JP3414744B2 - 可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造物およびその製法 - Google Patents

可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造物およびその製法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、水、体滲出物などの液体との接触時に、膨
潤し且つこのような流体を吸収する吸収性高分子組成物
に関する。より詳細には、本発明は、シート、フィル
ム、ストリップなどのマクロ構造物(macrostructure)
である高分子組成物に関する。このような吸収性高分子
マクロ構造物は、液体浸透性であるように多孔性であ
る。マクロ構造物は、可撓性であり且つ高温および/ま
たは低湿度の極端な条件の長時間にわたって可撓性を保
持する。これらの可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造
物は、それら自体またはおむつ、成人失禁用パッド、生
理用ナプキンなどの吸収性物品で有用である。また、本
発明は、このような可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構
造物の製法に関する。
背景技術 粒状吸収性高分子組成物は、多量の水、体滲出物など
の液体を吸収することができ且つ更にこのような吸収液
体を中圧下で保持することができる。このような高分子
組成物のこれらの吸収特性は、それらを、おむつなどの
吸収物品への配合に特に有用にさせる。例えば、1972年
6月13日にハーパー等に発行の米国特許第3,699,103号
明細書および1972年6月20日にハーモンに発行の米国特
許第3,670,731号明細書は、両方とも粒状吸収性高分子
組成物(ヒドロゲル、超吸収性物質またはヒドロコロイ
ド物質とも称する)を吸収性物品で使用することを開示
している。
しかしながら、通常の粒状吸収性高分子組成物は、粒
子が固定化されず且つ加工時および/または使用時に自
由に移行するという制限を有する。加工時の粒子の移行
は、製造操作時の材料取扱損失並びに粒子を使用すべき
である構造物内への粒子の不均一な配合をもたらすこと
がある。しかし、より有意な問題は、これらの粒状物質
が膨潤時または膨潤後に移行する時に生ずる。このよう
な移動は、安定な粒子間毛管または液体輸送チャンネル
の欠如のため材料を通しての液体流れに対する高い抵抗
をもたらす。この現象は、普通、「ゲルブロッキング」
と称されているものの1つの形である。
吸収性物品での用途の文脈において粒子移動と関連づ
けられる性能の制限を解消しようとする1つの試みは、
接着剤として作用して粒子を一緒に保持するか基体に保
持する多量の液体ポリヒドロキシ化合物の添加によって
粒状吸収性高分子組成物を固定化することであった。こ
のテクノロジーの一例は、1983年10月18日にコープマン
に発行の米国特許第4,410,571号明細書に開示されてい
る。このアプローチは膨潤前、そして或る程度膨潤時に
移行を制限するが、粒子は、結局、過剰の液体がこのよ
うな高分子組成物へもたらされた時に互いに引き離され
て粒子間に予め存在する毛管チャンネルの破壊が再度生
ずる。
吸収性粒子移動の問題を解消するためのより最近の解
決法は、これらの粒子を凝集体マクロ構造物、典型的に
は結合吸収性粒子のシートとして形成する方法である。
1992年4月7日にロエ等に発行の米国特許第5,102,597
号明細書参照。これらの凝集体マクロ構造物は、粒子間
架橋剤を吸収性高分子前駆粒子に適用し、前駆粒子を物
理的に会合し、粒子間架橋剤を高分子物質と反応させて
粒子間に粒子間架橋結合を形成することによって製造し
ている。或る条件下ではマクロ構造物が若干可撓性では
なく且つ脆いことがあるので、可塑剤を、マクロ構造物
に配合できる。可塑剤は、水、高分子量親水性有機溶
媒、または高分子溶液、またはそれらの混合物であって
もよい。ロエ等の第17欄第57行〜第18欄第15行参照。
ロエ等のマクロ構造物は、吸収性物品で有用である
が、そこに教示の特定の態様は、製造したままの状態で
は可撓性ではないか、通常の貯蔵条件下で生じることが
ある高温および/または低湿度の条件への暴露時に可撓
性を失う傾向がある。例えば、吸収性物品は、通常、非
気候制御貯蔵施設中で約120゜F以上の温度および/また
は相対湿度約20%以下に長時間、例えば、自動車のトラ
ンク中で数時間または倉庫中で1ヶ月以上さらされる。
その結果、マクロ構造物は、脆くなり、亀裂するかさも
なければ破壊し、それによって吸収性を改善するために
吸収性材料を固定化する本来の利点を減少させる傾向が
ある。マクロ構造物は、剛性になり、それによって吸収
性物品の着用者の心地よさを減少させる傾向もある。
それゆえ、本発明の目的は、通常の貯蔵条件下で生じ
ることがある高温および/または低湿度の条件で十分な
可撓性を保持する可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造
物を提供することにある。本発明の更に他の目的は、こ
のような条件への暴露後においてさえ、過剰の液体によ
って飽和された場合においても、そのままであり且つ液
体を輸送する可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造物を
提供することにある。
本発明の別の目的は、このような可撓性多孔性吸収性
高分子マクロ構造物の製造を提供することにある。
本発明の別の目的は、本発明の可撓性多孔性吸収性高
分子マクロ構造物を配合した改良吸収性製品、吸収性部
材、および吸収性物品(おむつ、生理用ナプキンなど)
を提供することにある。
発明の開示 本発明は、高温および/または低湿度の極端な条件下
で長期可撓性を有する可撓性多孔性吸収性高分子マクロ
構造物を提供する。
可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造物は、約10.0mm
3以上の外接乾燥体積を有する粒子間架橋凝集体を含
む。粒子間架橋凝集体は、実質上水不溶性の吸収性ヒド
ロゲル形成性重合体物質の多数の前駆粒子と;異なる前
駆粒子間に架橋結合を形成するために前駆粒子の重合体
物質と反応された粒子間架橋剤とからなる。前駆粒子の
特定の性状は、隣接前駆粒子間に細孔を形成する。細孔
は、マクロ構造物が液体浸透性であるように相互連通チ
ャンネルによって相互連結されている(即ち、毛管輸送
チャンネルを有する)。
マクロ構造物は、マクロ構造物が120゜F±5゜Fおよ
び相対湿度8%±2%の条件に少なくとも約4時間、よ
り好ましくは少なくとも約24時間、最も好ましくは少な
くとも約28日間付された後に亀裂または破断時の曲げ角
度少なくとも90゜を有するような量の好適な可塑剤、好
ましくはグリセロールも含む。好ましい態様において
は、マクロ構造物は、粒子間架橋凝集体の原料である前
駆粒子1重量部当たり少なくとも約0.45重量部の可塑剤
を含有する。得られたマクロ構造物は、約10.0mm3より
大きい外接乾燥体積を有し且つマクロ構造物が液体浸透
性であるように相互連通チャンネルによって相互連結さ
れた細孔を有する。
粒子間架橋凝集体を形成する前駆粒子間に形成された
粒子間架橋結合のため、得られるマクロ構造物は、改善
された構造一体性、増大された液体獲得速度および分布
速度、および最小のゲルブロッキング特性を有する。可
塑剤は、性質が高温および/または低湿度の極端な条件
下でさえ保持されるように粒子間架橋結合の一体性を維
持するように役立つ。
また、本発明は、本発明の可撓性多孔性吸収性高分子
マクロ構造物を配合した改良吸収性製品、吸収性部材、
および吸収性物品に関する。
また、本発明は、このような可撓性多孔性吸収性高分
子マクロ構造物の製法に関する。マクロ構造物の粒子間
架橋凝集体は、粒子間架橋剤を前駆粒子上に適用し、前
駆粒子を凝集体内に物理的に会合し、物理的会合を維持
しながら、粒子間架橋剤を前駆粒子の重合体物質と反応
させて異なる前駆粒子間に架橋結合を形成することによ
って製造する。粒子間架橋凝集体は、可塑剤を凝集体に
配合することによって可塑化して、長期可撓性を高温お
よび/または湿度の極端な条件下でさえ得られたマクロ
構造物に付与する。可塑化溶液は、形成時または形成後
に凝集体に配合できる。
図面の簡単な説明 明細書は本発明を特に指摘し且つ明確に請求している
請求の範囲で結論づけるが、本発明は、添付図面と共に
下記説明からより良く理解されるであろうと信じられ
る: 第1図は本発明の可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構
造物の原料である粒子間架橋凝集体の縁部の透視図(水
平から15゜)を示す約40倍拡大した顕微鏡写真; 第2図は第1図に示す凝集体の一部分の平面図の約12
0倍拡大した顕微鏡写真; 第3図は凝集体に埋設されたポリエステル繊維を有す
る可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造物の粒子間架橋
凝集体の別の態様の一部分の透視図(水平から45゜)の
約100倍拡大した顕微鏡写真; 第4図はトップシートの部分がおむつの下層吸収性コ
ア(本発明の吸収性部材の態様)(吸収性部材が本発明
の可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造物を含む)を明
示するために切取られた本発明の使い捨ておむつ態様の
透視図; 第5図は第4図の断面線5−5に沿って取られた第4
図に示すおむつの吸収性コアの断面図; 第6図はトップシートの部分が別の吸収性コア態様を
明示するために切取られた本発明の使い捨ておむつ態様
の透視図; 第7図は本発明の可撓性マクロ構造物の可撓性を測定
するための装置である。
発明を実施するための最良の形態 1. 序論 本発明の可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造物は、
多量の液体、例えば、水および/または体滲出物(例え
ば、尿または経血)を吸収することができ且つこのよう
な液体を中圧下で保持することができる構造物である。
典型的には、本発明のマクロ構造物は、一般に等方的に
膨潤し且つ液体を迅速に吸収するであろう。
ここで使用する「マクロ構造物」なる用語は、実質上
乾燥時の外接体積(即ち、外接乾燥体積)少なくとも約
10.0mm3、好ましくは少なくとも約100mm3、より好まし
くは少なくとも約500mm3を有する製品を意味する。典型
的には、本発明のマクロ構造物は、約500mm3よりもはる
かに大きい外接乾燥体積を有するであろう。本発明の好
ましい態様においては、マクロ構造物は、外接乾燥体積
約1000mm3〜約100,000mm3を有する。
本発明のマクロ構造物が多数の形状および大きさを有
していてもよいが、マクロ構造物は、典型的には、シー
ト、フィルム、シリンダー、ブロック、球体、繊維、フ
ィラメント、または他の造形エレメントの形である。マ
クロ構造物は、一般に、厚さまたは直径約0.25mm〜約1
0.0mmを有するであろう。好ましくは、吸収性製品での
用途の場合には、マクロ構造物は、シートの形である。
ここで使用する「シート」なる用語は、厚さ約250μm
以上を有するマクロ構造物を記載する。シートは、好ま
しくは、厚さ約0.5mm〜約3mm、典型的には約1mmを有す
るであろう。
2. マクロ構造物の成分 A)粒子間架橋凝集体 本発明の可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造物は、
粒子間架橋凝集体、例えば、第1図〜第3図に示すもの
を含む。その製法を含めて好適な粒子間架橋凝集体は、
ロエ等への前記米国特許第5,102,597号明細書およびレ
ザイ等の名で1992年10月2日出願の普通に譲渡された米
国特許出願第07/955,635号明細書(それらの開示を全部
ここに参考文献として編入)に詳細に記載されている。
粒子間架橋凝集体は、2個以上、典型的には約10個以上
の以前独立の前駆粒子を本発明で一緒に接合することに
よって形成される多孔性構造物である。粒子間架橋凝集
体の前駆粒子は、多量の液体を吸収することができる重
合体物質から形成する(このような重合体物質は、普
通、ヒドロゲル、ヒドロコロイド、または超吸収性物質
と称される)。前駆粒子は、好ましくは、実質上水不溶
性の吸収性ヒドロゲル形成性重合体物質を含む。好適な
重合体物質は、前駆粒子を形成する重合体物質に関して
ここで論しられるであろう。
前駆粒子は、それに適用され且つ前駆粒子の物理的会
合を維持しながら粒子間架橋凝集体を形成する前駆粒子
間に架橋結合を形成するために粒子間架橋剤を前駆粒子
の重合体物質と反応させるのに十分である条件に付され
た粒子間架橋剤によって互いに一緒に接合される。
第1図に示すように、粒子間架橋凝集体は、多数の前
駆粒子から形成する。ここで使用する前駆粒子に好まし
い大きさのため、粒子間架橋凝集体は、典型的には、10
個以上、好ましくは約50個以上の前駆粒子から形成す
る。本発明の前駆粒子は、個別の単位の形であり且つ粒
状物、微粉砕物、球体、フレーク、繊維、凝集体または
アグロメレートを含むことができる。前駆粒子は、所望
の形状を有することができる。好ましくは、第1図〜第
2図に示すように、前駆粒子は、ランダムな大きさの不
規則な形状の微粉砕粒状物またはフレークの微粉砕粉末
形である。
前駆粒子は広範囲にわたって変化する大きさを有して
いてもよいが、特定の粒径分布および大きさが好まし
い。本発明の目的では、粒径は、大きい最大寸法/最小
寸法比を有していない前駆粒子、例えば、繊維(例え
ば、粒状物、フレーク、または微粉砕物)の場合には、
篩サイズ分析によって測定される前駆粒子の寸法と定義
される。このような篩サイズ分析は、ロエ等への前記米
国特許第5,102,597号明細書に詳細に論じられている。
本発明の好ましい態様においては、前駆粒子は、一般に
大きさが約1μm〜約2000μm、より好ましくは約20μ
m〜約1000μmであろう。
更に、本発明の目的で、前駆粒子の質量平均粒径は、
得られる凝集体の特性および性質およびこのように可撓
性マクロ構造物の特性および性質を決定する際に重要で
ある。前駆粒子の所定の試料の質量平均粒径は、質量基
準で試料の平均粒径である粒径と定義される。試料の質
量平均粒径の好適な測定法は、ロエ等への前記米国特許
第5,102,597号明細書の試験法のセクションで記載され
ている。前駆粒子の質量平均粒径は、一般に約20μm〜
約1500μm、より好ましくは約50μm〜約1000μmであ
ろう。本発明の好ましい態様においては、前駆粒子は、
質量平均粒径約1000μm以下、より好ましくは約600μ
m以下、最も好ましくは約500μm以下を有する。本発
明の特に好ましい態様においては、前駆粒子の質量平均
粒径は、比較的小さい(即ち、前駆粒子は微粉であ
る)。これらの態様においては、前駆粒子の質量平均粒
径は、約300μm以下、より好ましくは約180μm以下で
ある。例示的態様においては、前駆粒子の少なくとも約
95重量%は、粒径約150μm〜約300μmを有する。別の
態様においては、前駆粒子の少なくとも約95重量%は、
粒径約90μm〜約180μmを有する。狭い前駆粒子分布
が好ましい。その理由は、それらが等価の質量平均粒径
を有する広い前駆粒子分布と比較して緻密化時の高いボ
イド分率のため、より高い多孔度のマクロ構造物を生ず
るからである。
大きい最大寸法/最小寸法を有する材料、例えば、繊
維の粒径は、典型的には、最大寸法によって定義され
る。例えば、吸収性繊維の長さは、「粒径」を定義する
ために使用される(繊維のデニールおよび/または直径
も明記してもよい)。本発明の例示的な態様において
は、繊維は、長さ約5mm以上、好ましくは約10mm〜約100
mm、より好ましくは約10mm〜約50mmを有する。
前駆粒子は、好ましくは、実質上水不溶性の吸収性ヒ
ドロゲル形成性重合体物質からなる。本発明の前駆粒子
として使用するのに好適な重合体物質の例としては、重
合性不飽和酸含有単量体、例えば、少なくとも1個の炭
素対炭素オレフィン二重結合を含有するオレフィン性不
飽和酸および無水物から生成されるものが挙げられる。
より詳細には、これらの単量体は、オレフィン性不飽和
カルボン酸および酸無水物、オレフィン性不飽和スルホ
ン酸およびそれらの混合物から選ぶことができる。
オレフィン性不飽和カルボン酸およびカルボン酸無水
物単量体としては、アクリル酸自体、メタクリル酸、エ
タクリル酸、α−クロロアクリル酸、α−シアノアクリ
ル酸、β−メチルアクリル酸(クロトン酸)、α−フェ
ニルアクリル酸、β−アクリルオキシプロピオン酸、ソ
ルビン酸、α−クロロソルビン酸、アンゲリカ酸、ケイ
皮酸、p−クロロケイ皮酸、β−ステリルアクリル酸、
イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、グルタコン
酸、アコニット酸、マレイン酸、フマル酸、トリカルボ
キシエチレンおよび無水マレイン酸によって代表される
アクリル酸類が挙げられる。
本発明で使用するのに好ましい重合体物質は、カルボ
キシル基を有する。これらの重合体としては、加水分解
デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体、部分中
和デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体、デン
プン−アクリル酸グラフト共重合体、部分中和デンプン
−アクリル酸グラフト共重合体、ケン化酢酸ビニル−ア
クリル酸エステル共重合体、加水分解アクリロニトリル
またはアクリルアミド共重合体、前記共重合体のいずれ
かのわずかに網目架橋された生成物、部分中和ポリアク
リル酸、および部分中和ポリアクリル酸のわずかに網目
架橋された生成物が挙げられる。これらの重合体は、独
立に、または2種以上の単量体、化合物などの混合物の
形のいずれかで使用してもよい。これらの重合体物質の
例は、米国特許第3,661,875号明細書、米国特許第4,07
6,663号明細書、米国特許第4,093,776号明細書、米国特
許第4,666,983号明細書および米国特許第4,734,478号明
細書(各々をここに参考文献として編入)に開示されて
いる。前駆粒子として使用するのに最も好ましい重合体
物質は、部分中和ポリアクリル酸のわずかに網目架橋さ
れた生成物およびそれからのデンプン誘導体である。最
も好ましくは、前駆粒子は、中和されたわずかに網目架
橋されたポリアクリル酸〔即ち、ポリ(アクリル酸ナト
リウム/アクリル酸)〕約50〜約95%、好ましくは約75
%を含む。
若干の非酸単量体、例えば、酸含有単量体の水溶性ま
たは水分散性エステル並びにカルボキシル基またはスル
ホン酸基を全く含有しない単量体も、本発明の前駆粒子
を製造するために使用してもよい。非酸単量体は、周知
の物質であり、例えば、1978年2月28日にマスダ等に発
行の米国特許第4,076,663号明細書および1977年12月13
日にウェスターマンに発行の米国特許第4,062,817号明
細書(両方ともここに参考文献として編入)に非常に詳
細に記載されている。
個々の前駆粒子は、常法で形成してもよい。個々の前
駆粒子の典型的な好ましい製法は、1988年4月19日にブ
ランド等に再発行の米国特許Re第32,649号明細書;1987
年5月19日にツバキモト等に発行の米国特許第4,666,98
3号明細書;および1986年11月25日にツバキモト等に発
行の米国特許第4,625,001号明細書(各々をここに参考
文献として編入)に記載されている。前駆粒子の好まし
い製法は、水溶液または他の溶液重合法を包含するも
の、例えば、前記米国特許Re第32,649号明細書に記載の
ものである。水性反応混合物中で生成される重合体物質
の酸官能基も、好ましくは、例えば、前記米国特許Re第
32,649号明細書に論ずるように中和する。
前駆粒子は、水溶液重合法を使用して製造することが
好ましいが、逆乳化重合法、逆懸濁重合法などの多相重
合処理技術、例えば、1982年7月20日にオバイサシ等の
発行の米国特許第4,340,706号明細書、1985年3月19日
にフレッシャー等の発行の米国特許第4,506,052号明細
書および1988年4月5日にモリタ等の発行の米国特許第
4,735,987号明細書(各々をここに参考文献として編
入)に記載の方法を使用して重合法を行うことも可能で
ある。
前記のように、前駆粒子は、好ましくは、わずかに網
目架橋された重合体物質である。技術上認識されるよう
に、網目架橋は、前駆粒子を実質上水不溶性にさせるの
に役立ち且つ部分的に前駆粒子および得られる凝集体お
よびマクロ構造物の吸収能力および抽出可能な重合体含
量特性を決定するのに役立つ。重合体の例示的な網目架
橋法および典型的な網目架橋剤は、前記米国特許第4,07
6,663号明細書に非常に詳細に記載されている。
個々の前駆粒子は、場合によって、表面処理してもよ
い。例えば、粒子は、1989年4月25日発行のアレキサン
ダー等の米国特許第4,824,901号明細書に記載のような
ポリ第四級アミンで表面処理してもよく、または好まし
くは、1987年5月19日発行のツバキモト等の米国特許第
4,666,983号明細書および1988年3月29日発行のツバキ
モト等の米国特許第4,734,478号明細書(各々をここに
参考文献として編入)に開示のように表面架橋してもよ
い。
本発明の好ましい前駆粒子は、このような前駆粒子か
ら調製された凝集体および可撓性マクロ構造物も高い吸
収能力を有するように高い吸収能力を有するものであ
る。吸収能力は、接触する液体を吸収する所定の重合体
物質の能力を意味する。本発明の目的で、吸収能力は、
所定の重合体物質によって吸収される合成尿の量(合成
尿g/重合体物質g)によって定義する。合成尿はロエ等
への前記の編入の米国特許第5,102,597号明細書の試験
法セクションに定義され且つ吸収能力を測定するための
好適な方法は、ロエ等への前記の編入の米国特許第5,10
2,597号明細書の試験法セクションに見出される。本発
明の好ましい前駆粒子は、合成尿少なくとも約20g、よ
り好ましくは少なくとも約25g/重合体物質gの吸収能力
を有するものである。典型的には、本発明の前駆粒子の
重合体物質は、重合体物質1g当たり合成尿約40〜約70g
の吸収能力を有する。
本発明の好ましい態様においては、粒子間架橋凝集体
を形成するために使用する前駆粒子は、実質上乾燥であ
る。「実質上乾燥」なる用語は、前駆粒子が前駆粒子の
約50%以下、好ましくは約20%以下、より好ましくは約
10重量%以下の液体含量、典型的には水または他の溶液
含量を有することを意味するようにここで使用される。
一般に、前駆粒子の液体含量は、前駆粒子の約0.01〜約
5重量%の範囲内である。個々の前駆粒子は、加熱など
の常法によって乾燥できる。或いは、前駆粒子が水性反
応混合物を使用して形成する時には、水は、共沸蒸留に
よって反応混合物から除去できる。重合体含有水性反応
混合物は、メタノールなどの脱水溶媒で処理することも
できる。これらの乾燥法の組み合わせも、使用してもよ
い。次いで、重合体物質の脱水塊は、細断または微粉砕
して、実質上水不溶性の吸収性ヒドロゲル形成性重合体
物質の実質上乾燥前駆粒子を形成することができる。
本発明のマクロ構造物の粒子間架橋凝集体は、粒子間
架橋剤も含む。粒子間架橋剤は、前駆粒子上に適用し、
前駆粒子間に物理的会合を維持しながら前駆粒子の重合
体物質と反応させる。この反応は、前駆粒子間に架橋結
合を形成する。このように、架橋結合は、性状が粒子間
である(即ち、異なる前駆粒子間)。理論によって制限
するか本発明の範囲を限定しようとせずに、粒子間架橋
剤と前駆粒子の重合体物質との反応は、異なる前駆粒子
の重合体鎖間に架橋結合(即ち、粒子間架橋結合)を形
成すると考えられる。本発明の好ましい重合体の場合に
は、粒子間架橋剤は、反応して以前独立の前駆粒子のカ
ルボキシル基間に架橋結合を形成すると考えられる。
例えば、理論によって制限するか本発明の範囲を限定
しようとせずに、カルボキシル基を有する好ましい重合
体物質の場合には、粒子間架橋剤は、重合体物質のカル
ボキシル基と反応して、異なる前駆粒子の重合体鎖間に
共有化学架橋結合を形成すると考えられる。これらの共
有化学架橋結合は、一般に、架橋剤の官能基と重合体物
質のカルボキシル基との反応によるエステル、アミド、
イミドまたはウレタン基の形成の結果として生ずる。好
ましい実施物においては、エステル結合が形成されると
考えられる。このように、好ましい粒子間架橋剤は、好
ましい重合体中のカルボキシル基と反応してエステル結
合を形成することができる架橋剤である。
本発明で有用な粒子間架橋剤は、粒子間架橋凝集体を
形成するために使用する前駆粒子の重合体物質と反応す
るものである。好適な粒子間架橋剤は、多数の異なる薬
剤、例えば、少なくとも2個の重合性二重結合を有する
化合物;少なくとも1個の重合性二重結合および重合体
物質と反応性の少なくとも1個の官能基を有する化合
物;重合体物質と反応性の少なくとも2個の官能基を有
する化合物;または多価金属化合物からなっていてもよ
い。本発明で有用な特定の架橋剤は、前記の編入の米国
特許第4,076,663号明細書および米国特許Re第32,649号
明細書およびレザイ等の名で1992年10月2日に出願の米
国特許出願第07/955,635号明細書により詳細に記載され
ている。粒子間架橋剤は、高分子架橋結合を形成するた
めに前駆粒子の重合体物質と反応性の単量体(既述のよ
うなもの)からなっていてもよい。
カルボキシル基が前駆粒子の重合体物質(即ち、重合
体鎖)上または重合体物質中に存在する場合には、好ま
しい粒子間架橋剤は、カルボキシル基と反応することが
できる官能基少なくとも2個/分子を有する溶液であ
る。例示的な粒子間架橋剤としては、陽イオンアミノ−
エピクロロヒドリン付加物、例えば、前記米国特許出願
第07/955,635号明細書に開示のもの;エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、
グリセロール(1,2,3−プロパントリオール)、ポリグ
リセロール、プロピレングリコール、1,2−プロパンジ
オール、1,3−プロパンジオール、トリメチロールプロ
パン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ポ
リオキシプロピレンオキシエチレン−オキシプロピレン
ブロック共重合体、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ペンタエリト
リル、ソルビトールなどの多価アルコール;エチレング
リコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、グリセロールポリクリシジル
エーテル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、ポ
リグリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビトール
ポリグリシジルエーテル、ペンタエリトリトールポリグ
リシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジル
エーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル
などのポリグリシジルエーテル化合物;ブタノール−ト
リス〔3−(i−アジリジン)プロピオン酸〕2,2−ビ
スヒドロキシメチル、1,6−ヘキサメチルトルエンジエ
チレン尿素、ジフェニルメタン−ビス−4,4′,N,N′−
ジエチレン尿素などのポリアジリジン化合物;エピクロ
ロヒドリン、α−メチルフルオロヒドリンなどのハロエ
ポキシ化合物;グルタルアルデヒド、グリオキサゾール
などのポリアルデヒド化合物;エチレンジアミン、ジエ
チレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、テトラ
エチレンペンタアミン、ペンタエチレンヘキサアミン、
ポリエチレンイミンなどのポリアミン化合物;および2,
4−トルエンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネートなどのポリイソシアネート化合物が挙げられ
る。
前記群から選ばれる1つの粒子間架橋剤または2種以
上の実質上相互に非反応性の粒子間架橋剤は、使用して
もよい。
本発明で使用すべき粒子間架橋剤の割合は、前駆粒子
100重量部当たり約0.01〜約30重量部、好ましくは約0.5
〜約10重量部、最も好ましくは約1〜約5重量部の範囲
内である。
本発明において、他の物質または薬剤は、粒子間架橋
凝集体を製造する際または粒子間架橋剤と前駆粒子の重
合体物質との反応を促進または助長する際に助剤とし
て、または会合剤として1種以上の粒子間架橋剤と併用
できる。
例えば、水は、粒子間架橋剤と併用してもよい。水
は、前駆粒子の表面上への粒子間架橋剤の均一な分散お
よび前駆粒子の表面領域内への粒子間架橋剤の浸透を促
進するように機能する。また、水は、予備反応凝集体の
前駆粒子間により強い物理的会合、および得られる粒子
間架橋凝集体の乾燥一体性および膨潤一体性を促進す
る。本発明においては、水は、前駆粒子100重量部当た
り約20重量部以下(0〜約20重量部)、好ましくは約0.
01〜約20重量部の範囲内、より好ましくは約0.1〜約10
重量部の範囲内の割合で使用される。水の実際の使用量
は、重合体物質の種類および前駆粒子の粒径に応じて変
化するであろう。
有機溶媒も、粒子間架橋剤と併用してもよい。有機溶
媒は、前駆粒子の表面上への粒子間架橋剤の均一な分散
を促進するために使用される。有機溶媒は、好ましくは
親水性有機溶媒である。本発明で有用な親水性有機溶媒
としては、メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノー
ル、sec−ブタノール、t−ブタノールなどの低級アル
コール;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトンなどのケトン;ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテルなどのエーテル;N,N′−ジメチ
ルホルムアミド、N,N′−ジエチルホルムアミドなどの
アミド;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシドが挙
げられる。親水性有機溶媒は、本発明で前駆粒子100重
量部に対して約60重量部以下(0〜約60重量部)、好ま
しくは約0.01〜約60重量部、より好ましくは約1〜約20
重量部の範囲内の割合で使用される。親水性有機溶媒の
実際の使用量は、重合体物質の種類および前駆粒子の粒
径に応じて変化するであろう。
また、粒子間架橋剤は、水と1種以上の親水性有機溶
媒との混合物で使用してもよい。水/粒子間架橋剤溶液
の使用は、前駆粒子の表面領域内への架橋剤の最大の浸
透を与える一方、親水性有機溶媒/粒子間架橋剤の溶液
は、架橋剤の最小の浸透を与えることが見出された。し
かしながら、すべての3種の薬剤の混合物は、前駆粒子
の表面領域内への粒子間架橋剤の浸透の量を制御するた
めに好ましい。詳細には、水対有機溶媒成分比が高けれ
ば高い程、架橋剤浸透はより深く、応力下のマクロ構造
物の流体安定性はより大きく、且つマクロ構造物の得ら
れる吸収能力の減少はより大きいことが見出された。典
型的には、溶液中の水対親水性有機溶媒の比率は、約1
0:1から約1:10の範囲内であろう。親水性有機溶媒/水
/粒子間架橋剤溶液は、前駆粒子100重量部に対して約6
0重量部以下(0〜約60重量部)、好ましくは約0.01〜
約60重量部、より好ましくは約1〜約20重量部の範囲内
の割合で使用される。
また、他の任意成分は、粒子間架橋剤を含有する溶液
と混合してもよい。例えば、開始剤、触媒、または非酸
コモノマー物質は、加えてもよい。ここで使用するのに
好適なこれらの物質の例は、前記米国特許Re第32,649号
明細書に記載されている。
粒子間架橋凝集体の製法は、ここに記載の種類の前駆
粒子を準備し;粒子間架橋剤を前駆粒子の一部分に適用
し;前駆粒子を物理的に会合して凝集体を形成し;凝集
体を造形し;前駆粒子の物理的会合を維持しながら粒子
間架橋剤を凝集体の前駆粒子の重合体物質と反応させ
て、異なる前駆粒子の重合体鎖間に架橋結合を形成する
ことからなる。
粒子間架橋剤は、粒子間架橋剤を前駆粒子上に被覆す
る方法、ダンピングする法、注ぐ方法、滴下法、噴霧
法、微粒化法、凝縮法、または浸漬法を含めて溶液を物
質に適用するために使用する各種の技術および装置のい
ずれかによって前駆粒子上に適用してもよい。ここで使
用する「上に適用する」なる用語は、接合すべき前駆粒
子の少なくとも1個の表面積の少なくとも一部分がその
上に粒子間架橋剤を有することを意味する。好ましく
は、粒子間架橋剤は、前駆粒子間の粒子間の粒子間架橋
結合の効率、強度および密度を高めるために前駆粒子の
大部分、好ましくはすべての全面上に被覆する。
本発明の好ましい態様においては、粒子間架橋剤は、
1以上の層に、水および粒子間架橋剤を含む有効な架橋
を生じるのに十分な量の混合物、例えば、コロデッシュ
等の名で1992年10月2日出願の普通に譲渡された米国特
許出願第07/955,638号明細書(ここに参考文献として編
入)に詳細に記載のものを噴霧することによって前駆粒
子の1以上の層に適用する。
本発明の別の態様においては、粒子間架橋剤を前駆粒
子上に適用した後、粒子間架橋剤は、前駆粒子が粒子間
架橋剤で十分に被覆されることを保証するために多数の
混合技術のいずれかによって前駆粒子と混合し、それに
よって前駆粒子間の架橋結合の効率、強度および密度を
高める。混合は、技術上既知のような各種のミキサーま
たは混練機を含めて各種の技術および装置を使用して達
成できる。
前駆粒子上への粒子間架橋剤適用前、適用時または適
用後に、前駆粒子は、一緒に物理的に会合して凝集体マ
クロ構造物を形成する。「物理的に会合」なる用語は、
前駆粒子を多数の各種の方式および空間関係のいずれか
で一緒にさせ且つ成分部分として互いに接触したままに
して単一単位(凝集体マクロ構造物)を形成することを
意味するようにここで使用される。
前駆粒子は、好ましくは、会合剤を前駆粒子上に適用
し、前駆粒子を会合剤が適用された前駆粒子の表面の少
なくとも部分で物理的に接触することによって、一緒に
物理的に会合する。好ましい会合剤は、流体表面張力の
作用および/または外部膨潤による重合体鎖の絡み合い
によって、前駆粒子の重合体物質を一緒にさせる時に一
緒に接着させる。本発明で有用な会合剤としては、親水
性有機溶媒、典型的にはメタノール、エタノール、イソ
プロパノールなどの低分子量アルコール;水;親水性有
機溶媒と水との混合物;前記のような或る粒子間架橋
剤;ヘキサン、オクタン、ベンゼン、トルエンなどの揮
発性疎水性有機化合物;またはそれらの混合物が挙げら
れる。好ましい会合剤は、水、メタノール、イソプロパ
ノール、エタノール、粒子間架橋剤、例えば、グリセロ
ール、またはそれらの混合物である。典型的には、会合
剤は、粒子間架橋剤の適用工程を会合剤の適用工程と同
時に行うように粒子架橋剤を包含する混合物からなる。
会合剤は、会合剤を前記粒子上に被覆する方法、ダン
ピングする法、注ぐ方法、噴霧法、微粒化法、凝縮法、
または浸漬法を含めて溶液を物質に適用するために使用
する各種の技術および装置のいずれかによって前駆粒子
に使用してもよい。会合剤は、凝集体当たり接合すべき
前駆粒子の少なくとも1個の表面積の少なくとも一部分
上に適用する。好ましくは、会合剤は、前駆粒子の大部
分、好ましくはすべての全面上に被覆する。好ましい態
様においては、会合剤は、前駆粒子の1以上の層にコロ
ディシュ等の名で出願の前記の編入の米国特許出願第07
/955,638号明細書に記載のような会合剤を噴霧すること
によって適用する。或いは、会合剤は、前駆粒子が会合
剤で十分に被覆されることを保証するために多数の混合
技術および混合装置のいずれかによって前駆粒子と混合
できる。
会合剤を前駆粒子に適用した時に、前駆粒子は、多数
の異なる方式で一緒に物理的に接触してもよい。例え
ば、会合剤単独は、粒子を接触状態に一緒に保持するこ
とがある。或いは、重力は、前駆粒子間の接触を保証す
るために使用してもよい。更に、粒子は、前駆粒子間の
接触を保証するために固定容積を有する容器に入れても
よい。
前駆粒子は、或いは、前駆粒子が互いに接触するよう
に前駆粒子を物理的に束縛することによって一緒に物理
的に会合できる。例えば、前駆粒子は、前駆粒子が互い
に物理的に接触するように固定容積を有する容器に密充
填してもよい。或いは、または前記方法との組み合わせ
で、重力は、前駆粒子を物理的に会合するために使用し
てもよい。また、前駆粒子は、静電気引力により、また
はそれらを一緒に接着するための接着剤(例えば、水溶
性接着剤などの接着物質)の導入により、一緒に物理的
に会合してもよい。また、前駆粒子は、前駆粒子が基体
によって互いに接触させられるように第三部材(基体)
に結合してもよい。
粒子間架橋凝集体を形成する際の別の好ましい工程に
おいては、前駆粒子の凝集体は、各種の幾何学的形状、
空間関係および密度に造形して、限定された形状、大き
さおよび/または密度を有する凝集体を形成する。凝集
体は、技術上既知のような通常の造形技術、例えば、注
型、成型、または成形操作、またはそれらの組み合わせ
によって造形してもよい。技術上既知のようないかなる
好適な装置も、このような操作を行うために使用しても
よく且つ操作は、熱い且つ/または冷たいかのいずれか
の装置の材料または部分を使用して行ってもよい。
好ましい態様においては、乾燥前駆粒子は、連続的に
加層して支持手段の所定面積を実質上覆い、次いで、1
以上の層には水と粒子間架橋剤を含む有効な架橋を生ず
るのに十分な量の混合物を噴霧し、圧力は適用してシー
トを形成し、シートは硬化し、即ち、粒子間架橋反応は
生じさせる。このような方法は、コロデッシュ等の名で
1992年10月2日出願の前記の編入の米国特許出願第07/9
55,638号明細書に詳細に記載されている。
本発明の別の態様においては、前駆粒子と粒子間架橋
剤と水と親水性有機溶媒との凝集混合物は、通常の押出
機装置中で混合し且つ押し出して、ロール間に固定(し
かし可変)ギャップを有する一対の駆動圧密ロールに供
給して凝集体をシートの形に圧縮する。次いで、シート
は、特定の長さに加工して、特定的に設計された大き
さ、形状および/または密度を有するマクロ構造物を与
える。このような方法は、ロエ等への前記米国特許第5,
102,597号明細書に詳細に記載されている。
粒子間架橋剤を適用し、前駆粒子を一緒に物理的に会
合して凝集体を形成し且つ凝集体を造形するのと同時ま
たはその後に、粒子間架橋剤は、前駆粒子の物理的会合
を維持しながら凝集体の前駆粒子の重合体物質と反応さ
せて、前駆粒子間に架橋結合を形成して粒子間架橋凝集
体マクロ構造物を形成する。
粒子間架橋剤と重合体物質との反応は、活性化し、完
了して異なる前駆粒子間に架橋結合を形成して粒子間架
橋凝集体を形成しなければならない。反応を活性化し且
つ完了するための方法は、使用する前駆物質の種類およ
び粒子間架橋剤および任意成分の組成(マクロ構造物が
粒子間架橋凝集体の形成時に可撓化すべきである時には
可塑剤を含めて)に依存する。一般に、反応は、照射に
より(例えば、紫外線、γ線またはX線)、開始剤およ
び活性剤としての触媒により、または既知のような各種
のオーブンまたは乾燥機を含めて既知のような多数の異
なる装置のいずれかを使用して熱活性化(加熱)により
生じてもよい。
凝集体を以下にここに記載のように凝集体の形成時に
可塑化することが望まれる場合には、前駆粒子、粒子間
架橋剤および可塑剤は、粒子間架橋剤が前駆粒子を有す
る可塑剤の活性化エネルギーより低い活性化エネルギー
を有するように選ばれる。次いで、粒子間架橋剤(しか
し可塑剤ではない)と高分子前駆粒子物質との反応を活
性化して粒子間架橋結合を形成するであろう方法が、選
ばれる。一般に、このような反応は、粒子間架橋剤を反
応させるのに十分であるが可塑剤の反応には不十分であ
る熱または他の形のエネルギー、例えば、紫外線または
赤外線を供給することによって生じる。過剰のエネルギ
ーを供給することは、可塑剤を前駆粒子の高分子物質と
反応させ且つ/または揮発性のため追い出し、このよう
に得られた粒子間架橋凝集体を可塑化するための追加の
工程を必要とすることがある。粒子間架橋剤の優先的な
反応は、例えば、重合体と室温(約18〜35℃、好ましく
は約18〜25℃)で反応する架橋剤(可塑剤はこの温度で
は余り反応しないが)を使用することによって生じるこ
とができる。活性化のために室温より高い温度を必要と
する粒子間架橋剤の場合には、このような優先的な反応
は、架橋剤を活性化するが可塑剤を活性化しない温度に
加熱することによって生じることができる。一般に、こ
こに記載の水溶性ポリヒドロキシ化合物からなる可塑剤
の場合には、このことは、一般に約60分以下約150℃以
下、好ましくは約140℃以下、より好ましくは約130℃以
下、最も好ましくは約100℃以下に加熱することを包含
するであろう。或いは、可塑剤の反応なしの粒子間架橋
剤の優先的な反応は、好適な開始剤の存在下で紫外線を
使用することによって生じてもよい。
反応は、通常、物理的に会合された粒子を所定温度に
所定量の時間付すことを包含する。加熱は、反応を活性
化し且つ駆動し且つ存在することがある揮発物を追い出
す。反応条件は、一般に、会合された前駆粒子および粒
子間架橋剤を粒子間架橋反応を完了するのに十分な温度
で十分な時間加熱することを包含するであろう。架橋反
応は、開始剤および/または触媒を粒子間架橋剤に加え
ることによって促進して、時間および/または温度およ
び/または前駆粒子を一緒に接合するのに必要とされる
粒子間架橋剤の量を減少することができる。しかしなが
ら、一般に、反応は、触媒の不在下で行う。使用する実
際の時間および温度は、前駆粒子に使用する特定の重合
体物質、使用する特定の粒子間架橋剤、反応工程におけ
る可塑剤の有無、反応を駆動するために使用する触媒の
有無およびマクロ構造物の厚さまたは直径に応じて変化
するであろう。各種の粒子間架橋剤に包含される特定の
反応工程は、粒子間架橋剤またはそれを含有する混合物
の特定の化学的構造と共に以下に論ずる。
レザイ等の名で1992年10月2日に出願の前記の編入の
米国特許出願第07/955,635号明細書に記載のように陽イ
オンアミノ−エピクロロヒドリン付加物を架橋剤として
使用するならば、付加物の比較的反応性陽イオン官能基
は、前駆粒子の重合体物質との架橋反応を比較的低温で
生じさせる。事実、この架橋反応は、室温で生じること
ができる。このような室温硬化は、粒子間架橋剤がここ
に記載のような可塑剤を含有する混合物中にある時に特
に望ましい。室温硬化は、典型的には、約18℃〜約35℃
の温度で約12〜約48時間、好ましくは約18〜約25℃で約
24〜約48時間行う。或いは、このような陽イオンアミノ
−エピクロロヒドリン付加物と前駆粒子の高分子物質と
の間の架橋反応は、前記米国特許出願第07/955,635号明
細書に記載のように高温で行って反応を加速することが
できる。
ロエ等に発行の前記米国特許第5,102,597号明細書に
記載のようにグリセロールなどの非イオン架橋剤を使用
すべきであるならば、粒子間架橋反応は、典型的には、
一般に架橋反応を完了するのに十分な時間約90℃以上の
温度に加熱することによって生ずる。典型的には、反応
は、一般に、約120℃〜約300℃、より好ましくは約150
℃〜約250℃の範囲内の温度で行うであろう。触媒の不
在下での反応を完了するための時間は、一般に、約5分
〜約6時間、より好ましくは約10分〜約4時間であろ
う。前駆粒子の好ましい重合体物質、部分中和ポリアク
リル酸のわずかに網目架橋された生成物およびグリセロ
ール、トリメチロールプロパンなどの粒子間架橋剤の場
合には、このような反応条件は、それぞれ約3時間〜約
30分間約170℃〜約220℃の温度を包含するであろう。よ
り好ましくは、反応は、約190℃〜約210℃の温度でそれ
ぞれ約75分〜約45分間行う。
紫外線は、粒子間架橋剤が少なくとも1個の重合性二
重結合を有し且つ前駆粒子と反応性である化合物、例え
ば、少なくとも2個の重合性二重結合を有する化合物ま
たは少なくとも1個の二重結合および重合体物質と反応
性の少なくとも1個の官能基を有する化合物からなる場
合には粒子間架橋反応を活性化するために使用してもよ
い。好適な粒子間架橋剤としては、アクリル酸または重
合性二重結合を含有するそのオリゴマーが挙げられる。
技術上既知のような紫外線重合法は、ここで使用するの
に好適である。
前駆粒子の物理的会合は、十分な粒子間架橋結合が形
成されるように反応工程で維持することが必要である。
前駆粒子を解離するのに十分な力または応力が反応工程
で存在するならば、前駆粒子間の架橋結合(粒子間架橋
結合)は、形成されないことがある。前駆粒子の物理的
会合は、典型的には、最小解離力または応力が反応工程
で導入されることを保証することによって維持される。
粒子間架橋凝集体の形成法における任意の好ましい工
程として、成分前駆粒子は、上でここに記載のように表
面処理する。好ましくは、前駆粒子に適用された粒子間
架橋剤は、粒子間架橋凝集体が好ましくは同時に形成さ
れ且つ表面架橋されるように表面架橋剤としても役立
つ。
前記のように、粒子間架橋凝集体の製法における工程
は、特定の順序で行う必要はなく、同時に行ってもよ
い。例えば、同時法は、ロエ等への前記米国特許第5,10
2,597号明細書に詳細に記載されている。この方法によ
って、粒子間架橋剤は、前駆粒子の物理的会合と同時に
適用し、その後、混合物は、好ましい形状および典型的
には所望の密度に造形し、その後、粒子間架橋剤は、前
記工程を完了した直後または凝集体を所定時間放置させ
た後のいずれかに、前駆粒子の重合体物質と反応させ
て、粒子間架橋凝集体を同時に形成し且つ表面架橋す
る。別の方法は、コロデッシュ等の名で出願の前記の編
入の米国特許出願第07/955,638号明細書に記載されてい
る。
第1図〜第2図に示すように、得られた粒子間架橋凝
集体は、隣接前駆粒子間に細孔(顕微鏡写真の暗い面
積)を有する。これらの細孔は、粒子間架橋凝集体を含
む可撓性マクロ構造物中で維持する。細孔は、液体の凝
集体内部およびそれから形成されたマクロ構造物内部へ
の通過を可能にする隣接前駆粒子間の小さい隙間であ
る。前駆粒子が圧縮時にさえ細孔を排除するのに十分な
程「フィット」しないか密充填しないので、細孔は、凝
集体に形成される(前駆粒子の充填効率は1未満であ
る)。細孔は、一般に、成分前駆粒子よりも小さく且つ
前駆粒子間に毛管を与えて液体をマクロ構造物の内部に
輸送する。
細孔は、細孔間の相互連通チャンネルによって互いに
相互連結される。チャンネルは、マクロ構造物の全体積
が液体を吸収する際に使用されるように、マクロ構造物
と接触する液体を毛管力(即ち、毛管チャンネルが形成
される)によってマクロ構造物の他の部分に輸送させ
る。更に、膨潤時に、細孔および相互連通チャンネル
は、液体をマクロ構造物を通して初期液体接触点から離
れた前駆粒子の層に、またはマクロ構造物と接触してい
る他の構造物に通過させる。このように、マクロ構造物
は、細孔および相互連通チャンネルのため液体浸透性で
あるとみなされる。
ボイド分率(即ち、細孔およびチャンネルからなるマ
クロ構造物の全体積)は、所定の前駆粒子粒径分布に最
小の値を有する。一般に、前駆粒子粒径分布が狭ければ
狭い程、ボイド分率は、より高いであろう。このよう
に、緻密化状態の高いボイド分率を与えるために、前駆
粒子は比較的狭い粒径分布を有することが好ましい。
本発明の粒子間架橋凝集体および可撓性マクロ構造物
の別の特徴は、液体を凝集体/マクロ構造物上にデポジ
ットするか凝集体/マクロ構造物と接触する時に、中位
の閉込圧力下にさえ、凝集体/マクロ構造物が一般に等
方的に膨潤することである。等方性膨潤は、凝集体/マ
クロ構造物がぬれる時にすべての方向に一般に等しく膨
潤することを意味するようにここで使用される。前駆粒
子および細孔は、存在する毛管チャンネルが使用時に維
持される(拡大されないとしても)ように膨潤時にさえ
相対幾何学的形状および空間関係を維持できるので、等
方性膨張は、マクロ構造物の重要な性質である(細孔お
よび前駆粒子は膨潤時により大きくなる)。このよう
に、マクロ構造物は、ゲルブロッキングを生じずに液体
の追加の負荷を吸収し且つ/またはそれ自体を通して輸
送することができる。
架橋結合が以前独立の前駆粒子間で粒子間架橋凝集体
に形成されるべきであるという指摘は、得られた凝集体
マクロ構造物(その可撓性マクロ構造物を含めて)が流
体(即ち、液体)安定性であることである。「流体安定
性」は、水性流体との接触時または水性流体中での膨潤
時に(応力あり、および/またはなし)実質上そのまま
である粒子間架橋凝集体を含むマクロ構造物を意味する
ようにここで使用される(即ち、以前独立の成分前駆粒
子の大部分が一緒に接合したままである)。流体安定性
の定義は、前駆粒子の大部分が一緒に接合したままであ
ることを認識するが、好ましくは粒子間架橋凝集体を調
製するために使用する前駆粒子のすべてが一緒に接合し
たままである。しかしながら、例えば、他の粒子がその
後に水で凝集して凝集体を形成したならば、前駆粒子の
若干は、それら自ら凝集体から解離することがあること
を認識すべきである。
流体安定性は、本発明の粒子間架橋凝集体および可撓
性マクロ構造物の重要な特徴である。その理由は、凝集
体/マクロ構造物が相対構造を乾燥状態と膨潤状態との
両方で維持させ且つ成分前駆粒子を固定化するからであ
る。吸収性部材、吸収性物品などの最終製品において
は、流体安定性は、ゲルブロッキングを減少する際(そ
の理由は、前駆粒子が液体との接触時にさえ凝集したま
まであるからである)に有益であり且つ以前独立の微粒
子を凝集形で使用することを可能にしてゲルブロッキン
グのエレメントを導入せずに得られるマクロ構造物の流
体取込速度を増大する。
流体安定性は、2工程法によって凝集体マクロ構造物
において測定できる。水性流体との接触時の凝集体マク
ロ構造物の初期動的応答は、観察し、次いで、凝集体マ
クロ構造物の十分に膨潤した平衡状態が観察される。こ
れらの基準に基づく流体安定性を測定するための試験法
は、ロエ等への前記米国特許第5,102,597号明細書の試
験法のセクションに記載されている。
第3図は、繊維(繊維状材料または繊維材料)などの
補強部材が凝集体に埋設されている粒子間架橋凝集体の
別の態様を示す。補強部材は、強度(即ち、構造一体
性)を膨潤マクロ構造物に与える。或る態様において
は、補強繊維は、液体をマクロ構造物の他の部分および
/または追加の吸収性物質に迅速に灯心作用する部材も
与える。補強性のため既知のような他の材料、例えば、
フィラメント、コイル、ウェブ、不織ウェブ、織ウェ
ブ、またはスクリムは使用してもよいが、補強部材は、
好ましくは、繊維(補強繊維とも称する)からなる。第
3図は、ポリエステル繊維が凝集体全体にわたって織り
交ぜられている態様を示す。詳細には、ポリエステル繊
維は、マクロ構造物に増大された膨潤構造一体性を与え
るために相互連通チャンネル内に含有される。各種の繊
維材料は、凝集体で補強部材に使用できる。通常の吸収
性製品で使用するのに好適であるいかなる種類の繊維材
料も、凝集体で使用するのにも好適である。凝集体への
配合法および好適な繊維の特定例を含めて補強繊維の使
用は、ロエ等への前記米国特許第5,102,597号明細書に
詳細に記載されている。
B. 可塑剤 マクロ構造物は、長期可撓性を高温および/または低
湿度の極端な環境条件下でマクロ構造物に付与する可塑
剤も含む。使い捨て吸収性物品は、しばしば、貯蔵時に
約120゜F以下の温度および/または約20%以下の相対湿
度に長時間、例えば、或る倉庫、自動車のトランクなど
の非気候制御貯蔵施設中で約数時間〜1ヶ月以上付され
ることがある。その結果、物品に配合され且つ本発明に
従って可塑化されていない粒子間架橋凝集体は、凝集体
の吸収上に利益が減少されるように亀裂するか破断する
傾向がある。加えて、本発明に従って可塑化されない粒
子間架橋凝集体は、剛性であるか剛性になり、それによ
って吸収性物品の着用者の心地よさを減少する傾向があ
る。
マクロ構造物は、好ましくは、マクロ構造物が120゜F
±5゜Fおよび相対湿度8%±2%の条件に少なくとも
約4時間、より好ましくは少なくとも約24時間、最も好
ましくは少なくとも約28日間付した後に亀裂または破断
時の曲げ角度少なくとも90゜を有するような量の好適な
可塑剤を含む。好ましい態様においては、マクロ構造物
は、粒子間架橋凝集体の原料である前駆粒子1重量部当
たり少なくとも約0.45重量部の可塑剤、より好ましくは
少なくとも約0.50重量部の可塑剤、最も好ましくは少な
くとも約0.60重量部の可塑剤を含有する。
本発明に係る有効な可塑化は、マクロ構造物を可塑化
するために使用する溶液中の水/可塑剤濃度、可塑剤の
化学的性質、マクロ構造物を可塑化するために許容され
る時間、および可塑化すべきマクロ構造物の厚さによっ
て影響される。
可塑剤は、前記貯蔵条件下、好ましくは120℃超、よ
り好ましくは約150℃以上、一層好ましくは約175℃以
上、最も好ましくは約250℃以上で長時間にわたって蒸
発を最小限にするのに十分な程高い沸点を有することに
よって特徴づけられる。可塑剤は、好ましくは、少なく
とも水の助けで粒子間架橋凝集体への浸透を可能にする
分子サイズも有する。加えて、可塑剤は、好ましくは、
水溶性であり且つ可塑剤水溶液をここに記載のように前
駆粒子または粒子間架橋凝集体に適用する時に形成する
ゲルに対して親和力を有するのに十分な程親水性であ
る。可塑剤の親水性は、可塑剤中のヒドロキシル基など
の親水基の数につれて増大する傾向がある。対照的に、
メチル基などの疎水基を有する可塑剤は、より低い水溶
性およびゲル親和力を有する傾向がある。理論によって
制限したり本発明の範囲を限定しようとせずに、このよ
うな疎水基の存在は、長期可撓性が商業的な加工に関し
て達成されないか最大限にされず、少なくとも容易には
達成されないか最大限にされないようにこのような可塑
剤の凝集体への浸透をより遅くし且つ/または減少する
と考えられる。また、親水基の比較的一様な分布を有す
る可塑剤、より好ましくは親水基のこのような一様な分
布を有する比較的コンパクトな分子構造を有するこのよ
うな可塑剤(例えば、グリセロール)も、より高い親水
性およびゲル親和力を有し且つこのようにより良い可塑
化を与える傾向があると考えられる。
可塑剤は、好ましくは、水溶性ポリヒドロキシ化合物
である。好適な水溶性ポリヒドロキシ化合物としては、
グリセロール;1,2−プロパンジオール;1,3−プロパンジ
オール;エチレングリコール;ソルビトール;スクロー
ス;高分子溶液、例えば、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルアルコールのエステル前駆物質、またはポリエチ
レングリコールを包含するもの;重量平均分子量約150
〜約800を有するポリグリセロール;ポリオキシエチレ
ングリコール(例えば、PEG−400、重量平均分子量約40
0を有し且つコネティカット州ダンベリーのユニオン・
カーバイド・カンパニーから市販されているポリオキシ
エチレングリコール)および重量平均分子量約200〜約4
00、好ましくは約200〜約100、最も好ましくは約200〜
約600を有するポリオキシプロピレングリコール;また
は前記のもののいずれかの混合物が挙げられる。可塑剤
は、好ましくは、グリセロール、エチレングリコール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、およ
びそれらの混合物から選ばれ、より好ましくは、グリセ
ロールまたはグリセロールとこれらの他の可塑剤の1つ
との混合物、最も好ましくはグリセロールである。
可塑化工程は、粒子間架橋凝集体の形成と同時(即
ち、その場)または粒子間架橋凝集体の形成後に行うこ
とができる。形成時の凝集体の可塑化は、好ましくは、
可塑剤を粒子間架橋剤との混合物で、より好ましくは水
との混合物で(即ち、粒子間架橋剤を含有する可塑化水
溶液)会合された前駆粒子に適用することによって達成
される。或いは、可塑剤または水と可塑剤との混合物
(即ち、可塑化水溶液)は、粒子間架橋剤の適用工程と
は別個の工程でそのように適用できる。当業者によって
理解されるように、可塑化溶液は、粒子間架橋剤、会合
剤、および/または粒子間架橋剤と併用する物質または
薬剤に関して前記した他の任意成分を含有してもよい。
その場可塑化の場合には、粒子間架橋剤、可塑剤およ
び反応法は、粒子間架橋剤(しかし可塑剤ではなく)を
前駆粒子の高分子物質と反応させるように前記のように
選ばれる。可塑剤は、それによって架橋反応時に粒子間
架橋結合構造物にトラップされる。形成時に粒子間架橋
剤を可塑化する好ましい例は、レザイ等の名で1992年10
月2日出願の前記米国特許出願第07/955,635号明細書に
記載されている。
或いは、可塑剤は、好ましくは水および可塑剤を含む
可塑化溶液を凝集体に適用する(即ち、可塑化水溶液を
適用する)ことによって、形成時に凝集体に加える。
可塑剤のどんな適用法を使用しても且つ可塑化をその
場または粒子間架橋凝集体の形成後に遂行するかのいず
れにせよ、可塑剤の量、または溶液中の可塑剤の濃度お
よび前駆粒子に適用する溶液の量は、好ましくは、得ら
れるマクロ構造物が粒子間架橋凝集体を構成する前駆粒
子1重量部当たり少なくとも約0.45重量部、より好まし
くは少なくとも約0.50重量部、最も好ましくは少なくと
も約0.60重量部の可塑剤を含有するであろう。一般に、
前駆粒子1重量部当たり約1重量部までの可塑剤が、使
用される。より多い量の可塑剤は、使用してもよい。し
かしながら、得られる可撓性マクロ構造物は、可塑剤の
量が前駆粒子1重量部当たり約1重量部以上に増大する
につれてガム状になる傾向がある。
可塑化を凝集体の形成時または凝集体の形成後に行う
かのいずれにせよ、水は、可塑剤の粒子間架橋凝集体へ
の浸透を容易にするために(即ち、浸透がより迅速且つ
深く生じる)可塑化溶液に存在することが好ましい。理
論によって制限したり本発明の範囲を限定しようとせず
に、水/可塑剤の適当な残部は、可塑剤が効率的な方法
で粒子間架橋結合付近、好ましくは架橋結合の実質上す
べてを実質上囲むところに達するように粒子架橋凝集体
への溶液の十分な溶解度、そしてこのように拡散速度を
与えると考えられる。加えて、水は、前駆粒子の高分子
物質の膨潤を生じ、それによって可塑剤のその中への浸
透を高める。溶液の凝集体への溶解度は、水濃度が増大
するにつれて増大する傾向がある。しかしながら、水濃
度が増大するにつれて、粒子間架橋結合付近での可塑剤
濃度は、減少する傾向がある(可塑剤の合計量は変化し
ないが)(このことは可塑剤の水溶液が第一工程が水の
適用であり、その後に可塑剤を適用する多段法よりむし
ろ好ましい1つの理由である)。換言すれば、溶液の凝
集体への溶解度および拡散速度は、より高い濃度の可塑
剤が粒子間結合エリアに残り、それによってより良い可
塑化効率を与えるであろうように溶液可塑剤濃度が増大
するにつれて減少する傾向がある。しかしながら、溶液
中の余りに多い可塑剤は、粒子間架橋凝集体への浸透を
妨害することがある。
可塑化溶液は、好ましくは、溶液中の可塑剤と水との
合計量に対して少なくとも約50重量%、より好ましくは
少なくとも約60重量%、最も好ましくは少なくとも約60
〜80重量%の可塑剤および約50重量%以下、より好まし
くは約40重量%以下、最も好ましくは約20〜40重量%の
水を含有する。約80重量%以上の相対可塑剤濃度は、使
用してもよいが、時間効率的な方法で粒子間架橋凝集体
に十分に浸透しないことがある。一般に、より高い可塑
剤濃度は、可塑剤を形成後より粒子間架橋凝集体の形成
時に配合すべきである場合には使用してもよい。その理
由は、前者の方法においては可塑剤が粒子間結合が形成
する時に粒子間結合付近に存在する傾向があるからであ
る。
粒子間架橋凝集体の形成時の可塑化の場合には、可塑
化溶液は、粒子間架橋剤の適用に関して前記したように
物理的会合粒子に適用する。次いで、粒子間架橋剤は、
可塑剤を反応させずに前記のように反応させて可撓性多
孔性吸収性高分子マクロ構造物を形成する。
予備成形粒子間架橋凝集体の可塑化の場合には、可塑
化溶液は、溶液を凝集体上に噴霧する方法、被覆する方
法、微粒化する方法、浸漬する方法、またはダンピング
する方法を含めて多数の異なる方法で凝集体に適用でき
る。適用は、好ましくは、非可塑化粒子間架橋凝集体1g
当たり約0.6g〜約1.5gの可塑化溶液の量である。凝集体
1g当たり約1.5gより多い溶液の適用比率は、後述のよう
により長い溶液浸透時間を必要とするか、凝集体表面上
への溶液のプール化を生じることがある。所望ならば、
過剰の溶液は、再循環でき、さもなければ除去できる。
いずれの方法の場合にも、可塑化溶液が粒子間架橋剤
と反応するであろうか予備成形粒子間架橋凝集体の場合
には粒子間架橋剤と反応した粒子の部分の少なくとも実
質上すべて全体にわたって物理的会合凝集体または粒子
間架橋凝集体の前駆粒子の少なくとも表面を浸透するこ
とを可能にするのに十分な時間が、好ましくは、許容さ
れる。浸透に必要とされるこの時間は、物理的会合凝集
体または粒子間架橋凝集体の厚さ、特定の可塑剤、およ
び可塑化溶液中の水の量によって影響される。浸透用時
間は、凝集体の厚さが減少するにつれて、水濃度が増大
するにつれて、可塑剤親水性が増大するにつれて、およ
び/または可塑剤分子サイズが減少するにつれて減少す
る傾向がある。浸透用時間は、一般に、多少の秒から1
時間までである。厚さ約2〜3mm以下を有するシート形
の凝集体の場合には、浸透用時間は、典型的には、約10
秒〜約6分である。約60%以上の可塑剤を含有する溶液
は、数分を必要とすることがある、水性60〜80%グリセ
ロール溶液をグリセロール少なくとも約0.45g/乾燥凝集
体gを与える添加量で凝集体に加える1態様において
は、可塑化時間は、約3〜40分である。
使い捨て吸収性物品に組み込むような可撓性マクロ構
造物は、予知可能な貯蔵または使用条件下で脆くなら
ず、剛性にならず、または亀裂せず且つ/または破断し
ないであろう。このように、改良マクロ構造物は、減少
された破壊によって吸収効力を与える。より詳細には、
粒子間架橋凝集体の毛管連続性は、維持されてマクロ構
造物のフル利用を可能にする。加えて、可撓性マクロ構
造物のレジリエンスは、吸収性物品の着用者の心地よさ
を改善する傾向がある。
使用中に、可撓性マクロ構造物上にデポジットするか
マクロ構造物と接触する液体は、マクロ構造物の粒子間
架橋凝集体を構成する前駆粒子によって吸収されるか細
孔内に入り、マクロ構造物の他の部分に伝えられ、そこ
で他の前駆粒子によって吸収されるかマクロ構造物を通
して、それに隣接の他の吸収性部材に輸送される。
3. 応用 可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造物は、多くの使
用分野で多くの目的で使用できる。例えば、マクロ構造
物は、包装容器;薬物送達装置;傷クリーニング装置;
やけど処置デバイス;イオン交換カラム材料;建設材
料;農業材料または園芸材料、例えば、種シートまたは
保水材料;および工業用途、例えば、スラッジまたは油
脱水剤、露形成の防止用材料、乾燥剤、および湿度制御
材料に使用できる。
本発明の可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造物は、
担体に接合する時に有用である。本発明で有用な担体と
しては、セルロース繊維などの吸収性物質が挙げられ
る。また、担体は、技術上既知のような他の担体、例え
ば、不織ウェブ、ティッシュウェブ、発泡体、ポリアク
リレート繊維、開口化高分子ウェブ、合成繊維、金属
箔、エラストマーなどであってもよい。マクロ構造物
は、担体に直接または間接に接合してもよく、且つ反応
してマクロ構造物を担体に接着する接着剤または化学薬
品を含めて化学結合または物理結合、例えば、既知のよ
うなものによって担体に接合してもよい。
本発明の可撓性マクロ構造物の独特の吸収性のため、
マクロ構造物は、吸収性物品、特に使い捨て吸収性物品
で吸収性コアとして使用するのに特に好適である。ここ
で使用する「吸収性物品」なる用語は、体滲出物を吸収
し且つ封じ込める物品を意味し、より詳細には、着用者
の体に対して、またはその付近に置いて体から排泄され
る各種の滲出物を吸収し且つ封じ込める物品を意味す
る。
使い捨て吸収性物品の好ましい態様、おむつ20を第4
図に示す。ここで使用する「おむつ」なる用語は、着用
者の下部胴の回りに着用されるガーメント(garment)
(一般に、乳幼児および失禁者によって着用)を意味す
る。しかしながら、本発明は、他の吸収性物品、例え
ば、失禁用ブリーフ、失禁用パッド、トレーニングパン
ツ、おむつ挿入物、生理用ナプキン、化粧紙、ペーパー
タオルなどにも応用できることを理解すべきである。
第4図は、非収縮状態(即ち、すべての弾性惹起収縮
を除去)の本発明のおむつ20の透視図である(構造物の
部分は、おむつ20の構造を明示するために切取られてお
り且つ着用者と接触するおむつ20の部分は、観察者に面
している)。おむつ20は、好ましくは、液体浸透性トッ
プシート38;トップシート38と接合された液体不浸透性
バックシート40;トップシート38とバックシート40との
間に配置された吸収性コア42;弾性部材44;およびテープ
タブファスナー46を具備するように第4図に示す。トッ
プシート38、バックシート40、吸収性コア42、および弾
性部材44は、各種の周知配置で組み立ててもよいが、好
ましいおむつ配置は、1975年1月14日にブエルに発行の
米国特許第3,860,003号明細書および1992年9月29日に
ブエル等に発行の米国特許第5,151,092号明細書(各々
をここに参考文献として編入)に一般に記載されてい
る。或いは、本発明の使い捨ておむつに好ましい配置
は、1989年2月28日にアジツおよびブラニーに発行の米
国特許第4,808,178号明細書;1987年9月22日にローソン
に発行の米国特許第4,695,278号明細書;および1989年
3月28日にフォアマンに発行の米国特許第4,816,025号
明細書にも開示されている。これらの特許は、ここに参
考文献として編入する。
第4図は、トップシート38およびバックシート40が同
一の広がりを有し、且つ吸収性コア42の長さおよび幅寸
法よりも一般に大きい長さおよび幅寸法を有するおむつ
20の好ましい態様を示す。トップシート38は、バックシ
ート40と接合され且つバックシート40上に重ねられ、そ
れによっておむつ20の周辺を形成している。周辺は、お
むつ20の外周または縁を規定する。周辺は、端縁32およ
び縦方向縁30を含む。
トップシート38は、迎合的であり(compliant)、軟
質感があり、着用者の皮膚を刺激しない。更に、トップ
シート38は、液体浸透性であって液体をその厚さを通し
て容易に浸透させる。好適なトップシート38は、広範囲
の材料、例えば、多孔性発泡体、網状発泡体、開口化プ
ラスチックフィルム、天然繊維(例えば、木材または綿
繊維)、合成繊維(例えば、ポリエステルまたはポリプ
ロピレン繊維)または天然繊維と合成繊維との組み合わ
せから製造してもよい。トップシート38は、着用者の皮
膚を吸収性コア42中の液体から隔てるために疎水性材料
から作ってもよい。例示的なトップシート38は、デニー
ル約1.5を有するステープル長(即ち、長さ少なくとも
約15.9mm(0.62インチ)を有する)のポリプリピレン繊
維、例えば、デラウェア州ウィルミントンのハーキュレ
ス・インコーポレーテッドによって市販されているハー
キュレス・タイプ(Herculestype)151ポリプロピレン
からなる。
トップシート38を製造するのに使用してもよい多数の
製造技術がある。例えば、トップシート38は、織成、不
織、スパンボンド、カード化してもよく、または同様の
処理を施してもよい。好ましいトップシートは、当業者
に周知の手段によってカード化し、熱結合する。好まし
くは、トップシート38は、重量約18〜約25g/m2、縦方向
における最小乾燥引張強さ少なくとも約400g/cmおよび
横方向における湿潤引張強さ少なくとも約55g/cmを有す
る。
バックシート40は、液体不浸透性であり、他の可撓性
液体不浸透性物質も使用してもよいが、好ましくはプラ
スチック薄膜から作る。バックシート40は、吸収性コア
42に吸収され且つ封じ込められた滲出物がおむつ20と接
触する物品、例えば、ベッドシーツおよび下着をぬらす
のを防止する。バックシート40は、依然として滲出物が
バックシート40を通過するのを防止しながら、蒸気を吸
収性コア42から逃がしてもよい。他の可撓性液体不浸透
性物質が使用してもよいが、好ましいバックシート40
は、厚さ約0.012mm(0.5ミル)〜約0.051cm(2.0ミル)
を有するポリエチレンフィルムである。ここで使用する
「可撓性」なる用語は、迎合性であり、且つ着用者の体
の一般的形状および輪郭と容易に同じものになるであろ
う材料を意味する。バックシート40は、より布様の外観
を与えるためにエンボス加工および/または艶消仕上を
施してもよい。
バックシート40の大きさは、吸収性コア42の大きさお
よび選択される正確なおむつのデザインによって決めら
れる。好ましい態様においては、バックシート40は、全
部のおむつ周辺の回りで最小距離少なくとも約1.3cm〜
約2.5cm(約0.5〜約1.0インチ)吸収性コア42を超えて
延出する修正砂時計形状を有する。
トップシート38およびバックシート40は、いかなる好
適な方式でも一緒に接合する。ここで使用する「接合」
なる用語は、トップシート38がトップシート38をバック
シート40に直接貼着することによってバックシート40に
直接接合されている配置、およびトップシート38がトッ
プシート38をバックシート40に貼着されている中間部材
に貼着することによってバックシート40に間接的に接合
されている配置を包含する。好ましい態様においては、
トップシート38およびバックシート40は、結合手段(図
示せず)、例えば接着剤または技術上既知の他の結合手
段によって、おむつ周辺において互いに直接貼着されて
いる。例えば、接着剤の均一な連続層、接着剤のパター
ン化層、または接着剤の一連の別個の線またはスポット
が、トップシート38をバックシート40に貼着するのに使
用してもよい。
テープタブファスナー46は、典型的には、おむつを着
用者上に保持する締結手段を与えるために、おむつ20の
後方腰バンド領域に適用されている。テープタブファス
ナー46は、技術上周知のもののいずれか、例えば、1974
年11月19日にケネス・ビィー・ブエルに発行の米国特許
第3,848,594号明細書(この特許を参考文献として編
入)に開示の締結テープであることができる。これらの
テープタブファスナー46または他のおむつ締結手段は、
典型的には、おむつ20も隅の近くに適用される。ここで
使用するのに好適な別の締結システムは、米国特許第4,
846,815号明細書(スクリップス、1989年7月11日)、
米国特許第4,894,060号明細書(ネステガード、1990年
1月16日)、米国特許第4,946,527号明細書(バットレ
ル、1990年8月7日)、米国特許第4,662,875号明細書
(ヒロツ等、1987年5月5日)、および米国特許第5,15
1,092号明細書(ブエル等、1992年9月29日)(各々を
ここに参考文献として編入)に開示されている。
弾性部材44は、弾性部材44がおむつ20を着用者の脚に
対して引き、且つ保持する傾向があるように、おむつ20
の周辺に隣接して、好ましくは各縦方向縁30に沿って配
置されている。或いは、弾性部材44は、腰バンド並びに
またはむしろ脚カフスを与えるためにおむつ20の端縁32
の一方または両方に隣接して配置してもよい。例えば、
好適な腰バンドは、1985年5月7日にキエビットおよび
オスターハーゲに発行の米国特許第4,515,595号明細書
(ここに参考文献として編入)に開示されている。加え
て、弾性的に収縮自在の弾性部材を有する使い捨ておむ
つを製造するのに好適な方法および装置は、1978年3月
28日にブエルに発行の米国特許第4,081,301号明細書
(ここに参考文献として編入)に記載されている。別の
好適な弾性腰特徴物は、ブエル等への前記米国特許第5,
191,092号明細書に開示されている。
弾性部材44は、通常の非拘束配置において弾性部材44
がおむつ20を有効に収縮するかギャザーをつけるよう
に、弾性的に収縮自在の状態でおむつ20に固着されてい
る。弾性部材44は、例えば、おむつ20が非収縮状態にあ
る際に伸長し固着することにより、またはおむつ20を例
えばプリーツをつけることによって収縮し且つ弾性部材
44が非緩和または非伸長状態にある際に弾性部材44をお
むつ20に固着することにより、弾性収縮状態にある際に
固着できる。
第4図に図示の態様においては、弾性部材44は、おむ
つ20の長さの一部分に沿って延出する。或いは、弾性部
材44は、おむつ20の全長、または弾性的に収縮自在の線
を与えるのに好適な他の長さに延出してもよい。弾性部
材44の長さは、おむつのデザインによって決められる。
弾性部材44は、幅、単一または多重ストランド、また
は長方形または曲線を含めて多数の配置を取ってもよ
い。なお更に、弾性部材44は、技術上既知の数種の方法
のいずれかで、おむつに貼着してもよく、例えば、超音
波結合してもよく、ヒートシールしてもよく、加圧シー
ルしてもよく、または接着してもよい。
おむつ20の吸収性コア42は、トップシート38とバック
シート40との間に配置されている。吸収性コア42は、各
種の大きさおよび形状(例えば、長方形、砂時計状、非
対称など)で技術上既知の各種の材料から作ってもよ
い。しかしながら、吸収性コア42の全吸収能力は、吸収
性物品またはおむつの所期用途用のデザイン液体負荷と
適合すべきである。更に、吸収性コア42の大きさおよび
吸収能力は、乳幼児から成人までの着用者に適応するよ
うに変化してもよい。
吸収性コア42は、本発明の可撓性多孔性吸収性高分子
マクロ構造物からなる。第5図に示すように、吸収性コ
ア42は、エンベロープウェブ50およびエンベロープウェ
ブ50に配置された多孔性吸収性高分子マクロ構造物52を
含む吸収性部材48からなる。第5図に示すように、マク
ロ構造物52は、前駆粒子がトップシートを通して移行す
る可能性を最小限にするために、そして追加の液体輸送
層をトップシート38とマクロ構造物52との間に与えて液
体獲得を高め且つ再湿潤を最小限にするためにエンベロ
ープウェブ50に入れる。エンベロープウェブ50は、不織
ウェブ、紙ウェブ、または薄葉紙などの吸収性物質のウ
ェブを含めて多数の材料からなっていてもよい。エンベ
ロープウェブ50は、好ましくは、トップシート38を形成
するのに使用するウェブと同様の不織ウェブからなり且
つ好ましくは、親水性であって液体をエンベロープウェ
ブ50に迅速に通過させる。同様の層状吸収性部材(ラミ
ネート)は、1986年3月25日にクレーマー等に発行の米
国特許第4,578,068号明細書(ここに参考文献として編
入)により十分に記載されている。
或いは、本発明の吸収性コア42は、単独に本発明の1
またはそれ以上の(多数の)可撓性多孔性吸収性高分子
マクロ構造物からなっていてもよく;本発明の可撓性マ
クロ構造物を含めて層の組み合わせ;または本発明の可
撓性マクロ構造物の1以上を含めて他の吸収性コア配置
からなっていてもよい。可撓性多孔性吸収性高分子マク
ロ構造物は、フシュー等の名で1993年10月22日に出願の
普通に譲渡された米国特許出願第142,253号明細書、レ
ザイ等の名で1993年10月22日に出願の普通に譲渡された
米国特許出願第142,259号明細書およびディールケス等
の名で1993年10月22日に出願の普通に譲渡された米国特
許出願第142,629号明細書(各々をここに参考文献とし
て編入)に記載のようにスリット化し、吸収性コア42に
組み込んでもよい。
第6図は、修正砂時計状吸収性部材60および吸収性部
材60の下に(即ち、吸収性部材60とバックシート40との
間に)配置された可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造
物のシート62を具備する二層吸収性コア142を具備する
おむつ120の別の態様である。
吸収性部材60は、排泄液体を迅速に捕集し一時的に保
持し且つこのような液体を灯心作用によって初期接点か
ら吸収性部材60の他の部分まで、そしてマクロ構造物シ
ート62に輸送するのに役立つ。吸収性部材60は、好まし
くは、繊維材料のウェブまたはバットからなる。技術上
既知のような各種の繊維材料は、吸収性部材60で使用で
きる。セルロース系繊維が、一般にここで使用するのに
好ましく、木材パルプ繊維が特に好ましい。吸収性部材
60は、粒状吸収性高分子組成物、例えば、前駆粒子に関
してここに記載の高分子物質も含有できる(但し、この
ような配合は吸収性部材を通して可撓性マクロ構造物シ
ートへの液体の捕集および輸送を実質上妨害しない)。
吸収性部材60は、ここに前記のような化学剛化セルロー
ス系繊維からなっていてもよい。本発明で有用な吸収性
部材60の例示的な態様は、1987年6月16日にワイズマン
等に発行の米国特許第4,673,402号明細書および1989年
5月30日にアレメニー等に発行の米国特許第4,834,735
号明細書(各々をここに参考文献として編入)に記載さ
れている。
吸収性部材60は、所望の形状、例えば、長方形、卵
形、長円形、非対称または砂時計状を有することができ
る。吸収性部材60の形状は、得られたおむつ120の一般
形状を規定することがある。第6図に示すように、吸収
性部材60は、砂時計状である。
本発明の可撓性マクロ構造物シート62は、吸収性部材
60と同じ大きさである必要はなく、事実、吸収性部材60
の上部表面積よりも実質上小さいか大きい上部表面を有
することができる。第6図に示すように、可撓性マクロ
構造物シート62は、吸収性部材60よりも小さく、吸収性
部材60の上部表面積の約0.10〜約1.0倍の上部表面積を
有する。別の態様においては、吸収性部材60は、可撓性
マクロ構造物シート62よりも小さく且つ吸収性部材60の
上部表面積の約0.25〜約1.0倍の上部表面積を有する。
この別の態様においては、吸収性部材60は、好ましく
は、化学剛化セルロース系繊維からなる。
可撓性マクロ構造物シート62は、好ましくは、おむつ
においてバックシート40および/または吸収性部材60に
関して特定の位置関係で置かれる。より詳細には、可撓
性マクロ構造物シート62は、可撓性マクロ構造物シート
62が排泄液体を獲得し且つ保持するのに最も有効に配置
されるように、おむつの前方に一般に向けて配置され
る。
別の好ましい態様においては、多数の可撓性マクロ構
造物、例えば、約2〜約6個のマクロ構造物ストリップ
またはシートは、第6図に示す単一の可撓性マクロ構造
物シート62の代わりに使用してもよい。更に、追加の吸
収性層、部材、または構造物は、吸収性コア142に配置
してもよい。例えば、追加の吸収性部材は、可撓性マク
ロ構造物シート62とバックシート40のと間に配置して、
吸収性コア142および/または層に保存能力を与えて、
可撓性マクロ構造物シート62を通過する液体を吸収性コ
ア142の他の部分またはマクロ構造物シート62に分布し
てもよい。或いは、可撓性マクロ構造物シート62は、吸
収性部材60上に配置してトップシート38と吸収性部材60
との間に配置してもよい。
使用中、おむつ20は、後部腰バンド領域を着用者の背
中の下に配置し、前部腰バンド領域が着用者の前部を横
切って配置されるようにおむつ20の残りを着用者の脚間
に引くことによって着用者に適用する。次いで、テープ
タブファスナー46は、好ましくは、おむつ20の外方に面
する面積に固着する。使用中、本発明の可撓性多孔性吸
収性高分子マクロ構造物を配合した使い捨ておむつまた
は他の吸収性物品は、可撓性マクロ構造物の高い吸収能
力のため、液体をより迅速且つ効率的に分布し貯蔵する
傾向があり且つ乾燥したままである傾向がある。
4. 例 A)予備成形粒子間架橋凝集体の可塑化 (i)粒子間架橋凝集体の調製 粒子間架橋凝集体は、1992年4月7日にロエ等に発行
の米国特許第5,102,597号明細書の例1に従って調製す
る。凝集体は、粒径150〜250μmを有するわずかに網目
架橋された部分中和ポリ(アクリル酸)の前駆粒子350g
を含む。粒子間架橋剤(グリセロール)は、メタノール
および水を追加的に含有する溶液に含有される。溶液
は、グリセロール7g、メタノール35gおよび水7gを含
む。架橋溶液をプレ−バル(Pre−Val)噴霧器を介して
適用しながら、前駆粒子を台所エイド・ミキサーKS55中
で混合する。得られた混合物を0.055インチに設定され
たシムを有するコンパクト化ロールを有するスクリュー
押出機を介してコンパクト化する。次いで、粒子間架橋
剤は、コンパクト化混合物を標準実験室オーブン中で21
0℃の温度に45分間付すことによって前駆粒子の重合体
と反応させて粒子間架橋凝集体を形成する。得られたシ
ート(以下シートAと称する)の完成厚さは、約0.03イ
ンチである。
B)可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造物の調製 (例1) グリセロール40.41gと水10.16gとから調製さ
れる可塑化溶液0.72gを2つの適用でシートAの試料1.1
9gの両面に一様に噴霧する。第一適用においては、溶液
0.41gを適用する。4分後、0.31gを適用する。適用され
た溶液のすべては、15分以内に吸収された。
(例2) グリセロール31.86gと水14.02gとから調製さ
れる可塑化溶液1.22gを2つの適用でシートAの試料1.2
7gの両面に一様に噴霧する。第一適用においては、溶液
0.46gを適用する。1.5分後、溶液0.76gを適用する。溶
液のすべては、初期溶液接触の5.5分以内に試料に吸収
される。
(例3) グリセロール40.41gと水10.16gとから調製さ
れる可塑化溶液0.93gを次の通り2つの適用でシートA
の試料1.07gの両面に一様に噴霧する:0.54g、次いで、
5分後に0.39g。約20〜40分が溶液の完全な吸収に必要
とされた。試料は、最初剛性であったが、完全な吸収後
に弾性であった。
(例4) 例1と同様の可塑化溶液2.07gを次の通り3
つの適用でシートAの試料1.39gの両面に噴霧する:0.54
g、次いで、1分後に0.74g、次いで、追加の2分後に0.
80g。溶液のすべては、合計5分以内に吸収される。
(例5) エチレングリコール59.9gと水30.41gとから
調製される可塑化溶液1.72gを3つの適用でシートAの
試料2.05gの両面に一様に噴霧する。少なくとも約5分
が、溶液の完全な吸収に必要とされた。
(例6) エチレングリコール28gと水12.02gとから調
製される可塑化溶液1.93gを次の通り3つの適用でシー
トAの試料1.62gの両面に一様に噴霧する:0.45g、次い
で、3分後に1.08g、次いで、追加の1分後に0.40g。合
計約6分が溶液の完全な吸収に必要とされた。
比較例 (CE−1) 試料が2.77gになるまで(環境からの水1.1
8gの吸収を示す)、シートAの試料1.59gを80゜F/相対
湿度80%の部屋に入れた。
(CE−2) グリセロール25.26gと水37.63gとから調製
される可塑化溶液0.45gを1つの適用でシートAの試料
0.45gの両面に一様に噴霧する。
(CE−3) エチレングリコール59.9gと水30.41gとか
ら調製される可塑化溶液0.81gを1つの適用でシートA
の試料2.17gの両面に一様に噴霧する。少なくとも約5
分が、溶液の完全な吸収に必要とされた。
(CE−4) エチレングリコール58.20gと水58.27gとか
ら調製される可塑化溶液0.48gを1つの適用でシートA
の試料0.77gの両面に一様に噴霧する。
(CE−5) エチレングリコール18.02gと水32.45gとか
ら調製される可塑化溶液1.09gを1つの適用でシートA
の試料1.01gの両面に一様に噴霧する。
(CE−6) エチレングリコール20.30gと水37.8gとか
ら調製される可塑化溶液1.90gを1つの適用でシートA
の試料0.96gの両面に一様に噴霧する。
(CE−7) 1,2−プロパンジオール35.90gと水15.46g
とから調製される可塑化溶液0.69gを次の通り3つの適
用でシートAの試料1.62gの両面に一様に噴霧する:0.44
g、次いで、2分後に0.12g、次いで、追加の4.5分後に
0.13g。8分よりわずかに長い時間が溶液の完全な吸収
に必要とされた。
試験法−亀裂または破断時の曲げ角度による可撓性 第7図は、本発明の可撓性マクロ構造物の可撓性を測
定するのに好適な装置70を示す。装置70は、角マーキン
グを有する面71、縦方向ストレートエッジ(図示せ
ず)、ストレートエッジの中点に配置された原点(図示
せず)を有する分度器72;平面74cを規定する2つの平行
な離間縦方向エッジ74bによって連結された末端エッジ7
4aを有する第一長方形定規74;および平面76cを規定する
2つの平行な離間縦方向エッジ76bによって連結された
末端エッジ76aを有する第二長方形定規76を有する。定
規74および76は、平面74cおよび76cが分度器72の面71に
垂直であるように実質上ストレートエッジに沿って分度
器72の面71に隣接して配置される。第7図は、平面80c
を規定する2つの平行な離間縦方向エッジ80cによって
連結された末端エッジ80aを有する本発明の可撓性マク
ロ構造物の試料80も示す。試料80は、試料80の縦方向中
点を分度器72の原点に配置しつつ、縦方向エッジ74b、7
6bおよび80bを図示のように整列しつつ、定規74と定規7
6との間に配置される。
好適な大きさ、例えば、3インチの半径を有する分度
器72は、各種の角度(angular degree)を示す分度器の
面71が支持体表面に対して直立した90゜の垂直位置にあ
るようにストレートエッジを表面に配置しつつ安定な水
平な支持体表面に貼着する。幅1インチ(末端エッジ76
a 1インチ)、長さ12インチ(縦方向エッジ12イン
チ)、厚さ約1mmの金属製定規76は、1つの縦方向エッ
ジ76bを分度器72のストレートエッジにすぐ隣接させつ
つ(支持体表面上で平らであり且つ分度器72の面71に垂
直である表面76c)、定規76が原点の右に延出するよう
に定規76の1つの末端エッジ76aを分度器72の原点(即
ち、分度器72の90゜の線に対応する分度器72のストレー
トエッジの中点)に配置しつつ支持体表面上に配置す
る。
次いで、平らな折り重ねていないかさもなければ変形
していない配置の試料80は、試料80および定規76の縦方
向エッジが見当合わせされるように試料80の縦方向エッ
ジを分度器72のストレートエッジに実質上すぐ隣接させ
て配置しつつ(表面80cは分度器72の面71に垂直であ
る)、且つ試料80の縦方向中点を分度器72の原点に配置
させつつ、定規76の上部に配置される。
別の幅1インチ(末端エッジ74a 1インチ)、長さ1
2インチ(縦方向エッジ12インチ)、厚さ約1mmの金属製
定規74は、試料80の上部に配置し且つ試料80に切断せ
ず、さもなければ試料80を実質上圧縮または変形せずに
貼着して試料80を堅く保持する。第二定規74は、定規74
および試料80の縦方向エッジ74bおよび80bが図示のよう
に整列されるように縦方向エッジ74bを分度器72のスト
レートエッジに実質上すぐ隣接させつつ(表面74cは分
度器72の面71に垂直である)、定規74が原点の左に延出
するように定規74の1つの末端エッジ74aを分度器72の
原点に配置させつつ、配置する。
粒子間架橋凝集体または粒子間架橋凝集体を含む本発
明の可撓性マクロ構造物の可撓性は、下記の方法で測定
する。凝集体/マクロ構造物の幅1インチ(末端エッジ
80a 1インチ)×長さ6インチ(縦方向エッジ80b 6
インチ)×厚さ2〜3mmの試料80は、120゜F±5゜F/相
対湿度8%±2%の環境下でコンディショニングする。
試料80の可撓性は、これらの条件に長時間暴露後に次の
通り亀裂または破断時の曲げ角度を測定することによっ
て定期的にチェックする。試料は、試験時に120゜F±5
゜F/相対湿度8%±2%の環境に保持する。次いで、
試料80は、上方の方向に定規74の末端エッジ74aの回り
の幅を横切って曲げる。試料80は、約15゜の角度/秒の
速度で分度器72の原点に配置された末端エッジ76aと反
対のアウトボードの末端エッジ76aを上げることによっ
て曲げる。
定規76の表面76cおよびそれによって試料80の表面80c
は、試料80が分度器72の原点の回りで咬合される(arti
culate)ように末端エッジ76aを上げながら分度器72の
面71に垂直の位置に保つ。定規76は上方に曲げるべきで
ある試料80の部分の一様な支持を与える一方、定規74
は、試料80の他の部分を固定位置に保持するのに役立
つ。それぞれ定規74および定規76の末端エッジ74a、76a
間の試料80のつまみ形成は、最小限にされる。亀裂また
は破断が先ず拡大なしに目視的に観察されるか触覚的に
識別されるまで、試料80は、曲げる。亀裂または破断
は、試料80の幅の少なくとも一部分に沿って試料80の毛
管チャンネル中の顕著な不連続性によって示される。亀
裂は、試料80の厚さの部分を通しての不連続性を包含
し、破断は厚さを通しての試料80の完全な断絶を包含す
る。毛管チャンネルに沿ってこのような亀裂または破断
は、凝集体/マクロ構造物による流体の毛管輸送を妨害
する。
このような亀裂または破断が生じる点に対応する角度
は、環境下での所定の時間後の亀裂または破断時の曲げ
角度と認められる。曲げ角度90゜での亀裂または破断用
の環境下の時間が、書きつけられる。曲げ角度によって
測定したような前記例および比較例の可撓性を表1に示
す。
表1によって示されるように、非可塑化凝集体1重量
部に対して0.40重量部以下の可塑剤を有するマクロ構造
物は、曲げ角度によって測定して可撓性を120゜F±5゜
F/相対湿度8%±2%の環境下で3時間以下で失っ
た。非可塑化凝集体1重量部に対して0.45重量部より多
い可塑剤を有するマクロ構造物は、環境下で約4時間以
上可撓性のままであり、若干は可撓性を環境下で28日よ
り長い時間保持した。
また表1によって示されるように、可塑剤少なくとも
40%は、前記可撓性を達成するために可塑化溶液で必要
とされる。加えて、吸収用時間は、溶液可塑剤濃度が増
大するにつれて増大する。可塑剤約60〜80%を含有する
可塑化溶液は、可撓性と吸収時間との最良のバランスを
与える。
本発明の特定の態様を例示し且つ説明したが、本発明
の精神および範囲から逸脱することなく各種の他の変更
および修正を施すことができることは当業者に自明であ
ろう。それゆえ、本発明の範囲内であるすべてのこのよ
うな変更および修正が添付請求の範囲でカバーされてい
る。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 9/00 WPI/L(QUESTEL)

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)実質上水不溶性の吸収性ヒドロゲル
    形成性重合体物質の多数の前駆粒子を準備し、 (b)粒子間架橋剤を前記前駆粒子上に適用し、前記粒
    子間架橋剤は、前記前駆粒子の前記重合体物質と反応す
    ることが可能であり、 (c)前記前駆粒子を物理的に会合して相互連通チャン
    ネルによって相互連結された細孔を有する凝集体を形成
    し、 (d)前記前駆粒子の前記物理的会合を維持しながら、
    前記粒子間架橋剤を前記凝集体の前記前駆粒子の前記重
    合体物質と反応させて、前記前駆粒子間に架橋結合を形
    成して、相互連通チャンネルによって相互連結された細
    孔を有する粒子間架橋凝集体を形成する、および (e)可塑化溶液の全重量に対して少なくとも40重量%
    の可塑剤および60重量%未満の水を含む可塑化溶液を、
    前記粒子間架橋凝集体に前記可塑剤少なくとも0.45重量
    部対前記前駆粒子1重量部の配合量で適用する(ここで
    前記可塑剤は水溶性有機ポリヒドロキシ化合物である) 工程を含む方法によって形成されたことを特徴とする、
    可塑性多孔性吸収性高分子マクロ構造物。
  2. 【請求項2】前記可塑化溶液が、前記溶液の全重量に対
    して少なくとも50重量%の前記可塑剤および50重量%未
    満の前記水を含む、請求項1に記載のマクロ構造物。
  3. 【請求項3】前記可塑化溶液が、前記溶液の全重量に対
    して少なくとも60重量%の前記可塑剤および40重量%未
    満の前記水を含む、請求項2に記載のマクロ構造物。
  4. 【請求項4】前記可塑化溶液が、前記溶液の全重量に対
    して60〜80重量%の前記可塑剤および40〜20重量%の前
    記水を含む、請求項3に記載のマクロ構造物。
  5. 【請求項5】前記可塑化溶液を、前記粒子間架橋凝集体
    に前記可塑剤少なくとも0.5重量部対前記前駆粒子1重
    量部の配合量で適用する、請求項1に記載のマクロ構造
    物。
  6. 【請求項6】前記可塑化溶液を、前記粒子間架橋凝集体
    に前記可塑剤少なくとも0.6重量部対前記前駆粒子1重
    量部の配合量で適用する、請求項5に記載のマクロ構造
    物。
  7. 【請求項7】前記可塑剤が、グリセロール;1,2−プロパ
    ンジオール;1,3−プロパンジオール;エチレングリコー
    ル;ソルビトール;スクロース;ポリビニルアルコー
    ル、ポリビニルアルコールのエステル前駆物質またはポ
    リエチレングリコールを含む高分子溶液;重量平均分子
    量150〜800を有するポリグリセロール;重量平均分子量
    200〜400を有するポリオキシエチレングリコール;重量
    平均分子量200〜400を有するポリオキシプロピレングリ
    コール;およびそれらの混合物からなる群から選ばれ
    る、請求項1に記載のマクロ構造物。
  8. 【請求項8】前記可塑剤が、グリセロール、エチレング
    リコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオ
    ール、およびそれらの混合物からなる群から選ばれる、
    請求項7に記載のマクロ構造物。
  9. 【請求項9】前記可塑剤がグリセロールである、請求項
    8に記載のマクロ構造物。
  10. 【請求項10】前記前駆粒子の前記重合体物質は、加水
    分解デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体、部
    分中和デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体、
    デンプン−アクリル酸グラフト共重合体、部分中和デン
    プン−アクリル酸グラフト共重合体、ケン化酢酸ビニル
    −アクリル酸エステル共重合体、加水分解アクリロニト
    リルまたはアクリルアミド共重合体、前記共重合体のい
    ずれかのわずかに網目架橋された生成物、部分中和ポリ
    アクリル酸、または部分中和ポリアクリル酸のわずかに
    網目架橋された生成物からなる群から選ばれ、 前記粒子間架橋剤は多価アルコール化合物、ポリグリシ
    ジルエーテル化合物、多官能アジリジン化合物、多官能
    アミン化合物、および多官能イソシアネート化合物から
    なる群から選ばれる、請求項1に記載のマクロ構造物。
  11. 【請求項11】前記前駆粒子の前記重合体物質は、部分
    中和ポリアクリル酸のわずかに網目架橋された生成物か
    ら本質的になり、かつ 前記粒子間架橋剤はエチレングリコール、グリセロー
    ル、トリメチロールプロパン、1,2−プロパンジオー
    ル、または1,3−プロパンジオールからなる群から選ば
    れる、請求項10に記載のマクロ構造物。
  12. 【請求項12】(a)実質上水不溶性の吸収性ヒドロゲ
    ル形成性重合体物質の多数の前駆粒子を準備し、 (b)粒子間架橋剤を前記前駆粒子上に適用し、前記粒
    子間架橋剤は、前記前駆粒子の前記重合体物質と反応す
    ることが可能であり、 (c)前記前駆粒子を物理的に会合して相互連通チャン
    ネルによって相互連結された細孔を有する凝集体を形成
    し、 (d)前記前駆粒子の前記物理的会合を維持しながら、
    前記粒子間架橋剤を前記凝集体の前記前駆粒子の前記重
    合体物質と反応させて、前記前駆粒子間に架橋結合を形
    成して、相互連通チャンネルによって相互連結された細
    孔を有する粒子間架橋凝集体を形成する、および (e)可塑化溶液の全重量に対して少なくとも50重量%
    の可塑剤および50重量%未満の水を含む可塑化溶液を、
    前記粒子間架橋凝集体に前記可塑剤少なくとも0.45重量
    部対前記前駆粒子1重量部の配合量で適用する(ここで
    前記可塑剤はグリセロール;1,2−プロパンジオール;1,3
    −プロパンジオール;エチレングリコール;ソルビトー
    ル;スクロース;ポリビニルアルコール、ポリビニルア
    ルコールのエステル前駆物質またはポリエチレングリコ
    ールを含む高分子溶液;重量平均分子量150〜800を有す
    るポリグリセロール;重量平均分子量200〜400を有する
    ポリオキシエチレングリコール;重量平均分子量200〜4
    00を有するポリオキシプロピレングリコール;およびそ
    れらの混合物からなる群から選ばれる) 工程を含む方法によって形成されたことを特徴とする、
    可撓性多孔性吸収性高分子マクロ構造物。
  13. 【請求項13】前記可塑化溶液が、前記溶液の全重量に
    対して少なくとも60重量%の前記可塑剤および40重量%
    未満の前記水を含む、請求項12に記載のマクロ構造物。
  14. 【請求項14】前記可塑化溶液が、前記溶液の全重量に
    対して60〜80重量%の前記可塑剤および40〜20重量%の
    前記水を含む、請求項13に記載のマクロ構造物。
  15. 【請求項15】前記可塑化溶液を、前記粒子間架橋凝集
    体に前記可塑剤少なくとも0.5重量部対前記前駆粒子1
    重量部の配合量で適用する、請求項12に記載のマクロ構
    造物。
  16. 【請求項16】前記可塑化溶液を、前記粒子間架橋凝集
    体に前記可塑剤少なくとも0.6重量部対前記前駆粒子1
    重量部の配合量で適用する、請求項15に記載のマクロ構
    造物。
  17. 【請求項17】前記可塑剤が、グリセロール、エチレン
    グリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジ
    オール、およびそれらの混合物からなる群から選ばれ
    る、請求項12に記載のマクロ構造物。
  18. 【請求項18】マクロ構造物が、48.9℃±2.8℃(120゜
    F±5゜F)および相対湿度8%±2%の条件に少なくと
    も4時間付した後に亀裂または破断時の曲げ角度少なく
    とも90゜を有する、請求項1に記載のマクロ構造物。
  19. 【請求項19】マクロ構造物が、48.9℃±2.8℃(120゜
    F±5゜F)および相対湿度8%±2%の条件に少なくと
    も24時間付した後に亀裂または破断時の曲げ角度少なく
    とも90゜を有する、請求項18に記載のマクロ構造物。
  20. 【請求項20】マクロ構造物が、48.9℃±2.8℃(120゜
    F±5゜F)および相対湿度8%±2%の条件に少なくと
    も28日間付した後に亀裂または破断時の曲げ角度少なく
    とも90゜を有する、請求項19に記載のマクロ構造物。
  21. 【請求項21】(a)実質上水不溶性の吸収性ヒドロゲ
    ル形成性重合体物質の多数の前駆粒子を準備し、 (b)粒子間架橋剤を前駆粒子上に適用し、粒子間架橋
    剤は、前駆粒子の重合体物質と反応することが可能であ
    り、 (c)前駆粒子を物理的に会合して相互連通チャンネル
    によって相互連結された細孔を有する凝集体を形成し、 (d)前駆粒子の物理的会合を維持しながら、粒子間架
    橋剤を凝集体の前駆粒子の重合体物質と反応させて、前
    駆粒子間に架橋結合を形成して、相互連通チャンネルに
    よって相互連結された細孔を有する粒子間架橋凝集体を
    形成する、および (e)溶液の全重量に対して少なくとも50重量%の可塑
    剤および50重量%未満の水を含む可塑化溶液を、粒子間
    架橋凝集体に可塑剤少なくとも0.45重量部対前駆粒子1
    重量部の配合量で適用する(ここで可塑剤は水溶性有機
    ポリヒドロキシ化合物である) 工程を含むことを特徴とする、可塑性多孔性吸収性高分
    子マクロ構造物の製法。
  22. 【請求項22】(a)実質上水不溶性の吸収性ヒドロゲ
    ル形成性重合体物質の多数の前駆粒子を準備し、 (b)粒子間架橋剤を前駆粒子上に適用し、粒子間架橋
    剤は、前駆粒子の重合体物質と反応することが可能であ
    り、 (c)前駆粒子を物理的に会合して相互連通チャンネル
    によって相互連結された細孔を有する凝集体を形成し、 (d)前駆粒子の物理的会合を維持しながら、粒子間架
    橋剤を凝集体の前駆粒子の重合体物質と反応させて、前
    駆粒子間に架橋結合を形成して、相互連通チャンネルに
    よって相互連結された細孔を有する粒子間架橋凝集体を
    形成する、および (e)溶液の全重量に対して少なくとも60重量%の可塑
    剤および40重量%未満の水を含む可塑化溶液を、粒子間
    架橋凝集体に可塑剤少なくとも0.45重量部対前駆粒子1
    重量部の配合量で適用する(ここで可塑剤は、グリセロ
    ール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、
    1,3−プロパンジオール、およびそれらの混合物からな
    る群から選ばれる、水溶性有機ポリヒドロキシ化合物で
    ある) 工程を含むことを特徴とする、可撓性多孔性吸収性高分
    子マクロ構造物の製法。
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