JP3419617B2 - 太陽電池モジュール、該太陽電池モジュールの製造方法及び取付方法 - Google Patents

太陽電池モジュール、該太陽電池モジュールの製造方法及び取付方法

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JP3419617B2
JP3419617B2 JP02257896A JP2257896A JP3419617B2 JP 3419617 B2 JP3419617 B2 JP 3419617B2 JP 02257896 A JP02257896 A JP 02257896A JP 2257896 A JP2257896 A JP 2257896A JP 3419617 B2 JP3419617 B2 JP 3419617B2
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、太陽電池モジュ
ール、該太陽電池モジュールの製造方法及び取付方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、化石燃料の消費増大等に起因する
地球環境問題・エネルギ枯渇問題の深刻化に伴い、住宅
等の屋根の上に、パネル状の太陽電池モジュールを設置
し、クリーンな太陽エネルギから直接電力を取り出して
住宅に供給する住宅用太陽光発電システムが注目されて
いる。ところで、この種の太陽電池モジュール5は、図
7に示すように、多数の太陽電池セル51,51,…と
充填接着剤であるEVA(エチレンビニルアセテート)
52とをガラス基板53と裏面カバーケース54とで挟
み、EVA52とガラス基板53、裏面カバーケース5
4間を熱圧着して積層構造とすることで、太陽電池セル
51,51,…をEVA52とガラス基板53と裏面カ
バーケース54とで封入して高絶縁性を持たせてなって
いる。しかし、この太陽電池モジュール5では、上記積
層構造の周端部から湿気が浸透して、太陽電池セル5
1,51,…を劣化させてしまう。そこで、例えば、特
開昭60−97657号公報に記載されているように、
周端部にゴム弾性体からなる断面コの字状のフレームを
嵌め込んで、周端部を封止した太陽電池モジュールが提
供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の太陽電池モジュールにおいては、3〜30%の
収縮率を有するゴム製の弾性体を太陽電池モジュール本
体の周端部に嵌め込んで、100℃の乾燥器中で略20
分間加熱することにより上記弾性体を収縮させ、太陽電
池モジュール本体を締め付けて封止することにより製造
されていたので、フレームの取付工程で時間がかかると
いう欠点があった。また、上記弾性体の収縮による圧着
力だけで固定されているため、密封性が劣り、このため
耐湿性が低下しやすく、また、外力によって外れ易いと
いう問題もあった。
【0004】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、太陽電池モジュール本体の周端部を確実に封止
できる太陽電池モジュール、該太陽電池モジュールの製
造方法及び取付方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、太陽電池セルが樹脂によっ
て略矩形の透明板に取り付けられてなる太陽電池モジュ
ール本体の周端部を封止部材で封止して太陽電池モジュ
ールを製造する方法であって、上記太陽電池モジュール
の表側の外形に略一致した内面形状を有する表型と上記
太陽電池モジュールの裏側の外形に略一致した内面形状
を有する裏型とで構成される上記太陽電池モジュールの
型の中に、上記太陽電池モジュール本体を、該太陽電池
モジュール本体の終端部周りにのみキャビティを生じさ
せる態様に位置決めして収納した後、上記キャビティに
高分子の封止部材組成物を注入固化することで、上記封
止部材を成形しかつ装着したことを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の太陽電池モジュールの製造方法であって、上記高分
子の封止部材組成物は、樹脂組成物又はゴム組成物であ
ることを特徴としている。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の太陽電池モジュールの製造方法であって、上記樹脂
組成物は、主剤と硬化剤とを混合して生成される二液混
合硬化タイプの熱硬化性樹脂組成物であることを特徴と
している。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項1,
2又は3記載の太陽電池モジュールの製造方法であっ
て、上記太陽電池モジュールを構成する上記表型及び裏
型のうち、少なくとも一方側の内面周縁部であって、上
記キャビティが形成される部位には角環状の凹溝が一重
又は多重に刻設されていることを特徴としている。
【0009】
【0010】また、請求項5記載の発明は、太陽電池セ
ルが樹脂によって略矩形の透明板に取り付けられてなる
太陽電池モジュール本体の周端部を高分子の封止部材で
封止した太陽電池モジュールであって、上記封止部材に
は、当該太陽電池モジュールの表側を構成する面及び裏
側を構成する面のうち、少なくとも一方側の面に、角環
状のかつ一重又は多重の高分子の突隆部が一体成形され
て設けられていることを特徴としている。
【0011】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の太陽電池モジュールを屋根面に取付固定するための
方法であって、上記封止部材の所定の一辺側を載せる長
尺の載置面を有し、下面が上記屋根面に密接されて固定
具により固定される長尺の第1の取付部材と、上記封止
部材の上記一辺側を上方から押さえつける長尺の押さえ
面と、該押さえ面によって上記封止部材の上記一辺側を
押圧した状態で固定具により上記第1の取付部材に固定
される長尺の第2の取付部材とを用いて、上記太陽電池
モジュールの周縁部を構成する上記封止部材の4辺のう
ち、少なくとも、任意の相対向する2辺を上記第1の取
付部材と第2の取付部材とで、上記封止部材の対応する
上記突隆部を押し付ける態様で、それぞれ挟持して、上
記太陽電池モジュールを屋根面に取り付けたことを特徴
としている。
【0012】
【作用】この発明の構成によれば、表型と裏型とを合わ
せてできた型に太陽電池モジュール本体を収納して、該
太陽電池モジュール本体の周端部周りに形成されたキャ
ビティ部に、高分子の封止部材組成物を流しこんで固化
させ、一体的に成形して太陽電池モジュールを製造する
ので、キャビティ部の全ての微細な凹箇所へ上記高分子
の封止部材組成物が入り込んで固化成形する。それ故、
太陽電池モジュール本体は、確実に封止され、かつ、微
細な凹箇所へ上記高分子の封止部材組成物が入り込んで
固化することによるアンカー効果のため、太陽電池モジ
ュール本体から該太陽電池モジュール本体を封止する封
止部材を引き離し難くなる。また、主剤と硬化剤とを混
合させて二液混合硬化タイプの熱硬化性樹脂組成物を生
成し、キャビティ部に流し込めば、加熱することなく熱
硬化性樹脂組成物は固化するため、加熱装置を設ける必
要がなく、さらに、加熱工程でかかる時間を節約できる
ので、一段と効率的に太陽電池モジュールを製造するこ
とができる。さらにまた、キャビティ部と対応する表型
及び裏型に環状の凹溝を刻設しておけば、成形された太
陽電池モジュールは、周端部の表面及び裏面に凸部を有
しているので、取付冶具で外側から締め付けて固定する
際、むらなく力が加わるので、確実に固定されるほか、
太陽電池モジュール本体と該太陽電池モジュール本体を
封止する封止部材との密着性も高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例である太
陽電池モジュールの製造方法に係る射出成形装置の概略
構成を示す断面図、図2は、この例の製造方法による太
陽電池モジュールの断面図、図3は、この例の太陽電池
モジュール本体の断面図、図4は、この例の製造方法を
説明するための工程説明図、図5は、同太陽電池モジュ
ールを屋根面に取り付けた状態を示す平面図、また、図
6は、図5のA−A線に沿う拡大断面図である。この例
の太陽電池モジュール1は、図2に示すように、パネル
状の太陽電池モジュール本体11と、この太陽電池モジ
ュール本体11の周端を囲むように取り付けられた、例
えばウレタン樹脂製の封止部材12とからなっている。
【0014】太陽電池モジュール本体11は、図3に示
すように、多数の単結晶シリコン太陽電池(pn接合素
子)111,111,…を直並列に配線した後、長期に
わたる屋外放置に耐えられるように、光透過率や耐衝撃
強度に優れる白板強化ガラス等の透明支持基板112
と、耐湿性に優れるEVA(エチレンビニルアセテー
ト)等の充填材113と、絶縁性に優れるPVF(弗化
ビニル樹脂)で両面をコートされたメタルシート114
等で層構成にパッケージング(封入)をして形成され
る。封止部材12は、図2に示すように、周縁に沿っ
て、上面及び下面にそれぞれ2対ずつ、断面が山形の凸
部121,121,…が全周に亘って環状に形成されて
いる。
【0015】図1に示すように、この例の製造方法にお
いて用いられる射出成形装置2は、封止部材12を太陽
電池モジュール本体11と一体的に成形するための金型
21の所定の部位に、二種類の液剤を混合して、金型2
1へ送るためのミキシングヘッド22が接続され、さら
に、このミキシングヘッド22の前段には、上記二種類
の液剤をそれぞれ射出するための液剤圧送ユニット23
が設けられている。金型21は、封止部材12の略上半
分を成形するための、例えば構造用炭素鋼製の表型21
1と、表型211と略同一形状であって、封止部材12
の略下半分を成形するための裏型212とからなってお
り、これら表型211と裏型212との開口面側が、互
いの周端部において当接するように合わせられて用いら
れる。そして、同図に示すように、太陽電池モジュール
本体11を収納した状態で組み合わされた金型21は、
この内部に、封止部材12を成形するためのキャビティ
部213が形成されると共に、太陽電池モジュール本体
11を上下方向から挟み込む1対の挟持面214,21
4を備えている。また、表型211のミキシングヘッド
22が接続されているる所定の部位には、ゲート21a
が設けられている。さらに、キャビティ部213と対応
する表型211及び裏型212に環状の凹溝213a,
213a,…が設けられている。
【0016】ミキシングヘッド22には、液剤圧送ユニ
ット23から、それぞれ封止部材12の材料であるウレ
タン樹脂の原料となる、例えば、イソシアネート化合物
である主剤12aと、ポリオール等の硬化剤12bが流
入して、このミキシングヘッド22内で混合され、液状
のウレタン樹脂組成物としてゲート21aからキャビテ
ィ部213へ供給される。この例のウレタン樹脂(ポリ
ウレタン)は、二液混合硬化タイプの熱硬化性樹脂であ
り、上記の主剤12aと硬化剤12bとを配合して、常
温でも硬化させることができる。なお、イソシアネート
化合物としてはMDI(ジフェニルメタン−4,4’−
ジイソシアネート)やTDI(トリレンジイソシアネー
ト)等が、ポリオールとしては、ポリエステルやポリエ
ーテル等が用いられる。
【0017】液剤圧送ユニット23は、主剤12aと硬
化剤12bとをそれぞれミキシングヘッド22へ圧送す
るための装置であり、図1に示すように、主剤12aを
貯留する主剤貯留槽231と、硬化剤12bを貯留する
硬化剤貯留槽232と、主剤12aをミキシングヘッド
22へ送るための経路となる主剤圧送管233と、硬化
剤12bをミキシングヘッド22へ送るための経路とな
る硬化剤圧送管234と、主剤12aを圧送するための
主剤圧送ポンプ235と、硬化剤12bを圧送するため
の硬化剤圧送ポンプ236とを備えてなっている。
【0018】上記構成の射出成形装置2を用いて、太陽
電池モジュール1を製造するには、図4(a)に示すよ
うに、まず、太陽電池モジュール本体11を、表側と裏
側がそれぞれ金型21の表型211の下面と裏型212
の上面に当接するようにして固定する。このとき、表型
211の下面と裏型212の上面は、それぞれの周端部
において当接した状態で組み合わされている。金型21
は、射出時の圧力で外れたり、ずれたりしないように、
図示せぬ型締機構によって締め付けられる。次に、液剤
圧送ユニット23の主剤貯留槽231と硬化剤貯留槽2
32の中に、それぞれ、主剤12aと硬化剤12bを投
入する。そして、同図(b)に示すように、図示せぬ制
御装置を介して、主剤圧送ポンプ235と硬化剤圧送ポ
ンプ236とを同時に始動させ、主剤12aと硬化剤1
2bを、同時にそれぞれ所定の圧力で、ミキシングヘッ
ド22へ圧送する。ミキシングヘッド22へ送られてき
た主剤12aと硬化剤12bとはこのミキシングヘッド
22内で混合され、化学反応をおこして、封止部材12
の材料であるウレタン樹脂組成物となって、ゲート21
aからキャビティ部213内へ射出される。
【0019】上記ウレタン樹脂組成物がキャビティ部2
13のあらゆる微細な箇所に入り込んで、同図(c)に
示すように、完全にキャビティ部213内を充填し終え
ると、液剤圧送ユニット23の主剤圧送管233及び硬
化剤圧送管234に取り付けられた図示せぬバルブが閉
められ、主剤圧送ポンプ235及び硬化剤圧送ポンプ2
36は、停止される。上記ウレタン樹脂組成物は、この
まま常温で硬化するので、加熱処理することなく上記型
締機構を解除して金型21を分解し、封止部材12が太
陽電池モジュール本体11と一体的に成形された太陽電
池モジュール1を取り出すことができる。
【0020】このようにして製造された太陽電池モジュ
ール1を、例えば、ユニット建物の屋根ユニット3に取
り付けるには、図5及び図6に示すように、太陽電池モ
ジュール1を支持して、屋根ユニット3の屋根面に固定
するための取付枠部材4を用いる。この例では、図5に
示すように、2台の太陽電池モジュール1,1を屋根面
に取り付ける。太陽電池モジュール1,1が取り付けら
れる屋根面は、図6に示すように、たる木31,31,
…の上面に構造用合板やパーティクルボード等の野地板
32が配設され、さらにこの野地板32の上にアスファ
ルトルーフィング等の防水シート33が敷かれてなって
いる。また、取付部材は、図5及び図6に示すように、
2台の太陽電池モジュール1,1を支持し固定する上枠
41a及び下枠41bと、並べられた2台の太陽電池モ
ジュール1,1の流れ方向の周端部を支持し固定する上
枠42a,42a及び下枠42b,42bと、並べられ
た2台の太陽電池モジュール1,1の流れ方向に直交す
る方向の周端部を支持し固定する上枠43a,43a及
び下枠43b,43bとを備えてなっている。ここで、
下枠41b、42b,42b、43b,43bは、屋根
ユニット3側に固定されて、太陽電池モジュール1の下
側を支える一方、上枠41a、42a,42a、43
a,43aは、太陽電池モジュール1を上側から押さえ
つけて固定する。
【0021】まず、下枠41b、42b,42b、43
b,43bを図5に示すように屋根ユニット3の防水シ
ート33の上に載置し、木ねじ4a,4a,…により所
定の箇所で固定する。木ねじ4a,4a,…は、図6に
示すように、野地板32を貫通してたる木31までねじ
込まれ、下枠41b、42b,42b、43b,43b
を強固に固定する。次に、下枠41b、42b,42
b、43b,43bの上部に太陽電池モジュール1,1
を載置し、さらに、この各太陽電池モジュール1の周端
部に載るように上枠41a、42a,42a、43a,
43aをそれぞれ配置する。そして、同図に示すよう
に、ビス4b,4b,…を上枠41a、42a,42
a、43a,43aの所定の箇所に設けられた図示せぬ
挿通孔から挿入して、下枠41b、42b,42b、4
3b,43bの上記挿通孔に対応する箇所に設けられて
いる図示せぬ雌ねじ部にねじ込み、上枠41a、42
a,42a、43a,43aをそれぞれ固定すると共
に、太陽電池モジュール1,1を上下から締め付けて支
持し固定する。この際、太陽電池モジュール1,1は、
凸部121,121,…を有するために、万遍なく確実
に締め付けられる。
【0022】上記構成によれば、表型211と裏型21
2とを合わせて得た型に太陽電池モジュール本体11を
収納して、該太陽電池モジュール本体11の周端部周り
に形成されたキャビティ部213に、ウレタン樹脂組成
物を流しこんで固化させ、一体的に成形して太陽電池モ
ジュール1を製造するので、キャビティ部213の全て
の微細な凹箇所へ上記ウレタン樹脂組成物が入り込み、
固化成形後は、太陽電池モジュール本体11と封止部材
12とは、確実に密着し、かつ、微細な凹箇所へ上記ウ
レタン樹脂組成物が入り込んで固化すると、アンカー効
果により、太陽電池モジュール本体11から封止部材1
2を引き離し難くなる。
【0023】また、主剤12aと硬化剤12bとをミキ
シングヘッド22において混合させ、二液混合硬化タイ
プの熱硬化性樹脂組成物である上記ウレタン樹脂組成物
を生成して、キャビティ部213に流し込むと、加熱す
ることなく上記ウレタン樹脂組成物は硬化するため、加
熱装置を設ける必要がなく、さらに、加熱工程でかかる
時間を節約できるので、一段と効率的に太陽電池モジュ
ール1を製造することができる。さらにまた、キャビテ
ィ部213と対応する表型211及び裏型212に環状
の凹溝213a,213a,…が設けられているので、
成形された太陽電池モジュール1の封止部材12は、周
端部の表面及び裏面に凸部121,121,…を有し、
取付枠部材4で外側から締め付けて固定する際、むらな
く力が加わるため、確実に固定されるほか、太陽電池モ
ジュール本体1と封止部材12との密着性も高めること
ができる。
【0024】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上記実施
例においては、二液混合硬化タイプの熱硬化性樹脂とし
てウレタン樹脂を用いたが、エポキシ樹脂を用いても。
良いまた、二液混合硬化タイプでなくても良い。例え
ば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン
系の樹脂組成物を射出一体成形しても良い。このほか、
例えば、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアセター
ル、ポリエチレンテレフタレート、塩素化ポリエチレ
ン、ポリスチレン、ポリエステルアミド、ポリフェニレ
ンスルフィド、ポリエーテルエステル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリル酸エステ
ル、ポリメタクリル酸メチル、フッ素樹脂、サルホン樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化
ビニリデン共重合体、ポリビニルブチラール、ポリ弗化
ビニリデン、スチレン−アクリル共重合体等の熱可塑性
プラスチックを用いても良い。
【0025】また、ユリア樹脂、メリア樹脂、メラミン
・フェノール樹脂等の熱硬化性プラスチックでも良い
し、金属含有プラスチック、ガラス繊維と複合化した強
化プラスチック等でも良い。さらには、EPDM(エチ
レン−プロピレン−ジエン−ターポリマ)等の合成ゴム
でも良い。また、金型に用いる金属は、構造用炭素鋼以
外にもクロムモリブデン鋼や炭素工具鋼等でも良い。さ
らに、太陽電池モジュールに組み込まれる太陽電池とし
ては、単結晶シリコン太陽電池に限らず、多結晶シリコ
ン太陽電池、アモルファスシリコン太陽電池でも良く、
あるいは、化合物半導体太陽電池、有機半導体太陽電池
でも良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、表型と裏型とを合わせてできた型に太陽電池モ
ジュール本体を収納して、該太陽電池モジュール本体の
周端部周りに形成されたキャビティ部に、高分子の封止
部材組成物を流しこんで固化させ、一体的に成形して太
陽電池モジュールを製造するので、キャビティ部の全て
の微細な凹箇所へ上記高分子の封止部材組成物が入り込
んで固化成形する。それ故、太陽電池モジュール本体
は、確実に封止され、かつ、微細な凹箇所へ上記高分子
の封止部材組成物が入り込んで固化することによるアン
カー効果のため、太陽電池モジュール本体から該太陽電
池モジュール本体を封止する封止部材を引き離し難くな
る。また、主剤と硬化剤とを混合させて二液混合硬化タ
イプの熱硬化性樹脂組成物を生成し、キャビティ部に流
し込めば、加熱することなく熱硬化性樹脂組成物は固化
するため、加熱装置を設ける必要がなく、さらに、加熱
工程でかかる時間を節約できるので、一段と効率的に太
陽電池モジュールを製造することができる。
【0027】さらにまた、キャビティ部と対応する表型
及び裏型に環状の凹溝を刻設しておけば、成形された太
陽電池モジュールは、周端部の表面及び裏面に凸部を有
しているので、取付冶具で外側から締め付けて固定する
際、むらなく力が加わるので、確実に固定されるほか、
太陽電池モジュール本体と該太陽電池モジュール本体を
封止する封止部材との密着性も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である太陽電池モジュール
の製造方法に係る射出成形装置の概略構成を示す断面図
である。
【図2】この例の製造方法による太陽電池モジュールの
断面図である。
【図3】この例の太陽電池モジュール本体の断面図であ
る。
【図4】この例の製造方法を説明するための工程説明図
である。
【図5】同太陽電池モジュールを屋根面に取り付けた状
態を示す平面図である。
【図6】図5のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図7】従来技術を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 太陽電池モジュール 11 太陽電池モジュール本体 12 封止部材 12a 主剤 12b 硬化剤 111 単結晶シリコン太陽電池(太陽電池セル) 112 透明支持基板(透明板) 22 ミキシングヘッド(混合器) 211 表型 212 裏型 213 キャビティ部 213a 凹溝 41a,42a,43a 上枠(第2の取付部材) 41b,42b,43b 下枠(第1の取付部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 淳 茨城県つくば市和台32 積水化学工業株 式会社内 (72)発明者 井上 康美 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 森内 荘太 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 田中 聡 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−343481(JP,A) 特開 平5−82820(JP,A) 特開 昭58−21874(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 31/04 - 31/078

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池セルが樹脂によって略矩形の透
    明板に取り付けられてなる太陽電池モジュール本体の周
    端部を封止部材で封止して太陽電池モジュールを製造す
    る方法であって、 前記太陽電池モジュールの表側の外形に略一致した内面
    形状を有する表型と前記太陽電池モジュールの裏側の外
    形に略一致した内面形状を有する裏型とで構成される前
    記太陽電池モジュールの型の中に、前記太陽電池モジュ
    ール本体を、該太陽電池モジュール本体の終端部周りに
    のみキャビティを生じさせる態様に位置決めして収納し
    た後、前記キャビティに高分子の封止部材組成物を注入
    固化することで、前記封止部材を成形しかつ装着したこ
    とを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記高分子の封止部材組成物は、樹脂組
    成物又はゴム組成物であることを特徴とする請求項1記
    載の太陽電池モジュールの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記樹脂組成物は、主剤と硬化剤とを混
    合して生成される二液混合硬化タイプの熱硬化性樹脂組
    成物であることを特徴とする請求項2記載の太陽電池モ
    ジュールの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記太陽電池モジュールを構成する前記
    表型及び裏型のうち、少なくとも一方側の内面周縁部で
    あって、前記キャビティが形成される部位には角環状の
    凹溝が一重又は多重に刻設されていることを特徴とする
    請求項1,2又は3記載の太陽電池モジュールの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 太陽電池セルが樹脂によって略矩形の透
    明板に取り付けられてなる太陽電池モジュール本体の周
    端部を高分子の封止部材で封止した太陽電池モジュール
    であって、 前記封止部材には、当該太陽電池モジュールの表側を構
    成する面及び裏側を構成する面のうち、少なくとも一方
    側の面に、角環状のかつ一重又は多重の高分子の突隆部
    が一体成形されて設けられていることを特徴とする太陽
    電池モジュール。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の太陽電池モジュールを屋
    根面に取付固定するための方法であって、 前記封止部材の所定の一辺側を載せる長尺の載置面を有
    し、下面が前記屋根面に密接されて固定具により固定さ
    れる長尺の第1の取付部材と、前記封止部材の前記一辺
    側を上方から押さえつける長尺の押さえ面と、該押さえ
    面によって前記封止部材の前記一辺側を押圧した状態で
    固定具により前記第1の取付部材に固定される長尺の第
    2の取付部材とを用いて、 前記太陽電池モジュールの周縁部を構成する前記封止部
    材の4辺のうち、少なくとも、任意の相対向する2辺を
    前記第1の取付部材と第2の取付部材とで、前記封止部
    材の対応する前記突隆部を押し付ける態様で、それぞれ
    挟持して、前記太陽電池モジュールを屋根面に取り付け
    たことを特徴とする太陽電池モジュールの屋根への取付
    方法。
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