JP3414596B2 - 床面洗浄機用スキージ装置 - Google Patents

床面洗浄機用スキージ装置

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JP3414596B2 JP23848496A JP23848496A JP3414596B2 JP 3414596 B2 JP3414596 B2 JP 3414596B2 JP 23848496 A JP23848496 A JP 23848496A JP 23848496 A JP23848496 A JP 23848496A JP 3414596 B2 JP3414596 B2 JP 3414596B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、走行しながら回転
ブラシを回転して床面を洗浄する床面洗浄機(スクラバ
ー)の技術分野に属するものであって、具体的には、回
転ブラシによって洗浄された後に残る洗浄汚水を床面か
ら吸い取って回収するスキージの改良に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来の床面洗浄機は、例えば、実開平5
−48856号公報に見られるように機体の後部にブロ
アーの吸引作用を床面に及ぼすスキージを連結して、回
転ブラシによって洗浄された後に床面上に残る汚水をこ
のスキージで吸い取り、機体に搭載した汚水タンクに回
収するように構成されている。 【0003】しかし、上記構成の床面洗浄機を用いて床
面を洗浄する場合、床面にタイルの目地やその他の凹凸
があると、スキージに取付けたスキージゴム(ゴムブレ
ード)がこれ等タイルの目地や凹部に落ち込んだ後にハ
ネ上がって、その反動で汚水を床面上に飛散させて汚し
てしまう問題があった。 【0004】そこで従来は、例えば、実開平7−167
52号公報に見られるように、スキージにガイド用ロー
ラ(車輪)を取付けることにより、スキージゴムを常時
一定圧で床面側に接触させるようにして、タイル目地や
凹面のある床面を洗浄する場合でも、これ等のタイル目
地や凹面にスキージゴムを落ち込ませることなく、床面
上の汚水を安定した状態で吸い取るように構成したもの
が使用されていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のス
キージは、上記公報の各図に記載されているようにスキ
ージの後方部にガイド用ローラが取付けられているた
め、床面洗浄機を運転操作する人の足がこのローラに
ぶつかって、操作がしにくい。スキージによって汚水
が吸い取られた床面が完全に乾燥された状態にあれば問
題は少ないが、少しでも濡れたりしているとガイド用ロ
ーラがその水を引きずることになるため、洗浄された床
面上に汚水の筋を残してしまう。床面のタイル目地や
凹部にスキージゴムが落ち込むのを完全に防止すること
ができず、その結果、汚水の飛散を招く。床面の凹凸
に対してガイド用ローラのみが対応して、スキージがこ
れに追従できないため、スキージによる汚水の吸い込み
にバラツキが生じる。ガイド用ローラを支えるための
部材をスキージの後方部に設ける必要があるため、その
分、構造が複雑化してスキージの製造コストを高くす
る。と云った各種の問題があった。 【0006】従って本発明の技術的課題は、運転操作時
に足にぶつける心配がなく、また、汚水を吸い取った後
の床面が多少濡れていたとしても汚水の筋を残すことな
く床面の汚水をきれいに吸い取ることができ、更に、床
面のタイル目地や凹部にスキージゴムを落し込むここと
がなく、且つ、床面の凹凸にも充分に追従して汚水をき
れいに吸い取ることができると共に、全体の構成が簡単
で、而かも、ローラの交換やクリーニングと云ったメン
テナンスを容易に行えるように工夫した床面洗浄機用ス
キージ装置を提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。 【0008】回転ブラシで洗浄した後の汚水を、機体の
後部に連結したスキージが床面から吸い取って汚水タン
クに回収するように構成した床面洗浄機であって、 【0009】前後にスキージゴムを取付けた細長いカバ
ー体の内部両端側にローラ支持台を取付け、各ローラ支
持台の底面にガイド用ローラの嵌込室を下向きに凹設
し、この嵌込室の左右両側には上記ガイド用ローラのロ
ーラ軸の両端部を支持する左右の軸受溝を同じく下向き
に凹設して、左右の軸受溝と上記ローラ嵌込室の左右の
側壁との間に左右の嵌込穴を設ける一方、これ等左右の
嵌込穴には、全体が2本の脚体を連設した略二又形状を
成し、且つ、各脚体の下端部にローラ軸を両側から挟ん
だ状態で回転自在に保持する左右の軸受部を設けた軸受
体を上下方向にスライドさせることによって嵌込み引
き出し自在に構成すると共に、上記嵌込穴と軸受体の各
スライド面には、上記の軸受体をローラ支持台の底面方
向に引き出すと、左右の軸受部によるローラ軸の挾持を
開放し、また、この軸受体を嵌込穴の中に押し込むと、
略二又状の脚体を弾性に抗して両側から閉じる方向に押
圧して左右の軸受部によるローラ軸の挾持を行わせる開
閉手段を設けること。 【0010】上記手段によれば、ガイド用ローラがス
キージの内部に取付けられているため、床面洗浄機を運
転操作する人の足にぶつかる心配がなく、足元を気にせ
ずに運転することを可能にすると共に、ガイド用ローラ
は前後のスキージゴムの間に取付けられているため、こ
のローラによって床面に付いた汚水の筋は後部のスキー
ジゴムがきれいに拭って、洗浄面に汚水の跡を残す問題
を解決することができる。 【0011】更に、上記手段によれば、床面のタイル
目地や凹部にスキージゴムが落ち込むのを防止して、ス
キージゴムのハネ上がりによる反動によって汚水を飛散
させる問題を解消できると共に、ガイド用ローラとスキ
ージゴムを床面の凹凸に追従させて完全に一体化した状
態で上下動するため、スキージによる汚水の吸い込みを
安定化して、吸い込みのバラツキを無くすことができ
る。また、スキージの本体内部にガイド用ローラを取付
けるため、余分な部材が不要で製造コストを安くするこ
とを可能にする。 【0012】更に、上記の手段によれば、ガイド用ロー
ラのローラ軸を軸受体の左右の軸受部の間に下から嵌込
み、次いで、この軸受体を嵌込穴の内部に下から嵌込む
と、左右の軸受部がローラ軸を両側から挾んで回転自在
な状態に保持するため、極めて簡単な作業でローラ支持
台の底面、即ち、前後にスキージゴムを取付けたスキー
ジの内部にガイド用ローラを回転自在に取付けることが
できると共に、上記の軸受体を引いて軸受部の部分を嵌
込穴の下方、即ち、ローラ支持台の底面方向に引き出す
と、上記左右の軸受部による挾持が解かれるため、ロー
ラ軸を簡単に軸受体側から取外してガイド用ローラも一
緒にスキージ側から取外すことができ、従って、ローラ
の交換やローラ及びローラ軸のクリーニングを容易に行
うことを可能にする。 【0013】以上の如くであるから、上記手段によっ
て上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問
題点を解消することができる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下に、上述した本発明に係る床
面洗浄機用スキージ装置の実施の形態を、添付した図面
と共に詳細に説明する。 【0015】図1は本発明に係るスキージ装置が実施さ
れている床面洗浄機の内部構造を説明した斜視図であっ
て、図中、1は洗浄機の機体で、1aは運転用ハンド
ル、1bと1cは駆動輪と前輪、2はモータ2Mによっ
て回転して床面を洗浄する回転ブラシ、3と4は機体1
内に搭載した清液又は洗剤液CW用のタンクと汚水DW
用のタンク、5はポンプ5Tの作用によって取入口5a
から取入れた清液又は洗剤液CWを上記の回転ブラシ2
に供給する給液パイプを示し、更に、符号6で全体的に
示したのは本発明に係るスキージで、機体1の後部に連
結されたこのスキージ6には、吸引パイプ10の吸引口
10aを通して汚水タンク4内に作用するブロアー10
Tの吸引力が、先端口9aよりバキュームホース9を通
して及んでいて、回転ブラシ2の回転による洗浄によっ
て床面上に残った汚水を、上記のバキュームホース9を
通して汚水タンク4内に吸引回収するように構成されて
いる。 【0016】図2は本発明の全体構成を説明した平面図
であって、上述したスキージ6の上面中央には全体を略
三角形状に形成した連結板7の根端部が取付ナット7
b,7bによって固定され、また、この連結板7の先端
部7aは前述した床面洗浄機の機体1の後部底面に設け
た連結台1Tに対して、連結軸7Sを用いて旋回自在に
連結されており、従って、スキージ6は機体1の走行に
従って床面上を走行して汚水を汚水タンク4に吸引回収
すると共に、機体1が曲がると連結軸7Sを中心に旋回
して機体1の走行に追従するように構成されている。 【0017】更に、上記のスキージ6は、上述した図1
と図2、及び、図13に示した断面図の記載から明らか
な如く、断面略コ字状に形成した細長いカバー6aの内
部に、サポータ(図示省略)に押えられた状態で前後の
スキージゴム6b,6cが間隔をあけて設けられてい
て、これ等カバー6aとサポータを貫いて上記連結板7
の上面に突設した通気口8aに、上述したバキュームホ
ース9の接続口8を接続することにより、ブロアー10
Tの吸引作用をスキージ6のゴムブレード6b,6cの
間に及ぼして、ブラシ洗浄後の汚水を吸引するように構
成されている。 【0018】また、上述した各図に於いて、11,11
はスキージ6の内部両側で、且つ、前後のスキージゴム
6b,6cの間隔内に回転自在に取付けた左右のガイド
用ローラ、13,13はこれ等左右のガイド用ローラ1
1,11を取付けるためにスキージ6の左右両端部内に
取付けた左右のローラ支持台であって、左右のガイド用
ローラ11,11は前後のスキージゴム6b,6cを常
時一定圧で床面側に接触(接地)させることができる。 【0019】また、上記のローラ支持台13,13はガ
イド用ローラ11,11をワンタッチで極めて簡単に取
付けたり取外したりできる仕組に成っているが、次に、
このローラ支持台13,13を含む軸受装置(取付装
置)の構成を図面と共に説明する。 【0020】図3はガイド用ローラ11を取付ける前の
状態を示したローラ支持台13の底面図、図4はその一
部断面側面図、図5はガイド用ローラ11をローラ支持
台13側に取付けた状態を示した一部断面正面図を示し
たものであって、これ等の図面に於いて12はガイド用
ローラ11を取付けたローラ軸、11aはガイド用ロー
ラ11の両側面に凹設した環状溝である。 【0021】このローラ支持台13の底板13Tには、
上記のガイド用ローラ11を嵌込むために凹溝状に形成
した嵌込室14と、ローラ軸12の両端部を支持する左
右の軸受溝13a,13aが下向きに凹設され、また、
嵌込室14の左右両壁と左右の軸受溝13a,13aと
の各間には、後述する軸受体17を嵌込むための嵌込穴
15,15が形成されており、更に、上記嵌込室14の
左右両壁にはローラ軸12を支持する支持溝13b,1
3bが下向きに凹設されている。 【0022】14aは上記嵌込室14の天板、16,1
6は嵌込室14の内部両側に下向きに突設した左右のバ
ネ板状突片、16a,16aはこれ等左右の突片16,
16の下端部に内向きに突設した脱落防止突子で、上記
のガイド用ローラ11をこの嵌込室14内に嵌込むと、
図3に示すように左右の脱落防止突子16a,16aが
ガイド用ローラ11の左右の環状溝11a,11aの内
部に係合して、ガイド用ローラ11の脱落を防止する仕
組に成っている。 【0023】上述した左右の嵌込穴15,15に嵌込ま
れている軸受体17は、図6に示すように左右2本の脚
体17S,17Tを1本に連設した略二又状に造られて
いて、その両下端部の内側面は円弧状の軸受部17S
b,17Tbに成っており、更に、これ等円弧状軸受部
17Sb,17Tbの上側には、内側面を各円弧状軸受
部17Sb,17Tbに連続する円弧状の支持面とした
左右の軸受片17Sa,17Taが内向きに突設されて
いて、図6及び図8のように開いた状態にある左右の脚
体17S,17Tを、素材の持つ弾性に抗して図9に示
す状態に両側から押しすぼめると、上記左右の軸受片1
7Sa,17Taの円弧状支持面と軸受部17Sb,1
7Tbの円弧面が、上記ローラ軸12を支持する同径の
円形軸受部17Rを構成する仕組に成っている。 【0024】また、17Xは上述した略二又状軸受体1
7の上部に一体形成した上体部、17Sc,17Tcは
左右の脚体17S,17Tの上部外側面上に突出するよ
うにこの上体部17Xの左右の下端部に形成した抜け出
し防止ストッパー、17Sd,17Tdは上記脚体17
S,17Tの各外側面を横断するように突出形成した横
幅の長い突起、17Se,17Teは上記の各ストッパ
ー17Sc,17Tcと突起17Sd,17Tdの中間
の脚体17S,17Tの外側面に突出形成した横幅の短
い中間ストッパーを示す。 【0025】図8乃至図11は、上述した軸受体17を
嵌込穴15の内部に嵌込んでローラ軸12を支持するま
での作業工程を順番に示した一部断面側面図であって、
これ等の図面に於いて15a,15aは嵌込穴15を構
成する左右の側壁、15b,15bはこれ等側壁15
a,15aの内側面(スライド面)に縦方向に凹設した
ガイド溝で、このガイド溝15b,15bの溝幅は図1
2に示した拡大断面図の(A)と(B)に夫々示す様
に、上記横幅の長い突起17Sd,17Tdよりも狭
く、上記横幅の短い中間ストッパー17Se,17Te
よりも広くて、中間ストッパー17Se,17Teを内
部に嵌込める幅に形成され、且つ、その上端部は上記の
各図に示す如くカットされた状態、即ち、溝が無い状態
に構成されている。 【0026】以上の如く構成した軸受体17を図8に示
すように上から嵌込穴15の内部に嵌め込むと、図9の
如く左右の突起17Sd,17Tdが嵌込穴15の左右
の内壁面(スライド面)に接して略二又状の脚体17
S,17Tが内側に押しすぼめられた状態に成り、更
に、この軸受体17を図10に示すように左右のストッ
パー17Sc,17Tcが嵌込穴5の上縁口に係止する
まで深く差込むと、左右の突起17Sd,17Tdがス
ライド面から外れて中間ストッパー17Se,17Te
がガイド溝15b,15bの中に嵌め込まれるため、軸
受体17は素材自身が持つ弾発力によって脚体17S,
17Tを横方向に少し開いて、各下端部に形成した軸受
部17Sb,17Tbの間隔を左右に開き、その結果、
円形軸受部17Rの入口が少し開いてローラ軸12の嵌
込み、又は、取外しを可能にする仕組に成っている。 【0027】図11は、図10の状態に円形軸受部17
Rにローラ軸12を嵌め込んだ軸受体17を、図9に示
した位置まで押し上げた状態を示したものであって、こ
の状態では左右の突起17Sd,17Tdが嵌込穴5の
スライド面に接して左右の脚体17S,17Tが内側に
押しすぼめられるため、左右の軸受部17Sb,17T
bによって構成される円形軸受部17Rが閉じられてロ
ーラ軸12を回転自在な状態に完全に保持し、その脱落
を防止する。 【0028】また、この保持状態の時は中間ストッパー
17Se,17Teが嵌込穴15の内部から外れてその
上縁口に係止するため、軸受体17が無暗に下方に引き
出されることを防止することができる。 【0029】尚、図13は上述したローラ支持台13と
軸受体17を用いてスキージ6の前後のスキージゴム6
b,6cの間にガイド用ローラ11を取付けた状態を示
した断面図であって、この図面並びに上述した各図に於
いて、13Xは…はローラ支持台13の前後の面に外側
に向けて突設したスキージゴム6b,6c取付用の取付
子を示す。 【0030】本発明に係る床面洗浄機用スキージ装置は
以上述べた如き構成であるから、スキージ6に取付けた
ローラ支持台13にガイド用ローラ11を取付けるに当
っては、予め、各嵌込穴15,15内に嵌込まれている
軸受体17,17を図10の如く夫々下方からストッパ
ー17Sc,17Tcがその上縁に係止するまで引出し
て、各円形軸受部17R,17Rを左右に広げた状態に
する。 【0031】次いで、ガイド用ローラ11をローラ支持
台13の嵌込室14内に下から嵌込みながら、ローラ軸
12の両端側を各円形軸受部17R,17R内に同じく
図10に示すように下から嵌め込んで、更にこれを上に
押し上げる。 【0032】すると、図5並びに図11に示すようにガ
イド用ローラ11が嵌込室14内に完全に嵌込まれ、左
右の脱落防止突子16a,16aが環状溝11a,11
a内に係合してガイド用ローラ11の脱落を防止する一
方、ローラ軸12の両端部が軸受体17,17の円形軸
受部17R,17Rの内部に回転自在に保持され、且
つ、これ等左右の軸受体17,17によって保持された
ローラ軸12の前後の両端部が、夫々軸受溝13a,1
3aと支持溝13b,13bに下から嵌込まれて支持さ
れる。 【0033】この支持時には、各軸受体17,17の脚
体17S,17Tに設けた突起17Sd,17Tdが嵌
込穴15の内壁(スライド面)に当って、両脚体17
S,17Tが内側に閉じる方向に押されるため、ローラ
軸12を各軸受部17Sb,17Tbによって構成され
た円形軸受部7Rの内部に確実に保持してその脱落を防
止する一方、各軸受体17自身は、中間ストッパー17
Se,17Teを図11に示すように嵌込穴15の上縁
に係止して、下方へのスライドが防止される。 【0034】従って、ガイド用ローラ11はローラ軸1
2の両端部を夫々軸受体17と前後の軸受溝13a及び
支持溝13bに支持することによって、図13に示すよ
うに前後のスキージゴム6b,6cの間に回転自在に支
持されると共に、このガイド用ローラ11を取外す場合
には、ガイド用ローラ11を手で下方に引いて各軸受体
17,17を図11の状態から図10の状態に引き出せ
ば、円形軸受部17Rが左右に開いてローラ軸12を下
方に取外すことができるため、ガイド用ローラ11をロ
ーラ支持台13の嵌込室14から外してスキージ6から
容易に取外すことができる。 【0035】 【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る床面洗
浄機用スキージ装置によれば、ガイド用ローラをスキー
ジの内部で、且つ、前後のスキージゴムの間に取付けた
から、スキージの後方にガイド用ローラを取付けていた
従来ものに比較して、運転操作をガイド用ローラに邪魔
されずに安全に行うことができ、且つ、洗浄後の汚水を
きれいに床面から吸い取って、床面の洗浄効果を高める
ことができる。 【0036】また、本発明によれば工具類を一切使用せ
ずにガイド用ローラをワンタッチで容易に取付けたり取
外したりすることができるため、ガイド用ローラの交換
やクリーニング、或は、ローラ軸に絡まった糸クズ等の
除去も極めて簡単に行うことができるものであって、最
も汚れの激しいスキージの内部にガイド用ローラを取付
けることによって生じる各種メンテナンスの問題を、容
易に解決できる利点を備えている。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るスキージ装置を実施した床面洗浄
機の構成を説明した斜視図である。 【図2】本発明に係るスキージ装置の平面図である。 【図3】本発明で用いるローラ支持台の底面図である。 【図4】同じくガイド用ローラを取外した状態の一部断
面正面図である。 【図5】同じくガイド用ローラを取付けた状態の一部断
面正面図である。 【図6】軸受体の外観を示した斜視図である。 【図7】同じく軸受体の底面図である。 【図8】軸受体を嵌込穴に嵌込む前の状態を示した図3
のX−X線に沿った断面図である。 【図9】軸受体を嵌込穴の中に嵌込んだ状態を示した図
4のY−Y線に沿った断面図である。 【図10】嵌込穴に嵌込んだ軸受体の円形軸受部にロー
ラ軸を支持させた状態を示した一部断面正面図である。 【図11】図5に示したZ−Z線に沿った断面図であ
る。 【図12】(A)と(B)は軸受体に設けた突起及びス
トッパーと嵌込穴のスライド面との各関係を説明した拡
大断面図である。 【図13】本発明に係るスキージ装置の断面図である。 【符号の説明】 1 洗浄機の機体 2 回転ブラシ 6 スキージ 6b,6c スキージゴム 11 回転ローラ 11a 環状溝 12 ローラ軸 13 ローラ支持台 13a 軸受溝 14 嵌込室 15 嵌込穴 15b ガイド溝 16a 脱落防止突子 17 軸受体 17S,17T 二又状に形成した脚体 17Sa,17Ta 軸受片 17Sb,17Tb 軸受部 17Sc,17Tc ストッパー 17Sd,17Td 横幅の長い突起 17Se,17Te 中間ストッパー

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 回転ブラシで洗浄した後の汚水を、機体
    の後部に連結したスキージが床面から吸い取って汚水タ
    ンクに回収するように構成した床面洗浄機であって、前後にスキージゴムを取付けた細長いカバー体の内部両
    端側にローラ支持台を取付け、各ローラ支持台の底面に
    ガイド用ローラの嵌込室を下向きに凹設し、この嵌込室
    の左右両側には上記ガイド用ローラのローラ軸の両端部
    を支持する左右の軸受溝を同じく下向きに凹設して、左
    右の軸受溝と上記ローラ嵌込室の左右の側壁との間に左
    右の嵌込穴を設ける一方、これ等左右の嵌込穴には、全
    体が2本の脚体を連設した略二又形状を成し、且つ、各
    脚体の下端部にローラ軸を両側から挟んだ状態で回転自
    在に保持する左右の軸受部を設けた軸受体を、上下方向
    にスライドさせることによって嵌込み及び引き出し自在
    に構成すると共に、上記嵌込穴と軸受体の各スライド面
    には、上記の軸受体をローラ支持台の底面方向に引き出
    すと、左右の軸受部によるローラ軸の挾持を開放し、ま
    た、この軸受体を嵌込穴の中に押し込むと、略二又状の
    脚体を弾性に抗して両側から閉じる方向に押圧して左右
    の軸受部によるローラ軸の挾持を行わせる開閉手段を設
    けた ことを特徴とする床面洗浄機用スキージ装置。
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