JP3419615B2 - ブロー成形装置 - Google Patents
ブロー成形装置Info
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Description
び成形方法に関し、特に合成樹脂製のプリフォームを加
熱した後ブロー成形するブロー成形装置に関する。
り容器をブロー成形する方法として、コールドパリソン
方式あるいは2ステージ方式と称される方法が知られて
いる。
ォームの射出成形とブロー成形を別々の機械で行うもの
で、射出成形後、プリフォームの温度を一旦室温まで下
げ、この室温のプリフォームをブロー成形機で再加熱し
てブロー成形するものである。
ブロー成形部とを備え、加熱部においてプリフォームを
所定のブロー成形温度まで加熱した後、ブロー成形部に
おいて加熱したプリフォームを所定の製品形状にブロー
成形するようにしている。
部がプリフォームの搬送方向に延びるヒータを縦方向に
複数段重ねて配置した状態となっている。
けるプリフォームの間隔と、ブロー成形部におけるブロ
ー成形時のプリフォームの間隔とを異ならせるようにし
ていた。
隔は、その製品の大きさやブロー成形部の幅によって比
較的大きくならざるを得ず、これに対し加熱部において
はプリフォームの搬送方向に延びるヒータを用いて加熱
することから、なるべくプリフォームの間隔を小さくし
て加熱効率を向上させるのが好ましく、そのため、例え
ば、特開昭56−60227号公報に示されるように、
加熱部におけるプリフォームの間隔をブロー成形部にお
けるプリフォームの間隔よりも小さくしている。
リソン方式のブロー成形機にあっては、ブロー成形部に
おけるプリフォームの間隔に対し、加熱部でのプリフォ
ームの間隔を短く設定するようにしている為、加熱部に
おいてプリフォームの間隔を変える為の装置が必要にな
り、装置の複雑化、大型化による設置スペースの広範化
が生じると共に、高価格化を招くこととなり、しかも、
メンテナンスにも手間がかかることとなるという問題が
あった。
8号公報および特開昭58−82733号公報に示され
るように、加熱部でのプリフォームの間隔を変えないよ
うにして前記問題に対処しようとすると、通常は、加熱
部において、ヒータがプリフォームの搬送方向に延び、
かつ縦方向に複数段重ねて配置した状態となっている
為、プリフォーム間の何もない空間に対応した部分にも
ヒータが配置されていることになり、ヒータの無駄が多
く、加熱効率が低くなるという問題があった。
ように、プリフォームを縦方向で回転するチェーンによ
って搬送すると、装置の全高が非常に高くなり、大型化
してしまうこととなる。
ように、無端状の搬送チェーンの長辺部のみを使用する
と、搬送経路に使用されない部分が生じ、効率がよくな
い。
ォームを把持するための把持機構が必要となり、構造が
複雑となるものである。
行うことのできるブロー成形装置を提供することにあ
る。
できるブロー成形装置を提供することにある。
をはかることのできるブロー成形装置を提供することに
ある。
合成樹脂製のプリフォームを加熱した後、ブロー成形す
るブロー成形装置において、プリフォームを受け渡すプ
リフォーム供給部と、プリフォーム供給部から受け渡さ
れたプリフォームをブロー成形温度まで加熱するプリフ
ォーム加熱部と、プリフォーム加熱部で加熱されたプリ
フォームを製品の形状にブロー成形するブロー成形部
と、ブロー成形された製品を取り出す製品取出部と、プ
リフォームを前記各部へ循環搬送するプリフォーム搬送
部とを有し、前記プリフォーム搬送部は、ほぼ長方形の
搬送経路を有し、前記搬送経路の短辺に、前記ブロー成
形部が配設され、前記ブロー成形部が配設された短辺を
除く他の3辺に前記加熱部が配設され、 前記プリフォー
ム搬送部は、前記加熱部が配設された前記3辺に沿って
搬送される前記プリフォームを自転させる自転手段を有
すること特徴とする。
トロークの大きな型締め機構を有しており、この型締め
機構をほぼ長方形の搬送経路の長辺に配設すると短辺が
長くなってスペースが大きくなるため、ブロー成形部を
短辺に配設することで、長辺の長さを有効に活用して、
省スペース化を図ることができる。
短辺を除く他の3辺に加熱部を配設することにより、加
熱部の距離を充分にとり、プリフォームの昇温から温度
分布付与までの充分な時間を確保することができる。ま
た、3辺での加熱時にプリフォームを自転させること
で、プリフォームを周方向で均一に加熱することができ
て、前記プリフォーム搬送部は、前記プリフォームを保
持する複数の搬送部材と、これら搬送部材を固定した搬
送チェーンとを有し、この搬送部材を前記搬送チェーン
にて搬送することを特徴とする。
ことにより、搬送経路を自由に設計することができ、し
かも、駆動源も1つで済むため、安価で簡略な機構とす
ることができる。また、搬送チェーンに固定された搬送
部材により、プリフォームの間隔を固定とし、従来用い
ていたプリフォームの間隔を変えるための装置を不要と
し、装置の簡略化、低価格化ができ、メンテナンスも容
易となる。
て、前記自転手段は、前記加熱部が配設された前記搬送
経路の3辺にわたって配設され、前記プリフォームを自
転させるための加熱自転用の無端状チェーンを有するこ
とを特徴とする。
にわたる加熱部による加熱時に、プリフォームを自転さ
せて、周方向で均一に効率よく加熱することができる。
ンと、搬送チェーンとを併用し、前記加熱部が配設され
た前記搬送経路の3辺にわたって、加熱自転用のチェー
ンにより、前記搬送部材を回転させて前記プリフォーム
を自転させることが好ましい。
し、安価で簡略な機構とすることができる。
て、前記プリフォーム搬送部は、前記プリフォームを保
持する複数の搬送部材と、これら搬送部材を固定した搬
送チェーンと、前記搬送経路のコーナー部に配設された
前記搬送チェーンと係合する4つの第1のスプロケット
とを有し、前記加熱部が配設された前記搬送経路の3辺
にわたるコーナー部に、前記加熱自転用の無端状チェー
ンと係合する3つの第2のスプロケットを有し、前記同
位置のコーナー部にある3つの第1のスプロケットと第
2のスプロケットは共通の軸を有することを特徴とす
る。
プリフォームを、加熱領域の全域で確実に回転させるこ
とができ、しかも、構造を簡略化することができる。
ずれかにおいて、前記ブロー成形部が配設された短辺へ
と続く前記ブロー成形部上流位置の長辺に配設される前
記加熱部は、前記プリフォームの搬送方向に延びるヒー
タを縦方向に複数段配置していることを特徴とする。
プリフォームの軸方向に温度分布を設けることができ、
しかも、温度分布を設けるには比較的時間がかかるた
め、距離の長い長辺で、プリフォームの搬送方向に延び
るヒータにより加熱することで充分な加熱時間を確保す
ることができる。
ずれかにおいて、前記プリフォーム搬送部は、前記プリ
フォームを間欠的に搬送し、前記プリフォーム加熱部
は、前記プリフォームの各間欠停止位置であって前記プ
リフォーム搬送経路に、前記プリフォームの縦方向に延
びるヒータを1本づつ配置してなることを特徴とする。
を用いることで、加熱時間の短縮化ができ、しかも、搬
送の障害にもならず、プリフォームに最も近接させるこ
とができる。
ずれかにおいて、前記ブロー成形部が配設された前記短
辺から搬送方向へと続く前記ブロー成形部下流位置の前
記長辺の端部に、製品取出部と、プリフォーム供給部を
並べて配設したことを特徴とする。
するブロー成形部のある短辺を避けて、製品取出部と、
プリフォーム供給部を長辺の端部に設けることで、これ
らのメンテナンスを容易にすることができる。
4において、前記搬送チェーンは、複数のリンク部材
と、これらリンク部材同士を連結する中空ピンとを有
し、前記搬送部材は、前記中空ピン内に着脱可能に挿入
される固定ピンを有し、この固定ピンを介して前記搬送
チェーンと連結されることを特徴とする。
固定ピンにより搬送チェーンに連結されているだけなの
で、固定ピンを抜くだけで、搬送部材の位置を変えるこ
とができ、容易にピッチ変更がなしうる。
いずれかにおいて、前記プリフォーム搬送部は、プリフ
ォームを間欠的に搬送し、前記プリフォーム加熱部は、
第1加熱部と、前記第1加熱部よりも前記プリフォーム
の搬送方向下流に設けられた第2加熱部を有し、第1加
熱部はプリフォームの縦方向に延びるヒータを有し、第
2加熱部はプリフォームの搬送方向に延びるヒータを縦
方向に複数段配置していることを特徴としている。
第1加熱部及び第2加熱部の2段階に分け、第1加熱部
ではプリフォームの縦方向に延びるヒータを用いて、プ
リフォームをブロー成形適温もしくはそれより少し低い
温度までの昇温に用い、第2加熱部ではプリフォームの
搬送方向に延び、縦方向に複数段配置されたヒータを用
いてプリフォームの縦方向の温度分布を与えるようにす
ることで、第1加熱部においてはプリフォームの縦方向
全体を縦方向に延びるヒータで個別に加熱することがで
き、ヒータを無駄なく効率的に利用することができる。
て、前記第1加熱部は、プリフォームの各間欠停止位置
であってプリフォーム搬送経路の両側に、プリフォーム
の縦方向に延びるヒータを1本づつ配置してなることを
特徴とする。
よりプリフォームを間欠搬送すると共に、プリフォーム
停止位置におけるプリフォーム搬送経路の両側にプリフ
ォームの縦方向に延びるヒータを一本づつ配置すること
により、加熱時間の短縮化ができ、しかも搬送の障害に
もならず、プリフォームに最も接近させることができ、
加熱効率を向上させることができる。
は10において、前記プリフォーム搬送部は、一度にブ
ロー成形されるプリフォームの個数に対応した個数のプ
リフォームを、ブロー成形時のプリフォームの間隔に対
応した間隔を維持して搬送することを特徴とする。
るプリフォームの個数に対応した個数のプリフォーム
を、ブロー成形時のプリフォームの間隔に対応した間隔
を維持して間欠搬送することで、ブロー成形サイクルに
適合したプリフォームの加熱を効率よく行うことができ
る。
いて、図面を参照し詳細に説明する。
ロー成形装置を示す図である。
方式のブロー成形装置で、他に設けた射出成形機を用い
て成形されたプリフォームを加熱しブロー成形するもの
である。
ように、成形機台10上にプリフォーム供給部12と、
プリフォーム加熱部14と、ブロー成形部16と、製品
取出部18とがループ状の無端搬送部であるプリフォー
ム搬送部20に沿って配設された状態となっている。
搬送経路を形成し、この長方形の短辺の1辺にブロー成
形部16が配設され、このブロー成形部16の配設され
た短辺を除く他の3辺にプリフォーム加熱部14が配設
されている。さらに、ブロー成形部16が配設された短
辺から搬送方向へと続く下流位置の長辺の端部に、プリ
フォーム供給部12と、製品取出部18とが並べて配設
されている。
成形されたプリフォーム22をプリフォーム搬送部20
に受け渡すもので、予め図示せぬプリフォームスタッカ
に収納されたプリフォーム22をベルトコンベア等の搬
送手段を介して整列器に供給し、この整列器により整列
されたプリフォーム22をプリフォーム供給部12にお
ける一対のチャック機構24にてプリフォーム22のネ
ック部を把持し、このチャック機構24の反転動作によ
りプリフォーム22のネック部を下にした倒立状態でプ
リフォーム搬送部20に受け渡すようになっている。
供給部12から、プリフォーム加熱部14、ブロー成形
部16、製品取出部18へとプリフォーム22をループ
状に循環搬送するもので、図1に示すように、その搬送
経路に沿って、一対の搬送レール26が配設されてい
る。この搬送レール26には、多数の搬送部材28が所
定ピッチで係合されている。
ように、基部を構成する固定部30および載置台32
と、搬送用ピン42とからなり、固定部30がカムフォ
ロア38を介し搬送レール26に対し係合するととも
に、搬送用スプロケット34に巻回された搬送チェーン
36と係合しこの搬送チェーン36の駆動により移動可
能にされている。
複数のリンク部材80と、これら複数のリンク部材80
同士を回転可能に連結する中空ピン82とから構成さ
れ、この中空ピン82内に着脱可能に挿入される固定ピ
ン84を介して、固定部材30が2カ所で搬送チェーン
36に連結されている。
から抜き取ることで、容易に、搬送部材28を搬送チェ
ーン36から取り外すことができ、搬送部材28のピッ
チの変更にも容易に対応することができる。
に取り付けられ、上面には搬送用ピン42が突出され、
この搬送用ピン42がプリフォーム22のネック部40
内に差し込まれてプリフォーム22を倒立状態で支持す
るようになっている。
に、載置台32の中央部に貫通形成した挿通孔86内に
挿通され上端部で載置台32と係合すると共に、下端部
にワッシャ等の干渉部材92を装着し、さらにOリング
等の脱落防止部材88が着脱自在に取り付けられてい
る。
落防止部材88を取り外し、搬送用ピン42を上方に持
ち上げると、容易に、載置台32から搬送用ピン42を
取り外すことができ、口径の違うプリフォームを用いて
成形を行おうとする場合には、図8に示すように、その
プリフォームの口径に応じた、例えば、広口用の搬送用
ピン42aと交換することで、容易に対応することがで
きる。なお、広口用の搬送用ピンに代えて狭口用の搬送
用ピンを用いることも可能である。さらに、干渉部材9
2は必ずしも必要ではなく、この干渉部材92を用いな
い場合には、より一層搬送用ピンの取外しが容易とな
る。
ト44が設けられ、この自転用スプロケット44がスプ
ロケット46に巻回され、プリフォーム加熱部14のあ
る3辺に掛け渡されたチェーン48と係合してプリフォ
ーム自転用モータ50の駆動力により、プリフォーム加
熱部14の範囲内において載置台32が自転し、プリフ
ォーム22を自転させるようにしている。
のコーナー部において、同様に搬送経路のコーナー部に
位置する搬送用スプロケット34と軸90を共用した状
態となっている。
ムが搬送されるプリフォーム加熱部14の全領域におい
て確実にプリフォームを自転させることができる。
は、2個のプリフォーム22を同時にブロー成形するよ
うになっており、このブロー成形時における2個のプリ
フォーム22の間隔に対応させ、プリフォーム搬送部2
0においても2個のプリフォーム22の間隔l1(図2
参照)をブロー成形時におけるプリフォーム22と同間
隔に設定するようにしている。
2個のプリフォーム22を前記間隔l1でプリフォーム
搬送部20に供給するようになっている。
スプロケット34及び搬送チェーン36を介し、搬送部
材28をその間隔l1を固定としたまま、一定の搬送ピ
ッチl2ずつ間欠搬送するようになっている。この搬送
ピッチl2はブロー成形部16に対するプリフォーム2
2の供給移動ピッチに対応させて設定されるようになっ
ている。
けるプリフォーム22の間隔l1を固定とすることによ
り、プリフォーム22の間隔を変えるための装置が不要
となり、装置の簡略化が可能となり、しかも低価格化が
なし得、メンテナンスも容易に行うことが可能となる。
例えば3個に変更しようとする場合には、図9に示すよ
うに、2個の搬送部材28の間に、さらに1個の搬送部
材28を追加することで、容易に同時成形個数の変更に
対応することができる。
供給部12からプリフォーム搬送部20に受け渡され、
所定の搬送ピッチl2で搬送されたプリフォーム22を
ブロー成形温度まで加熱するもので、本実施例において
は、図1に示すように、プリフォーム加熱部14を第1
加熱部52及び第2加熱部54の2段階に分け、第1加
熱部52ではプリフォーム22をブロー成形適温もしく
はそれより少し低い温度までの昇温に用い、第2加熱部
54ではプリフォーム22の縦方向の温度分布の付与に
用いるようにしている。このような構成とすることによ
り、加熱工程におけるエネルギーをより効率的に使用す
ることができる。
機台10の前部から右側部にかけて長辺から短辺にまた
がるL字状に配設され、十分な加熱時間が確保されるよ
うになっている。また、第1加熱部52においては、プ
リフォーム搬送部20による搬送ピッチl2に対応した
プリフォーム22の間欠停止位置で、それぞれ2個のプ
リフォーム22の搬送路の両側位置にそれぞれ個別にヒ
ータ56を配置するようにしている。また、この第1加
熱部52におけるヒータ56は、図4および図6に示す
ように、プリフォーム22の縦方向に延びる状態で配設
され、その回りを反射板58にて囲むことにより、プリ
フォーム22の縦方向における全体の加熱を効率良く無
駄なく行うようにしている。
1を固定することにより、プリフォーム22間の間隔が
広くなり、従来通りヒータをプリフォーム22の搬送方
向に延びるものを用いると、プリフォーム22間の何も
ない部分のヒータが無駄になってしまうが、昇温用の第
1加熱部52にプリフォーム22の縦方向に延びる個別
のヒータ56を用いることにより、無駄のないヒータ配
置が可能となり、しかも間欠停止位置にヒータ56を配
置することにより、加熱時間の短縮化ができ、しかも搬
送の障害にならず、プリフォーム22に最も接近させ、
加熱効率を向上させることができる。
ム22の個数に対応した2個のプリフォーム22を、ブ
ロー成形時のプリフォームの間隔に対応した間隔l1を
維持して間欠搬送することにより、ブロー成形サイクル
に適合したプリフォーム22の加熱を効率良く行うこと
ができる。
ヒータ固定板57に固定され、このヒータ固定板57が
ヒンジ部59を介して前後に傾斜可能にされており、こ
の固定板57を介してヒータ56を前後に傾斜させるこ
とで、プリフォーム22の軸方向に温度勾配をつけるこ
とができる。また、ヒータ56自体が有する熱分布の違
いをその傾斜によって補正することが可能となる。
の温度特性が低く、中央位置で最も高くなる状態になる
傾向がある。
付近へヒータ56の端部を近づけるように傾斜させる
と、ネック部40付近の温度が他の部分よりも低くなる
のを抑えることができる他、プリフォーム22の肉厚状
態にもよるが、ネック部40へ向って徐々に温度が高く
なるように設定することもできる。
うに、成形機台10の後部側のブロー成形部16が配設
された短辺へと続く上流位置の長辺に配設されたもの
で、図3に示すように、加熱ボックス60内の搬送路の
片側に、プリフォーム22の搬送方向に延びる複数(4
本)のヒータ62a,62b,62c,62dを縦方向
に4段に配置し、これら各ヒータ62a,62b,62
c,62dの加熱温度を調節することにより、プリフォ
ーム22に対しその縦方向における温度分布を付与する
ようにしている。
14で加熱されたプリフォーム22を製品の形状にブロ
ー成形するもので、2つの成形用のキャビティ面を有す
る割型で構成されたブロー成形型64をブロー型締装置
66により開閉可能にしている。
ロー成形された製品68を取り出すもので、図1及び図
2に示すように、プリフォーム供給部12の横に配置さ
れている。この製品取出部18では、図3にも示される
ように、プリフォーム供給部12と同様に一対のチャッ
ク機構70が配設され、このチャック機構70により搬
送部材28を介して搬送されてきた倒立状態の製品68
のネック部40を把持し、このチャック機構70の反転
動作により製品68のネック部40を上にした正立状態
で取出しコンベア72上に供給するようになっている。
用いたブロー成形方法について説明する。
ム22を射出成形しておき、この予め射出成形したプリ
フォーム22をプリフォームスタッカに収納しておく。
この状態でベルトコンベア等の搬送手段を介してプリフ
ォームスタッカから整列器にプリフォーム22を供給す
ると、整列器により整列されたプリフォーム22が正立
状態でプリフォーム供給部12へと供給される。
ー成形時のプリフォームの間隔に対応する間隔l1で、
チャック機構24が2つのプリフォーム22のネック部
40を把持し、このチャック機構24の反転動作により
プリフォーム22のネック部40を下にした倒立状態で
プリフォーム搬送部20に受け渡す。
の間隔l1に配置された2つの搬送部材28がプリフォ
ーム供給部12の対応位置に位置しており、この搬送部
材28の載置台32上面より突出する搬送用ピン42が
プリフォーム22のネック部40内に差し込まれてプリ
フォーム22を倒立状態で支持する。
倒立状態で指示した後、搬送用スプロケット34により
搬送チェーン36が1搬送ピッチl2分間欠回転する
と、搬送チェーン36と係合する搬送部材28が1搬送
ピッチl2分移動してプリフォーム加熱部14へと搬送
される。
加熱部52においてプリフォームの昇温が行われ、プリ
フォーム22をブロー成形適温もしくはそれより少し低
い温度まで昇温させる。また、第1加熱部52において
は、プリフォーム搬送部20による搬送ピッチl2に対
応したプリフォーム22の間欠停止位置で、所定間隔l
1の2個のプリフォーム22の搬送路の両側位置にそれ
ぞれ個別にヒータ56を配置し、かつ、ヒータ56をプ
リフォーム22の縦方向に延びる状態で配設している。
このため、プリフォーム22の搬送間欠停止位置でプリ
フォームの両側からプリフォーム22の縦方向全体に渡
り、確実かつ短時間でプリフォームの加熱を行うことが
でき、無駄なく、効率の良い昇温処理を行うことができ
る。更に、ブロー成形個数に対応した個数のプリフォー
ム22を間欠搬送することにより、ブロー成形サイクル
に適合したプリフォーム22の加熱を効率よく行うこと
ができる。そして更に、第1加熱部52の距離を長くと
っているため、十分かつ確実な昇温効果が得られること
となる。また、第1加熱部52のヒータ56を適宜傾斜
させることにより、プリフォーム22の軸方向での温度
勾配をつけることができ、更にはヒータ56自体の熱分
布の違いを補正することが可能である。
個別のヒータ56により確実に昇温されたプリフォーム
22は、プリフォーム搬送部20によって第2加熱部5
4へと搬送される。
22の搬送方向に延びる4本のヒータ62a,62b,
62c,62dを縦方向に4段に配置し、これらのヒー
タ62a,62b,62c,62dの加熱温度を調整す
ることにより、プリフォーム22に対してその縦方向に
おける温度分布を確実に付与することができる。
ォーム搬送部20がプリフォーム22を搬送する場合、
スプロケット46に巻回されたチェーン48により自転
用スプロケット44が回転し、載置台32がプリフォー
ム22を自転させるため、加熱時に周方向においても確
実に加熱処理が行われることとなる。
により昇温が行われ、第2加熱部54によりプリフォー
ム22に対し縦方向の温度分布が付与された状態で、プ
リフォーム搬送部20がブロー成形部16へとプリフォ
ーム22を搬送する。
装置66によりブロー成形型64が開いた状態で、プリ
フォーム22が倒立状態のままブロー成形部16に供給
される。この状態でブロー型締装置66によりブロー成
形型64を型締めし、プリフォーム22内にブローエア
を導入してプリフォーム22を製品68の形状にブロー
成形する。このブロー成形部16においては、2個のプ
リフォーム22が同時に成形されることとなる。
よりブロー成形型64を開き、プリフォーム搬送部20
を間欠駆動させて製品68を製品取出部18に搬送す
る。
70が倒立した状態の製品68のネック部40を把持
し、反転してチャック機構70を開くことにより成立状
態にして取出コンベア72に対して供給することで取り
出しが行われることとなる。
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。
形部に同時に2個または3個のブロー成形を行うものを
用いたが、この例に限らず、1又は4以上のブロー成形
を行うものを採用することも可能である。この場合、ブ
ロー成形型のプリフォームの間隔に対応して搬送時にお
ける間隔を設定すればよい。
用スプロケット及び搬送チェーンを用い、またプリフォ
ーム自転用にスプロケット及びチェーンを用いたが、こ
の例に限らず、チェーン等に変えてVベルトや歯付きベ
ルト、スプロケットに変えてプーリ等を用いることも可
能である。
置を示す平面図である。
る。
ブロー成形部側からみた側面図である。
である。
図である。
図である。
図である。
す平面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 合成樹脂製のプリフォームを加熱した
後、ブロー成形するブロー成形装置において、 プリフォームを受け渡すプリフォーム供給部と、 プリフォーム供給部から受け渡されたプリフォームをブ
ロー成形温度まで加熱するプリフォーム加熱部と、 プリフォーム加熱部で加熱されたプリフォームを製品の
形状にブロー成形するブロー成形部と、 ブロー成形された製品を取り出す製品取出部と、 プリフォームを前記各部へ循環搬送するプリフォーム搬
送部とを有し、 前記プリフォーム搬送部は、ほぼ長方形の搬送経路を有
し、 前記搬送経路の短辺に、前記ブロー成形部が配設され、 前記ブロー成形部が配設された短辺を除く他の3辺に前
記加熱部が配設され、 前記プリフォーム搬送部は、前記加熱部が配設された前
記3辺に沿って搬送される前記プリフォームを自転させ
る自転手段を有すること特徴とするブロー成形装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記プリフォーム搬送部は、前記プリフォームを保持す
る複数の搬送部材と、これら搬送部材を固定した搬送チ
ェーンとを有し、この搬送部材を前記搬送チェーンにて
搬送することを特徴とするブロー成形装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記自転手段は、前記加熱部が配設された前記搬送経路
の3辺にわたって配設され、前記プリフォームを自転さ
せるための加熱自転用の無端状チェーンを有することを
特徴とするブロー成形装置。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記プリフォーム搬送部は、前記プリフォームを保持す
る複数の搬送部材と、これら搬送部材を固定した搬送チ
ェーンと、前記搬送経路のコーナー部に配設された前記
搬送チェーンと係合する4つの第1のスプロケットとを
有し、 前記加熱部が配設された前記搬送経路の3辺にわたるコ
ーナー部に、前記加熱自転用の無端状チェーンと係合す
る3つの第2のスプロケットを有し、 前記同位置のコーナー部にある3つの第1のスプロケッ
トと第2のスプロケットは共通の軸を有することを特徴
とするブロー成形装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記ブロー成形部が配設された短辺へと続く前記ブロー
成形部上流位置の長辺に配設される前記加熱部は、前記
プリフォームの搬送方向に延びるヒータを縦方向に複数
段配置していることを特徴とするブロー成形装置。 - 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記プリフォーム搬送部は、前記プリフォームを間欠的
に搬送し、 前記プリフォーム加熱部は、前記プリフォームの各間欠
停止位置であって前記プリフォーム搬送経路に、前記プ
リフォームの縦方向に延びるヒータを1本づつ配置して
なることを特徴とするブロー成形装置。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記ブロー成形部が配設された前記短辺から搬送方向へ
と続く前記ブロー成形部下流位置の前記長辺の端部に、
製品取出部と、プリフォーム供給部を並べて配設したこ
とを特徴とするブロー成形装置。 - 【請求項8】 請求項2または4において、 前記搬送チェーンは、複数のリンク部材と、これらリン
ク部材同士を連結する中空ピンとを有し、 前記搬送部材は、前記中空ピン内に着脱可能に挿入され
る固定ピンを有し、この固定ピンを介して前記搬送チェ
ーンと連結されることを特徴とするブロー成形装置。 - 【請求項9】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前 記プリフォーム搬送部は、プリフォームを間欠的に搬
送し、 前記プリフォーム加熱部は、第1加熱部と、前記第1加
熱部よりも前記プリフォームの搬送方向下流に設けられ
た第2加熱部を有し、 第1加熱部はプリフォームの縦方向に延びるヒータを有
し、 第2加熱部はプリフォームの搬送方向に延びるヒータを
縦方向に複数段配置していることを特徴とするブロー成
形装置。 - 【請求項10】 請求項9において、 前記第1加熱部は、プリフォームの各間欠停止位置であ
ってプリフォーム搬送経路の両側に、プリフォームの縦
方向に延びるヒータを1本づつ配置してなることを特徴
とするブロー成形装置。 - 【請求項11】 請求項9または10において、 前記プリフォーム搬送部は、一度にブロー成形されるプ
リフォームの個数に対応した個数のプリフォームを、ブ
ロー成形時のプリフォームの間隔に対応した間隔を維持
して搬送することを特徴とするブロー成形装置。
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---|---|---|---|
JP33295594 | 1994-12-14 | ||
JP6-332955 | 1994-12-14 | ||
JP34478595A JP3419615B2 (ja) | 1994-12-14 | 1995-12-06 | ブロー成形装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002362777A Division JP3785140B2 (ja) | 1994-12-14 | 2002-12-13 | ブロー成形装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08224775A JPH08224775A (ja) | 1996-09-03 |
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Family
ID=26574355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP34478595A Expired - Lifetime JP3419615B2 (ja) | 1994-12-14 | 1995-12-06 | ブロー成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3419615B2 (ja) |
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US9446552B2 (en) | 2012-08-20 | 2016-09-20 | Nissei Asb Machine Co., Ltd. | Blow molding machine |
KR101422937B1 (ko) * | 2012-12-03 | 2014-07-24 | 손성범 | 핸드폰 케이스 연마기 |
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WO2020209287A1 (ja) * | 2019-04-09 | 2020-10-15 | 日精エー・エス・ビー機械株式会社 | 樹脂製容器の製造装置 |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP34478595A patent/JP3419615B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08224775A (ja) | 1996-09-03 |
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