JP3413082B2 - 液体噴射ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

液体噴射ヘッドおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体噴射(以下、
「インクジェット」という)記録方式に用いる記録液
(インク)小滴を発生するためのインクジェット記録ヘ
ッド、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、記録時にお
ける騒音の発生が無視し得る程度に極めて小さいという
点、また高速記録が可能であり、しかもいわゆる普通紙
に定着可能で、特別な処理を必要とせずに記録が行える
という点で、ここ数年急速に普及しつつある。
【0003】インクジェット記録ヘッドの中で、インク
吐出エネルギー発生素子が形成された基体に対して、垂
直方向にインク液滴が吐出するものを「サイドシュータ
型記録ヘッド」と称し、本発明は、この種のサイドシュ
ータ型記録ヘッドの構造に関するものである。
【0004】特開平4−10940号公報、特開平4−
10941号公報、特開平4−10942号公報に記載
のインクジェット記録ヘッド(図5)は、発熱抵抗体を
加熱することにより生成した気泡を外気と連通させるこ
とにより、インク液滴を吐出させることを特徴とする。
これらの記録ヘッドにおいては、従来のサイドシュータ
型ヘッドの製造方法(例えば特開昭62−234941
号明細書)では困難であったインク吐出エネルギー発生
素子とオリフィス間の距離を短くすることおよび小液滴
記録を容易に達成することができ、近年の高精細記録へ
の要求に答えることが可能である。これらの発明によっ
て製造されたインクジェット記録ヘッドでは、図9
(a)〜(d)に示すように、溶解可能な樹脂層3をイ
ンク流路となるパターンに形成した基板上に、オリフィ
スプレートとなる被覆樹脂層5'をスピンコートなどに
より塗布するため、被覆樹脂層5'が溶解可能な樹脂層
3の段差パターンに沿って形成されてしまい、オリフィ
スプレートの膜厚に厚い部分と薄い部分とのばらつきが
生じる。このような構造からなる記録ヘッドを使用した
場合には、オリフィスプレートの膜厚の薄い部分での信
頼性が悪くなり記録ヘッドの寿命を低下させる。更に、
インク吐出エネルギー発生のための発熱抵抗体1とオリ
フィス面との距離によってインクの吐出量が決定される
ので高精細記録の有力な手段の一つである小液滴記録を
安定的に行うことは、非常に困難となる。
【0005】前記問題点を解決する手段として、本出願
人は、オリフィスプレートを平坦に形成する目的で、溶
解可能な樹脂層で、インク流路パターンの外周部に土台
となるパターンを形成する手法を考案し、先に特許出願
した。この発明では図5(c)に示すように、溶解可能
な樹脂層で形成する土台パターン4と、この土台部4を
除去するための貫通口パターン8を同一寸法幅に形成し
ていた。しかしながら図5(c)のV部、図5(d)の
VI部の模式拡大図である図6(a),(b)および図7
(a),(b)に示すように、溶解可能な樹脂層で形成
する土台4と、オリフィスプレートを形成する被覆樹脂
層5とのパターニング精度にずれが生じた際に、微小突
起部10ができる。この微小突起部は、土台部4の除去
を含む、インクジェット記録ヘッドが完成するまでの全
ての工程、およびインクジェット記録ヘッドとしての使
用を繰り返している期間中に、クラックによってゴミ発
生の原因となる。ここでいう「パターニング精度」と
は、パターン形成幅のばらつきや、パターン形成時の位
置合わせ精度などを含むものである。インクジェット記
録ヘッド内にゴミが発生した場合には、ゴミはインク液
の流れとともに移動し、インク流路内、またはインク吐
出口部に詰まり、インク液滴が記録紙上によれて飛ぶこ
とによる印字ムラや、インク液滴が全く飛ばない不吐出
に至る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の諸点に
鑑み先願の改良のために成されたものであって、ゴミの
発生が少なく、信頼性の高い、サイドシューター型イン
クジェット記録ヘッドおよびその製造方法を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は次のようである。 1.発熱体を有する基板面に対して垂直方向にインクを
液滴として吐出する液体噴射ヘッドにおいて、前記基板
上に、溶解可能な樹脂層よりなるインク流路用パターン
と共に、前記インク流路用パターン上に形成されるオリ
フィスプレートとなる被覆樹脂層を平坦にするための土
台となる前記溶解可能な樹脂層よりなる土台用パターン
形成し、前記インク流路用パターンおよび前記土台用
パターンを覆い、その表面が平坦な前記被覆樹脂層を
成した後に、前記インク流路用パターンおよび前記土台
用パターンをすべて除去してなり、かつ 前記土台用パタ
ーンを除去するための前記被覆樹脂層に設けられた貫通
口が、前記土台の大きさよりも5μm以上大きいか、ま
たは5μm以上小さく形成されていることを特徴とする
液体噴射ヘッド。
【0008】2.下記工程 (1)発熱抵抗体が形成された基板上に、インク流路と
なる溶解可能な樹脂層よりなるインク流路用パターン
該インク流路用パターン上にオリフィスプレートと
なる被覆樹脂層を平坦に形成するための土台となる前記
溶解可能な樹脂層よりなる土台用パターンとを形成する
工程、 (2)前記インク流路用パターンおよび前記土台用パタ
ーンを覆い、その表面が平坦な前記被覆樹脂層を形成す
る工程、 (3)前記被覆樹脂層に、インク吐出口を形成する工
程、 (4)前記被覆樹脂層に、前記土台用パターンを除去す
るための貫通口を、前記土台の大きさよりも5μm以上
大きいか、5μm以上小さく形成する工程、 (5)前記基板にインク供給口を形成する工程、および (6)前記溶解可能な樹脂層を溶解除去する工程を少な
くとも含むことを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方
法。
【0009】3.工程(3)および(4)を同時に行う
ことを特徴とする上記2に記載の液体噴射ヘッドの製造
方法。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明に
係る実施態様例を詳細に説明する。
【0011】図1(a)〜(d)および図3(a)〜
(d)は、本発明による液体噴射記録ヘッドの基本的な
製造工程を示すための模式的断面図である。
【0012】図1および図3の(a)に示される基板2
上に発熱抵抗体(電気熱変換素子)等のインク吐出エネ
ルギー発生素子1を所望の個数配置する。次いでインク
吐出エネルギー発生素子1を含む基板2上に、溶解可能
な樹脂層でインク流路となるパターン3、および土台と
なるパターン4を形成する。溶解可能な樹脂層は、例え
ばドライフィルムのラミネート、レジストのスピンコー
ト等による塗布の後、例えば紫外線、Deep−UV光
による露光・現像などによりパターン形成すればよい。
【0013】具体的な例としては、ポリメチルイソプロ
ペニルケトン(東京応化工業(株)社製ODUR−10
10)をスピンコートにより塗布、乾燥した後、Dee
p−UV光により露光、現像することによりパターン形
成する。
【0014】次に前記溶解可能な樹脂層3および4上に
図1および図3の(b)に示すように被覆樹脂層5をス
ピンコート等により形成する。この際、被覆樹脂層5
は、溶解可能な樹脂層からなる土台部4が形成されてい
ることにより、インク流路部3の上面は平坦に形成可能
である。さらにこの被覆樹脂層5にインク吐出口6を形
成する(図1および図3の(c))。前記溶解可能な樹
脂層からなる土台部4を除去するための貫通口パターン
8も同時または異時に同じ手法により形成する。ここで
前記貫通口パターン8の大きさは前記溶解可能な樹脂層
からなる土台部4のパターンよりも充分大きく(図1)
またはかなり小さく(図3)形成することにより、前記
貫通口8のパターニング精度にかなりのずれが生じて
も、ゴミの原因となり得る前述の図6、7に示した微小
突起部10は発生しない。ここに、"充分大きく"およ
び"かなり小さく"とは、前記貫通口8のパターンを土台
部と同等にしたときにおこりうる樹脂層溶解除去後の貫
通口内壁の微小突起をさけるのに充分な程度の大きさを
いい、5μm以上、より好ましくは10μm以上"大き
く"および"小さく"なっていればよい。インク吐出口6
および貫通口8の形成は、例えば紫外線、Deep−U
V光などの露光により、形成可能である。より具体的に
は、ネガ型レジストをスピンコートにより塗布、乾燥
後、紫外線によりパターン露光、現像することで形成す
る。
【0015】次に基板2にインク供給口7を設ける。こ
のインク供給口7は、基板を化学的にエッチングするこ
とにより形成する。例えば基板2としてSi基板を用
い、KOH、NaOH、TMAHなどの強アルカリ溶液
による異方性エッチングにより形成する(図1,3の
(d))。より具体的な例としては、結晶方位が<11
0>のSi基板上に形成した熱酸化膜をパターニング
し、このSi基板を80℃に加熱温調したTMAH22
%溶液で十数時間エッチングすることにより、インク供
給口7を形成する。
【0016】インク供給口の形成はインク流路パターン
および土台部となるパターンの形成(図1,3の
(a))、またはインク吐出口の形成(図1,3の
(c))前に行うことも可能である。
【0017】続いて図1,3の(d)に示すように、溶
解可能な樹脂層3および4を、インク吐出口6、インク
供給口7および樹脂層除去のための貫通口8から溶出さ
せることにより、インク流路および発泡室が形成され
る。溶解可能な樹脂層3および4の除去の方法は、De
ep−UV光による全面露光を行った後、現像、乾燥を
行えばよく、必要があれば現像の際、超音波浸漬すれば
十分である。
【0018】ここで溶解可能な樹脂層除去のために貫通
口8を設けず、土台部4を除去せずに残す場合も考えら
れるが、この場合、前述のODUR−1010は熱変形
温度が110℃であるため、これ以降の硬化工程中など
でのこの温度を超える加熱によりオリフィスプレート部
を変形、破損する可能性が高い。したがって、本構成に
おける溶解可能な樹脂層よりなる土台部の除去工程は必
須である。
【0019】以上の工程によりノズル部が作製された基
板2を、ダイシングソーなどにより分離切断、チップ化
し、そして発熱抵抗体1を駆動するための電気的接合
(図示せず)を行った後、インク供給のためのチップタ
ンク部材を接続して、インクジェット記録ヘッドが完成
する。
【0020】このような本発明に係る構造により、ゴミ
の発生による印字品位の低下が極めて少なく、信頼性の
高い、小液滴記録が安定的に可能なインクジェット記録
ヘッドを提供することが可能となる。
【0021】本発明はインクジェット記録ヘッドの中で
もバブルジェット方式の記録ヘッドに適用すると優れた
効果をもたらし、特に先に引用した特開平4−1094
0号公報、特開平4−10941号公報、特開平4−1
0942号公報に記載の方法の記録ヘッドに最適であ
る。これら各公報は、インク吐出エネルギー発生素子
(電気熱変換素子)に、記録情報に対応した駆動信号を
印加し、電気熱変換素子にインクの核沸騰を越える急激
な温度上昇を与える熱エネルギーを発生させ、インク内
に気泡を形成させ、この気泡を外気と連通させてインク
液滴を吐出させるものである。これらの方法では、小イ
ンク液滴(50pl以下)の吐出が可能であり、且つヒ
ータ前方のインク液を吐出させるため、インク液滴の体
積や速度が温度の影響を受けず安定化し、高品位な画像
を得ることができる。
【0022】本発明は、記録紙の全幅にわたり同時に記
録ができるフルラインタイプの記録ヘッドとして、さら
には記録ヘッドを一体的に、あるいは複数個組み合わせ
たカラー記録ヘッドにも有効である。
【0023】
【実施例】以下に本発明を実施例によってさらに説明す
るが、これら実施例は本発明を限定するものではない。
【0024】実施例1 実施例1においては、図2および図8(a),(b)に
示す構成のインクジェット記録ヘッドを、前述の図1
(a)〜(d)に示した手順に従って作製した。この
時、図8(b)のA−A’断面を示したものが図2であ
る。なお、図2の土台部4のYは100μm幅、貫通口
8のXは150μm幅で形成した。作製したインクジェ
ット記録ヘッドにより、純水/ジエチレングリコール/
イソプロピルアルコール酢酸リチウム/黒色染料フード
ブラック2=79.4/15/3/0.1/2.5から
なるインク液を用いて、吐出周波数f=15kHzで印
字記録を行ったところ、非常に高品位な印字が得られ
た。
【0025】さらにこの記録ヘッドを長期間にわたって
使用した場合を想定して、60℃のインク雰囲気中に3
ヶ月間保存試験を行った後の記録ヘッドを用いf=15
kHzで印字記録を行った結果、吐出特性に対する悪影
響は全く見られず、良好な印字記録を得ることができ
た。
【0026】一方、従来例に示したインクジェット記録
ヘッドにより同様のインク液を用いてf=15kHzで
印字記録を行ったところ、記録媒体に対してインク液が
まっすぐ飛ばずにヨレによるスジや、設計値通りのイン
ク吐出量が飛翔しないことによるカスレが一部のノズル
で発生し、低品位な印字記録となった。
【0027】実施例2 実施例2においては、図4および図8(a),(b)に
示す構成のインクジェット記録ヘッドを、前述の図3
(a)〜(d)に示した手順に従って作製した。この
時、図8(b)のA−A’断面を示したものが図4であ
る。なお、図4の土台部4のYは120μm幅、貫通口
8のXは70μm幅で形成した。作製したインクジェッ
ト記録ヘッドにより、純水/ジエチレングリコール/イ
ソプロピルアルコール酢酸リチウム/黒色染料フードブ
ラック2=79.4/15/3/0.1/2.5からな
るインク液を用いて、吐出周波数f=15kHzで印字
記録を行ったところ、非常に高品位な印字が得られた。
さらにこの記録ヘッドを長期間にわたって使用した場合
を想定して、60℃のインク中に3ヶ月間保存試験を行
った後の記録ヘッドを用いf=15kHzで印字記録を
行った結果、吐出特性に対する悪影響は全く見られず、
良好な印字記録を得ることができた。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下のような効果を挙げることができる。即ち、ゴミの
発生による印字品位の低下が極めて少なく、信頼性の高
い、小液滴記録が安定的に可能なインクジェット記録ヘ
ッドを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体噴射記録ヘッドの基本的な製造工
程の一例を示す模式的断面図である。
【図2】図1に示す本発明の液体噴射記録ヘッドの特徴
部分を説明する模式的断面図である。
【図3】本発明の液体噴射記録ヘッドの基本的な製造工
程の他の例を示す模式的断面図である。
【図4】図3に示す本発明の液体噴射記録ヘッドの特徴
部分を説明する模式的断面図である。
【図5】従来の液体噴射記録ヘッドの製造工程の一例を
示す模式的断面図である。
【図6】図5に示す従来の液体噴射記録ヘッドの問題点
の一例を説明する模式的断面図である。
【図7】図5に示す従来の液体噴射記録ヘッドの問題点
の他の例を説明する模式的断面図である。
【図8】本発明の液体噴射記録ヘッドの基本的な態様を
示す模式的平面図である。
【図9】従来の液体噴射記録ヘッドの製造工程の他の例
を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 インク吐出エネルギー発生素子 2 基板 3 溶解可能な樹脂層(インク流路部) 4 溶解可能な樹脂層(土台部) 5,5’ 被覆樹脂層(オリフィスプレート) 6 インク吐出口 7 インク供給口 8 溶解可能な樹脂層除去のための貫通口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/05 B41J 2/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体を有する基板面に対して垂直方向
    インクを液滴として吐出する液体噴射ヘッドにおい
    て、 前記基板上に、溶解可能な樹脂層よりなるインク流路用
    パターンと共に、前記インク流路用パターン上に形成さ
    れるオリフィスプレートとなる被覆樹脂層を平坦にする
    ための土台となる前記溶解可能な樹脂層よりなる土台用
    パターンを形成し、前記インク流路用パターンおよび
    記土台用パターンを覆い、その表面が平坦な前記被覆樹
    脂層を形成した後に、前記インク流路用パターンおよび
    前記土台用パターンをすべて除去してなり、かつ 前記土台用パターンを 除去するための前記被覆樹脂層に
    設けられた貫通口が、前記土台の大きさよりも5μm以
    上大きく形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッ
  2. 【請求項2】 発熱体を有する基板面に対して垂直方
    向にインクを液滴として吐出する液体噴射ヘッドにおい
    て、 前記基板上に、溶解可能な樹脂層よりなるインク流路用
    パターンと共に、前記インク流路用パターン上に形成さ
    れオリフィスプレートとなる被覆樹脂層を平坦にするた
    めの土台となる前記溶解可能な樹脂層よりなる土台用パ
    ターンを形成し、前記インク流路用パターンおよび前記
    土台用パターン上に平坦な前記被覆樹脂層を形成した後
    に、前記インク流路用パターンおよび前記土台用パター
    ンをすべて除去してなり、かつ 前記土台用パターンを 除去するための前記被覆樹脂層に
    設けられた貫通口が、前記土台の大きさよりも5μm以
    上小さく形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッ
  3. 【請求項3】 下記工程 (1)発熱抵抗体が形成された基板上に、インク流路と
    なる溶解可能な樹脂層よりなるインク流路用パターン
    該インク流路用パターン上にオリフィスプレートと
    なる被覆樹脂層を平坦に形成するための土台となる前記
    溶解可能な樹脂層よりなる土台用パターンとを形成する
    工程、 (2)前記インク流路用パターンおよび前記土台用パタ
    ーンを覆い、その表面が平坦な前記被覆樹脂層を形成す
    る工程、 (3)前記被覆樹脂層に、インク吐出口を形成する工
    程、 (4)前記被覆樹脂層に、前記土台用パターンを除去す
    るための貫通口を、前記土台の大きさよりも5μm以上
    大きく形成する工程、 (5)前記基板にインク供給口を形成する工程、および (6)前記溶解可能な樹脂層を溶解除去する工程を少な
    くとも含むことを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 下記工程 (1)発熱抵抗体が形成された基板上に、インク流路と
    なる溶解可能な樹脂層よりなるインク流路用パターン
    該インク流路用パターン上にオリフィスプレートと
    なる被覆樹脂層を平坦に形成するための土台となる前記
    溶解可能な樹脂層よりなる土台用パターンとを形成する
    工程、 (2)前記インク流路用パターンおよび前記土台用パタ
    ーン上に、平坦な前記被覆樹脂層を形成する工程、 (3)前記被覆樹脂層に、インク吐出口を形成する工
    程、 (4)前記被覆樹脂層に、前記土台用パターンを除去す
    るための貫通口を、前記土台の大きさよりも5μm以上
    小さく形成する工程、 (5)前記基板にインク供給口を形成する工程、および (6)前記溶解可能な樹脂層を溶解除去する工程を少な
    くとも含むことを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 工程(3)および(4)を同時に行うこ
    とを特徴とする請求項3または4に記載の液体噴射ヘッ
    ドの製造方法。
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