JP3420043B2 - 電気車用電源装置 - Google Patents
電気車用電源装置Info
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Description
に係り、より詳しくは、電気車両に対して電源装置を艤
装する際の技術に関するものである。
構成図である。この図において、インバータボックス1
内には、IGBT等のスイッチング素子、平滑コンデン
サ、電流検出器などにより構成されるインバータ装置2
が収納されており、また、トランスボックス3内には、
出力トランス4と、高調波除去用のリアクトル5と、出
力波形整形用のコンデンサ6とが収納されている。そし
て、インバータ装置2とリアクトル5とはケーブル7に
より接続されており、また、出力トランス4の2次側と
図示を省略してある負荷側機器とはケーブル8により接
続されている。
1及びトランスボックス3の車両床下における配置状況
を示す説明図である。この図に示すように、インバータ
ボックス1及びトランスボックス3が車両9の進行方向
に沿って連続して配設されており、これらインバータボ
ックス1及びトランスボックス3の反対側には他の装置
10が配設されている。この場合、他の装置10には、
車両9の左右のバランスを考慮して、インバータボック
ス1側及びトランスボックス3側の合計重量にできるだ
け等しくなるように機器の種類が選択される。そして、
インバータボックス1内のインバータ装置2とトランス
ボックス3内のリアクトル5との間のケーブル7はシー
ルドダクト11,12,13を通って接続されている。
である。この図に示すように、インバータボックス1内
のインバータ装置2からトランスボックス3側へ延びて
いるケーブル7は、端子台14を介してシールドダクト
11,12内を通ってトランスボックス3内のリアクト
ル5に接続されている。
3の内部における各機器の配置状況を示す説明図であ
り、図11は、図10をB−B方向から見た側面図であ
る。これらの図に示すように、トランスボックス3には
防水構造となっている密閉室15及び周囲が網カバー等
でおおわれた開放室16が形成されており、密閉室15
にはコンデンサ6及び端子台14が配設され、また、開
放室16には出力トランス4及びリアクトル5が配設さ
れている。そして、開放室16に隣接する2つのシール
ドダクト13内にはそれぞれインバータ装置2の出力側
に接続されている端子台14が配設されている。
は、図7に示したように、インバータボックス1側とト
ランスボックス3側とを結ぶケーブル7上の電圧又は電
流波形は、リアクトル5及びコンデンサ6の前段側であ
るためノイズ分(このノイズを当該技術分野では「直達
ノイズ」と呼んでいる。)を多く含んだものとなってい
る。この直達ノイズが周辺機器に悪影響を及ぼすのを避
けるため、図8乃至図11に示したように、ケーブル7
はシールドダクト11〜13に覆われた構成となってい
る。
13の存在は、車両床下における機器取付作業及び配線
作業等を煩雑にし、艤装作業についての作業性の向上を
阻害する要因となっている。
ボックス1及びトランスボックス3は共に車両9の片側
に配置されている。これは、リアクトル5及びコンデン
サ6を内部に収納しているトランスボックス3がかなり
の重量となっており、トランスボックス3とインバータ
ボックス1とを互いに反対側に配置したのでは車両9の
左右のバランスを取ることができなくなるからである。
しかし、逆に、インバータボックス1とトランスボック
ス3とが同じ側に配置されているために、これらの合計
重量に見合うだけの機器を集めて他の装置10として配
置しなければならず、重量バランスを取るための艤装設
計に苦労しなければならなかった。
あり、艤装作業についての作業性の向上を図ることがで
きると共に、重量バランスを取るための艤装設計を容易
に行うことができる電気車用電源装置を提供することを
目的としている。
の手段として、請求項1記載の発明は、インバータボッ
クス内に収納されたインバータ装置、トランスボックス
内に収納された出力トランス、及びインバータ装置と出
力トランスとの間に接続されたリアクトル及びコンデン
サを有し、これらが車両の床下部に配設されている電気
車用電源装置において、前記リアクトル及びコンデンサ
を前記インバータボックス内に収納した、ことを特徴と
する。
明において、前記インバータボックス及びトランスボッ
クスが、前記車両の長手方向に沿う中心線を間にして互
いに対向する位置に配設されている、ことを特徴とす
る。
載の発明において、前記インバータ装置と前記出力トラ
ンスとの間を結ぶリード線が、前記トランスボックス内
で端子台を介することなく前記出力トランスに接続され
ている、ことを特徴とする。
至図6に基づき説明する。但し、図7乃至図11に示し
た構成要素と同様の構成要素には同一符号を付して重複
した説明を省略する。
電源装置の回路構成図である。この図に示すように、図
7の従来装置ではトランスボックス側に収納されていた
リアクトル5及びコンデンサ6がインバータボックス1
A側に収納されている。したがって、インバータボック
ス1A側とトランスボックス3A側とを結ぶケーブル7
上の電圧又は電流波形は、リアクトル5及びコンデンサ
6の後段側となり、直達ノイズが除去されたきれいな波
形となっている。
1A及びトランスボックス3Aの車両床下における配置
状況を示す説明図である。図8においては、インバータ
ボックス1側とトランスボックス3側とを結ぶケーブル
7の周囲がシールドダクト11〜13により覆われてい
たが、図2においては、このようなシールドダクトが設
けられていない。これはインバータボックス1A側とト
ランスボックス3A側とを結ぶケーブル7がインバータ
ボックス1A内に収納されたリアクトル5及びコンデン
サ6の後段側になっているからである。このように、シ
ールドダクトが設けられていない構成となっているの
で、本発明に係る電気車用電源装置は、機器取付作業及
び配線作業等の艤装作業についての作業性を向上させる
ことができるようになっている。
の内部にリアクトル5及びコンデンサ6が収納されてい
るので、重量が大きくなっている。したがって、トラン
スボックス3Aを、車両9の長手方向に沿う中心線を間
にしてインバータボックス1Aに対向するように配設す
ることが可能になっている。このように、トランスボッ
クス3Aをインバータボックス1Aの反対側に配設でき
るようになっているので、インバータボックス1Aの重
量とトランスボックス3A及び他の装置10Aの重量と
がバランスするように、他の装置10A内に機器を配置
すればよい。したがって、従来装置のように、重量バラ
ンスを取るための艤装設計に苦労することがなくなる。
である。この図に示すように、インバータボックス1A
内には端子台14が設けられており、インバータ装置2
とこの端子台14とはリード線24により接続されてい
る。また、トランスボックス3A内にも端子台14が設
けられており、トランスボックス3Aとこの端子台14
とがリード線20により接続されている。そして、イン
バータボックス1A内及びトランスボックス3A内の各
端子台14同士はケーブル7により接続されている。
Aの構造を示す正面図であり、図5は、図4をD−D方
向から見た側面図である。トランスボックス3A内の出
力トランス4は、フランジ部17にボルト部材18を用
いて取り付けられており、その周囲が網カバー19によ
り覆われている。そして、出力トランス4の下部から
は、先端に圧着端子21を有するリード線20が延びて
いる。従来装置におけるトランスボックス3には、図1
0に示したように、コンデンサ6を収納するための密閉
室15を設ける必要があったが、本発明では、リアクト
ル5及びコンデンサ6がインバータボックス1A側に収
納されているので、トランスボックス3A側には密閉室
を設ける必要はなくなっている。
図示は省略しているが、リアクトル5を収納している部
分についてはトランスボックス3Aと同様に網カバー1
9で覆ってリアクトル5の放熱を促進するようにし、イ
ンバータ装置2及びコンデンサ6を収納している部分に
ついては防水機能を有する密閉構造としてある。
トランス4の配線構造を示したものである。この図にお
ける出力トランス4のリード線20Aは、図3乃至図5
における出力トランス4のリード線20よりもはるかに
長いものとなっており、その中間部分が支持金具22,
23により支持された状態でその圧着端子21がインバ
ータボックス1A側の端子台14に接続されている。そ
して、図3におけるトランスボックス3A内の端子台1
4を省略した構成となっている。
ンスのリード線は、それほど長いものではなく、このリ
ード線を遠く離れた他の機器に接続する場合は、ユーザ
側で別の長いリード線及び端子台等を用意して配線作業
を行わなければならなかった。したがって、従来は出力
トランス4回りの配線作業について少なからぬ労力を費
やしていたが、図6の構成によれば、このような配線作
業に費やす労力を低減することができる。
トランスボックス内に収納されていたリアクトル及びコ
ンデンサをインバータボックス内に収納する構成とした
ので、艤装作業についての作業性の向上を図ることがで
きると共に、重量バランスを取るための艤装設計を容易
に行うことができる。
路構成図。
ンスボックス3Aの車両床下における配置状況を示す説
明図。
す正面図。
配線構造を示す説明図。
スボックス3の車両床下における配置状況を示す説明
図。
ける各機器の配置状況を示す説明図。
Claims (3)
- 【請求項1】インバータボックス内に収納されたインバ
ータ装置、トランスボックス内に収納された出力トラン
ス、及びインバータ装置と出力トランスとの間に接続さ
れたリアクトル及びコンデンサを有し、これらが車両の
床下部に配設されている電気車用電源装置において、 前記リアクトル及びコンデンサを前記インバータボック
ス内に収納した、 ことを特徴とする電気車用電源装置。 - 【請求項2】前記インバータボックス及びトランスボッ
クスが、前記車両の長手方向に沿う中心線を間にして互
いに対向する位置に配設されている、 ことを特徴とする請求項1記載の電気車用電源装置。 - 【請求項3】前記インバータ装置と前記出力トランスと
の間を結ぶリード線が、前記トランスボックス内で端子
台を介することなく前記出力トランスに接続されてい
る、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の電気車用電源装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30186097A JP3420043B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 電気車用電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30186097A JP3420043B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 電気車用電源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11146653A JPH11146653A (ja) | 1999-05-28 |
JP3420043B2 true JP3420043B2 (ja) | 2003-06-23 |
Family
ID=17902039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30186097A Expired - Lifetime JP3420043B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 電気車用電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3420043B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4309709B2 (ja) * | 2003-07-09 | 2009-08-05 | 株式会社東芝 | 電力変換装置 |
JP6144600B2 (ja) * | 2013-10-08 | 2017-06-07 | 田淵電機株式会社 | 電力変換装置 |
DE112016006459T5 (de) * | 2016-02-19 | 2018-10-25 | Mitsubishi Electric Corporation | Leistungswandlereinrichtung |
-
1997
- 1997-11-04 JP JP30186097A patent/JP3420043B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11146653A (ja) | 1999-05-28 |
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