JP3412695B2 - ポリビニルピリジンn−オキシドの製造 - Google Patents

ポリビニルピリジンn−オキシドの製造

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、酸の存在下に、7より小さいpH値で、ポリ
ビニルピリジンを過酸化水素の水溶液で酸化することに
より、ポリビニルピリジンN−オキシドを製造する方法
に関する。
英国特許(GB−A)第1097450号明細書には、溶剤と
しての氷酢酸中、50℃で、過酸化水素の30%濃度の水溶
液を用いて、ポリ−2−ビニルピリジンを酸化すること
による、ポリビニルピリジンN−オキシドを製造するこ
とが記載されている。このような方法の工業的実施は、
ポリビニルピリジンN−オキシドから使用カルボン酸を
分離することが問題が多く、この製造の間に爆発可能
で、特別な安全措置を伴ってのみ取り扱いできる不安定
な過酸が形成されるので、困難を伴う。N−オキシドの
製造時におけるペルオキシ酢酸の使用時の問題に関して
は、米国特許(US−A)第3047579号、35−50行を参照
されたし。そこには、水溶液中での三級芳香族アミンと
過酸化水素との反応でのN−オキシドの形成は、工業的
製造のためには不適切である程度にゆっくり行われるこ
とも記載されている。
米国特許第3047579号によれば、三級アミンは氷酢酸
中又は水溶液中の過酸化水素で、触媒量の周期律表第5
b、6b、7b及び8族の酸形成性元素の存在下で、酸化さ
れる。
工業的に満足しうるビニルピリジン単位を含有するポ
リマーを酸化する方法を提供することが、本発明一つの
課題である。
この課題は、この酸化を、付加的に、触媒としての周
期律表第5b、6b、7b及び8族の元素の酸化物又は酸又は
これらの酸の塩の存在で実施するか、又はこの酸化を、
溶剤としての少なくとも二塩基性のカルボン酸又はモノ
エチレン性不飽和カルボン酸のポリマーの40〜80重量%
水溶液中で、触媒の存在又は不存在下に実施する際に、
ポリビニルピリジンを酸の存在下に過酸化水素の水溶液
で酸化することによるポリビニルピリジンN−オキシド
の製造で達成されることが判明した。タングステン、モ
リブデン又はバナジウムから誘導された酸化物、酸又は
塩が触媒として有利に使用される。
本発明の方法により、ビニルピリジンのホモ−及びコ
ポリマーの双方を酸化することが可能である。ビニル基
は、ピリジン環の2、3又は4位に存在しうる。これら
のモノマーからのホモ−及びコポリマーの製造は、文献
中に公知である。ビニルピリジンのコポリマーは、少な
くとも5重量%のビニルピリジン単位を含有する。好適
なコモノマーは、ビニルピリジンと共重合可能な全ての
モノエチレン性不飽和モノマーである:例えばビニルエ
ステル、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル及び酪
酸ビニル、スチレン、α−メチルスチレン、ジビニルベ
ンゼン、モノエチレン性不飽和カルボン酸、例えば、ア
クリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、シ
トラコン酸及びクロトン酸、モノエチレン性不飽和カル
ボン酸の無水物、例えば、無水マレイン酸又は無水イタ
コン酸、モノエチレン性不飽和カルボン酸とC1〜C6−ア
ルコールとのエステル、N−ビニルピロリドン、N−ビ
ニル−カプロラクタム、N−ビニルイミダゾール、N−
ビニルホルムアミド、N−メチル−N−ビニルアセタミ
ド、N−ビニルアセタミド及び4級化された塩基性ビニ
ル化合物、例えば、N−ビニル−N−メチルイミダゾー
ル及びアルキル基中の炭素原子数1〜12とN−アルキル
ビニルピリジン。
4−ビニルピリジンのポリマーを酸化するのが有利で
ある。全てのポリビニルピリジンは、本発明の方法で相
応するN−オキシドに変換されうる。これは、低分子量
の及び高分子量のポリビニルピリジンの双方に適用され
る。好適なポリビニルピリジンは、8〜350のK値を有
する。1000〜300000の分子量を有するポリビニルピリジ
ンが有利に使用される。このようなポリマーは、10〜10
0のK値を有する(H.Fikentscherの方法で、25℃、エタ
ノール中の1%濃度溶液で測定)。本発明の方法で使用
される過酸化水素水溶液は、5〜90%、有利に20〜60重
量%の過酸化水素濃度を有する。
この酸化は、酸の存在下に行う。無機酸例えば、硫酸
又は燐酸又は有機酸、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン
酸、椰子油脂肪酸、ステアリン酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸及び/又はアルキルスルホ
ン酸を使用することができる。
ポリビニルピリジンの文献公知の酸化は、水含有率15
重量%以下及び酢酸含有率50重量%以上の酢酸/過酸化
水素溶液中で行われるが、本発明の方法のための反応媒
体中の水含有率は、少なくとも20、有利には少なくとも
25重量%である。前記一塩基性のカルボン酸は別とし
て、好適なカルボン酸は、少なくとも二塩基性のカルボ
ン酸、例えば、シュウ酸、琥珀酸、C1〜C18−アルキル
琥珀酸及びアルケニル琥珀酸、グルタール酸、アジピン
酸、フタル酸、テレフタル酸、酒石酸及びクエン酸であ
る。有効な場合には、遊離の酸の代わりにカルボン酸の
無水物を使用することも可能である。
酸として、モノエチレン性不飽和カルボン酸のポリマ
ー、例えば、ポリマレイン酸、ポリアクリル酸、ポリメ
タクリル酸、アクリル酸とメタクリル酸とのコポリマ
ー、アクリル酸とマレイン酸とコポリマー、アクリル酸
とイタコン酸とのコポリマー及びメタクリル酸とマレイ
ン酸とのコポリマーの水溶液も好適である。このコポリ
マーは、前記コモノマーを任意の所望割合で含有しう
る。モノエチレン性不飽和カルボン酸のホモ−及びコポ
リマーは公知である。好適なポリマーの分子量は、5000
0までであり得る。10000までの分子量のホモ−及びコポ
リマーを使用するのが有利である。ポリマー性のカルボ
ン酸を使用する場合には、ポリカルボン酸とポリビニル
ピリジン又はポリビニルピリジンN−オキシドとの部分
的又は完全に不溶性の錯体が形成しうる。しかしなが
ら、このような錯体の沈殿は、反応混合物のpH値を4以
上に高めることにより、完全に又は部分的に阻止するこ
とができる。しかしながら、ポリマー/ポリマー錯体は
懸濁液中で酸化するもともできる。
本発明による方法でのポリビニルピリジンの酸化は、
酸化の開始時の反応混合物中の水含有率が少なくとも25
重量%で行うのが有利である。反応混合物中の水含有率
は、常に反応の開始時の含有率に関連する。酸化剤とし
て使用される過酸化水素の濃度に依存して、酸化の間の
水含有率に関連して濃度は変わる。この反応の開始時
に、通常60重量%を越えてはならない。反応混合物中の
例えば1〜50重量%の範囲での酸の低濃度で、本発明に
よる酸化を、触媒としての周期律表第5b、6b、7b及び8
族の元素の酸化物又は酸又はこれらの酸の塩の存在で実
施する。有利な触媒は、タングステン、モリブデン又は
バナジウムから誘導された酸化物、酸又は塩である。こ
の型の触媒及びそれらの作用様式は、先に挙げた米国特
許(US−A)第3047579号明細書の第4欄に記載されて
いる。ここに記載のように、周期律表第6族の酸形成性
元素の酸のヘテロポリ形も触媒として使用される。簡単
な用語で記載すると、ペルオキシ化合物は、その場で、
過酸化水素及び好適な触媒から形成され、不安定であ
り、真の酸化剤である。有利に使用される触媒は、タン
グステン酸ナトリウム、リンタングステン酸、タングス
テン酸及び相応するモリブデン誘導体、例えば、モリブ
デン酸ナトリウム、リンモリブデン酸又はこれらの混合
物である。触媒は、触媒中の遷移金属として計算して、
ポリマーに対して0.005〜20、有利に0.05〜2重量%の
量で使用される。多くの場合に、触媒0.1〜1重量%の
量で充分である。
酸化は、原則的に、酸の不存在でも実施できる。しか
しながら、酸の存在下に酸化が実施される方法が有利で
ある。それというのも、次いで、ビニルピリジン単位を
有するポリマーは、部分的に又はむしろ完全に水性反応
媒体中に溶解するからである。酸化されるべきポリビニ
ルピリジンが水中に不溶である場合には、このポリマー
を水性反応媒体中に懸濁させる。ポリマーの酸化が進行
するにつれて、これは、部分的に又は完全に反応媒体中
に溶ける。
触媒の存在における酸化と匹敵しうる酸化度(degree
of oxidation)及び反応率が、ポリビニルピリジン
の酸化が、溶剤としての少なくとも二塩基性のカルボン
酸の40〜80重量%水溶液の形で又はモノエチレン性不飽
和カルボン酸のポリマーの同じ濃度の水溶液中で実施さ
れるこの方法の変更において達成される。特に好適な少
なくとも二塩基性のカルボン酸は、クエン酸及び飽和脂
肪族C2〜C12−ジカルボン酸である。酸化が、過酸化水
素が添加される40〜80重量%反応水溶液で開始する場合
に、ポリビニルピリジンの比較的高い酸化度及び適当な
反応速度が達成される。これは、酸化を少なくとも二塩
基性のカルボン酸又はモノエチレン性不飽和カルボン酸
のポリマーの55〜75重量%水溶液中で実施される場合の
特別な場合である。しかしながら、周期律表第5b、6b、
7b及び8族の元素の酸化物又は酸又はこれら酸の塩をベ
ースとする前記の触媒は、溶剤として少なくとも二塩基
性カルボン酸又はモノエチレン性不飽和カルボン酸のポ
リマーの水溶液の40〜80重量%溶液の形で反応を実施す
る場合にも使用できる。この場合に、酸化度及び酸化反
応の速度上昇がさらに増大する。酸化は、タングステン
酸ナトリウム、リンタングステン酸、タングステン酸又
は相応するモリブデン誘導体0.1〜1重量%の存在で行
うのが有利である。
この酸化は、20〜140、有利に50〜120℃で実施する。
100℃より高い温度で、反応は、圧力容器中で、高めら
れた圧力で行われる。反応混合物中のポリマー濃度は、
5〜70重量%であってよく、通例、20〜50重量%であ
る。本発明による方法は、有利に1000〜300000の分子量
及び8〜80のK値(H.Fikenischerの方法で、5%濃度
の塩化ナトリウム溶液中、ポリマー濃度1重量%で測
定)を有するポリビニルピリジンN−オキシドを生じ
る。本発明によるこの方法で使用されるポリビニルピリ
ジンは、100まで有利に50〜98%酸化される。酸化度
は、例えば、赤外線スペクトル(KBrデイスク)で、内
部標準を用い、1478−1494cm-1でのN−O振動の定量的
分析により測定できる。
本発明により製造されたビニルピリジンの酸化された
ホモ−及びコポリマーは、例えば珪粉症の治療剤として
好適である。
実施例中に記載のK値は、H.Fikentscherの方法(Cel
lulose−Chemie、13(1932)58−64及び71−74)で、5
%濃度の塩化ナトリウム水溶液中、ポリマー濃度1重量
%及び25℃で測定した。他の溶剤を使用した場合には、
これをその例中に指摘する。
例1 水150g、4−ビニルピリジン90g及びK値90(1%濃
度の水溶液中で測定)を有するポリビニルピロリドン1.
8gを、撹拌しながら枝付きフラスコ中で溶かし、窒素気
下に80℃に加熱した。この温度に達したら直ちに、水50
g中の4,4'−アゾビス(4−シアノペンタノイック酸)
1.4gをこの混合物に1時間かかって滴加した。混合物を
この温度で4時間撹拌し、次いで、60℃まで冷却した。
この温度で、酢酸65gを添加し、この混合物を均質溶液
が得られるまで撹拌した。改めて80℃まで加熱の後に、
この混合物に濃硫酸1.63ml及び1%濃度のリンタングス
テン酸水溶液4.5mlを添加し、引き続き50%濃度の過酸
化水素溶液を6時間かかって滴加した。この温度で更に
2時間の後に、この溶液を1.5時間水蒸気蒸留させ、引
き続き、凍結乾燥させた。このポリマーは、48.3のK値
を有した。酸化度は87%であった。
例2 K値24.0(エタノール中1%濃度溶液として測定)を
有するポリ−4−ビニルピリジン28.5gを氷酢酸21.5g中
に溶かし、水64ml中のタングステン酸0.14gの溶液に添
加した。この溶液を80℃に加熱し、50%濃度の過酸化水
素27.7gを80℃で1時間かかって秤量導入した。更に80
℃で4時間反応を継続させ、次いで、残留過酸化水素の
分解のために、活性炭上のパラジウム200mgを加え、4
時間撹拌し続けた。濾過の後に、生成物を凍結乾燥させ
た。酸化度は92%であり、K値(5%NaCl溶液中の1%
濃度溶液として測定)は25.9であった。
例3 K値24.0(エタノール中の1%濃度溶液として測定)
を有するポリ−4−ビニルピリジン28.5gを氷酢酸21.5g
中に溶かし、水64ml中のモリブデン酸0.14gの溶液に添
加した。この溶液を80℃に加熱し、50%濃度の過酸化水
素27.7gを80℃で1時間かかって秤量導入した。更に80
℃で4時間反応を継続させ、次いで、活性炭上の5%パ
ラジウム50mgを添加し、4時間撹拌を続けた。濾過の後
に、生成物を凍結乾燥させた。酸化度は84%、K値(5
%濃度NaCl溶液中の1%濃度溶液として測定)は25.1で
あった。
例4 K値24.0(エタノール中1%濃度溶液として測定)を
有するポリ−4−ビニルピリジン28.05gを氷酢酸21.5g
中に溶かし、水64ml中のリンモリブデン酸0.14gの溶液
に添加した。この溶液を80℃に加熱し、50%濃度の過酸
化水素27.7gを80℃で1時間に渡り秤量導入した。更に8
0℃で4時間反応を継続させ、次いで、活性炭上の5%
パラジウム5mgを添加し、4時間撹拌し続けた。濾過の
後に、生成物を凍結乾燥させた。酸化度は84%、K値
(5%濃度NaCl溶液中の1%濃度溶液として測定)は2
5.0であった。
例5 K値30.7(エタノール中1%濃度溶液として測定)を
有するポリ−4−ビニルピリジン100gを水133ml中に懸
濁させ、115℃(浴温)でクエン酸1水和物267.0gを1
時間かかって少量ずつ添加することにより溶解させた。
この溶液に、濃硫酸3mlを添加し、115℃(浴)で1時間
かかって30%濃度の過酸化水素126.4gを秤量導入した。
次いで、反応を115℃で3時間継続させた。生じた溶液
を特性化のために凍結乾燥させた。酸化度は57%、K値
(5%濃度NaCl溶液中、1%濃度溶液として測定)は2
8.9であった。
例6 K値24.0(エタノール中濃度溶液として測定)を有す
るポリ−4−ビニルピリジン240gを、90〜100℃で、水1
36g中のクエン酸24gの溶液と懸濁させ、ポリマーの大部
分を溶解させた。リンタングステン酸2.4gを添加し、か
つ80〜85℃で50%濃度の過酸化水素233gを3時間にわた
り秤量導入し、この間にポリマーを完全に溶解させた。
この溶液を80〜85℃で4時間保持した。引き続き、活性
炭上の5%パラジウム50mgを添加し、混合物を80〜85℃
で更に2時間激しく撹拌した。この溶液を濾過し、特性
化のために凍結乾燥させた。酸化度は76%、K値(5%
濃度NaCl中の1%濃度溶液として測定)は22.3であっ
た。
例7 ポリ−4−ビニルピリジンの酸化の際の過酸化物消費の
速度論 水/酢酸媒体中での過酸化水をを用いるポリビニルピ
リジンの酸化の速度を、80度での種々の量の触媒で、引
き続くヨードメトリーによる時間に応じた酸化剤含分の
減少により調査した。ヨードメトリーによる残留過酸化
水素含有率の測定は、Jander,Jahr and Knoll,Massan
alyse,W.de Gruyter Verlag,Berlin,1973,92−121頁
に記載のように、沃素を添加し、放出される沃素をチオ
スルフェート溶液に対して滴定することにより行った。
表中の結果から、リンタングステン酸の量の増加に伴い
反応速度が増加することが明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デテリング,ユルゲン ドイツ連邦共和国 D―67117 リンブ ルガーホーフ アルベルト―アインシュ タイン―アレー 11 (56)参考文献 特開 平5−168919(JP,A) 特表 平8−503246(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 8/00 - 8/50

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸の存在下に、過酸化水素の水溶液を用い
    てポリビニルピリジンを酸化することによりポリビニル
    ピリジン−N−オキシドを製造する場合に、この酸化
    を、付加的に、触媒としての周期律表第5b、6b、7b及び
    8族の元素の酸化物又は酸又はこれらの酸の塩の存在で
    実施するか、又はこの酸化を、溶剤としての、少なくと
    も二塩基性のカルボン酸又はモノエチレン性不飽和カル
    ボン酸のポリマーの40〜80重量%水溶液中で、触媒の存
    在又は不存在下に実施することを特徴とする、ポリビニ
    ルピリジン−N−オキシドの製法。
  2. 【請求項2】触媒として、タングステン、モリブデン又
    はバナジウムから誘導された酸化物、酸又は塩を使用す
    る、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】酸化を、少なくとも二塩基性のカルボン酸
    又はモノエチレン性不飽和カルボン酸のポリマーの55〜
    75重量%水溶液中で実施する、請求項1又は2に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】酸化を、クエン酸及び/又は飽和脂肪族C2
    〜C12−ジカルボン酸の水溶液中で実施する、請求項1
    から3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】酸化を、タングステン酸ナトリウム、リン
    タングステン酸、タングステン酸、モリブデン酸ナトリ
    ウム、リンモリブデン酸、モリブデン酸又はこれらの混
    合物0.1〜1重量%の存在で実施する、請求項4に記載
    の方法。
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