JP3418704B2 - リトラクトビット - Google Patents

リトラクトビット

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JP3418704B2
JP3418704B2 JP07938194A JP7938194A JP3418704B2 JP 3418704 B2 JP3418704 B2 JP 3418704B2 JP 07938194 A JP07938194 A JP 07938194A JP 7938194 A JP7938194 A JP 7938194A JP 3418704 B2 JP3418704 B2 JP 3418704B2
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retract
adapter
drill rod
circular
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内 久 雄 竹
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Koken Boring Machine Co Ltd
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Koken Boring Machine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に崩壊性の高い地層
を掘削する際、外管内に挿入されるドリルロッドの先端
に着脱自在に装着されるリトラクトビット、詳しくは、
掘削時にビット径を拡大し、交換時にビット径を上記の
外管より縮小し、その外管を引き上げることなくドリル
ロッドのみを引き上げてビットの交換ができるようにし
たリトラクトビットに関する。
【0002】
【従来の技術】上記この種のリトラクトビットとして、
本出願人は、先にケースとビット本体とから成り、その
ケースはドリルロッドに着脱自在に取り付けられるとと
もに、軸対称に穿設された3個の円孔を有し、またビッ
ト本体は、軸対称に3個の分割体に分割され、その各分
割体の背面偏心位置に前記円孔に回動自在に嵌入する枢
軸を一体に形成し、掘削時は上記の各分割体を枢軸を中
心として回動させてビット径を拡大し、ビット交換時は
各分割体を上記と反対方向に回動させてビット径を外管
より縮小し、その外管を引き上げることなくドリルロッ
ドとともにビットを引き上げるように形成したリトラク
トビットを提案した(特願平2−147963号参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
リトラクトビットにおいては、各分割体が略扇形であ
り、掘削地盤に対してその分割体の外周同一部分が接触
して掘削するため、分割体の同一部分が常に摩耗すると
いう不都合がある。本発明は、上記のような事情に鑑み
て提案されたもので、高寿命化を図ったリトラクトビッ
トを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のリトラクトビッ
トは、上記の目的を達成するために、ドリルロッドの先
端に着脱可能に装着されるビットであって、前面にチッ
プを植設した複数の円形ビット本体と、上記のドリルロ
ッドに着脱自在に取付けられ、軸対称に穿設された複数
の円孔を有するとともに、その各円孔を挟んで外側に向
かって開口する係合溝を形成したマルチボディと、上記
の円孔に回動自在に嵌入する枢軸を有するとともに、基
部に上記の係合溝に対する当接面が形成され、その基部
を係合溝に嵌入したとき、上記の枢軸に対して外側にな
るような偏心位置にビット本体の取付円孔を穿設したビ
ットアダプタとにより構成したことを特徴とするもので
ある。また、前記係合溝は、V字状溝であることを特徴
とする。さらに、前記ビットアダプタの下面外周にチッ
プを設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】ドリルロッドが所定方向に回転すると、ビット
本体が地盤による摩擦抵抗を受けるから、そのビット本
体を支持するビットアダプタはその枢軸を中心として所
定方向に回動し、基部がマルチボディの係合溝に嵌入し
て固定されると、ビット本体の取付孔が上記枢軸の外側
になって、ビット全体としてその径が拡大した形状とな
る。この場合、ビット本体はビットアダプタに回動自在
に支持されているから、地盤に対して回転しながら接触
するものである。
【0006】ドリルロッドを上記と反対方向に回転させ
るとともに引き上げると、ビットアダプタの基部がマル
チボディの係合溝から外れ、ビット本体が地盤その他の
摩擦抵抗を受けて、そのビットアダプタが上記と反対方
向に回動し、ビット全体としてその径が縮小した形状と
なる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明に係るリトラクトビットの半
部縦断面正面図にして、1は前面にチップ2を植設した
底面円形のビット本体、3はドリルロッド20の先端に
螺着または同図示のようにピン21により着脱可能に装
着されるマルチボディ、4は上記のビット本体1をマル
チボディ3に装着するためのビットアダプタである。
【0008】上記のマルチボディ3は外管5の内部に挿
入されるもので、図4に示すようにその下面の軸対称位
置に3個の円孔6が穿設されている。また、その各円孔
6を挟んで外側に向かって開口する係合溝としてV字状
溝7が形成されている。
【0009】上記のビットアダプタ4は、上記の円孔6
に回動自在に嵌入する枢軸8を有するとともに、基部4
aに上記のV字状溝7に対する当接面4bが形成されて
いる。そして、その基部4aを図5に示すようにV字状
溝7に嵌入したとき、上記の枢軸8に対して外側になる
ような偏心位置Aにビット本体1の取付円孔9を穿設し
たものである。尚、ビットアダプタ4の下面外周にもチ
ップ4cを設けると、耐摩耗性が向上するので好まし
い。
【0010】上記のマルチボディ3に対してビットアダ
プタ4は、ビットアダプタ4の枢軸8の先端に輪状に抜
止め凸部8a及び摺動凹部8bを形成するとともに、そ
の摺動凹部8bに係合する抜止めリング10を上記の円
孔6内に取付けることにより、回動かつ摺動可能に装着
される。11は上記の抜止めリング10の押え具であ
る。
【0011】上記のビットアダプタ4に対してビット本
体1は、そのビット本体1の取付軸12の周面に形成し
た輪状溝13に抜止めピン14を係合させることによ
り、回動自在に取付けられる。15は掘削流体の通過孔
である。
【0012】上記の構成により、掘削時、ドリルロッド
20を時計または反時計方向の何れの方向に回動させて
も、ビット本体1の底面からの押圧力によってビットア
ダプタ4は上方に押され、図5に示すようにV字状溝7
にその基部4aが嵌入してマルチビット3に固定される
とともに、ビット本体1は図3に示すように外方に移動
し、ビット全体としてその径が拡大する。この場合、ビ
ット本体1はビットアダプタ4に対して回動自在である
から、掘削はビット本体1の全体により行われるもので
ある。従って、ビット本体1の一部が摩耗することはな
い。
【0013】ビット交換時は、ドリルロッド20を上方
に引き上げることによりV字状溝7からビットアダプタ
4の基部4aがその重量で外れるから、ビットアダプタ
4は回動自由となる。そこで、ドリルロッド20を回転
させながら引き上げると、ビット本体1は外管5の端面
に接触して回動し、図2に示すようにビット全体として
その径が縮小した形状となるものである。
【0014】また、上記の実施例は本発明のビットをダ
ウンザホールドリルに適用したものであるが、パーカッ
ションドリルに適用することも可能である。なお、前記
実施例では、V字状溝を例示したが、本発明は、V字状
溝に限定されることなく、ビットアダプタが係合できる
溝であればよい。
【0015】
【発明の効果】本発明のリトラクトビットは、上記のよ
うにドリルロッドの先端に着脱可能に装着されるビット
であって、前面にチップを植設した複数の円形ビット本
体と、上記のドリルロッドに着脱自在に取付けられ、軸
対称に穿設された複数の円孔を有するとともに、その各
円孔を挟んで外側に向かって開口する係合溝を形成した
マルチボディと、上記の円孔に回動自在に嵌入する枢軸
を有するとともに、基部に上記の係合溝に対する当接面
が形成され、その基部を係合溝に嵌入したとき、上記の
枢軸に対して外側になるような偏心位置にビット本体の
取付円孔を穿設したビットアダプタとにより構成したか
ら、掘削時に、ビット本体がドリルロッドから独立して
回転する。従って、ビット本体の一部が摩耗するという
ことはなく、ビットの高寿命化が図れるので、所期の目
的が良く達成されるものである。また、前記係合溝がV
字状溝だと、ビットアダプタの係脱が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリトラクトビットの半部縦断面正
面図。
【図2】本発明に係るリトラクトビットの縮径時の底面
図。
【図3】本発明に係るリトラクトビットの拡径時の底面
図。
【図4】本発明に係るリトラクトビットの縮径時のX−
X断面図。
【図5】本発明に係るリトラクトビットの拡径時のX−
X断面図。
【符号の説明】
1 円形ビット本体 2 チップ 3 マルチボディ 4 ビットアダプタ 4a 基部 4b 当接面 6 円孔 7 V字状溝 8 枢軸 9 ビット本体1の取付円孔 20 ドリルロッド

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリルロッドの先端に着脱可能に装着さ
    れるビットであって、 前面にチップを植設した複数の円形ビット本体と、 上記のドリルロッドに着脱自在に取付けられ、軸対称に
    穿設された複数の円孔を有するとともに、その各円孔を
    挟んで外側に向かって開口する係合溝を形成したマルチ
    ボディと、 上記の円孔に回動自在に嵌入する枢軸を有するととも
    に、基部に上記の係合溝に対する当接面が形成され、そ
    の基部を係合溝に嵌入したとき、上記の枢軸に対して外
    側になるような偏心位置にビット本体の取付円孔を穿設
    したビットアダプタと、から成ることを特徴とするリト
    ラクトビット。
  2. 【請求項2】 前記係合溝は、V字状溝である請求項1
    記載のリトラクトビット。
  3. 【請求項3】 前記ビットアダプタの下面外周にチップ
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のリトラクトビ
    ット。
JP07938194A 1994-03-25 1994-03-25 リトラクトビット Expired - Lifetime JP3418704B2 (ja)

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