当接しているか否か
という情報(ペンダウン情報)を中央処理装置に送るこ
とができる。
【0016】上記ペン入力コンピュータ13のメモリに
は、会議用システムを実現するためのプログラムや、そ
の他の市販の一般的応用プログラムがインストールされ
ている。ペン入力コンピュータ13の中央処理装置は、
メモリから必要なプログラムを読出して実行する機能を
有する、各プログラムの処理において表示が必要とされ
る場合には、ペン入力コンピュータ13は表示信号を投
影表示装置12に送り、投影表示装置12を介してその
内容を電子黒板11の投影面上に表示する。また電子黒
板11の投影面上の表示内容を参照し、その表示内容に
対しスタイラスペン14を用いて入力を行うことが可能
である。
【0017】ホスト側の通信アダプタ4は帯域圧縮装置
15と合成装置16と通信端末装置17から構成され
る。帯域圧縮装置15は、ペン入力コンピュータ13か
ら出力される前記表示信号を入力し、この表示信号に帯
域圧縮の処理を施して通信端末装置17に送給する機能
を有する。この帯域圧縮処理によって表示信号を通信回
線3によってデータ伝送できるようにする。通信端末装
置17に送られた帯域圧縮後の表示信号は、通信回線3
を通して通信相手の端末側会議用装置2に送られる。合
成装置16は、電子黒板11とスタイラスペン14から
なる入力手段によって与えられた入力信号を入力し、か
つ通信相手の端末側会議用装置2から送られてくる入力
信号との間で合成処理を施し、ペン入力コンピュータ1
3に送給する。
【0018】一方、端末側会議用装置2は、電子黒板1
8と投影表示装置19とスタイラスペン20から構成さ
れる。その他の構成要素を含むことも有り得るが、本実
施例の場合、上記3つの要素を備えていることで十分で
ある。端末側会議用装置2における会議装置として動作
する装置部分の説明は省略する。端末側会議用装置2は
一般的な応用ソフトを実行する機能を有するコンピュー
タを含まない。電子黒板18と投影表示装置19とスタ
イラスペン20の各機能は、ホスト側会議用装置1で説
明した同一物と同じである。
【0019】端末側の通信アダプタ5は復元装置21と
通信端末装置22で構成される。通信端末装置22は通
信回線3に接続され、ホスト側通信アダプタ4の通信端
末装置17との間でデータのやり取りを行う。復元装置
21は、通信回線3と通信端末装置22を通してホスト
側会議用装置1から送られてくる帯域圧縮された信号を
復元する。復元された信号は投影表示装置19に送ら
れ、電子黒板18の投影面に所定の表示内容が投影され
る。電子黒板18とスタイラスペン20からなる入力手
段において、スタイラスペン20で位置を指示すると、
その位置情報は電気信号に変換され、通信端末装置22
に送出される。以上のように通信アダプタ5は、表示信
号を復元し、復元された信号に基づき端末側会議用装置
2の表示手段に表示を行う機能と、表示内容を操作する
ため端末側会議用装置2の入力装置で入力された指令信
号を通信回線3を介してホスト側会議用装置1へ送出す
る機能を有する。
【0020】ホスト側会議用装置1は、端末側会議用装
置2から通信回線3を介して送られてくる信号を通信端
末装置17で受信し、この信号を合成装置16に入力す
る。合成装置16では、自局の入力信号と通信相手局の
入力信号とを合成し、ペン入力コンピュータ13に送給
する。
【0021】図2で示した構成を概念的に示すと、図3
のようになる。図3において、ホスト側会議用装置1を
自局とし、端末側会議用装置2を相手局としている。自
局は表示装置31、中央処理装置32、入力装置33を
備える。表示装置31は、電子黒板11と投影表示装置
12を含む概念である。中央処理装置32はペン入力コ
ンピュータ13に対応する。入力装置33は、電子黒板
11とスタイラスペン14を含む概念である。一方、相
手局は表示装置34、入力装置35を備える。表示装置
34は、電子黒板18と投影表示装置19を含む概念で
ある。入力装置35は、電子黒板18とスタイラスペン
20を含む概念である。通信回線3、通信アダプタ4,
5の構成は図2で説明した構成と同じである。図3にお
いて、自局すなわちホスト側会議用装置1の表示装置3
1および入力装置33のインターフェース仕様と、相手
局すなわち端末側会議用装置2の表示装置34および入
力装置35のインターフェース仕様は一致しているもの
とする。なお一般的に、入力装置として、スタイラスペ
ンを座標指示器とするデジタイザで構成されることが望
ましい。また表示装置については、液晶にタブレットを
重ねたものや、CRTの表示面に透明デジタイザを設け
たものが用いられる。
【0022】図2および図3の構成に従えば、通信アダ
プタ4,5を用い通信回線3を介して2つの会議用装置
1,2が接続されると、離れた場所にある2つの会議用
装置の間で通信を行うことができる。この通信の際に、
ホスト側会議用装置1の中央処理装置32(ペン入力コ
ンピュータ13)で市販の一般的な応用ソフトを実行す
るときに、中央処理装置32から表示装置31に送られ
る表示信号を、通信アダプタ4,5および通信回線3を
介して同時に端末側会議用装置2の表示装置34(電子
黒板18と投影表示装置19)に送られる。また端末側
会議用装置2では、その入力装置35(スタイラスペン
20等)を操作することでホスト側会議用装置1の中央
処理装置32に対しアクセスすることができ、これによ
って2つの会議用装置1,2の各表示装置31,34に
おける表示内容を変更することができる。ホスト側会議
用装置1で、入力装置33を操作して中央処理装置32
に対しアクセスし、会議用装置1,2の各表示装置3
1,34の表示内容を変更できるのは勿論である。以上
のごとく、ホスト側会議用装置1のコンピュータで一般
的応用ソフトを起動させることによって、端末側会議用
装置2の側からその一般的応用ソフトを利用でき、かつ
2つの会議用装置1,2で一般的応用ソフトを共用する
ことができる。従って、例えば、単なる通信の用途以外
にCAD等を起動させ、設計者が会議を行いながら設計
を進めることができる。また、表計算ソフトを起動させ
て計画を作成する等、パソコン機能を利用した通信会議
システムを提供することができる。本実施例の会議用通
信システムでは、特別な会議用ソフトウェアを準備する
必要がない。通信アダプタ4,5は、本来の会議用装置
と全く別の装置として作製されるものであり、これらの
通信アダプタ4,5を対応する会議用装置に付設するだ
けでパソコンソフト等を共用できる通信会議システムを
構築することができる。通信自体は、通信アダプタ4,
5の通信端末装置17,22が行うので、使用者は通信
を特別に意識する必要はない。
【0023】通信用の電子黒板およびスタイラスペンを
利用することにより、多人数の打ち合わせを行うことが
できる。また、ビデオ入力の可能なマルチメディアパソ
コンを使用することにより、テレビ会議システムを構成
することができる。
【0024】図4は合成装置16の具体的構成の一例を
示す。合成装置16は、自局の入力装置33からの入力
信号を受けるRS232C受信バッファ16aと、相手
局の入力装置35からの入力信号を受けるRS232C
受信バッファ16bと、排他制御論理16cとRS23
2C送信バッファ16dから構成される。
【0025】図5は帯域圧縮装置15の具体的構成の一
例を示す。帯域圧縮装置15は、赤、緑、青の各ビデオ
信号をA/D変換するA/D変換器15a,15b,1
5cとエンコーダ15dから構成される。
【0026】図6は復元装置21の具体的構成の一例を
示す。復元装置21は、デコーダ21aと、赤、緑、青
の各ビデオ信号をD/A変換するD/A変換器21b,
21c,21dから構成される。
【0027】図7は通信会議システムの他の実施例を示
し、図3に対応する図である。図3において先に説明し
た要素と同一の要素には同一の符号を付している。この
システムでは、2つの会議用装置41,42はいずれも
表示装置31と入力装置32と共に中央処理装置32を
含み、処理機能付きの会議用装置として構成される。各
会議用装置の中央処理装置は、それぞれ必要な市販の一
般的応用ソフトがインストールされている。各会議用装
置41,42に付設される通信アダプタ43は同じ構成
を有するものであり、この通信アダプタ43は、前述し
たホスト側の通信アダプタ4と端末側の通信アダプタ5
を合成した構成および機能を有している。すなわち、通
信アダプタ43は帯域圧縮装置15と復元装置21と合
成装置16と通信端末装置44を含んでいる。本実施例
によれば、各会議用装置41,42で他方の会議用装置
に設けられた応用ソフトを呼び出し、利用することがで
きると共に、会議システムとして双方で応用ソフトを共
用することができる。
【0028】前記各実施例では、通信アダプタの内部に
合成装置16を含むように構成したが、合成装置16の
機能を有する手段をソフト技術で実現し、会議用装置1
のコンピュータの内部に設けるように構成することもで
きる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、離れた場所にある少なくとも2つの会議用装置の
それぞれに、対応する通信アダプタを付設し、通信回線
を介して相互にデータのやり取りを行うように構成する
ことにより、一般的応用ソフトがインストールされたパ
ソコン等を備えた会議用装置を他方の会議用装置からア
クセスでき、単なる通信用途以外に一般的応用ソフトを
2つの会議用装置で起動させながら通信会議を行うこと
ができる。かかる通信会議システムを実現するにあたっ
て、各会議用装置に対応する通信アダプタを準備し、こ
の通信アダプタを各会議用装置に付設するだけでよいの
で、簡単にシステムを実現することができる。また従
来、通信会議システムにおいて、市販の一般的応用ソフ
トを自由に通信し合って共有的に活用し、会議を行うシ
ステムは存在しなかったので、実際の有用性は極めて高
いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信システムが適用されることに
より実現される通信会議システムを示す構成図である。
【図2】通信会議システムの具体的構成を示す装置外観
図である。
【図3】通信会議システムの構成を概念的に示すブロッ
ク図である。
【図4】合成装置の内部構造の一例を示す回路図であ
る。
【図5】帯域圧縮装置の内部構造の一例を示す回路図で
ある。
【図6】復元装置の内部構造の一例を示す回路図であ
る。
【図7】通信会議システムの他の構成を概念的に示すブ
ロック図である。
【図8】従来の通信会議システムの一例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 …ホスト側会議用装置 2 …端末側会議用装置 3 …通信回線 4,5,7 …通信アダプタ 6,41,42 …会議用装置 11,18 …電子黒板 12,19 …投影表示装置 13 …ペン入力コンピュータ 14,20 …スタイラスペン 15 …帯域圧縮装置 16 …合成装置 17,22,44 …通信端末装置 21 …復元装置 31,34 …表示装置 32 …中央処理装置 33,35 …入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−224454(JP,A) 特開 昭63−221760(JP,A) 特開 平3−119478(JP,A) 特開 平2−84860(JP,A) 特開 平3−52371(JP,A) 特開 平4−176235(JP,A) 特開 平4−181862(JP,A) 特開 平3−34658(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/18 H04L 12/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離れた場所に存在する少なくとも2つの
    会議用装置のうち、一方は一般的応用ソフトを実行する
    中央処理装置と表示装置と入力装置を含むホスト側会議
    用装置であり、他方は表示装置と入力装置を含む端末側
    会議用装置であり、これらの会議用装置の間に適用され
    る通信システムであって、 前記ホスト側会議用装置に付設され、かつ通信回線に接
    続される通信端末装置と、前記ホスト側会議用装置の前
    記中央処理装置から同会議用装置の前記表示装置へ供給
    される表示信号に帯域圧縮を行って前記通信回線に送出
    するための帯域圧縮装置と、同会議用装置の前記入力装
    置で入力される指令信号と前記端末側会議用装置から送
    られてくる指令信号とを合成して前記中央処理装置に供
    給する合成装置とを含むホスト側通信アダプタと、 前記端末側会議用装置に付設され、かつ前記通信回線に
    接続される通信端末装置と、前記ホスト側会議用装置か
    ら前記通信回線に送出された前記表示信号を受信し復元
    する復元装置とを含み、復元された表示信号に基づき前
    記端末側会議用装置の前記表示装置に表示を行う手段
    と、表示内容を操作するため同会議用装置の前記入力装
    置で入力された指令信号を前記通信回線を介して前記ホ
    スト側会議用装置へ送出する手段を有する端末側通信ア
    ダプタと、 を備えることを特徴とする会議用装置に用いる通信シス
    テム。
  2. 【請求項2】 離れた場所に存在する少なくとも2つの
    会議用装置はそれぞれ一般的応用ソフトを実行する中央
    処理装置と表示装置と入力装置を含む会議用装置であ
    り、これらの2つの会議用装置の間に適用される通信シ
    ステムであって、 前記2つの会議用装置のそれぞれに付設され、かつ通信
    回線に接続される通信端末装置と、自局の前記中央処理
    装置から自局の前記表示装置へ供給される表示信号に帯
    域圧縮を行って前記通信回線に送出するための帯域圧縮
    装置と、相手局の会議用装置から前記通信回線に送出さ
    れた前記表示信号を受信し復元する復元装置と、自局の
    前記入力装置で入力される指令信号と相手局から送られ
    てくる指令信号とを合成して自局の前記中央処理装置に
    供給する合成装置とを含み、復元された表示信号に基づ
    き自局の前記表示装置に表示を行う手段と、表示内容を
    操作するため自局の前記入力装置で入力された指令信号
    を前記通信回線を介して相手局の会議用装置へ送出する
    手段を有する通信アダプタで構成されることを特徴とす
    る会議用装置に用いる通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の会議用装置に用
    いる通信システムにおいて、前記入力装置は、スタイラ
    スペンを座標指示器とするデジタイザからなることを特
    徴とする会議用装置に用いる通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の会議用装置に用いる通信
    システムにおいて、前記表示装置は、液晶にタブレット
    を重ねたものであることを特徴とする会議用装置に用い
    る通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の会議用装置に用いる通信
    システムにおいて、前記表示装置は、CRTの表示面に
    透明デジタイザを設けてなることを特徴とする会議用装
    置に用いる通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の会議用装置に用
    いる通信システムにおいて、前記表示装置は電子黒板と
    投影表示装置からなり、前記入力装置は前記電子黒板と
    スタイラスペンからなることを特徴とする会議用装置に
    用いる通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の会
    議用装置に用いる通信システムにおいて、前記合成装置
    は、対応する前記中央処理装置にソフト技術により組み
    込まれ、アダプタ内に含まれないことを特徴とする会議
    用装置に用いる通信システム。
  8. 【請求項8】 離れた場所に存在する少なくとも2つの
    会議用装置のうち、一方は一般的応用ソフトを実行する
    中央処理装置と表示装置と入力装置を含むホスト側会議
    用装置であり、他方は表示装置と入力装置を含む端末側
    会議用装置であり、これらの会議用装置の間に適用され
    る通信システムで用いられ、 前記 ホスト側会議用装置に適用されるものであり、通信
    回線に接続される通信端末装置と、前記ホスト側会議用
    装置の中央処理装置から同会議用装置の表示装置へ供給
    される表示信号に帯域圧縮を行って通信回線に送出する
    ための帯域圧縮装置と、同会議用装置の入力装置で入力
    される指令信号と通信相手側の会議用装置から送られて
    くる指令信号とを合成して前記中央処理装置に供給する
    合成装置とからなることを特徴とする通信アダプタ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の通信アダプタにおいて、
    前記合成装置は、前記中央処理装置にソフト技術により
    組み込まれ、アダプタ内には含まれないことを特徴とす
    る通信アダプタ。
  10. 【請求項10】離れた場所に存在する少なくとも2つの
    会議用装置のうち、一方は一般的応用ソフトを実行する
    中央処理装置と表示装置と入力装置を含むホスト側会議
    用装置であり、他方は表示装置と入力装置を含む端末側
    会議用装置であり、これらの会議用装置の間に適用され
    る通信システムで用いられ、 前記 端末側会議用装置に適用されるものであり、通信回
    線に接続される通信端末装置と、ホスト側会議用装置か
    ら通信回線に送出された表示信号を受信し復元する復元
    装置とを含み、復元された表示信号に基づき前記端末側
    会議用装置の表示装置に表示を行う手段と、表示内容を
    操作するため同会議用装置の入力装置で入力された指令
    信号を前記通信回線を介して前記ホスト側会議用装置へ
    送出する手段を有することを特徴とする通信アダプタ。
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