JP3413321B2 - ロール紙収納装置 - Google Patents
ロール紙収納装置Info
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- JP3413321B2 JP3413321B2 JP05732296A JP5732296A JP3413321B2 JP 3413321 B2 JP3413321 B2 JP 3413321B2 JP 05732296 A JP05732296 A JP 05732296A JP 5732296 A JP5732296 A JP 5732296A JP 3413321 B2 JP3413321 B2 JP 3413321B2
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- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール紙を使用す
る印字装置等に設けられるロール紙収納装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種のロール紙収納装置は、例えばロ
ール紙を印字媒体とするプリンタの印字媒体収納部に設
けられ、このロール紙収納装置に収納したロール紙の先
端を取出して印字部へ搬送して印字を行い、所定の長さ
でカットして排出するようになっている。 【0003】このようなロール紙収納装置1は、図3に
示すように印刷を行うロール紙を収納するロール紙収納
部2、このロール紙収納部2に連設した予備ロール紙収
納部3、これらロール紙収納部2及び予備ロール紙収納
部3の側面となる対向した一対の側板4、ロール紙収納
部2の底部を構成し、ロール紙収納装置1の下流側に設
けられた図示しない印字部へ向けて、ロール紙収納装置
1に収納されたロール紙の先端を図中矢印方向へ送出す
搬送ベルト5、ロール紙収納部2に収納されたロール紙
の外径に沿ってその上部から前方へ延出してロール紙を
覆う曲板6を備える。 【0004】また、ロール紙収納装置1は、ロール紙収
納部2にあるロール紙がなくなった場合に、予備ロール
紙収納部3の底部と、ロール紙収納部2及び予備ロール
紙収納部3の間とを揺動して、予備ロール紙収納部3に
収納した予備ロール紙をロール紙収納部2側に案内する
揺動板8を備える。 【0005】この揺動板8は、その基端部が側板4に枢
支され、ロール紙収納部2側へ付勢バネ9によって付勢
されている。また、揺動板8には、その中間部を支持し
上記搬送ベルト5の上流側端部を基端として揺動する揺
動板案内板11が設けられている。 【0006】この揺動板案内板11は、通常は付勢バネ
9の付勢力に抗して揺動板8を予備ロール紙収納部3の
底に位置させ、予備ロール紙をロール紙収納部2側にセ
ットするときには、付勢バネ9の付勢力を解放して揺動
板8を起立させる。これにより、予備ロール紙は、予備
ロール紙収納部3からロール紙収納部2へ転がり込んで
セットされる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなロ
ール紙収納装置においては、予備ロール紙をロール紙収
納部2側にセットするときには、図3に示すように予備
ロール紙収納部3の底に水平に位置している揺動板8を
ロール紙収納部2及び予備ロール紙収納部3との間に起
立させるようにしているため、この揺動板8が起立した
状態で、誤って予備ロール紙12を予備ロール紙収納部
3に挿入してしまった場合、予備ロール紙収納部3には
底部がない状態であるため、また背板も設けていないた
め、予備ロール紙12がこのロール紙収納装置の下方又
は後方の他の機構部(図示しない)へ転げ落ちてしま
い。それを取出すのが非常に困難であるという問題があ
った。そこで、本発明は、予備ロール紙の収納部からの
転げ落ちを防止することができるロール紙収納装置を提
供しようとするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、印字を行う印
字部へ給紙して使用するロール紙を収納するロール紙収
容部と、このロール紙収容部に連通し、予備のロール紙
を収納する予備ロール紙収納部と、この予備ロール紙収
納部に設けられた背板と、予備ロール紙収納部及びロー
ル紙収納部の間と予備ロール紙収納部の底部との間を起
倒可能に設けられた予備ロール紙収納部の底板と、この
底板の表面に突出して設けられ、底板が水平状態にある
ときに予備ロール紙収納部に挿入された予備のロール紙
をロール紙収納部へ転がらないように止めておく掛止突
起と、前記底板の背面から突出して設けられ、その底板
が起立状態にあるときに予備ロール紙収納部に挿入され
た予備のロール紙を前記背板の上端部とともに支持する
予備ロール紙ストッパとを備えたものである。 【0009】このような構成の本発明においては、底板
が起立状態にあって予備ロール紙収納部の底がない状態
にあるときに、誤って予備ロール紙収納部に予備ロール
紙を挿入しようとした場合であっても、この底板の背面
から突出して設けられた予備ロール紙ストッパと背板の
上端部とでその予備ロール紙が支持される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 【0011】図1は、本発明にかかるロール紙収納装置
21の構成図で、一点鎖線で示した一対の側板22の間
の構成を示している。ロール紙収納装置21は、印刷等
を行うロール紙を収納するロール紙収納部24、及びこ
のロール紙収納部24に連設し、予備ロール紙23を収
納する予備ロール紙収納部25を備える。 【0012】上記ロール紙収納部24は、側面を構成す
る一対の側板22、ロール紙収納部24の底部から上流
側へ延出して設けられた搬送ベルト26、及びロール紙
収納部24に収納されたロール紙の外径に沿ってその上
部から前方へ延出してロール紙を覆う曲板27で囲まれ
た空間部にロール紙を収納できるようになっている。上
記搬送ベルト26は、ロール紙収納装置1の下流側に設
けられた図示しない印字部へ向けて図中矢印方向へロー
ル紙の先端を送出すものであり、ロール紙収納部24の
底部を構成し搬送ベルト26の開口部側上方へやや傾斜
して設けられた底部ベルト26aとこの底部ベルト26
aの下流側に連設し下流側へ向けて上方へ斜行して設け
られた送出ベルト26bとから構成される。 【0013】この搬送ベルト26によりロール紙収納装
置1外へ送り出されたロール紙の先端は、ロール紙収納
装置1の下流側に設けられた図示しない搬送ローラ等で
挟持される。その後、これら搬送ローラ等により印字部
へ給紙が行われる。 【0014】このロール紙収納部24の後部は開口して
おり、上記予備ロール紙収納部25に連通している。こ
の予備ロール紙収納部25の底部には、底板としての揺
動板28が設けられている。この揺動板28は、その基
端部がロール紙収納部24の開口部の下側近傍で上記搬
送ベルト26の底部ベルト26aに対向した位置で側板
22に枢支され、予備ロール紙収納部25の底部とロー
ル紙収納部24の開口部との間を上下方向に揺動自在
(起倒自在)となっている。 【0015】また、揺動板28には、その中間部を支持
し上記底部ベルト26aの上流側端部を基端として揺動
する揺動板案内板30が設けられている。この揺動板案
内板30の先端側部には、ガイド突起30aが設けら
れ、揺動板28の側面部に形成された長孔28a及び側
板22に形成されたガイド溝22aに挿入され、側板2
2から外側へ突出している。 【0016】また、このガイド突起30aには、揺動板
28を起立させる方向へ付勢する付勢バネ29(図中2
点鎖線で示している)の一端が取付けられている。この
付勢バネ29は、側板22の外側に設けられ、その他端
は側板22の上方でロール紙収納部24側に取付けられ
ている。 【0017】上記揺動板28の長孔28aは、揺動板2
8の側面に沿って形成されている。これにより、揺動板
28は揺動板案内板30の動作に応じて揺動する。具体
的には、揺動板案内板30を下方に回動すると、付勢バ
ネ29の付勢力に抗して揺動板28も下方に動く。逆に
揺動板案内板30を上方に回動すると、付勢バネ29の
付勢力が解放され揺動板28も上方に動く。 【0018】また、上記側板22のガイド溝22aは、
その下端部及び上端部で揺動板28の揺動範囲を制限す
るものである。すなわち、揺動板案内板30のガイド突
起30aがガイド溝22aの下端部に位置する場合は、
上記揺動板28は前記予備ロール紙収納部25の底部に
位置し、しかも底部ベルト26aとほぼ同一傾斜面で繋
がるように傾斜した状態となる。また、揺動板案内板3
0のガイド突起30aがガイド溝22aの上端部に位置
する場合は、上記揺動板28は前記ロール紙収納部24
の開口部を塞ぐように起立した状態となる。 【0019】上記揺動板28の背面の上部には、その背
面から突出した予備ロール紙ストッパ28bが設けられ
ている。この予備ロール紙ストッパ28bは、図2に示
すように揺動板28が起立した状態のときに、誤って予
備ロール紙35を予備ロール紙収納部25に挿入しよう
としたときに、その予備ロール紙35を支持するもので
ある。具体的には、予備ロール紙収納部25の後部に背
板31を上方に突出すように設け、この背板31と予備
ロール紙ストッパ28bとで予備ロール紙35を支持す
る。従って、この予備ロール紙ストッパ28bの揺動板
28背面からの突出し長さは、予備ロール紙35を背板
31とで支持できる程度となるように形成する。 【0020】また、予備ロール紙35を支持できれば、
その形状は問わないが、予備ロール紙35の表面が傷付
かないように予備ロール紙35との当接部は曲面となる
ように形成するのが好ましい。 【0021】上記ロール紙収納部24の開口部下方に
は、図1に示すように予備ロール紙収納部25に収納し
た予備ロール紙23がロール紙収納部24へ転がらない
ように止めておく掛止突起32が設けられている。掛止
突起32は、揺動板28が予備ロール紙収納部25の底
部に位置しているときに、揺動板28の上表面から出入
自在に構成されている。すなわち、掛止突起32は、上
記ロール紙収納部24にまだロール紙が残っているとき
には揺動板28の上表面から突出し、上記ロール紙収納
部24のロール紙がなくなって予備ロール紙23をセッ
トするときには揺動板28の表面から沈下するようにな
っている。なお、図2においては説明の都合上、掛止突
起32を省略している。 【0022】このような構成の本発明の実施の形態にお
いては、通常、揺動板28は予備ロール紙収納部25の
底部に位置している。このとき、ロール紙収納部24に
ロール紙がセットされている場合、さらにロール紙を予
備ロール紙収納部25の上方から挿入すると、そのロー
ル紙は図1に示すように予備ロール紙23として予備ロ
ール紙収納部25に収納される。この状態では、掛止突
起32が揺動板28の上表面から突出している。従っ
て、その予備ロール紙23をロール紙収納部24に移動
しない。 【0023】この状態で、ロール紙収納部24のロール
紙がなくなった場合、予備ロール紙23がロール紙収納
部24へセットされる。すなわち、掛止突起32が揺動
板28の表面から沈下するとともに、図2に示すように
揺動板案内板30を可動させて揺動板28を起立させ
る。すると、予備ロール紙23は揺動板28を転がり、
ロール紙収納部24へセットされる。 【0024】このとき、予備ロール紙35をセットしよ
うとして、誤って予備ロール紙35を予備ロール紙収納
部25の上方開口部から挿入しようとすると、揺動板2
8の背面上部の予備ロール紙ストッパ28bと背板31
の先端部とで予備ロール紙23が支持される。このた
め、予備ロール紙35がロール紙収納装置21の下方又
は後方の他の機構部(図示しない)へ転げ落ちることを
防止できる。 【0025】 【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、予
備ロール紙の収納部からの転げ落ちを防止することがで
きるロール紙収納装置を提供できるものである。
る印字装置等に設けられるロール紙収納装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種のロール紙収納装置は、例えばロ
ール紙を印字媒体とするプリンタの印字媒体収納部に設
けられ、このロール紙収納装置に収納したロール紙の先
端を取出して印字部へ搬送して印字を行い、所定の長さ
でカットして排出するようになっている。 【0003】このようなロール紙収納装置1は、図3に
示すように印刷を行うロール紙を収納するロール紙収納
部2、このロール紙収納部2に連設した予備ロール紙収
納部3、これらロール紙収納部2及び予備ロール紙収納
部3の側面となる対向した一対の側板4、ロール紙収納
部2の底部を構成し、ロール紙収納装置1の下流側に設
けられた図示しない印字部へ向けて、ロール紙収納装置
1に収納されたロール紙の先端を図中矢印方向へ送出す
搬送ベルト5、ロール紙収納部2に収納されたロール紙
の外径に沿ってその上部から前方へ延出してロール紙を
覆う曲板6を備える。 【0004】また、ロール紙収納装置1は、ロール紙収
納部2にあるロール紙がなくなった場合に、予備ロール
紙収納部3の底部と、ロール紙収納部2及び予備ロール
紙収納部3の間とを揺動して、予備ロール紙収納部3に
収納した予備ロール紙をロール紙収納部2側に案内する
揺動板8を備える。 【0005】この揺動板8は、その基端部が側板4に枢
支され、ロール紙収納部2側へ付勢バネ9によって付勢
されている。また、揺動板8には、その中間部を支持し
上記搬送ベルト5の上流側端部を基端として揺動する揺
動板案内板11が設けられている。 【0006】この揺動板案内板11は、通常は付勢バネ
9の付勢力に抗して揺動板8を予備ロール紙収納部3の
底に位置させ、予備ロール紙をロール紙収納部2側にセ
ットするときには、付勢バネ9の付勢力を解放して揺動
板8を起立させる。これにより、予備ロール紙は、予備
ロール紙収納部3からロール紙収納部2へ転がり込んで
セットされる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなロ
ール紙収納装置においては、予備ロール紙をロール紙収
納部2側にセットするときには、図3に示すように予備
ロール紙収納部3の底に水平に位置している揺動板8を
ロール紙収納部2及び予備ロール紙収納部3との間に起
立させるようにしているため、この揺動板8が起立した
状態で、誤って予備ロール紙12を予備ロール紙収納部
3に挿入してしまった場合、予備ロール紙収納部3には
底部がない状態であるため、また背板も設けていないた
め、予備ロール紙12がこのロール紙収納装置の下方又
は後方の他の機構部(図示しない)へ転げ落ちてしま
い。それを取出すのが非常に困難であるという問題があ
った。そこで、本発明は、予備ロール紙の収納部からの
転げ落ちを防止することができるロール紙収納装置を提
供しようとするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、印字を行う印
字部へ給紙して使用するロール紙を収納するロール紙収
容部と、このロール紙収容部に連通し、予備のロール紙
を収納する予備ロール紙収納部と、この予備ロール紙収
納部に設けられた背板と、予備ロール紙収納部及びロー
ル紙収納部の間と予備ロール紙収納部の底部との間を起
倒可能に設けられた予備ロール紙収納部の底板と、この
底板の表面に突出して設けられ、底板が水平状態にある
ときに予備ロール紙収納部に挿入された予備のロール紙
をロール紙収納部へ転がらないように止めておく掛止突
起と、前記底板の背面から突出して設けられ、その底板
が起立状態にあるときに予備ロール紙収納部に挿入され
た予備のロール紙を前記背板の上端部とともに支持する
予備ロール紙ストッパとを備えたものである。 【0009】このような構成の本発明においては、底板
が起立状態にあって予備ロール紙収納部の底がない状態
にあるときに、誤って予備ロール紙収納部に予備ロール
紙を挿入しようとした場合であっても、この底板の背面
から突出して設けられた予備ロール紙ストッパと背板の
上端部とでその予備ロール紙が支持される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 【0011】図1は、本発明にかかるロール紙収納装置
21の構成図で、一点鎖線で示した一対の側板22の間
の構成を示している。ロール紙収納装置21は、印刷等
を行うロール紙を収納するロール紙収納部24、及びこ
のロール紙収納部24に連設し、予備ロール紙23を収
納する予備ロール紙収納部25を備える。 【0012】上記ロール紙収納部24は、側面を構成す
る一対の側板22、ロール紙収納部24の底部から上流
側へ延出して設けられた搬送ベルト26、及びロール紙
収納部24に収納されたロール紙の外径に沿ってその上
部から前方へ延出してロール紙を覆う曲板27で囲まれ
た空間部にロール紙を収納できるようになっている。上
記搬送ベルト26は、ロール紙収納装置1の下流側に設
けられた図示しない印字部へ向けて図中矢印方向へロー
ル紙の先端を送出すものであり、ロール紙収納部24の
底部を構成し搬送ベルト26の開口部側上方へやや傾斜
して設けられた底部ベルト26aとこの底部ベルト26
aの下流側に連設し下流側へ向けて上方へ斜行して設け
られた送出ベルト26bとから構成される。 【0013】この搬送ベルト26によりロール紙収納装
置1外へ送り出されたロール紙の先端は、ロール紙収納
装置1の下流側に設けられた図示しない搬送ローラ等で
挟持される。その後、これら搬送ローラ等により印字部
へ給紙が行われる。 【0014】このロール紙収納部24の後部は開口して
おり、上記予備ロール紙収納部25に連通している。こ
の予備ロール紙収納部25の底部には、底板としての揺
動板28が設けられている。この揺動板28は、その基
端部がロール紙収納部24の開口部の下側近傍で上記搬
送ベルト26の底部ベルト26aに対向した位置で側板
22に枢支され、予備ロール紙収納部25の底部とロー
ル紙収納部24の開口部との間を上下方向に揺動自在
(起倒自在)となっている。 【0015】また、揺動板28には、その中間部を支持
し上記底部ベルト26aの上流側端部を基端として揺動
する揺動板案内板30が設けられている。この揺動板案
内板30の先端側部には、ガイド突起30aが設けら
れ、揺動板28の側面部に形成された長孔28a及び側
板22に形成されたガイド溝22aに挿入され、側板2
2から外側へ突出している。 【0016】また、このガイド突起30aには、揺動板
28を起立させる方向へ付勢する付勢バネ29(図中2
点鎖線で示している)の一端が取付けられている。この
付勢バネ29は、側板22の外側に設けられ、その他端
は側板22の上方でロール紙収納部24側に取付けられ
ている。 【0017】上記揺動板28の長孔28aは、揺動板2
8の側面に沿って形成されている。これにより、揺動板
28は揺動板案内板30の動作に応じて揺動する。具体
的には、揺動板案内板30を下方に回動すると、付勢バ
ネ29の付勢力に抗して揺動板28も下方に動く。逆に
揺動板案内板30を上方に回動すると、付勢バネ29の
付勢力が解放され揺動板28も上方に動く。 【0018】また、上記側板22のガイド溝22aは、
その下端部及び上端部で揺動板28の揺動範囲を制限す
るものである。すなわち、揺動板案内板30のガイド突
起30aがガイド溝22aの下端部に位置する場合は、
上記揺動板28は前記予備ロール紙収納部25の底部に
位置し、しかも底部ベルト26aとほぼ同一傾斜面で繋
がるように傾斜した状態となる。また、揺動板案内板3
0のガイド突起30aがガイド溝22aの上端部に位置
する場合は、上記揺動板28は前記ロール紙収納部24
の開口部を塞ぐように起立した状態となる。 【0019】上記揺動板28の背面の上部には、その背
面から突出した予備ロール紙ストッパ28bが設けられ
ている。この予備ロール紙ストッパ28bは、図2に示
すように揺動板28が起立した状態のときに、誤って予
備ロール紙35を予備ロール紙収納部25に挿入しよう
としたときに、その予備ロール紙35を支持するもので
ある。具体的には、予備ロール紙収納部25の後部に背
板31を上方に突出すように設け、この背板31と予備
ロール紙ストッパ28bとで予備ロール紙35を支持す
る。従って、この予備ロール紙ストッパ28bの揺動板
28背面からの突出し長さは、予備ロール紙35を背板
31とで支持できる程度となるように形成する。 【0020】また、予備ロール紙35を支持できれば、
その形状は問わないが、予備ロール紙35の表面が傷付
かないように予備ロール紙35との当接部は曲面となる
ように形成するのが好ましい。 【0021】上記ロール紙収納部24の開口部下方に
は、図1に示すように予備ロール紙収納部25に収納し
た予備ロール紙23がロール紙収納部24へ転がらない
ように止めておく掛止突起32が設けられている。掛止
突起32は、揺動板28が予備ロール紙収納部25の底
部に位置しているときに、揺動板28の上表面から出入
自在に構成されている。すなわち、掛止突起32は、上
記ロール紙収納部24にまだロール紙が残っているとき
には揺動板28の上表面から突出し、上記ロール紙収納
部24のロール紙がなくなって予備ロール紙23をセッ
トするときには揺動板28の表面から沈下するようにな
っている。なお、図2においては説明の都合上、掛止突
起32を省略している。 【0022】このような構成の本発明の実施の形態にお
いては、通常、揺動板28は予備ロール紙収納部25の
底部に位置している。このとき、ロール紙収納部24に
ロール紙がセットされている場合、さらにロール紙を予
備ロール紙収納部25の上方から挿入すると、そのロー
ル紙は図1に示すように予備ロール紙23として予備ロ
ール紙収納部25に収納される。この状態では、掛止突
起32が揺動板28の上表面から突出している。従っ
て、その予備ロール紙23をロール紙収納部24に移動
しない。 【0023】この状態で、ロール紙収納部24のロール
紙がなくなった場合、予備ロール紙23がロール紙収納
部24へセットされる。すなわち、掛止突起32が揺動
板28の表面から沈下するとともに、図2に示すように
揺動板案内板30を可動させて揺動板28を起立させ
る。すると、予備ロール紙23は揺動板28を転がり、
ロール紙収納部24へセットされる。 【0024】このとき、予備ロール紙35をセットしよ
うとして、誤って予備ロール紙35を予備ロール紙収納
部25の上方開口部から挿入しようとすると、揺動板2
8の背面上部の予備ロール紙ストッパ28bと背板31
の先端部とで予備ロール紙23が支持される。このた
め、予備ロール紙35がロール紙収納装置21の下方又
は後方の他の機構部(図示しない)へ転げ落ちることを
防止できる。 【0025】 【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、予
備ロール紙の収納部からの転げ落ちを防止することがで
きるロール紙収納装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるロール紙収納装置
の構成を説明する図。 【図2】同実施例における作用を説明する図。 【図3】従来のロール紙収納装置の構成を説明する図。 【符号の説明】 21…ロール紙収納装置 23,35…ロール紙又は予備ロール紙 24…ロール紙収納部 25…予備ロール紙収納部 28…揺動板(底板) 28b…予備ロール紙ストッパ
の構成を説明する図。 【図2】同実施例における作用を説明する図。 【図3】従来のロール紙収納装置の構成を説明する図。 【符号の説明】 21…ロール紙収納装置 23,35…ロール紙又は予備ロール紙 24…ロール紙収納部 25…予備ロール紙収納部 28…揺動板(底板) 28b…予備ロール紙ストッパ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 印字を行う印字部へ給紙して使用するロ
ール紙を収納するロール紙収容部と、このロール紙収容
部に連通し、予備のロール紙を収納する予備ロール紙収
納部と、この予備ロール紙収納部に設けられた背板と、
前記予備ロール紙収納部及び前記ロール紙収納部の間と
前記予備ロール紙収納部の底部との間を起倒可能に設け
られた前記予備ロール紙収納部の底板と、この底板の表
面に突出して設けられ、前記底板が水平状態にあるとき
に前記予備ロール紙収納部に挿入された予備のロール紙
をロール紙収納部へ転がらないように止めておく掛止突
起と、前記底板の背面から突出して設けられ、その底板
が起立状態にあるときに前記予備ロール紙収納部に挿入
された予備のロール紙を前記背板の上端部とともに支持
する予備ロール紙ストッパとを備えたことを特徴とする
ロール紙収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05732296A JP3413321B2 (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ロール紙収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05732296A JP3413321B2 (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ロール紙収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09249340A JPH09249340A (ja) | 1997-09-22 |
JP3413321B2 true JP3413321B2 (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=13052353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05732296A Expired - Fee Related JP3413321B2 (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ロール紙収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3413321B2 (ja) |
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JP6570420B2 (ja) * | 2015-10-30 | 2019-09-04 | シチズン時計株式会社 | ロール紙の装填機構及びプリンタ |
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1996
- 1996-03-14 JP JP05732296A patent/JP3413321B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09249340A (ja) | 1997-09-22 |
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