JP3413681B2 - 布製サイロ - Google Patents

布製サイロ

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JP3413681B2 JP19258894A JP19258894A JP3413681B2 JP 3413681 B2 JP3413681 B2 JP 3413681B2 JP 19258894 A JP19258894 A JP 19258894A JP 19258894 A JP19258894 A JP 19258894A JP 3413681 B2 JP3413681 B2 JP 3413681B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は布製サイロにおいて合
理的空気量で、粉粒体を円滑、かつ均等量宛排出させる
ことを目的とした布製サイロに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来知られている布製サイロは、上部筒
の下端へ、複数枚に分割された布片(例えば5枚)を縫
着して下方へ断面円弧状に膨出させ、最下部へ排出口を
設けると共に、各布片のほゞ中央高さに、空気吹込口を
設けた粉粒体の揺動型排出装置が知られていた(特開昭
63−66019号)。 【0003】 【発明により解決すべき課題】前記従来の布製サイロに
よれば、下部が断面円弧状に膨出させてある為に、粉粒
体の内容量の多寡によつてサイロの形状が変形し、デッ
ドスペースが生じ易くて粉粒体の排出が円滑にできない
おそれがあつた。そこで容量に比して大型のブロアーを
必要とするのみならず、周壁からの送風を不均一にして
いるが不均一の送風量は却つて粉粒体の流動を不均一に
して流動抵抗を増加させるので、風量を更に増加させな
ければならないなどの問題点があつた。 【0004】またエア送入部毎に独立した袋状としてい
る為に複数のエアスライドに順次全風量を送入しなけれ
ばならない問題点があった。 【0005】 【課題を解決する為の手段】この発明は、布製サイロを
漏斗状エアスライド部について、エアスライド部を全連
通し、エアスライド部の勾配、エアスライドの通気性布
に使用している布の通気量、空気吹込み口の位置、空気
吹込み口の形状、エアスライドの通気性布面積に対する
空気吹込み量を特定することにより前記従来の問題点を
解決したのである。 【0006】即ちこの発明の粉体の排出は、容量1〜5
0mである漏斗状の布製サイロの下側に設けられたエ
アスライドにエアスライドの通気性布全面積に対して1
00〜300cm/cm/minの空気量を吹き込
むことにより布製サイロからの粉粒体排出している。 【0007】この発明は、四枚の布により周壁を形成
し、頂部を通気布で閉塞し、下部にはエアスライド部を
設けた漏斗状の布製サイロにおいて、上部四周に支持部
を設け、エアスライド部は下部の各面にエアホースの連
結管を固定し、該連結管は先端を閉鎖して、通気布と
本体不通気布との全周共通の間隙に突出させるととも
に、該突出部側壁には連通孔を設けて構成し、また該布
製サイロの下部漏斗状部は水平線に対し、30度以上に
傾斜させるとともに、該連結管の固定位置は、垂直方向
サイロ下部から通気性布の全面積の1/4〜1/6の
面積に相当する高さで漏斗状部の中央部の位置の不通気
に設けことを特徴とする布製サイロである。 【0008】またエアスライド用通気性布の通気量が1
基準点として該布に、500mmaqの空気圧をかけた
場合、100〜300cm3 /cm2 /minとなる布
を用いることを特徴としたものである。 【0009】容量が1m3 以下であれば実用性がなく、
50m3 以上であると布の材質が耐えられないので、容
量は1m3 〜50m3 とした。 【0010】前記通気量を100cm3 /cm2 /mi
nより少なくすると粉粒体の流動性が不十分となり、3
00cm3 /cm2 /minを越えても粉粒体の流動性
を更に向上することができないのみならず、空気過多に
よる悪影響を生じるおそれがある。従つて100〜30
0cm3 /cm2 /minが使用範囲であるが、好まし
くは150〜250cm3 /cm2 /minである。 【0011】通気量が500mmAqで100〜300
cm3 /cm2 /minの通気性の布をエアスライド部
に使用することが望ましい。 【0012】100以下の通気性の布を使用した場合、
エアスライド部のエアの通りが悪く、高圧ブロアーを使
用することが必要となり、本件の思想に反する。又この
ような高圧ブロアーを使用すれば、サイロ本体の布に余
分の負荷がかかり破損し易くなるので良くない。 【0013】300以上で有れば、布面の抜け易い箇所
から局部的にエアが抜け、エアスライド全体による粉粒
体の流動化が落ちてしまうので良くない。 【0014】サイロの漏斗状部に連結した連結管の位置
は垂直方向でサイロ下部より通気性布の面積の1/4〜
1/6の高さで漏斗状部の中央部に設置することが要件
である。該位置より離れた位置に設置するとエアスライ
ドによる粉粒体の流動化が減少するので、粉粒体が排出
しにくくなるので良くない。 【0015】 【作用】この発明の装置によればエアホースの連結管を
空隙内へ突出させ、突出部側壁へ連通孔を設けたので、
エアの拡散を容易にすると共に、4箇所より圧入する空
気が均等に拡散し、通気性布から適切な空気量がエアス
ライドの非通気性布と、通気性布とをおしひらいて拡散
し、ついでサイロ内へ各所、均等に吹き込むことができ
る。従つて排出前の粉粒体にはエアが均等に混入し、粉
粒体の流動化が促進されることになる。 【0016】また上下1枚布を採用してサイロを構成し
たので、中間に上下縫着部がなく、粉粒体の重量による
縫着部の破綻を生じるおそれはない。 【0017】また空気の吹込位置を、通気性布の全面積
の1/4〜1/6の高さで漏斗状部の中央部の位置とし
たので、粉粒体の排出初期には、排出口付近の粉粒体が
流動化し、ついでエアスライド全面を流動化していくこ
とができる。 【0018】 【実施例1】布巾2400mm、全高3600mm、容
量5トン、エアスライド布面積3.5m2 の布製サイロ
において、エアスライドに使用した布は、200mma
qの空気圧をかけた場合に、90cm3 /cm2 /mi
n、500mmaqの空気圧をかけた場合に180cm
3 /cm2 /min、1000mmaqの空気圧をかけ
た場合に330cm3 /cm2 /minの様な空気圧に
対する通過空気量のカーブを描く材質である(図5)。 【0019】又前記布製サイロは、4枚の布よりなり平
面方形であつてそのホッパー部の勾配は、最も緩やかな
稜線で水平面に対し35度ありエアスライドのエア吹込
口は、布製サイロの1つの面について1ヶ所で、計4ヶ
所とした。 【0020】前記エア吹込み口は各面のエアスライド中
央部で上下方向はエアスライドの布面積の比として4.
1:1の高さとした。 【0021】前記布製サイロに小麦粉5トンを投入し、
24時間経過後、粉体層がエアスライド面から1200
mm〜2400mmある状態で、4ヶ所のエア吹込み口
から同時に3.5m3 /minの空気量を吹込んだ所、
小麦粉はブリッジを発生することなくスムーズに全量排
出された。この場合の排出量は布サイロの排出口に接続
されているロータリーフィーダーで規制して1000k
g/hであつたが排出量を変化させても排出状態は何れ
も円滑であつた。前記は小麦粉についての実施例である
が使用粉粒体の性質布製サイロの容量などにより空気量
その他の吹込み条件が異なることは勿論である。然し乍
ら布製サイロの漏斗状部の傾斜角度及び形状並びにエア
吹込み口の位置はほゞ一定である。 【0022】 【試験例】図4において、直径500mmの水平に張つ
たエアスライド布の下部に風圧をかけて布内に空気を吹
込み前記エアスライド布の中心に小麦粉その他澱粉類を
少量(毎分500g)宛衝撃を与えないように落し、全
量1Kgを落し終えた時に出来る山形の底面積と高さを
測定した(円錐形)。 【0023】前記の結果各種粉粒体に関し好適な風圧
(各a、b、c、d、ef)が判明した。 【0024】従って、前記各粉粒体毎に、前記各風圧
a、b、c、d、e、fの如く粉粒体の流動化時点の安
息角が30度以下になることを目途にして風圧を選定す
れば良好なエアスライドを期待することができる。 【0025】 【実施例2】布製サイロ1を形成する上下を1枚とした
4枚の布1a、1b、1c、1dの縦縁を縫着して横断
面方形の漏斗状とし、下端部に排出口2と粉粒体輸送管
3を連設し、頂部に通気性の頂布4で閉塞する。前記各
構成布1a、1b、1c、1dの上端には筒状部を形成
し、該部へ架台5の支持杆6、6を挿通する。 【0026】前記各布の漏斗状部側壁(従って4面)の
内側にはエアスライド部7を設ける。該漏斗状部の側壁
を水平に対して30度以上に傾斜させる。実施例によれ
ば図3に示すように漏斗状部は45度に傾斜させてあ
る。前記エアスライド部7は図3中点線図示内側となっ
ており当該エアスライド部7の面積の下から1/4の付
近の高さで、かつエアスライド布面に対し垂直方向で中
央位置にエアホース8を連結する。エアホース8、8は
布製サイロ1の側壁を貫通した連結管9の外端に連結さ
れ、連結管9の内端は塞板10で閉塞し、側壁へ通気孔
11、11を設けてある。前記側壁布1a等の内面には
不通気性を目的として布に軟質の塩化ビニールを塗布し
たターポリンシート13が層着され、該部に同形のエア
スライド布14(通気性布)を重ねて周囲を縫着するこ
とにより空隙12を形成したものである。図中15は摩
耗防止布、16は連結管9の取付鍔、17は点検窓、1
8はレベル計の取付具、19は粉粒体投入口、20は必
要時に設けるエア排出筒取付具である。前記実施例にお
いて、ホース8から矢示21のようにエアスライド内外
の圧力差が500mmaqのとき150cm3 /cm2
/minの空気を吹き込むと、通気孔11、11から矢
示22のように空隙12に入りついでエアスライド布1
4から矢示23のように布製サイロ1内へ吹き込まれエ
アスライドによる流動化効果が働きその流動性を良好に
する。 【0027】従って粉粒体は矢示24のように排出口か
ら円滑に排出される。尚実施例の排出口の縫製部には補
強布25が設けてある。 【0028】 【発明の効果】即ちこの発明によれば布製サイロの漏斗
状下側壁にエアスライド部を設け好適量の空気を吹き込
むようにしたので、合理的かつ経済的に粉粒体内に適度
の空気を侵透させ、円滑な排出を可能とした効果があ
る。 【0029】然して上下一枚布としたので、粉粒体の重
量が加えられても、横縫目が破裂するおそれなく、十分
の強度を保つことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施装置の斜視図。 【図2】同じく一部断面拡大図。 【図3】同じくエアスライド部を示す正面図。 【図4】粉粒体の種類別好適風圧の実験例を示す説明
図。 【図5】エアスライド布の空気圧−通過空気量グラフ 【符号の説明】 1 布製サイロ 2 排出部 3 粉粒体輸送管 4 頂布 5 架台 6 支持杆 7 エアスライド部 8 ホース 9 連結管 10 塞板 11 通気孔 12 空隙 13 ターポリンシート 14 エアスライド布 15 摩耗防止布 16 連結管の取付鍔 17 点検窓 18 レベル計取付具 19 粉粒体投入口 20 エア排出管取付具 25 補強布
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−66019(JP,A) 特開 平6−144483(JP,A) 特開 平6−115590(JP,A) 実開 昭57−49157(JP,U) 実開 平6−32334(JP,U) 実開 昭55−6270(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 88/00 - 90/66 B60P 1/00 - 1/64 B65D 30/00 - 33/38 B65G 53/00 - 53/28 B65G 53/32 - 53/66 B65G 69/00 - 69/28

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 四枚の布により周壁を形成し、頂部を通
    気布で閉塞し、下部にはエアスライド部を設けた漏斗状
    の布製サイロにおいて、上部四周に支持部を設け、エア
    スライド部は下部の各面にエアホースの連結管を固定
    し、該連結管は先端を閉鎖して、通気布と本体不通気
    布との全周共通の間隙に突出させるとともに、該突出部
    側壁には連通孔を設けて構成し、また該布製サイロの下
    部漏斗状部は水平線に対し、30度以上に傾斜させると
    ともに、該連結管の固定位置は垂直方向でサイロ下部か
    ら通気性布の全面積の1/4〜1/6の面積に相当する
    高さで漏斗状部の中央部の位置の不通気布に設けこと
    を特徴とする布製サイロ。
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