JP3413934B2 - 感圧複写重合体 - Google Patents

感圧複写重合体

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JP3413934B2
JP3413934B2 JP05045094A JP5045094A JP3413934B2 JP 3413934 B2 JP3413934 B2 JP 3413934B2 JP 05045094 A JP05045094 A JP 05045094A JP 5045094 A JP5045094 A JP 5045094A JP 3413934 B2 JP3413934 B2 JP 3413934B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、領収書を発行する際等
に使用される感圧複写伝票や帳票等の感圧複写重合体に
係り、特に、この感圧複写重合体自体の偽造、変造やこ
の感圧複写重合体を用いて発行された領収書等の改ざん
を防止でき、しかも、これ等偽造、改ざん等がなされた
ものかどうかの判定を容易に行える感圧複写重合体の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記感圧複写伝票等の感圧複写重合体
は、一般に、筆圧等の加圧によって転移される転移性の
着色インキ層が複写領域に設けられた上側シートと、こ
の上側シートと接触可能に配置され転移される着色イン
キ層を受容して画像表示する下側シートとでその主要部
が構成されており、これ等上側シートと下側シートを重
ね合せると共に筆記具等を使用して上側シート側から加
圧することにより、その加圧部位の着色インキ層が下側
シート表面に転移されて画像表示がなされるものであ
る。
【0003】そして、この感圧複写重合体によれば、上
側シートと下側シートの双方に同一の情報が記録できる
ため、例えば、上側シートを請求書、下側シートをその
領収書として利用したり、最近においては旅行代理店等
で発行される旅券や航空券等の利用もなされている。
【0004】ところで、筆圧等の加圧によって転移され
る転移性の着色インキ層が施されたシートとしては、上
記感圧複写伝票以外にも裏カーボン紙として一般に市販
されているため、この裏カーボン紙を利用することによ
り上記下側シートに形成された記録情報の改ざん等を行
うことは可能であり、かつ、このような改ざんがなされ
たものかどうかの判定は極めて困難であった。このた
め、領収書や各種旅券等に記録された数字や日付等を改
ざんして悪用する事件が問題となっている。
【0005】そこで、このような問題を改善するため、
従来においては感圧複写重合体の上側シートや下側シー
トのデータ記入欄に細紋印刷等を施し、このような細紋
印刷が施された感圧複写重合体自体の入手を困難にさせ
て上述した偽造、変造等を防止する方法が採られてい
る。
【0006】また、最近においては転移性の着色インキ
層に赤外線吸収顔料を混合した感圧複写伝票や、転移性
の赤外線吸収インキ層と着色インキ層を施した感圧複写
伝票等が提案されている。すなわち、これ等感圧複写伝
票を使用して形成された記録画像中には赤外線吸収顔料
が含まれ、この画像が形成された下側シートに対し赤外
線を照射すると画像中の上記赤外線吸収顔料が赤外線を
吸収するため、赤外線吸収の有無により裏カーボン紙を
使用したものかどうかの判定が可能となり記録画像の改
ざん等を未然に防止できるものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
防止策において細紋印刷等を施した感圧複写重合体自体
が偽造された場合には上記改ざん等を防止できない問題
点を有していた。
【0008】また、後者の赤外線吸収顔料入り感圧複写
伝票等を利用する方法においても上記防止策として未だ
十分ではなかった。すなわち、赤外線吸収顔料入り感圧
複写伝票等の用途が拡大してその使用量が増大するにつ
れて赤外線吸収顔料入り裏カーボン紙の入手が比較的容
易になっており、この裏カーボン紙を利用して赤外線吸
収顔料入りの記録画像を改ざんすることは依然として可
能であった。
【0009】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、その課題とするところは、感圧複写伝票等
感圧複写重合体自体の偽造、変造が困難で、かつ、この
感圧複写重合体を用いて形成された記録画像の改ざんを
防止できると共に、これ等偽造、改ざん等がなされた場
合にもその有無を比較的容易に判定できる感圧複写重合
体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、加圧によって転移される転移性の着色インキ
層が複写領域に設けられた上側シートと、この上側シー
トと接触可能に配置され転移される着色インキ層を受容
して画像表示する下側シートとを備える感圧複写重合体
を前提とし、上記上側シートが、赤外線反射性の基材
と、この基材面にパターン状に設けられかつ加圧によっ
て転移されない無色若しくは略無色の赤外線吸収インキ
層と、この赤外線吸収インキ層を被覆して複写領域の全
面に亘り設けられかつ赤外線透過性を有する転移性の着
色インキ層とで構成されることを特徴とし、請求項2に
係る発明は、加圧によって転移される転移性の着色イン
キ層が複写領域に設けられた上側シートと、この上側シ
ートと接触可能に配置され転移される着色インキ層を受
容して画像表示する下側シートとを備える感圧複写重合
体を前提とし、上記上側シートが、赤外線反射性の基材
と、この基材面にパターン状に設けられかつ加圧によっ
て転移されないと共に上記有色インキ層と略同色の赤外
線吸収インキ層と、この赤外線吸収インキ層を被覆して
複写領域の全面に亘り設けられかつ赤外線透過性を有す
る転移性の着色インキ層とで構成されることを特徴とす
るものである。
【0011】そして、請求項1記載の発明に係るこの感
圧複写重合体によれば、上記上側シートにおける赤外線
反射性の基材面にパターン状の赤外線吸収インキ層を備
え、かつ、この赤外線吸収インキ層は無色若しくは略無
色で肉眼による目視が比較的困難なためそのパターンの
存在が確認され難い。
【0012】また、請求項2記載の発明に係る感圧複写
重合体によれば、上記上側シートの赤外線反射性基材面
にパターン状の赤外線吸収インキ層を備え、かつ、この
赤外線吸収インキ層はこれを被覆し複写領域の全面に亘
り設けられた着色インキ層と略同色であるため、請求項
1に係る感圧複写重合体と同様に肉眼による目視が比較
的困難となりそのパターンの存在が確認され難い。
【0013】従って、これ等感圧複写重合体自体の偽
造、変造を未然に防止することが可能となり、かつ、そ
の偽造、変造等が仮になされたとしても、感圧複写重合
体の上側シートに対しその着色インキ層側から赤外線照
射することで赤外線透過性を有する上記着色インキ層を
介し赤外線吸収インキ層のパターンが確認されるためこ
のパターンの有無によりその事実を簡便に判定すること
が可能となる。
【0014】更に、請求項1及び2記載の発明に係る感
圧複写重合体においては上側シートの赤外線反射性基材
面にパターン状の赤外線吸収インキ層を備えているた
め、このパターンを具備しない従来の加圧複写重合体に
較べ赤外線照射時における外観的付加価値の増大をも図
ることが可能である。
【0015】他方、請求項3に係る発明は、加圧によっ
て転移される転移性の着色インキ層が複写領域に設けら
れた上側シートと、この上側シートと接触可能に配置さ
れ転移される着色インキ層を受容して画像表示する下側
シートとを備える感圧複写重合体を前提とし、上記上側
シートが、赤外線反射性の基材と、この基材面にパター
ン状に設けられかつ加圧によって転移される無色若しく
は略無色の赤外線吸収インキ層と、この赤外線吸収イン
キ層を被覆して複写領域の全面に亘り設けられかつ赤外
線透過性を有する転移性の着色インキ層とで構成され、
かつ、上記下側シートの基材も赤外線反射性を有する材
料により構成されていることを特徴とし、また、請求項
4に係る発明は、加圧によって転移される転移性の着色
インキ層が複写領域に設けられた上側シートと、この上
側シートと接触可能に配置され転移される着色インキ層
を受容して画像表示する下側シートとを備える感圧複写
重合体を前提とし、上記上側シートが、赤外線反射性の
基材と、この基材面にパターン状に設けられかつ加圧に
よって転移されると共に上記着色インキ層と略同色の赤
外線吸収インキ層と、この赤外線吸収インキ層を被覆し
て複写領域の全面に亘り設けられかつ赤外線透過性を有
する転移性の着色インキ層とで構成され、かつ、上記下
側シートの基材も赤外線反射性を有する材料により構成
されていることを特徴とするものである。
【0016】そして、請求項3及び4記載の発明に係る
この感圧複写重合体おいても、請求項1及び2に係る発
明と同様に上側シートの赤外線反射性基材面に肉眼によ
る目視が困難なパターン状の赤外線吸収インキ層を具備
しているため、感圧複写重合体自体の偽造、変造を未然
に防止でき、かつ、仮になされた場合にもその判定が容
易である。
【0017】また、請求項3記載の発明に係る感圧複写
重合体においては、請求項1及び2に係る発明と相違し
て上側シートの赤外線反射性基材面に設けられた無色若
しくは略無色の赤外線吸収インキ層が加圧による転移性
を有し、また、請求項4記載の発明に係る感圧複写重合
体においても上側シートの赤外線反射性基材面に設けら
れかつ着色インキ層と略同色の赤外線吸収インキ層が加
圧による転移性を有しているため下側シートに形成され
た記録情報の改ざん防止も図れる。すなわち、上記赤外
線吸収インキ層はパターン状に設けられ複写領域の全面
に亘り設けられていないため、着色インキ層と共に下側
シートの赤外線反射性基材面へ転移される赤外線吸収イ
ンキ層もそのパターンが存在する部位に限られる。従っ
て、下側シートへ転移された着色インキ層の一部にのみ
赤外線吸収インキ層が存在することになるため、この下
側シートに対して赤外線を照射した場合、点在された赤
外線吸収インキ層による複雑なパターンが確認されるこ
とになる。このため、この複雑なパターンの有無を確認
することにより下側シートに形成された記録情報の改ざ
ん等も防止することが可能となる。更に、上記記録情報
の改ざんを行うには同一パターンの赤外線吸収インキ層
を有する感圧複写重合体を入手することが前提になるの
に対し、赤外線吸収インキ層を有するこの感圧複写重合
体自体の偽造そのものが上述したように困難なことから
上記記録情報における改ざんの可能性を著しく低減させ
ることが可能となる。
【0018】このような技術的手段において上記赤外線
吸収インキ層の主要部を構成する赤外線吸収物質として
はカーボンブラックが挙げられる。請求項5に係る発明
はこの赤外線吸収物質をカーボンブラックに特定した発
明に関する。
【0019】すなわち、請求項5に係る発明は、請求項
2又は4記載の発明に係る感圧複写重合体を前提とし、
上記赤外線吸収インキ層内に配合された赤外線吸収物質
が、カーボンブラックであることを特徴とする。
【0020】尚、赤外線吸収物質としてカーボンブラッ
クが適用された場合、上記着色インキ層を黒色に調色す
ることが必要となるが、このインキとしては赤外線透過
性を具備させることからイエローインキ、マゼンタイン
キ、シアンインキを混合して墨色に調色された混墨イン
キを適用することを要する。また、この赤外線吸収イン
キ層によるパターンとしては、文字パターン、図形パタ
ーン、網点状パターン又は細紋パターン等が適用でき、
更に、花や物語等を表現した美麗なパターンを選定して
もよい。
【0021】また、この赤外線吸収インキ層のバインダ
ーを選定するに際しては以下の点に注意すべきである。
すなわち、請求項1及び2に係る発明においては上記赤
外線吸収インキ層が加圧により転移されないようにUV
硬化型インキを選び、また、請求項3及び4に係る発明
においては加圧により赤外線吸収インキ層が転移される
ように酸化重合型インキを選ぶことが望ましい。但し、
請求項3及び4に係る発明においては、上記赤外反射性
基材と赤外線吸収インキ層との間に透明性若しくは半透
明性を有する適宜剥離層を介在させてこの赤外線吸収イ
ンキ層に転移性を付与する方法を採ってもよい。
【0022】また、上記上側シート及び下側シートを構
成する赤外反射性基材としては、赤外線を高い比率で反
射し得る材料が望ましく、例えば、赤外反射性の酸化チ
タン等が塗り込まれたペースト塩ビ等のプラスチックシ
ートや紙等が挙げられる。
【0023】ここで、上記カーボンブラックは可視領域
においても光吸収性を有しているためこのカーボンブラ
ックが適用された場合には上記着色インキ層の色調を黒
色に調整することを要した。これに対し、請求項6〜8
に係る発明は赤外線吸収物質として可視領域に吸収の少
ない無色若しくは略無色の材料を適用した発明に関す
る。
【0024】すなわち、請求項6に係る発明は、請求項
1、2、3又は4記載の発明に係る感圧複写重合体を前
提とし、上記赤外線吸収インキ層内に配合された赤外線
吸収物質が、Fe2+及び/又はCu2+を含有するガラス
系粉末材料により構成されていることを特徴とするもの
である。
【0025】より具体的に説明すると、このガラス系粉
末材料は五二酸化リン(P25)を主成分とし、酸化鉄
及び/又は酸化銅を1.0重量%以上含む粉末材料で、
より好ましくは五二酸化リンを重量%で35.0〜8
0.0%、酸化鉄及び酸化銅をそれぞれ0〜3.0%含
むガラス系粉末材料であることを特徴とする。
【0026】尚、上記ガラス系粉末材料内には必要に応
じて以下の化合物を含有していてもよい。すなわち、 Al23 2.0〜10.0重量% B23 1.0〜30.0重量% MgO 3.0〜10.0重量% ZnO 0〜 3.0重量% K2O 0〜15.0重量% BaO 0〜10.0重量% SrO 0〜 1.0重量% Ni、Co、Se 微量 また、上記粉末化されたガラス系材料より可視領域に吸
収が少なくかつ赤外線吸収能力も優れている以下のリン
酸塩系結晶粉末材料も本発明に係る赤外線吸収物質とし
て適用できる。
【0027】尚、かかる材料を適用した場合、その赤外
線吸収能力が優れているため上記赤外線吸収インキ層内
に配合される赤外線吸収物質の割合低減が図れる利点を
有している。請求項7に係る発明はこのような技術的理
由に基づきなされている。
【0028】すなわち、請求項7に係る発明は、請求項
1、2、3又は4記載の発明に係る感圧複写重合体を前
提とし、上記赤外線吸収インキ層内に配合された赤外線
吸収物質が、Fe2+及び/又はCu2+を含有しかつ五二
酸化リンを主成分とするリン酸塩系結晶粉末材料により
構成されていることを特徴とするものである。
【0029】この請求項7に係る発明において赤外線吸
収物質を構成するリン酸塩系結晶粉末はFe2+及び/又
はCu2+を20重量%以上含み五二酸化リン(P25
を主成分とする結晶粉末で、好ましくは上記五二酸化リ
ンを重量%で40〜70%、Fe2+及び/又はCu2+
それぞれ30〜70%含む結晶粉末が望ましい。
【0030】そして、このリン酸塩系結晶粉末は、上述
の組成を有するリン酸塩系の組成物についてこれを融解
しかつ結晶化させてリン酸塩系結晶を求めると共にこれ
を粉末化したものである。尚、このリン酸塩系結晶粉末
についても必要に応じて以下の化合物を含有していても
よい。
【0031】 Al23 2.0〜10.0重量% B23 1.0〜30.0重量% MgO 3.0〜10.0重量% ZnO 0〜 3.0重量% K2O 0〜15.0重量% BaO 0〜10.0重量% SrO 0〜 1.0重量% Ni、Co、Se 微量 また、請求項8に係る発明は、上記請求項7に係る発明
と同様の技術的理由に基づきなされている。
【0032】すなわち、請求項8に係る発明は、請求項
1、2、3又は4記載の発明に係る感圧複写重合体を前
提とし、上記赤外線吸収インキ層内に配合された赤外線
吸収物質が、六塩化タングステンとリン酸エステル及び
/又は亜リン酸との反応生成物により構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0033】ここで、上記請求項6〜8に係る発明にお
いて適用される赤外線吸収物質は可視領域に吸収が少な
い無色若しくは略無色であるため上記着色インキ層の色
調の違いに拘らず肉眼による目視がされ難い。従って、
請求項6〜8における上記ガラス系粉末材料及び結晶系
粉末材料等は請求項1〜4記載の発明に係る感圧複写重
合体への適用が可能である。しかし、上記赤外線吸収イ
ンキ層内に着色インキ層と色調が同一の着色顔料や染料
を配合した場合、上記ガラス系粉末材料及び結晶系粉末
材料等の肉眼による目視がより困難になると共に、請求
項5に係る発明と同様、可視領域に光吸収を有する赤外
線吸収物質の適用が可能となる。請求項9に係る発明は
このような技術的理由からなされている。
【0034】すなわち、請求項9に係る発明は、請求項
1、2、3又は4記載の発明に係る感圧複写重合体を前
提とし、上記赤外線吸収インキ層内に、赤外線吸収物質
と共にこの赤外線吸収インキ層を上記着色インキ層と略
同色に調色させる着色顔料又は染料が配合されているこ
とを特徴とするものである。
【0035】そして、この発明においては赤外線吸収イ
ンキ層と着色インキ層との色調整が行えるため可視領域
に吸収が少ない上記ガラス系粉末材料及び結晶系粉末材
料等に加えて可視領域に吸収を有する赤外線吸収物質を
も適用できる利点を有している。すなわち、赤外線吸収
性を有するシアニン系、フタロシアニン系、ジチオール
金属錯塩系、ナフトキノン系、アントラキノン系、トリ
フェニルメタン系、アミニウム系、ジインモニウム系等
の赤外線吸収性染料を適用することが可能となる。
【0036】尚、赤外線吸収インキによる上記パターン
は、例えば、半導体レーザによる波長750nm、78
0nm、810nm、830nm、905nm等のレー
ザ光を照射して可視領域の光をカットしたセンサーや赤
外カメラにより黒色下地のネガパターンとして識別され
る。
【0037】また、請求項1〜9記載の発明に係る感圧
複写重合体は、通常、上側シートと下側シートとが対と
なりこれが複数対綴じられた構造を有しているが、1対
の上側シートと下側シートとでこれを構成してもよい
し、あるいは、上側シートと下側シートとが複数組合わ
されたものを1セットとし(この場合、中間のシートは
上側シートと下側シートを兼ねることになり、かつ、1
回の筆記作業等により同一の情報を複数記録することが
可能となる)これが複数セット綴じられた構造にしても
よい。また、複数セットが綴じられた後者の感圧複写重
合体にあっては少なくともその一部の上側シートに赤外
線吸収インキ層を具備していればよい。
【0038】
【作用】請求項1記載の発明に係る感圧複写重合体によ
れば、上側シートの赤外線反射性基材面にパターン状の
赤外線吸収インキ層を備え、かつ、この赤外線吸収イン
キ層は無色若しくは略無色で肉眼による目視が比較的困
難なためそのパターンの存在が確認され難い。
【0039】また、請求項2記載の発明に係る感圧複写
重合体によれば、上側シートの赤外線反射性基材面にパ
ターン状の赤外線吸収インキ層を備え、かつ、この赤外
線吸収インキ層はこれを被覆し複写領域の全面に亘り設
けられた着色インキ層と略同色であるため、請求項1に
係る発明と同様に肉眼による目視が比較的困難となりそ
のパターンの存在が確認され難い。
【0040】従って、これ等感圧複写重合体自体の偽
造、変造を未然に防止することが可能となり、かつ、そ
の偽造、変造等が仮になされたとしても、感圧複写重合
体の上側シートに対しその着色インキ層側から赤外線照
射することで赤外線透過性を有する上記着色インキ層を
介し赤外線吸収インキ層のパターンが確認されるためこ
のパターンの有無によりその事実を簡便に判定できると
共に、パターン状の赤外線吸収インキ層を具備しない従
来の加圧複写重合体に較べ赤外線照射時における外観的
付加価値の増大をも図ることが可能である。
【0041】他方、請求項3及び4記載の発明に係る感
圧複写重合体によれば、請求項1及び2に係る発明と同
様、これ等感圧複写重合体においても上側シートの赤外
線反射性基材面に肉眼による目視が困難なパターン状の
赤外線吸収インキ層を具備しているため、感圧複写重合
体自体の偽造、変造を未然に防止でき、かつ、仮になさ
れた場合にも簡便にその判定ができると共に、赤外線照
射時における外観的付加価値の増大を図ることが可能と
なる。
【0042】また、請求項3記載の発明に係る感圧複写
重合体においては、請求項1及び2に係る発明と相違し
て上側シートの赤外線反射性基材面に設けられた無色若
しくは略無色の赤外線吸収インキ層が加圧による転移性
を有し、また、請求項4記載の発明に係る感圧複写重合
体においても上側シートの赤外線反射性基材面に設けら
れかつ着色インキ層と略同色の赤外線吸収インキ層が加
圧による転移性を有しているため下側シートに形成され
た記録情報の改ざん防止も図れる。すなわち、上記赤外
線吸収インキ層はパターン状に設けられ複写領域の全面
に亘り設けられていないため、着色インキ層と共に下側
シートの赤外線反射性基材面へ転移される赤外線吸収イ
ンキ層もそのパターンが存在する部位に限られる。従っ
て、下側シートへ転移された着色インキ層の一部にのみ
赤外線吸収インキ層が存在することになるため、この下
側シートに対して赤外線を照射した場合、点在された赤
外線吸収インキ層による複雑なパターンが確認されるこ
とになる。このため、この複雑なパターンの有無を確認
することにより下側シートに形成された記録情報の改ざ
ん等も防止することが可能となる。更に、上記記録情報
の改ざんを行うには同一パターンの赤外線吸収インキ層
を有する感圧複写重合体を入手することが前提になるの
に対し、赤外線吸収インキ層を有するこの感圧複写重合
体自体の偽造そのものが上述のように困難なことから上
記記録情報における改ざんの可能性を著しく低減させる
ことが可能となる。
【0043】次に、請求項5記載の発明に係る感圧複写
重合体によれば、赤外線吸収インキ層内に配合された赤
外線吸収物質が、カーボンブラックであることから、着
色インキ層にイエローインキ、マゼンタインキ、シアン
インキの混色インキを適用することにより請求項2又は
4記載の発明に係る感圧複写重合体を構成させることが
可能となる。
【0044】また、請求項6、7及び8記載の発明に係
る感圧複写重合体によれば、赤外線吸収インキ層内に配
合される赤外線吸収物質がFe2+及び/又はCu2+を含
有するガラス系粉末材料、又は、Fe2+及び/又はCu
2+を含有しかつ五二酸化リンを主成分とするリン酸塩系
結晶粉末材料、あるいは、六塩化タングステンとリン酸
エステル及び/又は亜リン酸との反応生成物により構成
されている。そして、これ等赤外線吸収物質は可視領域
に吸収が少なく無色若しくは略無色であり、転移性の上
記着色インキ層との色調の違いに拘らず肉眼による目視
がされ難いため、請求項1〜4記載の発明に係る感圧複
写重合体を構成させることが可能となる。
【0045】更に、請求項9記載の発明に係る感圧複写
重合体によれば、赤外線吸収インキ層内に、赤外線吸収
物質と共にこの赤外線吸収インキ層を転移性の上記着色
インキ層と略同色に調色させる着色顔料又は染料が配合
されているため、可視領域に吸収が少ない請求項6〜8
に係るガラス系粉末材料及び結晶系粉末材料等に加えて
可視領域に吸収を有する赤外線吸収物質をも適用するこ
とが可能となる。
【0046】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0047】[実施例1]まず、この実施例に係る感圧
複写伝票は、図1に示すように上側シート1とこの上側
シート1と接触可能に配置された下側シート2とでその
主要部が構成されている。また、上側シート1は、酸化
チタンが分散された紙製基材11と、この基材11の複
写領域の全面に一様に設けられ下記組成のワックスより
成る透明性の剥離層12と、この剥離層12上に線画パ
ターン状(図2参照)に印刷され下記組成の赤外線吸収
インキより成る黒色の赤外線吸収インキ層13と、イエ
ローインキ、マゼンタインキ、シアンインキを混合して
墨色に調整したインキが適用され上記赤外線吸収インキ
層13を被覆し複写領域の全面に亘り一様に印刷された
着色インキ層14とでその主要部が構成されている。ま
た、上記下側シート2も酸化チタンが分散された紙製基
材にて構成されている。
【0048】 [ワックスの組成] 「Petrolite」WB-7(ペトロライト社製商品名) 14重量部 パラフィンワックス(融点74℃) 36重量部 100SUS 鉱物油(ペトロライト社製商品名) 50重量部 [赤外線吸収インキの組成] 「Petrolite」WB-7(ペトロライト社製商品名) 10重量部 パラフィンワックス(融点74℃) 25重量部 100SUS 鉱物油(ペトロライト社製商品名) 35重量部 カーボンブラック(赤外線吸収物質) 30重量部 尚、上記上側シート1と下側シート2とは、その側縁に
設けられた綴じ代aで綴じ合わされており、下側シート
2は上記綴じ代近くにミシン目bを備えこのミシン目b
から切断できるように構成されている。
【0049】そして、この感圧複写伝票の上側シート1
に対しその着色インキ層14側から780nmの光を照
射し、その反射光を図4に示された分光特性を有する赤
外透過フィルター(HOYA社製 商品名RT−76)
が取付けられたIRスコープで見たところ黒色下地に広
告用の線画ネガパターンが浮かび上がった。
【0050】次に、この感圧複写伝票の上側シート1上
からその複写領域にボールペンを使用して「1、2、
3」の数字を記入した。そして、ミシン目bから下側シ
ート2を切断し、この下側シート2表面に形成された数
字を観察したところ色むらのない「1、2、3」の数字
が記入されていた。
【0051】また、数字が記入された下側シート2に対
し780nmの光を照射してその反射光を上記IRスコ
ープで見たところ、図3に示すように数字14’の一部
に形成された複雑な線状パターン13’が確認された。
【0052】そして、複雑なこの線状パターン13’の
有無により従来のものとの区別がつき、かつ、この実施
例に係る感圧複写伝票を適用しない限り同一のパターン
を形成することは困難であった。
【0053】[実施例2]まず、以下の組成を有するリ
ン酸塩系組成物について融解しかつこれを結晶化させて
リン酸塩系結晶化合物を求めた。
【0054】[リン酸塩系組成物] P25 50.0重量% CuO 49.5重量% ZnO 0.5重量% 尚、この化合物について銅の管球を用いてX線回折を行
ったところ、回折角(2θ)=28.14、30.0
7、30.34、44.01に強いピークが表れ、結晶
化されていることが確認されている。
【0055】また、図5はこの化合物の適用波長に対す
る透過率を示しこの化合物は赤外吸収性を有しているこ
とが確認されている。
【0056】そして、カーボンブラックに代えこのリン
酸塩系結晶化合物を赤外線吸収物質として適用して赤外
線吸収インキを調製し、この赤外線吸収インキを用いて
実施例1と略同一構造の感圧複写伝票を作製した。
【0057】尚、この感圧複写伝票は実施例1と略同一
の特性を有しており、かつ、下側シートに形成された数
字を肉眼で観察しても上記赤外線吸収インキによる線状
パターンは目視できなかった。
【0058】[実施例3]モノブチルフォスフェートと
ジブチルフォスフェートの混合物124重量部と、六塩
化タングステン(WCl6 )60重量部との反応生成物
を赤外線吸収物質として適用した点を除き実施例2に係
る感圧複写伝票と略同一であり、かつ、実施例2と同様
の結果が得られた。
【0059】
【発明の効果】請求項1、2及び5に係る発明によれ
ば、感圧複写重合体自体の偽造、変造を未然に防止で
き、かつ、その偽造、変造が仮になされたとしても上側
シートに対しその着色インキ層側から赤外線照射するこ
とで着色インキ層を介し赤外線吸収インキ層のパターン
が確認されるためこのパターンの有無により偽造、変造
の事実を簡便に判定できると共に、パターン状の赤外線
吸収インキ層を具備しない従来の加圧複写重合体に較べ
赤外線照射時における外観的付加価値の増大をも図れる
効果を有している。
【0060】他方、請求項3、4及び5に係る発明によ
れば、請求1〜2に係る発明の効果に加えて、下側シー
トへ転移された着色インキ層の一部にのみ赤外線吸収イ
ンキ層が点在することになることから、この下側シート
に対して赤外線を照射した場合、点在された赤外線吸収
インキ層による複雑なパターンが確認されるため記録情
報の改ざん等を防止することができ、かつ、上記記録情
報の改ざんを行うには同一パターンの赤外線吸収インキ
層を有する感圧複写重合体を入手することが前提となる
ため記録情報における改ざんの可能性を著しく低減でき
る効果を有している。
【0061】また、請求項6、7及び8に係る発明によ
れば、可視領域に吸収が少ない無色若しくは略無色の赤
外線吸収物質が適用されており、この赤外線吸収物質は
転移性の着色インキ層との色調の違いに拘らず肉眼によ
る目視がされ難いため、請求項1〜4に係る感圧複写重
合体を構成できる効果を有している。また、請求項6、
7及び8に係るガラス系粉末材料及び結晶系粉末材料等
は従来の蛍光物質に較べて入手が極端に困難なため、請
求項1〜4に係る感圧複写重合体の偽造、変造をより完
全に防止できる効果を有している。
【0062】更に、請求項9に係る発明によれば、赤外
線吸収インキ層内に、赤外線吸収物質と共にこの赤外線
吸収インキ層を転移性の上記着色インキ層と略同色に調
色させる着色顔料又は染料が配合されているため、可視
領域に吸収が少ない請求項6〜8に係るガラス系粉末材
料及び結晶系粉末材料等に加えて可視領域に吸収を有す
る赤外線吸収物質をも適用できる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る感圧複写伝票の断面説明図。
【図2】実施例1に係る上側シートの平面説明図。
【図3】実施例1に係る記入済みの下側シートの平面説
明図。
【図4】実施例1において適用された赤外透過フィルタ
ーの分光特性を示すグラフ図。
【図5】実施例2において適用されたリン酸塩系結晶化
合物の適用波長に対する透過率を示すグラフ図。
【符号の説明】
1 上側シート 2 下側シート 11 紙製基材 12 剥離層 13 赤外線吸収インキ層 14 着色インキ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 1/20 B41M 5/03

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧によって転移される転移性の着色イン
    キ層が複写領域に設けられた上側シートと、この上側シ
    ートと接触可能に配置され転移される着色インキ層を受
    容して画像表示する下側シートとを備える感圧複写重合
    体において、 上記上側シートが、赤外線反射性の基材と、この基材面
    にパターン状に設けられかつ加圧によって転移されない
    無色若しくは略無色の赤外線吸収インキ層と、この赤外
    線吸収インキ層を被覆して複写領域の全面に亘り設けら
    れかつ赤外線透過性を有する転移性の着色インキ層とで
    構成されることを特徴とする感圧複写重合体。
  2. 【請求項2】加圧によって転移される転移性の着色イン
    キ層が複写領域に設けられた上側シートと、この上側シ
    ートと接触可能に配置され転移される着色インキ層を受
    容して画像表示する下側シートとを備える感圧複写重合
    体において、 上記上側シートが、赤外線反射性の基材と、この基材面
    にパターン状に設けられかつ加圧によって転移されない
    と共に上記有色インキ層と略同色の赤外線吸収インキ層
    と、この赤外線吸収インキ層を被覆して複写領域の全面
    に亘り設けられかつ赤外線透過性を有する転移性の着色
    インキ層とで構成されることを特徴とする感圧複写重合
    体。
  3. 【請求項3】加圧によって転移される転移性の着色イン
    キ層が複写領域に設けられた上側シートと、この上側シ
    ートと接触可能に配置され転移される着色インキ層を受
    容して画像表示する下側シートとを備える感圧複写重合
    体において、 上記上側シートが、赤外線反射性の基材と、この基材面
    にパターン状に設けられかつ加圧によって転移される無
    色若しくは略無色の赤外線吸収インキ層と、この赤外線
    吸収インキ層を被覆して複写領域の全面に亘り設けられ
    かつ赤外線透過性を有する転移性の着色インキ層とで構
    成され、かつ、上記下側シートの基材も赤外線反射性を
    有する材料により構成されていることを特徴とする感圧
    複写重合体。
  4. 【請求項4】加圧によって転移される転移性の着色イン
    キ層が複写領域に設けられた上側シートと、この上側シ
    ートと接触可能に配置され転移される着色インキ層を受
    容して画像表示する下側シートとを備える感圧複写重合
    体において、 上記上側シートが、赤外線反射性の基材と、この基材面
    にパターン状に設けられかつ加圧によって転移されると
    共に上記着色インキ層と略同色の赤外線吸収インキ層
    と、この赤外線吸収インキ層を被覆して複写領域の全面
    に亘り設けられかつ赤外線透過性を有する転移性の着色
    インキ層とで構成され、かつ、上記下側シートの基材も
    赤外線反射性を有する材料により構成されていることを
    特徴とする感圧複写重合体。
  5. 【請求項5】上記赤外線吸収インキ層内に配合された赤
    外線吸収物質が、カーボンブラックであることを特徴と
    する請求項2又は4記載の感圧複写重合体。
  6. 【請求項6】上記赤外線吸収インキ層内に配合された赤
    外線吸収物質が、Fe2+及び/又はCu2+を含有するガ
    ラス系粉末材料により構成されていることを特徴とする
    請求項1、2、3又は4記載の感圧複写重合体。
  7. 【請求項7】上記赤外線吸収インキ層内に配合された赤
    外線吸収物質が、Fe2+及び/又はCu2+を含有し、か
    つ、五二酸化リンを主成分とするリン酸塩系結晶粉末材
    料により構成されていることを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載の感圧複写重合体。
  8. 【請求項8】上記赤外線吸収インキ層内に配合された赤
    外線吸収物質が、六塩化タングステンとリン酸エステル
    及び/又は亜リン酸との反応生成物により構成されてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の感圧
    複写重合体。
  9. 【請求項9】上記赤外線吸収インキ層内に、赤外線吸収
    物質と共にこの赤外線吸収インキ層を上記着色インキ層
    と略同色に調色させる着色顔料又は染料が配合されてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の感圧
    複写重合体。
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