JP3419977B2 - 眼鏡フレーム保持装置 - Google Patents

眼鏡フレーム保持装置

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JP3419977B2
JP3419977B2 JP30170695A JP30170695A JP3419977B2 JP 3419977 B2 JP3419977 B2 JP 3419977B2 JP 30170695 A JP30170695 A JP 30170695A JP 30170695 A JP30170695 A JP 30170695A JP 3419977 B2 JP3419977 B2 JP 3419977B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレーム形状の測定
に使用される眼鏡フレームを保持する眼鏡フレーム保持
装置に関し、特にレンズ枠をほぼ水平にした状態で眼鏡
フレームを保持する眼鏡フレーム保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、眼鏡フレームの形状を測定する眼
鏡フレーム測定装置では、測定時に眼鏡フレームを保持
しておく眼鏡フレーム保持装置が設けられている。この
眼鏡フレーム保持装置は、通常、互いに接近および離間
できるように設けられた2つの当接部材によって、眼鏡
フレームのレンズ枠を眉側および頬側から軽く挟持し、
さらにその状態で眼鏡フレームがズレないように、特定
の挟持手段によってレンズ枠を挟持するようにしてい
る。
【0003】このレンズ枠を挟持する手段としては、実
開平5−43013号公報等に開示されているように、
電動によってピンを移動して上下方向からレンズ枠を挟
持するものと、実開平6−55128号公報等に開示さ
れているように、ネジ止め式の補助部材を手動で調整す
ることによって眼鏡フレームを側面から挟持するように
したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電動の挟持手
段を有するものは、多数のモータや制御回路を設ける必
要があるので、構造が複雑になり、コスト高になるとい
う問題点があった。
【0005】一方、手動により保持するものは、構造が
簡単な反面、操作が複雑になり、作業効率が悪かった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、低
コストでありながら簡単な作業で眼鏡フレームを保持す
ることのできる眼鏡フレーム保持装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、フレーム形状を測定するためにレンズ枠
をほぼ水平にした状態で眼鏡フレームを保持する眼鏡フ
レーム保持装置において、互いに連動して接近および離
間可能なように基台に取り付けられる2つのスライドテ
ーブルと、前記接近させる方向に前記2つのスライドテ
ーブルに対して所定の圧力を与える弾性部材と、前記2
つのスライドテーブル上にそれぞれ設けられ、前記眼鏡
フレームのレンズ枠に当接する当接面が互いに対向する
ように形成された2つの当接部材と、前記2つのスライ
ドテーブルの少なくとも一方に設けられ、前記眼鏡フレ
ームのレンズ枠を上下方向から挟持する挟持機構部と、
前記挟持機構部の設けられたスライドテーブル上に設け
られ、外部から所定方向に押圧された場合には前記挟持
機構部に前記眼鏡フレームを挟持させる挟持制御部材
と、前記基台に設けられる回動式のレバーと、前記レバ
ーの回動軸に連動して回動するとともに、前記挟持機構
部の設けられたスライドテーブルの移動方向に延び、か
つ少なくとも前記スライドテーブルの可動距離以上の長
さを持つように形成され、前記レバーが所定の回動位置
にあるときに前記挟持制御部材を前記所定方向に押圧す
る押圧部材と、を有することを特徴とする眼鏡フレーム
保持装置が提供される。
【0007】このような構成の眼鏡フレーム保持装置で
は、2つのスライドテーブル上の各当接部材を手動で離
間させ、その間に測定用の眼鏡フレームをそのレンズ枠
がほぼ水平になるような向きで挿入する。そして当接部
材から手を離すと、弾性部材の圧力により、スライドテ
ーブルがスライドして接近し、当接部材の当接面が眼鏡
フレームのレンズ枠に当接し、眼鏡フレーム全体が軽く
保持される。
【0008】この状態でレバーを所定の回動位置に回動
させると、押圧部材が挟持制御部材を所定方向に押圧す
る。ここで、押圧部材は、挟持機構部の設けられたスラ
イドテーブルの移動方向に延び、かつ少なくともスライ
ドテーブルの可動距離以上の長さを持つように形成され
ているので、スライドテーブルがどの位置にあっても、
確実に挟持制御部材を押圧することができる。
【0009】押圧部材によって押圧された挟持制御部材
は、挟持機構部を動作させ、眼鏡フレームのレンズ枠を
上下方向から挟持させる。これにより、作業者の1回の
手動操作で眼鏡フレーム全体が確実に保持される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態を図面に基
づいて説明する。図2は本形態のレンズ研削装置の外観
を示す斜視図である。レンズ研削装置10は、主にフレ
ーム形状測定部11、研削操作部12、およびレンズ研
削部13から構成されている。フレーム形状測定部11
は、形状測定操作パネル111、形状測定機構部11
2、およびフレーム保持レバー113を有している。形
状測定機構部112は、後述の眼鏡フレーム保持装置や
トレーサ機構部から構成されている。フレーム保持レバ
ー113は、眼鏡フレーム保持装置に測定用の眼鏡フレ
ームを固定するためのレバーである。眼鏡用フレームが
固定された状態で、形状測定操作パネル111の図示さ
れていないスタートボタンを押すことにより、眼鏡用フ
レームの左右一方のフレーム形状を、公知の技術によっ
て測定することができる。
【0011】研削操作部12は、表示パネル121およ
び研削操作パネル122を有している。表示パネル12
1は、液晶表示装置(LCD)であり、被加工レンズの
加工に必要なデータ入力を行うための様々な画面を表示
する。研削操作パネル122は、形状測定機構部112
で測定された片側のフレーム形状データに基づいてフレ
ーム幾何学中心距離の測定を行ったり、他のレンズ加工
データを入力または測定するために用いられる。
【0012】レンズ研削部13は、最終的に得られた加
工データに基づいて被加工レンズを加工する機構部であ
る。この研削のための操作も研削操作部12によって行
われる。
【0013】図3は形状測定機構部112の眼鏡フレー
ム保持装置の構成を示す平面図である。また、図4は眼
鏡フレーム保持装置の連動機構部側から見た側面図であ
る。眼鏡フレーム保持装置20は、主に、基台21、前
側保持部22、後側保持部23、連動機構部24、およ
び保持制御機構部25から構成されている。基台21に
は、図3の左右の辺に沿うように4個のレール211,
212,213,214が設けられている。前側保持部
22および後側保持部23には、それぞれ後述するスラ
イドテーブル220,230の両端から延びる連結片2
21,222、および231,232が設けられてい
る。これら連結片221,222、および231,23
2は、それぞれレール211,212,213,214
上に直動ベアリングを介して取り付けられている。これ
により、前側保持部22および後側保持部23は、基台
21上で図面上下方向にスライド可能となっている。
【0014】連動機構部24は、図4に示すように、レ
ール211,213、プーリ241,242、ワイヤ2
43、定荷重バネ244等から構成されている。プーリ
241,242は、図3および図4に示すように、レー
ル211,213を挟んで互いに対向する位置に設けら
れている。これらプーリ241,242の間には、ワイ
ヤ243が掛けられている。
【0015】前側保持部22の連結片221上に取り付
けられた固定部材221aは、ワイヤ243の外側の一
部と連結固定されている。一方、後側保持部23の連結
片231上に取り付けられた固定部材231aは、ワイ
ヤ243の内側の一部と連結固定されている。これによ
り、前側保持部22および後側保持部23は、互いに接
近または離間可能となっている。
【0016】プーリ242の後方には、定荷重バネ24
4が取り付けられている。定荷重バネ244は、巻き取
りケース244aと帯状の板バネ244b(図4でのみ
図示)とから構成されている。板バネ244bの一端側
は、巻き取りケース244aに巻き取られ、他端側は前
側保持部22の固定部材221aに連結されている。こ
れにより、前側保持部22は、常に後側保持部23側に
一定荷重で引っ張られている。また、これと同時に、後
側保持部23もワイヤ243を介して連動し、常に前側
保持部22側に一定荷重で引っ張られている。
【0017】前側保持部22および後側保持部23は、
それぞれ全体がケース223,233によって覆われて
いる。前側保持部22のケース223には、基台21の
面、およびレール211,212の進行方向に対して垂
直な方向を向く当接面223aが形成されている。この
当接面223aからは、ピン224,225(図4に図
示),226が後側保持部23側に突き出ている。上側
のピン224および下側の225は、後述する機構によ
り互いに接近して、眼鏡フレーム1の右側レンズ枠1a
の頬側部分を上下方向から挟持する。一方、ピン226
には、眼鏡フレーム1の左側レンズ枠1bの頬側部分が
載置される。
【0018】後側保持部23のケース233には、ケー
ス223の当接面223aと対向する当接面233aお
よび233bが形成されている。当接面233aから
は、ピン234,235,236が前側保持部22側に
突き出ている。上側のピン234と下側のピン235,
236は、後述する機構により互いに接近して、眼鏡フ
レーム1の右側レンズ枠1aの眉側部分を上下方向から
挟持する。
【0019】一方、ケース233の当接面233bから
は、ピン237が前側保持部22側に突き出ている。ピ
ン237には、眼鏡フレーム1の左側レンズ枠1bの眉
側部分が載置される。
【0020】前側保持部22と後側保持部23の間に
は、基台21の下方に設けられたトレーサ機構部2のト
レーサヘッド2aが突き出ている。トレーサヘッド2a
は、基台21に形成された円形の孔21aに緩嵌された
回転台2b等によって動作制御され、右側レンズ枠1a
の形状を測定する。
【0021】前側保持部22のケース223には、把手
223bが形成されている。また、図3に示すように、
前側保持部22のケース223からは、棒状の挟持制御
部材31が保持制御機構部25側に突き出ている。さら
に、後側保持部23のケース233からは、同じく棒状
の挟持制御部材41が保持制御機構部25側に突き出て
いる。各挟持制御部材31,41の一端部の上面には、
制動用部材としてゴム板311,411が貼り付けられ
ている。
【0022】保持制御機構部25は、主に、フレーム保
持レバー113、回動軸251、および押圧部材252
から構成されている。フレーム保持レバー113は、基
台21に設けられた取り付け部材215に回動自在に取
り付けられている。また、フレーム保持レバー113
は、バネ113aを介して基台21側に連結されてい
る。これにより、フレーム保持レバー113は、その把
手部分113bが、図3における、取り付け部材215
よりも右側のフレーム開放位置と、取り付け部材215
よりも左側のフレーム保持位置との何れかに位置するよ
うになっている。
【0023】基台21上には、レール212および21
4を挟む位置に取り付け部材215および216が設け
られている。これら取り付け部材215および216の
間には、回動軸251が回動自在に、かつレール212
および214と平行に取り付けられている。この回動軸
251は、フレーム保持レバー113の回動軸と連結固
定され、フレーム保持レバー113と一体で回動するよ
うになっている。
【0024】回動軸251には、連結部材253,25
4,256,257を介して押圧部材252が固定され
ている。押圧部材252は、回動軸251とほぼ平行に
取り付けられているとともに、フレーム保持レバー11
3がフレーム開放位置にあるときには挟持制御部材3
1,41と離れた状態にあり、フレーム保持レバー11
3がフレーム保持位置にあるときには、その押圧部25
2a,252bがそれぞれ挟持制御部材31,41を下
方に押圧するように取り付けられている。
【0025】図1は前側保持部22および後側保持部2
3の内部に設けられたフレーム保持機構部の概略構成を
示す斜視図である。なお、ここでは、フレーム保持機構
部に直接関係ない部分については、簡略化および変形し
て図示してある。
【0026】前側保持部22のフレーム保持機構部30
は、スライドテーブル220上に設けられている。一
方、後側保持部23のフレーム保持機構部40は、スラ
イドテーブル230上に設けられている。
【0027】フレーム保持機構部30は、主に、挟持制
御部材31と、クランプユニット32とから構成されて
いる。挟持制御部材31は、軸312を中心に上下に回
動可能なようにスライドテーブル220上に取り付けら
れている。また、挟持制御部材31は、バネ313によ
ってスライドテーブル220と連結されている。バネ3
13は、通常は挟持制御部材31の端部31bを下方に
引き下げているが、挟持制御部材31の端部31aが押
圧部材252に押圧されたときには、端部31a側が引
き下がる程度の弾性力を有している。
【0028】クランプユニット32は、主に、支持部材
321、上下動部材322,323、スライド軸32
4、バネ325,326、制御アーム327、補助アー
ム328,329から構成されている。
【0029】上下動部材322,323は、スライドテ
ーブル220の面に対してほぼ垂直に設けられたスライ
ド軸324に上下動自在に取り付けられている。上側の
上下動部材322には、前述したピン224が設けられ
ている。一方、下側の上下動部材323には、ピン22
5が設けられている。上下動部材322,323は、バ
ネ325,326によって連結されており、常に互いに
接近する方向に力を受けている。ただし、バネ325,
326は、後述の制御アーム327および補助アーム3
28,329の作用によって上下動部材322,323
が離間される力よりも小さい弾性力を有している。
【0030】また、上下動部材322,323には、そ
れぞれピン224,225とは反対の向きに延びるピン
322a,323aが設けられている。これらピン32
2a,323aは、上下動部材322,323の上下動
に応じて、それぞれ支持部材321に形成された長孔3
21a,321bに沿って上下動できるようになってい
る。
【0031】支持部材321には、制御アーム327が
その軸327aを中心に回動自在に取り付けられてい
る。軸327aは、ピン322a,323aのほぼ中間
に位置する。制御アーム327には、補助アーム32
8,329の各一端が回動自在に取り付けられている。
補助アーム328,329の各他端は、それぞれピン3
22a,323aに回動自在に取り付けられている。
【0032】また、制御アーム327の挟持制御部材3
1側端部には、ベアリング327bが取り付けられてい
る。このベアリング327bは、挟持制御部材31の端
部31bと接触できる位置に取り付けられている。
【0033】次に、このような構成のフレーム保持機構
部30の動作について説明する。図5はフレーム保持レ
バー113がフレーム開放位置にあるときのフレーム保
持機構部30の状態を示す一部断面の側面図である。フ
レーム保持レバー113がフレーム開放位置(図1の位
置A)にあるとき、押圧部材252の押圧部252a
は、挟持制御部材31の端部31aには接触していな
い。このため、挟持制御部材31は、バネ313の力に
よって端部31bが下がり、ベアリング327bを押し
下げている。
【0034】これにより、制御アーム327は、軸32
7aを中心に図5中反時計回りに回動し、バネ325,
326の力に抗して補助アーム328を介して上下動部
材322を上方に押し上げ、同時に補助アーム329を
介して上下動部材323を下方に押し下げている。よっ
て、上下動部材322および上下動部材323は、互い
に離間した状態にある。
【0035】この状態で、フレーム保持レバー113を
フレーム保持位置(図1の位置B)まで回動させると、
押圧部材252が回動軸251を中心に図5中反時計回
りに回動し、押圧部252aがバネ313の力に抗して
挟持制御部材31の端部31aを押し下げる。同時に、
挟持制御部材31の端部31bが上昇して、ベアリング
327bへの付勢力が解かれる。これによって、上下動
部材322および上下動部材323を離間させる力がな
くなるので、上下動部材322および上下動部材323
は、バネ325,326によって引き寄せられる。こう
して、図1等で示したピン224,225によって、眼
鏡フレーム1の右側レンズ枠1aを挟持することができ
る。
【0036】また、押圧部252aが挟持制御部材31
の端部31aを押し下げた状態では、端部31aの上面
に貼り付けられたゴム板311と押圧部252aとの間
に摩擦力が働く。これにより、挟持制御部材31を介し
てスライドテーブル220全体がレール211,212
に対して固定される。よって、より安定した状態で眼鏡
フレーム1を保持することができる。
【0037】なお、スライドテーブル230上のフレー
ム保持機構部40は、図1に示すように、主に、挟持制
御部材41と、クランプユニット42とから構成されて
いる。これら挟持制御部材41、クランプユニット42
は、それぞれフレーム保持機構部30の挟持制御部材3
1、クランプユニット32とほぼ同じ構成を有するの
で、ここでは説明を省略する。
【0038】次に、このようなフレーム保持機構部3
0,40を有する眼鏡フレーム保持装置20に眼鏡フレ
ームを保持させるための操作手順について説明する。ま
ず、図3に示すように、フレーム保持レバー113をフ
レーム開放位置にした状態で、把手223bを持って前
側保持部22を手前に引いて、前側保持部22および後
側保持部23を離間させる。そして、当接面223a
と、当接面233a,233bとの間に眼鏡フレーム1
をレンズ枠1a,1bが水平になるように挿入し、把手
223bを離して、当接面223aと、当接面233
a,233bとの間で軽く挟持する。
【0039】このとき、左側のレンズ枠1bの頬側部は
ピン226の上に、眉側部はピン237の上に載置す
る。一方、右側のレンズ枠1aの頬側部はピン224と
ピン225の間に挿入し、眉側部はピン234とピン2
35,236との間に挿入する。
【0040】この状態でフレーム保持レバー113をフ
レーム保持位置(図1の位置B)に回動させると、図1
および図5で説明した機能によって、前側保持部22の
ピン224および225が閉じてレンズ枠1aの頬側部
を挟持する。同時に、後側保持部23のピン234,2
35,236が閉じてレンズ枠1aの眉側部を挟持す
る。これにより、眼鏡フレーム1が保持され、トレーサ
ヘッド2aによってフレーム形状をトレースすることが
できる。
【0041】このように、本形態では、押圧部材25
2、挟持制御部材31,41、クランプユニット32,
42を設けることにより、フレーム保持レバー113の
手動操作だけで、眼鏡フレーム1を保持できるようにし
たので、作業効率が向上する。また、モータ等の電動部
品を使用することなくフレーム保持機能を持たせること
ができるので、構造が簡単になり、コストが低減され
る。
【0042】また、本形態では、押圧部材252を、レ
ール212,214に沿うように設けたので、スライド
テーブル220,230がレール212,214上のど
の位置にあっても、押圧部材252によって挟持制御部
材31,41を押し下げることができる。
【0043】さらに、本形態では、挟持制御部材31,
41にそれぞれゴム板311,411を貼り付けるよう
にしたので、押圧部材252との摩擦力を高めることが
できる。これにより、スライドテーブル220,230
の位置を固定することができ、より安定した状態で眼鏡
フレーム1を保持することができる。
【0044】なお、本形態では、眼鏡フレーム1の右側
レンズ枠1aの形状測定を行うための保持操作例を示し
たが、図3の状態で眼鏡フレーム1を180°回転させ
ることにより、左側のレンズ枠1bの形状測定も行うこ
とができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、当接部
材の間に眼鏡フレームを軽く保持した状態で、レバーを
所定の回動位置に回動させることにより、このレバーに
連動した押圧部材で挟持制御部材を所定方向に押圧し、
この挟持制御部材によって挟持機構部を動作させ、眼鏡
フレームのレンズ枠を上下方向から挟持させるようにし
たので、作業者の1回の手動操作で眼鏡フレーム全体が
確実に保持される。よって、作業効率が向上する。
【0046】また、モータ等の電動部品を使用すること
なくフレーム保持機能を持たせることができるので、構
造が簡単になり、コストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】前側保持部および後側保持部の内部に設けられ
たフレーム保持機構部の概略構成を示す斜視図である。
【図2】本形態のレンズ研削装置の外観を示す斜視図で
ある。
【図3】形状測定機構部の眼鏡フレーム保持装置の構成
を示す平面図である。
【図4】眼鏡フレーム保持装置の連動機構部側から見た
側面図である。
【図5】フレーム保持レバーがフレーム開放位置にある
ときのフレーム保持機構部の状態を示す一部断面の側面
図である。
【符号の説明】
1 眼鏡フレーム 2 トレーサ機構部 2a トレーサヘッド 10 レンズ研削装置 11 フレーム形状測定部 20 眼鏡フレーム保持装置 21 基台 22 前側保持部 23 後側保持部 24 連動機構部 25 保持制御機構部 30,40 フレーム保持機構部 31,41 挟持制御部材 32,42 クランプユニット 113 フレーム保持レバー 211,212,213,214 レール 223,233 ケース 223a,233a,233b 当接面 224,225,226,234,235,236,2
37 ピン 251 回動軸 252 押圧部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G12B 9/08 G02C 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム形状を測定するためにレンズ枠
    をほぼ水平にした状態で眼鏡フレームを保持する眼鏡フ
    レーム保持装置において、 互いに連動して接近および離間可能なように基台に取り
    付けられる2つのスライドテーブルと、 前記接近させる方向に前記2つのスライドテーブルに対
    して所定の圧力を与える弾性部材と、 前記2つのスライドテーブル上にそれぞれ設けられ、前
    記眼鏡フレームのレンズ枠に当接する当接面が互いに対
    向するように形成された2つの当接部材と、 前記2つのスライドテーブルの少なくとも一方に設けら
    れ、前記眼鏡フレームのレンズ枠を上下方向から挟持す
    る挟持機構部と、 前記挟持機構部の設けられたスライドテーブル上に設け
    られ、外部から所定方向に押圧された場合には前記挟持
    機構部に前記眼鏡フレームを挟持させる挟持制御部材
    と、 前記基台に設けられる回動式のレバーと、 前記レバーの回動軸に連動して回動するとともに、前記
    挟持機構部の設けられたスライドテーブルの移動方向に
    延び、かつ少なくとも前記スライドテーブルの可動距離
    以上の長さを持つように形成され、前記レバーが所定の
    回動位置にあるときに前記挟持制御部材を前記所定方向
    に押圧する押圧部材と、 を有することを特徴とする眼鏡フレーム保持装置。
  2. 【請求項2】 前記挟持制御部材および前記押圧部材の
    少なくとも一方には、前記押圧部材が前記挟持制御部材
    を押圧したときに前記スライドテーブルを制動させるた
    めの制動用部材が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の眼鏡フレーム保持装置。
  3. 【請求項3】 前記挟持制御部材は、軸前記スライドテ
    ーブル上に軸支されるとともに、一端が前記押圧部材に
    押圧されていないときには他端が挟持制御用バネによっ
    て引き下げられるように設けられており、前記挟持機構
    部は、互いに上下方向に接近および離間可能なように取
    り付けられる2つの上下動部材と、前記2つの上下動部
    材に少なくとも1本ずつ取り付けられる眼鏡フレーム挟
    持用のピンと、前記2つの上下動部材を接近させるよう
    に付勢する上下動部材用バネと、前記挟持制御部材が前
    記押圧部材から押圧されていないときには前記挟持制御
    部材の他端の引下げ力を受けて前記2つの上下動部材を
    離間させる一方、前記挟持制御部材が前記押圧部材に押
    圧されているときには前記挟持制御部材から開放される
    ように設けられるアーム機構部と、を有することを特徴
    とする請求項1記載の眼鏡フレーム保持装置。
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