JP3416734B2 - 顧客管理システムと共働する受付処理システム及び受付処理方法 - Google Patents

顧客管理システムと共働する受付処理システム及び受付処理方法

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JP3416734B2
JP3416734B2 JP2000263192A JP2000263192A JP3416734B2 JP 3416734 B2 JP3416734 B2 JP 3416734B2 JP 2000263192 A JP2000263192 A JP 2000263192A JP 2000263192 A JP2000263192 A JP 2000263192A JP 3416734 B2 JP3416734 B2 JP 3416734B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この本発明は、金融業又は証
券業若しくは郵便局などのように、店舗の窓口で顧客と
対面して種々の手続きを即時処理する窓口業務におい
て、来店した顧客の受付順番を処理して顧客に受付番号
カードを発行すると共に、顧客を窓口へ適切に誘導する
受付処理システム及び受付処理方法の技術分野に属す
る。更に詳しく云えば、顧客データを管理する顧客管理
システムと、顧客識別カードから顧客コードを読み取
受付処理システムとを、各システムのソフトウェア改
変する必要の無い構成で結合して共働可能とし、受付処
理システムが読み取った顧客コードを顧客管理システム
へ伝送して顧客データを検索し、該当する顧客データを
検索して表示可能とした、顧客管理システムと共働する
受付処理システム及び受付処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】店舗の窓口にて顧客と対面して即時処理
する窓口業務においては、来店した顧客を窓口に並ばさ
ないで顧客の依頼を順序よく処理するために、顧客に受
付番号を発行する受付処理システムが従来から使用され
ている。
【0003】例えば、特公昭61−22339号公報に
記載された受付処理システムは、受付番号カードを順次
一連の番号で印刷して発行する受付端末器と、その受付
番号と受付窓口との関係を表示する表示装置と、各窓口
に配置された窓口用(テラー用)端末器と、これら受付
端末器、表示装置及び窓口用端末器を連係して制御する
制御手段とを具えている。この受付処理システムは、窓
口用端末器のキー操作に応じて、次に呼び出す顧客の受
付番号を表示部に表示すると共に、警報音を鳴らす。
【0004】また、特公昭63−41105号公報及び
特公平7−117970号公報に記載された受付処理シ
ステムは、異なる複数の業務を複数の窓口に分担して行
う場合に、受付番号を単一の受付端末器で発行するた
め、顧客の望む業務内容に応じて各業務の窓口に受付番
号を割り当てている。
【0005】これら従来の受付処理システムでは、顧客
が受付端末器を操作した順番に一連の受付番号を顧客に
発行していた。しかし、最近の金融緩和施策により、金
融業及び証券業などでは競争が激化している。競争の激
化に伴い、顧客に対して一律のサービスを行う方式では
物足りず、優良顧客を一般顧客よりも優遇する施策の必
要も生じてきた。そこで窓口業務における顧客の受付処
理においても、上述した従来の受付処理システムのよう
に、受付端末器を操作した順番に一連の受付番号を顧客
に発行し平等に処理するのではなく、優良顧客を優遇し
て(順番をジャンプアップさせて)窓口に誘導できる受
付処理システムが望まれるようになった。
【0006】優良顧客を優遇する受付処理システムも既
に提案されている。その一例が特開平10−18785
3号公報に開示されている。この受付処理システムは、
受付端末器と、この受付端末器に結合されたサーバー
(コンピュータ)とを具えている。受付端末器では、顧
客のキャッシュ・カード、預金通帳などの「識別カー
ド」を読取り、サーバーでは、「識別カード」からの情
報(顧客コード)に基づいて顧客情報をデータベースか
ら抽出し、顧客情報に応じて顧客の優先度を判定してい
る。この優先度と、受付端末器を操作した順番とに基づ
いて、窓口が処理する顧客の順列をサーバーが自動的に
決定し、優先度の高い優良顧客は優良顧客専用窓口へ誘
導する。優先度の低い顧客、及び一般顧客は一般顧客専
用窓口へ誘導する。また、優良顧客専用窓口と一般顧客
専用窓口とを分離しないで共通にする場合には、サーバ
ーが優先度に応じて自動的に決定した順序で、優先度の
高い顧客は一般顧客よりも順番をジャンプアップして先
に窓口へ誘導する。
【0007】上述した特開平10−187853号公報
に記載された受付処理システムは、窓口へ誘導する顧客
の順番をサーバーが自動的に決定する。従って、優良顧
客に対するキャンペーン、優良顧客からの事前連絡、そ
の時の窓口の処理能力など、その時々の状況に応じて、
優先度の高い顧客の順序を臨機応変に変更することがで
きない不便さがある。
【0008】一般的に優良顧客は顔見知りの場合が多い
ので、順番を待つ優良顧客のイライラ状態などを窓口か
ら見て判断できる。しかし、このような状況を見ても、
優先度の高い顧客の順序を臨機応変にジャンプアップ
(又はスキップ)させることもできない不便さはこの上
ない。さらに、優良顧客専用窓口と一般顧客専用窓口と
が分かれている場合に、たとえ優良顧客専用窓口が混雑
し、一般顧客専用窓口が空いていても、臨機応変に対応
処理できない不便さも大きい。
【0009】特開平10−187853号公報に記載さ
れた受付処理システムでは、顧客を窓口へ誘導する際、
一般顧客は受付番号で呼ばれ、優先度の高い顧客は固有
名詞で呼ばれるため、優先度に関わらず窓口が共通の場
合に、一般の顧客に不信感を抱かせる懸念がある。優先
度の高い顧客を固有名詞で指定するため、現在受付けら
れている顧客を表示する表示装置は、単なる番号だけで
なく、固有名詞も表示できなければならず、表示装置が
複雑に且つ高価になる。更に、固有名詞で顧客を誘導す
ることは、特に金融機関においては、顧客のプライバシ
ーが犯される可能性があって実行が難しい。
【0010】そこで、本出願人は、顧客の優先度を考慮
しながら、柔軟性を持って、顧客を窓口へ誘導する受付
処理システムを先の特願平11−59477号明細書及
び図面に開示し提案している。各支店において実施する
前記の受付処理システムを図7及び図8に示す。なお、
図7は、全体的な概略図であり、図8は、その詳細なフ
ロー図である。受付処理システムの全体を連係して制御
するサーバー50は、ローカル・エリア・ネットワーク
(LAN)用バス52及び53を介して、受付端末器5
4、及び複数個(例えばN個)の窓口用端末器(テラー
端末器)56A〜56N、並びに役席端末器58と結合
している。
【0011】サーバー50は、制御部(処理手段)60
と、種々の顧客情報を蓄積した蓄積装置62と、受付情
報を蓄積する蓄積装置64と、バス(接続線)52との
インタフェースを行うインタフェース部66と、バス
(接続線)53に接続された呼出番号表示装置(音声出
力制御部)68とを具えている。制御部60は、中央処
理手段(CPU)であり、予めプログラムされたソフト
ウェアに応じて、種々の処理、例えば業種別受付番号採
番処理、VIP顧客(高優先度顧客)受付番号採番処
理、端末器制御処理、受付情報管理処理、顧客情報管理
処理などを行う。なお、蓄積装置62及び64は、光デ
ィスクやハードディスクなどの大容量蓄積装置である。
また、制御部60は、インターフェース部61を介し
て、本部63のホスト・コンピュータに接続されてお
り、顧客情報、処理情報などのデータの授受を行う。
【0012】受付端末器54は、制御部70と、この制
御部70に接続された表示部72、操作部74、カード
リーダ76、プリンタ78及びインタフェース部82と
を具えている。制御部70はマイクロコンピュータなど
で構成され、顧客受付処理を行う。表示部72は、制御
部70の制御の下に、顧客に受付端末器の操作法や現在
の受付待ち人数状況などを表示する液晶表示装置、陰極
線管表示装置、EL表示装置などである。操作部74
は、「識別カードなし」などを入力する入力装置であ
り、表示部72と一体になったタッチスイッチや押しボ
タン・スイッチで構成されている。カードリーダ76
は、キャシュ・カード(磁気カード、ICカード、又は
バー・コード付きカード)や、預金通帳(磁気テープ、
又はバー・コード付き)のような「識別カード」の識別
情報(顧客コード)を読取り、この情報を制御部70へ
送る識別カード読取り器である。
【0013】プリンタ78は、制御部70の制御に応じ
て受付番号(受付記号を含む)を紙に印刷し、受付番号
カードを顧客に出力する受付番号発行機である。インタ
フェース部82は、サーバー50との通信のため、制御
部70及び接続線52の間でデータ規格の変換やタイミ
ング制御を行う。
【0014】各窓口に配置される窓口用端末器(テラー
端末器)56A〜56Nは夫々同じ構成であり、制御部
80と、この制御部80に接続されたインタフェース部
84、表示部88及び操作部90と、呼出番号表示装置
(音声出力部)86とを具えている。制御部80は、マ
イクロコンピュータなどで構成されており、顧客呼出指
示処理を行う。インタフェース部84は、上述のサーバ
ー50との通信のため、制御部80及び接続線52の間
でデータ規格の変換やタイミング制御を行う。表示部8
8は、制御部80の制御の下に、受付番号、優先度、顧
客ランク情報、顧客情報などを表示する液晶表示器、陰
極線管表示器、EL表示器などである。操作部90は、
キーボードなどの入力装置であり、受付順序の変更や顧
客呼出指示などを行う。呼出番号表示装置(音声出力
部)86は、顧客に見える位置に配置され、現在接客中
又は呼出中の顧客の受付番号を表示すると共に、その旨
の音声出力を発生する。
【0015】役席端末器58は窓口用端末器56とほぼ
同様な構成であるが、呼出番号表示装置(音声出力部)
86の代わりにプリンタ87を具えている。制御部83
は、窓口稼働状況の表示処理、システム設定処理、帳票
出力処理などを行う。
【0016】上記の受付処理システムは、サーバー50
と一体に接続した構成になっており、サーバー50内の
制御部60と、そのソフトウェアとに応じて制御され、
次のように動作する。
【0017】すなわち、識別カードを受付端末器54の
カードリーダ76へ挿入するか、又は「識別カードな
し」を受付端末器54の操作部74へ入力することを表
示部72により顧客に指示する。サーバー50は、受付
端末器54からの識別データ(顧客コード)により、該
当する顧客のデータを顧客データベースから検索し、顧
客の優先度を判断する。サーバー50が優先度の高い顧
客と判断した場合、サーバー50の指示により、受付端
末器54はプリンタ78から優先受付番号カードを発行
する。また、サーバー50が優先度の低い顧客と判断し
た場合、及び上述の「識別カードなし」の顧客に対して
は、サーバー50及び制御部70の制御により、優先受
付番号とは異なる番号系列の受付番号が付された受付番
号カードをプリンタ78が発行する。サーバー50は、
顧客の受付番号及び優先度を窓口用端末器56の表示器
88へ表示する。よって、窓口担当者は、端末器56の
操作部90を操作して、顧客の優先度を考慮しながら、
柔軟性を持って、臨機応変に顧客を窓口へ誘導できる。
また、顧客が窓口に来る前に、優良顧客については、事
前に窓口業務の準備を進めることができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記図7及び図8を参
照して説明した従来の受付処理システムは、一般的な窓
口処理を行うためのサーバー50及び窓口用端末器56
を中心とした既存の顧客管理システムと一体になってい
る。なお、前記顧客管理システムとは、顧客データベー
ス、預貯金管理などの種々の業務処理を行うシステムを
意味する。よって、受付処理システムをLAN(ローカ
ル・エリア・ネットワーク)を介して顧客管理システム
と接続しなければならない。
【0019】一般に、LANによるネットワーク・シス
テムの総てを自前で開発することは困難であるため、ラ
イセンスを受けて既存のネットワーク・システムをその
まま使用するか、改変して使用することになる。したが
って、受付処理システムを既存のネットワーク・システ
ムへ組み込むことにより、クライアント・ライセンス料
や、保守/維持料金が高くなり、受付処理システムの運
用費用が高価になり、負担しきれない利用者も出てく
る。
【0020】また、図7及び図8で説明した従来の受付
処理システムは、既存の顧客管理システムと一体になっ
ているため、この顧客管理システムが受付処理システム
にも適用するように、既存のアプリケーション・ソフト
ウェアを改変する必要がある。顧客管理システムは、本
部63のホスト・コンピュータにも結合した大規模なシ
ステムであるため、受付処理システムを組み込む費用が
高額になる。また、既存の顧客管理システムや、そのL
ANがダウンした場合、受付処理システムも一緒にダウ
ンしてしまい、窓口業務の混乱に拍車をかけることにな
る。
【0021】このように、図7及び図8で説明した従来
の受付処理システムは、顧客の優先度(優良顧客度)を
考慮しながら、柔軟性を持って臨機応変に顧客を窓口に
誘導できるシステムであるが、その導入コスト、ライン
センス料及び保守料金が高額なものになった。そこで、
この従来の受付処理システムの機能を中小の金融機関な
どでも容易に導入できるようにするために、安価に実施
できる受付処理システムが求められている。
【0022】本発明の目的は、受付順序及び顧客の優先
度(優良顧客度)を考慮しながら、柔軟性を持って臨機
応変に顧客を窓口へ誘導できることはもとより、導入コ
スト及び運用コストが安価な顧客管理システムと共働す
受付処理システム及び受付処理方法を提供することで
ある。
【0023】本発明の他の目的は、既存の顧客管理シス
テムやそのLANがダウンしても影響を受けないよう
に、既存の顧客管理システムから独立していながら、こ
の顧客管理システムの顧客データベースを有効に利用で
きる顧客管理システムと共働する受付処理システム及び
受付処理方法を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決する手段として、請求項1に記載した発明に係る顧客
管理システムと共働する受付処理システムは、 識別カー
ドから顧客コードを読み取る読み取り器76、及び受付
番号カードを発行する受付番号発行器78を有する受付
端末器54と、前記受付端末器54が既に発行した番号
の中から選択された番号を表示する表示装置86と、前
記読み取り器76が読み取った顧客コード、及び前記受
付番号発行器78が発行した受付番号を表示する表示部
96、並びに操作部98を有する複数の窓口用モニタ装
置92とを具える受付処理システムの各窓口用モニタ装
置92が顧客データが蓄積された蓄積装置62と、該
蓄積装置62に蓄積された前記顧客データを処理する処
理手段60と、夫々前記処理手段60に接続されると共
に表示部88を有する複数の窓口用端末器56とを具え
た顧客管理システムの各窓口用端末器56に結合されて
両システムが共働する構成とされており、前記受付端末
器54の読み取り器76が読み取った顧客コードの中か
前記窓口用モニタ装置92の操作部98を通じて選択
した顧客コードを前記顧客管理システムの窓口用端末器
56へ伝送することができ、前記窓口用端末器56は、
前記窓口用モニタ装置92から伝送された前記顧客コー
ドに応じて、前記蓄積装置62に蓄積された顧客データ
を検索し、前記窓口用端末器56の表示部88へ該当す
る顧客情報を表示することを特徴とする。
【0025】請求項2記載の発明は、請求項1記載の
客管理システムと共働する受付処理システムにおいて、
窓口用モニタ装置92の操作部98を通じて表示装置8
6に表示するべき呼出番号を選択することを特徴と
る。
【0026】請求項3記載の発明は、請求項1記載の
客管理システムと共働する受付処理システムにおいて、
顧客管理システムの処理手段60、及び複数の窓口用端
末器56は、ローカル・エリア・ネットワーク52を介
して結合されており、前記窓口用端末器56は、汎用パ
ーソナル・コンピュータであることを特徴とする。
【0027】請求項4記載の発明は、請求項記載の
客管理システムと共働する受付処理システムにおいて、
窓口用モニタ装置(92)は、汎用パーソナル・コンピ
ュータ(56)のユニバーサル・シリアル・バス・ポー
トに結合されていることを特徴とする。
【0028】請求項5記載した発明に係る受付処理
法は識別カードから顧客コードを読み取り器76で読
み取って受付番号発行器78で受付番号カードを発行す
る受付端末器54と、前記受付端末器54が発行した番
号の中から窓口用モニタ装置92を通じて選択された番
号を表示する表示装置86と、前記読み取り器76で読
み取った顧客コード及び前記受付番号発行器78が発行
した受付番号を表示する複数の窓口用モニタ装置92と
を具えた受付処理システムの各窓口用モニタ装置92
を、顧客データが蓄積された蓄積装置62、該蓄積装置
62に蓄積された前記顧客データを処理する処理手段6
0、及び夫々前記処理手段60に接続されると共に表示
部88を有する複数の窓口用端末器56を具えた顧客管
理システムの各窓口用端末器56と結合して、両システ
ムが共働するものとし、受付処理システムにおける受付
端末器54の読み取り器76が識別カードから読み取っ
た顧客コードを受付処理システムの窓口用モニタ装置9
2の表示部96に表示するステップと、前記窓口用モニ
タ装置92の表示部96に表示された前記顧客コードの
中から操作部98を通じて選択した顧客コードを前記顧
客管理システムの窓口用端末器56へ伝送するステップ
と、前記窓口用端末器56が受けた前記顧客コードに応
じて前記顧客管理システムの蓄積装置62に蓄積された
顧客データを検索して、前記窓口用端末器56の表示部
88に該当する顧客情報を表示するステップとから成
ことを特徴とする。
【0029】請求項6記載の発明は請求項5に記載し
た受付処理方法において、受付端末器54が発行した受
付番号の中から窓口用モニタ装置92の操作部98を通
じて選択した受付番号を表示装置86に表示するステッ
プを更に具えることを特徴とする。
【0030】請求項7記載の発明は、請求項5又は6記
載の受付処理方法において、優良顧客の口座番号の簡易
データベースを作成して、受付端末器54に組み込み、
優良顧客の識別を行うステップを更に具えることを特徴
とする。
【0031】
【作用】請求項1〜記載の発明に係る顧客管理システ
ムと共働する受付処理システムは、既存の顧客管理シス
テムと独立しており、この顧客管理システムのソフトウ
ェアによっては制御されず、顧客管理システムのネット
ワーク(LAN)も受付処理システム自体の動作には利
用しない。
【0032】また、本発明は、窓口用モニタ装置が顧客
管理システムの窓口用端末装置の入力装置として機能
し、受付端末装置から得た顧客コードを単に窓口用端末
装置に伝送するだけである。本発明は、顧客管理システ
ムから独立しているため、導入コスト及び運用コストを
安価にできると共に、この顧客管理システムやそのLA
Nがダウンしても影響を受けない。
【0033】顧客管理システムは、顧客コードを受ける
と、顧客管理システム自体のデータベースにより、その
顧客のデータを窓口用端末器の表示部に表示できる。表
示された顧客データを窓口担当者が利用することによ
り、受付順序及び顧客の優先度(優良顧客度)を考慮し
ながら、柔軟性を持って臨機応変に顧客を窓口へ誘導で
きる。また、顧客が窓口に来る前に、優良顧客について
は、事前に窓口業務の準備を進めることができる。
【0034】
【発明の実施形態】図1〜図6を参照して、本発明の実
施形態を説明する。図1及び図2は、請求項1〜記載
の発明に係る顧客管理システムと共働する受付処理シス
テムの概略的配置図及び詳細ブロック図である。図7及
び図8の従来システムと対応する配置及びブロックを同
じ参照符号で示しており、従来システムと異なる点のみ
を主に説明する。
【0035】本発明の受付処理システムは、顧客管理シ
ステムと独立しており、受付処理システムの各窓口用モ
ニタ装置92…が、顧客管理システムの窓口用端末器5
6…と夫々一対一の関係で結合されて両システムが共働
する構成とされていることが特徴である。よって前記
顧客管理システムのサーバー50に、該受付処理システ
ムに関する受付情報を管理するためのソフトウェア及び
ハードウェアを設ける必要がない。つまり、基本的に、
バス(接続線)53に沿って構築された受付処理システ
ムと、バス52に沿って構築された顧客管理システムと
は、ソフトウェア及びハードウェア的に夫々独立してい
る。従って、サーバー50には、図8中の受付情報を蓄
積する蓄積装置64及び呼出番号表示装置(音声出力制
御部)68が不要であり、顧客情報蓄積装置62が用意
される。情報管理システムの窓口用端末器(テラー端末
器)56A〜56Nは、図7及び図8のテラー端末器と
同じ構成であるが、本実施例では、汎用パーソナル・コ
ンピュータを用いている。汎用パーソナル・コンピュー
タには、マイクロソフト社製のウィンドウズNT又は9
8をオペレーション・システムとして使用している。よ
って、そのインターフェースの1つとして、ユニバーサ
ル・シリアル・バス(USB)ポート94を標準で具え
ている。このUSBポート94に接続された装置を操作
部(キーボード)90と同様に扱うことができる。
【0036】受付端末54は、ハードウェア的には、
図7及び図8に示した受付処理システムに用いたものと
同じであるが、制御部70のソフトウェアが強化されて
おり、サーバー50の援助がなくても、後述の如く、
記制御部70が強化されたソフトウェアにより表示部7
2、操作部74、カードリーダ(読取り器)76及びプ
リンタ(受付番号発行器)78の制御ができる。更に、
インタフェース部82及びバス(接続線)53を介し
て、テラー・モニタ装置(窓口用モニタ装置)92との
データの授受や、表示装置86の制御ができる。なお、
表示装置86は、受付端末54が既に発行した番号の
中から選択された番号を表示するものであり、本実施例
では、各窓口に配置されている。
【0037】役席端末器58は、窓口用端末器56とほ
ぼ同様な構成であるが、やはりプリンタ87を具えてい
る。その制御部83は、窓口稼働状況表示処理、システ
ム設定処理、帳票出力処理などを行う。この役席端末器
58も、窓口用端末機56と同様に、ウィンドウズ98
又はNTで動作する汎用パーソナル・コンピュータであ
ってもよい。
【0038】窓口用モニタ装置(テラーモニタ装置)9
2は、図3に示すように、小型の携帯モニタであり、バ
ス53に接続されたマイクロプロセッサの如き制御器
(図示せず)と、バス53からの情報を表示するモニタ
表示部96と、複数の押しボタン形式のキーによる操作
部98と、USB用出力端子(図示せず)とを具えてい
る。モニタ表示部96は、液晶表示器、EL表示器、プ
ラズマ表示器などの平面表示パネルであり、バス53を
介して受付端末54から受け取った受付番号や顧客コ
ードを表示する。実施例では、顧客コードは、口座番号
である。
【0039】前記操作部98の内、上向き矢印及び下向
き矢印である表示スクロール・キー98Aは、モニタ表
示部96に表示された受付番号及び口座番号に対するカ
ーソル(図3の場合、受付番号1の下の下線)の位置を
上下方向に移動制御する。モニタ表示部96において、
口座欄に直線が表示されているのは、識別カードを所持
しない顧客を示す。呼出キー98Bは、カーソル制御で
選択した受付番号を表示装置86へ表示するためのキー
である。呼出キー98Bが押されると、カーソル位置の
受付番号が受付端末54の制御部70へ伝送され、対
応する受付番号が処理された旨を他の窓口モニタ装置9
2へ通知して、窓口モニタ装置92のモニタ表示部96
の表示から削除する。また、前記受付番号を対応する窓
口の表示装置86に表示する。また、必要に応じて、表
示装置86の表示切替の際に、警告音を発生すると共
に、受付番号を音声案内しても良い。
【0040】窓口用モニタ装置(TM)92のUSB用
出力端子(図示せず)は、顧客管理システムの窓口用端
末器56のUSBポート94に接続されている。確認キ
ー98Cを押すと、カーソルで選択された受付番号の顧
客コード(口座番号)がUSBポート94を介して窓口
用端末器56へ伝送される。これは操作部(キーボー
ド)90からデータを入力したのと同じ状態なので、U
SB用ドライバを除いて、窓口用端末器56に特別なア
プリケーション・ソフトウェアや、ユーティティ・ソフ
トウェアが不要である点に留意されたい。
【0041】次に、図4を参照して、受付端末器54が
受付番号カードを発行する顧客受付処理について説明す
る。なお、以下の処理は、受付端末器54の制御部70
が、ソフトウェアにより制御する。
【0042】ステップ12において、キャッシュ・カー
ド、ICカード又は預金通帳(以下、単に識別カードと
呼ぶ)をカード・リーダ76に挿入する旨、及びこれら
を所持していない場合には、操作部74の「カードな
し」ボタンを押す旨のガイダンスを表示部72に表示す
る。
【0043】ステップ14において、前記制御部70
は、顧客が「カードなし」ボタンを押したか否かを判断
する。このボタンが押された「イエス」の場合は、ステ
ップ18に進む。また、「カードなし」ボタンが押され
ない場合、即ち、「ノー」の場合はステップ16に進
み、カード・リーダ76が読取った識別コードを受け入
れる。
【0044】ステップ18にて、制御部70は、カウン
タ機能により得た受付番号をプリンタ78により紙に印
刷する。ステップ20にて、番号カードの取り出し操作
のガイダンスが表示器72に表示される。ステップ22
において、顧客が番号カードをプリンタ78から取り出
すと、ステップ12に戻る。
【0045】よって、顧客が受付端末器54に来て、こ
の受付端末器54を操作する度に、受付番号が所定の範
囲で順次増分方向へ変化し、受付番号が印刷されると共
に、識別カードを持った顧客の顧客コード(口座番号)
及び受付番号が対になって制御部70に一時的に蓄積さ
れる。図4に関連した上記の処理は、サーバー50の援
助が不要な点に留意されたい。
【0046】次に、図5を参照して、窓口用モニタ装置
(テラー・モニタTM)92のモニタ表示部96の動作
について説明する。判断ステップ24にて、受付端末器
54の制御器70は、番号カードを発行したか否かを判
断する。番号カードを発行した場合は、判断ステップ2
6に進み、制御部70は、番号カードを発行するに際
し、識別カード(キャッシュ・カード)から顧客コード
が読み取られたかを判断する。
【0047】判断ステップ26で「イエス」の場合は、
ステップ28に進む。ステップ28において、制御部7
0は、窓口用モニタ装置(TM)92のモニタ表示部9
6に、新たな受付番号及び口座番号を追加して、表示を
更新する。
【0048】前記判断ステップ26で「ノー」の場合は
ステップ30に進む。ステップ30にて、制御部70
は、窓口用モニタ装置(TM)92のモニタ表示部96
に、新たな受付番号(口座番号なし)を追加して表示を
更新する。これら表示更新ステップ28及び30は、受
付端末器54に結合された総ての窓口用モニタ装置92
に適応される。
【0049】前記の判断ステップ24で「ノー」の場
合、及びステップ28及び30の処理が終了した場合
に、判断ステップ32に進む。この判断ステップ32で
は、いずれかの窓口の担当者が、窓口用モニタ装置(T
M)92のスクロール・キー98Aにより、次に呼び出
す受付番号を選択した後に、呼出キー98Bを押して、
新たな呼出を行ったかを制御部70が判断する。新たな
呼出が行われていない「ノー」の場合は処理が判断ステ
ップ24に戻る。しかし、判断ステップ32が「イエ
ス」の場合は新たな呼出が行われたため、制御部70
は、該当する窓口の表示装置86の受付番号を更新する
と共に、総ての窓口用モニタ装置(TM)92のモニタ
表示部96に表示された未処理の呼出受付番号及び口座
番号から、今回の呼出受付番号及び口座番号を削除する
更新を行う。その後、ステップ24に戻る。図5に関連
した処理は、サーバー50の援助が不要な点に留意され
たい。
【0050】次に、図6を参照して、顧客情報の表示処
理について説明する。上記図5のステップ32におい
て、窓口担当者は、新たに呼び出す顧客を選択し、その
顧客を顧客番号により呼び出す。その際、窓口担当者
(テラー)は、図3に示すように窓口用モニタ装置(T
M)92のモニタ表示部96に表示された受付番号及び
口座番号の中から、次にどの顧客を呼び出すかを、受付
順序及び顧客の優先度(優良顧客度)を考慮しながら、
柔軟性を持って臨機応変に判断する。その際、口座番号
が表示された顧客の情報が事前に判ると、次に受け付け
る顧客の選択に非常に有効である。
【0051】図6のステップ36において、窓口担当者
は、顧客管理システムの窓口用端末器(テラー端末器)
56を顧客情報モードにする。よって、窓口用端末器5
6に口座番号を入力すれば、サーバー50の制御部(処
理手段)60が蓄積装置62から該当顧客のデータを検
索し、表示部88へ表示する準備ができる。
【0052】一方、ステップ38にて、窓口担当者は、
窓口用モニタ装置(TM)92のモニタ表示部96に表
示された口座番号から、検索対象を図3のスクロール・
キー98Aにより選択する。
【0053】ステップ40にて、窓口担当者が窓口用モ
ニタ装置(TM)92の確認キー98Cを押すと、ステ
ップ42にて、その口座番号がUSBポート94を介し
て、窓口用端末器56の制御部80に入力される。この
動作は、窓口担当者がキーボード90を操作して、口座
番号を制御部80へ入力したのと同じ状態である。よっ
て、顧客データベースに、検索対象の口座番号が入力さ
れる。なお、USBポート94を介して口座番号を入力
する際に、サーバー50及び窓口用端末器56に、特別
なアプリケーション・ソフトウェアや、ユーティリティ
・ソフトウェアが不要な点に留意されたい(但し、US
Bドライバは必要)。
【0054】ステップ44では、検索対象の口座番号が
窓口用端末器(テラー端末器)56の制御部80から、
インタフェース部84、バス52、及びサーバー50の
インタフェース部66を介して、サーバー50の制御部
60に入力される。サーバー50は、蓄積装置62に蓄
積された顧客データから対象となる顧客データを検索す
る。
【0055】ステップ46では、検索された顧客データ
を、サーバー50から、バス52を介して、窓口用端末
器56のインタフェース部84へ伝送する。前記窓口用
端末器56の制御部80は、前記顧客データに基づき、
表示部88に顧客情報を表示する。窓口担当者は、この
顧客情報を確認して臨機応変に次に呼び出す顧客を選択
できる。
【0056】ところで、図3の窓口用モニタ装置92の
モニタ表示部96の表示において、一例として受付番号
No.4の口座番号が強調表示(例えば、白黒反転表示、
又は別の色での表示)されている。これは受付番号 No.
4の口座番号の顧客が優良顧客であることを表してい
る。このような優良顧客の識別表示を事前に行うために
は、次の方法がある。第1の方法は、優良顧客が所持す
る識別カードに事前に優良顧客コードを記録しておくこ
とである。この場合、受付端末器54のカード・リーダ
76が読取った顧客コードから該受付端末器54の制御
部70が優良顧客の判断を行い、強調指示を窓口用モニ
タ装置92に与える。この方法は、識別カードがICカ
ードの場合に特に有効である。
【0057】第2の方法は、窓口担当者が、窓口用モニ
タ装置(TM)92の確認キー98Cの操作により窓口
用端末器(テラー端末器)56の表示部88に顧客情報
を表示させた際に、その顧客が優良顧客であると判断し
た場合、操作部98に別途設けた優良顧客キー(図示せ
ず)を押して、受付端末54の制御部70にその旨を
知らせ、制御部70が強調指示を窓口用モニタ装置
(TM)92に与えることである。
【0058】第3の方法は、各支店で、優良顧客の口座
番号のみの簡易データベースを作成し、この簡易データ
ベースを受付端末器54に組み込んでおく。そして、こ
の簡易データベースを参照して優良顧客の識別を行うの
である。この場合、簡易データベースであるため、デー
タ量も少なく、取り扱いが簡単である。受付端末器54
は、LAN52を介してサーバー50に接続されていな
いので、定期的に簡易データベースをオフラインで更新
すればよい。
【0059】以上に、本発明の好適な実施形態を説明し
たが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形変更
が可能である。例えば、上記実施形態では窓口用モニタ
装置(TM)92と窓口用端末器56との接続にUSB
ポート94を用いたが、制御部80のキーボード用端子
を分岐ケーブルで2つに分け、このケーブルに操作部
(キーボード)90及び窓口用モニタ装置92を接続し
てもよい。前記の分岐ケーブルは、ノートブック・タイ
プのパーソナル・コンピュータにおいて、外部用キーボ
ード端子が1個の場合に、マウスとキーボードとの両方
を接続するために提供されている既存の分岐ケーブルを
そのまま利用できるので、安価である。最近のパーソナ
ル・コンピュータ用キーボードは、電卓などの機能とキ
ーボードとを一体化したものが市販されているので、窓
口用モニタ装置92とキーボードとを一体化することも
極めて容易である。
【0060】
【発明の効果】請求項1〜に記載した発明に係る顧客
管理システムと共働する受付処理システム及び請求項
7に記載した発明に係る受付処理方法は、受付処理シ
ステムが既存の顧客管理システムと独立しており、顧客
管理システムのソフトウェアによっては制御されず、顧
客管理システムのネットワーク(LAN)も受付処理シ
ステム自体の動作には利用しない。
【0061】また、本発明は、窓口用モニタ装置が顧客
管理システムの窓口用端末装置の入力装置として機能
し、受付端末装置から得た顧客コードを単に窓口用端末
装置に伝送するだけである。こうして本発明は、顧客管
理システムから独立しているため、導入コスト及び運用
コストを安価にできると共に、顧客管理システムやその
LANがダウンしても影響を受けない。
【0062】さらに、顧客管理システムは、顧客コード
を受けると、顧客管理システム自体のデータベースによ
り、その顧客のデータを窓口用端末器の表示部に表示で
きる。表示された顧客データを窓口担当者が利用するこ
とにより、受付順序及び顧客の優先度(優良顧客度)を
考慮しながら、柔軟性を持って臨機応変に顧客を窓口に
誘導できるほか、顧客が窓口に来る前に、優良顧客につ
いては、事前に窓口業務(営業を含む。)の準備を進め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受付処理システムの概略的な構成を示
す配置図である。
【図2】本発明の受付処理システムの詳細なブロック図
である。
【図3】本発明に用いる窓口用モニタ装置の正面図であ
る。
【図4】本発明の顧客受付処理を説明する流れ図であ
る。
【図5】本発明で用いる顧客窓口用モニタ装置の表示処
理を説明する流れ図である。
【図6】本発明で用いる顧客情報表示の処理を説明する
流れ図である。
【図7】従来の受付処理システムの概略的な構成を示す
配置図である。
【図8】従来の受付処理システムの詳細なブロック図で
ある。
【符号の説明】
50 サーバー52 バス 54 受付端末器 56A〜56N 窓口(テラー)用端末器 60 制御部(処理手段) 62 顧客情報蓄積装置 66、80、84 インタフェース部 72、88、96 表示部 74、90、98 操作部 76 カード・リーダ(識別カード読取り器) 78 プリンタ(受付番号発行器) 86 表示装置 92 窓口(テラー)用モニタ装置 94 USBポート

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別カードから顧客コードを読み取る読み
    取り器(76)、及び受付番号カードを発行する受付番
    号発行器(78)を有する受付端末器(54)と、前記
    受付端末器(54)が既に発行した番号の中から選択さ
    れた番号を表示する表示装置(86)と、前記読み取り
    (76)が読み取った顧客コード、及び前記受付番号
    発行器(78)が発行した受付番号を表示する表示部
    (96)、並びに操作部(98)を有する複数の窓口用
    モニタ装置(92)とを具える受付処理システムの各窓
    口用モニタ装置(92)が顧客データが蓄積された蓄積装置(62)と、該蓄積装
    置(62)に蓄積された前記顧客データを処理する処理
    手段(60)と、夫々前記処理手段(60)に接続され
    ると共に表示部(88)を有する複数の窓口用端末器
    (56)とを具えた顧客管理システムの各窓口用端末器
    (56)に結合されて両システムが共働する構成とされ
    ており、 前記受付端末器(54)の読み取り器(76)が読み取
    った顧客コードの中から前記窓口用モニタ装置(92)
    操作部(98)を通じて選択した顧客コードを前記
    客管理システムの窓口用端末器(56)へ伝送すること
    ができ、前記窓口用端末器(56)は、前記窓口用モニ
    タ装置(92)から伝送された前記顧客コードに応じ
    て、前記蓄積装置(62)に蓄積された顧客データを検
    索し、前記窓口用端末器(56)の表示部(88)へ該
    当する顧客情報を表示することを特徴とする、顧客管理
    システムと共働する受付処理システム。
  2. 【請求項2】窓口用モニタ装置(92)の操作部(9
    8)を通じて表示装置(86)に表示するべき呼出番号
    を選択することを特徴とする、請求項1記載の顧客管理
    システムと共働する受付処理システム。
  3. 【請求項3】顧客管理システムの処理手段(60)、及
    び複数の窓口用端末器(56)は、ローカル・エリア・
    ネットワーク(52)を介して結合されており、前記
    口用端末器(56)は、汎用パーソナル・コンピュータ
    であることを特徴とする、請求項1記載の顧客管理シス
    テムと共働する受付処理システム。
  4. 【請求項4】窓口用モニタ装置(92)は、汎用パーソ
    ナル・コンピュータ(56)のユニバーサル・シリアル
    ・バス・ポートに結合されていることを特徴とする、請
    求項記載の顧客管理システムと共働する受付処理シス
    テム。
  5. 【請求項5】識別カードから顧客コードを読み取り器
    (76)で読み取って受付番号発行器(78)で受付番
    号カードを発行する受付端末器(54)と、前記の受付
    端末器(54)が発行した番号の中から窓口用モニタ装
    置(92)を通じて選択された番号を表示する表示装置
    (86)と、前記の読み取り器(76)で読み取った顧
    客コード及び前記の受付番号発行器(78)が発行した
    受付番号を表示する複数の窓口用モニタ装置(92)と
    を具えた受付処理システムの各窓口用モニタ装置(9
    2)を、 顧客データが蓄積された蓄積装置(62)、該蓄積装置
    (62)に蓄積された前記顧客データを処理する処理手
    (60)、及び夫々前記処理手段(60)に接続され
    ると共に表示部(88)を有する複数の窓口用端末器
    (56)を具えた顧客管理システムの各窓口用端末器
    (56)と結合して、両システムが共働するものとし、 受付処理システムにおける受付端末器(54)の読み取
    り器(76)が 識別カードから読み取った顧客コードを
    受付処理システムの窓口用モニタ装置(92)の表示
    (96)に表示するステップと、 前記窓口用モニタ装置(92)の表示部(96)に表示
    された前記顧客コードの中から操作部(98)を通じて
    選択した顧客コードを前記顧客管理システムの窓口用端
    末器(56)へ伝送するステップと、 前記窓口用端末器(56)が受けた前記顧客コードに応
    じて前記顧客管理システムの蓄積装置(62)に蓄積さ
    れた顧客データを検索して、前記窓口用端末器(56)
    の表示部(88)に該当する顧客情報を表示するステッ
    プとから成ることを特徴とする、受付処理方法。
  6. 【請求項6】受付端末器(54)が発行した受付番号の
    中から窓口用モニタ装置(92)の操作部(98)を通
    じて選択した受付番号を表示装置(86)に表示するス
    テップを具えることを特徴とする、請求項記載の受付
    処理方法。
  7. 【請求項7】優良顧客の口座番号の簡易データベースを
    作成して、受付端末器(54)に組み込み、優良顧客の
    識別を行うステップを具えることを特徴とする、請求項
    5又は6に記載した受付処理方法。
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