JP3420823B2 - ブルドーザのドージング制御装置 - Google Patents

ブルドーザのドージング制御装置

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JP3420823B2
JP3420823B2 JP07355994A JP7355994A JP3420823B2 JP 3420823 B2 JP3420823 B2 JP 3420823B2 JP 07355994 A JP07355994 A JP 07355994A JP 7355994 A JP7355994 A JP 7355994A JP 3420823 B2 JP3420823 B2 JP 3420823B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブルドーザのドージン
グ制御装置に関し、より詳しくはブルドーザによるドー
ジング作業におけるブレードに加わる掘削・運土による
負荷量制御に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のブルドーザによるドージ
ング作業は、全てブルドーザを運転操作するオペレータ
の手動操作によりブレードを上昇若しくは下降させ、ブ
レードに加わる掘削・運土による負荷量をほぼ一定に保
ってならすことでもって成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述さ
れたように手動操作によりブレードを上昇若しくは下降
させ、負荷量をほぼ一定に保って効率良く、しかもスム
ーズにならすことは、例え熟練のオペレータでもブレー
ドの上昇若しくは下降の操作頻度が多くて多大の疲労を
伴うという問題点がある。また、前述のような作業を行
う操作が複雑なために、未熟なオペレータにおいては多
大の疲労を伴うことはさておき、操作自体が困難である
という問題点がある。
【0004】本発明は、このような問題点を解消するこ
とを目的として、ドージング作業が多大の疲労を伴うこ
となく簡単な操作で効率良く、しかもスムーズに行うこ
とができるブルドーザのドージング制御装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるブルドーザ
のドージング制御装置は、前述された目的を達成するた
めに、 (a)車体の実牽引力を検知する実牽引力検知手段、 (b)ドージング作業時における運転モードを手動運転
モードから、掘削に関する自動掘削運転モードと運土に
関する自動運土運転モードとを含む自動運転モードに切
り換え可能な運転モード切換手段および (c)この運転モード切換手段により運転モードが前記
手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わるに
際し、前記実牽引力検知手段により検知される実牽引力
と設定される自動運転モード時の目標牽引力との間に差
がある場合には、前記目標牽引力に実牽引力が徐々に近
づくようにブレードの上昇若しくは下降を制御するブレ
ード制御手段を具えることを特徴とするものである
【0006】
【作用】ドージング作業における運転モードが運転モー
ド切換手段によって手動運転モードから、掘削に関する
自動掘削運転モードと運土に関する自動運土運転モード
とを含む自動運転モードに切り換えられる際に、実牽引
力検知手段により検知される実牽引力と、土質等に合わ
せて設定される目標牽引力との間に差がある場合には、
ブレード制御手段において実牽引力を目標牽引力に徐々
に近づけさせ実牽引力が目標牽引力に除々に移行される
ようにしてブレードを上昇若しくは下降させる。そし
て、最終的に、実牽引力を目標牽引力に一致させるよう
にし、ブレードに加わる掘削・運土による負荷量を一定
に保たせる。
【0007】記運転モード切換手段は、例えば押圧操
作切換ボタン,グリップ操作切換スイッチ,ツイスト操
作切換スイッチまたはロータリ切換スイッチより構成さ
れ得る。
【0008】また、前記自動運転モード時の目標牽引力
を設定する目標牽引力設定手段を具えるのが好ましい。
この場合、前記目標牽引力設定手段は、前記自動掘削運
転モード時の目標牽引力および自動運土運転モード時の
目標牽引力を個別に設定するものとすることができる。
また、前記自動掘削運転モード時において前記目標牽引
力設定手段により設定される目標牽引力から所定量を差
し引いた牽引力が前記自動運土運転モード時の目標牽引
力として自動的に設定されるようにしても良い。逆に、
前記自動運土運転モード時において前記目標牽引力設定
手段により設定される目標牽引力に所定量を加算した牽
引力が前記自動掘削運転モード時の目標牽引力として自
動的に設定されるようにしても良い。このように前記自
動運土運転モード時の目標牽引力、前記自動掘削運転
モード時の目標牽引力から所定量だけ低く設定すること
、掘削時には大きな目標牽引力による負荷量でもって
掘削を大きくできるとともに、運土時には小さな目標牽
引力による負荷量でもって小さい掘削量で大きな運土量
を保ちブレードから零れ落ちる運土が少なくなり効率の
良いドージング作業ができる。
【0009】本発明においては、さらに、前記目標牽引
力設定手段により設定される目標牽引力を修正可能な目
標牽引力修正手段を具えるのが好ましい。前記目標牽引
力設定手段は、ダイヤルスイッチまたはテンキースイッ
チより構成されるのが良い。また、前記標牽引力修正
手段は、ダイヤルスイッチまたはテンキースイッチより
構成されるのが良い。
【0010】例えば、前記実牽引力検知手段による実牽
引力の検知は、次のようにして行われる。 1.エンジンの回転数を検出するエンジン回転センサと
トルクコンバータの出力軸回転数を検出するトルクコン
バータ出力軸回転センサとを具えて、まず前記エンジン
回転センサにより検出されるエンジン回転数Neとトル
クコンバータ出力軸回転センサにより検出されるトルク
コンバータ出力軸回転数Ntとの比である速度比e(=
Nt/Ne)を得、この速度比eにより前記トルクコン
バータのトルクコンバータ特性からトルクコンバータ出
力トルクを得、次に基本的にはそのトルクコンバータ出
力トルクに前記トルクコンバータの出力軸から前記車体
を走行させる履帯を駆動させるスプロケットまでの減速
比を乗算することにもとづく算出により車体の実牽引力
を検知する。
【0011】2. ロックアップ付トルクコンバータにお
けるロックアップ時またはダイレクトミッションの場合
にはエンジンの回転数を検出するエンジン回転センサを
具えて、このエンジン回転センサにより検出されるエン
ジン回転数によって前記エンジンのエンジントルク特性
からエンジントルクを得、次に基本的にはそのエンジン
トルクに前記エンジンから前記車体を走行させる履帯を
駆動させるスプロケットまでの減速比を乗算することに
もとづく算出により車体の実牽引力を検知する。
【0012】一方、前記実牽引力検知手段が、さらに車
体の前後方向の傾斜角度を検出する傾斜角センサを具え
て、この傾斜角センサにより検出される傾斜角度にもと
づいて検知される実牽引力が補正されるようにすれば、
車体の傾斜角度、言い換えれば走行する場所の傾斜角度
による走行抵抗にもかかわらずブレードに加わる掘削運
土の負荷量を一定に保つことができる。また、前記運転
モード切換手段は、例えば押圧操作切換ボタン,グリッ
プ操作切換スイッチ,ツイスト操作切換スイッチまたは
ロータリ切換スイッチより構成され得る。
【0013】ところで、前記ブレード制御手段によるブ
レードを上昇若しくは下降させる制御は、自動運転モー
ド時における前進1速または前進の中間速度段であって
ブレードの手動操作時を除いて行われるようにすれば、
自動運転モードでも前進1速または前進の中間速度段の
ようにドージング作業に適したときにのみ自動運転が可
能となる。また、ブレードを手動操作しているときには
手動操作が優先されて、自動運転中に任意に手動操作を
介入させることができる。
【0014】本発明の目的は、後述される詳細な説明か
ら明らかにされる。しかしながら、詳細な説明および具
体的実施例は最も好ましい実施態様について説明する
が、本発明の精神および範囲内の種々の変更および変形
はその詳細な説明から当業者にとって明らかであること
から、具体的例としてのみ述べるものである。
【0015】
【実施例】次に、本発明によるブルドーザのドージング
制御装置の具体的実施例につき、図面を参照しつつ説明
する。図1に外観が示されているブルドーザ1におい
て、このブルドーザ1の車体2上には、図示されないエ
ンジンを収納しているボンネット3、およびブルドーザ
1を運転操作するオペレータのオペレータ席4が配設さ
れている。また、車体2の両側部、言い換えれば車体2
の前進方向における左右の各側部には、車体2を前進、
後進および旋回に走行させる履帯5(右側部の履帯は図
示されてはいない)が設けられている。これら両履帯5
は、エンジンから伝達される駆動力によって対応するス
プロケット6により各履帯5毎に独立して駆動される。
【0016】また、車体2の左右の側部には、ブレード
7を先端側で支持する左および右のストレートフレーム
8、9の基端部がトラニオン10(右側部のトラニオン
は図示されてはいない)によってブレード7が上昇・下
降可能なように枢支されている。さらに、ブレード7に
は、このブレード7を上昇・下降させる左右一対のブレ
ードリフトシリンダ11が車体2との間に、またブレー
ド7を左右に傾斜させるブレース12およびブレードチ
ルトシリンダ13がそのブレース12を左ストレートフ
レーム8との間に、更にそのブレードチルトシリンダ1
3を右ストレートフレーム9との間に配することにより
設けられている。
【0017】ところで、オペレータ席4の車体2の前進
方向における左側にはステアリングレバー15、変速レ
バー16および燃料コントロールレバー17が設けられ
ているとともに、右側にはブレード7を上昇、下降、左
傾斜および右傾斜させるブレードコントロールレバー1
8、ブレード7に加わる負荷量の設定用およびその設定
負荷量に対する増減修正用の第1および第2のダイヤル
スイッチ19A,19B、トルクコンバータのロックア
ップオン・オフを切換えるロックアップ切換スイッチ2
0、および表示装置21が設けられている。なお、ブレ
ードコントロールレバー18の頂部には、押圧操作回数
によりドージング作業の手動運転モード,自動掘削運転
モードおよび自動運土運転モードに順次に切り換える等
の運転モード切換ボタン22が配設されている。また、
オペレータ席4の前方には図示されてはいないがブレー
キペダルおよびデクセルペダルが設けられている。
【0018】次に、動力伝達系統が示されている図2に
おいて、エンジン30からの回転駆動力は、ダンパー3
1および作業機油圧ポンプを含む各種油圧ポンプを駆動
するPTO32を介して、ロックアップ機構33aおよ
びポンプ33bを有するロックアップ付トルクコンバー
タ33に伝達される。次に、このロックアップ付トルク
コンバータ33の出力軸から、回転駆動力はその出力軸
に入力軸が連結されている例えば遊星歯車湿式多板式ク
ラッチ変速機であるトランスミッション34に伝達され
る。このトランスミッション34は、前進、後進クラッ
チ34a、34bおよび1速乃至3速クラッチ34c〜
34eを有してトランスミッション34の出力軸は前後
進3段階の速度で回転されるようになっている。続い
て、このトランスミッション34の出力軸からその回転
駆動力は、ピニオン35aおよびベベルギア35b、更
には左右一対の操向クラッチ35cおよび操向ブレーキ
35dが配されている横軸35eを有するステアリング
機構35を介して左右一対の各終減速機構36に伝達さ
れて履帯5を走行させる各スプロケット6が駆動される
ようになっている。なお、符号37はエンジン30の回
転数を検出するエンジン回転センサであるとともに、符
号38はロックアップ付トルクコンバータ33の出力軸
の回転数を検出するトルクコンバータ出力軸回転センサ
である。
【0019】一方、本発明によるブルドーザのドージン
グ制御装置の全体が概略的に示されている図3におい
て、第1および第2のダイヤルスイッチ19A,19B
からのブレード7に加わる設定される負荷量およびその
設定負荷量に対する増減修正の各ダイヤル値データ、運
転モード切換ボタン22によるドージング作業の手動運
転モード,自動掘削運転モードまたは自動運土運転モー
ドへの切り換え等に際してのボタン押圧操作状況、エン
ジン回転センサ37からのエンジン30の回転数データ
およびトルクコンバータ出力軸回転センサ38からのト
ルクコンバータ33の出力軸の回転数データは、バス4
0を介してマイコン41に供給される。さらに、このマ
イコン41には、車体2の時々刻々の前後方向の傾斜角
度を検出する傾斜角センサ42からの傾斜角データ、変
速レバー16の操作による速度段の切り換えにもとづく
トランスミッション34の速度段切換状況を検出するト
ランスミッション速度段切換センサ43からの速度段切
換状況、ブレードコントロールレバー18の操作により
ブレード7が手動運転操作中であるか否かを検出するブ
レード操作センサ44からの手動運転操作状況、ロック
アップ切換スイッチ20の切換操作によるロックアップ
オン・オフの切り換えにもとづくトルクコンバータ33
のロックアップ(L/U)・トルコン(T/C)切換状
況を検出するトルクコンバータL/U・T/C切換セン
サ45からのL/U・T/C切換状況、およびブレーキ
ペダルへの押圧操作によりブレーキが操作中であるか否
かを検出するブレーキ操作センサ46からのブレーキ操
作状況がバス40を介して供給される。
【0020】マイコン41は、所定プログラムを実行す
る中央処理装置(CPU)41Aと、このプログラムお
よびエンジン特性曲線マップ、トルクコンバータ特性曲
線マップ等の各種マップを記憶する読出し専用メモリ
(ROM)41Bと、このプログラムを実行するに必要
なワーキングメモリとして、また各種レジスタとしての
書込み可能メモリ(RAM)41Cと、このプログラム
中の時間を計測するタイマ41Dとより構成されてい
る。そして、前述されたブレード7に加わる設定される
負荷量およびその設定負荷量に対する増減修正の各ダイ
ヤル値データ、運転モード切換ボタン22のボタン押圧
操作状況、エンジン30の回転数データ、トルクコンバ
ータ33の出力軸の回転数データ、車体2の前後方向の
傾斜角データ、トランスミッション34の速度段切換状
況、ブレード7の手動運転操作状況、トルクコンバータ
33のL/U・T/C切換状況およびブレーキのブレー
キ操作状況にもとづき、前記プログラムを実行すること
によりブレード7を上昇若しくは下降させるリフト操作
量がブレードリフトシリンダコントローラ47に供給さ
れ、リフト弁アクチュエータ48およびリフトシリンダ
操作弁49を介して左右一対のブレードリフトシリンダ
11がそのリフト操作量にもとづき駆動制御されること
によってブレード7を上昇または下降させている。な
お、表示装置21においては、現在においてブルドーザ
1がドージング作業の手動運転モードにあるか自動掘削
運転モードにあるか自動運土運転モードにあるか等が表
示される。
【0021】次に、前述のように構成されるブルドーザ
のドージング装置の動作について、図4のフローチャー
ト図にもとづき詳述する。S1〜S3 電源の投入によ
り所定プログラムの実行を開始してマイコン41におけ
るRAM41Cに設定されている各種レジスタ等の内容
をクリヤする等の初期化を行う。次に、初期化後の本実
施例においては5秒間に亘って傾斜角センサ42から傾
斜角データを初期値として順次に読込む。この傾斜角デ
ータを初期値として順次に読込むのは、これら傾斜角デ
ータの移動平均による周波数分離により車体2の傾斜角
度を得るためである。
【0022】S4〜S6 まず、第1および第2のダイ
ヤルスイッチ19A,19Bからブレード7に加わる設
定される負荷量およびその設定負荷量に対する増減修正
の各ダイヤル値データ、運転モード切換ボタン22から
ボタン押圧操作状況、エンジン回転センサ37からエン
ジン30の回転数データ、トルクコンバータ出力軸回転
センサ38からトルクコンバータ33の出力軸の回転数
データ、傾斜角センサ42から車体2の前後方向の傾斜
角データ、トランスミッション速度段切換センサ43か
らトランスミッション34の速度段切換状況、ブレード
操作センサ44からブレード7の手動運転操作状況、ト
ルクコンバータL/U・T/C切換センサ45からトル
クコンバータ33のL/U・T/C切換状況およびブレ
ーキ操作センサ46からブレーキのブレーキ操作状況を
読込む。次に、電源電圧が所定電圧以上の正常で電子回
路等が正常駆動状態にある場合には、次のデータ処理を
行う。
【0023】1.順次に読込まれた傾斜角データから移
動平均法による周波数分離により低周波成分を抽出して
車体2の傾斜角度を得る。 2.次に、この低周波成分を前述の順次に読込まれた傾
斜角データから差引く周波数分離により加速度成分を抽
出して車体2の加速度を得る。
【0024】S7〜S12 トランスミッション34の
速度段が前進1速(F1)または前進2速(F2)にあ
る場合には、トルクコンバータ33がロックアップ(L
/U)にあるかトルコン(T/C)にあるかにより、次
のように実牽引力FR を計算する。
【0025】1. ロックアップ時 エンジン30の回転数Neから図5に示されているよう
なエンジン特性曲線マップからエンジントルクTeを得
る。次に、このエンジントルクTeにトランスミッショ
ン34、ステアリング機構35および終減速機構36、
言い換えればトルクコンバータ33の出力軸からスプロ
ケット6までの減速比kse、更にはスプロケット6の径
rを乗算して牽引力Fe(=Te・kse・r)を得る。
さらに、この牽引力Feからブレード7のリフト操作量
によって図6に示されているようなポンプ補正特性マッ
プから得られるPTO32におけるブレードリフトシリ
ンダ11に対する作業機油圧ポンプ等のポンプ消費量に
対応する牽引力補正分Fcを差引いて実牽引力FR (=
Fe−Fc)を得る。
【0026】2. トルコン時 エンジン30の回転数Neとトルクコンバータ33の出
力軸の回転数Ntとの比である速度比e(=Nt/N
e)により図7に示されているようなトルクコンバータ
特性曲線マップからトルク係数tp およびトルク比tを
得てトルクコンバータ出力トルクTc〔=tp ・(Ne
/100)2 ・t〕を得る。次に、このトルクコンバータ出
力トルクTcに前項と同様にトルクコンバータ33の出
力軸からスプロケット6までの減速比kSe、更にはスプ
ロケット6の径rを乗算することにより実牽引力F
R (=Tc・kSe・r)を得る。
【0027】次に、このようにして得られた実牽引力F
R から、図8に示されているような傾斜角度−負荷補正
分特性マップから得られる車体2の傾斜角度に対応する
負荷補正分を差引いて補正後実牽引力Fを得る。なお、
トランスミッション34の速度段が前進1速(F1)ま
たは前進2速(F2)にない場合には、自動掘削運転モ
ードに際して第1のダイヤルスイッチ19Aで設定され
るブレード7に加わる負荷量のダイヤル値に対応する目
標牽引力に実牽引力が徐々に近づくように計算するに用
いる累積値Xを“0”に設定する。
【0028】S13〜S16 運転モード切換ボタン2
2への押圧操作が解除された場合には、次の処理を行
う。 1. 運転モード切換ボタン22のへ押圧操作のボタン押
圧持続時間が本実施例においては2秒以上であった場合
には、押圧操作中の平均化した補正後実牽引力Fを目標
牽引力F0 として設定する。 2. 運転モード切換ボタン22の押圧切換操作の押圧持
続時間が2秒未満であった場合には、運転モード切換ボ
タン22の押圧操作回数Yに“1”を加算する。
【0029】S17〜S23 運転モード切換ボタン2
2の押圧操作回数Yが0または3回の場合には手動運転
モードとし、1回の場合には自動掘削運転モードとし、
更には2回の場合には自動運土運転モードとして、次の
処理を行う。 1. 手動運転モード時 運転モード切換ボタン22の押圧操作回数Yを“0”に
設定する。 2. 自動掘削運転モード時 自動掘削運転モードに切り換わった時点の初期補正後実
牽引力F’と、第1のダイヤルスイッチ19Aで設定さ
れるブレード7に加わる負荷量のダイヤル値、更には下
限値とを比較して前記ダイヤル値に対応する目標牽引力
0 に実牽引力が除々に近づくようにプログラムを繰り
返す毎に加算され累積した単位牽引力成分ΔWの累積値
Xにもとづき、次のように計算して暫定の目標牽引力F
0 を順次に得る。なお、プログラムの繰り返し時間は本
実施例においては20m秒である。
【0030】i)初期補正後実牽引力F’がダイヤル値
を超える場合(図9におけるa参照) 暫定の目標牽引力F0 ← 初期補正後実牽引力F’−
累積値X ii)初期補正後実牽引力F’がダイヤル値と下限値との
間にある場合(図9におけるb参照) 暫定の目標牽引力F0 ← 初期補正後実牽引力F’0
+累積値X iii)初期補正後実牽引力F’が下限値未満の場合(図
9におけるc参照) 暫定の目標牽引力F0 ← 下限値+累積値 こうして、暫定の目標牽引力F0 が設定されるブレード
7に加わる負荷量のダイヤル値に対応する牽引力に到達
するまで繰り返され、ダイヤル値に対応する牽引力に到
達するとそのダイヤル値に対応する牽引力を目標牽引力
0 として設定する。なお、下限値を定めるのは、ブレ
ード7の刃先が掘削面に対して当たっているか浮いてい
るかの定かでない実牽引力が小でふらついているような
場合から開始すると安定したブレード7の上昇若しくは
下降の制御を行えないためである。
【0031】3. 自動運土運転モード時 第1のダイヤルスイッチ19Aで設定されるブレード7
に加わる負荷量のダイヤル値から所定値α、本実施例に
おいては0.1〜0.2Wを差し引いて目標牽引力F0
として設定する。
【0032】S24〜S27 設定された目標牽引力F
0 を第1のダイヤルスイッチ19Aで設定されるブレー
ド7に加わる負荷量に対する増減修正である第2のダイ
ヤルスイッチ19Bで設定されるダイヤル値で増減修正
して目標牽引力F0 とする。
【0033】次に、ブレードコントロールレバー18に
よりブレード7が手動運転されていない手動運転操作状
態にない場合であって、ブレーキが操作されているブレ
ーキ操作状態にあるとき、トルクコンバータ33がロッ
クアップ(L/U)とトルコン(T/C)との間におけ
るL/U・T/C切換操作中でL/U・T/C切換操作
状態にあるとき、またはトランスミッション34が前進
1速(F1)と前進2速(F2)との間における速度段
切換操作中で速度段切換操作状態にあるときには、前述
された増減修正後の目標牽引力F0 に所定値β、本実施
例においては0.1〜0.2Wを加算して目標牽引力F
0 とする。この0.1〜0.2Wを加算するのはブレー
キ操作による負荷でもって急減速されシュースリップと
検知され、またL/U・T/C切換操作状態および速度
段切換操作状態にある場合には実牽引力が小さくなっ
て、ブレード7に加わる負荷量を軽減するためにブレー
ド7が上昇されるのを阻止するためである。
【0034】S28〜S32 まず、目標牽引力F0
補正後実牽引力との牽引力差ΔFを得るとともに、表示
装置21にドージング作業の手動運転モード,自動掘削
運転モードまたは自動運土運転モードであることを表示
する。次に、傾斜角データから周波数分離に抽出される
加速度成分から得られる車体2の加速度の移動平均によ
る移動平均加速度、更には補正後実牽引力Fにもとづ
き、次の条件を基準にしてシュースリップ、言い換えれ
ば車体2の走行滑りを走行滑りとして検知する。
【0035】1. 走行滑りとされる条件 (1°≒0.0174G,W:ブルドーザ1の全重量) 移動平均加速度γ<−4°または 移動平均加速度γ<−2°且つ補正後実牽引力F>
0.6W 2.走行滑り後において走行滑りがなくなったとされる
条件 平均加速度γ>0.1°または 補正後実牽引力F>走行滑りの開始時点における補正
後実牽引力F−0.1W
【0036】次に、前述の条件を基準として走行滑りで
あると検知される場合と、走行滑りでなく無検知とされ
る場合とにおいて、次のように処理を行う。 1. 走行滑りであると検知される場合には、ブレード7
に加わる負荷量を軽減して走行滑りを回避するために、
図示されないスリップ制御特性マップによりブレード7
を上昇させるリフト操作量Qsを得る。 2. 走行滑りでなく無検知とされる場合には、目標牽引
力F0 と補正後牽引力Fとの牽引力差△Fにより、図1
0に示されている負荷制御特性マップから補正後牽引力
Fが目標牽引力F0 に一致するようにブレード7を上昇
若しくは下降させるリフト操作量QL を得る。
【0037】なお、電源電圧が所定電圧以下の正常でな
く電子回路等が正常駆動状態でないとされる場合、トラ
ンスミッション34の速度段が前進1速(F1)または
前進2速(F2)以外である場合、手動運転モードにあ
る場合、またブレードコントロールレバー18によりブ
レード7が手動運転されている手動運転操作状態にある
場合には、ブレードコントロールレバー18の操作量に
したがって図示されないマニュアル制御特性マップによ
りステップS33においてブレード7を上昇若しくは下
降させるリフト操作量QN が得られる。
【0038】以上の各リフト操作量QS , QL , Q
N は、ブレードリフトシリンダコントローラ47に供給
され、各リフト操作量QS , QL , QN にもとづきリフ
ト弁アクチュエータ48およびリフトシリンダ操作弁4
9を介してブレードリフトシンリダ11を駆動制御し、
ブレード7を上昇若しくは下降させる所望の制御が行わ
れる。
【0039】本実施例においては、動力伝達系統にロッ
クアップ付トルクコンバータ33が配設される場合を説
明したが、ロックアップ機構を有さないトルクコンバー
タの場合でも、またトルクコンバータを有さないダイレ
クトミッションの場合でも本発明が適用できることは言
うまでもない。このダイレクトミッションの場合におけ
る実牽引力の算出は前述のロックアップ時の場合と同様
である。
【0040】本実施例においては、車体2の走行滑りを
傾斜角センサ42からの出力である傾斜角データから周
波数分離により加速度成分を抽出することにより検知し
たが、別途に加速度センサを設けてその加速度センサか
らの車体2の加速度状態を示す出力から検知するように
しても良い。また、ドップラー車速計を設け、このドッ
プラー車速計により得られる車体2の実車速とその車体
2を走行させる履帯5の走行速度とを比較して検知して
も良い。
【0041】本実施例においては、手動運転モード若し
くは自動運土運転モードから自動掘削運転モードに切り
換わるに際して目標牽引力F0 に実牽引力が除々に近づ
くようにブレードの上昇若しくは下降を制御したが、手
動運転モード若しくは自動掘削運転モードから自動運土
運転モードに切り換わるに際しも同様に目標牽引力F 0
に実牽引力が徐々に近づくようにしても良い。
【0042】本実施例においては、一対のダイヤルスイ
ッチ19A,19Bを設けて直接には自動掘削運転モー
ド時のブレード7に加わる負荷量の設定用およびその設
定負荷量に対する増減修正用とし、自動運土運転モード
時のブレード7に加わる負荷量の設定はその設定される
自動掘削運転モード時の負荷量から所定量αを差し引い
た、更には増減修正された負荷量が自動的に設定される
ようにしたが、自動運土運転モード用として他の一対の
ダイヤルスイッチを設けても良い。また、直接には自動
運土運転モード時のブレード7に加わる負荷量の設定お
よびその設定負荷量に対する増減修正するための一対の
ダイヤルスイッチを設けて、これらダイヤルスイッチで
設定される自動運土運転モード時のブレード7に加わる
負荷量に所定量αを加算した負荷量が自動掘削運転モー
ド時の負荷量として自動的に設定されるようにしても良
い。なお、ダイヤルスイッチ19A,19Bに代えてテ
ンキースイッチを用いても良い。この場合には、テンキ
ースイッチで設定される負荷量を表示装置21に表示さ
せるのが良い。
【0043】本実施例においては、ドージング作業の手
動運転モード,自動掘削運転モードおよび自動運土運転
モードを切り換える等に押圧操作される運転モード切換
ボタン22を用いたが、この運転モード切換ボタン22
に代えてグリップ操作切換スイッチ,ツイスト操作切換
スイッチまたはロータリ切換スイッチを用いても良い。
【0044】本実施例において、第1のダイヤルスイッ
チ19Aを掘削する土質、例えば砂質土,砂磔土あるいは
軟岩のうちのいずれかを選択する土質モードスイッチと
し、これら各土質モードに対応してブレード7に加わる
負荷値を設定するものとすることができる。
【0045】本実施例による設定されるブレード7に加
わる負荷値は、ブルドーザ1の車体2の走行滑り(シュ
ースリップ)の頻度が最適になるように学習によって増
減させるようにすることも可能である。
【0046】以上に説明したように、本発明は、種々に
変更可能なことはあきらかである。このような変更は本
発明の精神および範囲に反することなく、また当業者に
とって明瞭な全てのそのような変形、変更は、請求の範
囲に含まれるものである。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
ブレードに加わる掘削・運土の負荷量が目標牽引力に対
応する一定負荷量になるようにブレードが自動的に上昇
若しくは下降されて、ドージング作業が多大の疲労を伴
うことなく簡単な操作で効率良く行うことができる。し
かも、自動運転モードに切り換わるに際して実牽引力と
自動運転モード時の目標牽引力との間に差がある場合に
は、徐々に実牽引力が目標牽引力に移行されスムーズな
ドージング作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるブルドーザのドージング
制御装置の具体的実施例のブルドーザの外観図である。
【図2】図2は、本発明によるブルドーザのドージング
制御装置の具体的実施例の動力伝達系統のスケルトン図
である。
【図3】図3は、本発明によるブルドーザのドージング
制御装置の具体的実施例の全体概略ブロック図である。
【図4】図4は、本発明によるブルドーザのドージング
制御装置の具体的実施例のドージングプログラムのフロ
ーチャート図である。
【図5】図5は、図4の説明に用いたエンジン特性曲線
マップのグラフ図である。
【図6】図6は、図4の説明に用いたポンプ補正特性マ
ップのグラフ図である。
【図7】図7は、図4の説明に用いたトルクコンバータ
特性曲線マップのグラフ図である。
【図8】図8は、図4の説明に用いた傾斜角度−負荷補
正分特性マップのグラフ図である。
【図9】図9は、図4の説明に用いた自動掘削運転モー
ド時にダイヤルスイッチでもって設定されるブレードに
加わる負荷量に対応する目標牽引力に除々に近づけさせ
る過程を説明するグラフ図である。
【図10】図10は、図4の説明に用いた負荷制御特性
マップである。
【符号の説明】
1 ブルドーザ 2 車体 3 ボンネット 4 オペレータ席 5 履帯 6 スプロケット 7 ブレード 8,9 ストレートフレーム 10 トラニオン 11 ブレードリフトシリンダ 12 ブレース 13 ブレードチルトシリンダ 15 ステアリングレバー 16 変速レバー 17 燃料コントロールレバー 18 ブレードコントロールレバー 19A,19B ダイヤルスイッチ 20 ロックアップ切換スイッチ 21 表示装置 22 運転モード切換ボタン 30 エンジン 31 ダンパー 32 PTO 33 ロックアップ付トルクコンバータ 34 トランスミッション 35 ステアリング機構 36 終減速機構 37 エンジン回転センサ 38 トルクコンバータ出力軸回転センサ 40 バス 41 マイコン 42 傾斜角センサ 43 トランスミッション速度段切換センサ 44 ブレード操作センサ 45 トルクコンバータL/U・T/C切換セン
サ 46 ブレーキ操作センサ 47 ブレードリフトシリンダコントローラ 48 リフト弁アクチュエータ 49 リフトシリンダ操作弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−161529(JP,A) 特開 平5−106239(JP,A) 特公 昭53−5441(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 3/84 - 3/85 E02F 3/43

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)車体の実牽引力を検知する実牽引
    力検知手段、 (b)ドージング作業時における運転モードを手動運転
    モードから、掘削に関する自動掘削運転モードと運土に
    関する自動運土運転モードとを含む自動運転モードに切
    り換え可能な運転モード切換手段および (c)この運転モード切換手段により運転モードが前記
    手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わるに
    際し、前記実牽引力検知手段により検知される実牽引力
    と設定される自動運転モード時の目標牽引力との間に差
    がある場合には、前記目標牽引力に実牽引力が徐々に近
    づくようにブレードの上昇若しくは下降を制御するブレ
    ード制御手段を具えることを特徴とするブルドーザのド
    ージング制御装置。
  2. 【請求項2】 前記運転モード切換手段は、押圧操作切
    換ボタン,グリップ操作切換スイッチ,ツイスト操作切
    換スイッチまたはロータリ切換スイッチより構成される
    ことを特徴とする請求項1記載のブルドーザのドージ
    ング制御装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記自動運転モード時の目標牽
    引力を設定する目標牽引力設定手段を具えることを特徴
    とする請求項1または2に記載のブルドーザのドージン
    グ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記目標牽引力設定手段は、前記自動掘
    削運転モード時の目標牽引力および自動運土運転モード
    時の目標牽引力を個別に設定するものである請求項3
    記載のブルドーザのドージング制御装置。
  5. 【請求項5】 前記自動掘削運転モード時において前記
    目標牽引力設定手段により設定される目標牽引力から所
    定量を差し引いた牽引力が前記自動運土運転モード時の
    目標牽引力として自動的に設定されることを特徴とする
    請求項に記載のブルドーザのドージング制御装置。
  6. 【請求項6】 前記自動運土運転モード時において前記
    目標牽引力設定手段により設定される目標牽引力に所定
    量を加算した牽引力が前記自動掘削運転モード時の目標
    牽引力として自動的に設定されることを特徴とする請求
    に記載のブルドーザのドージング制御装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記目標牽引力設定手段により
    設定される目標牽引力を修正可能な目標牽引力修正手段
    を具えることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記
    載のブルドーザのドージング制御装置。
  8. 【請求項8】 前記目標牽引力設定手段は、ダイヤルス
    イッチまたはテンキースイッチより構成されることを特
    徴とする請求項3〜7のいずれかに記載のブルドーザの
    ドージング制御装置。
  9. 【請求項9】 前記標牽引力修正手段は、ダイヤルス
    イッチまたはテンキースイッチより構成されることを特
    徴とする請求項に記載のブルドーザのドージング制御
    装置。
  10. 【請求項10】 前記実牽引力検知手段は、エンジンの
    回転数を検出するエンジン回転センサとトルクコンバー
    タの出力軸回転数を検出するトルクコンバータ出力軸回
    転センサとを具えて、まず前記エンジン回転センサによ
    り検出されるエンジン回転数Neとトルクコンバータ出
    力軸回転センサにより検出されるトルクコンバータ出力
    軸回転数Ntとの比である速度比e(=Nt/Ne)を
    得、この速度比eにより前記トルクコンバータのトルク
    コンバータ特性からトルクコンバータ出力トルクを得、
    次に基本的にはそのトルクコンバータ出力トルクに前記
    トルクコンバータの出力軸から前記車体を走行させる履
    帯を駆動させるスプロケットまでの減速比を乗算するこ
    とにもとづく算出により車体の実牽引力を検知すること
    を特徴とする請求項1に記載のブルドーザのドージング
    制御装置。
  11. 【請求項11】 前記実牽引力検知手段は、ロックアッ
    プ付トルクコンバータにおけるロックアップ時またはダ
    イレクトミッションの場合にはエンジンの回転数を検出
    するエンジン回転センサを具えて、このエンジン回転セ
    ンサにより検出されるエンジン回転数によって前記エン
    ジンのエンジントルク特性からエンジントルクを得、次
    に基本的にはそのエンジントルクに前記エンジンから前
    記車体を走行させる履帯を駆動させるスプロケットまで
    の減速比を乗算することにもとづく算出により車体の実
    牽引力を検知することを特徴とする請求項1に記載のブ
    ルドーザのドージング制御装置。
  12. 【請求項12】 前記実牽引力検知手段は、さらに車体
    の前後方向の傾斜角度を検出する傾斜角センサを具え
    て、この傾斜角センサにより検出される傾斜角度にもと
    づき検知される実牽引力が補正されることを特徴とする
    請求項10または11に記載のブルドーザのドージング
    制御装置。
  13. 【請求項13】 前記ブレード制御手段によるブレード
    を上昇若しくは下降させる制御は、自動運転モード時に
    おける前進1速または前進の中間速度段であってブレー
    ドの手動操作時を除いて行われることを特徴とする請求
    1〜12のいずれかに記載のブルドーザのドージング
    制御装置。
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