JP3418338B2 - 水田作業車 - Google Patents

水田作業車

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JP3418338B2 JP14557298A JP14557298A JP3418338B2 JP 3418338 B2 JP3418338 B2 JP 3418338B2 JP 14557298 A JP14557298 A JP 14557298A JP 14557298 A JP14557298 A JP 14557298A JP 3418338 B2 JP3418338 B2 JP 3418338B2
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和典 谷
信一郎 井上
琢也 森本
康三 小池
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水田作業車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】水田作業車において、転倒を防止する観
点より走行機体の左右傾斜角が30度以下のものにおい
ては、警報装置を装備することが法的に義務付けられる
ことになったが、そのためには、走行機体の左右傾斜を
検出する傾斜角検出手段を設ける必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】傾斜角検出手段は時々
刻々変化する状態を細かく捉える必要があるところか
ら、精密な機構で形成されるので、振動等の影響を受け
やすい面がある。したがって、傾斜角検出手段の設置位
置を慎重に選定する必要がある。
【0004】本発明の目的は、傾斜角検出手段の設置位
置を合理的に選定し、振動等の影響を抑えて適切な検出
状態を確保し、的確に警報を発生させて、転倒を未然に
防止することのできる水田作業車を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕 請求項1にかかる発明による特徴構成は、4輪式走行機
体を構成する左右一対のメインフレームに亘って継フレ
ームを掛け渡すとともに、その継フレームの上方に操縦
席を設け、前記継フレームに走行機体の左右傾斜角を検
出する検出手段を装着し、前記検出手段の設定角以上の
検出結果に基づいて警報装置を作動させる制御手段を設
け、前記検出手段から前記制御手段に検出信号を伝達す
べく、前記検出手段と前記制御手段とを連結するハーネ
スを前記メインフレームに配置して設けてある点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
【0006】〔作用〕 つまり、走行機体が左右傾斜してその傾斜角が設定角を
越えると警報が発せられる。これを受けて操縦者は走行
機体を停止するなり、進路を変更する等して、転倒を防
止する対応策を採ることができる。検出手段の設置位置
が操縦席の下方又はその近傍であるので、走行機体の傾
斜に対して操縦席と検出手段とは同様の一体的な動きを
示すことになる。したがって、操縦者が感じとる走行機
体の傾斜感と実際の走行機体の傾斜との間に食い違いが
少なく、操縦者の体感に近い制御が可能となる。左右一
対のメインフレームと一体化された継ぎフレームに検出
手段を取り付けているので、検出手段の取り付け対象を
強度のあるフレームに設定できて、他の機器から伝達さ
れる振動の影響を受けにくい。しかも、検出手段と制御
手段を連結するハーネス等の配置スペースを両メインフ
レームに求めることができ、ハーネスの分散配置構成が
可能である。
【0007】 〔効果〕 これによって、走行機体の傾斜状態を正確に把握でき、
操縦者の対応が遅れるといった点を抑えることができ
る。
【0008】請求項2にかかる発明の目的は、請求項1
と同様である。
【0009】 〔構成〕 請求項2にかかる発明による特徴構成は、請求項1にか
かる発明による特徴構成において、前記左右後輪がロー
リング自在に走行機体に取り付けてある点にあり、その
作用効果は次の通りである。
【0010】〔作用効果〕請求項1に対する作用効果を有するとともに、次ぎのよ
うな作用効果を有する 。つまり、左右後輪をローリング
作動させて接地追従性を向上させることができるととも
に、ローリング構造を採用することによって多少剛性が
劣り振動を誘発し易いものであるが、左右後輪より離れ
た位置に傾斜角検出手段を設けてあるので、ローリング
作動時のガタツキや振動等の影響は受けにくい。
【0011】 〔構成〕 請求項にかかる発明による特徴構成は、前記検出手段
が前記走行機体における前後輪の中間位置に設けてある
点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0012】〔作用〕請求項1又は2に対する作用を有するとともに、次ぎの
ような作用を有する。つまり 、傾斜角検出手段の設置位
置は、前後車輪の中間位置に設定してあるので、振動源
であるいずれの車輪からも離れた位置に設定されている
ことになり、振動の影響を受けにくい状況にある。した
がって、傾斜角検出手段の誤作動が少なくなる。
【0013】 〔効果〕 特に、水田作業車においてはラグ付車輪を装着してグリ
ップ力の増大を図るものであるが、車輪の接地面がラグ
取り付け部と他の部分とで異なり、走行機体の走行につ
れて車輪の振動(例えば、ゴトゴト音を伴った振動)が
発生する。水田内での走行中においては車輪の振動はそ
んなに大きくはならないが、畦越え時等においては走行
面が不整地状態にあるのでその振動が大きくなり、傾斜
角検出手段に影響し検出性能を悪化させる。このよう
に、ラグ付車輪を装着する場合においても、傾斜角検出
手段を前後車輪の中間位置に設けてあるので、車輪から
の振動が伝播しにくく、傾斜角検出手段の検出性能を維
持できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、ステアリング
操作される駆動型の前輪1、及び、駆動型の後輪2を備
えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載すると共に、
走行機体3の中央部にステアリングハンドル5、操縦席
6を配置し、走行機体3の後端部に対しリフトシリンダ
7で駆動昇降する平行四連リンク機構8を介して苗植付
装置Aを連結して水田作業車としての田植機を構成す
る。
【0015】苗植付装置Aは苗載せ台9に載置されたマ
ット状苗Wを機体の走行速度と同期して回転するロータ
リケース10に備えた植付アーム11によって切出して
圃場面に植え付ける作動を行う系を備えると共に、下部
に複数の整地フロート12を備えて4条植え用に構成さ
れている。
【0016】走行機体3の構造について説明する。図3
及び図4に示すように、左右一対のメインフレーム1
3,13を機体前後方向に亘って配置し、左右向き姿勢
の複数の継ぎフレーム14によって左右のメインフレー
ム13,13を連結して基本的な枠組を構成している。
メインフレーム13は、前端より中間部までは一定高さ
で形成され、その中間部より後端に亘っては上端縁を大
きく立ち上げた高さの嵩高部分に形成されており、一枚
板で一体型成形して作られている。メインフレーム13
の下端部13Aは、前後端に亘って一定高さのチャンネ
ル状断面部に膨出形成されており、このチャンネル部分
に同様のチャンネル断面形状の補強部材13Cを抱き合
わせ固定して、箱型状の断面部を形成し、板製ではある
が強度を高める構成を採っている。
【0017】メインフレーム13の後端部13Bにも、
前記と同様の箱型状の断面部を形成してあり、そのメイ
ンフレーム13の後端部13Bより横側方に突出した支
持ピン16を介してリンク機構8のロアーリンク前端を
回動自在に支持するとともに、支持ピン16より上方に
設けたボス部15を介してリンク機構8のアッパリンク
前端を回動自在に支持して、メインフレーム13でリン
ク機構8を支持する構成を採っている。
【0018】図3及び図4に示すように、左右メインフ
レーム13の嵩高部分同士の下端部を左右方向で繋ぐ状
態で、前後一対のブラケット17,17を設け、これら
ブラケット17,17に対して後輪2,2を備えている
後車軸ケース18を機体前後軸芯X周りでローリング作
動自在に支持している。後車軸ケース18は、前端部の
ボス部を前ブラケット17に内嵌枢支し、後端部のボス
部内に支持軸20を内嵌して、ローリング作動自在に構
成してある。左右一対のスプリング(図示せず)で後車
軸ケース18を中立姿勢に付勢するようにしてある。
【0019】次に、走行機体3の転倒を回避する制御構
造について説明する。図3及び図4に示すように、メイ
ンフレーム13の嵩高部分の上端部に操縦席6を取り付
けるとともに、操縦席6の下方で左右のメインフレーム
13,13同士を連結する継ぎフレーム14上に、走行
機体3の左右傾斜角を検出する傾斜角検出手段としての
重錘式の左右傾斜センサ21を取り付けてある。転倒を
回避する制御を行う為の制御機器として、転倒を回避さ
せる為のブザー音を発生させるブザー(警報装置の一
例)22を設けるとともに、左右傾斜センサ21の検出
結果が一定角度を越えた場合に、ブザー22を鳴らすこ
とにするが、前記した一定角度を設定する傾斜角設定器
23を設けて、任意に操縦者が設定できるようにする。
傾斜角設定器23としては、ポテンショメータ式のもの
が使用される。警報装置としてはブザーを鳴らすように
してあるが、鳴らし方としては連続音だけでなく間欠的
にならすものでもよい。それから、ブザーだけでなく、
操縦部の操作パネルに文字や図柄を表示するものを警報
装置としてもよく、さらに、ブザーと表示とを併用する
ものを纏めて警報装置としてもよい。
【0020】田植機において、左右傾斜が大きくなって
転倒に至る時点での走行機体3の左右傾斜角つまり転倒
角が30度以内のものについては、警報装置を作動させ
る等の何らかの措置を採ることが要求されているが、こ
こでは15度を設定角として15度を越える場合には操
縦者に注意を喚起すべく下記のような制御を行うことと
する。図6に示すように、傾斜角検出手段21の検出値
α1と傾斜角設定器23の設定値α2とを制御手段とし
ての制御装置24で比較して、検出値α1が設定値α2
を越えると、警報装置22を作動させる制御を行う。
【0021】〔別実施の形態〕 振り子25とリミットスイッチ26とを利用した傾
斜センサ21について説明する。図7乃至図9に示すよ
うに、前記した操縦席6の下方で前記嵩高部分の上端同
士を連結する上端継ぎフレーム14に対して振り子25
を機体前後軸芯周りで左右揺動自在に支持する。この振
り子25の左右位置にリミットスイッチ26,26を配
置し、振り子25でリミットスイッチ26を操作するよ
うにしてある。振り子25には、左右一対の付勢バネ2
7,27を架張し、振り子25の振動抑制を図るととも
に、振り子25の左右揺動端を規制する規制部28,2
8を設けてある。 振り子25の振動抑制を図る為
に、前記バネ27の代わりに、揺動軸芯位置にゴムや皿
バネ等を装着してもよい。 左右後輪2がローリング
自在である構成について説明したが、必ずしも、後輪2
がローリング可能である必要はない。 傾斜センサ2
1としては、振り子25とこの振り子25の揺動角を検
出するポテンショメータ、ロータリエンコーダ、ホール
素子とを組み合わせたものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】田植機の全体側面図
【図3】傾斜センサの取付状態を示す縦断正面図
【図4】運転部下方の傾斜センサの取付状態を示す縦断
側面図
【図5】制御系のブロック回路図
【図6】警報制御する場合のフローチャート
【図7】傾斜センサの別実施構造を示す縦断側面図
【図8】図7に対応する正面図
【図9】図7、図8に対応する制御系のブロック回路図
【符号の説明】
1 前輪 2 後輪 3 走行機体 6 操縦席 13 メインフレーム 14 継ぎフレーム 21 傾斜角検出手段 22 警報装置 24 制御手段 A 作業装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 康三 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 藤田 佳久 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平10−136721(JP,A) 特開 平8−120711(JP,A) 特開 平10−52127(JP,A) 特開 平10−164927(JP,A) 特開 平7−99812(JP,A) 実開 平1−109912(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 B60R 21/13

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4輪式走行機体を構成する左右一対のメ
    インフレームに亘って継フレームを掛け渡すとともに、
    その継フレームの上方に操縦席を設け、前記継フレーム
    に走行機体の左右傾斜角を検出する検出手段を装着し
    前記検出手段の設定角以上の検出結果に基づいて警報装
    置を作動させる制御手段を設け、前記検出手段から前記
    制御手段に検出信号を伝達すべく、前記検出手段と前記
    制御手段とを連結するハーネスを前記メインフレームに
    配置して設けてある水田作業車。
  2. 【請求項2】 前記左右後輪がローリング自在に走行機
    体に取り付けてある請求項1記載の水田作業車。
  3. 【請求項3】 前記検出手段が前記走行機体における前
    後輪の中間位置に設けてある請求項1又は2記載の水田
    作業車。
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