JP3412880B2 - ポインティングデバイス - Google Patents

ポインティングデバイス

Info

Publication number
JP3412880B2
JP3412880B2 JP27698393A JP27698393A JP3412880B2 JP 3412880 B2 JP3412880 B2 JP 3412880B2 JP 27698393 A JP27698393 A JP 27698393A JP 27698393 A JP27698393 A JP 27698393A JP 3412880 B2 JP3412880 B2 JP 3412880B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
cursor
piezoelectric element
pointing device
movement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27698393A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07129316A (ja
Inventor
厚臣 犬飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP27698393A priority Critical patent/JP3412880B2/ja
Priority to US08/333,838 priority patent/US5748180A/en
Publication of JPH07129316A publication Critical patent/JPH07129316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3412880B2 publication Critical patent/JP3412880B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0338Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of limited linear or angular displacement of an operating part of the device from a neutral position, e.g. isotonic or isometric joysticks
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/038Control and interface arrangements therefor, e.g. drivers or device-embedded control circuitry
    • G06F3/0383Signal control means within the pointing device

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータやワード
プロセッサ等に接続されてディスプレイ上のカーソルを
移動制御するポインティングデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にコンピュータやワードプロ
セッサ等にデータを入力する手段としては、キーボード
やマウス等が用いられているが、特にディスプレイ装置
に表示されるカーソルを移動させることによりデータを
入力するものとして、マウスをはじめ、トラックボー
ル、タブレット等の、いわゆるポインティングデバイス
が、その用途に応じて用いられいる。
【0003】ところで、近年においては、携行が容易な
小型かつ軽量のコンピュータやワードプロセッサが一般
化しており、これらの特徴を最大限に活かすために、上
述のポインティングデバイスとして、非常に小型のポイ
ンティングスティックが製品化されている。
【0004】このポインティングスティックは、図8に
示すように、例えばノートタイプのパーソナルコンピュ
ーターP1のキーボードの各キー(図示略)の間に、操
作用のスティック部材P3(先端部にゴム製のキャップ
P5がかぶせられている)が配置されたものである。こ
のスティック部材P3は、図9に示すように、四角形の
断面形状を有し、ベース板P7と一体に成形されてい
る。そして、スティック部材P3の側面には、各々1枚
ずつ合計4枚の歪みゲージP9が接着剤にて貼り付けら
れており、これらの歪みゲージP9は、FPC(フレキ
シブル印刷配線板)P11を介してシステムボード上の
検出回路(図示略)と接続されている。
【0005】このようなポインティングスティックにお
いては、オペレータがスティック部材P3の先端部を指
で押すと、スティック部材P3ひいては歪みゲージP9
が歪み、その歪量に応じて歪みゲージP9の抵抗値が変
化する。そして、検出回路はこの抵抗の変化を検出して
電気信号に変換し、図8に示すディスプレイP13上の
カーソルP15を移動させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のポインティングスティックの場合、微少な歪等によ
って微妙に抵抗値が変化する歪みゲージP9を用いてお
り、そのため、スティック部材P3の形状、材質、接着
剤の材料特性等のばらつきによって歪みゲージP9の抵
抗値が変化してしまう。従って、このようなばらつきに
よる影響を解消してディスプレイP13上のカーソルP
15の移動を正確に制御するためには、プログラム等で
個々に複雑な補正を加える必要があり、カーソルP15
の移動状態を正確に制御することが必ずしも容易でない
という問題があった。
【0007】また、歪みゲージP9の貼り付け位置等も
抵抗値の変化に影響を与えるため、スティック部材P3
に高い精度で貼り付ける必要があり、製造が困難である
という問題があった。更に、歪みゲージP9は高価であ
り、しかも4枚も使用しなければならないため、製品の
コストが高くなるといった問題点もあった。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、カーソルの移動状態の制御を容
易に行うことができるとともに、製造が容易であり、か
つ製品のコストが安価であるスティックタイプのポイン
ティングデバイスを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の請求項1のポインティングデバイスは、図1に例示す
るように、コンピューターに接続して使用され、スティ
ック部材M1にかかる応力に応じて、ディスプレイ上の
カーソルを移動制御するためのポインティングデバイス
において、該スティック部材にかかる応力を電圧に変換
する圧電素子M2と、該圧電素子にて変換された電圧
上昇して、予め定める第1電圧に達すると、前記カーソ
ルを移動させ、該電圧が低下して、前記第1電圧よりも
低く予め定める第2電圧に満たなくなると、カーソルの
移動を停止させるカーソル移動制御手段M3と、を備え
たことを特徴とする。
【0010】また、請求項2のポインティングデバイス
は、コンピューターに接続して使用され、スティック部
材M1にかかる応力に応じて、ディスプレイ上のカーソ
ルを移動制御するためのポインティングデバイスにおい
て、該スティック部材にかかる応力を電圧に変換する圧
電素子M2と、該圧電素子にて変換された電圧が上昇し
て、予め定める第1領域に達すると、該電圧をその上昇
に応じて順次ホールド値として更新し、該ホールド値と
して保持するとともにカーソルを移動させ、前記電圧が
第1領域の電圧よりも低く予め定める第2領域に達する
と、ホールド値をクリアしてカーソルの移動を停止させ
るカーソル移動制御手段M3と、を備えたことを特徴と
する。 さらに、請求項3のポインティングデバイスは、
前記請求項2のポインティングデバイスにおいて、前記
カーソル移動制御手段M3が、前記カーソルの移動速度
が前記ホールド値の大きさに比例した値になるように制
御することを特徴とする。
【0011】
【作用】上記の構成を有する請求項1のポインティング
スティックにおいては、圧電素子M2が、スティック部
材M1にかかる応力を電圧に変換し、カーソル移動制御
手段M3が、この圧電素子によって変換された電圧が上
昇して予め定める第1電圧に達するとカーソルを移動さ
せる一方、圧電素子M2の電圧が低下して第1電圧より
も低く予め定める第2電圧に満たなくなると、カーソル
の移動を停止させる。
【0012】また、請求項2のポインティングデバイス
においては、カーソル移動制御手段M3が、圧電素子M
2の電圧が上昇して予め定める第1領域に達すると、こ
の電圧をその上昇に応じて順次ホールド値として更新
し、この電圧をホールド値として保持するとともにカー
ソルを移動させる一方、圧電素子M2の電圧が低下して
第1領域よりも低い予め定める第2領域に達すると、ホ
ールド値をクリアしてカーソルの移動を停止させる。
らに、請求項3のポインティングデバイスにおいては、
カーソル移動制御手段M3が、カーソルの移動速度がホ
ールド値の大きさに比例した値になるように制御する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照して説明する。ここで、図2は本実施例のポインティ
ングデバイスの概略構成を示すブロック図、図3(a)
はスティック部材及び圧電素子を示す正面図、図3
(b)は同平面図である。
【0014】図2に示すように、本実施例のポインティ
ングデバイス1は、オペレータによって押圧操作される
スティック部材11と、このスティック部材11にかか
る応力を電圧に変換する圧電素子13と、圧電素子13
に電気的に接続される電圧変換回路15と、電圧変換回
路15からの信号を入力し、システムボード17にカー
ソル制御のための電気信号を送信する制御部19とを備
えている。
【0015】次に、前記各構成について詳細に説明す
る。まず、スティック部材11は、図3に示すように、
円柱形の操作スティック11aの下端部に、圧電素子1
3を押圧する正方形の板状部11bが一体に設けられた
ものである。このスティック部材11は、例えばポリカ
ーボネート等の硬質樹脂を成型したものである。
【0016】圧電素子13は、スティック部材11の板
状部11bとベース板21との間に挟まれて設けられ、
図3(b)に示すように、正方形の板状部11bの各辺
の中央部毎に計4個が配置されている。これら4個の圧
電素子13は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)を主成
分とする圧電セラミックスであり、その分極方向が上下
方向(図3(a)の矢印方向)に向くように配置され、
その上面及び下面が各々スティック部材11の板状部1
1a及びベース板21に接着されている。そして、圧電
素子13の上面及び下面には、各々電極(図示略)が印
刷によって設けられており、この電極が、フレキシブル
印刷配線板(図示略)を介して電圧変換回路15に電気
的に接続されている。
【0017】ここで図2に戻り、電圧変換回路15は、
前記圧電素子13にて発生する電圧を適宜増幅したりデ
ジタル信号に変換するなどの処理を行い、制御部19に
圧電素子13の電圧値を示す信号を入力するためのもの
である。制御部19は、周知のMPU(マイクロプロセ
ッサー)25に、RAM27及びROM29が接続され
て構成されている。ROM29には、MPU25等を制
御するプログラムが格納されており、その制御処理に従
って、MPU25が電圧変換回路15からの信号を入力
して圧電素子の電圧を検出し、各種条件に応じて、この
電圧をホールド値としてRAM27に記憶する。そし
て、MPU25は、RAM27に記憶されている電圧の
ホールド値に応じて、カーソル移動制御のための電気信
号をシステムボード17へ送信する。尚、システムボー
ド17は、制御部19からの電気信号に応じて、ディス
プレイ31上のカーソルを移動させるものである。
【0018】次に、上述のように構成されたポインティ
ングデバイス1の動作を、図4のフローチャート及び図
5の信号タイミング図に基づいて詳細に説明する。ここ
で、図5は、スティック部材11の操作スティック11
aに加えられる力と、圧電素子13の電圧出力と、RA
M27に記憶される電圧のホールド値と、カーソルの移
動量(移動距離)との時間変化を示す。
【0019】まず、制御部19において行われる制御処
理を、主に図4に示すフローチャートに基づいて説明す
る。制御処理が開始されると、まず、S11にて、電圧
変換回路15からの信号を読み込んで、圧電素子13の
電圧を検出する。
【0020】次に、S13にて、この電圧が、図5に示
す「ピーク検出域」の範囲内にあるか否かを判断する。
ここで肯定判断されれば、S15に進んで、この電圧が
現在RAM27に記憶されている電圧のホールド値より
大きいか否かを判断する。ここで否定判断されれば、そ
のままS11に戻るが、肯定判断されれば、S17に進
んで、S11にて検出した電圧を新たなホールド値とし
て更新記憶し、S19に進んで、このホールド値に基づ
いてカーソル移動制御のための信号をシステムボード1
7に送信し、再びS11に戻る。
【0021】一方、上述のS13にて「ピーク検出域」
でないと否定判断された場合は、S21に進んで、電圧
が図5に示す「ピーク記憶域」の範囲内であるか否かを
判断する。ここで肯定判断されれば、RAM27のホー
ルド値の更新記憶を行わず、そのままS19に進み、カ
ーソル移動制御のための信号をシステムボード17に送
信し、再びS11に戻る。また、S21にて否定判断さ
れた場合、即ち電圧が図5に示す「ゼロレベル域」であ
る場合(あるいはゼロレベル域より小さい場合)は、S
23に進み、RAM27に記憶されているホールド値を
クリアして、S11に戻る。
【0022】次に、図5の信号タイミング図をも参照し
て、ポインティングデバイス1の動作をより具体的に説
明する。本実施例のポインティングデバイス1において
は、ディスプレイ31上のカーソルを移動させる場合、
オペレータが、操作スティック11aの先端をカーソル
の移動方向に向けて押圧する。すると、図5の領域Aに
示すように、操作スティックに加えられる力は、最初に
急激に上昇し、ある時点より一定になる。この時、圧電
素子13はスティック部材11の板状部11bから応力
を受けるので、図5に示すようなピーク状の電圧出力
(ピーク値P)が得られる。
【0023】ここで、図4のフローチャートにて説明し
たように、制御部19のMPU25は常時電圧の検出を
行っており(S11)、図5に示すように、電圧が上昇
してピーク検出域に達すると(S13:YES)、検出
された電圧が順次ホールド値として更新記憶されるので
(S15及びS17)、ホールド値はピーク値Pに達す
ることになる。また、電圧出力が一旦ピーク値Pに達し
た後に減少しても、このピーク値Pより大きい電圧が検
出されない限り、このピーク値Pがホールド値として記
憶され続ける。
【0024】次に、図5の領域Bに示すように、一定の
力(ただし、指で厳密に一定の力を加えることはできな
いため、力はある範囲内で小刻みに変動する)を加えて
操作スティック11aを押さえ続けた場合、圧電素子1
3内の電荷が減衰するので、出力電圧は小刻みに変動し
ながら徐々に低下するが、この時の出力電圧は、「ピー
ク記憶域」の範囲内にあるので(S21:YES)、操
作スティック11aから指が離されていないと判断さ
れ、ホールド値はピーク電圧Pのままでクリアされな
い。
【0025】そして、記憶されている電圧のホールド値
に基づいて、システムボード17には、制御部19より
カーソル移動制御のための電気信号が送信され(S1
9)、ディスプレイ31上のカーソルが移動制御され
る。尚、カーソルの移動速度(即ちカーソル移動量のグ
ラフの傾きの大きさ)は、ホールド値の大きさに比例し
た値に設定される。
【0026】次に、オペレータが操作スティック11a
から指を離し、図5の領域Cに示すように加えられる力
が減衰すると、出力電圧は急激に減少してゼロレベル域
に達する(S21:NO)。すると、RAM27のホー
ルド値がクリアされ(S23)、カーソルの移動が停止
する。
【0027】以上詳述したように、実施例のポインティ
ングデバイス1においては、圧電素子13によってステ
ィック部材11にかかる応力を電圧に変換し、この電圧
の出力状態に応じて、カーソルの移動の開始及び停止並
びにカーソルの移動量(移動速度)等といったカーソル
の移動状態を制御している。
【0028】よって、このように圧電素子13を用いた
本実施例においては、以下に述べるような効果が生じ
る。即ち、圧電素子13は、応力の急激な変化に対して
のみ電圧が発生し、静的な応力によっては電圧がほとん
ど発生しないので、スティック部材11やベース板21
の形状や材料特性、あるいはそれらの取付位置等の静的
なばらつきでは電圧が発生しない。つまり、圧電素子1
3はこのようなばらつきを自動的に補正する機能を有し
ている。従って、これらの個々のばらつきを押さえるた
めに制御プログラム等で複雑な補正を加える必要がな
く、カーソルの移動状態の制御を容易に行うことができ
るという効果がある。
【0029】また、上述のように圧電素子13の取付位
置の違い等による影響を受けないので、製造がきわめて
容易になるという効果がある。更に、圧電素子13は価
格が安く構造も簡単なため、製品コストも安く押さえる
ことができるという効果がある。
【0030】また、上記実施例においては、圧電素子1
3の出力電圧のピーク電圧値Pを検出し、RAM27に
ホールド値として記憶することによってカーソルの移動
状態を制御している。従って、静的な応力では大きな電
圧が発生しない圧電素子においても、スティック部材1
1を押した直後に発生するピーク電圧Pをホールド値と
して記憶することによって、カーソルの移動状態を好適
に制御することができるという利点がある。
【0031】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこのような実施例に何等限定されず、本発明の
要旨の範囲内において各種の態様で実施できることは勿
論である。例えば、スティック部材の形状や圧電素子の
個数・形状等については、スティック部材にかかる応力
を電圧に変換できる構成であれば特に限定はなく、様々
な構成を取り得る。即ち、例えば図6に示すように、2
枚の圧電素子(圧電セラミックス)63,65を用い、
その分極方向が各々図6(b)に矢印X及びYで示す方
向となるように配置してもよい。この場合は、圧電素子
の振動モードの内、いわゆる「厚みすべり振動」のモー
ドを用いることによってカーソルの移動方向を制御す
る。つまり、例えば図6(a)に矢印A及びBに示すよ
うに、圧電素子63の上面及び下面に、その分極方向に
沿って互いに逆方向の力が加わった場合、圧電素子63
の上面と下面との間に電圧が発生する(圧電素子65に
ついても同様である)。従って、スティック部材67の
操作スティック67aを矢印X方向に押せば圧電素子6
3に電圧が発生し、矢印Y方向に押せば圧電素子65に
電圧が発生するので、両圧電素子63,65の出力電圧
のベクトル和をとることによって、操作スティック67
aの上下左右及び斜めの全方向の応力を検出することが
できる。よって、2個の圧電素子63,65を用いるだ
けで、カーソルを全方向に移動制御することが可能とな
る。
【0032】また、圧電素子の電圧の出力状態に応じて
カーソルの移動状態を制御する方法については、上記実
施例に限定されず、様々な方法を採用できる。即ち、例
えば図7に示すように、予め電圧のしきい値を設定して
おき、カーソルの移動量や移動速度をこれらのしきい値
に応じて段階的に変更するようにしてもよい。また、電
圧値ではなく、電圧の勾配に応じてカーソルの移動量や
移動速度を変更するように制御してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のポインテ
ィングデバイスによれば、スティック部材にかかる応力
を電圧に変換する圧電素子を備え、圧電素子にて変換さ
れた電圧の出力状態に応じてカーソルの移動状態を制御
している。従って、スティック部材や圧電素子の形状や
材料特性、取付位置等といった静的なばらつきによる影
響を受けないので、カーソルの移動状態の制御を容易に
行うことができるとともに、製造が容易でかつコストの
安価なポインティングデバイスを提供できる また、圧
電素子の電圧が上昇して予め定める第1電圧に達すると
カーソルが移動し、一方、この電圧が低下して第1電圧
よりも低く予め定める第2電圧に満たなくなるとカーソ
ルの移動が停止する。より具体的には、圧電素子の電圧
が上昇して予め定める第1領域に達すると、この電圧が
その上昇に応じて順次ホールド値として更新され、当該
ホールド値として保持されるとともにカーソルが移動す
る。一方、この電圧が第1領域の電圧 よりも低く予め定
める第2領域に達すると、ホールド値がクリアされてカ
ーソルの移動が停止する。このため、オペレータがステ
ィック部材を押圧している間、カーソルの移動を安定し
て制御することができるという顕著な効果を奏する。
【0034】また、電圧の出力状態として電圧のピーク
値を用いてカーソルの移動状態を制御すれば、静的な応
力では大きな電圧が発生しない圧電素子においても、カ
ーソルの移動状態を好適に制御することができるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を例示する概略構成図であ
る。
【図2】実施例のポインティングデバイスの概略構成を
示すブロック図である。
【図3】スティック部材及び圧電素子を示し、(a)は
その正面図であり、(b)はその平面図である。
【図4】制御部にて実行される制御処理を示すフローチ
ャートである。
【図5】実施例のポインティングデバイスの動作を示す
信号タイミング図である。
【図6】他の実施例のスティック部材及び圧電素子を示
し、(a)はその正面図であり、(b)はその平面図で
ある。
【図7】他の実施例のカーソルの移動状態の制御方法を
示すグラフである。
【図8】従来技術のポインティングデバイスを示す斜視
図である。
【図9】従来技術のポインティングデバイスのスティッ
ク部材等を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ポインティングデバイス 11…スティ
ック部材 13…圧電素子 15…電圧変
換回路 19…制御部 25…MPU 27…RAM 29…ROM 31…ディスプレイ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピューターに接続して使用され、ス
    ティック部材にかかる応力に応じて、ディスプレイ上の
    カーソルを移動制御するためのポインティングデバイス
    において、 該スティック部材にかかる応力を電圧に変換する圧電素
    子と、 該圧電素子にて変換された電圧が上昇して、予め定める
    第1電圧に達すると、前記カーソルを移動させ、該電圧
    が低下して、前記第1電圧よりも低く予め定める第2電
    圧に満たなくなると、カーソルの移動を停止させるカー
    ソル移動制御手段と、 を備えたことを特徴とするポインティングデバイス。
  2. 【請求項2】 コンピューターに接続して使用され、ス
    ティック部材にかかる応力に応じて、ディスプレイ上の
    カーソルを移動制御するためのポインティングデバイス
    において、 該スティック部材にかかる応力を電圧に変換する圧電素
    子と、 該圧電素子にて変換された電圧が上昇して、予め定める
    第1領域に達すると、該電圧をその上昇に応じて順次ホ
    ールド値として更新し、該ホールド値として保持すると
    ともに前記カーソルを移動させ、前記電圧が前記第1領
    域の電圧よりも低く予め定める第2領域に達すると、ホ
    ールド値をクリアしてカーソルの移動を停止させるカー
    ソル移動制御手段と、 を備えたことを特徴とするポインティングデバイス。
  3. 【請求項3】 前記カーソル移動制御手段は、前記カー
    ソルの移動速度が前記ホールド値の大きさに比例した値
    になるように制御することを特徴とする請求項2記載の
    ポインティングデバイス。
JP27698393A 1993-11-05 1993-11-05 ポインティングデバイス Expired - Lifetime JP3412880B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27698393A JP3412880B2 (ja) 1993-11-05 1993-11-05 ポインティングデバイス
US08/333,838 US5748180A (en) 1993-11-05 1994-11-03 Pointing device for controlling cursor movement on display

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27698393A JP3412880B2 (ja) 1993-11-05 1993-11-05 ポインティングデバイス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07129316A JPH07129316A (ja) 1995-05-19
JP3412880B2 true JP3412880B2 (ja) 2003-06-03

Family

ID=17577138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27698393A Expired - Lifetime JP3412880B2 (ja) 1993-11-05 1993-11-05 ポインティングデバイス

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5748180A (ja)
JP (1) JP3412880B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1021002A (ja) * 1996-07-01 1998-01-23 Alps Electric Co Ltd 座標入力装置
US6031520A (en) * 1997-04-04 2000-02-29 De Gotari; Sergio Salinas Substantially stationary pressure sensitive system for providing input to an electrical device, particularly a computer
US6040823A (en) * 1997-12-02 2000-03-21 Cts Computer keyboard having top molded housing with rigid pointing stick integral and normal to front surface of housing as one unit part to be used with strain sensors in navigational control
US6034669A (en) * 1998-02-12 2000-03-07 Realtek Semiconductor Corp. Joystick control device having cursor correcting function
TW468128B (en) * 1999-01-08 2001-12-11 Acer Peripherals Inc Pointing stick and its manufacturing method
US6304247B1 (en) 1999-03-02 2001-10-16 Cts Corporation Piezoelectric stick pointing device
US6463487B1 (en) 1999-06-11 2002-10-08 Lockheed Martin Corporation Adjustable pointer controller with voltage thresholds control for conveying user inputs to a computer equipped with a user port or PS/2 port
US6697049B2 (en) * 2000-05-31 2004-02-24 Darfon Electronics Corp. Pointing stick with a rectangular-shaped hollow structure
US7117136B1 (en) * 2000-08-18 2006-10-03 Linden Research, Inc. Input and feedback system
US20030179183A1 (en) * 2002-03-20 2003-09-25 Yuan-Chen Lee Wireless mouse having a micro movement sensor for sensing a movement thereof
EP1482400A1 (en) * 2003-05-28 2004-12-01 Siemens Aktiengesellschaft Input device
US20050264528A1 (en) * 2004-05-26 2005-12-01 Burry Stephen W Low profile pointing device with tactile feedback
JP4941161B2 (ja) * 2007-08-02 2012-05-30 ブラザー工業株式会社 動作検出装置
TWI374373B (en) * 2008-02-05 2012-10-11 Asustek Comp Inc Handheld pointing device and pointing method thereof and bias drift improving method
JP6069288B2 (ja) * 2014-11-21 2017-02-01 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド ポインティング・スティックとキーの入力方法、コンピュータおよびコンピュータ・プログラム
JP2017116893A (ja) * 2015-12-26 2017-06-29 株式会社村田製作所 立体型画像表示装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4142180A (en) * 1977-04-06 1979-02-27 Texas Instruments Incorporated Digital joystick control interface system for video games and the like
JPS58209777A (ja) * 1982-05-31 1983-12-06 日本精機株式会社 液晶表示装置
US4680577A (en) * 1983-11-28 1987-07-14 Tektronix, Inc. Multipurpose cursor control keyswitch
JPS63204313A (ja) * 1987-02-19 1988-08-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 圧力感知装置
US4825019A (en) * 1988-04-14 1989-04-25 Fisher David H Cursor control accessory for a computer keyboard
US4968257A (en) * 1989-02-27 1990-11-06 Yalen William J Computer-based teaching apparatus
US5327161A (en) * 1989-08-09 1994-07-05 Microtouch Systems, Inc. System and method for emulating a mouse input device with a touchpad input device
US5541622A (en) * 1990-07-24 1996-07-30 Incontrol Solutions, Inc. Miniature isometric joystick
US5469191A (en) * 1991-01-09 1995-11-21 Smith, Iii; Jay Cursor control system
US5453758A (en) * 1992-07-31 1995-09-26 Sony Corporation Input apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US5748180A (en) 1998-05-05
JPH07129316A (ja) 1995-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3412880B2 (ja) ポインティングデバイス
US8434369B2 (en) Preloaded pressure sensor module
JP3504404B2 (ja) 統合選択によるグラフィックス・ディスプレイ・ポインタ
EP2357547B1 (en) Portable electronic device and method of controlling same
US10809857B2 (en) Electronic device
JPH06229847A (ja) ひずみゲージトランスジューサ
US20160246413A1 (en) Input device and program
US20040027331A1 (en) Pointing device and electronic apparatus provided with the pointing device
US10474273B2 (en) Method and apparatus for detecting a force
JP5588023B2 (ja) 電子機器
US20200179978A1 (en) Method for controlling a mobile device
TW509866B (en) Pointing apparatus capable of increasing sensitivity
JP6817838B2 (ja) 触覚呈示装置
WO2017061394A1 (ja) 触覚呈示装置
JPH06324800A (ja) ポインティングデバイス
CN216719076U (zh) 触控板、压力触控装置和电子设备
JPH06289990A (ja) ポインティングデバイス
JP7416341B2 (ja) 振動装置
JP3393580B2 (ja) ポインティングデバイス
WO2021192441A1 (ja) 荷重センサおよび操作入力装置
WO2023153426A1 (ja) 電子機器
WO2023281829A1 (ja) 入力装置
WO2023153427A1 (ja) 電子機器
JPH03137971A (ja) 座標入力装置
JPS59103233A (ja) 透明形タツチ入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080328

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100328

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140328

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term