JP3420404B2 - 光学的情報記録装置 - Google Patents

光学的情報記録装置

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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  • Signal Processing (AREA)
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体に光
学的に情報の記録を行う光学的情報記録装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に情報を記録、あるいは記
録情報を再生する記録媒体としては、ディスク状、カー
ド状、テープ状のもの等各種のものが知られている。こ
れらの情報記録媒体の中には、記録と再生が可能なも
の、再生のみ可能なものなどがある。記録が可能な記録
媒体への情報の記録は、記録情報に従って変調された微
小スポット状の光ビームを情報トラック上に走査するこ
とにより、光学的に検出可能な情報ピット列として情報
が記録される。
【0003】また、記録媒体から情報を再生する場合
は、記録媒体に記録が行われない程度の一定パワーの光
スポットで情報トラックの情報ピット列を走査して記録
媒体からの反射光又は透過光を検出し、得られた検出信
号をもとに記録情報が再生される。このような記録媒体
への情報の記録や再生に用いられる光ヘッドは、記録媒
体に対しその情報トラック方向及びトラックを横切る方
向に相対的に移動可能に構成され、この両方向への相対
的移動により光スポットを所望の情報トラックにアクセ
スしてその情報トラックへの走査が行われる。
【0004】光ヘッドには光ビームを絞り込むための絞
り込み用レンズが設けられ、このレンズとしては対物レ
ンズが用いられる。対物レンズとしては、その光軸方向
(フォーカス方向)及び記録媒体の情報トラックに直交
する方向(トラッキング方向)に光ヘッド本体について
夫々の方向に独立して移動できるように保持されてい
る。このような対物レンズの保持は、一般に弾性部材を
介して行われ、対物レンズのフォーカス、トラッキング
方向の移動は、磁気的相互作用を利用したアクチュエー
タによって駆動するのが一般的である。
【0005】ところで、以上のような光学的情報記録媒
体のうちカード状の記録媒体(以下光カードという)
は、小型軽量で持ち運びに便利な比較的大容量の記録媒
体として大きな需要が見込まれている。図5は追記型光
カードの模式的平面図であり、光カード1の情報記録面
には、多数本の情報トラック2がL−F方向に平行に配
列されている。また、光カード1の情報記録面には情報
トラック2へのアクセスの基準位置となるホームポジシ
ョン3が設けられている。情報トラック2はホームポジ
ション3に近い方から順に、2−1、2−2、2−3…
というように配列されている。また、図6に示すように
これらの各情報トラック2に隣接してトラッキングトラ
ックが4−1、4−2、4−3…というように配列され
ている。これらのトラッキングトラックは、情報記録再
生時の光スポットの走査の際に光スポットが目的の情報
トラックから逸脱しないように制御するオートトラッキ
ング(以下、ATと略す)のためのガイドとして用いら
れる。
【0006】このようなAT制御は、光ヘッドにおいて
光スポットの情報トラックからのずれ(AT誤差)を検
出し、この検出情報を対物レンズをトラッキング方向に
対して駆動するトラッキングアクチュエータに負帰還さ
せるサーボ制御回路によって制御される。つまり、光ヘ
ッド本体に対して対物レンズをトラッキング方向(D方
向)に移動させることで、光スポットが目的の情報トラ
ックから逸脱しないように制御される。
【0007】また、情報記録再生時において、光スポッ
トを情報トラックに走査する際、光ビームを光カード面
上にて適当な大きさのスポット状とする(合焦)ため
に、対物レンズに対するオートフォーカス(以下、AF
と略す)制御が行われる。このようなAF制御は、光ヘ
ッドにおいて、光スポットの合焦状態からのずれ(AF
誤差)が検出され、この検出信号が対物レンズを光軸方
向に沿って移動させるフォーカスアクチュエータに負帰
還され、光ヘッド本体に対して対物レンズをフォーカス
方向に移動させることで、光スポットが光カード面(記
録層)上に合焦するように制御される。
【0008】ここで、図6において、S1、S2、S
3、S4、S5は光カードの情報トラック上に照射され
た光スポットを示しており、そのうちトラッキングトラ
ック4−2、4−3に一部がかかったS1とS5の光ス
ポットを使用してAT制御が行われる。また、S3の光
スポットを使用してAF制御、記録時の情報ピットの作
成、及び再生時の情報ピットの読出しが行われ、更にS
2とS4の光スポットで記録直後の情報ピットのベリフ
ァイが行われる。なお、図中5−1、5−2は光スポッ
トS3で記録された情報ピットであり、情報ピット5−
1は光スポットをL方向へ、情報ビット5−2は光スポ
ットをF方向へ走査して記録を行ったものである。
【0009】図7は以上のような光カードを記録媒体と
して用いる光学的情報記録再生装置の例を示した構成図
である。図7において、10は装置の各部を制御するた
めの主制御回路であるMPU、11は図示しない上位制
御装置から転送される記録データ、あるいは光カード1
から読み出された再生データなどを一時格納するための
メモリである。MPU10とメモリ11はデータバス1
2で接続されている。14はエラー検出及びエラー訂正
用のエラー符号を記録データに付加するためのエラー符
号器である。エラー符号としては、例えばリードソロモ
ン積符号が用いられる。7はエラー符号が付加された記
録データを記録に適した信号に加工するための変調回路
である。
【0010】61は光源である半導体レーザ21を駆動
するためのLDドライバであり、MPU10からの記録
/再生切換信号によって半導体レーザ21の駆動動作が
切り換えられる。即ち、情報の記録時には変調回路7か
らの変調信号に応じて半導体レーザ21を駆動し、この
変調された光ビームを光カード1の情報トラック上に走
査することで一連の情報が記録される。また、情報の再
生時には、半導体レーザ21を記録ができない程度の一
定パワーとなるように駆動し、この一定パワーの光ビー
ムを情報トラックに走査することで情報の再生が行われ
る。
【0011】図8変調回路7の一例を示したブロック
図である。図8において、まずMPU10から記録デー
タがデータバス12を介して変調器241に転送され
る。この記録データは変調器241で所定の変調方式で
変調され、P/S(パラレル/シリアル)変換器242
へ送られる。一方、発振器250では一定周波数のクロ
ック信号を発生し、P/S変換器242ではそのクロッ
ク信号に同期して変調器241の出力信号をシリアル信
号に変換し、情報ビット列(記録信号)として出力す
る。ここで、MPU10からP/S変換器242に光ス
ポットの走査方向を示す移動方向信号が出力され、それ
に応じて情報ビット列の配置が切り換えられる。つま
り、光カードの情報トラックに往路と復路の両方向から
情報を記録する場合、情報ビット列の並び方向が同じに
なるように移動方向信号によって1バイトごとにビット
の配置が切り換えられる。発振器250のクロック信号
は分周器251で分周され、得られた分周信号はP/S
変換器242などで1バイトごとの同期をとるための信
号として用いられる。データの変調方式としては、例え
ば8−10変調、2−7変調、MFM変調などがあり、
記録媒体の種類や形態によって使い分けられる。
【0012】半導体レーザ21としては、この例ではト
ラックに垂直方向に偏光している830nmの波長の光
ビームを発するものが使用されている。また、23はコ
リメータレンズ、50は光ビームを分割するための2次
元的に格子が配置された回折格子、26は偏光ビームス
プリッタ、27は1/4波長板、28は対物レンズ、2
9は球面レンズ、30はシリンドリカルレンズ、31は
光検出器である。光検出器31は4つの受光素子と受光
面が4つに分割された1つの4分割受光素子から構成さ
れている。以上の各光学素子は光ヘッドとして一体化さ
れ、光カード1の所望の情報トラックにアクセスできる
ように構成されている。
【0013】ここで、半導体レーザ21から発せられた
光ビームは、発散光束となってコリメータレンズ23
入射し、コリメータレンズ23により平行化された後、
2次元回折格子50に入射する。そして、回折格子50
によって有効な5つの光ビーム(0次回析光及び2方向
の±1次回析光)に分割される。この分割された5つの
光束は偏光ビームスプリッタ26にP偏光光束として入
射すると共に、これを透過して1/4波長板27に入射
し、1/4波長板27を透過する際に円偏光に変換され
る。円偏光に変換された5つの光束は対物レンズ28で
微小光スポットに絞られ、光カード1上に集束される。
この集束された光が図6に示した微小光スポットS1及
びS2(+1次回析光)、S3(0次回析光)、S4及
びS5(−1次回析光)である。光スポットS3は前述
のように記録、再生、AF制御に用いられ、S1とS5
はAT制御に用いられ、S2とS4はベリファイに用い
られる。
【0014】これらの光スポットは、図6に示したよう
に光スポットS1とS5は隣接するトラッキングトラッ
ク上に位置し、スポットS2、S3及びS4はトラッキ
ングトラック間の情報トラック2上に位置している。ま
た、ベリファイ用の光スポットS2とS4は光スポット
S3の前後に位置している。こうして光カード1上に光
スポットが照射され、その一部は光カード面で反射して
対物レンズ28に入射する。この反射光は再び対物レン
ズ28を通って平行光束となり、更に1/4波長板27
を透過することにより入射時とは偏光方向が90°回転
した光ビームに変換される。そして、偏光ビームスプリ
ッタ26にS偏光ビームとして入射し、その特性によっ
て検出光学系側に反射され、半導体レーザ21からの入
射光束と分離される。検出光学系は球面レンズ29、シ
リンドリカルレンズ30、光検出器31から構成され、
球面レンズ29とシリンドリカルレンズ30の組み合わ
せにより非点収差法によるAF制御が行われる。また、
光カード1から反射された5つの光束は複数の受光素子
から構成された光検出器31で検出される。この光検出
器31の各受光素子の受光信号は受光処理回路6に送ら
れ、ここで所定の信号処理を行うことで、情報再生信
号、トラッキング制御信号、フォーカス制御信号及びベ
リファイ用信号が作成される。
【0015】図9は図7の受光処理回路を詳細に示した
回路図である。図9において、31は図7で示した光検
出器であり、受光素子31a、31b、31d、31e
と4分割の受光素子31cからなっている。各受光素子
の受光面上の光スポットは図6の情報トラックに照射さ
れた光スポットの反射光を示している。AT制御用の光
スポットS1、S5の反射光は受光素子31a、31e
で受光され、AF制御用、記録用、再生用の光スポット
S3の反射光は4分割受光素子31cで受光され、更に
ベリファイ用の光スポットS2、S4の反射光は受光素
子31b、31dで受光される。
【0016】光検出器31の受光素子31a〜31eの
出力信号は各々対応するゲイン切換回路101〜108
に出力される。即ち、受光素子31aの出力信号はゲイ
ン切換回路101、受光素子31bの出力信号はゲイン
切換回路102、4分割の受光素子31cの4つの受光
素子片の各出力信号はゲイン切換回路103〜106に
それぞれ出力される。また、受光素子31dの出力信号
はゲイン切換回路107、受光素子31eの出力信号は
ゲイン切換回路108に出力される。これらのゲイン切
換回路101〜108はMPU10からの記録/再生ゲ
イン切換信号に従って信号を増幅するゲインを半導体レ
ーザ21の記録パワーと再生パワーに応じて切り換える
ための回路である。つまり、情報の記録時には半導体レ
ーザ21の光出力が記録パワーと再生パワーに変調され
るので、それに対応してゲインを切り換えることによ
り、各受光素子31a〜31eからの信号をそれぞれ一
定の信号レベルに補正するというものである。
【0017】ゲイン切換回路101と108の出力信号
は減算回路119に出力され、減算回路119でその差
を検出することでAT制御信号が生成される。また、ゲ
イン切換回路103〜106は4分割受光素子31cの
4つの受光素子片に対応するものであるが、受光素子3
1cの対角方向同志の受光素子片に対応するゲイン切換
回路103と105の出力信号、及びゲイン切換回路1
04と106の出力信号はそれぞれ加算回路117と1
18で加算される。加算回路117と118の出力信号
は減算回路120で差が検出され、AF制御信号として
出力される。また、加算回路117と118の出力信号
は加算回路121で加算され、4分割受光素子31cの
総和信号が作成される。そして、この4分割受光素子の
総和信号はコンパレータ123で参照電圧Vrと比較し
て2値化され、情報再生信号として後段の復調回路8へ
出力される。
【0018】ゲイン切換回路102と107の出力信号
は選択スイッチ122に出力され、MPU10からの移
動方向信号に応じていずれか一方の信号が選択出力され
る。具体的に説明すると、図6に示すように光スポット
の走査方向がF方向であれば選択スイッチ122はF側
に接続され、受光素子31d側の信号が選択される。一
方、光スポットの走査方向がL方向であれば選択スイッ
チ66はL側に接続され、受光素子31b側の信号が選
択される。つまり、記録用光スポットS3の両側にベリ
ファイ用光スポットS2、S4を照射しているので、光
カード1の往路と復路で光スポットの走査方向が変わっ
た場合に、それに対応してベリファイに用いる信号を切
り換え、常に記録用光スポットの後に走査する光スポッ
トで再生した信号を選択するというものである。選択ス
イッチ122で選択された信号はコンパレータ124で
参照電圧Vrと比較して2値化され、ダイレクトベリフ
ァイ信号が生成される。このダイレクトベリファイ信号
は後段の復調回路9へ送られる。
【0019】受光処理回路6で生成されたAT制御信
号、AF制御信号は図示しないサーボ制御回路へ出力さ
れ、それらの制御信号をもとにトラッキング制御とフォ
ーカス制御が行われる。即ち、サーボ制御回路において
は、図示しないトラッキングアクチュエータ及びフォー
カスアクチュエータを駆動し、対物レンズ28をトラッ
キング方向、フォーカス方向に変位させることで、光ス
ポットが情報トラックから逸脱しないように、かつ光ス
ポットが媒体面に焦点を結ぶようにトラッキング制御と
フォーカス制御が行われる。
【0020】また、受光処理回路6の情報再生信号は復
調回路8へ、ダイレクトベリファイ信号は復調回路9へ
それぞれ出力される。図10はこれらの復調回路の一例
を示したブロック図である。まず、情報再生信号RF
(またはダイレクトベリファイ信号)はPLL発振器2
47に出力され、同期クロック信号が生成される。同期
クロック信号はフリップフロップ243のCK端子に出
力され、これによってフリップフロップ243で情報再
生信号と同期クロック信号の同期がとられる。これは、
記録媒体と光スポットの相対移動速度に変動があるた
め、実際の移動に合わせて同期をとるという一般的な方
法である。フリップフロップ243で同期クロック信号
に同期をとられた信号はS/P(シリアル/パラレル)
変換器244でバイト単位でパラレル信号に再配列され
る。この場合、2値化シリアル信号のどこがバイトの先
頭かわからないので、通常は記録データに同期パターン
を付加して記録されている。
【0021】このような同期パターンとしては、記録す
べきデータにはないパターンが用いられる。例えば、8
−10変調であれば、256タイプのデータを1024
タイプに冗長して変調するものであるから1024タイ
プの中からデータに対して当てはまらないパターンを選
択して用いられる。同期検出器248ではこの同期パタ
ーンが検出され、それによってシフトレジスタで構成さ
れたS/P変換器244のパラレル出力が制御される。
【0022】ここで、S/P変換器244に入力される
シリアル信号は光カード上の光スポットの走査方向によ
ってデータの先頭ビットがLSBかMSBかが異なるの
で、MPU10からの移動方向信号に応じてS/P変換
器244の出力のビットの配置が切り換えられる。つま
り、情報を再生する場合、光スポットの走査方向に関係
なく、データの並び方向が同じになるように1バイトご
とにデータの配列が切り換えられる。S/P変換器24
4の出力データはデータ復調器245で復調される。な
お、PLL発振器247のクロック信号は分周器249
で分周され、得られた分周信号はデータをシリアル/パ
ラレル変換した後、データ復調器245やエラー復号器
15においてバイト単位での同期をとるための信号とし
て用いられる。
【0023】復調回路8で復調されたデータはエラー符
号器14に出力され、エラー符号器14においてデータ
のエラー検出及びエラー訂正を行うことで再生データが
生成される。通常の情報再生時においては、このように
データの再生処理が行われ、得られた再生データはMP
U10の制御によって上位制御装置に転送される。ま
た、情報の記録時には、復調回路9でベリファイ用のデ
ータが復調され、バッファメモリ13に格納される。通
常、バッファメモリ13には1セクタまたは1トラック
分のデータが格納され、その後エラー復号器15に読み
出してエラー検出とエラー訂正が行われる。復調データ
をバッファメモリ13に格納する場合は、図10の分周
器249のクロック信号を用いてタイミングが制御され
る。MPU10では1セクタまたは1トラックごとにエ
ラー訂正後の再生データとメモリ11に格納されている
記録データを比較してベリファイが行われる。
【0024】次に、光カード1に往路と復路に記録方向
を変えて情報を記録するときの動作について説明する。
まず、上位制御装置から記録命令を受けると、MPU1
0は上位制御装置から転送された記録データをメモリ1
1に格納する。次いで、MPU10では再生時のエラー
検出とエラー訂正のために記録データをエラー符号器1
4に転送してエラー訂正符号を付加し、符号化を行う。
符号化が終了すると、MPU10は記録データを変調回
路7に転送し、変調回路7では図8で説明したように所
定の変調方式で変調を行い、得られた情報ビット列に応
じて半導体レーザ21を駆動することにより情報の記録
を行う。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光学的情報記録再生装置では、情報の記録直後にベ
リファイを行い、その結果、ベリファイエラーが発生し
て再記録を行う場合は、記録データを再度変調回路に転
送して変調を行う必要があり、その分時間がかかるとい
う問題があった。また、記録と同時に再生されたダイレ
クトベリファイ信号から記録動作と並行してデータを復
元するため、1セクタまたは1トラック分の再生データ
を一時格納するためのバッファメモリが必要であり、装
置の構成が複雑化し、コスト高になるという問題があっ
た。
【0026】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ベリ
ファイエラーが発生して再記録を行う場合のスループッ
トを短縮することを可能とした光学的情報記録装置を提
供することを目的としたものである。
【0027】
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、情報記
録媒体の情報トラック上に光ビームを走査し、かつこの
光ビームの走査方向を変えて情報トラックの両方向から
情報の記録及びベリファイを行う光学的情報記録装置に
おいて、記録データを所定の変調方式で変調する変調器
と、変調された記録データを格納するメモリと、前記変
調されたデータを所定のデータ単位でパラレル/シリア
ル変換してシリアルの情報ビット列を出力するパラレル
/シリアル変換器とを備え、ベリファイエラーが発生し
て再記録を行う場合、前記メモリに格納された同じ変調
データを前記パラレル/シリアル変換器に転送すると共
に、前記記録媒体の記録方向に応じて先頭アドレスから
転送するか、最終アドレスから転送するかを制御するこ
とを特徴とする光学的情報記録装置によって達成され
る。
【0029】
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施例
を示した構成図である。なお、図1では図7の従来装置
と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
即ち、半導体レーザ21、コリメータレンズ23、回折
格子50、偏光ビームスプリッタ26、1/4波長板2
7、対物レンズ28、球面レンズ29、シリンドリカル
レンズ30、光検出器31は、いずれも図7のものと同
じである。これらの光学素子は光ヘッドとして一体化さ
れ、図6で説明したようにS1〜S5の5つの光スポッ
トが光カード1上に照射される。光ヘッドと光カード1
は図示しない機構によって相対的に情報トラック方向に
往復移動するように構成され、この往復移動により光ヘ
ッドからの光スポットが情報トラック上を往復走査し、
光カード1の往路と復路で情報の記録あるいは記録情報
の再生を行う。
【0031】また、受光処理回路6、復調回路8及び
9、MPU10、メモリ11、データバス12、バッフ
ァメモリ13、エラー符号器14、エラー復号器15、
LDドライバ61も図7のものと同じである。更に、2
41は記録データを変調するための変調器、242は変
調された記録データをシリアル信号に変換するためのP
/S変換器、250は所定周波数のクロック信号を発生
する発振器、252はそのクロック信号を分周するため
の分周器である。本実施例では、MPU10と変調器2
41の入出力、及びP/S変換器242の入力がデータ
バス12で接続され、MPU10では記録データを先に
変調器241に転送してデータの変調を行い、その後変
調データをP/S変換器242に転送するようになって
いる。ここで、データバス12のバス幅が8ビットであ
る場合、例えば変調方式が8−10変調であると、変調
器241の出力及びP/S変換器242の入力は各々1
0ビットであるので、変調器241、P/S変換器24
2の入出力をそれぞれ8ビットと2ビットに分け、MP
U10からのセレクタ信号によってそれぞれを選択でき
るようにすればよい。もちろん、データバス12が10
ビット以上(例えば、16ビット)である場合は、その
必要はない。
【0032】次に、上記実施例の情報記録時の動作を図
2に基づいて説明する。図2において、まず上位制御装
置から記録命令が発行されると、MPU10では上位制
御装置から転送された記録データを転送された順序でメ
モリ11の所定アドレスに格納する(S1)。記録デー
タは1バイトごとのパラレルデータで転送され、そのま
まの順序でメモリ11に格納していく。記録データは、
例えばセクタ単位またはトラック単位で格納される。次
いで、MPU10はメモリ11に格納された記録データ
をエラー符号器14に転送し、エラー符号器14におい
て記録データにエラー符号を符加して符号化を行う(S
2)。MPU10では符号化された記録データをエラー
符号器14から出力されたデータの配列の順序で変調器
241に転送し、変調器241において例えば8−10
変調方式でデータの変調を行う(S3)。なお、変調器
241ではデータ変調と同時に記録データに同期符号が
付加される。
【0033】続いて、MPU10では変調器241で変
調された記録データをその出力された順序でメモリ11
に所定アドレスから順次格納していく。同時に、MPU
10では光カード1に記録するデータの記録方向が往路
であるのか、それとも復路であるのかを判断する(S
4)。ここで、もし記録方向が往路である場合は、MP
U10ではメモリ11に格納されている記録データを先
頭アドレスから最終アドレスまで順にP/S変換器24
2に転送していく(S5)。つまり、例えばセクタ単位
で記録する場合は、セクタの先頭アドレスのデータから
最終アドレスのデータまでそのままの順序で転送してい
く。記録データの転送の際には、分周器251の分周信
号に同期してバイト単位で転送され、P/S変換器24
2では転送された記録データを発振器250のクロック
に同期してシリアル信号に変換し、LDドライバ61に
出力していく。また、P/S変換器242では前述のよ
うに移動方向信号に応じて1バイトごとにデータのビッ
トの配置が切り換えられる。このときは往路での記録で
あるので、先頭ビットから順に出力していく。
【0034】一方、記録方向が復路である場合は、MP
U10ではメモリ11に格納されている記録データを最
終アドレスから先頭アドレスまで順にP/S変換器24
2に転送していく(S6)。例えば、セクタ単位での記
録であれば、セクタの最終アドレスのデータから順に先
頭アドレスのデータまで転送していく。このときも分周
器251の分周信号に同期して記録データを1バイト単
位で転送し、P/S変換器242では転送された記録デ
ータを1バイトごとに発振器250のクロックに同期し
てシリアル信号に変換していく。このときは復路の記録
であるので、P/S変換器242では移動方向信号によ
り1バイトごとに最終ビットから出力していく。こうし
て記録方向に応じて記録データの順序を入れ換えること
により、光カード1上の情報ビット列は記録方向に関係
なく同じ方向になる。従って、これを往路から再生した
場合は情報ビット列の1バイトごとのデータの先頭ビッ
トがMSB、復路から再生した場合はLSBとなり、い
ずれの方向から再生してもデータの配列順序は同じとな
る。
【0035】このようにP/S変換器242でシリアル
の情報ビット列に変換されたデータは順次LDドライバ
61に出力され、LDドライバ61ではその情報ビット
列に応じて半導体レーザ21をオン、またはオフして半
導体レーザ21を駆動する。これにより、光カード1の
情報トラック上に情報ビット列に対応した情報ピットが
記録され、一連の情報が記録される(S7)。一方、こ
の記録と同時に復調回路9でDV信号をもとに記録デー
タが復調され、順次バッファメモリ13に格納される。
MPU10ではバッファメモリ13に格納されたデータ
をエラー復号器15に転送し、エラー検出とエラー訂正
を行う。次いで、MPU10ではエラー復号器15で復
号された再生データとメモリ11に格納されている記録
データを比較し、データを正常に記録できたかどうかを
判定する、ダイレクトベリファイを行う(S8)。
【0036】MPU10はこのように記録データをセク
タあるいはトラック単位で光カード1上に記録し、全て
のデータを正常に記録すると上位制御装置に記録終了を
通知して記録処理を終了する。一方、S8において、ベ
リファイの結果がエラーであった場合は、メモリ11に
格納されている同じデータを光カード1の次の記録位置
(次のセクタまたは次のトラック)に再記録を行う。こ
のように再記録を行う場合は、再度S4に戻って次に記
録するデータの記録方向を判定する。ここで、再記録を
行う際に、例えばこれまで往路で記録していたとすれ
ば、次の記録方向は復路となり、これまでの記録が復路
であれば、次の記録方向は往路となる。S4において
は、このように次に記録する記録方向を判定し、これま
での記録方向が復路で次の記録方向が往路であれば、M
PU10ではS5でメモリに格納されている記録データ
を先頭アドレスから最終アドレスまで順次分周器251
の分周信号に同期して1バイト単位でP/S変換器24
2に出力していく。
【0037】一方、これまでの記録方向が往路で次の記
録方向が復路である場合は、MPU10では、S6でメ
モリ11の記録データを最終アドレスから先頭アドレス
まで順に分周信号に同期して1バイト単位でP/S変換
器242に出力していく。このようにデータの再記録を
行う場合も、次に記録しようとするデータの記録方向に
応じてメモリ11の記録データの配列を順方向あるいは
逆方向としてシリアルの情報ビット列に変換し、次のセ
クタまたは次のトラックに記録する(S7)。そして、
同様に記録と同時に記録データを復調回路9、エラー復
号器15で再生し、得られた再生データと記録データを
比較することで記録と同時のベリファイを行う(S
8)。
【0038】次に、ベリファイの結果、データを正常に
記録できた場合は、同様の動作でセクタまたはトラック
単位でデータを記録していき、全てのデータを正常に記
録できたところで記録処理を終了する。また、ベリファ
イの結果、データを正常に記録できなかった場合は、同
様の動作で次のセクタまたは次のトラックに同じデータ
を記録してベリファイを行い、もしベリファイ結果がエ
ラーであれば、更にその次のセクタまたはトラックに同
じデータを記録する。このようにデータを正常に記録で
きるまでデータの記録を繰り返し、正常に記録できれ
ば、引き続いて同様の動作でセクタ単位またはトラック
単位でデータを記録し、全てのデータを正常に記録した
ところで記録処理を終了する。なお、所定回数リトライ
を繰り返してもデータを正常に記録できない場合は、記
録エラーとして記録を中止してもよい。
【0039】本実施例では、予め記録データを変調して
メモリ11に格納しておき、光カード1の記録方向に応
じてメモリ11の記録データのP/S変換器242へ転
送するデータの順序を先頭アドレスから順に転送する
か、最終アドレスから順に転送するかを制御するので、
ベリファイでエラーとなり、再記録を行う場合、余分な
時間を要することなく、最短の時間で再記録を行うこと
ができる。即ち、再記録の方向に応じてメモリ11の記
録データの転送順序を先頭アドレスから転送するか、最
終アドレスから転送するかのデータの転送順序を切り換
えるだけでよいため、従来のように再度記録データを変
調器に送って変調するなどの時間が不要となり、再記録
時のスループットを短縮することができる。
【0040】なお、以上の実施例では、光カード1の往
路方向からデータを記録するとき、メモリ11の記録デ
ータを先頭アドレスから最終アドレスまで順番に転送し
てデータの記録を行うフォーマットの場合の例を示した
が、これとは反対に往路での記録時にメモリ11の記録
データを最終アドレスから先頭アドレスの順番にデータ
を記録するフォーマットの場合は、メモリ11の記録デ
ータの転送順序を反対にすればよい。即ち、往路の記録
の場合はメモリ11の記録データを最終アドレスから転
送し、復路の記録の場合はメモリ11の記録データを先
頭アドレスから転送すればよい。また、実施例では、往
路でデータを記録する場合に、情報ビット列の1バイト
の先頭ビットがMSBとなるようにP/S変換器242
で情報ビット列の配列順序を切り換えたが、反対に往路
での記録の場合に、1バイトのデータの先頭ビットがL
SBとなるようにしてもよい。但し、この場合は、それ
に合わせて復調回路8,9のS/P変換器244のビッ
ト配置を逆にする必要がある。
【0041】次に、本発明の参考例について説明する。
図3は本発明の参考例を示した構成図である。なお、図
3では図7の従来装置と同一部分は同一符号を符して詳
しい説明を省略する。即ち、半導体レーザ21、コリメ
ータレンズ23、回折格子50、偏光ビームスプリッタ
26、1/4波長板27、対物レンズ28、球面レンズ
29、シリンドリカルレンズ30、光検出器31はいず
れも図7のもと同じである。これらの光学素子は光ヘッ
ドとして一体化され、図6で説明したようにS1〜S5
の5つの光スポットが光カード1上に照射される。光ヘ
ッドと光カード1は図示しない機構によって相対的に情
報トラック方向に往復移動するように構成され、この往
復移動により光ヘッドからの光スポットが情報トラック
上を往復走査し、光カード1の往路と復路で情報の記録
あるいは記録情報の再生を行う。
【0042】また、受光処理回路6、復調回路8及び
9、MPU10、メモリ11、データバス12、LDド
ライバ61も図7のものと同じである。なお、図3で
は、エラー符号器14、エラー復号器15については省
略している。更に、本参考例においては、変調回路7の
入力段に記録データを1バイト分保持するためのレジス
タ17が設けられ、復調回路9の出力段にはバッファメ
モリ13の代わりに復調回路9の出力データを1バイト
分保持するためのレジスタ18が設けられている。復調
回路9ではレジスタ18及びMPU10に対してデータ
タイミング信号を出力するようになっており、このタイ
ミング信号によりレジスタ18に再生データを保持し、
かつMPU10に再生データの読み出しを要求するよう
に構成されている。
【0043】そこで、本参考例の具体的な動作を図4に
基づいて説明する。図4(a)は光カード1の情報トラ
ック上に光スポットS1〜S5を走査して記録データに
対応した情報ピットを記録する様子を示した図である。
ここでは、光スポットは図6のL方向に走査しており、
このときは2つのベリファイ用光スポットS2,S4の
うち光スポットS2がベリファイ用として用いられる。
記録用光スポットS3とベリファイ用光スポットS2ま
たはS4との間隔はdである。図4(b)は図8で説明
した変調器7内の発振器250のクロック信号であり、
このクロック信号に同期してP/S変換器242で記録
データのシリアル信号への変換が行われる。従って、発
振器250のクロック信号がP/S変換器242の転送
レートとなる。
【0044】図4(c)は図4(b)のクロック信号の
分周信号、即ち図8の発振器250のクロック信号を分
周する分周器251の出力信号であり、この分周信号の
1周期が1バイトの長さに相当している。分周信号はP
/S変換器242のデータロード信号及びMPU10へ
の記録データ要求信号として用いられる。ここで、分周
器251の分周信号は前述のように記録データ要求信号
としてMPU10に送られており、図4のA点において
図4(c)の分周信号の立ち下がりをMPU10が検知
すると、図4(e)のデータDn-1(8)の次に記録すべき
データDn(8)がメモリ11から読み出され、レジスタ1
7に書き込まれる。このデータDn(8)は更に次のデータ
Dn+1(8)が書き込まれるまでレジスタ17に保持され
る。レジスタ17に書き込まれた1バイトのデータDn
(8)は変調器241に送られ、例えば8−10変調方式
で変調される。
【0045】次に、B点において、分周信号が図4
(c)のようにハイレベルとなり、クロック信号が図4
(b)のように立ち下がると、変調器241で変調され
たデータD(10)がP/S変換器242にロードされ、ク
ロック信号の立ち下がりに同期してシリアルデータに変
換される。図4(d)はこのようにP/S変換器242
で変換されたシリアルデータを示している。このシリア
ルデータはLDドライバ61に送られ、LDドライバ6
1において半導体レーザ21をシリアルデータに応じて
駆動し、記録用光スポツトS3を強度変調することで、
図4(a)のようにシリアルデータに対応した情報ピッ
ト列が情報トラック上に記録される。C点においては、
次のデータのDn+1(8)が書き込みが要求される。
【0046】一方、受光処理回路6では、光スポットが
L方向に走査しているので、図9に示すようにMPU1
0からの移動方向信号によりスイッチ122をL側に切
り換え、ベリファイ用光スポットS2の反射光を受光す
る受光素子31bの出力を選択している。従って、この
ときはコンパレータ124では受光素子31b側の信号
を2値化し、この2値化信号をDV(ダイレクトベリフ
ァイ)信号として復調回路9に出力している。図4
(g)はこのコンパレータ124から出力されたDV信
号を示している。復調回路9は前述のように図10の構
成であり、DV信号が入力されると、PLL発振器24
7でそのDV信号から図4(f)のように同期クロック
信号が作成される。また、フリップフロップ243では
図4(h)のようにDV信号を同期クロック信号に同期
させて出力し、この信号は更にP/S変換器244でバ
イト単位で再配列される。
【0047】S/P変換器244で再配列されたデータ
は、データ復調器245で復調される。一方、同期検出
器248ではDV信号から同期パターンを検出すると、
検出信号を分周器249に出力し、分周器249ではそ
の検出信号により図4(j)のように同期クロック信号
の分周を開始する。そして、分周器249の分周信号に
よりデータ復調器245のデータがレジスタ18に保持
され、かつMPU10に対しレジスタ18のデータを読
み出すように要求される。即ち、同期クロック信号に同
期したシリアルデータDn がS/P変換器244でバイ
ト単位で再配列されたD点において、図4(g)の分周
信号がハイレベルとなり、図4(f)の同期クロック信
号が立ち下がると、データ復調器245のシリアルデー
タDn はレジスタ18に保持される。そして、MPU1
0ではE点において、図4(g)の分周信号の立ち下が
りを検出すると、レジスタ18から復調データDn(8)が
読み出され、メモリ11に記録データが格納されたアド
レスとは別のアドレスに書き込まれる。
【0048】また、図4(b)の分周信号が立ち下がっ
たF点でMPU10に対しデータDn+1 の次のデータD
n+2 の書き込みが要求される。この場合、記録用光スポ
ットS3とベリファイ用光スポットS2は距離dだけ離
れており、記録データとDV信号の位相は一定時間ずれ
ているので、変調回路7の分周信号による書き込み要求
と復調回路9の分周信号による読み出し要求が同時に出
力されることはない。この場合、MPU10の動作速度
が速いので、F点〜D点の間にレジスタ17への書き込
みが終了し、復調回路9からの読み出し要求を検知する
ことも可能であるので、読み出し要求を検知したらレジ
スタ18のデータを読み出して1バイト単位のデータの
書き込みと読み出しを連続して行うことが可能である。
【0049】以上で1バイト分の記録データの記録、そ
の記録データを再生してのベリファイ用信号の作成、及
びベリファイ用信号のメモリ11への格納が終了し、以
下同様の動作で1バイト単位でデータの記録を行う。そ
して、例えば、メモリ11に格納されている1セクタの
記録データをレジスタ17に転送し終わると、MPU1
0は変調回路7からの記録データ要求信号に応答しなく
なり、記録動作を停止する。そして、レジスタ18から
最後の再生データを読み出してメモリ11に格納する
と、MPU10はメモリ11に格納されている記録デー
タと再生データを比較してベリファイを行い、もしベリ
ファイエラーが発生すれば、次の記録位置に再記録を行
う。
【0050】以上のように本参考例では、記録データを
1バイト単位でレジスタ17に書き込み、かつ復調デー
タを1バイトごとにレジスタ18に保持して順次再生デ
ータをメモリ11に格納するようにしたので、従来必要
であった1セクタまたは1トラック分の容量のバッファ
メモリが不要となり、装置の構成を簡単化でき、かつ装
置を安価に作製することができる。しかも、一般に、バ
ッファメモリはアドレス制御回路を含んでおり、レジス
タやメモリ(SRAM)に比べて高価であるので、バッ
ファメモリを不要にすることによって更に大きなコスト
低減効果を得ることができる。
【0051】なお、参考例では、変調回路7、復調回路
9、メモリ11に対するデータ転送をMPU10の通常
のメモリリード、ライト、I/Oリード、ライト動作に
より行っているが、これ以外にも、例えばダイレクトメ
モリアクセスコントローラ(DMAC)を用いて、直接
メモリからI/Oへライト、またはI/Oからメモリに
ライトすることにより、処理速度を速めることも可能で
ある。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
リファイエラーが発生して再記録を行う場合、メモリに
格納されている同じ変調データを用いて記録を行うた
め、再度変調回路にて変調を行う必要がなく、余分な時
間を要することなく、最短の時間で再記録を行うことが
できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学的情報記録装置の一実施例を示し
た構成図である。
【図2】図1の実施例のデータの記録動作を示したフロ
ーチャートである。
【図3】本発明の参考例を示した構成図である。
【図4】図3の参考例のデータ記録動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図5】光カードの記録面のトラックの配置を示した平
面図である。
【図6】図5の光カードの情報トラック上に光スポット
を走査する様子を示した図である。
【図7】従来の光カード情報記録再生装置を示した構成
図である。
【図8】図7の装置の変調回路7を詳細に示したブロッ
ク図である。
【図9】図7の装置の受光処理回路6を詳細に示した回
路図である。
【図10】図7の装置の復調回路8,9を詳細に示した
回路図である。
【符号の説明】
1 光カード 6 受光処理回路 7 変調回路 8,9 復調回路 10 MPU 11 メモリ 12 データバス 13 バッファメモリ 14 エラー符号器 15 エラー復号器 17,18 レジスタ 21 半導体レーザ 61 LDドライバ 241 変調器 242 P/S変換器 244 S/P変換器 245 データ復調器 247 PLL発振器 248 同期検出器 249,251 分周器 250 発振器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体の情報トラック上に光ビー
    ムを走査し、かつこの光ビームの走査方向を変えて情報
    トラックの両方向から情報の記録及びベリファイを行う
    光学的情報記録装置において、 記録データを所定の変調方式で変調する変調器と、変調
    された記録データを格納するメモリと、前記変調された
    データを所定のデータ単位でパラレル/シリアル変換し
    てシリアルの情報ビット列を出力するパラレル/シリア
    ル変換器とを備え、ベリファイエラーが発生して再記録
    を行う場合、前記メモリに格納された同じ変調データを
    前記パラレル/シリアル変換器に転送すると共に、前記
    記録媒体の記録方向に応じて先頭アドレスから転送する
    か、最終アドレスから転送するかを制御することを特徴
    とする光学的情報記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光学的情報記録装置に
    おいて、前記変調器は、エラー訂正符号を付加した後の
    記録データを変調することを特徴とする光学的情報記録
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光学的情報記録装置に
    おいて、前記記録媒体は、複数の直線状の情報トラック
    を有する光カードであることを特徴とする光学的情報記
    録装置。
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