JP3417909B2 - 縦型炉法による廃水処理およびその残留物質の無害固定化装置。 - Google Patents

縦型炉法による廃水処理およびその残留物質の無害固定化装置。

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JP3417909B2 JP2000230372A JP2000230372A JP3417909B2 JP 3417909 B2 JP3417909 B2 JP 3417909B2 JP 2000230372 A JP2000230372 A JP 2000230372A JP 2000230372 A JP2000230372 A JP 2000230372A JP 3417909 B2 JP3417909 B2 JP 3417909B2
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雅泓 王
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雅泓 王
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はコークスや都市ゴミ等の
燃焼によって廃水及び廃水中に含まれた有害物質を固定
処理する装置に関する。 【0002】 【従来の技術】廃水処理に関しては沈殿方法、分解方法
などの方式があるが、縦型炉を使用するものはない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は石灰石および
砂などの添加物を高温で溶解し、廃水およびごみの中に
含まれた有害な重金属イオンを添加物と反応させ、ガラ
ス質のスラグを作り上げ、有害物質を溶出しないように
閉じ込めて取り出すようにしようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】炉床の上部を囲んだ縦型
炉体を設け,縦型炉体の炉下部に設けた羽口より上の部
分にコークス、木炭等固体燃料と都市ゴミ等の副燃料と
石灰石、砂等の添加物からなる炉料を層状或は混ぜたも
のを所定の満杯状態になるよう継続的に投入して積み重
ね自在とし、羽口から制御可能な空気を送って炉料を完
全燃焼させて害の少ない二酸化炭素および高温を発生さ
せると共に、廃水を炉頂から炉料の上部に注入すること
により排気ガスを洗浄し、排気ガス中の灰や粉塵を取り
除くと共に,炉体内部の炉料の隙間から落下し、その途
中で燃焼室から上昇している高温ガスおよび高温となっ
た炉料に加熱されて廃水の水分を蒸発させ、廃水中に含
まれた有害物や灰や粉塵は炉料の表面に付着され、廃水
中に含まれた金属イオン、塩類などの有害物質は溶融ス
ラグに吸収され、凝固後のガラス質のスラグに閉じ込め
無害固定化して、取り出そうとするものである。 【0005】 【実施例】まず、炉の点火は、燃え易いやわらかい薪を
下に、かたい薪を上に順次装入する。羽口は全部開いて
置く。点火口より点火して、薪に火がつき燃え上がった
ときコークスの一部を火炎が見えなくなるまで装入す
る。コークスから火炎が再び上り始めたら、コークスを
再び装入し、数回行なって、所定の高さにする。コーク
ス高さは測定具にて調べる。コークスの高さは2倍羽口
面から炉径の1.5〜2倍ぐらいにする。スラグ出湯口
13を閉じる。石灰石、コークスの順に装入口まで積込
む。 【0006】続いて、処理作業に入るが、炉料8の装入
は、次の順序にする。コークス或いは木炭5−石灰石と
砂7−副燃料6とする。 【0007】正常の処理状態は、図1に従って説明する
と、先ず炉床1の上部を囲んだ縦型炉体2を設け,縦型
炉体2の炉下部3に設けた羽口4より上の部分にコーク
ス、木炭等固体燃料5と都市ゴミ等の副燃料6と石灰
石、砂等の添加物7を層状或は混ぜ合わせた状態の炉料
8を、装入口9から所定の満杯状態になるまで投入して
積み重ね、羽口4から制御可能な空気を送って炉料8を
完全燃焼させて害の少ない二酸化炭素および高温を発生
させる。 【0008】一方、廃水10を縦型炉体1の炉頂に設け
た送水口11から、積み上げた炉料8の上部に注入する
ことにより炉下部3から上昇してくる排気ガスを洗浄
し、排気ガス中の灰や粉塵を取り除くと共に,縦型炉体
2内部の炉料8の隙間から落下し、その途中で燃焼して
いる炉下部3から上昇している高温ガスおよび高温とな
った炉料に加熱されて廃水10の水分を蒸発させ、廃水
10中に含まれた有害物や灰や粉塵は炉料8の表面に付
着され、廃水10中に含まれた金属イオン、塩類などの
有害物質は溶融スラグ12に吸収され、溶融スラグ12
はスラグ出湯口13から所定位置に排出され、ガラス質
のスラグに閉じ込め無害固定化して、取り出し自在とし
たものである。 【0009】炉料8は燃焼に従って沈下していくが、新
しい炉料8は縦型炉体1内が所定の満杯状態になるよう
連続、或は断続的に継続して装入口9から連続的に投入
するようにする。 【0010】送水口11からの廃水或は水の注入は炉料
8上に均一に散布されるようになっている。 【0011】 【作用】本発明は以上のように具現されるもので、この
作用を説明すると、先ずコークスおよび木炭などの燃
料、都市ごみなどの副燃料、石灰石および砂などの添加
物からなる炉料8を層状或は混ぜたものを炉床1上に装
入口9近くまで積み重ね、羽口4から吹き込まれる高酸
素濃度の熱風により、空気を送り燃焼帯での完全燃焼に
よって害の少ない二酸化炭素及び1500〜2000℃
の高温を発生する。 【0012】同時に炉頂の送水口11から水或は廃水1
0を炉料8上に均一状に注ぐ。この注水によって炉内上
部の排気洗浄帯では、炉料内を上昇してくる排気ガスを
洗浄し、灰や粉塵を取り除くと共に、炉内に再び回収
し、且つ注水された廃水10は炉料層の隙間から落下
し、その途中で炉下部から上昇してくる高温ガス及び高
温となった炉料に加熱され、廃水の水分を蒸発させると
共に廃水中に含まれた有害物や灰の粉塵が炉料の表面に
付着する(水分蒸発帯)。 【0013】炉料及び付着した有害物質等は乾燥・余熱
・炭化帯に落下し、さらに落下した炉料や付着した廃水
の有害物質は溶解帯で溶解され溶解スラグ12に吸収さ
れ、溶解物溜り帯Fに溜まり、スラグ出湯口13より外
部の受け容器14に排出される。尚このスラグは適当な
形に成形し、運搬、廃棄等する。 【0014】 【効果】本発明は如上のように、炉床の上部を囲んだ縦
型炉体を設け,縦型炉体の炉下部に設けた羽口より上の
部分にコークス、木炭等固体燃料と都市ゴミ等の副燃料
と石灰石、砂等の添加物からなる炉料を層状或は混ぜた
ものを所定の満杯状態にるよう継続的に投入して積み重
ね自在とし、羽口から制御可能な空気を送って炉料を完
全燃焼させて害の少ない二酸化炭素および高温を発生さ
せると共に、廃水を炉頂から炉料の上部に注入すること
により排気ガスを洗浄し、排気ガス中の灰や粉塵を取り
除くと共に,炉体内部の炉料の隙間から落下し、その途
中で燃焼室から上昇している高温ガスおよび高温となっ
た炉料に加熱されて廃水の水分を蒸発させ、廃水中に含
まれた有害物や灰や粉塵は炉料の表面に付着され、廃水
中に含まれた金属イオン、塩類などの有害物質は溶融ス
ラグに吸収され、凝固後のガラス質のスラグに閉じ込め
て、取り出し自在としたので、廃水及びゴミの中に含ま
れた有害な重金属イオンを硝子質のスラグに溶出しない
よう閉じ込めることができ、無害固定化され公害を撒き
散らすことなく廃水処理ができ有益である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の縦型炉法による廃水処理およびその残
留物質の無害固定化装置の断面説明図である。 【符号の説明】 1は炉床 2は縦型炉体 3は炉下部 4は羽口 5は固体燃料 6は副燃料 7は添加物 8は炉料 9は装入口 10は廃水 11は送水口 12は溶融スラグ 13はスラグ出湯口 14は受け容器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F23G 5/24 ZAB B01D 53/34 D 5/44 ZAB (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/02 B09B 3/00 - 5/00 F23G 7/04 602

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 炉床の上部を囲んだ縦型炉体を設け,縦
    型炉体の炉下部に設けた羽口より上の部分にコークス、
    木炭等固体燃料と都市ゴミ等の副燃料と石灰石、砂等の
    添加物からなる炉料を層状或は混ぜたものを所定の満杯
    状態にるよう継続的に投入して積み重ね自在とし、羽口
    から制御可能な空気を送って炉料を完全燃焼させて害の
    少ない二酸化炭素および高温を発生させると共に、廃水
    を炉頂から炉料の上部に注入することにより排気ガスを
    洗浄し、排気ガス中の灰や粉塵を取り除くと共に,炉体
    内部の炉料の隙間から落下し、その途中で燃焼室から上
    昇している高温ガスおよび高温となった炉料に加熱され
    て廃水の水分を蒸発させ、廃水中に含まれた有害物や灰
    や粉塵は炉料の表面に付着され、廃水中に含まれた金属
    イオン、塩類などの有害物質は溶融スラグに吸収され、
    凝固後のガラス質のスラグに閉じ込めて、取り出し自在
    とした縦型炉法による廃水処理およびその残留物質の無
    害固定化装置。
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