JP3415082B2 - 横桟型手摺 - Google Patents

横桟型手摺

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JP3415082B2
JP3415082B2 JP31321699A JP31321699A JP3415082B2 JP 3415082 B2 JP3415082 B2 JP 3415082B2 JP 31321699 A JP31321699 A JP 31321699A JP 31321699 A JP31321699 A JP 31321699A JP 3415082 B2 JP3415082 B2 JP 3415082B2
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勇市郎 山崎
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株式会社 ヤマザキ メタルワーク
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物のバルコニ
ー、廊下、屋上、外構用フェンス等に用いられる横桟型
手摺、特に、床面から垂直に立設され上端に手摺部材が
取り付けられた複数の支柱間に、該支柱と直角方向に延
びる複数の横桟を前記支柱の高さ方向に列をなして取り
付けてなる横桟型手摺に関する。
【0002】
【従来の技術】建物のバルコニー、廊下、屋上、外構用
フェンス等の手摺は、支柱の間に複数の縦桟を立設した
縦桟型手摺や、板状のパネル型手摺が多く用いられてい
る。
【0003】前記縦桟型手摺は、上端に手摺部材が取り
付けられた複数の支柱の間に多数の縦桟を立設して構成
され、簡単な構造で通風性、安全性に優れ、比較的低コ
ストであるため、前記建物用手摺として広く用いられて
いる。また、前記パネル型手摺は、通常、板状体に所定
のピッチで通風用の孔を穿けたパンチングパネルに構成
され、簡単な構造でかつ比較的低コストであり、内部の
隠蔽性に優れ安全性も充分有るという長所を有する。
【0004】また、横桟とパネルとを組み合わせた複合
構造の手摺として、特開平9−256687号の発明が
提案されている。かかる発明においては、帯板状引抜き
型部材又は押出型材、横桟状スライド引抜き型部材又は
押出型材とよりなる複合構造器材を、支柱に所定間隔を
おいて整列係止して複合構造手摺を構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記縦
桟型手摺は、前記のように、簡単な構造で通風性、安全
性に優れるという長所を有する反面、建物等の内部が容
易に透視でき、内部の隠蔽性に劣り、建物と組み合わせ
た外観上の見栄え、つまりデザイン性も良好でない、と
いう問題点を有している。
【0006】また、前記パネル型手摺は、簡単な構造で
内部の隠蔽性に優れ安全性も充分有るが、内部の隠蔽性
を保持するために、通風用の孔は、小径で個数も少なく
なっており、このため、通風性に劣り、また、デザイン
が画一的で、外観上の見栄えも良好でない、という問題
点を有する。
【0007】また、上端に手摺が取り付けられ、床面か
ら垂直に立設された複数の支柱の間に、該支柱と直角方
向に複数の横桟を前記支柱の高さ方向に列設してなる横
桟型手摺も一部で用いられているが、かかる横桟型手摺
は、横桟の間隔を通気性を確保できる大きさにすると、
該横桟を子供等がよじ登り易くなり、転落事故を誘発す
る、という問題点を有している。
【0008】さらに、前記特開平9−256687号の
発明にあっては、手摺を組み立てる際には、長尺の横桟
状スライド引抜き型部材を横桟の長手方向にスライドさ
せて、該横桟状スライド引抜き型部材又は押出型材の溝
を帯板状引抜き型部材又は押出型材に設けられた係合用
突起に嵌合することを要するため、組み立てに手間がか
かり、作業工数が増し、組み立てコストが高くなる、と
いう問題点を抱えている。
【0009】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、通
風性が良好に保持されるとともに外部との遮蔽効果が確
保され、また、横桟を子供等がよじ登るのを防止できて
安全性が確保され、さらには、製造工数及び製造コスト
が低減されるとともに、外観上の見栄えが良好でデザイ
ン性に優れた横桟型手摺を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、床面から垂直
に立設され上端に笠木が取り付けられた複数の支柱間
に、該支柱と直角方向に延びる複数の横桟を前記支柱の
高さ方向に列をなして取り付けてなる横桟型手摺であっ
て、前記各横桟は、前記支柱に固着された裏側部材と、
該裏側部材に嵌着される表側部材とを、前記両部材に設
けられた係合部を前記横桟の長手方向に直角な方向に押
圧して係合させてなる中空体にて構成されるとともに、
前記各横桟は、その高さ方向において一定量以下の隙間
(例えば8mm以下)を形成して前記支柱に取り付けられ
てなる横桟型手摺において、前記支柱は方形状をなし、
少なくとも対面する二辺の内周側に設けた押さえ部を介
して中空の芯材を挿入支持するとともに、前記押さえ部
が設けられていない支柱の一辺に連結材を介して若しく
は直接前記各横桟の裏側部材を取り付けるリベット、ボ
ルト等の取付具が位置し、前記中空の支柱と芯材との間
の空間に隠蔽されてなることを特徴とする横桟型手摺を
提案する。
【0011】
【0012】請求項記載の発明は、請求項1におい
て、前記各横桟の前記裏側部材は、その内側が平面状に
形成されており、また、前記表側部材は、その内側が開
口され且つ外側に突出された略コの字状に形成されてお
り、前記各横桟は、前記表側部材の略コの字状の開口端
を前記裏側部材に設けられた係合部に係合し、さらに前
記相隣る裏側部材の上端面と下端面との間に前記隙間を
形成したことを特徴とする。
【0013】請求項記載の発明は、請求項1におい
て、前記各横桟の前記表側部材と裏側部材とは、その一
方側に形成された突状の爪を他方側に形成された溝に嵌
め込んでなることを特徴とする。
【0014】かかる発明によれば、多数の横桟を、複数
の支柱間に該支柱の高さ方向に列をなして取り付け、各
横桟は、高さ方向において一定量以下、好ましくは8
m以下の隙間を形成しているため、各横桟間毎に形成さ
れる前記隙間を空気が容易に通流でき、通気性が良好に
保持されるとともに、横桟が小さい隙間で以って整然と
列設されているので見栄えが良好で、デザイン性も向上
する。
【0015】また、前記8mm 以下の隙間に加えて、
前記横桟を、支柱に固着された裏側部材、及び該裏側部
材に係合される表側部材を組み合わせて構成し、該裏側
部材の内側を平面状に形成したので、前記横桟を子供等
がよじ登るのを阻止することができる。これにより、安
全性が充分に確保される。
【0016】また、かかる発明によれば、各横桟を、支
柱に固着された裏側部材と、該裏側部材に嵌着される表
側部材とを、両部材に設けられた係合部を前記横桟の長
手方向に直角な方向に押圧して係合させてなる中空体に
て構成した事により、前記表側部材を前記手摺の外側か
ら裏側部材に押し込んで係合部を係合させるのみで、い
わゆるワンタッチで表側部材と裏側部材とを組み立てる
ことができる。さらに従来のパネル型手摺のような、通
風孔の加工を必要としない。これにより、横桟式手摺の
組み立て作業及び加工工数、並びにこれらのコストが低
減される。
【0017】また、かかる発明によれば、前記横桟を、
裏側部材と表側部材とを係合した中空体にて構成し、相
隣る裏側部材の上端面と下端面との間に前記隙間を形成
するとともに、該表側部材を、その内側が開口され且つ
外側に突出された略コの字状に形成し、これを高さ方向
に列設しているので、前記表側部材の略コの字状の外側
への突出部が、外部、殊に斜め上方あるいは斜め下方か
らの遮蔽作用をなし、前記のように通気性を良好に保持
しつつ、外部との遮蔽効果が確実に保持される。
【0018】また、各横桟は、前記表側部材の略コの字
状の開口端を前記裏側部材に設けられた係止部に嵌着し
て、具体的には請求項のように、該表側部材と裏側部
材とを、その一方側に形成された突状の爪を他方側に形
成された溝に嵌め込んで構成されているため、ボルト等
の締結部材を必要とせず、部品点数が少なくなるととも
に、組み立ても簡単となる。さらに、各横桟は表側部材
と裏側部材との2つの部材を組み合わせて構成されてい
るので、該表側部材と裏側部材とで異なる色彩を用いる
ことが可能となり、美観が向上された横桟型手摺を得る
ことができる。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】本発明によれば、前記支柱を、板状成形材
又は押出型材からなる中空の筒状体に形成したので、軽
量で高い強度を有する支柱が得られ、ボルト等の締結部
材を要することなく中空の支柱を構成でき、部品点数が
少なく組み立ても簡単となる。
【0024】また、前記のように構成すれば、前記各横
桟の裏側部材を前記支柱に取り付けるためのリベット、
ボルト等の取付具が、前記中空の筒状体の内部に隠蔽さ
れることにより、該取付具が外部に露出せず、見栄えの
良好な横桟型手摺を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対は位置な
どは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそ
れのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
【0026】図1は本発明の実施形態に係る横桟型手摺
の内側からの斜視図、図2は横桟の正面図、図3は図2
のA−A線断面図、図4は横桟型手摺の側面図である。
図5ないし図9は支柱の断面図で、図4のB−B線断面
図を示し、図5は支柱の第1実施例、図6は支柱の第2
実施例、図7は支柱の第3実施例、図8は支柱の第4実
施例、図9は支柱の第5実施例を夫々示す。図10は横
桟型手摺の組立正面図、図11は図10のC矢視図、図
12は図10のD矢視図である。
【0027】図10〜図12において、本発明に係る横
桟型の手摺100は、床8上に複数の支柱2を立設し、
該支柱2の上端に水平方向に延びる笠木3を固着し、さ
らに該笠木3と床8との間に、水平方向に延びる多数の
横桟1を高さ方向に列設して、建物の外部101と内部
102とを遮蔽するようになっている。前記横桟1及び
笠木3はアルミニウム押出型材からなり、支柱2は押出
成形材よりなる。
【0028】本発明に係る横桟型手摺の実施例を示す図
1〜図4において、横桟1は、上端に笠木3が固着され
た複数の支柱2間に、該支柱2と直角方向に延びるよう
に支柱2の高さ方向に列をなして取り付けられている。
前記各横桟1の両端部は、塩化ビニール製のキャップ5
で覆蓋されている。
【0029】前記各横桟1は、前記支柱2に複数のリベ
ット6によって固着された裏側部材12と、該裏側部材
12に後述する手段により嵌着される表側部材11とを
組み合わせてなる。即ち、前記裏側部材12は、その内
面13が平面状に形成されるとともに、上部よりの部位
に対をなす爪15が外側に向けて突設されている
【0030】また、前記表側部材11は、その内側が開
口され且つ外側に突出された略コの字状に形成されてお
り、略コの字状の開口部に形成された溝14に前記裏側
部材12の爪15が係合されて、中空の横桟1を構成し
ている。16は中空部である。そして、各横桟1は、相
隣る裏側部材12の上端面と下端面との間に所定の隙間
4を形成して、前記支柱2に固着される。前記隙間4の
量Sは、該隙間4を足掛かりにして子供等がよじ登るこ
とができないように、8mm以下(この数値は、建物の
場合における住宅金融公庫の融資対象基準値)とする。
【0031】前記支柱2は、アルミニウムの押出型材で
押出し、成形して中空の筒状体に構成され、その実施例
を図5〜図9に示す。
【0032】図5に示す第1実施例において、21は支
柱本体でアルミニウムの押出型材で押出し、成形してな
る。22は連結材で、その平面部に前記横桟1の裏側部
材12が複数のリベット6により固着されている。該連
結材22の内側には爪24が対をなして突設され、該爪
24が前記支柱本体21の開口部に形成された溝23に
係合されることにより、支柱本体21と連結材22とが
一体化されて前記横桟1と結合されている。尚、この実
施例においては、支柱2が支柱本体21と連結材22と
に分離され嵌合するようになっているので、横桟1は、
図5に示すように、表側部材11と裏側部材12とを一
体化した中空材としてもよい。
【0033】従って、複数の横桟1をリベット6により
連結材22に固着し、該連結材22の内側に形成された
爪24と、支柱本体21の開口部に形成された溝23と
を、両者を押し付けることにより、支柱本体21と横桟
1が固着された連結材22とをワンタッチで組み立てる
ことができる。また、前記各横桟1の裏側部材12と連
結材22とを結合するリベット6は、中空の支柱2の内
部に隠蔽され、外部に露出することはない。
【0034】7は前記床8に固着されたパイプからなる
芯材で、支柱2の長手方向に立設され、これの外周に前
記支柱本体21の押さえ部42が圧接されることによ
り、支柱2の補強をなしている。
【0035】図6に示す第2実施例においては、パイプ
からなる芯材7の外側に、さらに4角筒状の芯材71を
設け、支柱本体31と前記横桟1が固着された連結材3
2とを係合すると、該連結材32の内面が芯材71の外
面に当接され、支柱2の位置を安定化させている。この
実施例においても図5に示す第1実施例と同様に横桟1
を一体の中空材としてもよい。
【0036】図7に示す第3実施例は、前記支柱本体3
1と連結材32との係合部の向きを、前記第3実施例と
は逆に内側とし、支柱本体31を直接横桟1にリベット
6により固着している。その他の構成は第2実施例と同
様である。この実施例においても、図5に示す第1実施
例と同様に横桟1を一体の中空材としてもよい。
【0037】図8に示す第4実施例においては、前記第
1〜第3実施例のような連結材22、32を設けず、支
柱本体41をリベット6により直接横桟1に固着してい
る。その他の構成は第2、3実施例と同様である。
【0038】図9に示す第5実施例においては、支柱本
体41の剛性を増し、前記第1〜4実施例のような芯材
7あるいは71を省略している。かかる実施例において
は、芯材7あるいは71を省略したことにより、支柱2
の構造が簡単化される。
【0039】かかる構成からなる横桟型手摺において
は、多数の横桟1を、複数の支柱2の間に該支柱2の高
さ方向に列をなして取り付けるとともに、各横桟1は高
さ方向において一定量つまり8mmに近い 隙間4を形
成して取り付けられているため、各横桟1間毎に形成さ
れている前記隙間4を空気が容易に通流できて、通気性
が良好に保持される。また、前記横桟1が、8mm以下
の小さい隙間4で以って整然と列設されているので、見
栄えが良好である。
【0040】また、前記隙間4を8mm 以下に形成す
るのに加えて、前記横桟1を、支柱2に固着された裏側
部材12、及び該裏側部材12に係合される表側部材1
1を組み合わせて構成し、該裏側部材12の内面13を
平面状に形成したので、前記横桟1を子供等がよじ登る
のを阻止することができ、安全性が確保される。
【0041】また、前記各横桟1を、支柱2に固着され
た裏側部材12と、該裏側部材12に嵌着される表側部
材11とを、該横桟1の長手方向に直角な方向に押圧し
て、両部材11、12に設けられた爪15と溝14とを
係合させてなる中空体にて構成したので、前記表側部材
11を手摺の外側から裏側部材12に押し込んで爪15
と溝14とを係合させるのみで、いわゆるワンタッチで
以って表側部材11と裏側部材12とを組み立て、各横
桟1を完成することができる。これにより、横桟式手摺
の組み立て作業及び加工工数、並びにこれらのコストが
低減される。
【0042】また、前記横桟1を、裏側部材12表側部
材11とを係合した中空体にて構成し、相隣る裏側部材
12の上端面と下端面との間に前記隙間4を形成し、該
表側部材11を、その内側つまり裏側部材12側が開口
され且つ外側に突出された略コの字状に形成し、これを
高さ方向に列設しているので、前記表側部材11の略コ
の字状の外側への突出部が、外部、殊に斜め上方あるい
は斜め下方からの遮蔽作用をなし、前記のように通気性
を良好に保持しつつ、外部との遮蔽効果が確実に保持さ
れる。
【0043】また、前記各横桟1は、前記表側部材11
の略コの字状の開口端に設けられた溝14と前記裏側部
材12に設けられた端爪15とを係合させる構造である
ため、ボルト等の締結部材を必要としない。これによ
り、部品点数が少なくなるとともに、組み立ても簡単と
なる。さらに、各横桟1は表側部材11と裏側部材12
との2つの部材を係合させて構成されているので、該表
側部材11と裏側部材12とで異なる色彩を用いること
が可能となり、美観が向上される。
【0044】前記支柱2は、アルミニウムの押出型材を
押出し、成形した中空の筒状体に形成されているので、
軽量で高い強度を有し、ボルト等の締結部材を要するこ
となく中空の支柱2を構成できる。これにより、部品点
数が少なく組み立ても簡単な横桟型手摺が得られる。
【0045】また、前記各横桟1の裏側部材12を前記
支柱2に取り付けるためのリベット6が、前記中空の筒
状体からなる支柱2の内部に隠蔽されることにより、該
リベット6が外部に露出せず、見栄えが良好となる。
【0046】
【発明の効果】以上記載の如く本発明によれば、複数の
支柱間に該支柱の高さ方向に列をなして取り付けられた
多数の横桟が、各横桟毎に高さ方向において一定量、好
ましくは8mm 以下の隙間を形成しているため、前記
隙間を空気が容易に通流でき、通気性が良好に保持され
るとともに、横桟を子供等がよじ登るのを阻止すること
ができ、安全性が充分に確保される。また、横桟が小さ
い隙間で以って整然と列設されているので見栄えが良好
で、デザイン性も向上する。
【0047】また、本発明によれば、各横桟を、支柱に
固着された裏側部材と、該裏側部材に嵌着される表側部
材とよりなる中空体で構成し、前記両部材に設けられた
係合部を前記横桟の長手方向に直角な方向に押圧して係
合させることにより、前記表側部材を前記手摺の外側か
ら裏側部材に押し込んで係合部を係合させるのみで、い
わゆるワンタッチで以って表側部材と裏側部材とを係合
させ、横桟を組み立てることができる。さらに従来のパ
ネル型手摺のような、通風孔の加工を必要としない。こ
れにより、横桟式手摺の組み立て作業及び加工工数、並
びにこれらのコストを低減できる
【0048】また、前記横桟の、相隣る裏側部材の上端
面と下端面との間に前記隙間を形成するとともに、該表
側部材を外側に突出された略コの字状に形成し、これを
高さ方向に列設しているので、前記表側部材の略コの字
状の外側への突出部が、外部、殊に斜め上方あるいは斜
め下方からの遮蔽作用をなし、前記のように通気性を良
好に保持しつつ、外部との遮蔽効果が確実に保持され
る。
【0049】また、各横桟は、前記表側部材の略コの字
状の開口端を、前記裏側部材に設けられた係合部に嵌着
して、具体的には請求項のように、該表側部材と裏側
部材とを、突状の爪と溝とを係合するように構成されて
いるため、ボルト等の締結部材を必要とせず、部品点数
が少なくなるとともに、組み立ても簡単となる。さら
に、各横桟は表側部材と裏側部材との2つの部材を組み
合わせて構成されているので、該表側部材と裏側部材と
で異なる色彩を用いることが可能となり、美観が向上さ
れた横桟型手摺を得ることができる。
【0050】また、前記のように構成すれば、前記支柱
を、押出成形材からなる中空の筒状体に形成したので、
軽量で高い強度を有する支柱が得られ、ボルト等の締結
部材を要することなく中空の支柱を構成でき、部品点数
が少なく組み立ても簡単となる。
【0051】また、前記各横桟の裏側部材を前記支柱に
取り付けるためのリベット、ボルト等の取付具が、前記
中空の筒状体の内部に隠蔽されることにより、該取付具
が外部に露出せず、見栄えの良好な横桟型手摺を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る横桟型手摺の内側か
らの斜視図である。
【図2】 横桟の正面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 横桟型手摺の側面図である。
【図5】 支柱の第1実施例を示す図4のB−B線断面
図である。
【図6】 支柱の第2実施例を示す図4のB−B線断面
図である。
【図7】 支柱の第3実施例を示す図4のB−B線断面
図である。
【図8】 支柱の第4実施例を示す図4のB−B線断面
図である。
【図9】 支柱の第5実施例を示す図4のB−B線断面
図である。
【図10】 横桟型手摺の組立正面図である。
【図11】 図10のC矢視図である。
【図12】 図10のD矢視図である。
【符号の説明】
1 横桟 2 支柱 3 笠木 4 隙間 5 キャップ 6 リベット 7、71 芯材 8 床 11 表側部材 12 裏側部材 13 内面 15 爪 16 中空部 21、31、41 支柱本体 22、32 連結材 23 溝 24 爪 42 押え部 100 手摺

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面から垂直に立設され上端に笠木が取
    り付けられた複数の支柱間に、該支柱と直角方向に延び
    る複数の横桟を前記支柱の高さ方向に列をなして取り付
    けてなる横桟型手摺であって、前記各横桟は、前記支柱
    に固着された裏側部材と、該裏側部材に嵌着される表側
    部材とを、前記両部材に設けられた係合部を前記横桟の
    長手方向に直角な方向に押圧して係合させてなる中空体
    にて構成されるとともに、前記各横桟は、その高さ方向
    において一定量以下の隙間を形成して前記支柱に取り付
    けられてなる横桟型手摺において、 前記支柱は方形状をなし、少なくとも対面する二辺の内
    周側に設けた押さえ部を介して中空の芯材を挿入支持す
    るとともに、前記押さえ部が設けられていない支柱の一
    辺に連結材を介して若しくは直接前記各横桟の裏側部材
    を取り付けるリベット、ボルト等の取付具が位置し、前
    記中空の支柱と芯材との間の空間に隠蔽されてなること
    を特徴とする横桟型手摺。
  2. 【請求項2】 前記各横桟の前記裏側部材は、その内側
    が平面状に形成されており、また、前記表側部材は、そ
    の内側が開口され且つ外側に突出された略コの字状に形
    成されており、前記各横桟は、前記表側部材の略コの字
    状の開口端を前記裏側部材に設けられた係合部に嵌着
    し、さらに前記相隣する裏側部材の上端面と下端面との
    間に前記隙間を形成したことを特徴とする請求項1記載
    の横桟型手摺。
  3. 【請求項3】 前記各横桟の前記表側部材と裏側部材と
    は、その一方側に形成された突状の爪を他方側に形成さ
    れた溝に嵌め込んでなることを特徴とする請求項1記載
    の横桟型手摺。
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