JP3412730B2 - サーボモータ制御装置 - Google Patents

サーボモータ制御装置

Info

Publication number
JP3412730B2
JP3412730B2 JP01935396A JP1935396A JP3412730B2 JP 3412730 B2 JP3412730 B2 JP 3412730B2 JP 01935396 A JP01935396 A JP 01935396A JP 1935396 A JP1935396 A JP 1935396A JP 3412730 B2 JP3412730 B2 JP 3412730B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
pulse width
change amount
cycle
servo motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01935396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09187578A (ja
Inventor
実展 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JAPAN REMOTE CONTROL CO.,LTD.
Original Assignee
JAPAN REMOTE CONTROL CO.,LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JAPAN REMOTE CONTROL CO.,LTD. filed Critical JAPAN REMOTE CONTROL CO.,LTD.
Priority to JP01935396A priority Critical patent/JP3412730B2/ja
Publication of JPH09187578A publication Critical patent/JPH09187578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3412730B2 publication Critical patent/JP3412730B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はラジオコントロール
により遠隔操縦される被操縦装置において用いられ、操
作部材を動作させるサーボモータを駆動するためのサー
ボモータ制御装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来ラジオコントロール用の被操縦装置
には、送信機から送信された操縦信号を受信する受信機
と、操作部材を動作させる複数のサーボモータが搭載さ
れている。サーボモータは受信機によって受信された操
縦信号によって駆動される。被操縦装置が飛行機やヘリ
コプターの場合には、多数の操作舵(チャンネル)を同
時に送信する必要があるため、時分割により一定の周期
で複数チャンネルの信号を順に送信している。この送信
周期には通常14〜24msが用いられている。受信機は
この信号を受信し、位置信号を各チャンネル毎に分解し
て送信周期に同期した1.5±0.6ms程度の幅のパル
スの操作信号として、各チャンネルのサーボモータに出
力する。図7(a)は第1の従来例によるサーボモータ
制御装置であり、図示のように操作信号Pinによって動
作する単安定マルチバイブレータ(MM)21とパルス
幅比較器22を有している。パルス幅比較器22は操作
信号Pinのパルス幅と単安定マルチバイブレータ21の
出力パルスの幅とを比較し、モータ23を駆動する。モ
ータ23の回転軸には図示しない減速機構を介して回動
アーム及びポテンショメータ24が連結されている。ポ
テンショメータ24はモータの回転によって抵抗値を変
化させるものである。ポテンショメータ24は単安定マ
ルチバイブレータ21の発生パルス幅を規定するための
抵抗となっており、パルス幅比較器22は2つのパルス
の幅が一致するようにモータ23を回転駆動する。こう
すれば操作信号Pinのパルス幅に応じた回転角度を得る
ように制御される。このようにサーボモータの制御回路
も又送信周期に同期して動作している。尚単安定マルチ
バイブレータ21で発生するパルスの幅は、ポテンショ
メータ24の値に加えてその時点のモータ23の速度と
回転方向に応じてわずかに変化させるように、速度補償
が行われている。 【0003】しかるに近年サーボモータの高速化の要求
が強くなり、回動アームの回転速度で0.1sec /60
°以上の速度を持つサーボモータも製造されている。こ
の場合、送信周期、例えば20msの間に回動アームは1
2°進むこととなる。 【0004】さてこのようなサーボモータにより舵を微
動させる際には、20msの間のオーバシュートを防止す
るためにモータ23を駆動する電圧又は駆動パルスのデ
ューティを小さくし、速度を抑える必要がある。これは
本来の高速化の要求に合わないだけでなく、制限された
電圧ではモータは十分なトルクを発生できないため、外
乱に対して必要な保持力が得られなくなる。例えば回動
アームの回転角を1°動かすためには、通常モータの時
定数(約10ms)の1/10程度の間駆動するだけで、
最大回転速度の1/10程度まで加速させ、20ms後に
は1°分移動させることができる。このときデューティ
比は1/20となるため、もし外乱によって回動アーム
が回動し1°ずれればデューティ比1/20に相当する
反力しか生じない。又このときサーボモータに負荷がか
かっていると、トルクが不足し微動することもできなく
なるという欠点がある。 【0005】このような問題を解決するために、デュー
ティ比を大きくする方法が特公平5−72836号公報
に示されている。これは図7(b)に示すように、操作
信号Pinを入力としパルス幅自体はそのままで送信周期
の整数分の1に変更する周期変更部25を設けて、デュ
ーティ比を大きくするようにしたサーボモータ制御装置
であり、これを第2の従来例とする。以下、この送信周
期より短いサーボモータを制御する周期を操作周期とす
る。又この送信機の送信周期とは無関係の短い操作周期
によりモータ制御するモータ制御装置も考えられてい
る。こうすればデューティ比が大きくなり、駆動トルク
も増すため、外乱に対する保持力を大きくすることがで
きる。操作信号のパルス幅を送信周期とは無関係の直流
に変換して制御する方式も提案されている。この場合も
保持力を大きくすることができる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】このような従来のサー
ボモータへの操作周期が短くなるように変更する方式で
は、以下のような問題点があった。例えば第2の従来例
において、操縦者がサーボモータの最大速度より遅い動
作でコントロールスティックを動かし、例えばスティッ
クが1.2sec /60°に相当する速さで操作されてい
るものとする。図8(a)は受信機から操作信号Pinと
して加わる信号を示しており、そのパルス幅をここでは
例えば1.51ms,1.52ms,1.53msとする。こ
のように送信機からの位置情報は送信周期、ここでは2
0ms毎にしか送信されないので、各送信周期毎に1°づ
つ進んだ位置情報が順次入力される。ここで操作周期を
送信周期の1/2とする場合には、図8(b)に示すよ
うに操作周期は短くなるが、パルス幅は同一のものが周
期変更部25より出力される。即ち各送信周期の中では
Pin′のパルス幅は夫々等しくなる。そして単安定マル
チバイブレータ21の出力が前述の速度補償を加えて図
8(c)に示すものとすると、パルス幅の比較によりパ
ルス幅比較器22より図8(d)に示すような誤差信号
が得られる。図8(e)はこの誤差信号を例えば100
倍程度にパルス幅を拡張(ストレッチ)して実際にモー
タに加える駆動電圧であって、正を右方向、負を左方向
の回転とする。ここで微小舵角にも十分なトルク及び速
度が得られるよう設計されているために、20ms以内で
1°の舵角分の動作が完了する。即ち図8(f),
(g),(h)に示すように、1送信周期の20ms内で
サーボモータを加速し、その後慣性で動作し、次の誤差
算出で1°分を越えてやや回転したことが検出される
と、逆電圧を印加して停止する。このような一連の動作
を送信周期毎に繰り返しながら、全体にスティックに比
例して1.2sec /60°で動作する。 【0007】しかし操作周期を短く変更していると、各
送信周期の中間にサーボモータを停止させるという動作
が含まれてしまう。そしてモータ自身の慣性のために回
転開始時や逆転電圧の印加による停止時に大電流が流れ
るため、表面的には遅い動作に見えても大電流を消費し
てしまうという欠点がある。このようにサーボモータで
大電流が消費されると、電池の消耗が早まるだけでなく
モータの寿命にも悪影響を及ぼすという問題点があっ
た。 【0008】これに対して操作周期を送信周期と一致さ
せている第1の従来例のサーボモータ制御装置では、実
際に送信機のスティックを操作すると、その操作始めと
終わりのみでモータが回転を開始し停止するため、各送
信周期の間にモータの回転と停止を繰り返すことがな
く、消費電力はそれほど大きくはならない。但しこの場
合には前述のように舵を微動させる際に送信周期毎に1
度しかモータを駆動又は停止させないため、駆動時間が
わずかであり、デューティ比は小さくなる。そのためサ
ーボに負荷がかかっているとトルクが不足し起動できな
いこともあるという問題が生じていた。 【0009】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、送信周期より操作周期を短くし
て高速でサーボモータを駆動しても消費電力が少なく、
しかも微小舵角にも素早く応動し、外乱に対して必要な
保持力が得られるトルクを有するサーボモータ制御装置
を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は一定の周期を有
しパルスの時間幅を制御情報とする操作信号に基づいて
サーボモータを駆動するラジオコントロール用のサーボ
モータ制御装置であって、前記操作信号のパルス幅を計
測するパルス幅計測手段と、前記操作信号の周期を計測
する周期計測手段と、前記パルス幅計測手段によって計
測されたパルス幅の変化量を算出する変化量算出手段
と、一定時間毎に操作量出力を要求する要求信号を出力
する発振器と、前記変化量算出手段によって算出された
変化量と前記周期計測手段による周期が入力され、各周
期内で経過時間に応じて変化量を案分することにより徐
々に変化が生じるように変化量を調整する変化量調整手
段と、前記発振器より要求信号が出力される毎に前記変
化量調整手段により調整された変化量をパルス幅計測手
段で計測されたパルス幅より減じて新たな操作信号とし
て出力する操作量出力手段と、前記操作量出力手段によ
り出力される新たな操作量に対応した回転角度となるよ
うに前記サーボモータを制御するサーボモータ制御部
と、を有することを特徴とするものである。 【0011】このような特徴を有する本発明によれば、
受信機より得られる操作信号のパルス幅をまずパルス幅
計測手段によって各周期毎に計測する。そして操作信号
の2周期のパルス幅の変化量を変化量算出手段によって
算出する。又各周期の時間を周期計測手段によって計測
し、各周期内を細分割して変化量調整手段により各分割
された時間毎に操作信号が徐々に変化するように変化量
を調整する。この変化量の調整は1周期内に算出された
変化量となるように1周期の中での経過時間で案分する
ことにより行う。そして調整された変化量を発振器より
要求信号が出力される毎にその周期のパルス幅より減じ
て操作量出力手段により出力する。こうして1送信周期
間に複数の又は連続的な修正された操作信号を出力する
ことによって、サーボモータを制御するようにしてい
る。 【0012】 【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態による
サーボモータ制御装置及びその周辺部の全体構成を示す
ブロック図である。本図において受信機1は図示しない
送信機からの信号を受信し、各チャンネル毎にサーボモ
ータ制御装置2にそのチャンネル分の操作信号Pinを出
力するものである。ここで操作信号Pinはほぼ一定の周
期を有し、パルス幅が制御情報となっている。操作信号
Pinはサーボモータ制御回路2のパルス幅計測手段3及
び周期計測手段4に入力される。パルス幅計測手段3は
操作信号Pinのパルス幅をクロック発振部5からのクロ
ック信号φを計数することによって計測し、変化量算出
手段6に出力するものである。このクロック信号φの周
期は、操作信号Pinのパルス幅や周期よりも十分短いも
のとする。変化量算出手段6は2周期のパルス幅の変化
を算出するものである。又周期計測手段4は操作信号P
inの周期をクロック発振部5のクロック信号φにより計
測するものであって、計測した1周期を細分割、ここで
は16分割してタイミング信号を変化量調整手段7に与
える。変化量調整手段7は変化量算出手段6で算出され
た変化量を、タイミング信号毎に段階的に経過時間によ
って案分するように調整するものであって、その出力は
操作量出力手段8に入力される。操作量出力手段8は現
在のパルス幅より変化量調整手段7によって加えられた
変化量を減じ、要求に応じて変更されたパルス幅を示す
基準値Refを修正された操作信号として出力するもので
ある。 【0013】操作量出力手段8には発振器9より要求信
RQが入力され、この基準値Refはパルス発生器10
に入力される。パルス発生器10は例えば発振器9の出
力によって基準値Refをプリセットするダウンカウンタ
と、そのカウント出力の論理和をとるオア回路によって
構成され、基準値Refに応じたパルス幅の信号を出力す
るものである。パルス発生器10の出力はパルス幅比較
器11に入力される。パルス幅比較器11はパルス発生
器10のパルス幅と単安定マルチバイブレータ(MM)
14のパルス幅とを比較するものであって、従来例のパ
ルス幅比較器22と同様にモータ12を駆動する。ポテ
ンショメータ13はモータ12の回転軸に連動して変化
する抵抗値を有し、単安定マルチバイブレータ14はそ
の抵抗値に応じたパルス幅の信号をトリガ入力毎に発生
するパルス発生回路であって、その出力はパルス幅比較
器11に入力される。 【0014】次にこのサーボモータ制御装置の主要部の
詳細な構成について図2,図3を参照しつつ説明する。
図2において、パルス幅計測手段3は、操作信号Pinが
入力されるD型フリップフロップF1と、そのQ出力を
入力とするD型フリップフロップF2を有している。フ
リップフロップF1はPinのエッジをクロック信号φに
同期させるものであり、フリップフロップF1のQ出力
とフリップフロップF2のQバー出力はアンドゲートG
1,ノアゲートG3(以下、単にゲートという)に入力
される。ゲートG1はこれらの論理積出力によって操作
信号Pinの立上りを検出して、カウンタCNT1をリセ
ットするものである。又アンドゲートG2は、フリップ
フロップF1のQ出力によりクロック信号φを断続する
ものであり、その出力はカウンタCNT1に入力され
る。カウンタCNT1はF1の出力がHレベルのときに
クロック信号φを計数することにより、操作信号Pinの
パルス幅を計測するものである。ここでカウンタCNT
1を14ビットで出力Q0 〜Q13(Q0 :LSB,
13:MSB)のバイナリカウンタとする。ゲートG3
は操作信号Pinの立下りを検出するものであって、その
出力はレジスタR1,R2等に出力される。レジスタR
1は操作信号Pinの立下り毎にカウンタCNT1に計測
されたパルス幅の計数値を保持するものであり、レジス
タR2はそれまでレジスタR1に保持されていた前周期
の計数値を保持するものである。 【0015】さて変化量算出手段6はレジスタR1,R
2の差を算出する減算器S1を有している。減算器S1
はこれらの差を変化量として算出するものであるが、差
の正負を考えれば最上位ビットQ13は符号を示し、20
00H〜3FFFH(Hは16進数を示す)は負の値で
ある。減算器S1の出力は図3に示す変化量調整手段7
の加算器S2に入力される。そしてこの変化量の1/1
6を得るためには2進数の性質から考えて4ビット分だ
けLSB側にシフトすることによって算出できる。この
場合、負のときにその絶対値で考えて余剰を切り捨てた
結果を得るために、即ち−1〜−15を0とするため
に、あらかじめ15(0FH)を加えておく必要があ
る。従って加算器S2は減算器S1の最上位のQ13の出
力をB0 〜B3 に加えて変化量自身に加算するものであ
る。そして加算器S2の出力としてQ4 〜Q13の上位1
0ビットを出力すれば、変化量の1/16を示す出力が
得られることとなる。 【0016】一方クロック信号φは図3の周期計測手段
4のカウンタCNT2にも入力される。カウンタCNT
2は10ビットのフリーカウンタであって、クロック信
号φを分周し、φ/64をQ5 に、φ/1024をQ9
に出力するものである。カウンタCNT3はゲートG3
の操作信号の立下りを示すパルスによってリセットさ
れ、その後カウンタCNT2のQ9 出力を計数すること
によって操作信号Pinのパルスの周期を計測するもので
あり、その出力端はレジスタR4に接続されている。レ
ジスタR4はゲートG3のパルスでカウンタCNT3の
計数値を保持するものである。又カウンタCNT4はレ
ジスタR4の出力がプリセットされるプリセット型の8
ビットダウンカウンタであって、クロック信号φの分周
出力Q5 をダウンカウントする。フリップフロップF3
はゲートG3の出力を1クロック遅延させるもので、そ
の出力はオア回路から成るゲートG6に入力される。又
カウンタCNT4の各出力はノアゲートG7を介してゲ
ートG6とゲートG5に出力される。ゲートG6はフリ
ップフロップF3のQ出力とゲートG7の論理和をとる
オア回路であって、その出力はカウンタCNT4にプリ
セット信号として入力される。こうして1操作信号の周
期内にゲートG7よりその間をほぼ等分割する15のパ
ルスを等間隔で出力できるようにしている。この出力は
変化量調整手段7のアンド回路から成るゲートG5に出
力される。 【0017】さて変化量調整手段7は前述した加算器S
2に加えて減算器S3とレジスタR3、ゲートG4,G
5から成り立っている。レジスタR3には加算器S2の
出力である変化量の1/16がプリセット入力端P4
13に入力される。レジスタR3の下位4ビットP3
0 は入力されず0となっているため、加算器S2の出
力である変化量の1/16の16倍が保持されることと
なる。そしてこの値を出力端子Q0 〜Q13より減算器S
3のA0 〜A13に出力するものである。減算器S3は加
算器S2の10ビットの出力Q4 〜Q13がB0 〜B9
入力される。又減算器S3のB10〜B13の上位4ビット
には、負の値のままでビット数を10ビットから14ビ
ットに拡張するために、B9 に入力されるQ13の値がそ
のまま入力される。減算器S3はレジスタR3の出力で
あるQ0 〜Q13のA入力から加算器S2の出力である変
化量の1/16(14ビット)を減算して、Q0 〜Q13
に出力するものである。この減算値はレジスタR3のD
0 〜D13に入力され、同時に図2に示す操作量出力手段
8の減算器S4に出力される。そしてゲートG5からタ
イミング信号が加えられる毎に、新たに入力されたD0
〜D13がレジスタR3の出力端Q0 〜Q13より減算器S
3に出力される。こうして減算器S3により1周期の1
/16毎に細分割したタイミングで変化量が更新される
こととなる。 【0018】一方操作量出力手段8は図2に示すように
減算器S4とレジスタR5を有している。減算器S4は
レジスタR1に保持されているパルス幅から減算器S3
より得られた値を減算するものであって、その出力はレ
ジスタR5に与えられる。レジスタR5は発振器9から
要求信号RQが入力される毎に、保持されているパル
ス幅の基準値Refをパルス発生器10に出力するもので
ある。 【0019】次に本実施形態の動作について、図4,図
5のタイムチャートを参照しつつ説明する。図4におい
て(a)は受信機1よりサーボモータ制御回路2に入力
される操作信号Pinを示している。ここでは操作信号P
inの周期を約22msとし、図示しない送信機からの操作
に応じてこのチャンネルの操作信号Pinのパルス幅が
1.5ms、1.4ms、1.6msと順次変化していく状態
を示している。前述したように操作信号Pinの立上りに
応じてカウンタCNT1がリセットされ、以後クロック
信号φを計数するため、カウンタCNT1の計数値はア
ナログ的に表示すると、図4(b)に示すように変化す
る。ここで1.5msのパルス幅を計数した計数値を「1
CC5H」、1.4msを計数した計数値を「1ADA
H」、1.6msを計数した計数値を「1EB0H」とす
る。各操作信号の立下り毎の時刻t1,t2・・・にゲート
G3から図4(c)に示す信号が出力されており、この
信号に応じて図4(d),(e)に示すようにカウンタ
CNT1の計数値がレジスタR1に、レジスタR1の計
数値がレジスタR2に転送される。減算器S1はレジス
タR1からR2の出力を減算する。こうすれば時刻t2
「3E15H」が減算値として得られる。そして図4
(f)に示すように加算器S2によりこの減算値の最上
位ビットQ13である「1」をB0 〜B3 より加え、「3
E24H」が得られ、その上位10ビットを出力するこ
とによって変位の1/16の出力、この場合には「3E
2H」が得られる。 【0020】一方カウンタCNT2はクロック信号φを
計数することによりそのQ9 出力にクロックの1/10
24の数のパルスが出力される。このパルスはカウンタ
CNT3により計数され、操作信号Pinの立下り毎にリ
セットされる。従ってカウンタCNT3の計数値はアナ
ログ的に表示すると図4(g)に示すように変化し、2
2msの周期の終了時点ではその周期に対応した計数値、
この場合には105又は106が計数され、レジスタR
4に図4(h)に示すように保持される。そして図5
(i)に示すようにカウンタCNT4はこの値からダウ
ンカウントを開始し、0に達すればゲートG7の出力が
立上るため、図5(j)に示すように1周期の間に16
回のタイミング信号がゲートG5に加えられることとな
る。レジスタR3は図4(c)に示すゲートG3の出力
時に加算器S2の出力がP4 〜P13端子にプリセットさ
れ、出力Q13〜Q0 を通して減算器S3のA0 〜A13
入力される。これは変化量の16倍であるため、1/1
6の16倍の信号が減算器S3のA端子に入力される。
減算器S3のB入力端には変化量の1/16が入力され
ているため、減算器S3より変化量の15/16が出力
される。即ち図5(l)に示すように「3E20H」の
15/16に相当する値として「3E3EH」が出力さ
れ、タイミング信号が加わる毎に図示のように14/1
6,13/16・・・に相当する値として、「3E5C
H」,「3E7AH」・・・が順次出力される。尚図5
(l)では16進数を示す「H」を省略している。そし
てこの減算値が0となれば、図5(k)に示すようにゲ
ートG4,G5によってレジスタR3へのD0 〜D13
入力の取込みが禁止される。 【0021】一方図5(m)に示すように操作周期とは
無関係のタイミングで、例えば3.3ms毎に発振器9か
らの要求信号RQが入力されるものとすると、このタイ
ミング毎にレジスタR1の出力より減算器S3の減算値
が減算器S4によって減算されて、図5(n)に示すよ
うに基準値Refとして「1C9CH」,「1C60H」
・・・の値がパルス発生器10に加わる。パルス発生器
10は基準値Refの数値に対応したパルス幅のパルスを
生成してパルス幅比較器11に出力する。図5(n)の
上段は16進数を示す「H」を省略しており、下段の数
字はこの基準値をパルス幅に換算した時間(μs)を示
している。又このパルスの立上りのタイミングで単安定
マルチバイブレータ14がトリガされるため、単安定マ
ルチバイブレータ14の出力もパルス幅比較器11に加
わる。このためパルス幅比較器11によってパルス発生
器10と単安定マルチバイブレータ14とのパルス幅が
比較される。この比較信号に応じてモータ12が駆動さ
れてサーボホーンが回転すると共に、ポテンショメータ
13が回動する。そしてポテンショメータ13の回動に
より2つのパルス幅が同一となるようにモータ12が制
御されて動作を停止する。 【0022】尚本実施形態では変化量を調整するために
送信周期を1/16に細分割して案分しているが、16
分割に限らず他の分割数で分割してもよいことはいうま
でもない。又本実施形態では変化量の15/16,14
/16・・・を順次減算するようにしているが、変化量
の1/16,2/16を順次その直前の周期のパルス幅
に加算するように変更してもよいことはいうまでもな
い。 【0023】図6は本実施形態において図8と対比する
ために、操作周期を送信周期の1/2となるように変化
させた場合のタイムチャートである。図6(a)は受信
機から得られるサーボへの操作信号Pinを示しており、
図6(b)はパルス発生器10で出力される修正された
操作信号Pin′である。この場合にはPin′のパルス幅
は、図示のようにその最後のパルス幅がその送信周期の
操作信号Pinと同一となるように変化する。ここで操作
信号Pinのパルス幅が順次増加(又は減少)する場合に
は、誤差信号も例えば正方向の1方向であり、操作周期
毎にモータも一定方向にのみ駆動される。このため図8
の場合と異なり各送信周期でモータの回転開始,停止を
繰り返すことなく、モータの駆動と慣性での回転が繰り
返されるため、モータ電流は図6(h)に示すように小
さくなり、第2の従来例に比べて消費電流を大幅に低減
することができる。 【0024】又本実施形態では操作量出力手段より操作
信号として出力される基準値をパルス幅に一旦変換して
パルス幅を比較するようにしているが、パルス幅の値を
直接比較するようにしてもよい。この場合にはポテンシ
ョメータ13の値に応じたパルス幅を示す数値を出力す
る手段、例えばA/D変換器を設けて、このパルス幅の
値と基準値Refの数値とを比較することが必要となる。 【0025】 【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、1送信周期を細分割し変化量をその経過時間で案分
するようにしているため、修正された操作信号のパルス
幅は小さい変化量で徐々に変化し、モータの回転,停止
を繰り返すことがない。そして順次変化する基準値に応
じてそのときの誤差が算出され必要なだけモータが回転
するため、少ない消費電力で所定の速度で動作するサー
ボモータとすることができる。又基準値の変化量は操作
信号Pinの送信周期に依存し、次の操作信号の入力まで
には追従し終えるため、サーボモータの動作遅れはほと
んど問題にならない。又将来、送信周期自体が現状のも
のよりも短くなるように変更された場合にも、本発明で
は送信周期を周期計測手段によって計測して変化量を調
整しているため、本発明をそのまま適用することができ
る。更にポテンショメータによって検出される外乱に対
する特性には影響を与えることはない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態によるサーボモータ制御装
置の構成を示すブロック図である。 【図2】本実施形態によるサーボモータ制御装置の主要
部の構成を示すブロック図(その1)である。 【図3】本実施形態によるサーボモータ制御装置の主要
部の構成を示すブロック図(その2)である。 【図4】本実施形態の動作を示すタイムチャート(その
1)である。 【図5】本実施形態の動作を示すタイムチャート(その
2)である。 【図6】本実施形態において操作周期を送信周期の1/
2としたときの各部の動作を示すタイムチャートであ
る。 【図7】(a)は第1の従来例、(b)は第2の従来例
によるサーボモータ制御装置の一般的な構成を示すブロ
ック図である。 【図8】第2の従来例によるサーボモータ制御装置の動
作を示すタイムチャートである。 【符号の説明】 1 受信機 2 サーボモータ制御装置 3 パルス幅計測手段 4 周期計測手段 5 クロック発振部 6 変化量算出手段 7 変化量調整手段 8 操作量出力手段 9 発振器 10 パルス発生器 11 パルス幅比較器 12 モータ 13 ポテンショメータ 14 単安定マルチバイブレータ F1,F2,F3 フリップフロップ S1,S3,S4 減算器 S2 加算器 CNT1,CNT2,CNT3,CNT4 カウンタ R1,R2,R3,R4,R5 レジスタ G1,G2,G3,G4,G5,G6,G7 ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−46885(JP,A) 特開 平2−46189(JP,A) 実開 平6−55698(JP,U) 実開 平3−91094(JP,U) 実開 平3−94099(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 3/00 - 3/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一定の周期を有しパルスの時間幅を制御
    情報とする操作信号に基づいてサーボモータを駆動する
    ラジオコントロール用のサーボモータ制御装置であっ
    て、 前記操作信号のパルス幅を計測するパルス幅計測手段
    と、 前記操作信号の周期を計測する周期計測手段と、 前記パルス幅計測手段によって計測されたパルス幅の変
    化量を算出する変化量算出手段と、 一定時間毎に操作量出力を要求する要求信号を出力する
    発振器と、 前記変化量算出手段によって算出された変化量と前記周
    期計測手段による周期が入力され、各周期内で経過時間
    に応じて変化量を案分することにより徐々に変化が生じ
    るように変化量を調整する変化量調整手段と、 前記発振器より要求信号が出力される毎に前記変化量調
    整手段により調整された変化量をパルス幅計測手段で計
    測されたパルス幅より減じて新たな操作信号として出力
    する操作量出力手段と、前記操作量出力手段により出力される新たな操作量に対
    応した回転角度となるように前記サーボモータを制御す
    るサーボモータ制御部と、 を有することを特徴とするラ
    ジオコントロール用のサーボモータ制御装置。
JP01935396A 1996-01-09 1996-01-09 サーボモータ制御装置 Expired - Fee Related JP3412730B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01935396A JP3412730B2 (ja) 1996-01-09 1996-01-09 サーボモータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01935396A JP3412730B2 (ja) 1996-01-09 1996-01-09 サーボモータ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09187578A JPH09187578A (ja) 1997-07-22
JP3412730B2 true JP3412730B2 (ja) 2003-06-03

Family

ID=11997025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01935396A Expired - Fee Related JP3412730B2 (ja) 1996-01-09 1996-01-09 サーボモータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3412730B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5774952B2 (ja) 2011-09-22 2015-09-09 双葉電子工業株式会社 モータ制御回路及び該回路を実装したサーボ装置
CN110142965B (zh) 2019-05-17 2021-07-27 珠海赛纳三维科技有限公司 伺服电机驱动电路及3d打印装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0572836A (ja) * 1991-09-12 1993-03-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP3182542B2 (ja) * 1993-03-27 2001-07-03 豊田工機株式会社 ロボット制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09187578A (ja) 1997-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4486693A (en) Motor velocity control
JP2720584B2 (ja) サーボシステムの同調位相制御装置
JP3412730B2 (ja) サーボモータ制御装置
JPH0253218B2 (ja)
US4638225A (en) Method and apparatus therefor in motor speed control
JPH06276773A (ja) 駆動制御方法及び駆動制御装置
JP2596065B2 (ja) ねじ締め装置
JPS5923196B2 (ja) デイジタルサ−ボ方式
JPH06301423A (ja) 多軸の制御システム
JPH0716555B2 (ja) ミシン制御装置
JPH08261798A (ja) 針式表示装置
JPS59117482A (ja) モ−タ制御装置
JPH0379457B2 (ja)
JP3530246B2 (ja) デジタル信号出力装置
JPH10268939A (ja) Dcモータ位置制御回路及びその方法
KR920006163B1 (ko) 전류 제어형 디지탈 위치 제어방법
EP0099977A1 (en) Digital servo system for motor control
JPH01268476A (ja) 自動調整回路
KR890004079Y1 (ko) 직류서어보 모터의 미세속도 제어회로
JP2758201B2 (ja) シリアルプリンタのサーボモータ駆動制御方法
JPH01222679A (ja) モータの速度制御方法
KR900011231Y1 (ko) 피이드 포워드 루우프를 갖는 위치제어 회로
JPH0199495A (ja) ステッピングモータの駆動装置
SU1495966A1 (ru) Цифровой электропривод
JPH0366484A (ja) 電子ビーム溶接機のフィラメント電流の簡易自動校正装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees